JPH11327109A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH11327109A
JPH11327109A JP13677998A JP13677998A JPH11327109A JP H11327109 A JPH11327109 A JP H11327109A JP 13677998 A JP13677998 A JP 13677998A JP 13677998 A JP13677998 A JP 13677998A JP H11327109 A JPH11327109 A JP H11327109A
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rollers
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transport roller
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料を複数列搬送する際のターン部で
も、安価で簡単な構造により各搬送列の処理品質の安定
化及び搬送精度の向上を図る。 【解決手段】 乳剤面を内周側として印画紙Cの搬送方
向を曲げる為のターン部54に、印画紙Cをターン部5
4に導入する入口側搬送ローラ46及び印画紙Cをター
ン部54から排出する出口側搬送ローラ48が配置され
る。入口側搬送ローラ46が一対のフラット形状ローラ
46Aにより形成される。出口側搬送ローラ48が、タ
ーン部54の内周側に配置されるフラット形状ローラ4
8Aと、ターン部54の外周側に配置される串形状ロー
ラ48Bとの組み合わせで、形成される。一対の搬送ロ
ーラ46、48の下部に、印画紙Cの先端を出口側搬送
ローラ48へ案内するターンガイド52が位置してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料の搬送性
能を向上し得る感光材料処理装置に係り、例えば、プリ
ンタプロセッサなどに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動現像機である感光材料処理
装置(例えば、プリンタプロセッサなど)には、発色現
像、漂白定着、水洗及び安定などの処理液や水の入った
複数の処理槽が設置されており、例えば印画紙等の感光
材料がこれら複数の処理槽を順に搬送されることで、こ
の感光材料が現像処理される。
【0003】つまり、それぞれ複数のローラからなる搬
送ローラを多数設置した処理ラックが各処理槽にそれぞ
れ挿入されており、現像処理に際してこれら搬送ローラ
が感光材料を挟持して感光材料を搬送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、シート状の感
光材料を複数の処理槽で処理するために感光材料を搬送
するが、この際に、各処理槽内及び隣接する処理槽間で
感光材料の進行方向をU字状にターンさせる必要があ
る。そして、この感光材料をターンさせるターン部では
搬送抵抗が非常に大きくなるため、感光材料の通過不良
等が発生し易く、ターン部での搬送性能を向上すること
が必要となる。
【0005】特に、単列搬送する従来の処理装置では、
一対のローラからなる搬送ローラと感光材料を案内する
ターンガイドである搬送ガイドとで構成されるターン方
式が採用されているが、シート状の感光材料を搬送ロー
ラを用いて同時に複数列で搬送させる複数列搬送の場
合、複数列に対応して搬送ローラの軸方向の長さである
面長が長くなると共に、各列の感光材料に加わるニップ
力であるニップ荷重が小さくなって、単列搬送時に比べ
て個々の感光材料に作用する搬送力は小さくなる。
【0006】この為、このターン方式で複数列搬送しよ
うとする場合において、従来の処理装置と同様の搬送力
を得るために大きなニップ荷重を加えると、従来の処理
装置と比較して、図8に示すようにローラに大きなたわ
みが生じて、一対のローラ間の最大隙間tが大きくな
る。
【0007】従って、例えば3列で搬送する場合には中
央列の搬送力及び搬送性が低下し、中央列において、感
光材料の蛇行が大きくなったり、感光材料の搬送遅れ及
び、各搬送列内や各搬送列間で感光材料の搬送速度が相
違する搬送量のばらつきが大きくなって、各列で均一な
搬送性能を得られなくなる。
【0008】この一方、各列で均一な搬送性能を得るた
めに、図9に示すように、テンションローラ112に巻
き掛けられたベルト114と大径のセンタローラ116
との間に感光材料を挟んで搬送するベルト搬送方式をタ
ーン部に採用することも考えられる。つまり、このベル
ト搬送方式は変形自在のベルト114を用いていてロー
ラのたわみによる影響を受けないので、列間での搬送性
能差が生じ難いという長所を有している。
【0009】しかし、ベルト搬送方式によるターンでは
下記のような欠点が存在する。
【0010】すなわち、搬送ローラ及び搬送ガイドのみ
で構成されるターン方式に比べ、センタローラ116に
