JPH11327222A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11327222A
JPH11327222A JP10124435A JP12443598A JPH11327222A JP H11327222 A JPH11327222 A JP H11327222A JP 10124435 A JP10124435 A JP 10124435A JP 12443598 A JP12443598 A JP 12443598A JP H11327222 A JPH11327222 A JP H11327222A
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JP
Japan
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toner
roller
image
layer thickness
developing
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Application number
JP10124435A
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English (en)
Inventor
Hideki Yasuda
秀樹 安田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な画像の安定性および制御性を有する画
像形成装置を得る。 【解決手段】 静電潜像が形成される感光体ベルト1
と、トナーを用いて感光体ベルト1上に形成された静電
潜像の現像を行う現像ローラ15と、現像ローラ15に
一定のバイアス電圧を印加する第1のバイアス電源18
と、現像ローラ15にトナーを供給するトナー供給ロー
ラ14と、現像ローラ15のトナー層厚を規制する層厚
規制ローラ16と、印加電圧レベルが可変とされ、層厚
規制ローラ16にバイアス電圧を印加する第2のバイア
ス電源19と、現像ローラ15により供給されるトナー
のトナー濃度を検出する濃度センサとを備え、第2のバ
イアス電源19により印加される層厚規制ローラ16の
バイアス電圧を調整して濃度センサに検出されたトナー
濃度を所定の範囲内に制御する画像形成装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子複写機、レーザ
ビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の構造は、たとえば
次のようなものである。
【0003】すなわち、静電潜像の形成される感光体ベ
ルトは、たとえば3つの感光体ベルト支持搬送ローラに
よって水平面を形成するように調帯支持されている。そ
して、駆動モータから駆動される感光体ベルト支持搬送
ローラによって所定の方向に周回動される。
【0004】感光体ベルトの外周面に沿って、ブラック
(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色の負帯電極性のトナーを収納する一成分現
像装置が設けられている。一成分現像装置には、感光体
ベルト上に形成された静電潜像を顕像化する現像ローラ
が設けられている。
【0005】感光体ベルトに圧接して中間転写体ベルト
が設けられている。この中間転写体ベルトはたとえば3
つの中間転写体ベルト支持搬送ローラに支持されて周回
動する。また、中間転写体ベルト上へ感光体ベルト上の
トナー像を転写するため、中間転写ローラが配置されて
いる。さらに、一成分現像装置による現像位置と中間転
写ローラとの間には、現像されたトナー像を中間転写体
ベルトに転写する前における感光体ベルトの表面電位を
落とす転写前除電器が配置されている。そして、中間転
写体ベルト上のトナー濃度を検出するため、中間転写体
ベルトの近傍には濃度センサが配置されている。
【0006】ここで、従来のガンマ補正について説明す
る。図4は従来におけるガンマ補正の手順を示すフロー
チャートである。
【0007】なお、ガンマ補正とは、外部環境の変化や
経時変化による画像濃度、階調再現性、色再現性等の変
動の補正のことである。
【0008】従来のガンマ補正は、画像形成装置の電源
をオンし(ステップS30)、印刷を開始する前に、ま
ずブラックのトナーの収容された一成分現像装置の現像
ローラのバイアス電圧を変化させ(ステップS31)、
中間転写体ベルト上に印字を行なってそのトナー濃度の
検出を行う(ステップS32)。
【0009】そして、検出されたトナー濃度が目標の範
囲内であるかどうかを判断し(ステップS33)、範囲
