JPH11327237A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH11327237A
JPH11327237A JP10135599A JP13559998A JPH11327237A JP H11327237 A JPH11327237 A JP H11327237A JP 10135599 A JP10135599 A JP 10135599A JP 13559998 A JP13559998 A JP 13559998A JP H11327237 A JPH11327237 A JP H11327237A
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JP
Japan
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image forming
main body
image
forming apparatus
apparatus main
Prior art date
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Application number
JP10135599A
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English (en)
Inventor
Masato Kobayashi
正人 小林
Yasuta Tanaka
康太 田中
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10135599A priority Critical patent/JPH11327237A/ja
Publication of JPH11327237A publication Critical patent/JPH11327237A/ja
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 装置本体の作業面に設けられるカバーや
自動原稿送り装置等が、装置本体の非作業面より外側に
突出することがなく、画像形成装置を壁に密着させて配
置することが可能であり、設置スペースを可能な限り小
さくすることができる画像形成装置を提供することを課
題とする。 【解決手段】 画像形成装置に対して外部から作業を行
うための作業部を、画像形成装置本体の上面、正面及び
左右いずれか一方の側面からなる作業面に集約して配置
するとともに、前記画像形成装置本体の背面及び左右い
ずれか他方の側面を非作業面とし、前記画像形成装置の
作業面に設けられた作業対象物を操作したときに、前記
作業対象物がその一部とも、前記画像形成装置本体の非
作業面側の最外側端を含み、かつ非作業面に平行な最外
非作業面より外側に侵入しないように構成して課題を解
決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
やプリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に
関し、詳しくは画像形成装置の背面や側面を壁に密着さ
せて設置可能であり、作業スペースをも含めた設置スペ
ースを小さくすることが可能な画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記電子写真複写機やプリン
タ等の画像形成装置においては、オフィス等で複写やプ
リント処理などされるドキュメントの量の増加や、文字
以外に写真等のイメージをも含むドキュメントの種類の
多様化などに伴って、高速化や高画質化、並びにデジタ
ル化等が求められてきている。また、上記電子写真複写
機やプリンタ等の画像形成装置においては、装置そのも
のを小型化する努力も払われてきている。
【0003】ところで、複写やプリント処理されるドキ
ュメントの量が多く、かつ種類の多様なオフィス等にお
いては、ある程度処理能力の高い複写機やプリンタ等が
使用されるが、処理能力がある程度高い複写機やプリン
タ等は、装置そのものが比較的大型となる。かかる比較
的大型の複写機やプリンタ等の画像形成装置は、設置ス
ペース等の関係からオフィス内のデスクに近い場所には
設置することができず、オフィス内のデスクから離れた
専用のスペースに設置されるのが一般的であった。
【0004】しかし、近年のパーソナルコンピュータ等
の普及、及び複写機やプリンタ等のデジタル化に伴い、
複写機やプリンタ等の画像形成装置は、オフィスのデス
ク上に設置されるパーソナルコンピュータ等のプリンタ
としても、広く使用されるようになってきており、処理
能力がある程度高い複写機やプリンタ等の画像形成装置
であっても、オフィス等のデスクの近傍に設置可能なも
のが強く求められてきている。
【0005】このように、上記複写機やプリンタ等の画
像形成装置においては、高速化や高画質化、並びにデジ
タル化等の機能面からの要求、及び装置の小型化等の形
態面からの要求に加えて、オフィス等のデスクの近傍に
設置可能であるなどの設置する場所や設置スペース等か
らの要求をも考慮して設計することが、近年強く求めら
れてきている。また、複写機やプリンタ等の画像形成装
置をオフィス等のデスクの近傍に設置する場合には、賃
貸オフィスの賃料の高騰などによって、設置スペースそ
のものを可能な限り小さくすることが要求されてきてい
る。
【0006】例えば、デジタル方式の白黒複写機の場合
には、図40に示すように、装置本体200の内部に、
サイズの異なる用紙を収容した複数の給紙カセット20
1、202、203、204を配置して、これらの給紙
カセット201、202、203、204のいずれかか
ら所定のサイズの用紙205を、給紙搬送路206を介
して給紙することにより、この用紙205上にトナー像
を転写・定着し、片面複写の場合には、用紙205をそ
のまま機外に設けられた排出トレイ207上に排出する
ように構成されている。また、上記デジタル複写機にお
いて、用紙205の両面に画像を複写する場合には、片
面に画像が形成された用紙205を、そのまま機外の排
出トレイ207上に排出せずに、用紙205の搬送経路
を下方に切り換え、反転搬送路208及び中間トレイ2
09を介して、用紙205の表裏を反転した状態で、今
度は用紙205の裏面に画像を転写・定着した後に、用
紙205を機外の排出トレイ207上に排出するように
構成されている。さらに、上記デジタル複写機では、内
部に収納された給紙カセット201、202、203、
204以外にも、外部の手差しトレイ210からOHP
シートやトレーシングペーパー等を手で給紙することに
より、種類の異なる記録媒体に対しても画像を複写する
ことが可能となっている。また、上記デジタル複写機の
上端部には、図示しない原稿をプラテンガラス211上
に自動的に搬送する自動原稿送り装置212が設けられ
ており、当該自動原稿送り装置212によって自動的に
搬送される図示しない原稿の画像を、画像読み取り装置
213によって読み取るように構成されている。この自
動原稿送り装置212は、プラテンガラス211上に原
稿を1枚ずつ載置可能とするため、装置本体200奥側
の支点を中心にして開閉自在に取り付けられている。
【0007】このように、上記デジタル複写機は、図4
0に示すように、装置本体200の内部に、サイズの異
なる用紙を収容した複数の給紙カセット201、20
2、203、204を配置することにより、これらの給
紙カセット201〜204が装置本体200の外部に突
出するのを防止し、装置の小型化を図っている。また、
上記デジタル複写機は、反転搬送路208及び中間トレ
イ209を備えており、これらの反転搬送路208及び
中間トレイ209を介して、片面に画像が複写された転
写用紙205を連続的に搬送することにより、高速に両
面複写を行うことが可能となっている。さらに、上記デ
ジタル複写機は、画像読み取り装置213を備えてお
り、図示しない原稿の画像を画像読み取り装置213に
よって読み取ることにより、原稿の画像をデジタル信号
として入力可能となっているとともに、入力された画像
信号に所定の画像処理を施すことにより、文字画像は勿
論のこと、写真等の中間調画像をも高画質に複写乃至プ
リントすることが可能となっている。
【0008】一方、デジタル方式のカラー複写機として
は、図41に示すように、装置本体220の内部に、サ
イズの異なる用紙を収容した複数の給紙カセット22
1、222、223を配置し、これらの給紙カセット2
21、222、223のいずれかから所定のサイズの用
紙224を給紙搬送路225を介して給紙して、転写ド
ラム226の外周に吸着した状態で一旦保持し、この転
写ドラム226上に保持された用紙224に、イエロー
・マゼンタ・シアン・黒色の4つの現像器227Y、2
27M、227C、227Kを備えたロータリー現像装
置227によって、感光体ドラム228上に順次現像さ
れるイエロー・マゼンタ・シアン・黒の4色のトナー像
を多重転写し、この4色のトナー像が順次転写された用
紙224を、転写ドラム226から分離した後定着し
て、装置本体220の外部に設けられた排出トレイ22
9上に排出し、カラー画像を形成するように構成されて
いる。また、上記デジタルカラー複写機は、装置本体2
20の右側面に手差しトレイ230を備えており、この
手差しトレイ230からOHPシートやトレーシングペ
ーパー等を給紙することにより、種類の異なる記録媒体
に対してもカラー画像を複写することが可能となってい
る。さらに、上記デジタル複写機の内部には、その装置
本体220の上端部に、プラテンガラス231上に載置
された原稿232の画像を読み取る画像読み取り装置2
33を備えており、原稿232のカラー画像を画像読み
取り装置233によって読み取ることにより、原稿23
2のカラー画像をデジタル信号として入力可能となって
いるとともに、入力されたカラー画像信号に所定の画像
処理を施すことにより、文字画像は勿論のこと、カラー
写真等の中間調画像をも高画質に複写乃至プリントする
ことが可能となっている。
【0009】このように、上記デジタルカラー複写機
は、図41に示すように、前述した白黒のデジタル複写
機と同様に、装置本体220の内部に、サイズの異なる
用紙を収容した複数の給紙カセット221、222、2
23を配置することにより、これらの給紙カセット22
1〜223が装置本体220の外部に突出するのを防止
し、装置を小型化を図っている。また、上記デジタルカ
ラー複写機は、画像読み取り装置233を備えており、