剛性が要求されるためにローラのコストが高くなり、又
ベルト114が必要となることからもコスト高となる。
さらに、部品点数も増えるために構造が複雑となると共
に、ベルト114のテンションローラ112上での片寄
り防止のために組立精度の向上も要求されて、一層のコ
スト高となる。
【0011】一方、ベルト114とセンタローラ116
との間にごみが入り込むと、一対のローラで感光材料を
ニップする場合に比ベてごみの滞留時間が長くなり、感
光材料の表面に傷が発生する等の問題が生じ易い。
【0012】また、ベルト搬送方式では、感光材料の乳
剤面がセンタローラ116又はベルト114の何れかと
長時間接触するため、感光材料の表面上における液置換
性が低下し、現像の進行速度等の処理性能の部分的な低
下の懸念がある。
【0013】尚、複数列搬送でも高い搬送精度等の搬送
性能が要求される理由としては、まず、同一搬送列内や
搬送列間で搬送時間に差が生じた場合、これに伴って同
一搬送列内や搬送列間で現像処理時間差が生じ、同一搬
送列内及び搬送列毎の感光材料の処理品質が異なってし
まうことが挙げられる。
【0014】さらに、複数列搬送の場合、元々一列に並
んで搬送されてきた感光材料を複数列に振り分けて複数
列でそれぞれ現像処理する形となっているものの、複数
列に並べられた感光材料を現像処理後に集積等の必要か
ら再度一列に戻す必要がある。つまり、この一列に戻す
戻し工程での感光材料の整列等の品質を確保するために
も、感光材料の蛇行や、各搬送列内や各搬送列間の搬送
時間差を小さくする必要が生じるからである。
【0015】また、ここで搬送性能が高いローラとし
て、シリコンゴム製のローラが知られているが、シリコ
ンゴムは、漂白定着槽、水洗槽の処理液外での耐薬品性
が乏しいと共に高価であるのでコストデメリットが大き
く、使用に適さない。
【0016】本発明は上記事実を考慮し、感光材料を複
数列搬送する際のターン部でも、安価で簡単な構造によ
り各搬送列の処理品質の安定化及び搬送精度の向上を図
り得る感光材料処理装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1による感光材料
処理装置は、処理液が溜められた処理槽を内蔵し、この
処理槽内外でシート状の感光材料を搬送ローラにより挟
持して複数列で搬送する感光材料処理装置であって、感
光材料の搬送方向を乳剤面を内周側として曲げるターン
部は、感光材料を導入する入口側搬送ローラと、感光材
料を排出する出口側搬送ローラと、これら2組の搬送ロ
ーラ間の感光材料の搬送経路に対向して位置し且つ感光
材料の先端を出口側搬送ローラへ案内するターンガイド
と、を有して処理槽内の感光材料の案内部材の一部とし
て構成され、入口側搬送ローラがそれぞれSEBS系エ
ラストマで形成されたフラットな表面を有する複数のロ
ーラで構成されることを特徴とする。
【0018】請求項2による感光材料処理装置は、処理
液が溜められた処理槽を内蔵し、この処理槽内外でシー
ト状の感光材料を搬送ローラにより挟持して複数列で搬
送する感光材料処理装置であって、感光材料の搬送方向
を乳剤面を内周側として曲げるターン部は、感光材料を
導入する入口側搬送ローラと、感光材料を排出する出口
側搬送ローラと、これら2組の搬送ローラ間の感光材料
の搬送経路に対向して位置し且つ感光材料の先端を出口
側搬送ローラへ案内するターンガイドと、を有して処理
槽内の感光材料の案内部材の一部として構成され、出口
側搬送ローラが、ターン部の内周側に配置され表面がS
EBS系エラストマで形成されるフラット形状ローラ
と、ターン部の外周側に配置される串形状ローラとの組
み合わせで、形成され、ターンガイドにガイドリブを複
数設け、串形状ローラの各串駒間にこのガイドリブを入
れ込むことを特徴とする。
【0019】請求項3による感光材料処理装置は、請求
項1の感光材料処理装置において、入口側搬送ローラを
構成する複数のローラ間のニップ力による生じる最大隙
間が、感光材料の厚みの1/3以下とされることを特徴
とする。
【0020】請求項4による感光材料処理装置は、請求
項2の感光材料処理装置において、入口側搬送ローラが
それぞれSEBS系エラストマで形成されたフラットな
表面を有する複数のローラで構成され、出口側搬送ロー
ラのニップ力が入口側搬送ローラのニップ力より小さく
設定されていることを特徴とする。
【0021】請求項1に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0022】複数のローラからなる搬送ローラが処理液
を溜めた処理槽内外でシート状の感光材料を挟持して複
数列で搬送する。また、感光材料をターン部に導入する
入口側搬送ローラと感光材料をターン部から排出する出
口側搬送ローラとを有し、これらの間の感光材料の搬送
経路に対向して、感光材料の先端を出口側搬送ローラへ
案内するターンガイドが位置することで、乳剤面を内周
側として感光材料の搬送方向を曲げるターン部が、処理
液内の感光材料の案内部材の一部として形成される。
【0023】そして、このターン部に配置される2組の