外である場合にはステップS31に戻る。そして、現像
ローラのバイアス電圧値を変化させてトナー濃度が目標
値になるまでこの動作を繰り返す。
【0010】ステップS33でブラックのトナー濃度が
目標とする範囲内となった場合には、続いて、このよう
な濃度調整動作をシアン、マゼンタ、イエローのトナー
に対しても行なう(ステップS34〜ステップS4
2)。
【0011】そして、全色に対する濃度補正を行った
後、本来の印字動作を実行する(ステップS43)。
【0012】また、ユーザの指示などにより画像濃度や
色調の変更を行う際も、予め現像ローラに印加するバイ
アス電圧値と各色の用紙上トナー濃度の関係を求めたテ
ーブルを作成しておき、それを基にバイアス電圧値を変
化することにより行う。
【0013】このように、従来の画像形成装置でのガン
マ補正は、現像ローラに印加するバイアス電圧値を変化
させて用紙上のトナー濃度を制御するものである。そし
て、このような技術は、現像ローラ上のトナー層厚の範
囲内で感光体への現像量を変化させるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の技術では、外部環境の変化や経時変化により現
像ローラのトナー層厚そのものが減少してしまった場合
には、現像ローラに印加するバイアス電圧値をいくら増
加させても用紙上におけるトナー濃度の回復は見込めな
い。すると、画像濃度安定性、階調再現性、色再現性と
いった画像の安定性が損なわれてしまう。
【0015】また、ユーザが画像濃度の変更を行う際、
特に高濃度の画像を得にくい。さらに、ユーザが色調の
変更を行う際も、同様に色表現の範囲が広くとれない。
これらに加えて、各色のトナー特性の違いから、各色の
現像ローラ上のトナー層厚が一致しないため、希望の画
像が得られない。すると、画像濃度および色調などの画
像の制御性が悪化することになる。
【0016】そこで、本発明は、良好な画像の安定性を
有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、良好な画像の制御性を有
する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される像
担持体と、トナーを用いて像担持体上に形成された静電
潜像の現像を行う現像ローラと、現像ローラに一定のバ
イアス電圧を印加する第1のバイアス電源と、現像ロー
ラにトナーを供給するトナー供給ローラと、現像ローラ
のトナー層厚を規制する層厚規制ローラと、印加電圧レ
ベルが可変とされ、層厚規制ローラにバイアス電圧を印
加する第2のバイアス電源と、現像ローラにより供給さ
れるトナーのトナー濃度を検出する濃度検出手段とを備
え、第2のバイアス電源により印加される層厚規制ロー
ラのバイアス電圧を調整して濃度検出手段に検出された
トナー濃度を所定の範囲内に制御する構成としたもので
ある。
【0019】これにより、良好な画像の安定性を得るこ
とが可能になる。また、本発明の画像形成装置は、前述
の画像形成装置において、現像ローラが、相互に異なる
色のトナーに対応して複数設けられているものである。
【0020】これにより、良好な画像の制御性を得るこ
とが可能になる。さらに、本発明の画像形成装置は、静
電潜像が形成される像担持体と、相互に異なる色のトナ
ーに対応して複数設けられ、トナーを用いて像担持体上
に形成された静電潜像の現像を行う現像ローラと、現像
ローラに一定のバイアス電圧を印加する第1のバイアス
電源と、現像ローラにトナーを供給するトナー供給ロー
ラと、現像ローラのトナー層厚を規制する層厚規制ロー
ラと、印加電圧レベルが可変とされ、層厚規制ローラに
バイアス電圧を印加する第2のバイアス電源とを備え、
第2のバイアス電源により印加される層厚規制ローラの
バイアス電圧の初期値を調整して各色の現像ローラ上の
トナー層厚を一致させる構成としたものである。
【0021】これにより、色調が崩れることのない良好
な画像を得ることが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、静電潜像が形成される像担持体と、トナーを用いて
像担持体上に形成された静電潜像の現像を行う現像ロー
ラと、現像ローラに一定のバイアス電圧を印加する第1
のバイアス電源と、現像ローラにトナーを供給するトナ
ー供給ローラと、現像ローラのトナー層厚を規制する層
厚規制ローラと、印加電圧レベルが可変とされ、層厚規
制ローラにバイアス電圧を印加する第2のバイアス電源
と、現像ローラにより供給されるトナーのトナー濃度を
検出する濃度検出手段とを備え、第2のバイアス電源に
より印加される層厚規制ローラのバイアス電圧を調整し