原稿232の画像を画像読み取り装置233によって読
み取ることにより、デジタル信号として画像情報を入力
するとともに、所定の画像処理を施すことにより、文字
画像は勿論のこと、カラー写真等の中間調のカラー画像
をも高画質に複写乃至プリントすることが可能となって
いる。
【0010】しかし、上記白黒のデジタル複写機の場合
には、図40に示すように、装置本体200の上端部に
自動原稿送り装置212を備えており、この自動原稿送
り装置212は、図42に示すように、当該自動原稿送
り装置212を使用せずに、プラテンガラス211上に
図示しない原稿を1枚ずつ手で載置する場合、装置本体
200奥側の支点を中心にして、装置本体200の背面
側に開閉自在となっている。また、上記自動原稿送り装
置212は、原稿の詰まりが発生した場合に、詰まった
原稿を取り除くための原稿除去カバー212aが、図4
3に示すように、装置本体200の左側面200aより
外側に開くように設けられている。さらに、上記デジタ
ル複写機は、図40に示すように、その左側面200a
から外側に排出トレイ207が、その右側面200bか
ら外側に手差しトレイ210がそれぞれ突出していると
ともに、同じく右側面200bの内部には、用紙の給紙
搬送路206が、左側面200aの内部には、用紙の反
転搬送路208がそれぞれ設けられており、これら左右
両側面200a、200bには、紙詰まりした用紙を除
去するために用紙除去カバー214、215が開閉自在
に設けられている。また、上記デジタル複写機の装置本
体200には、図44に示すように、フロントカバー2
16が手前側に開閉自在に装着されており、このフロン
トカバー216を開いてトナーの補給や紙詰まりした用
紙の除去等を行うようになっている。
【0011】そのため、上記デジタル複写機の場合に
は、図42及び図43に示すように、自動原稿送り装置
212を開いた状態や、詰まった原稿や用紙を除去する
際に、当該自動原稿送り装置212の原稿除去カバー2
12aや、左右の用紙除去カバ−214、215が装置
本体200の背面200cや左右両側面200a、20
0b側に突出する。また、上記デジタル複写機の場合に
は、図44に示すように、フロントカバー216そのも
のは手前側に開くものの、当該フロントカバー216を
開く際に、図45に示すように、装置本体200の左右
両側面200a、200bに手を差し込む必要があり、
装置本体200と壁面との間にスペースが必要となる。
そのため、上記デジタル複写機の場合には、いずれにし
ても、その背面200c側及び両側面200a、200
b側を壁に近接して配置することができず、設置スペー
スが装置本体200自体の面積よりも大幅に大きくなる
という問題点があった。
【0012】また、上記カラーのデジタル複写機の場合
には、図41に示すように、同じく、装置本体220の
左側面220aに排紙トレイ229が突出しているとと
もに、その右側面220bには、手差しトレイ230
や、給紙搬送路225に詰まった用紙を除去するための
用紙除去カバー234が突出するようになっている。ま
た、上記デジタルカラー複写機の場合には、図46に示
すように、装置本体220の正面にフロントドア235
が、当該装置本体220の右側の端部を支点として開閉
自在に設けられている。
【0013】そのため、上記デジタルカラー複写機の場
合には、図46に示すように、白黒の複写機と同様、装
置本体220自体を小型化する努力は払われているが、
実際の操作時には手差しによる用紙補給や紙詰まり処理
を、装置本体220の左右両側面220a、220bか
ら行う必要があり、またフロントドアを235を開くと
右側面220bよりも外側へ飛び出すので、実質の専有
面積は装置本体220の2倍程度必要であって、設置ス
ペースが装置本体220自体の面積よりも大幅に大きく
なるという問題点を有していた。
【0014】そこで、かかる問題点を解決し、画像形成
装置の設置スペースを小さくすることを目的とした技術
としては、例えば、特開平5−207210号公報に開
示されているように、いわゆる胴内排紙タイプの画像形
成装置が提案されており、排紙トレイが装置本体の側面
より突出するのを回避する構成となっている。
【0015】更に説明すると、この特開平5−2072
10号公報に係る画像形成装置は、画像形成装置をコン
パクトに形成しかつその設置の自由度を増やして省スペ
ース化を図る目的で、シート上に画像を形成する作像エ
ンジンと、前記作像エンジンで画像を形成されたシート
を排出するシート排出手段と、前記シート排出手段によ
り排出されたシートを積載するシート積載部を前記作像
エンジンの上方に形成する作像エンジン筐体と、前記シ
ート積載部の上方に空間を隔てて配置され、原稿画像情
報を電気信号に変換して前記作像エンジンに供給するス
キャナ手段と、前記スキャナ手段を前記シート積載部の
上方に空間を隔てて支持する支持手段とを有するように
構成したものである。
【0016】しかし、上記特開平5−207210号公
報に係る画像形成装置の場合には、いわゆる胴内排紙タ
イプであるため、排紙トレイの飛び出しをなくすことが
できるものの、紙詰まりが発生した場合には、装置本体
の両側面にそれぞれ設けられる給紙及び排紙系の用紙除
去カバーを開閉する必要があるため、装置本体の両側面
を壁に近接して配置することができないという問題点が
あった。また、仮に、画像形成装置を壁に近接した配置
した場合には、紙詰まりが発生するたびに、当該画像形
成装置を設置場所より手前側に引き出して紙詰まり除去
カバーを露出させなければならず、作業が非常に煩雑で
あり、実質上は、装置を壁に近接した位置に配置するこ
とは不可能であるといわざるを得ない。
【0017】また、特開平8−339101号公報に
は、上記の如き画像形成装置を壁に近接して配置した場
合に、当該画像形成装置を手前側に引き出す作業を容易
とする技術が、既に提案されている。
【0018】この特開平8−339101号公報に係る
画像形成装置は、作像部とその上方のスキャナ部の間に
コピー用紙を排出できる装置であって、奥まった小スペ
ースに配置可能にもかかわらず、移動の際には操作性に
優れた画像形成装置を提供することを目的とし、用紙に
画像情報を形成する作像部と、当該作像部を内包する装
置筐体と、当該装置筐体の上方に空間を隔てて配設され
ており、オリジナル画像情報を読み取り当該情報を電気
信号に変換して前記作像部に供給するスキャナ部と、当
該スキャナ部を装置筐体上方に空間を隔てて支持する支
持部とを備えてなる画像形成装置において、前記支持部
に装置手前から把持しやすいようにハンドル部が形成さ
れているように構成したものである。
【0019】しかし、上記特開平8−339101号公
報に係る画像形成装置の場合にも、前記特開平5−20
7210号公報と同様に、紙詰まりが発生するたびに、
装置を手前側に引き出して紙詰まり除去カバーを露出さ
せる必要があることに変わりがなく、依然として作業が
非常に煩雑であるばかりか、予め移動スペースを確保す
る必要があり、実質上は、装置を壁に近接した配置する
ことは不可能であるという問題点を有していた。
【0020】そこで、本出願人は、かかる問題点を解決
し、装置を部屋のコーナーに設置する際に、その背面及
び左右何れか一方の側面を部屋のコーナーの壁際に隣接
して設置可能とした画像形成装置を提供するため、特開
平9−134050号公報に開示された発明を既に提案
している。この特開平9−134050号公報では、画
像形成装置の背面および左右いずれかの側面を非作業面
とする構成を提案し、壁に隣接して設置可能とすること
を実現して、実質的なの専有面積を小さくすることを可
能にしている。
【0021】更に説明すると、上記特開平9−1340
50号公報に係る画像形成装置は、画像担持体上に画像
を形成する画像形成手段を備え、この画像形成手段で形
成された画像を担持した画像担持体を装置外部に排出す
る画像形成装置において、上記画像形成装置に対してそ
の装置外部から作業を行うための全ての作業部を装置の
上面、正面及び左右いずれかの一方の側面からなる3つ
の作業面に集約して配置し、装置の背面及び左右いずれ
かの他方の側面を非作業面とするように構成したもので
ある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記本出願人の提案に係る特開平9−1340
50号公報の画像形成装置の場合には、装置本体の非作
業面に紙詰まりした用紙や原稿の除去、あるいは原稿交
換のために開閉される自動原稿送り装置が無いものの、
作業面にあるカバーや自動原稿送り装置を開いた際に、
それらのカバーや自動原稿送り装置の一部が非作業面と
している面より外側に飛び出してしまうため、画像形成
装置を壁に密着させて配置することができず、実際に
は、画像形成装置と壁面との間に余裕をみて数10cm
の間隙を開けて設置することが多く、設置スペースの減
少にも限界があるという問題点があった。
【0023】また、上記従来の複写機やプリンタ等の画
像形成装置の場合には、当該画像形成装置に電力を供給
するための電源コードが、装置本体の背面や側面から外
部に引き出されるようになっている。そのため、上記画
像形成装置の場合には、装置本体の背面や側面から外部
に引き出される電源コードも、画像形成装置を壁に密着
させて配置する際の支障となっており、この点からも装
置の設置スペースの減少にも限界があるという問題点が
あった。
【0024】かかる画像形成装置本体の背面や側面から
外部に延出する電源コードが、装置を壁に密着させる際
の妨げになるという問題点に対しては、特開平9−16
4743号公報に開示されているごとく、装置の背面お
よび両側面に段差部を設け、電源コードが通る隙間を設
けることが既に提案されている。
【0025】この特開平9−164734号公報に係る
画像形成装置は、装置後背面及び(又は)装置側面を壁
などにぴったりつけて設置することを可能として占有面
積を減少させた画像形成装置を提供することを目的と
し、電源コードを機外へ延出させた画像形成装置におい
て、前記電源コードをその支持部において略鉛直方向に
支持するとともに、装置後背面及び両側面に段差部を設
け、該段差部以下の部分の装置面積を段差部以上の部分
よりも小面積とし、前記電源コードを機外へ延出させる
コード出口を前記段差部以下の小面積部に設けるように
構成したものである。
【0026】しかし、上記特開平9−164734号公
報に係る画像形成装置の場合には、画像形成装置の背面
および両側面に段差部を設ける必要があるため、装置の
下部が細くなり、重心が高くなって不安定となったり、
