JPH08189957A - 偏波面計測用アンテナおよび偏波面計測装置 - Google Patents
偏波面計測用アンテナおよび偏波面計測装置Info
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- JPH08189957A JPH08189957A JP7002140A JP214095A JPH08189957A JP H08189957 A JPH08189957 A JP H08189957A JP 7002140 A JP7002140 A JP 7002140A JP 214095 A JP214095 A JP 214095A JP H08189957 A JPH08189957 A JP H08189957A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 広範な偏波面計測周波数帯および覆域が得ら
れる特性の偏波面計測用アンテナを提供する。 【構成】 同一特性の二つのダイポールアンテナをそれ
ぞれの給電部位を中心として回転対称に直交させて偏波
面計測用アンテナ1を構成する。各ダイポールアンテナ
のエレメント素子10a〜10dは、少なくともその先
端部形状が略円弧状をなし基端部に当該ダイポールアン
テナ固有の給電ポートが形成された同一形態の平板状導
体であり、全てのエレメント素子10a〜10dの平板
面がダイポールアンテナの直交面に対して垂直または水
平に配置される。各ダイポールアンテナの出力は、バラ
ン回路11を経て後段の偏波面導出手段に送られる。
れる特性の偏波面計測用アンテナを提供する。 【構成】 同一特性の二つのダイポールアンテナをそれ
ぞれの給電部位を中心として回転対称に直交させて偏波
面計測用アンテナ1を構成する。各ダイポールアンテナ
のエレメント素子10a〜10dは、少なくともその先
端部形状が略円弧状をなし基端部に当該ダイポールアン
テナ固有の給電ポートが形成された同一形態の平板状導
体であり、全てのエレメント素子10a〜10dの平板
面がダイポールアンテナの直交面に対して垂直または水
平に配置される。各ダイポールアンテナの出力は、バラ
ン回路11を経て後段の偏波面導出手段に送られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、広帯域、広覆
域が要求される飛翔体の電波逆探装置や電子支援装置
(Electronic Support Measures:以下ESM)、ある
いは、ミサイルの目標追尾装置等において、その方位探
知誤差を補正するシステムに用いられる偏波面計測用ア
ンテナおよび偏波面計測装置に関する。
域が要求される飛翔体の電波逆探装置や電子支援装置
(Electronic Support Measures:以下ESM)、ある
いは、ミサイルの目標追尾装置等において、その方位探
知誤差を補正するシステムに用いられる偏波面計測用ア
ンテナおよび偏波面計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の偏波面計測用アンテナの構成とし
ては、例えば、図5(a)に示すように、二つのホーン
アンテナ(直線偏波アンテナ)50,51の偏波面を直
交させたもの、同図(b)に示すように、一つのダイポ
ールアンテナ(直線偏波アンテナ)52をロータリジョ
イント53で90度回転させるもの等が知られている。
ては、例えば、図5(a)に示すように、二つのホーン
アンテナ(直線偏波アンテナ)50,51の偏波面を直
交させたもの、同図(b)に示すように、一つのダイポ
ールアンテナ(直線偏波アンテナ)52をロータリジョ
イント53で90度回転させるもの等が知られている。
【0003】図5(a)に示す構成の偏波面計測用アン
テナでは、それぞれのホーンアンテナ50,51で到来
電波を受信し、これら受信信号50a,51aの振幅差
を、後段の偏波面判定手段(図示省略)に導いて到来電
波の偏波面を判定している(特公平6−174816号
の実施例2参照)。また、図5(b)に示す構成の偏波
面計測用アンテナでは、到来電波の受信時にダイポール
アンテナ52をロータリージョイント53で90度回転
させ、その回転前と回転後の受信電力53aの複素振幅
値よりポアンカレ球上の点を求め、これによって、到来
電波の偏波面、あるいは右旋円偏波か左旋円偏波かを判
定している。
テナでは、それぞれのホーンアンテナ50,51で到来
電波を受信し、これら受信信号50a,51aの振幅差
を、後段の偏波面判定手段(図示省略)に導いて到来電
波の偏波面を判定している(特公平6−174816号
の実施例2参照)。また、図5(b)に示す構成の偏波
面計測用アンテナでは、到来電波の受信時にダイポール
アンテナ52をロータリージョイント53で90度回転
させ、その回転前と回転後の受信電力53aの複素振幅
値よりポアンカレ球上の点を求め、これによって、到来
電波の偏波面、あるいは右旋円偏波か左旋円偏波かを判
定している。
【0004】図6は、例えば、二つのホーンアンテナか