て濃度検出手段に検出されたトナー濃度を所定の範囲内
に制御することを特徴とする画像形成装置であり、層厚
規制ローラのバイアス電圧を調整してトナー濃度を制御
しているので、良好な画像の安定性を得ることが可能に
なるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、現像ローラは、相互に異なる色
のトナーに対応して複数設けられていることを特徴とす
る請求項1記載の画像形成装置であり、層厚規制ローラ
のバイアス電圧を調整してトナー濃度を制御しているの
で、良好な画像の制御性を得ることが可能になるという
作用を有する。
【0024】本発明の請求項3に記載の発明は、静電潜
像が形成される像担持体と、相互に異なる色のトナーに
対応して複数設けられ、トナーを用いて像担持体上に形
成された静電潜像の現像を行う現像ローラと、現像ロー
ラに一定のバイアス電圧を印加する第1のバイアス電源
と、現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラ
と、現像ローラのトナー層厚を規制する層厚規制ローラ
と、印加電圧レベルが可変とされ、層厚規制ローラにバ
イアス電圧を印加する第2のバイアス電源とを備え、第
2のバイアス電源により印加される層厚規制ローラのバ
イアス電圧の初期値を調整して各色の現像ローラ上のト
ナー層厚を一致させることを特徴とする画像形成装置で
あり、色調が崩れることのない良好な画像を得ることが
可能になるという作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0026】図1は本発明の一実施の形態による画像形
成装置の断面図、図2は図1の画像形成装置における感
光体ベルト周辺の構成を示した説明図、図3は図1の画
像形成装置におけるガンマ補正の手順を示すフローチャ
ートである。
【0027】図1において、有機光導電体(OPC)等
の感光性受容層が薄膜状に塗布された感光体ベルト(像
担持体)1は、3本の感光体ベルト支持搬送ローラ2・
3・4によって一辺の水平面を形成するように調帯支持
されており、駆動モータ(図示せず)によって、感光体
ベルト支持搬送ローラ2、3に沿って矢印A方向に周回
動される。感光体ベルト1の上部にはその外周面に沿っ
て、ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色の負帯電極性のトナーを収
納する一成分現像装置5B、5Y、5M、5Cが設けら
れている。
【0028】感光体ベルト1の下部には、感光体クリー
ニング装置6、除電器7、帯電器8があり、更にその下
にレーザビーム発生器9が設けられている。
【0029】帯電器8は、タングステンワイヤ等からな
る帯電線10と、金属板からなるシールド板11、グリ
ッド板12によって構成されている。そして、帯電線1
0へ高電圧を印加することによって帯電線10がコロナ
放電を起こし、グリッド板12を介して感光体ベルト1
が一様に帯電される。13はレーザビーム発生器9から
発射される画像データのレーザ光線である。レーザプリ
ンタとした本実施の形態では、このレーザ光線13は、
ホストコンピュータ(図示せず)からの信号により制御
され、感光体ベルト1上に複数の所定のカラー成分の中
の特定の成分にそれぞれ対応する複数の静電潜像を形成
する。
【0030】各色の一成分現像装置5B、5Y、5M、
5Cは、装置本体に設けられた所定の収納部にそれぞれ
等間隔かつ着脱自在に横一列(水平方向)に配置され、
各々の一成分現像装置の内部は、収容されたトナーの種
別を除き同様の構成にされている。
【0031】トナーを現像ローラ15の表面に補給する
ため、トナー供給ローラ14が設けられている。このト
ナー供給ローラ14はステンレス等の金属を基材として
その外周面上にウレタン、シリコン等の発泡体等の弾性
体からなる導電性層が層状に形成され、一成分現像装置
5Bの両端に回転自在に軸支されて図示する場合には反
時計回りに回転駆動されている。なお、トナー供給ロー
ラ14は現像ローラ15と所定の食い込み量を持たせら
れ、トナーへの摩擦による帯電量の安定化が図られてい
る。現像ローラ15は、ステンレス等の金属を基材とし
てその外周面上にウレタン、シリコン等の導電性弾性体
が層状に形成され、一成分現像装置5Bの両端に回転自
在に軸支され反時計回りに回転駆動されている。
【0032】現像ローラ15には、この現像ローラ15
と接した状態で同方向に回転して現像ローラ15に供給
されたトナーの層厚を所定の厚みに規制するステンレス
製の層厚規制ローラ16が設けられている。層厚規制ロ
ーラ16には、この層厚規制ローラ16に付着したトナ