搬送ローラの内の入口側搬送ローラが、それぞれSEB
S系エラストマで形成されたフラットな表面を有する複
数のローラで構成されている。
【0024】従って、このターン部に配置される2組の
搬送ローラの内の入口側搬送ローラを構成する複数のロ
ーラが表面を平滑としたフラット形状ローラとされるこ
とで、感光材料とこれらフラット形状ローラとの間の接
触面積が広がってこれらの間の摩擦係数が高まり、搬送
力が大きくなる。さらに、入口側搬送ローラを構成する
一対のローラが、高い摩擦係数を示すSEBS系エラス
トマで形成された軟質表面を有するローラとされること
で、搬送ローラと感光材料との間の摩擦力がさらに高ま
って、搬送力が一層大きくなる。
【0025】この為、シート状の感光材料を複数列搬送
する際における感光材料の蛇行及び搬送量のばらつきを
小さくして、搬送性能を向上することができる。
【0026】この結果として、感光材料の搬送精度の向
上、感光材料の処理品質の安定化及び、感光材料の整列
等の品質の安定化を図ることが可能とされる。
【0027】一方、本請求項の搬送方式はベルト搬送方
式と異なるので、コスト高とならず、また、ごみが入り
込んだ場合でも感光材料の表面に傷が発生する等の問題
が生じ難い。さらに、感光材料の表面上における液置換
性が高く、現像の進行速度等の処理性能の部分的な低下
の懸念も無い。
【0028】請求項2に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0029】本請求項も請求項1と同様な構成を有して
同様に作用する。但し、本請求項では、入口側搬送ロー
ラの材質及び形状を限定する替わりに、出口側搬送ロー
ラがターン部の内周側に配置されるフラット形状ローラ
とターン部の外周側に配置される串形状ローラとの組み
合わせで形成され、フラット形状ローラの表面がSEB
S系エラストマで形成される構成とされている。さら
に、ターンガイドにガイドリブを複数設け、串形状ロー
ラの各串駒間にこのガイドリブを入れ込む構成とされて
いる。
【0030】従って、上記のような構成により、串形状
ローラの各串駒間に入れ込まれたガイドリブに案内され
て、感光材料の先端の出口側搬送ローラへの入り込みが
向上した。また、串形状ローラと対向するフラット形状
ローラの外層材料としてSEBS系エラストマを採用す
ることで、入口側搬送ローラと同様に、搬送性能の大幅
向上が認められた。
【0031】この為、請求項1と同様に、シート状の感
光材料を複数列搬送する際における感光材料の蛇行及び
搬送量のばらつきを小さくして、搬送性能を向上でき、
感光材料の搬送精度の向上、感光材料の処理品質の安定
化及び、感光材料の整列等の品質の安定化を図ることが
可能とされた。
【0032】一方、本請求項の搬送方式もベルト搬送方
式と異なるので、請求項1と同様にの効果を奏すること
になる。
【0033】請求項3に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0034】本請求項も請求項1と同様な構成を有して
同様に作用する。但し、本請求項では、入口側搬送ロー
ラを構成する複数のローラ間のニップ力による生じる最
大隙間が、感光材料の厚みの1/3以下とされる構成を
有している。
【0035】つまり、ニップ力によりローラにたわみが
生じ、搬送ローラの幅方向中央に最大隙間ができるもの
の、この最大隙間を感光材料の厚みの約1/3以下とす
ることにより、例えば3列で搬送する場合において、中
央列の搬送遅れ及び搬送量のばらつきが許容される範囲
内となる。
【0036】請求項4に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。
【0037】本請求項も請求項2と同様な構成を有して
同様に作用する。但し、本請求項では、入口側搬送ロー
ラがそれぞれSEBS系エラストマで形成されたフラッ
トな表面を有する複数のローラで構成され、出口側搬送
ローラのニップ力が入口側搬送ローラのニップ力より小
さく設定される構成を有している。
【0038】すなわち、出口側搬送ローラのニップ力を
強くすると、出口側搬送ローラへの感光材料の入り込み
が悪化し、出口側搬送ローラの直前で感光材料が停止す
るおそれがある。この為、入口側搬送ローラのニップ力
をターン搬送抵抗に対し十分な搬送力を持つように設定
すると共に出口側搬送ローラのニップ力をこれより小さ
くし、感光材料が2組の搬送ローラにそれぞれニップさ
れる際に、出口側搬送ローラが感光材料の剛性でニップ
の外側へ押し動かされる程度の入口側搬送ローラより小
さな荷重に出口側搬送ローラのニップ力を設定すること
で、搬送性を向上するようにした。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態に係る感光
材料処理装置を図に基づき説明する。
【0040】図1には、本実施の形態の感光材料処理装
置であるプリンタプロセッサ10の概略全体構成斜視図
が示されている。
【0041】このプリンタプロセッサ10は、プリンタ