外観デザインに影響すること及び設置面積に対して装置
の体積を有効に使用することができないなどの問題点が
あった。
【0027】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、装置本体の作業面に設けられるカバーや自
動原稿送り装置等が、装置本体の非作業面より外側に突
出することがなく、画像形成装置を壁に密着させて配置
することが可能であり、設置スペースを可能な限り小さ
くすることができる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0028】また、この発明の他の目的とするところ
は、装置の背面や両側面に段差部を設ることなく、電源
コードが装置の背面や側面から外部に延出するのを防止
することができ、電源コードが支障となることなく壁に
密着させて配置することが可能な画像形成装置を提供す
ることにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を形成
する画像形成手段と、この画像形成手段によって画像が
形成された記録媒体を画像形成装置本体の外部に排出す
る画像形成装置において、前記画像形成装置に対して外
部から作業を行うための作業部を、画像形成装置本体の
上面、正面及び左右いずれか一方の側面からなる作業面
に集約して配置するとともに、前記画像形成装置本体の
背面及び左右いずれか他方の側面を非作業面とし、前記
画像形成装置の作業面に設けられた作業対象物を操作し
たときに、前記作業対象物がその一部とも、前記画像形
成装置本体の非作業面側の最外側端を含み、かつ非作業
面に平行な最外非作業面より外側に侵入しないように構
成したものである。
【0030】上記作業対象物としては、例えば、画像形
成装置本体の作業面で正面に設けられ、トナー補給や紙
詰まりした記録媒体を除去する際に開閉するフロントド
アーが、これに該当する。また、上記作業対象物として
は、例えば、画像形成装置本体の上面に開閉自在に設け
られる自動原稿送り装置や、当該自動原稿送り装置の詰
まった原稿を除去する際に開閉する原稿除去カバーが、
これに該当する。
【0031】かかる請求項1に記載の発明においては、
画像形成装置の作業面に設けられた作業対象物を操作し
たときに、前記作業対象物がその一部とも、前記画像形
成装置本体の非作業面側の最外側端を含み、かつ非作業
面に平行な最外非作業面より外側に侵入しないように構
成されているので、作業対象物を操作した場合でも、当
該作業対象物がその一部とも、前記画像形成装置の最外
非作業面より外側に突出することがなく、画像形成装置
を部屋の壁面に密着させて設置することが可能となる。
【0032】また、請求項2に記載の発明は、画像形成
装置に電源コードを介して電力を供給する電力供給部
を、画像形成装置本体の非作業面の下端部に設けられた
凹所内に配置するとともに、前記画像形成装置本体の底
面に、電力供給部に接続された電源コードを床面側に延
出させる切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項第
1項に記載の画像形成装置である。
【0033】かかる請求項2に記載の発明においては、
画像形成装置に電源コードを介して電力を供給する電力
供給部を、画像形成装置本体の非作業面の下端部に設け
られた凹所内に配置するとともに、前記画像形成装置本
体の底面に、電力供給部に接続された電源コードを床面
側に延出させる切り欠き部を設けるように構成されてい
るので、画像形成装置に電力を供給する電源コードは、
前記画像形成装置本体の底面に設けられた切り欠き部を
介して、画像形成装置本体の床面側に延出させることが
でき、画像形成装置に電力を供給する電源コードが、前
記画像形成装置の最外非作業面より外側に突出すること
がなく、画像形成装置を部屋の壁面に密着させて設置す
ることが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0035】実施の形態1 図1乃至図5はこの発明の実施の形態1に係る画像形成
装置としての白黒のデジタル複写機を示すものである。
【0036】このデジタル複写機は、図3に示すよう
に、その装置本体1の外観形状が直方体状に形成されて
おり、この装置本体1は、図1及び図2に示すように、
その上面1a、正面1b及び右側面1cが、外部から複
写機に対して種々の作業を行うための作業部が配置され
た作業面となっている。また、上記デジタル複写機の装
置本体1は、図4及び図5に示すように、その左側面1
d及び背面1eが、外部から複写機に対して作業を行わ
ない非作業面となっている。
【0037】上記デジタル複写機は、図6に示すよう
に、大別して、外観形状が直方体状に形成された装置本
体1と、この装置本体1内の上部に配置された画像入力
装置(Image Input Terminal)2
と、当該装置本体1の内部に配設された画像形成手段と
しての画像出力装置(Image Output Te
rminal)3と、装置本体1の上部に開閉自在に配
設された両面送り可能な自動原稿送り装置(Duple
x Auto Document Feeder)4と
から構成されている。
【0038】上記デジタル複写機の装置本体1内の上部
には、上述したように、原稿5の画像を読み取る画像入
力装置2が配置されているとともに、この画像入力装置
2は、原稿5を所定の基準位置に載置した状態で、当該
原稿5の画像を読み取るための第1のプラテンガラス6
と、第1のプラテンガラス6の一端側に配置され、原稿
5を一定の速度で搬送しながら読み取るためのスリット
状の第2のプラテンガラス7とを備えている。また、画
像入力装置2は、第1のプラテンガラス6上に載置され
た原稿5、あるいは、第2のプラテンガラス7上を等速
で送られる原稿5の画像を読み取るため、原稿5を照明
する照明ランプ8と、この照明ランプ8によって照明さ
れた原稿5の反射光像を反射するフルレートミラー9
と、このフルレートミラー9からの光像を折り返すよう
に反射する2枚のハーフレートミラー10、11と、こ
れらのハーフレートミラー10、11によって反射され
た原稿5の光像を、画像読み取り素子としてのCCD
(Charge Coupled Device)13
上に縮小した状態で結像する結像レンズ12とからなる
露光光学系14を備えており、結像レンズ12によって
結像された原稿5の画像をCCD13によって読み取る
ように構成されている。上記露光光学系14を構成する
部材のうち、照明ランプ8とフルレートミラー9は、図
示しない第1のキャリッジに取り付けられているととも
に、2枚のハーフレートミラー10、11は、図示しな
い第2のキャリッジに取り付けられており、これらの照
明ランプ8及びフルレートミラー9が取り付けられた第
1のキャリッジと、2枚のハーフレートミラー10、1
1が取り付けられた第2のキャリッジは、画像露光方式
に応じて、矢印方向に沿って1:1/2の速度比で移動
するか、又は図6に示す位置に停止して、原稿5の画像
を走査露光するようになっている。
【0039】そして、画像入力装置2によって第2のプ
ラテンガラス7上を一定の等速で送られる原稿5の画像
を読み取る際には、図6に示すように、フルレートミラ
ー9が第2のプラテンガラス7直下の画像読み取り位置
に来るように、露光光学系14全体が所定の位置に停止
した状態で、CCD13によって原稿5の画像を読み取
るようになっている。また、上記画像入力装置2によっ
て、第1のプラテンガラス6上に載置された原稿5の画
像を読み取る際には、照明ランプ8及びフルレートミラ
ー9とハーフレートミラー10、11とが、原稿5の下
面に沿って1:1/2の速度比で移動することにより、
CCD13によって原稿5の画像を読み取るようになっ
ている。
【0040】上記デジタル複写機では、画像入力装置2
によって読み取られた原稿5の画像データが、図示しな
い画像処理装置によって必要に応じ所定の画像処理を受
けた後、装置本体1の内部に配置された画像出力装置3
に送られ、この画像出力装置3によって用紙上に画像が
出力される。
【0041】すなわち、上記画像入力装置2によって読
み取られた原稿5の画像データは、必要に応じ図示しな
い画像処理装置によって所定の画像処理が施された後、
画像出力装置3に出力される。この画像出力装置3で
は、画像処理が施された画像データに応じてROS15
(Raster Output Scanner)を動
作させ、このROS15によって感光体ドラム16上に
画像データに応じた画像露光を施し、静電潜像を形成す
る。この感光体ドラム16上に形成された静電潜像は、
現像装置17により現像されてトナー像となった後、こ
のトナー像は、転写装置18によって記録媒体としての
用紙19上に転写される。この用紙19は、装置本体1
内の下部に収容された複数の給紙カセット20、21、
22、23から、ピックアップロールと重送防止用の一
対のロールを含む捌き手段24、25、26、27によ
って、所定サイズの用紙19が一枚ずつ給紙されるとと
もに、複数配置された搬送ロール28a〜28fを備え
た給紙搬送路29を通り、感光体ドラム16手前のプリ
レジストロール30bを介してレジストロール30aま
で一旦搬送されて停止し、このレジストロール30aに
よって感光体ドラム16上に形成されたトナー像と同期
して、感光体ドラム16の表面へと搬送されるようにな
っている。
【0042】感光体ドラム16からトナー像が転写され
た用紙19は、分離装置31によって感光体ドラム16
から分離された後、主搬送経路34に沿って搬送ベルト
32により定着装置33へと搬送され、定着装置33で
熱及び圧力によってトナー像が用紙19上に定着され
て、装置本体1の右側面1cに配置された排出トレイ3
5上に排出され、画像の複写工程を終了する。
【0043】なお、トナー像の転写工程が終了した感光
体ドラム16の表面は、クリーニング装置36によって
残留トナーや紙粉等が除去されて、次の複写工程に備え
るようになっている。
【0044】また、上記デジタル複写機で両面複写を行
う場合には、片面に画像が複写された用紙19を、主搬
送経路34からそのまま排出トレイ35上に排出せず
に、図示しない切り換え手段によって搬送経路を下方に
切り換え、3つのロールが圧接されたトリロール37を
介して、搬送ロール38aを備えた反転搬送路38へと
一旦搬送して停止させ、用紙19の搬送方向を逆転した
後、搬送ロール39a、39bを備えた逆転搬送路3
9、及びレジストロール30aとプリレジストロール3