ーを掻き取るためのステンレス製の薄板からなるスクレ
ーパ17が層厚規制ローラ16に接して取り付けられて
いる。そして、図2に示すように、現像ローラ15、層
厚規制ローラ16およびトナー供給ローラ14には、バ
イアス電圧を印加するための第1のバイアス電源18、
第2のバイアス電源19および第3のバイアス電源20
がそれぞれ電気的に接続されている。そして、層厚規制
ローラ16にバイアス電圧を印加する第2のバイアス電
源19は、その印加電圧レベルが可変となっている。
【0033】各一成分現像装置5B、5Y、5M、5C
に対応して、所定のカラーの静電潜像を現像する際にそ
れぞれの一成分現像装置5B、5Y、5M、5Cを感光
体ベルト1へ当接させる当接カム21B、21Y、21
M、21Cが設けられ、当接カム21B、21Y、21
M、21Cが一成分現像装置5B、5Y、5M、5Cを
感光体ベルト1の方向に押し下げていないときにこれら
を待機位置へ離間させる離間バネ22B、22Y、22
M、22Cが設けられている。当接カム21B、21
Y、21M、21Cは、装置本体の上面の現像装置着脱
カバー23に設けられている。現像装置着脱カバー23
は、固定された現像装置着脱カバー軸24に開閉自在に
軸支されている。
【0034】中間転写体ユニット25は、導電性の樹脂
等からなるベルト状の中間転写体ベルト30と、中間転
写体ベルト30が調帯される3本の中間転写体ベルト支
持搬送ローラ27、28、29とを有している。中間転
写体ベルト30上へ感光体ベルト1上のトナー像を転写
するため、中間転写ローラ26が中間転写体ベルト30
を挟んで感光体ベルト1に対向して配置されている。ま
た、一成分現像装置5B、5Y、5M、5Cによる現像
位置と中間転写ローラ26との間には、LEDアレイな
どからなり、現像されたトナー像を中間転写体ベルト3
0に転写する前における感光体ベルト1の表面電位を落
とすための転写前除電器(以下、「PTL」という。)
31が配置されている。
【0035】ここで、中間転写体ベルト30の表面周長
は感光体ベルト1の表面周長と等しくなるように設定さ
れている。中間転写体ベルト30の残留トナーを掻き取
るため、中間転写体ベルト支持搬送ローラ28の近傍に
は中間転写体ベルトクリーニング装置32が設置されて
いる。この中間転写体ベルトクリーニング装置32は中
間転写体ベルト30上に合成像を形成している間は中間
転写体ベルト30から離間しており、クリーニングに供
する時のみ中間転写体ベルト30に当接する。
【0036】なお、中間転写体ベルト30上のトナー濃
度を検出するため、中間転写体ベルト30の近傍には濃
度センサ(濃度検出手段)33が配置されている。
【0037】レーザビーム発生器9の真下には、用紙3
5を収納する用紙カセット34が設けられている。そし
て、用紙35は用紙カセット34から給紙ローラ36に
よって1枚づつ用紙搬送路37へ送り出される。用紙3
5と中間転写体ベルト30上に形成された合成像の位置
を一致させるため、一時的に用紙35を停止待機させる
ためのレジストローラ38が従動ローラ39と圧接して
設けられている。さらに、用紙搬送路37上には、中間
転写体ベルト30上に形成された合成像を用紙35に転
写するための用紙転写ローラ40が設けられており、合
成像を用紙35に転写する時のみ中間転写体ベルト30
と接触回動される。
【0038】用紙35に転写された合成像を定着させる
ため、内部に熱源を有するヒートローラ42と加圧ロー
ラ43とからなる定着器41が配置されている。そし
て、用紙35は定着器41内を通過するときのヒートロ
ーラ42と加圧ローラ43との挟持回転に伴い圧力と熱
によって転写された合成像が定着され、カラー画像が形
成される。
【0039】定着器41の下流側には排紙ローラ対4
4、45が設けられている。そして、用紙搬送路37の
後端には、機体上部に設けられた排紙トレイ46が設置
されており、ここで用紙35が蓄積される。
【0040】以上のように構成された画像形成装置につ
いて、その動作を以下に説明する。図1において、先ず
高圧電源に接続された帯電器8内の帯電線10に高圧を
印加してコロナ放電を行なわせ、感光体ベルト1の表面
を一様に−600v程度に帯電させる。
【0041】次に、感光体ベルト1を駆動装置(図示せ
ず)によって矢印A方向に回転させ、一様に帯電された
感光体ベルト1の表面上に複数のカラー成分の中の所定
の色、例えばブラック(B)の画像に相当するレーザ光
線13を照射すると、感光体ベルト1上の照射された部
分は電荷が消失し、画像信号に対応したパターンで露光
され静電潜像が形成される。レーザ光線13が感光体ベ
ルト1表面の単位面積当たりに与えるエネルギーは1.