部12とプロセッサ部14とを備えており、プリンタ部
12は、ネガキャリア16にセットされたネガフィルム
Nの画像を感光材料である印画紙Cに焼き付け、プロセ
ッサ部14へと搬送するようになっている。
【0042】尚、ロール状となっている印画紙Cがプリ
ンタ部12に装填されるが、処理の都合上からプリンタ
部12においてシート状に切断され、この切断された状
態で、一列で搬送されつつ焼き付け処理される。そし
て、プリンタ部12とプロセッサ部14との間の処理速
度の相違から、シート状の印画紙Cが図示しない振り分
け装置で複数列に振り分けられて、プロセッサ部14側
に搬送される。
【0043】図2に示すように、プロセッサ部14に
は、現像槽22、漂白定着槽24、第1水洗槽26、第
2水洗槽28、第3水洗槽30、第4水洗槽32及び乾
燥部(図示せず)が設けられており、プリンタ部12か
ら搬送された印画紙Cを現像処理するようになってい
る。
【0044】つまり、プロセッサ部14内には、それぞ
れ処理槽である現像槽22、漂白定着槽24、第1水洗
槽26、第2水洗槽28、第3水洗槽30及び第4水洗
槽32が直列に配置され、現像液、漂白定着液、水洗水
等の印画紙Cを処理する各処理液が所定量充填されてい
る。そして、シート状の印画紙Cを挟持して複数列で順
次搬送し得るように、それぞれ複数のローラから構成さ
れる複数組の搬送ローラが、回転可能に図示しない処理
ラックに支持されており、この処理ラックがこれら処理
槽内にそれぞれ設置されている。
【0045】この為、図示しない駆動源から伝達される
駆動力によって搬送ローラを回転して印画紙Cを複数列
で搬送することにより、各処理槽内にシート状の印画紙
Cがそれぞれ連続して入れられて現像処理されるように
なる。
【0046】具体的には、図2に示すように、各処理槽
の上部に位置するクロスオーバ部36内であって各処理
槽に対して印画紙Cの搬送方向上流側及び下流側の処理
液外の部分には、それぞれ直径20mmで硬度60°以下
で45°以上の軟質表面を有する一対のソフトフラット
ローラからなるクロスオーバ部36用の搬送ローラ42
が配置されている。尚、このソフトフラットローラの表
面は平滑で平均表面粗さは3.2μm以下とされる。
【0047】現像槽22の処理液内には、7組の搬送ロ
ーラ44が上下方向に沿って並んで配置されている。さ
らに、これら7組の搬送ローラ44は、直径30mmのソ
フトフラットローラ及びこの直径30mmのソフトフラッ
トローラの両側にそれぞれ直径20mmでポリフェニレン
エーテル(以下単にPPEという)製の一対のハードフ
ラットローラがそれぞれ配置される形となっている。
【0048】この現像槽22の最下端部には、乳剤面を
内周側として印画紙Cの搬送方向を曲げる為のターン部
54が、処理液内の印画紙Cの案内部材の一部として配
置されている。そして、このターン部54には、印画紙
Cをターン部54に導入する入口側搬送ローラ46及び
印画紙Cをターン部54から排出する出口側搬送ローラ
48が配置されている。
【0049】図3及び図6に示すように、この内の入口
側搬送ローラ46が、それぞれ表面がフラット形状で直
径20mmの一対のソフトフラットローラであるフラット
形状ローラ46Aにより形成されている。また、出口側
搬送ローラ48が、ターン部54の内周側に配置される
表面がフラット形状で直径20mmのソフトフラットロー
ラであるフラット形状ローラ48Aと、ターン部54の
外周側に配置される串形状にPPEで形成された直径2
0mmのハード串形ローラである串形状ローラ48Bとの
組み合わせで、形成されている。さらに、このターン部
54の搬送ローラを構成するローラの内のフラット形状
ローラ46A、48Aの表面は平滑で平均表面粗さが
3.2μm以下とされると共に、硬度60°以下で45
°以上の軟質表面とされるSEBS系エラストマで形成
されている。
【0050】これら一対の搬送ローラ46、48の下部
には、印画紙Cの先端を出口側搬送ローラ48へ案内す
るターンガイド52が、これら2組の搬送ローラ間の印
画紙Cの搬送経路に対向して位置しており、串形状ロー
ラ48Bを形成する大径で複数の各串駒50間に、ター
ンガイド52の上部に複数設けられた複数のガイドリブ
52Aを入れ込んで、各串駒50とガイドリブ52Aと
をオーバラップさせている。
【0051】また、出口側搬送ローラ48のニップ力は
入口側搬送ローラ46のニップ力より小さく設定されて
おり、一対のローラ間のニップ力による生じる出口側搬
送ローラ48のニップ部分の最大隙間tが、通常処理す
る印画紙Cの厚みの1/3以下に設定されている。さら
に、入口側搬送ローラ46のニップ力も、一対のローラ
間のニップ力による生じる入口側搬送ローラ46のニッ
プ部分の最大隙間tが、通常処理する印画紙Cの厚みの
1/3以下となるように設定されている。
【0052】一方、図2に示すように、漂白定着槽24
の処理液内には、現像槽22内と同様に7組の搬送ロー
ラ44が並んで配置されている。但し、この内の最上部
の搬送ローラ44は現像槽22の搬送ローラと同様の構