0bを備えた再方向転換搬送路30cを通って、感光体
ドラム16下部の転写位置へと再度搬送することによ
り、用紙19の裏面に画像を複写した後に、主搬送経路
34を介して両面に画像が複写された用紙19を排出ト
レイ35上に排出するようになっている。
【0045】更に、上記デジタル複写機に装着された自
動原稿送り装置(DADF)4は、図7及び図8に示す
ように、複写すべき複数枚の原稿5を表面を上にした状
態(所謂フェイスアップ)でセットする原稿セットトレ
イ40を備えており、この原稿セットトレイ40上にセ
ットされた複数枚の原稿5は、ナジャーロール41によ
って最上位の原稿5から1toNの順序でピックアップ
されて、フィードロール42及びリタードパッド43へ
と送られる。なお、上記フィードロール42の後端に
は、原稿5のフィード状態を検知する原稿フィードセン
サー44が配置されているが、他にも同じく小さな黒く
塗りつぶされた三角印で表される原稿検知センサーが所
定の位置に配置されている。そして、上記原稿5は、こ
れらのフィードロール42及びリタードパッド43によ
って一枚ずつに捌かれ、湾曲形状に形成された上流側搬
送経路45に沿って、途中に設けられたテイクアウェイ
ロール46及びレジセンサー47を介してレジロール4
8へと搬送され、このレジロール48で一旦停止され
る。その後、上記原稿5は、レジロール48によって所
定のタイミングで第2のプラテンガラス7上の画像読み
取り位置へと一定の速度で搬送される。この原稿5の画
像は、第2のプラテンガラス7上をプラテンロール49
によって一定の速度で搬送される間に、図7に示す位置
に停止した画像入力装置2の露光光学系14を介してC
CD13によって読み取られる。
【0046】その後、第2のプラテンガラス7上の画像
読み取り位置で画像が読み取られた原稿5は、図7に示
すように、略円弧状に形成された下流側搬送経路50の
前端部50aに沿って、3つのロールが互いに圧接する
アウトロール51により、第1の分岐部分52を通過し
て、下流側搬送経路50の後端部50bに配置された排
出ロール53によって、原稿セットトレイ40の下部に
設けられた原稿排出トレイ54上に排出される。
【0047】また、自動原稿送り装置4で原稿5の両面
送りを行う場合には、図7に示すように、片面の画像が
読み取られた原稿5を、排出ロール53によって原稿排
出トレイ54上にそのまま排出せずに、原稿5の後端が
排出ロール53によって挟持されている間に、当該排出
ロール53を逆転させて、原稿5を下流側搬送経路50
の後端部50b及び第1の分岐部分52を介して、今度
は原稿5が3つのロールが互いに圧接するアウトロール
51の上側のロール間を通過するように搬送し、両面用
搬送経路55を通って上流側搬送経路45へと再度搬送
し、原稿5の裏面側が第2のプラテンガラス7上の画像
読み取り位置へと搬送され、露光光学系14を介してC
CD13によって表面の画像が読み取られる。その後、
表裏両面の画像が読み取られた原稿5は、プラテンロー
ル49及びアウトロール51を介して、排出ロール53
によって原稿排出トレイ54上にそのまま排出せずに、
原稿5の後端が排出ロール53によって挟持されている
間に、当該排出ロール53を逆転させて、原稿5を表裏
反転した状態で搬送する図示しない切替手段を介して、
今度はUターン搬送経路56を通って排出ロール57に
より原稿排出トレイ54上に、原稿5の表面を下にした
状態で排出される。尚、図7中、58は第1のプラテン
ガラス6上に載置された原稿5を押圧するスポンジ等の
弾性部材を積層した表面が白色のシート材からなる原稿
押圧部材を示している。
【0048】ところで、この実施の形態1に係る画像形
成装置は、当該画像形成装置に対して外部から作業を行
うための作業部を、画像形成装置本体の上面、正面及び
左右いずれか一方の側面からなる作業面に集約して配置
するとともに、前記画像形成装置本体の背面及び左右い
ずれか他方の側面を非作業面とし、前記画像形成装置の
作業面に設けられた作業対象物を操作したときに、前記
作業対象物がその一部とも、前記画像形成装置本体の非
作業面側の最外側端を含み、かつ非作業面に平行な最外
非作業面より外側に侵入しないように構成されている。
【0049】すなわち、この実施の形態1に係るデジタ
ル複写機の装置本体1は、図1乃至図3に示すように、
前述した如く、その上面1a、正面1b及び右側面1c
が、外部から複写機に対して種々の作業を行うための作
業部が配置された作業面となっている。また、上記デジ
タル複写機本体1は、図4及び図5に示すように、その
背面1d及び左側面1eが、外部から複写機に対して作
業を行わない非作業面となっている。そして、上記デジ
タル複写機は、以下に詳細に説明するように、装置本体
1の非作業面より外側に作業者及び複写機の作業対象物
がその一部とも侵入することなく、すべての作業を実施
可能に構成されている。
【0050】上記デジタル複写機において、その装置本
体1の下部には、図6に示すように、その側面の非作業
面である左側面1d寄りに通常の用紙収容手段である大
サイズ給紙カセット21〜23が配置されていると共
に、その上部に第2の用紙収容手段としての小サイズ給
紙カセット20が配置されており、上記大サイズ給紙カ
セット21〜23と側面の作業面である右側面1cの下
部との間には、これら大サイズ給紙カセット21〜23
から送出される用紙19を略上方に向けて搬送する給紙
搬送路29が形成されている。各給紙カセット21〜2
3及び20では、積載された用紙19の上部に設けられ
た1つのピックアップロールと重送防止用の一対の口ー
ルを合む捌き手段25〜27及び24により、用紙19
を一枚ずつ右側面1c側に送り出し、送り出されたシー
トは、一対のロール28b〜28g及び28aにより給
紙搬送路29及び20aに導かれる。
【0051】上記給紙カセット21〜23及び20とし
ては、図1及び図9に示すように、装置本体1の正面1
bにシートの収容部を引き出すタイプのトレイが用いら
れる。また、大サイズの上段のカセット21及び小サイ
ズのカセット20には、例えば、マルチトレイ技術(広
義)を採用するのが望ましい。即ち、複数種類のシート
群を対応する載置手段に収容し、取出手段が選択された
載置手段に載置されたシート群を順次一枚ずつ送出する
ものを用いるのがよい。その際、取出手段が選択された
載置台の位置に上下、左右に移動して給紙するものとし
ては、特開平4−209138号公報に開示されたもの
があり、給紙ロールに選択された載置台を手動で移動さ
せて給紙するものとしては、特開昭56−117930
号公報に開示されたものがあり、上段に小サイズ載置台
をシートの給送可能位置と不可能位置に後退可能に設
け、下段に大サイズ載置台を設け、給送可能位置による
小サイズの載置台のシートの給紙、給送不可能位置によ
る大サイズの載置台のシートの給紙を行うものが、特開
昭60−22373号公報に開示されている。また、給
紙位置に、選択された載置台を移動させて給紙するもの
としては、本出願人が特開平6−330366号として
出願したものがある。
【0052】なお、例えば、A3、B4等のサイズのシ
ートをカセット21〜23に収容し、一番よく便用する
A4サイズのシートを最上段のカセット20に収容する
ことにより、一番よく便用するシートを短時間で給紙し
て画像を形成することができるので、複数サイズのシー
トに対して、効率よく画像を形成できる。カセット20
としては、A4サイズのシートと共に、葉書を収容する
マルチトレイを用いても良い。こうすることにより、比
較的厚い葉書でも、後述する搬送路20a、30cのS
字状の形成により十分給紙可能である。
【0053】また、上記装置本体1の上部には、図6に
示すように、装置本体1の作業面である右側面1cに記
録済用を外部に排出する排出口59が開口されていると
共に、画像出力装置3と、この画像出力装置3の感光体
ドラム16に相対向して配設される転写装置18及び分
離装置31と、この転写装置18で用紙19上に転写さ
れた未定着トナー像をこの用紙19上に定着させる定着
装置33と、上記転写装置18に供給される用紙19の
供給タイミングを制御するレジスト装置30とが、それ
ぞれ非作業面である左側面1d側からレジスト装置3
0、画像出力装置3と転写装置18、及び定着装置33
の順に配置されている。しかも、上記大サイズ給紙カセ
ット21〜23から給紙搬送路29を経て搬送される用
紙19又は小サイズ給紙カセット20から給紙搬送路2
0aを経て送出される用紙19は、これら用紙19の送
出方向とは略反対方向に方向転換させると共に、再び用
紙送出方向と略同じ方向にレジスト装置30内で方向転
換されながら、当該レジスト装置30内のレジスト位置
に搬送され、次いで転写装置18及び定着装置33を経
て画像が記録された記録済用紙19を、上記排出口59
に搬送する主搬送路34が水平方向に沿って形成されて
いる。
【0054】また、この実施の形態1において、大サイ
ズ給紙カセット21〜23から送出された用紙19を、
装置本体1の排出口59から記録済用紙として排出する
までの用紙搬送路は、大サイズ給紙カセット21〜23
の前に位置してこれら大サイズ給紙カセット21〜23
から略水平方向に送出される用紙19を略上方向に方向
転換させて一対のロールで挟持しつつ搬送する給紙搬送
路29と、この給紙搬送路29を通過した用紙19を大
サイズ給紙カセット21〜23からの用紙送出方向とは
略反対方向に方向転換させて一対のロール28b、28
cにより搬送する逆方向搬送路29aと、この逆方向搬
送路29aを通過した用紙19を大サイズ給紙カセット
21〜23からの用紙送出方向と略同じ方向に再び方向
転換させて転写装置18に搬送する略半円周状の再方向
転換搬送路30cと、転写装置18から定着装置33を
経て排出口59に至る主搬送路34とで構成されてい
る。そして、上記大サイズ給紙カセット21〜23から
用紙送出方向に送出された用紙19が略S字を描くよう
に2回方向転換されたのち、再び用紙送出方向とほぼ同
じ方向に搬送されて画像出力装置3に到達し、そこで所
定の画像が形成された後にそのままほぼ真っ直ぐに定着
装置33を経て装置本体1の排出口59から外部へと搬
送されるように構成されている。
【0055】また、この実施の形態1に係るデジタル複
写機は、上述したように、用紙の表裏両面に画像を形成
する両面複写機能及びフェース反転機能を有しており、
片面側に画像が記録された片面記録済用紙を反転させて
再び画像出力装置3に送り込むか、又は排出口59に排
出するための片面記録済用紙の反転用搬送路38が設け