ら成る偏波面計測用アンテナを用いた従来の方探誤差補
正システムの要部構成図であり、到来電波の偏波面の違
いによる方探方位誤差を低減させる場合の例を示すもの
である。
ら成る偏波面計測用アンテナを用いた従来の方探誤差補
正システムの要部構成図であり、到来電波の偏波面の違
いによる方探方位誤差を低減させる場合の例を示すもの
である。
【0005】このシステムは、例えば、飛翔体のESM
やミサイルなどのパッシブシーカ部に用いられ、その詳
細は、上述の特公平6−174816号公報に記載され
ているが、要約すれば下記のとおりに機能する。
やミサイルなどのパッシブシーカ部に用いられ、その詳
細は、上述の特公平6−174816号公報に記載され
ているが、要約すれば下記のとおりに機能する。
【0006】まず、偏波面計測用アンテナ61で受信し
た到来電波の信号振幅を受信機62で所定レベルに増幅
し、そのレベル差を表す差分信号に基づき、偏波面判定
器63で上記到来電波の偏波面を判定する。誤差補正デ
ータ記憶部64には、予め偏波面に対応する補正データ
が記憶されており、補正データ選択器65は、前段の偏
波面判定器63で判定された偏波面をキー情報とし、そ
れに対応した補正データを選択抽出して方探誤差補正器
66に送出する。方探誤差補正器66では、方探受信機
60の出力信号を上記抽出された補正データで補正して
方探誤差補正後信号を生成し、これを後段の出力処理手
段(図示省略)に送出する。
た到来電波の信号振幅を受信機62で所定レベルに増幅
し、そのレベル差を表す差分信号に基づき、偏波面判定
器63で上記到来電波の偏波面を判定する。誤差補正デ
ータ記憶部64には、予め偏波面に対応する補正データ
が記憶されており、補正データ選択器65は、前段の偏
波面判定器63で判定された偏波面をキー情報とし、そ
れに対応した補正データを選択抽出して方探誤差補正器
66に送出する。方探誤差補正器66では、方探受信機
60の出力信号を上記抽出された補正データで補正して
方探誤差補正後信号を生成し、これを後段の出力処理手
段(図示省略)に送出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の各偏波面計測用
アンテナは、それぞれの用途に適した効果を奏するもの
であるが、例えば、前述の方探誤差補正システムに用い
る場合には、以下のような問題が残るものであった。
アンテナは、それぞれの用途に適した効果を奏するもの
であるが、例えば、前述の方探誤差補正システムに用い
る場合には、以下のような問題が残るものであった。
【0008】即ち、図5(a)に示したように、二つの
ホーンアンテナ50,51で受信した電波のレベル差に
基づいて偏波面を判定する偏波面計測用アンテナでは、
垂直偏波および水平偏波に対しては高精度で偏波面判定
が可能となるが、それ以外の偏波面の到来電波に対して
は偏波面判定精度が極めて低下してしまう。また、偏波
面判定用の信号として受信信号の複素振幅値を用いた場
合、二つのホーンアンテナ50,51の中心部が空間的
に一致していないため、各々のホーンアンテナ50,5
1の正面方向以外の場所から到来する電波に対して位相
路長の違いが生じ、偏波面計測覆域が極めて狭くなって
しまう。
ホーンアンテナ50,51で受信した電波のレベル差に
基づいて偏波面を判定する偏波面計測用アンテナでは、
垂直偏波および水平偏波に対しては高精度で偏波面判定
が可能となるが、それ以外の偏波面の到来電波に対して
は偏波面判定精度が極めて低下してしまう。また、偏波
面判定用の信号として受信信号の複素振幅値を用いた場
合、二つのホーンアンテナ50,51の中心部が空間的
に一致していないため、各々のホーンアンテナ50,5
1の正面方向以外の場所から到来する電波に対して位相
路長の違いが生じ、偏波面計測覆域が極めて狭くなって
しまう。
【0009】他方、図5(b)に示したように、ロータ
リジョイント53にて一つのダイポールアンテナ52を
90度回転させる構成のものは、回転の前後に一定の時
間差が生じるのでモノパルス信号に対する偏波面計測が
不可能となる。
リジョイント53にて一つのダイポールアンテナ52を
90度回転させる構成のものは、回転の前後に一定の時
間差が生じるのでモノパルス信号に対する偏波面計測が
不可能となる。
【0010】そのため、これら偏波面計測用アンテナを
用いた方探誤差補正システムでは、受信覆域の一部分の
みの偏波面計測しか行えず、到来電波の偏波面の違いに
よる方探誤差を十分に低減させることができない問題が
あった。また、二つのホーンアンテナ50,51やロー
タリジョイント53を用いると、システムのアンテナ部
が大型化してしまい、飛翔体等のESMやミサイル等の
パッシブシーカ部への搭載が困難になる問題もあった。
用いた方探誤差補正システムでは、受信覆域の一部分の
みの偏波面計測しか行えず、到来電波の偏波面の違いに
よる方探誤差を十分に低減させることができない問題が
あった。また、二つのホーンアンテナ50,51やロー
タリジョイント53を用いると、システムのアンテナ部