成とされるものの、上から2番目以降の搬送ローラ44
としては、直径30mmのソフトフラットローラの替わり
に直径30mmのハードフラットローラを採用し、また、
一対の直径20mmのハードフラットローラの替わりに、
硬度60°以下の軟質表面を有し且つローラの表面にい
ぼ状の突起を有した直径20mmのソフトいぼ付ローラを
採用するという相違を現像槽22に対して有している。
【0053】そして、漂白定着槽24の最下端部には、
現像槽22内と同様の入口側搬送ローラ46、び出口側
搬送ローラ48及びターンガイド52(図2において図
示せず)が配置されている。
【0054】さらに、第1水洗槽26から第4水洗槽3
2までの水洗水内には、3組の搬送ローラ44が上下方
向に沿って並んで配置されている。この内の最上部の搬
送ローラ44は現像槽22の搬送ローラ44と同様の構
成とされており、他の2組の搬送ローラ44は漂白定着
槽24の上から2番目以降の搬送ローラ44と同様の構
成とされている。
【0055】また、第1水洗槽26から第4水洗槽32
まで処理槽の最下端部には、現像槽22内と同様の入口
側搬送ローラ46、出口側搬送ローラ48及びターンガ
イド52(図2において図示せず)が配置されている。
【0056】従って、印画紙Cは、図2に示すように搬
送ローラ44に挟持されて各処理槽内を下方向に搬送さ
れた後、入口側搬送ローラ46及び出口側搬送ローラ4
8で構成されるターン部54で搬送方向を変えられて、
上方向に搬送ローラ44で搬送されるようになる。さら
に、処理槽内から排出されると、クロスオーバ部36の
搬送ローラ42により挟持されて次の処理槽に送り込ま
れ、次の処理槽内で同様に搬送されることになる。
【0057】他方、搬送ローラ44のニップ圧は例えば
約370gfとされ、入口側搬送ローラ46のニップ圧
は例えば約1660gfとされ、出口側搬送ローラ48
のニップ圧は例えば約310gfとされ、クロスオーバ
部36の搬送ローラ42のニップ圧は例えば約1400
gfとされている。
【0058】ここで、搬送ローラ面長が230mm以上で
360mm以下、搬送ローラ44のニップ圧が170gf
以上で560gf以下、入口側搬送ローラ46のニップ
圧が1300gf以上で2050gf以下、出口側搬送
ローラ48のニップ圧が170gf以上で580gf以
下、クロスオーバ部36用の搬送ローラ42のニップ圧
が550gf以上で1700gf以下の範囲において、
表面硬度60°以下のSEBS系エラストマで表面を形
成したローラは、蛇行防止、搬送精度に対し極めて高い
効果を示す。
【0059】次に、入口側搬送ローラ46の機能及び構
造について以下に具体的に説明する。
【0060】印画紙Cの搬送に際して、ターン部54の
搬送抵抗が処理槽内において最大となるので、ターン部
54の入口側搬送ローラ46の搬送力を高めることによ
り、ターン部54での搬送性が向上する。
【0061】様々な条件で搬送力を比較したところ、そ
れぞれフラットな表面を有する一対のソフトフラットロ
ーラで形成された搬送ローラを入口側搬送ローラ46と
して用いると、搬送力が高くなるという結果を得た。
【0062】つまり、一対のフラットローラからなる搬
送ローラ間に挟持されて搬送される場合(「フラット&
フラット」で表す)と、一方のローラをいぼローラに代
えた搬送ローラ間に挟持されて搬送される場合(「フラ
ット&イボ」で表す)とで、比較した時のデータを表し
たグラフが、表1である。
【0063】
【表1】 この表1より、一対のフラットローラからなる搬送ロー
ラによる搬送力が、一方のローラをいぼローラとした搬
送ローラによる搬送力より、大きいことが分かり、搬送
ローラを一対のフラットローラとすることで、印画紙C
の蛇行、搬送量のばらつきのより一層の改善が図れ、搬
送性能が向上することになる。
【0064】尚、2列搬送或いは3列搬送といった複数
列搬送の場合、搬送力が単列搬送時の1/2、1/3と
なり、搬送力の絶対値が低下する。
【0065】一方、オレフィン系エラストマローラ及び
SEBS系エラストマローラと印画紙Cの乳剤面との間
の摩擦係数(「Em面タッチ」で表す)及び、オレフィ
ン系エラストマローラ及びSEBS系エラストマローラ
と印画紙Cの背面との間の摩擦係数(「バック面タッ
チ」で表す)をそれぞれ比較した実験を行い、この実験
の結果のデータを表したグラフが、表2である。
【0066】
【表2】 このグラフからこれらのソフトローラと印画紙Cの乳剤
面との接触による摩擦係数が、これらのソフトローラと
印画紙Cの背面との接触による摩擦係数より、大きいと
いう実験結果が読み取れる。つまり、この実験結果よ
り、印画紙Cの乳剤面側に対向してソフトローラを設置
することで搬送力が高まり、印画紙Cの蛇行、搬送量の
ばらつきの更なる改善が可能となる。
【0067】更に、搬送抵抗が大きいために、より大き
な搬送力が必要で大きなニップ力(例えば約1660g
f)を必要とする入口側搬送ローラ46では、動摩擦係
数差に起因したローラの材質間での搬送力差が顕著に生