られている。
【0056】この反転用搬送路38は、上記主搬送路3
4の定着装置33と排出口59との間から下方に分岐し
て、給紙搬送路29と装置本体1の作業面である右側面
1cとの間に下方に延び一対のロール38aを有する搬
送路38bと、この反転搬送路38bに設けられた反転
ローラ38aの上方から分岐して再方向転換搬送路30
cに合流して一対のロール39a、39bを持つ再方向
転換反転搬送路39と、反転搬送路38bのロール38
aの上流で右方向に分岐し、フェースを反転した用紙を
搬出口59ヘトリロール37で排出する搬送路38cと
で構成される。上記定着装置33を通過して片面に定着
画像が転写された片面記録済用紙を主搬送路34から反
転搬送路38b内に導き、その下端まで搬送した後、こ
の片面記録済用紙を略上方向に搬送して再方向転換反転
搬送路39内に導き、次いで用紙送出方向とは略反対方
向に再方向転換搬送路30cまで搬送し、再びレジスト
装置30、画像出力装置3と転写手段18、及び定着装
置33を通過させて主搬送路34に導き、装置本体1の
排出口59から外部に排出させている。
【0057】この実施の形態1において、上記再方向転
換反転搬送路39は、反転搬送路38bの一対の反転ロ
ーラ38a上部で分岐し、主搬送路34の下方に位置す
る逆方向搬送路29aの終端側に向けて斜め下方に傾斜
して合流しており、上記主搬送路34と、この主搬送路
34から分岐した下向搬送路38bの反転ローラ38a
上部で分岐する再方向転換反転搬送路39と、この再方
向転換反転搬送路39がその終端側で合流する逆方向搬
送路29aとが略Z字状に配置され、これによって用紙
の搬送距離が確保されている。
【0058】また、大サイズ給紙カセット21〜23の
上方位置に設けられた小サイズ給紙カセット20から送
出された用紙19は、その用紙19の送出方向とは反対
方向に用紙19の搬送方向を方向転換する方向転換搬送
路20aを経て、上記再方向転換搬送路30cの始端側
に合流するS字状の搬送路でレジスト位置まで搬送され
る。上記搬送路30cと搬送路20aは、略S字状を形
成するように配置されており、少ないスペースで搬送路
の長さを最大にできるので、シートの取り出しからレジ
スト位置までの搬送に必要な距離を最小限に抑えること
が可能となると共に、連続する略S字状のカーブに形成
されているのでジャムを起こしにくくすることができ
る。従って、機能、画像品質及び信頼性を落とすことな
く装置を小型化できる。
【0059】このように、上記デジタル複写機では、記
録媒体としての用紙19の給紙及び排出を、すべて装置
本体1の作業面である右側面1c側で行うことが可能と
なっている。
【0060】また、この実施の形態1に係るデジタル複
写機においては、図6及び図10〜12に示されている
ように、上記転写装置18、定着装置33、レジスト装
置30及び用紙搬送路のうちの大サイズ給紙カセット2
1〜23及び小サイズ給紙カセット20より上方に位置
する部分が、引出しフレーム62に搭載されて引出しユ
ニット61として一体的に構成されており、この引出し
ユニット61は、その幅方向の両端にそれぞれ設けられ
たレール部材63によって、装置本体1に対して引出し
可能に取り付けられている。
【0061】そのため、上記デジタル複写機では、画像
出力装置3の転写装置18、定着装置33、レジスト装
置30及び用紙搬送路の上方に位置する部分において、
用紙19のジャムが発生した場合には、引出しフレーム
62に搭載された引出しユニット61を、装置本体1の
手前側に引き出すことにより、作業面としての装置本体
の正面1b側でジャムが発生した用紙19の除去作業を
行うことが可能となっている。
【0062】上記引出しユニット61に組み込まれた用
紙搬送路の部分の構成を詳細に説明すると、この用紙搬
送路は、図10〜12に示されているように、大サイズ
給紙カセット21〜23及びマルチ給紙カセット20よ
り上方に位置して用紙19を右側面1c側から左側面l
d側に向けて搬送する逆方向搬送路29aと、この逆方
向搬送路29aを通過した用紙19を大サイズ給紙カセ
ット21〜23及び小サイズ給紙カセット20からの用
紙送出方向と略同じ方向に再び方向転換させて転写装置
18に搬送する半円周状の再方向転換搬送路30cと、
転写装置18から定着装置33を経て排出口59に至る
画像形成過程の用紙19を搬送する主搬送路34と、反
転用搬送路38の上方部分38b、及び再方向転換反転
搬送路39とで構成されている。
【0063】さらに、この実施の形態1においては、図
13及び図14に示されているように、画像出力装置3
の定着装置33が、引出しフレーム62に対して着脱可
能なサブユニットとして構成されており、また、レジス
ト装置30は、図示外の半円形状の再方向転換搬送路3
0cと共に引出しフレーム62に対して着脱可能なサブ
ユニットとして構成されている。
【0064】そして、これら引出しユニット61の引出
しフレーム62と装置本体1との間の位置決めは、図1
3及び図14に示されているように、引出しフレーム6
2はリヤフレーム62aとフロントフレーム62bを含
み、このリヤフレーム62aに設けられた2本の位置決
めピン64とフロントフレーム62bに設けられた1本
の位置決めピン64とを、それぞれ装置本体1のリヤ側
に設けた2つの位置決め穴(一方は長穴に形成され、他
方は円形穴に形成されている)65及びフロント側に設
けた1つの位置決め穴(この実施の形態では長穴)65
にそれぞれ嵌合することにより行われている。
【0065】また、定着装置33の位置決めは、図13
及び図14に示されているように、引出しフレーム62
はリヤフレーム62aとフロントフレーム62bを結合
し、定着装置33の支持体台となるプレート62cを合
み、このプレート62cの載置面に上向きに離間して設
けた2本の位置決めピン66に対して定着装置33の底
面にピン66に対応して設けた2つの位置決め穴67を
嵌合すると共に、定着装置33のリヤ側に設けた2本の
位置決めピン68を装置本体1のリヤ側に設けた2つの
位置決め穴(一方は長穴に形成され、他方は円形穴に形
成されている)69に嵌合し、かつ、定着装置33のフ
ロント側に設けた2つの位置決め穴(一方は長穴に形成
され、他方は円形穴に形成されている)70を装置本体
1のフロント側に設けた2本の位置決めピン71に嵌合
して行っており、これによって定着装置33は、装置本
体1に位置決めされた画像出力装置3に対して正確に位
置決めされるようになっている。
【0066】更に、レジスト装置30のサブユニット
は、図13に示されているように、その右下部の正面と
裏面に2個の取付けプレート72aを持ち、更に引出し
フレーム62はリヤフレーム62aとフロントフレーム
62bを結合し、サブユニットの2個の取付けプレート
72bを持つ支持プレート62dを合むものである。こ
れらの取付けプレート72a、72bにより2箇所でビ
ス72により引出しフレーム62に固定されると共に、
そのサブユニットの左上部の正面と裏側に設けられた2
個の切欠73aにより2箇所で引出しフレーム62のリ
ヤフレーム62aとフロントフレーム62bに設けられ
た係止ピン73に調整可能に係止し、これによってレジ
スト装置30の固定位置を微調整できるようになってい
る。
【0067】また、この実施の形態1において、レジス
ト装置30は、図15に示すように、略々半円形状に旋
回する再方向転換搬送路30cの下流側で転写装置18
の直前に配設されるレジストローラ30aと、上記再方
向転換搬送路30cの下流側に設けられ、用紙の先端を
そのレジスト位置のゲート74まで搬送する第1の姿勢
A(図15において、バッフルプレート76が実線で示
された姿勢)とこの用紙にレジスト用ループを形成せし
める第2の姿勢B(図15において、バッフルプレート
76が破線で示された姿勢)をとるバッフル手段30d
と、上記再方向転換搬送路30cの上流側に設けられて
用紙を所定のタイミングで用紙を再方向転換搬送路30
cのループ形成領域75に送り込むプリレジストローラ
30bとで構成されている。ここで、上記バッフル手段
30dは、バッフルプレート76、ソレノイド77及び
レジストセンサ78で構成されており、レジストセンサ
78が用紙の先端の通過を検知した時に、ソレノイド7
7がバッフルプレート76を第2の姿勢Bに移動させ、
また、レジストセンサ78が用紙19の後端が通過した
ことを検知した時に、ソレノイド77がバッフルプレー
ト76を第1の姿勢Aに移動させるようになっている。
なお、上記ゲート74は、画像出力装置3側の動作に同
期して作動するソレノイド79により開閉される。
【0068】更に、この実施の形態においては、図10
及び図16に示すように、引出しユニット61内には、
一対のロール80a、80bからなる反転ロール38a
を駆動する反転用モータ80と再方向転換反転搬送路3
9内の片面記録済用紙を搬送する2つの一対のロール3
9a、39bからなる搬送ローラ81用の駆動モータ8
2とが組み込まれおり、反転用モータ80は、ロール8
0aを駆動してロール80bを回転させることにより、
正回転して片面記録済用紙を反転搬送路38の下方にシ
ート(用紙)を送り込むと共に逆回転してこの片面記録
済用紙を反転させながら再方向転換反転搬送路39内に
送り込む。この再方向転換反転搬送路39内に送り込ま
れた片面記録済用紙はモータ82によりベルトを介して
一対のロール39a、39bの下側のロールが駆動され
上側のロールを回転させることにより、搬送ロール81
で搬送される。
【0069】そして、図16に示すように、引出しユニ
ット61に組み込まれた一対のロール30d、30eか
らなるレジストローラ30aは次のように駆動される。
装置本体1側に搭載されて画像出力装置3の感光体ドラ
ム16その他を駆動する駆動モータ83から引出しユニ
ット61の装着時に装置本体l側に設けられたギア30
1、302を介して係合するギアを軸に持つロール30
dが回転動力をもらい、このロール30dがロール30
eと近傍のロール30fを回転させる。定着装置33の
加熱ローラ33aと加圧ローラ33bは、装置本体1側
に搭載された別の駆動モータ84から装置本体1側に設
けられたギア303と、これに引出しユニット61の装
着時に係合するユニット側に設けられたギア304を介
して係合するギアを軸に持つ加熱ローラ33aが回転動
力をもらい、加圧ローラ33bを回転させる。同様にし
て、定着装置33内で加熱ローラ33aと加圧ローラ3
3bの下流に設けられた一対のロール92の下側のロー
ル93が、軸に持つギアに前記装置本体1側のギア30