が大型化してしまい、飛翔体等のESMやミサイル等の
パッシブシーカ部への搭載が困難になる問題もあった。
【0011】本発明の課題は、かかる問題点を解消し、
広範な偏波面計測周波数帯および覆域が得られる特性の
偏波面計測用アンテナ、および広帯域、広覆域が要求さ
れる飛翔体のESMやミサイルなどのパッシブシーカ部
への搭載に適する構成の小形の偏波面計測装置を提供す
ることにある。
広範な偏波面計測周波数帯および覆域が得られる特性の
偏波面計測用アンテナ、および広帯域、広覆域が要求さ
れる飛翔体のESMやミサイルなどのパッシブシーカ部
への搭載に適する構成の小形の偏波面計測装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の偏波面計測用アンテナは、同一特性の二つのダイポ
ールアンテナ、即ち、直線偏波アンテナをそれぞれの給
電部位を中心として回転対称に配して成り、各ダイポー
ルアンテナのエレメント素子は、少なくともその先端部
形状が略円弧状をなし基端部に当該ダイポールアンテナ
固有の給電ポートが形成された同一形態の平板状導体で
あることを特徴とする。
明の偏波面計測用アンテナは、同一特性の二つのダイポ
ールアンテナ、即ち、直線偏波アンテナをそれぞれの給
電部位を中心として回転対称に配して成り、各ダイポー
ルアンテナのエレメント素子は、少なくともその先端部
形状が略円弧状をなし基端部に当該ダイポールアンテナ
固有の給電ポートが形成された同一形態の平板状導体で
あることを特徴とする。
【0013】上記構成において、各ダイポールアンテナ
を同一平面内で直交させ、かつ、全てのエレメント素子
の平板面を前記直交面に対して垂直または平行となるよ
うに配置することができる。好ましくは、各ダイポール
アンテナによる電波受信覆域の一部であって前記直交面
と平行となる部位に電波吸収体を配する。
を同一平面内で直交させ、かつ、全てのエレメント素子
の平板面を前記直交面に対して垂直または平行となるよ
うに配置することができる。好ましくは、各ダイポール
アンテナによる電波受信覆域の一部であって前記直交面
と平行となる部位に電波吸収体を配する。
【0014】また、上記課題を解決する本発明の直線偏
波面計測装置は、不特定空域に存する電波反射体または
輻射体からの到来電波を受信する上記本発明の偏波面計
測用アンテナと、この偏波面計測用アンテナを構成する
個々のダイポールアンテナより導かれたそれぞれの受信
信号に基づいて信号間位相角度差を検出し、検出した信
号間位相角度差から前記到来電波の偏波面情報を導出す
る偏波面導出手段と、を有することを特徴とする。
波面計測装置は、不特定空域に存する電波反射体または
輻射体からの到来電波を受信する上記本発明の偏波面計
測用アンテナと、この偏波面計測用アンテナを構成する
個々のダイポールアンテナより導かれたそれぞれの受信
信号に基づいて信号間位相角度差を検出し、検出した信
号間位相角度差から前記到来電波の偏波面情報を導出す
る偏波面導出手段と、を有することを特徴とする。
【0015】偏波面導出手段は、例えば個々のダイポー
ルアンテナより導かれた受信信号の複素振幅値の差分値
から前記信号間位相角度差を検出する構成とする。
ルアンテナより導かれた受信信号の複素振幅値の差分値
から前記信号間位相角度差を検出する構成とする。
【0016】
【作用】本発明の偏波面計測用アンテナは、同一特性の
二つのダイポールアンテナがその給電部位を中心として
回転対称に配されており、両者の空間的な中心点が一致
するので、アンテナ正面以外の方向から到来する電波で
あっても各々のダイポールアンテナの受信信号に位相路
長差が生じない。
二つのダイポールアンテナがその給電部位を中心として
回転対称に配されており、両者の空間的な中心点が一致
するので、アンテナ正面以外の方向から到来する電波で
あっても各々のダイポールアンテナの受信信号に位相路
長差が生じない。
【0017】特にダイポールアンテナを互いに直交させ
る構成では、水平、垂直の両偏波を同時に受信すること
ができるので、モノパルス信号であっても偏波面計測が
可能になる。また、上記位相路長差が生じないので、後
段の偏波面判定に際して各受信電力の複素振幅値を用い
た場合の偏波面計測覆域が従来の各手法による場合より
も格段に拡がる。さらに、各ダイポールアンテナのエレ
メント素子が平板状導体であり、少なくともその先端部
形状が略円弧状なので、線状ダイポールアンテナに比べ
てより広い周波数範囲にわたってインピーダンスが整合
し、電波の受信覆域も拡がる。
る構成では、水平、垂直の両偏波を同時に受信すること
ができるので、モノパルス信号であっても偏波面計測が
可能になる。また、上記位相路長差が生じないので、後
段の偏波面判定に際して各受信電力の複素振幅値を用い
た場合の偏波面計測覆域が従来の各手法による場合より
も格段に拡がる。さらに、各ダイポールアンテナのエレ
メント素子が平板状導体であり、少なくともその先端部
形状が略円弧状なので、線状ダイポールアンテナに比べ
てより広い周波数範囲にわたってインピーダンスが整合