0μJ/cm2であり、レーザ光線13が照射された部
分の表面電位は−80Vに低下している。
【0042】一方、現像に寄与するブラックのトナーの
収納されている一成分現像装置5Bは、ホストコンピュ
ータ(図示せず)からの色選択信号によって、当接カム
21Bが半回転することにより、感光体ベルト1に当接
される。
【0043】現像ローラ15には第1のバイアス電源1
8により−250V程度のバイアス電圧が印加されてお
り、現像ローラ15の表面と感光体ベルト1との間に働
く電界によって感光体ベルト1のレーザ光線13が照射
された部分にのみトナーが転移し、現像が行われる。
【0044】ここで、層厚規制ローラ16およびトナー
供給ローラ14には、それぞれ第2のバイアス電源19
および第3のバイアス電源20によりそれぞれ−300
V、−350Vの電圧が印加されており、現像ローラ1
5上のトナー層厚は0.5mg/cm2と設定されてい
る。なお、このように現像ローラ15上のトナー層厚を
規制する手段としてローラを用いたり、さらにそのロー
ラにバイアス電圧を与えるなどして良好なトナー薄層を
得る技術は、たとえば特開昭63−273888号公
報、特開平4−269777号公報等に開示されてい
る。
【0045】現像が終了した一成分現像装置5Bは、当
接カム21Bがさらに半回転することにより、離間バネ
22Bのバネ力によって感光体ベルト1との当接位置か
ら待機位置へ移動する。なお、一成分現像装置5Bが現
像中は、それ以外の一成分現像装置5Y、5M、5Cは
感光体ベルト1から離間している。
【0046】一成分現像装置5Bによって感光体ベルト
1上に形成されたトナー像は、中間転写ローラ26に印
加された+500Vのバイアス電圧によって中間転写体
ベルト30上に転写される。
【0047】ここで、感光体ベルト1上のレーザ光線1
3が照射されていない部分の表面電位は−600V程度
であり、中間転写体ベルト30の表面との電位差は11
00Vと大きい。そのため、中間転写体ベルト30側か
らの正電荷の放出により、トナーが逆帯電してしまい、
感光体ベルト1から中間転写体ベルト30へのトナー像
の転写効率が著しく低下する。そこで、このような事態
を防止するために、感光体ベルト1から中間転写体ベル
ト30へのトナー像の転写前にPTL31により感光体
ベルト1の表面電位を落として中間転写体ベルト30と
の電位差を小さくすることにより、転写効率の向上が図
られている。
【0048】次に、例えばシアン(C)の色が選択され
ると、一成分現像装置5Cは、感光体ベルト1へ当接さ
れ、前述と同様の動作でシアンの現像を開始する。4色
を使用する複写機あるいはプリンタの場合は、このよう
な現像の動作が4回順次繰り返し行われ、中間転写体ベ
ルト30上に4色B、C、M、Yのトナー像を重ね合成
像を形成する。
【0049】この様にして形成された合成像は、用紙転
写ローラ40にトナーと反対の極性の+1kV程度の高
圧を印加すると、圧力によって用紙カセット34から用
紙搬送路37に沿って送られてきた用紙35に一括転写
され、続いて定着器41に送られる。そして、熱とヒー
トローラ42と加圧ローラ43の挟持力によって定着さ
れカラー画像が形成される。定着器41を通過した用紙
35は、排紙ローラ対44、45を通過して排紙トレイ
46へ排出される。
【0050】このような画像形成装置におけるガンマ補
正について図3を用いて説明する。まず、画像形成装置
の電源をオンし(ステップS10)、最初にブラックの
トナーの収容された一成分現像装置5Bの層厚規制ロー
ラ16のバイアス電圧を変化させ(ステップS11)、
中間転写体ベルト30上にパッチパターンなどの印字を
行ない、濃度センサ33によってトナー濃度の検出を行
う(ステップS12)。なお、層厚規制ローラ16のバ
イアス電圧の初期設定値は、たとえば−300Vとす
る。
【0051】そして、濃度センサ33に検出された値か
らトナー濃度が目標とする範囲内であるかどうかを判断
し(ステップS13)、トナー濃度が不十分なために範
囲外となった場合にはステップS11に戻る。そして、
第2のバイアス電源19により層厚規制ローラ16のバ
イアス電圧値をたとえば−310Vとした後に中間転写
体ベルト30上に印字を行ない、ステップS12で再度
トナー濃度の検出を行う。このように、現像ローラ15
と層厚規制ローラ16と間の電位差をたとえば10Vス
テップで大きくしていき、ステップS13の判断でトナ
ー濃度が目標値になるまで繰り返す。逆に、トナー濃度
が過剰なために範囲外となった場合には、現像ローラ1
5と層厚規制ローラ16間の電位差をたとえば10Vス
テップで小さくしながら、同様の操作を繰り返してい
く。
【0052】ステップS13でブラックのトナー濃度が
目標とする範囲内となった場合には、続いて、このよう
な濃度調整動作をシアン、マゼンタ、イエローのトナー
に対しても行なう(ステップS14〜ステップS2
2)。
【0053】そして、全色に対する濃度補正を行った
後、本来の印字動作を実行する(ステップS23)。
【0054】なお、以上では、中間転写体ベルト30上
のトナー濃度検出によるガンマ補正を例に挙げて説明し
たが、感光体ベルト1上、あるいは用紙35上のトナー
濃度検出についても同様に適用することができる。ま
た、以上では、複数台の一成分現像装置5B,5Y,5