3と係合して駆動されて、上側のロール94が回転す
る。転写装置18で転写したシートを分離装置31によ
り感光体ドラム16から分離されたシートを定着装置3
3に運ぶ主搬送路34は、下側に吸引する穴を持つベル
トに互いに捲回されるロール95a、95bを持つ。加
熱ローラ33aの軸に持つギアに係合しユニット61側
に設けられたギア307とギア308を介して、これに
係合するギアを軸に持つロール95bが駆動され、ベル
トを介してロール95aが駆動され、シートを吸引し定
着装置33へ搬送させることができる。プリレジストロ
ーラ30bは、装置本体1側に搭載されたプリレジスト
ローラ30b用の駆動モータ85から装置本体l側に設
けられたギア305、306を介して同様にして係合す
るギアを軸に持つロール30gが駆動されてロール30
hを回転させる。また、逆方向搬送路29a内の用紙を
搬送する搬送ローラ28b、28cに対応するプーリ9
6(309、310)及び片面記録済用紙を反転搬送路
39bに送り込む一対のロールの搬送ローラ97は互い
にタイミングベルト98で巻装されて装置本体1側の駆
動源モータ84からギア89を介して、同様にして、こ
れに係合するギアを軸に持つプーリ96(ロール28c
側プーリ309)が駆動される。この結果、プーリ30
9、310に係合するギアを軸に持つロール28b、2
8cの上側のロールを回転させ、これに連れて下側のロ
ールを回転させる。
【0070】また、この実施の形態1においては、図1
0に示すように、その引出しニット61の引出しフレー
ム62には、転写装置18から定着装置33直前までの
主搬送路34に対応する部分に、定着装置33側を軸と
して旋回可能な可動フレーム62cが取り付けられ、こ
の可動フレーム62cに転写装置18とこの転写装置1
8から定着装置33直前までの主搬送路34を構成する
搬送ベルト32とが搭載されており、引出しユニット6
1を装置本体1側から引き出す際に転写装置18を装置
本体1側の画像出力装置3から離間させて引き出せるよ
うになっている。
【0071】ここで、転写装置18と搬送ベルト32と
を搭載した可動フレーム62cは、図14、図17及び
図18に詳細に示されているように、自由端側にローラ
ー101aを有すると共に基端側が回動軸101bで回
動可能に軸支された支持杆101で所定の位置に支持さ
れており、また、この支持杆101の回動軸101bは
引出しフレーム62のフロントフレーム62b前面にま
で延設され、そこに操作ハンドル102が取り付けられ
ており、この操作ハンドル102により支持杆41を操
作して可動フレーム62cの支持状態を解除し、転写装
置18を画像出力装置3から離間させて引出しユニット
61を引き出すようになっいる。
【0072】そして、再方向転換反転搬送路39内でジ
ャムトラブルが発生した際のジャム除去作業は、この再
方向転換反転搬送路39の上面に一端が軸103aで軸
支された開開部103を設け、図18のように支持杆1
01による可動フレーム62cの支持状態を解除して引
出しユニット61を引き出し、次いで図19に示すよう
に可動フレーム62cの自由端側を上方に持ち上げ、更
に図20に示すように上記開開部103の自由端側を持
ち上げて開放し、再方向転換反転搬送路39内のジャム
処理を行う。
【0073】更に、この引出しユニット61に組み込ま
れた逆方向搬送路29aや反転搬送路39bの上方部分
で発生したジャムトラブルの除去作業については、図1
2に破線で示すように、これら逆方向搬送路29aや反
転搬送路39bに設けられた開閉部104及び105を
開放して行う。このとき、一対のローラ28c、28b
及び95の開閉部104、105部分にあるロールのう
ち、上側のロール、内側ロールをユニット側に固定と
し、下側のロール及び外側のロールを開閉部104、1
05に設ける。この結果、ジャム除去が容易となる。
【0074】更にこの実施例1においては、図21及び
図22に示すように、装置本体1の作業面である右側面
1c側下部に、ジャムした用紙を除去するための用紙除
去作業用のカバー106が設けられており、この用紙除
去カバー106は、カセット前搬送路29で発生したジ
ャムトラブルを解消するための第2開開部106bと、
上記カセット前搬送路29と上記右側面1cとの間に延
びる反転搬送路38bの下部で発生したジャムトラブル
を解消するための第1開閉部106aとからなる二重扉
構造に形成されている。即ち、この用紙除去カバー10
6は、好ましくは次のように構成される。まず、第1開
閉部106aがハウジング1の右側面1cの外側壁面下
部を構成し第2開閉部106bを覆うような形状のカバ
ー部461と、フェース反転又は画面形成面反転すると
きに、一対のロール38aでシートの後端(即ち反転後
の先端)を一時的に挟持して当該シートをぶら下げたと
きシートの下側の通路となるように、反転搬送路38b
のおおよそ下側半分である長さのカバー部461から内
側に立ち上がる、その通路の一方の壁を構成するリブ4
62とを合むものである。また、第2開閉部106b上
は、第1開閉部106aを閉じたときに、リブ462が
入り込むほどの開放部分を持つフレーム106cと、こ
のフレーム106cに正面側と裏面側で取り付けられ一
対のロール28d、28e、28f、28gの外側のロ
ール722、712をそれぞれ持つ4個のサブ組立部4
63〜466とを持つ。時計回りをする外側ロール72
2、712は、二つの搬送路29、38bの通路に出て
おり、好ましくは、サプ組立部463〜466の外側壁
468と、リブ462の端面467とで構成される反転
搬送路38bの通路の入口469からシートの先端を落
とすとき軽く引き込み、シートを引き上げるときに抵抗
の無いように、少なくともその外周は、合成樹脂製のも
のが良い。一方、装置本体1の内壁470とサブ組立部
463〜466の内壁471で構成される用紙搬送路2
9の通路に飛び出す、一対のロール28d、28e、2
8f、28gの内側ロール721、711は、装置本体
1側の対応する箇所に設けられ、搬送路に送り出すよう
に外側のロール722、712との間でシートを挟持し
て反時計回りをすることにより通路の出口472に向か
って上方にシートを搬送し、好ましくは、その外周は、
ゴム等の弾性体がよい。二重扉としての用紙除去カバー
106は、装置本体1の右側面1cの裏面側、即ち奥側
でヒンジ473等で回動自在に装置本体1に取り付けら
れ、好ましくは、第1開閉部106aと第2開閉部10
6bが通常はロックされており、第1開閉部106aを
外側に開いたときに、それにつれて第2開閉部106b
も開き、このロックを外すと、第1開閉部106aと、
第2開閉部106bが分離して開くように構成するのが
よい。
【0075】また、上記デジタル複写機において、装置
本体1の作業面である正面1bの上部には、図1及び図
23に示すように、現像装置17にトナーを補給する作
業を行ったり、用紙搬送路内で用紙19のジャムトラブ
ルが発生した際に、引出しユニット61を装置本体1の
正面1b側に引き出して、ジャムした用紙19を除去す
る作業などを行うため、フロントドアー110が開閉自
在に設けられている。このフロントドアー110は、図
24に示すように、その内面の左側面1d側の端部が、
装置本体1の作業面である正面1bのフロントフレーム
111の左側面1d側の端部に設けられたヒンジ112
に、ベアリング113を介して長尺な回転軸114によ
って回動自在に取り付けられている。また、フロントド
アー110内面の右側面1c側の端部には、当該フロン
トドアー110を閉じた際に、装置本体1の右側面1c
側の端部に、磁気力により固定するためのキャッチマグ
ネット115が取り付けられている。上記フロントドア
ー110は、図23などに示すように、比較的薄く形成
されており、当該フロントドアー110を開閉自在に軸
支する回転軸114は、フロントドアー110の左側面
1d側の端部であって、かつフロントドアー110の表
面近傍に配置されている。また、上記フロントドアー1
10の回転軸114と装置の最外非作業面である装置本
体1の左側面1dとの間隔は、回転軸114とフロント
ドアー110の左側面1d側の端縁110aとの間隔よ
りも、若干大きく設定されており、フロントドアー11
0を開閉する際に、当該フロントドアー110の一部で
も、装置の最外非作業面である装置本体1の左側面1d
より外側に侵入しないように構成されている。さらに、
上記フロントドアー110の内面には、その左側面1d
側の下端部に、当該フロントカバー110の開閉角度を
90度に規制するためのロッド116が、フロントカバ
ー110と装置本体1との間に架設されている。このロ
ッド116の一端は、図25に示すように、フロントド
アー110内面の左側面1d側の下端部に回動自在に取
り付けられているとともに、当該ロッド116の他端
は、装置本体1の左側面1d側の下端部に取り付けられ
たガイド部材117にスライド自在に支持されている。
このロッド116の装置本体1側の端部には、ローラ1
18が回動自在に装着されており、装置本体1側のガイ
ド部材117には、ローラ118を嵌合案した状態で案
内する案内溝119が穿設されている。上記ガイド部材
117の案内溝119は、図25に示すように、略円弧
状に形成されており、この案内溝119は、フロントド
アー110が装置本体1の正面1bに対して90度開い
た状態で停止し、フロントドアー110がそれ以上開か
ないように設定されている。なお、この実施の形態1で
は、上記ガイド部材117には、図26に示すように、
フロントドアー110が装置本体1の正面1bに対して
90度開いた状態で一旦停止するように、ロッド116
の端部に設けられたローラ118を係止する凸部120
が、案内溝119から退避する方向に変位自在に設けら
れており、フロントドアー110を90度以上開く必要
がある場合には、ロッド115のローラ118が凸部1
20を越えるように、作業者がフロントドアー110を
手で開くことにより、110度の角度まで開くことがで
きるように構成されている。
【0076】したがって、上記フロントドアー110
は、通常の状態では装置本体1の正面1bに対して90
度開いた状態で停止し、それ以上開かないように設定さ
れており、このフロントドアー110は、その一部たり
とも装置本体1の最外非作業面である左側面1dより外
側に侵入することなく、現像装置17にトナーを補給す
る作業や、用紙搬送路内で用紙19のジャムトラブルが
発生した際に、引出しユニット61を装置本体1の正面
1b側に引き出して、ジャムした用紙19を除去する作