し、電波の受信覆域も拡がる。
【0018】また、本発明の偏波面計測装置では、上記
偏波面計測用アンテナで不特定空域に存する電波反射体
または輻射体からの到来電波を受信し、受信信号を偏波
面導出手段に導く。偏波面導出手段では、例えば、個々
のダイポールアンテナから受信した信号の複素振幅値の
差分値から信号間位相角度差を検出し、検出した信号間
位相角度差から到来電波の偏波面情報を導出する。この
偏波面情報は、前述の方探誤差補正システム等におい
て、誤差データの選択抽出のためのキー情報として用い
られる。
偏波面計測用アンテナで不特定空域に存する電波反射体
または輻射体からの到来電波を受信し、受信信号を偏波
面導出手段に導く。偏波面導出手段では、例えば、個々
のダイポールアンテナから受信した信号の複素振幅値の
差分値から信号間位相角度差を検出し、検出した信号間
位相角度差から到来電波の偏波面情報を導出する。この
偏波面情報は、前述の方探誤差補正システム等におい
て、誤差データの選択抽出のためのキー情報として用い
られる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0020】(第1実施例)図1(a)は、本発明の第
1実施例に係る偏波面計測用アンテナの正面図、同
(b)はその側面図である。この実施例は、二つのダイ
ポールアンテナ(直線偏波アンテナ)を各々の給電部位
を中心として同一平面内で直交させるとともに、この直
交面に対して各エレメント素子の平板面を垂直に配した
例を示すものである。
1実施例に係る偏波面計測用アンテナの正面図、同
(b)はその側面図である。この実施例は、二つのダイ
ポールアンテナ(直線偏波アンテナ)を各々の給電部位
を中心として同一平面内で直交させるとともに、この直
交面に対して各エレメント素子の平板面を垂直に配した
例を示すものである。
【0021】図中、符号1は偏波面計測用アンテナ、1
0a〜10dは、各ダイポールアンテナを構成する二対
のエレメント素子である。各エレメント素子10a〜1
0dは、それぞれ同一寸法の楕円形平板状導体からな
る。その基端部には、当該ダイポールアンテナ固有の給
電ポートが形成されている。ここに、給電ポートとは、
二線式給電線の一方と導通接続する部分をいう。個々の
エレメント素子10a〜10dの形状である楕円形平板
状導体の縦横比については、縦軸長をb,横軸長をaと
したときに、a>b、a<bのいずれであっても良い。
a=bのような円形にすることもできる。
0a〜10dは、各ダイポールアンテナを構成する二対
のエレメント素子である。各エレメント素子10a〜1
0dは、それぞれ同一寸法の楕円形平板状導体からな
る。その基端部には、当該ダイポールアンテナ固有の給
電ポートが形成されている。ここに、給電ポートとは、
二線式給電線の一方と導通接続する部分をいう。個々の
エレメント素子10a〜10dの形状である楕円形平板
状導体の縦横比については、縦軸長をb,横軸長をaと
したときに、a>b、a<bのいずれであっても良い。
a=bのような円形にすることもできる。
【0022】また、符号11は、偏波面計測用アンテナ
1と図示しない後段回路との整合をとるためのバラン回
路である。バラン回路11は、各ダイポールアンテナの
給電ポートに接続された二対の給電線から各々受信信号
を得て、これを後段回路で用いる偏波面判定用信号11
a,11bに変換して出力するものである。
1と図示しない後段回路との整合をとるためのバラン回
路である。バラン回路11は、各ダイポールアンテナの
給電ポートに接続された二対の給電線から各々受信信号
を得て、これを後段回路で用いる偏波面判定用信号11
a,11bに変換して出力するものである。
【0023】このような構成の偏波面計測用アンテナ1
は、各エレメント素子10a〜10dが平板状導体なの
で、使用可能な周波数範囲が線状の場合よりも広い。ま
た、この偏波面計測用アンテナ1は、その形状が全て同
一寸法の楕円形であり、到来電波の受信覆域にバラツキ
がないので、偏波面計測に適した特性が得られる。ま
た、各々固有の給電ポートを有するダイポールアンテナ
が該給電ポートを中心に直交しているので、水平、垂直
の両偏波を同時に受信することができ、モノパルス信号
に対しても偏波面計測が可能となる。さらに、各ダイポ
ールアンテナの中心部の空間的なずれがないため、到来
電波の方位による位相路長差を考慮する必要がなくな
り、後段回路への偏波判定用信号として受信信号の複素
振幅値を用いたときの偏波面計測覆域を拡げることがで
きる。これは、到来電波の方向が不明確な場合に効果的
となる。
は、各エレメント素子10a〜10dが平板状導体なの
で、使用可能な周波数範囲が線状の場合よりも広い。ま
た、この偏波面計測用アンテナ1は、その形状が全て同
一寸法の楕円形であり、到来電波の受信覆域にバラツキ
がないので、偏波面計測に適した特性が得られる。ま
た、各々固有の給電ポートを有するダイポールアンテナ
が該給電ポートを中心に直交しているので、水平、垂直
の両偏波を同時に受信することができ、モノパルス信号
