JPH11326419A - フェーズドアレー測定法 - Google Patents

フェーズドアレー測定法

Info

Publication number
JPH11326419A
JPH11326419A JP10145137A JP14513798A JPH11326419A JP H11326419 A JPH11326419 A JP H11326419A JP 10145137 A JP10145137 A JP 10145137A JP 14513798 A JP14513798 A JP 14513798A JP H11326419 A JPH11326419 A JP H11326419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplitude
point
complex
phase
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10145137A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ohira
孝 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP10145137A priority Critical patent/JPH11326419A/ja
Publication of JPH11326419A publication Critical patent/JPH11326419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェーズドアレーからの放射位相を放射器毎
に分離して迅速に測定する方法を提供する。 【解決手段】 N個の可変移相器を全て所定値に設定し
て受波器で測定した振幅と位相で定まる複素平面上の点
(a)と、第m番目の移相器のみを所定値と異なる第1
の値及び第2の値に設定したときの受波器で測定した振
幅と位相で定まる点(b)と(c)を求め、これら3点
から外接円の中心点(o)を求め、m番目の放射器から
放射される波動の複素振幅を点(a)の複素振幅から点
(o)の複素振幅を引き算して得た値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の放射器から
なるフェーズドアレーアンテナを組み立て調整する際
に、アンテナから放射される波動を放射器毎に分離して
測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フェーズドアレーは複数の放射器を所定
の相対位相関係で励振することにより所望の放射パタン
を得る高機能なアンテナである。フェーズドアレーの基
本的な構成を図1に示す。ここで、1は入力端子、2は
1:N分配器、3は移相器、4は放射器、5は受波器、
6は検出器である。所望の放射パタンを正確に得るに
は、励振位相関係を正確に設定することが肝要である。
しかしながら、放射器を同一の製造工程で製作しても個
々に製造ばらつきが避けられず、従って、放射位相が放
射器毎に微妙に異なったものとなる。また、放射器と移
相器を接続する高周波ケーブルもその電気長に製造ばら
つきがあるため、位相偏差が生ずる。そこで、各移相器
を可変移相器として、これらの位相値を調節して、上記
製造ばらつきによる位相偏差を補償する方法がある。こ
のためには各放射器の位相偏差を正確に知る必要があ
る。放射位相はフェーズドアレーから離れた受波器で検
出する。受波器には全ての放射器からの波動が同時に到
達する。特定の放射器の放射位相を分離して独立に検出
するには、他の複数の放射器からの波動を止める必要が
ある。従来の測定においては、特定の1個の放射器のみ
を接続し、他の全ての放射器をケーブルからはずして終
端することにより、この目的を達していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
測定法では、ケーブルをはずして終端するという作業が
あるため、測定に多大な時間を費やすという欠点があ
る。放射器の数が多い場合に特にこの欠点は深刻なもの
となる。
【0004】本発明は、このような従来の欠点に鑑み、
フェーズドアレーからの放射位相を放射器毎に分離し
て、かつ、これを迅速に測定することを可能とし、しか
して、フェーズドアレーの組み立て調整時間を大幅に短
縮する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、入力端子と1:N信号分配器(Nは
2以上の整数)とN個の可変移相器とN個の放射器とか
ら構成されたフェーズドアレーアンテナと、前記フェー
ズドアレーアンテナから放射された波動を受信検出する
受波器とで構成された測定システムにおいて、前記N個
の可変移相器を全て所定の値に設定した状態で前記受波
器により測定した振幅と位相で定まる複素平面上の点a
と、前記N個の可変移相器の中の第m番目(1≦m≦
N)の可変移相器のみを所定値と異なる第1の値に変更
した状態で前記受波器により測定した振幅と位相で定ま
る複素平面上の点bと、更に前記第m番目(1≦m≦
N)の可変移相器のみを、前記所定値と異なり、かつ前
記第1の値と異なる第2の値に変更した状態で前記受波
器により測定した振幅と位相で定まる複素平面上の点c
とから、複素平面上の前記点a、点b、点cの3点を含
む外接円の中心点oを求め、前記複素平面上の点aに対
応する複素振幅から前記複素平面上の点oに対応する複
素振幅を引き算した複素振幅を前記第m番目の可変移相
器に接続された放射器から放射された波動の複素振幅と
するフェーズドアレー測定法にある。
【0006】本発明は、上述のように、特定の1個の放
射器からの放射位相を測定する際に、他の全ての放射器
をケーブルからはずすことなく測定できる点において、
従来の技術と異なる。
【0007】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の測定原理を説明
する複素平面を示す図である。同図において、3点a、
b、cは下記に説明する3つの状態における受波器の検
出振幅位相を複素平面上にプロットした点を表してい
る。また、点oは三角形abcの外心を表してある。測
定手順は以下のとおりである。
【0008】まず、N個の可変移相器を全て所定の値に
設定し、このときの受波器での振幅Aと位相φを記録
し、これを複素振幅Xa+jYaとする。すなわちXa
=Acosφ,Ya=Asinφである(図2の点
a)。
【0009】次に、N個の可変移相器のうちの第m番目
(1≦m≦N)の可変移相器だけを所定値から異なる位
相状態に変更し、同様に受波器での振幅と位相を記録し
複素振幅Xb+jYbとする(図2の点b)。
【0010】次に、前記第m番目の可変移相器をさらに
異なる位相状態に変更し、このときの受波器での振幅と
位相を記録し複素振幅Xc+jYcとする(図2の点
c)。
【0011】最後に、複素平面上での三角形abcの外
心をoとし、この複素数をXo+jYoとする(図2の
点o)。
【0012】受波器には全ての放射器からの波動が同時
に到達する。すなわち、a、b、cはともに着目してい
る第m番目の放射器からの波動に加えて、他の全ての放
射器からの波動成分が含まれている。第m番目の放射器
からの波動成分は3つの状態で位相は異なるが、振幅は
一定である。また、第m番目以外の放射器からの波動成
分は3つの状態で振幅と位相ともに一定である。これを
図2の複素平面上で考えると、第m番目以外の放射器か
らの波動成分が一定値(図2の点o)であり、そのまわ
りを一定の半径で異なる角度をもつ3点a、b、cが3
つの状態での受波器の検出値となる。3点a、b、cに
は求めるべき第m番目の放射器からの波動成分以外にも
他の全ての成分が含まれているが、これらは上述のよう
に三角形abcの外心oであるので、これを差し引いた