じ、オレフィン系エラストマローラでは搬送力不足が生
じてくる。
【0068】この為、ソフトローラの材質としてSEB
S系エラストマを採用することで、摩擦係数が大きくな
って搬送力が高まり、搬送性能のさらなる大幅な性能向
上が期待される。
【0069】以上の結果から、搬送時間の測定データを
表す表3に示すような搬送精度の差となって現れてく
る。尚、ここでサーモランはオレフィン系のエラストマ
の一種であり、ラバロンはSEBS系エラストマの一種
である。
【0070】
【表3】 表3に示すように、3列搬送時には、SEBS系エラス
トマローラと比較して、オレフィン系エラストマローラ
は各搬送列間の搬送時間差も大きく、各搬送列内におけ
る時間ばらつきも多い。尚、表3において、各列の×と
×との間の距離が大きい程、時間ばらつきが大きいこと
を表す。
【0071】次に、出口側搬送ローラ48の機能及び構
造について以下に具体的に説明する。
【0072】印画紙Cの自然なカール方向と逆方向に小
さな曲率半径で印画紙Cをターンさせる場合、印画紙C
のカールにより印画紙Cの先端の出口側搬送ローラ48
ヘの突入角度が大きくなり、出口側搬送ローラ48のニ
ップ位置への入り込みが非常に悪く、搬送遅れが生じる
傾向にある。
【0073】この搬送遅れは入口側搬送ローラ46のニ
ップ力を大きくして搬送力を上げても改善されず、出口
側搬送ローラ48ヘの印画紙Cの先端の入り込みを良化
させない限り、改善されないものである。
【0074】そこで、本実施の形態では、出口側搬送ロ
ーラ48を、ターン部54の内周側に配置されるフラッ
ト形状ローラ48Aとターン部54の外周側に配置され
る串形状ローラ48Bとの組み合わせで形成し、さら
に、ターンガイド52の上部にガイドリブ52Aを複数
設け、串形状ローラ48Bの各串駒50間にガイドリブ
52Aを入れ込んで、各串駒50とガイドリブ52Aと
をオーバラップさせることとした。
【0075】この結果、串形状ローラ48Bの各串駒5
0間に入れ込まれたガイドリブ52Aに案内されて、印
画紙Cの先端の出口側搬送ローラ48への入り込みが向
上されて、搬送遅れが防止され、ターン部54で印画紙
Cが一瞬停止するおそれが解消された。
【0076】また、串形状ローラ48Bと対向するフラ
ット形状ローラ48Aの外層材料としてSEBS系エラ
ストマを採用することで、前述の入口側搬送ローラ46
と同様に、搬送性能の性能向上が認められた。
【0077】次に、ローラたわみ防止のための構造につ
いて、以下に具体的に説明する。
【0078】図8に示すように、ニップ力によりローラ
にたわみが生じて一対のローラの幅方向中央に最大隙間
tができる。そして、付与されるニップ荷重に対してロ
ーラの曲げ剛性が不足すると、隙間は大きくなり、例え
ば3列で印画紙Cが搬送される場合には、中央列での搬
送遅れ及び搬送量のばらつきが顕著になる。この結果と
して、同列内を搬送される印画紙C同士の重なりや処理
品質の列間差等の問題が生じる。
【0079】これに対して、ローラの曲げ剛性を調整し
て、ローラのたわみにより生じる一対のローラ間の隙間
を、表4に示すように例えば0.174mm、0.066
mm、0.046mmというように変化させた実験データの
グラフより、一対のローラ間の隙間を小さくすること
で、搬送遅れ及び搬送量のばらつきを抑えることが可能
となることが判明した。
【0080】
【表4】 さらに、中央列の搬送遅れ及び搬送量のばらつきと一対
のローラの間の隙間との関係を確認する実験を行ったと
ころ、中央列の搬送遅れと最大隙間tの大きさとの関係
を表す表5及び、中央列の搬送量のばらつきと最大隙間
tの大きさとの関係を表す表6のような結果が得られ
た。
【0081】
【表5】
【0082】
【表6】 この結果から、最大隙間tが小さくなると、中央列の搬
送遅れ及び中央列の搬送量のばらつきが小さくなること
が判るが、搬送量のばらつきとして許容される0.05
mmに対応する最大隙間t=0.05mm程度が一対のロー
ラの最大許容隙間とされる。そして、搬送ローラを形成
する一対のローラの最大許容隙間である0.05mmは、
通常、処理される印画紙Cの厚みの約1/3である。
【0083】従って、この条件を満足するために、ター
ン部54の入口側搬送ローラ46のソフトフラットロー
ラは、図7に示すように、金属パイプ62の周りを樹脂
パイプ64が覆い、この樹脂パイプ64の外周をエラス
トマ層66が被覆し、このソフトフラットローラの両端
に超音波溶着又は接着等で固着された軸端部68がソフ
トフラットローラの両端それぞれ塞ぐような構造となっ
ている。つまり、中空の樹脂パイプ64内に金属パイプ
62を入れて曲げ剛性アップを図るような構造が採用さ
れている。
【0084】さらに、これらソフトフラットローラを形
成する樹脂パイプ64の材質としてはPPE(三菱エン
ジニアリングプラスチックス製の商品名ユピエース)を
採用し、金属パイプ62の材質としてはステンレス鋼の
一種であるSUS316を採用し、エラストマ層66の
材質としては熱可塑性エラストマであるSEBS(水添