に対しても偏波面計測が可能となる。さらに、各ダイポ
ールアンテナの中心部の空間的なずれがないため、到来
電波の方位による位相路長差を考慮する必要がなくな
り、後段回路への偏波判定用信号として受信信号の複素
振幅値を用いたときの偏波面計測覆域を拡げることがで
きる。これは、到来電波の方向が不明確な場合に効果的
となる。
【0024】(第2実施例)図2(a)は、本発明の第
2実施例に係る偏波面計測用アンテナの正面図、同
(b)はその側面図である。この実施例は、二つのダイ
ポールアンテナを各々の給電部位を中心として同一平面
内で直交させるとともに、この直交面に対して各エレメ
ント素子を水平に配した例を示すものである。符号2
は、この実施例の偏波面計測用アンテナ、12は、偏波
面計測用アンテナ2の整合をとるバラン回路である。
2実施例に係る偏波面計測用アンテナの正面図、同
(b)はその側面図である。この実施例は、二つのダイ
ポールアンテナを各々の給電部位を中心として同一平面
内で直交させるとともに、この直交面に対して各エレメ
ント素子を水平に配した例を示すものである。符号2
は、この実施例の偏波面計測用アンテナ、12は、偏波
面計測用アンテナ2の整合をとるバラン回路である。
【0025】なお、図2(b)は、各エレメント素子を
図1(b)に示した楕円形平板状導体10a〜10dと
同一形状にした例を示すものであるが、その縦横比やエ
レメント間隔によっては、全てのエレメント素子10a
〜10dを同一平面内に配置できない場合がある。この
場合は、隣接のエレメント素子と接触しない程度に、そ
の基端部に向かう部分をテーパ状に成形し、テーパ状導
体板の収束点付近に給電ポートを設けることで、偏波面
計測上良好な特性のアンテナが得られる。
図1(b)に示した楕円形平板状導体10a〜10dと
同一形状にした例を示すものであるが、その縦横比やエ
レメント間隔によっては、全てのエレメント素子10a
〜10dを同一平面内に配置できない場合がある。この
場合は、隣接のエレメント素子と接触しない程度に、そ
の基端部に向かう部分をテーパ状に成形し、テーパ状導
体板の収束点付近に給電ポートを設けることで、偏波面
計測上良好な特性のアンテナが得られる。
【0026】このような構成の偏波面計測用アンテナ2
によれば、第1実施例で説明した偏波面計測用アンテナ
1とは若干の受信覆域上の違いがあるものの、ほぼ同一
の効果が得られる。この偏波面計測用アンテナ2の受信
信号は、バラン回路12で後段回路で用いる偏波面判定
用信号12a,12bに変換される。
によれば、第1実施例で説明した偏波面計測用アンテナ
1とは若干の受信覆域上の違いがあるものの、ほぼ同一
の効果が得られる。この偏波面計測用アンテナ2の受信
信号は、バラン回路12で後段回路で用いる偏波面判定
用信号12a,12bに変換される。
【0027】(第3実施例)図3(a)は、本発明の第
3実施例に係る偏波面計測用アンテナの正面図、同
(b)はその側面図である。この実施例は、電波受信覆
域の一部に電波吸収体を配した場合の例を示すものであ
る。
3実施例に係る偏波面計測用アンテナの正面図、同
(b)はその側面図である。この実施例は、電波受信覆
域の一部に電波吸収体を配した場合の例を示すものであ
る。
【0028】図示の例では、第1実施例で説明した偏波
面計測用アンテナ1とバラン回路11との間であって、
各ダイポールアンテナの直交面に平行となる部位に、有
底円柱状のキャビティ13を装加し、さらに、キャビテ
ィ13の底部と各ダイポールアンテナとの間に、電波吸
収体14を略平行に配設している。この電波吸収体14
は、到来電波の反射を抑制する周知の材質であってよ
い。
面計測用アンテナ1とバラン回路11との間であって、
各ダイポールアンテナの直交面に平行となる部位に、有
底円柱状のキャビティ13を装加し、さらに、キャビテ
ィ13の底部と各ダイポールアンテナとの間に、電波吸
収体14を略平行に配設している。この電波吸収体14
は、到来電波の反射を抑制する周知の材質であってよ
い。
【0029】このようにすれば、各ダイポールアンテナ
の直交面に対して垂直上方がピーク点となる指向性の偏
波面計測用アンテナが得られる。また、各エレメント素
子10a〜10dへの直接波以外の電波が電波吸収体1
4で吸収されるので、非直接波成分が抑制され、偏波面
計測精度を格段に向上させることができる。
の直交面に対して垂直上方がピーク点となる指向性の偏
波面計測用アンテナが得られる。また、各エレメント素
子10a〜10dへの直接波以外の電波が電波吸収体1
4で吸収されるので、非直接波成分が抑制され、偏波面
計測精度を格段に向上させることができる。
【0030】なお、上記第1〜第3の実施例では、水
平、垂直の両偏波の同時受信に適するように、各ダイポ
ールアンテナを直交させた場合について説明したが、よ
り一般的には、各ダイポールアンテナをその給電部位を
中心として回転対称に配した構成であれば良い。
平、垂直の両偏波の同時受信に適するように、各ダイポ
ールアンテナを直交させた場合について説明したが、よ