業などを実施可能となっている。
【0077】さらに、上記デジタル複写機は、図1に示
すように、装置本体1の作業面である上面1aに、自動
原稿送り装置4が開閉自在に設けられており、この自動
原稿送り装置4は、図7に示すように、原稿セットトレ
イ上に載置された原稿を1枚ずつ分離した状態で、画像
入力装置2の第2のプラテンガラス7上に一定の速度で
搬送可能に構成されたものである。上記自動原稿送り装
置4は、図7に示すように、原稿5を搬送する搬送経路
45の曲率半径を小さく設定するとともに、原稿搬送用
のロール41、42、48等を小径にすること等によ
り、装置そのものが薄型に構成されており、従来の装置
に比べて小型化が図られている。また、上記自動原稿送
り装置4は、図27に示すように、その背面側の旋回軸
121を中心にして装置本体1に開閉自在に取り付けら
れており、画像入力装置2の第1のプラテンガラス6上
に原稿5を手で載置する作業を可能としている。
【0078】ところで、この自動原稿送り装置4は、次
に示すように、装置本体1に対して開いた状態でも、そ
の一部とも装置本体1の最外非作業面である背面1eよ
り外側に侵入することが無いように設計されている。
【0079】すなわち、この自動原稿送り装置の背面側
には、図28に示すように、ロール48、49、51等
を回転駆動するための駆動モータ122及び、この駆動
モータ122の回転駆動力をロール48、49、51等
に伝達するためのギア等からなる駆動力伝達系123が
配設されているが、従来の装置では、駆動モータとして
大型のモータを使用していたため、当該自動原稿送り装
置212を開いた状態では、図42に示すように、その
一部が装置本体1の最外非作業面である背面200cよ
り外側に侵入してしまっていた。
【0080】そこで、この実施の形態1では、図28に
示すように、自動原稿送り装置4の駆動モータ122を
小型化して、この駆動モータ122が占めるスペースを
小さくすることにより、自動原稿送り装置4の本体カバ
ー124の背面側の角部125を傾斜させた形状として
いる。この自動原稿送り装置4では、駆動モータ122
を小型化しても所定の駆動力が得られるようにするた
め、当該駆動モータ122を駆動する電流値をアップす
るとともに、駆動モータ122の温昇対策として自冷フ
ァン126を設けている。また、自動原稿送り装置4に
よって原稿5を搬送する際の負荷変動を低減するため
に、駆動系123に設けられる図示しないプーリの振れ
を規制するように構成されている。さらに、駆動モータ
122の振動を吸収するためのダンパー127を薄型化
したり、駆動系123そのものを小さなスペースに凝縮
したり、あるいは負荷を低減するためボールベアリング
を使用したり、正逆切り換えにクラッチを追加する等の
手段が採用されている。
【0081】また、上記自動原稿送り装置4では、プラ
テンガラス6上に原稿5を載置する際に、プラテンガラ
ス6上のレジ(原稿合わせ端)の位置128が視認で
き、操作に支障がない範囲で開閉角度を可能な小さくす
るため、当該自動原稿送り装置4の開閉角度を60度に
設定している。なお、図28中、129は自動原稿送り
装置4の背面側の下端部における旋回中心121の下方
に取り付けられたカウンターバランスを示すものであ
り、自動原稿送り装置4の自重とバランスすることによ
って、当該自動原稿送り装置4の開閉操作を容易とする
ものである。
【0082】このように、上記自動原稿送り装置4は、
駆動モータ122を小型化することにより、本体カバー
124の背面側の角部125を傾斜した形状にすること
が可能となっており、しかも、プラテンガラス7上に原
稿5を載置する作業に支障がなく、しかも開閉角度を可
能な限り小さくすることにより、当該自動原稿送り装置
4を開いた状態でも、図27に示すように、装置本体1
の背面側の角部125が最外非作業面である背面1eよ
り外側に侵入することがなく、装置カバー124の背面
側に設けられた傾斜部125が、背面1eに沿った状態
で停止するように構成されている。
【0083】また、上記自動原稿送り装置4の装置カバ
ー124の上部には、図29に示すように、原稿5の搬
送系でジャムした原稿5を除去可能とするため、略平板
状の原稿詰まり除去カバー130が開閉自在に設けられ
ている。この原稿詰まり除去カバー130は、装置本体
1の最外非作業面である左側面1d側の端部を旋回中心
131として、図29中左側に80度の角度で開くよう
に装着されている。そして、上記原稿詰まり除去カバー
130は、最大に開いた状態でも、その上端部が装置本
体1の最外非作業面である左側面1dから30mm程度
離れるように設定されている。そのため、デジタル複写
機の装置本体1を、図1に示すように、壁面に密着させ
て配置した場合でも、自動原稿送り装置4の原稿搬送系
でジャムが発生した際、原稿詰まり除去カバー130の
先端部を手で把持し、反時計回り方向に80度開くこと
により、図30に示すように、自動原稿送り装置4の原
稿搬送系を露出させ、ジャムした原稿を除去することが
可能となっている。その際、原稿詰まり除去カバー13
0は、最大に開いた状態でも、その上端部が装置本体1
の最外非作業面である左側面1dから30mm程度離れ
るように設定されているので、ジャムした原稿5を除去
する作業を行う最に、原稿詰まり除去カバー130は勿
論のこと、作業者の手や腕等も装置本体1の最外非作業
面である左側面1dより外側に侵入することがないよう
に構成されている。
【0084】また、この実施の形態1では、図4及び図
5に示すように、装置本体1の非作業面である左側面1
d及び背面1eに、装置本体1内に吸気又は換気するた
めの開口部が設けられていない。このデジタル複写機で
は、装置本体1の正面1bに設けられたフロントドアー
110の下端部から外部の新鮮な吸気を内部に取り入
れ、この装置本体1内に導入された空気によって、図3
1及び図32に示すように、定着装置33を冷却した
り、転写装置18や分離装置31から排出されるオゾン
等を、排気ダクト151を介して、一部は、図3に示す
ように、装置本体1の右側面1cに開口された排気口1
52から排出するとともに、そのほとんどは、排気ダク
ト153を介してオゾン除去フィルター154によりオ
ゾンを除去した上で、排気ファン155によって、装置
本体1の底面1fに開口された排気口156より排気す
るように構成されている。
【0085】以上の構成において、この実施の形態1に
係るデジタル複写機の場合には、次のようにして、装置
本体の作業面に設けられるカバーや自動原稿送り装置等
が、装置本体の非作業面より外側に突出することがな
く、デジタル複写機を壁に密着させて配置することが可
能であり、設置スペースを可能な限り減少させることが
できるようになっている。
【0086】すなわち、この実施の形態1に係るデジタ
ル複写機によれば、図1及び2に示すように、その装置
本体1の非作業面である左側面1cと背面1eとを側壁
面Wsと背壁面Wbとにそれぞれ密着させて設置するこ
とができ、このデジタル複写機に対してその外部から行
う必要がある全ての作業、例えば原稿5のセット、装置
の複写モード選択、複写済用紙の取出等の複写操作や、
ジャム発生時の除去作業、画像出力装置3や定着装置3
3の保守点検等のメンテナンス等を、装置本体1の上面
1a、正面1b及び右側面1cからそれぞれ行うことが
できる。
【0087】なお、上で示した例では、装置本体1の右
側面1cを作業面とし、左側面1dを非作業面としてお
り、また、自動原稿送り装置4の原稿5の自動送り方向
をこの右側面1cから左側面1dに向かう方向に一致さ
せ、これによってこのデジタル複写機に対する種々の作
業を右手で操作し易く設計されているが、必要により、
右側面1cを非作業面として左側面1dを作業面とし、
また、自動原稿送り装置4の原稿5の自動送り方向をこ
の左側面1dから右側面1cに向かう方向にし、左手で
操作し易いように構成することもできる。
【0088】実施の形態2図33〜37はこの発明の実
施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一
の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の
形態2では、画像形成装置に電源コードを介して電力を
供給する電力供給部を、画像形成装置本体の非作業面の
下端部に設けられた凹所に配置するとともに、前記画像
形成装置本体の底面に、電力供給部に接続された電源コ
ードを床面側に延出させる切り欠き部を設けるように構
成されている。
【0089】すなわち、この実施の形態2に係るデジタ
ル複写機は、図5に示すように、装置本体1の非作業面
である背面1eの下端部に設けられた凹所131内に、
デジタル複写機に電源コード132を介して電力を供給
する電力供給部としての電源インレット133が設けら
れている。上記装置本体1内の背面部には、図34及び
図35に示すように、その左側面1d寄りに電源ユニッ
ト134が配置されており、この電源ユニット134の
左側面1d側の端部には、図33及び図34に示すよう
に、3本の電極が突出した電源インレット133が取り
付けられている。この電源インレット133は、凹所1
31を形成するフレーム135によって周囲が囲まれて
おり、この凹所131は、装置本体1の背面1e側及び
底面1fのみが開口されていて、装置本体1の内部とは
フレーム135によって隔離されている。上記電源イン
レット133には、図33に示すように、電源コード1
32の基端部に装着された電源プラグ136が嵌合され
ている。なお、電源インレット133には、電源ユニッ
ト134のブレーカー137が接続されている。また、
図33中、140は装置本体1の背面カバーを示してい
る。
【0090】また、デジタル複写機の装置本体1の底面
1fを構成するベースフレーム138には、図33に示
すように、電源インレット133に接続された電源コー
ド132を床面側に延出させる切り欠き部139が、半
円形状に設けられている。図37は、装置本体1の背面
カバー140を取り外した状態を示すものである。
【0091】このように、上記実施の形態2では、デジ
タル複写機に電源コード132を介して電力を供給する
電源インレット133を、装置本体1の非作業面である
背面1eの下端部に設けられた凹所131内に配置する
とともに、前記装置本体1の底面1fに、電源インレッ
ト133に接続された電源コード132を床面F側に延
出させる切り欠き部139を設けるように構成されてい
るので、デジタル複写機に電力を供給する電源コード1