M,5Cが設けられたカラーの画像形成装置について説
明したが、一台の一成分現像装置が設けられた単色の画
像形成装置について適用することもできる。
【0055】ここで、ユーザの指示などにより画像濃度
や色調の変更を行う際も、予め現像ローラ15と層厚規
制ローラ16間に印加する電位差と各色の用紙35上の
トナー濃度との関係を示したテーブルを作成しておき、
それを基に現像ローラ15と層厚規制ローラ16の電位
を設定するようにする。
【0056】さらに、各色でトナー特性に違いがある場
合でも、現像ローラ15と層厚規制ローラ16との間の
電位差の初期値をそれぞれの色毎に設定しておくことに
より、現像ローラ15上のトナー層厚を全色で合わせる
ことができ、色調が崩れることのない良好な画像を得る
ことが可能になる。
【0057】このように、本実施の形態によれば、層厚
規制ローラ16のバイアス電圧を第2のバイアス電源1
9で調整してトナー濃度を制御しているので、良好な画
像の安定性および制御性を得ることが可能になる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、層厚規
制ローラのバイアス電圧を調整してトナー濃度を制御し
ているので、良好な画像の安定性を得ることが可能にな
るという有効な効果が得られる。
【0059】また、現像ローラを相互に異なる色のトナ
ーに対応して複数設けている場合において層厚規制ロー
ラのバイアス電圧を調整してトナー濃度を制御すること
により、良好な画像の制御性を得ることが可能になると
いう有効な効果が得られる。
【0060】そして、第2のバイアス電源により印加さ
れる層厚規制ローラのバイアス電圧の初期値を調整して
各色の現像ローラ上のトナー層厚を一致させることによ
り、色調が崩れることのない良好な画像を得ることが可
能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像形成装置の断
面図
【図2】図1の画像形成装置における感光体ベルト周辺
の構成を示した説明図
【図3】図1の画像形成装置におけるガンマ補正の手順
を示すフローチャート
【図4】従来におけるガンマ補正の手順を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
1 感光体ベルト(像担持体) 14 トナー供給ローラ 15 現像ローラ 16 層厚規制ローラ 18 第1のバイアス電源 19 第2のバイアス電源 33 濃度センサ(濃度検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される像担持体と、 トナーを用いて前記像担持体上に形成された前記静電潜
    像の現像を行う現像ローラと、 前記現像ローラに一定のバイアス電圧を印加する第1の
    バイアス電源と、 前記現像ローラに前記トナーを供給するトナー供給ロー
    ラと、 前記現像ローラのトナー層厚を規制する層厚規制ローラ
    と、 印加電圧レベルが可変とされ、前記層厚規制ローラにバ
    イアス電圧を印加する第2のバイアス電源と、 前記現像ローラにより供給される前記トナーのトナー濃
    度を検出する濃度検出手段とを備え、 前記第2のバイアス電源により印加される前記層厚規制
    ローラのバイアス電圧を調整して前記濃度検出手段に検
    出されたトナー濃度を所定の範囲内に制御することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記現像ローラは、相互に異なる色の前記
    トナーに対応して複数設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】静電潜像が形成される像担持体と、 相互に異なる色のトナーに対応して複数設けられ、前記
    トナーを用いて前記像担持体上に形成された前記静電潜
    像の現像を行う現像ローラと、 前記現像ローラに一定のバイアス電圧を印加する第1の
    バイアス電源と、 前記現像ローラに前記トナーを供給するトナー供給ロー
    ラと、 前記現像ローラのトナー層厚を規制する層厚規制ローラ
    と、 印加電圧レベルが可変とされ、前記層厚規制ローラにバ
    イアス電圧を印加する第2のバイアス電源とを備え、 前記第2のバイアス電源により印加される前記層厚規制
    ローラのバイアス電圧の初期値を調整して各色の前記現
    像ローラ上のトナー層厚を一致させることを特徴とする
    画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002099536A1 (fr) * 2001-05-31 2002-12-12 Fuji Xerox Co., Ltd. Procede et dispositif de formation d'images couleur
US6694111B1 (en) 2002-08-12 2004-02-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus, and developing device and method used in the same

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