り一般的には、各ダイポールアンテナをその給電部位を
中心として回転対称に配した構成であれば良い。
【0031】(第4実施例)図4は、本発明の偏波面計
測装置を有する方探誤差補正システムの要部構成図であ
り、従来技術を示した図6に対応するものである。
測装置を有する方探誤差補正システムの要部構成図であ
り、従来技術を示した図6に対応するものである。
【0032】図4において、符号1,11,13は、例
えば、第3実施例で説明した偏波面計測用アンテナ、バ
ラン回路、キャビティであり、15は2チャネル受信
機、16は偏波面判定器である。2チャネル受信機15
と偏波面判定機6とで偏波面導出手段を構成し、この偏
波面導出手段と偏波面計測用アンテナ1等とを含んで偏
波面計測装置を構成している。なお、方探受信機60,
誤差補正データ記憶部64,補正データ選択器65,方
探誤差補正器66は、図6に示した従来システムと同一
の構成部品なので、同一符号を付して説明する。
えば、第3実施例で説明した偏波面計測用アンテナ、バ
ラン回路、キャビティであり、15は2チャネル受信
機、16は偏波面判定器である。2チャネル受信機15
と偏波面判定機6とで偏波面導出手段を構成し、この偏
波面導出手段と偏波面計測用アンテナ1等とを含んで偏
波面計測装置を構成している。なお、方探受信機60,
誤差補正データ記憶部64,補正データ選択器65,方
探誤差補正器66は、図6に示した従来システムと同一
の構成部品なので、同一符号を付して説明する。
【0033】この方探誤差補正システムの動作は、下記
のとおりである。
のとおりである。
【0034】キャビティ13によって、偏波面計測用ア
ンテナ1の各エレメント素子に直接到来した電波以外の
電波が除去され、各エレメント素子に直接到来した電波
による信号のみが、各ダイポールアンテナ固有の給電ポ
ート、バラン回路11を経てそれぞれ2チャネル受信機
15に導かれる。2チャネル受信機15では、二つの受
信信号を所定レベルに増幅して偏波面判定器16に送
る。偏波面判定器16は、これら信号の複素振幅値の差
分から信号間位相角度差を検出し、検出した信号間位相
角度差から到来電波の偏波面を判定する。補正データ選
択器65は、偏波面判定器16で判定された偏波面(偏
波面情報)をキー情報とし、それに対応した補正データ
を補正データ記憶部64から選択抽出して、方探誤差補
正器66に送出する。方探誤差補正器66では、方探受
信機60の出力信号を上記抽出された補正データで補正
して方探誤差補正後信号を生成し、これを後段の出力処
理手段(図示省略)に送出する。
ンテナ1の各エレメント素子に直接到来した電波以外の
電波が除去され、各エレメント素子に直接到来した電波
による信号のみが、各ダイポールアンテナ固有の給電ポ
ート、バラン回路11を経てそれぞれ2チャネル受信機
15に導かれる。2チャネル受信機15では、二つの受
信信号を所定レベルに増幅して偏波面判定器16に送
る。偏波面判定器16は、これら信号の複素振幅値の差
分から信号間位相角度差を検出し、検出した信号間位相
角度差から到来電波の偏波面を判定する。補正データ選
択器65は、偏波面判定器16で判定された偏波面(偏
波面情報)をキー情報とし、それに対応した補正データ
を補正データ記憶部64から選択抽出して、方探誤差補
正器66に送出する。方探誤差補正器66では、方探受
信機60の出力信号を上記抽出された補正データで補正
して方探誤差補正後信号を生成し、これを後段の出力処
理手段(図示省略)に送出する。
【0035】このように、本発明の偏波面計測装置を用
いることにより、偏波面計測周波数範囲および受信覆域
が拡がり、偏波面計測誤差も少なくなるので、大幅な設
計変更を要さずに、方探誤差補正システムの性能を向上
させることができる。また、従来のように、少なくとも
二つのホーンアンテナやロータリージョイントを用いる
場合よりも、アンテナ部を小型化できるので、飛翔体等
のESMやミサイルなどのパッシブシーカ部への搭載が
容易となる。
いることにより、偏波面計測周波数範囲および受信覆域
が拡がり、偏波面計測誤差も少なくなるので、大幅な設
計変更を要さずに、方探誤差補正システムの性能を向上
させることができる。また、従来のように、少なくとも
二つのホーンアンテナやロータリージョイントを用いる
場合よりも、アンテナ部を小型化できるので、飛翔体等
のESMやミサイルなどのパッシブシーカ部への搭載が
容易となる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の偏波面計測用アンテナは、各ダイポールアンテナを構
成するエレメント素子を、少なくともその先端部形状が
略円弧状をなし基端部に当該ダイポールアンテナ固有の
給電ポートが形成された同一形態の平板状導体としたの
で、線状ダイポールアンテナに比べて偏波面計測周波数
範囲が格段に拡がる効果がある。また、このようなエレ
メント素子から成る二つのダイポールアンテナをそれぞ
れの給電部位を中心として回転対称に配したので、各種