SBS)系エラストマ(三菱化学製の商品名ラバロン)
を採用した。
【0085】また、このソフトフラットローラの製造方
法としては、押出または射出成形された樹脂パイプ64
の内周に金属パイプ62を圧入し、更にそれらの外周に
SEBS系エラストマを射出成形し、或いは押出または
射出成形されたSEBS系エラストマチューブを被覆す
ることが考えられる。また、金属パイプ62の外周に熱
可塑性樹脂を射出成形し、更にその外周にSEBS系エ
ラストマを射出成形し、或いは押出または射出成形され
たSEBS系エラストマチューブを被覆することが考え
られる。
【0086】次に、2組の搬送ローラのニップ力の設定
を以下に具体的に説明する。
【0087】出口側搬送ローラ48のニップ力を大きく
すると、出口側搬送ローラ48への印画紙Cの入り込み
が悪化し、最悪の場合、出口側搬送ローラ48の直前で
印画紙Cが停止してしまうことが、ニップ力を変化させ
た実験の結果から判明した。また、入口側搬送ローラ4
6のニップ力より出口側搬送ローラ48のニップ力が大
きいという関係になると、印画紙Cは完全に停止してし
まうことにもなる。
【0088】この為、入口側搬送ローラ46のニップ力
をターン搬送抵抗に対し十分な搬送力を持つように設定
すると共に出口側搬送ローラ48のニップ力をこれより
小さくし、図3に示すように入口側搬送ローラ46に印
画紙Cの先端がニップされた状態から、図4に示すよう
に、ターンガイド52の上部に複数設けられた複数のガ
イドリブ52Aに印画紙Cの先端が案内されて、最終的
に印画紙Cが2組の搬送ローラ46、48にそれぞれニ
ップされるようにする。そして、このニップされる際
に、図5に示すように、出口側搬送ローラ48の串形状
ローラ48Bが印画紙Cの剛性でニップの外側(矢印A
で示す)へ押し動かされる程度の入口側搬送ローラ46
より小さな荷重に、出口側搬送ローラ48のニップ力を
設定することで、搬送性を向上するようにした。
【0089】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0090】搬送ローラ42、44、46、48がシー
ト状の印画紙Cを挟持して複数列で搬送する。また、印
画紙Cをターン部54に導入する入口側搬送ローラ46
と印画紙Cをターン部54から排出する出口側搬送ロー
ラ48とを有し、これらの間の印画紙Cの搬送経路に対
向して、印画紙Cの先端を出口側搬送ローラ48へ案内
するターンガイド52が位置することで、乳剤面を内周
側として印画紙Cの搬送方向を曲げるターン部54が、
処理液内の印画紙Cの搬送経路の案内部材の一部として
形成される。
【0091】そして、このターン部54に配置される2
組の搬送ローラの内の入口側搬送ローラ46が、それぞ
れSEBS系エラストマで形成されたフラットな表面を
有する一対のフラット形状ローラ46Aで構成されてい
る。
【0092】また、出口側搬送ローラ48が、ターン部
54の内周側に配置されるフラット形状ローラ48Aと
ターン部54の外周側に配置される串形状ローラ48B
との組み合わせで形成され、このフラット形状ローラ4
8Aの表面がSEBS系エラストマで形成されている。
さらに、ターンガイド52にガイドリブ52Aを複数設
け、串形状ローラ48Bの各串駒50間にこのガイドリ
ブ52Aを入れ込むようにされている。
【0093】従って、このターン部54に配置される2
組の搬送ローラの内の入口側搬送ローラ46を構成する
一対のローラの表面がフラット形状ローラ46Aとされ
ることで、印画紙Cとソフトローラとの間の接触面積が
広がってこれらの間の摩擦係数が高まり、搬送力が大き
くなる。さらに、入口側搬送ローラ46を構成する一対
のフラット形状ローラ46Aが、高い摩擦係数を示すS
EBS系エラストマで形成された軟質表面を有するロー
ラとされることで、入口側搬送ローラ46と印画紙Cと
の間の摩擦力がさらに高まって、搬送力が一層大きくな
る。
【0094】他方、串形状ローラ48Bの各串駒50間
に入れ込まれたガイドリブ52Aに案内されて、印画紙
Cの先端の出口側搬送ローラ48への入り込みが向上す
るようになった。また、串形状ローラ48Bと対向する
フラット形状ローラ48Aの外層材料としてSEBS系
エラストマを採用することで、入口側搬送ローラ46と
同様に摩擦力が高まって、搬送力が一層大きくなる。
【0095】以上より、シート状の印画紙Cを複数列搬
送する際における印画紙Cの蛇行及び搬送量のばらつき
を小さくして、搬送性能を向上することができる。
【0096】この結果として、印画紙Cの搬送精度の向
上、印画紙Cの処理品質の安定化及び、印画紙Cの整列
等の品質の安定化を図ることが可能とされる。
【0097】一方、本実施の形態の搬送方式はベルト搬
送方式と異なるので、コスト高とならず、また、ごみが
入り込んだ場合でも印画紙Cの表面に傷が発生する等の
問題が生じ難い。さらに、印画紙Cの表面上における液
置換性が高く、現像の進行速度等の処理性能の部分的な
低下の懸念も無い。
【0098】尚、上記実施の形態では、入口側搬送ロー