複素値(Xa−Xo)+j(Ya−Yo)が第m番目の
放射器からの波動成分となる。このようにして、特定の
放射器からのみの波動成分を他の放射器からの成分と分
離して独立に測定することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
他の全ての放射器をケーブルからはずすことなく、フェ
ーズドアレーからの放射位相を放射器毎に分離して、迅
速に測定することが可能となる。よって、フェーズドア
レーの組み立て調整時間を大幅に短縮することができ
る。放射器数が多い場合に特にその効果が顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フェーズドアレーの基本構成を示す図である。
【図2】本発明の測定原理を説明する複素平面を示す図
である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 1:N分配器 3 移相器 4 放射器 5 受波器 6 検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と1:N信号分配器(Nは2以
    上の整数)とN個の可変移相器とN個の放射器とから構
    成されたフェーズドアレーアンテナと、前記フェーズド
    アレーアンテナから放射された波動を受信検出する受波
    器とで構成された測定システムにおいて、 前記N個の可変移相器を全て所定の値に設定した状態で
    前記受波器により測定した振幅と位相で定まる複素平面
    上の点aと、 前記N個の可変移相器の中の第m番目(1≦m≦N)の
    可変移相器のみを所定値と異なる第1の値に変更した状
    態で前記受波器により測定した振幅と位相で定まる複素
    平面上の点bと、 更に前記第m番目(1≦m≦N)の可変移相器のみを、
    前記所定値と異なり、かつ前記第1の値と異なる第2の
    値に変更した状態で前記受波器により測定した振幅と位
    相で定まる複素平面上の点cとから、 複素平面上の前記点a、点b、点cの3点を含む外接円
    の中心点oを求め、 前記複素平面上の点aに対応する複素振幅から前記複素
    平面上の点oに対応する複素振幅を引き算した複素振幅
    を前記第m番目の可変移相器に接続された放射器から放
    射された波動の複素振幅とすることを特徴とするフェー
    ズドアレー測定法。
JP10145137A 1998-05-12 1998-05-12 フェーズドアレー測定法 Pending JPH11326419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10145137A JPH11326419A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 フェーズドアレー測定法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10145137A JPH11326419A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 フェーズドアレー測定法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11326419A true JPH11326419A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15378277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10145137A Pending JPH11326419A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 フェーズドアレー測定法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11326419A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016152560A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 富士通株式会社 アンテナ校正装置、及び、アンテナ校正方法
CN111273240A (zh) * 2020-02-21 2020-06-12 中国西安卫星测控中心 一种面向北斗三号立体四面相控阵天线测量基准确定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016152560A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 富士通株式会社 アンテナ校正装置、及び、アンテナ校正方法
CN111273240A (zh) * 2020-02-21 2020-06-12 中国西安卫星测控中心 一种面向北斗三号立体四面相控阵天线测量基准确定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5506592A (en) Multi-octave, low profile, full instantaneous azimuthal field of view direction finding antenna
US6400331B2 (en) Radio hologram observation apparatus and method therefor
US4809012A (en) Direction finding equipment
US3946395A (en) Radio direction finding apparatus
JPS601903A (ja) 複数の信号伝送チャネルを有するシステムの較正装置
US5181040A (en) Method of measuring the null angle of a monopulse antenna and apparatus therefor
US3090956A (en) Steerable antenna
EP0496381B1 (en) Method and apparatus for testing phase shifter modules of a phased array antenna
TW447173B (en) System and method for aligning signals having different phases
US5274389A (en) Broadband direction finding system
JPH11326419A (ja) フェーズドアレー測定法
JP2002243783A (ja) 近傍界測定を用いたアンテナの特性測定装置および特性測定方法
JPH0338548B2 (ja)
JP3070589B2 (ja) レーダ装置
JPH01195374A (ja) アンテナ測定方式
JP3336881B2 (ja) アンテナ測定法およびアンテナ測定装置
JPH0656925B2 (ja) 空中線放射素子の特性測定装置
JP2550707B2 (ja) フェーズドアレイレーダ
JPH07209360A (ja) マイクロ波放射計
JPH03143105A (ja) アンテナアレイ
JPH06105271B2 (ja) アンテナ測定法
JP2745844B2 (ja) アレーアンテナ励振方法
JPH08189957A (ja) 偏波面計測用アンテナおよび偏波面計測装置
JPH05322947A (ja) フェーズドアレー空中線の監視方法
JP2822714B2 (ja) アンテナ測定法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030520