偏波面の同時受信、モノパルス信号に対する偏波面計測
が可能となる効果がある。さらに、各ダイポールアンテ
ナの中心が空間的に一致するので、偏波判定用の信号と
して複素振幅値を用いた場合であっても位相路長の問題
が生じることがなく、偏波面計測覆域が拡がる効果があ
る。
の偏波面計測用アンテナは、各ダイポールアンテナを構
成するエレメント素子を、少なくともその先端部形状が
略円弧状をなし基端部に当該ダイポールアンテナ固有の
給電ポートが形成された同一形態の平板状導体としたの
で、線状ダイポールアンテナに比べて偏波面計測周波数
範囲が格段に拡がる効果がある。また、このようなエレ
メント素子から成る二つのダイポールアンテナをそれぞ
れの給電部位を中心として回転対称に配したので、各種
偏波面の同時受信、モノパルス信号に対する偏波面計測
が可能となる効果がある。さらに、各ダイポールアンテ
ナの中心が空間的に一致するので、偏波判定用の信号と
して複素振幅値を用いた場合であっても位相路長の問題
が生じることがなく、偏波面計測覆域が拡がる効果があ
る。
【0037】また、本発明の偏波面計測装置は、上記偏
波面計測用アンテナをそのアンテナ部に含むので、広帯
域、広覆域が要求される飛翔体のESMやミサイルなど
のパッシブシーカ部への搭載に適する小形の構成を容易
に実現できる効果がある。
波面計測用アンテナをそのアンテナ部に含むので、広帯
域、広覆域が要求される飛翔体のESMやミサイルなど
のパッシブシーカ部への搭載に適する小形の構成を容易
に実現できる効果がある。
【図1】(a)は、本発明の第1実施例に係る偏波面計
測用アンテナの正面図、同(b)はその側面図である。
測用アンテナの正面図、同(b)はその側面図である。
【図2】(a)は、本発明の第2実施例に係る偏波面計
測用アンテナの正面図、同(b)はその側面図である。
測用アンテナの正面図、同(b)はその側面図である。
【図3】(a)は、本発明の第3実施例に係る偏波面計
測用アンテナの正面図、同(b)はその側面図である。
測用アンテナの正面図、同(b)はその側面図である。
【図4】本発明の偏波面計測装置を有する方探誤差補正
システムの要部構成図である。
システムの要部構成図である。
【図5】従来の偏波面計測用アンテナの説明図であり、
(a)は二つのホーンアンテナの偏波面を直交させたも
の、(b)は受信時に一つのダイポールアンテナをロー
タリジョイントで90°回転させるもの、の例を示す。
(a)は二つのホーンアンテナの偏波面を直交させたも
の、(b)は受信時に一つのダイポールアンテナをロー
タリジョイントで90°回転させるもの、の例を示す。
【図6】従来の方探誤差補正システムの要部構成図であ
る。
る。
1,2 偏波面計測用アンテナ 10a〜10d 平板状導体から成るエレメント素子 11,12 アンテナの整合をとるバラン回路 13 キャビティ 14 電波吸収体
Claims (6)
- 【請求項1】 同一特性の二つのダイポールアンテナを
それぞれの給電部位を中心として回転対称に配した偏波
面計測用アンテナであって、 各ダイポールアンテナのエレメント素子は、少なくとも
その先端部形状が略円弧状をなし、基端部に当該ダイポ
ールアンテナ固有の給電ポートが形成された同一形態の
平板状導体であることを特徴とする偏波面計測用アンテ
ナ。 - 【請求項2】 各ダイポールアンテナが同一平面内で直
交し、かつ、全てのエレメント素子の平板面が前記直交
面に対して垂直となることを特徴とする請求項1記載の
偏波面計測用アンテナ。 - 【請求項3】 各ダイポールアンテナが同一平面内で直
交し、かつ、全てのエレメント素子の平板面が前記直交
面に対して平行となることを特徴とする請求項1記載の
偏波面計測用アンテナ。 - 【請求項4】 各ダイポールアンテナによる電波受信覆
域の一部であって、前記直交面と平行となる部位に電波
吸収体を配したことを特徴とする請求項2または3記載
の偏波面計測用アンテナ。 - 【請求項5】 不特定空域に存する電波反射体または輻
射体からの到来電波を受信する請求項1乃至4のいずれ
かの項記載の偏波面計測用アンテナと、 この偏波面計測用アンテナを構成する個々のダイポール
アンテナより導かれたそれぞれの受信信号に基づいて信
号間位相角度差を検出し、検出した信号間位相角度差か
ら前記到来電波の偏波面情報を導出する偏波面導出手段
とを有することを特徴とする偏波面計測装置。 - 【請求項6】 前記偏波面導出手段は、個々のダイポー
ルアンテナより導かれた受信信号の複素振幅値の差分か
ら前記信号間位相角度差を検出する構成であることを特