ラ46及び出口側搬送ローラ48を構成するローラをそ
れぞれ一対のローラとしたが、搬送ローラ44のように
3本のローラにより構成されても良い。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光材料
処理装置は上記の構成としたので、感光材料を複数列搬
送する際のターン部でも、安価で簡単な構造により各搬
送列の処理品質の安定化及び搬送精度の向上を図ること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリンタプロセッ
サの斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るプロセッサ部の断
面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るターン部の拡大断
面図であって、入口側搬送ローラに印画紙の先端がニッ
プされる状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るターン部の拡大断
面図であって、ターンガイドのガイドリブに印画紙の先
端が案内される状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るターン部の拡大断
面図であって、2組の搬送ローラに印画紙がニップされ
る状態を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るターン部を分解し
た状態の拡大斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る入口側搬送ローラ
を構成するローラの断面図である。
【図8】ローラに大きなたわみが生じた状態を示す図で
ある。
【図9】従来技術に係るベルト搬送方式の側面図であ
る。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 46 入口側搬送ローラ 48 出口側搬送ローラ 48A フラット形状ローラ 48B 串形状ローラ 52 ターンガイド 52A ガイドリブ 54 ターン部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液が溜められた処理槽を内蔵し、こ
    の処理槽内外でシート状の感光材料を搬送ローラにより
    挟持して複数列で搬送する感光材料処理装置であって、 感光材料の搬送方向を乳剤面を内周側として曲げるター
    ン部は、 感光材料を導入する入口側搬送ローラと、 感光材料を排出する出口側搬送ローラと、 これら2組の搬送ローラ間の感光材料の搬送経路に対向
    して位置し且つ感光材料の先端を出口側搬送ローラへ案
    内するターンガイドと、 を有して処理槽内の感光材料の案内部材の一部として構
    成され、 入口側搬送ローラがそれぞれSEBS系エラストマで形
    成されたフラットな表面を有する複数のローラで構成さ
    れることを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 処理液が溜められた処理槽を内蔵し、こ
    の処理槽内外でシート状の感光材料を搬送ローラにより
    挟持して複数列で搬送する感光材料処理装置であって、 感光材料の搬送方向を乳剤面を内周側として曲げるター
    ン部は、 感光材料を導入する入口側搬送ローラと、 感光材料を排出する出口側搬送ローラと、 これら2組の搬送ローラ間の感光材料の搬送経路に対向
    して位置し且つ感光材料の先端を出口側搬送ローラへ案
    内するターンガイドと、 を有して処理槽内の感光材料の案内部材の一部として構
    成され、 出口側搬送ローラが、ターン部の内周側に配置され表面
    がSEBS系エラストマで形成されるフラット形状ロー
    ラと、ターン部の外周側に配置される串形状ローラとの
    組み合わせで、形成され、 ターンガイドにガイドリブを複数設け、串形状ローラの
    各串駒間にこのガイドリブを入れ込むことを特徴とする
    感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 入口側搬送ローラを構成する複数のロー
    ラ間のニップ力による生じる最大隙間が、感光材料の厚
    みの1/3以下とされることを特徴とする請求項1記載
    の感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 入口側搬送ローラがそれぞれSEBS系
    エラストマで形成されたフラットな表面を有する複数の
    ローラで構成され、出口側搬送ローラのニップ力が入口
    側搬送ローラのニップ力より小さく設定されていること
    を特徴とする請求項2記載の感光材料処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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