32は、前記装置本体1の底面1fを構成するベースフ
レーム138に設けられた切り欠き部139を介して、
装置本体1の床面F側に延出させることができ、デジタ
ル複写機に電力を供給する電源コード132が、前記デ
ジタル複写機のの最外非作業面である背面1eより外側
に突出することがなく、デジタル複写機を部屋の壁面に
密着させて設置することが可能となる。
【0092】この実施の形態2では、装置本体1のベー
スフレーム138の一部139を切り欠いて又は凹ませ
て、そこから電源ケーブル132を底面1fに向けて延
出させ、電源ケーブル132を床面Fとデジタル複写機
の底面1fとの隙間を通すので、デジタル複写機の装置
本体1に特別な凹みを設ける必要がない。また、デジタ
ル複写機は、移動時に電源インレット133から電源プ
ラグ132を外すので、電源ケーブル132が床面Fに
擦れることはない。
【0093】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0094】実施の形態3 図38はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態3では、デジタル複写機のフ
ロントドアー110が、装置本体1の左側面1d側に設
けられた回転軸を中心にして、その右側面側が開閉する
のではなく、装置本体1の右側面1c側に設けられた回
転軸を中心にして、その左側面側が開閉するように構成
されている。この実施の形態3では、フロントドアー1
10の開閉側が、非作業面である左側面1d側に位置す
るため、装置本体1の左側面1dを壁Wsに密着させて
配置した場合でも、作業者が手を入れてフロントドアー
110の開閉作業を行うことができるように、当該フロ
ントドアー110の開閉側の端部と、非作業面である左
側面1dとの間には、30mm程度の隙間が設定されて
いる。
【0095】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0096】実施の形態4 図39はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態4では、最外非作業面が、装
置本体の非作業面そのものではなく、画像形成装置本体
の非作業面側に、薄い箱型形状の画像処理ユニット14
0が取り付けられており、画像形成装置の最外非作業面
が、画像形成装置本体1の非作業面である左側面1d側
の最外側端に位置する画像処理ユニット140の端部1
41を含み、かつ非作業面1dに平行な面142となっ
ている。
【0097】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0098】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、非作
業面を有する画像形成装置において、作業面にある原稿
送り装置やカバー等の作業対象物を操作したときに、非
作業面に作業対象物が突出することがないので、画像形
成装置の非操作面を壁に密着させて設置することがで
き、設置スペースが小さくできる。
【0099】また、画像形成装置に電力を供給する電源
コードを、画像形成装置の底面から底面へ向けて延出し
たので、やはり画像形成装置の非作業面を壁に密着させ
て設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジタル複写機を示す設置状態の正面図
である。
【図2】 図2はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジタル複写機を示す設置状態の平面図
である。
【図3】 図3はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジタル複写機を示す外観斜視図であ
る。
【図4】 図4はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジタル複写機を示す左側面図である。
【図5】 図5はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジタル複写機を示す背面図である。
【図6】 図6はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジタル複写機を示す構成図である。
【図7】 図7は自動原稿送り装置を示す構成図であ
る。
【図8】 図8は自動原稿送り装置を示す要部構成図で
ある。
【図9】 図9はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジタル複写機を示す自動原稿送り装置
や給紙カセット等を開いた状態を示す右側面図である。
【図10】 図10は画像出力装置を示す構成図であ
る。
【図11】 図11は引出しユニットを引き出した状態
を示す斜視図である。
【図12】 図12は引出しユニットを引き出した状態
を示す斜視図である。
【図13】 図13は引出しユニットを示す分解斜視図
である。
【図14】 図14は引出しユニットを示す分解斜視図
である。
【図15】 図15はレジスト部を示す構成図である。
【図16】 図16は画像出力装置を示す構成図であ
る。
【図17】 図17は引出しユニットを引出す状態を示
す構成図である。
【図18】 図18は引出しユニットを引出す状態を示
す構成図である。
【図19】 図19は引出しユニットを引出す状態を示
す構成図である。
【図20】 図20は引出しユニットを引出す状態を示
す構成図である。
【図21】 図21は紙詰まり除去カバーを示す構成図
である。
【図22】 図22は紙詰まり除去カバーを開いた状態
を示す構成図である。
【図23】 図23はこの発明に係る画像形成装置の一
実施の形態としてのデジタル複写機を示す設置状態の平
面図である。
【図24】 図24はフロントドアの取り付け状態を示
す分解斜視図である。
【図25】 図25はフロントドアの開閉機構を示す構
成図である。
【図26】 図26はフロントドアを案内するガイド部
材を示す構成図である。
【図27】 図27は自動原稿送り装置を示す構成図で
ある。
【図28】 図28は自動原稿送り装置の要部を示す構
成図である。
【図29】 図29は自動原稿送り装置のカバーを開い
た状態を示す構成図である。
【図30】 図30は自動原稿送り装置のカバーを開い
た状態を示す要部構成図である。
【図31】 図31はデジタル複写機の排気装置を示す
構成図である。
【図32】 図32はデジタル複写機の排気装置を示す
構成図である。
【図33】 図33は電源ユニットを示す構成図であ
る。
【図34】 図34は電源ユニットを示す構成図であ
る。
【図35】 図35は電源ユニットを示す構成図であ
る。
【図36】 図36はベースフレームの上面を示す構成
図である。
【図37】 図37は電源コードの接続状態を示す斜視
図である。
【図38】 図38はこの発明の実施の形態2に係るデ
ジタル複写機のフロントドアを示す構成図である。
【図39】 図39はこの発明の実施の形態3に係るデ
ジタル複写機を示す設置状態の正面図である。
【図40】 図40は従来のデジタル複写機を示す構成
図である。
【図41】 図41は従来のデジタル複写機を示す構成
図である。
【図42】 図42は自動原稿送り装置を示す構成図で
ある。
【図43】 図43は自動原稿送り装置のカバーを開い
た状態を示す構成図である。
【図44】 図44は従来のデジタル複写機のフロント
カバーを開いた状態を示す構成図である。
【図45】 図45は従来のデジタル複写機のフロント
カバーを開いた状態を示す構成図である。
【図46】 図46は従来のデジタル複写機の設置状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1:デジタル複写機の装置本体、1a:上面(作業
面)、1b:正面(作業面)、1c:右側面(作業
面)、1d:左側面(非作業面)、1e:背面(非作業
面)、4:自動原稿送り装置(作業対象物)、106:
用紙除去作業用のカバー(作業対象物)、110:フロ
ントドア(作業対象物)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成する画像形成手段
    と、この画像形成手段によって画像が形成された記録媒
    体を画像形成装置本体の外部に排出する画像形成装置に
    おいて、 前記画像形成装置に対して外部から作業を行うための作
    業部を、画像形成装置本体の上面、正面及び左右いずれ
    か一方の側面からなる作業面に集約して配置するととも
    に、前記画像形成装置本体の背面及び左右いずれか他方
    の側面を非作業面とし、前記画像形成装置の作業面に設
    けられた作業対象物を操作したときに、前記作業対象物
    がその一部とも、前記画像形成装置本体の非作業面側の
    最外側端を含み、かつ非作業面に平行な最外非作業面よ
    り外側に侵入しないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置に電源コードを介して電力
    を供給する電力供給部を、画像形成装置本体の非作業面
    の下端部に設けられた凹所に配置するとともに、前記画
    像形成装置本体の底面に、電力供給部に接続された電源
    コードを床面側に延出させる切り欠き部を設けたことを
    特徴とする請求項第1項に記載の画像形成装置。
JP10135599A 1998-05-18 1998-05-18 画像形成装置 Pending JPH11327237A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005308853A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006251552A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 筐体構造及び電子写真方式の画像形成装置
JP2008020852A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2010197895A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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Effective date: 20041124