徴とする請求項5記載の偏波面計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7002140A JPH08189957A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 偏波面計測用アンテナおよび偏波面計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7002140A JPH08189957A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 偏波面計測用アンテナおよび偏波面計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08189957A true JPH08189957A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11521043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7002140A Pending JPH08189957A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 偏波面計測用アンテナおよび偏波面計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08189957A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004067639A1 (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-12 | Arakawa Chemical Industries, Ltd. | 樹脂用可塑剤及び樹脂組成物 |
US7336234B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-02-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Antenna apparatus and communication method employing it |
US20220336966A1 (en) * | 2021-04-20 | 2022-10-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Polarization direction measuring device, method of acquiring intensity ratio tables, polarization direction measuring method, and computer-readable storage medium |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0653726A (ja) * | 1992-07-29 | 1994-02-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | アレイアンテナ装置 |
JPH06177635A (ja) * | 1992-12-07 | 1994-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | クロスダイポールアンテナ装置 |
JPH06174816A (ja) * | 1992-12-10 | 1994-06-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 方探システム |
-
1995
- 1995-01-10 JP JP7002140A patent/JPH08189957A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0653726A (ja) * | 1992-07-29 | 1994-02-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | アレイアンテナ装置 |
JPH06177635A (ja) * | 1992-12-07 | 1994-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | クロスダイポールアンテナ装置 |
JPH06174816A (ja) * | 1992-12-10 | 1994-06-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 方探システム |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11862858B2 (en) * | 2021-04-20 | 2024-01-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Polarization direction measuring device, method of acquiring intensity ratio tables, polarization direction measuring method, and computer-readable storage medium |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |