JPH11326206A - 炉内溶融金属の光学的測定装置 - Google Patents

炉内溶融金属の光学的測定装置

Info

Publication number
JPH11326206A
JPH11326206A JP10126212A JP12621298A JPH11326206A JP H11326206 A JPH11326206 A JP H11326206A JP 10126212 A JP10126212 A JP 10126212A JP 12621298 A JP12621298 A JP 12621298A JP H11326206 A JPH11326206 A JP H11326206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
transmission
trunnion
optical path
molten metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10126212A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Imai
浩文 今井
Katsuhiro Minamida
勝宏 南田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP10126212A priority Critical patent/JPH11326206A/ja
Publication of JPH11326206A publication Critical patent/JPH11326206A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定装置と炉との相対位置が変化しても、ま
たサンプリングをせずに溶融金属の組成や温度などを直
接的に測定することができる炉内溶融金属の光学的測定
装置を提供する。 【解決手段】 レーザ発振器11と、レーザ発振器11
から炉壁を貫通する直管を経て炉1内に至る伝送光路
と、レーザ光LBの照射により溶融金属に発生したプラズ
マを分光分析する分光・解析装置55とを備えている。
炉体2を保持するトラニオン4内に、伝送光路が形成さ
れている。レーザ発振器11の出力側に接続された固定
伝送管13とトラニオン4とが回転継手21を介して相
対的に回転可能に連結され、固定伝送管13およびトラ
ニオン4内の伝送光路に通じる伝送光路が回転継手4内
に形成されている。また、トラニオン4内の伝送光路と
前記直管とを連絡する炉体側伝送管31が炉体2に固定
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炉内溶融金属の
光学的測定装置、特に転炉、電気炉、AOD炉などの炉
内の溶鋼その他の溶融金属の組成、温度などを光学的に
測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鋼等の金属の精錬に用いられる転
炉における溶湯成分の分析方法としてレーザ発光分析法
がその高速性から注目されている。たとえば、特開昭6
0−231141号公報は、炉壁を貫通する小管から炉
内の溶融金属にレーザ光を照射してプラズマを発生さ
せ、プラズマからの光を分光分析して溶融金属の組成と
濃度を求める分析方法を開示している。しかし、この公
報で開示された技術を、レーザ発振器と炉との相対位置
が変化する転炉に用いることはできない。
【0003】また、特開平5−40094号公報によれ
ば、自由度を有する複数の関節部を備え、その内部にレ
ーザ光を伝送して分析対象の溶融金属の試料にレーザ光
を照射するレーザ導波管と、導波管の位置を制御する制
御機構と、レーザ光の照射により前記試料の表面に発生
したプラズマ光を伝播する光ファイバと、光ファイバに
て伝播されたプラズマ光のスペクトルを分光解析して前
記溶融金属の成分分析を行う分光器とを具備することを
特徴とする溶融金属の成分分析装置が開示されている。
この装置によれば、試料の搬送時間の大幅な短縮が可能
とされている。しかし、この装置では、試料のサンプリ
ングが必要なので連続分析はできない。また、場合によ
っては密閉されることもある転炉の炉内で何度も試料の
サンプリングを行うことは難しい。
【0004】溶融金属の温度測定に、放射温度計が広く
用いられている。温度測定の場合も、炉体の傾動に関係
なく、常設の装置で温度測定できることが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、測定装置
と炉との相対位置が変化しても、またサンプリングをせ
ずに溶融金属の組成や温度などを直接的に測定すること
ができる炉内溶融金属の光学的測定装置を提供すること
を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は従来技術の課
題を解決するものであって、第1の発明の炉内溶融金属
の光学的測定装置は、炉体がトラニオンにより傾動可能
に保持された金属溶融炉において、溶融金属にレーザ光
を照射してプラズマ光を発生するためのレーザ発振器
と、前記レーザ発振器から炉壁を貫通する直管を経て炉
内に至る伝送光路と、前記プラズマ光を炉外に伝送する
光ファイバと、光ファイバで伝送されたプラズマ光を分
光分析する分光・解析装置とを備えている。前記トラニ
オン内に伝送光路が形成されており、レーザ発振器の出
力側に接続された固定伝送管とトラニオンとが回転継手
を介して相対的に回転可能に連結され、固定伝送管およ
びトラニオン内の伝送光路に通じる伝送光路が回転継手
内に形成されており、トラニオン内の伝送光路と前記直
管とを連絡する炉体側伝送管が炉体に固定されている。
【0007】レーザ発振器が接続された固定伝送管とト
ラニオンとは回転継手を介して連結されており、炉体側
伝送管は炉体と一体となって傾動する。したがって、炉
体が傾動してもレーザ光を炉内の溶鋼に集光・照射する
ことができるので、サンプリングをせずに溶鋼を直接的
に分析することができる。また、転炉を交換する場合、
固定伝送管とトラニオンとは回転継手で切り離すことが
できる。したがって、レーザ発振器および固定伝送管
は、常設の設備とすることができる。
【0008】第2の発明の炉内溶融金属の光学的測定装
置は、炉体がトラニオンにより傾動可能に保持された金
属溶融炉の炉内溶融金属の温度を測定する炉内溶融金属
の光学的測定装置において、炉内観測口の界面に発生す
るマッシュルームをレーザ光の照射により開口するため
のレーザ発振器と、レーザ発振器から炉壁を貫通する直
管を経て炉内に至る伝送光路と、炉内溶融金属の放射を
炉外に伝送する光ファイバと、光ファイバで伝送された
溶融金属の放射により炉内の溶融温度を測定する放射温
度測定装置とを備えている。前記トラニオン内に伝送光
路が形成されており、レーザ発振器の出力側に接続され
た固定伝送管とトラニオンとが回転継手を介して相対的
に回転可能に連結され、固定伝送管およびトラニオン内
の伝送光路に通じる伝送光路が回転継手内に形成されて
おり、トラニオン内の伝送光路と前記直管とを連絡する
炉体側伝送管が炉体に固定されている。
【0009】第2の発明の炉内溶融金属の光学的測定装
置は、第1の発明の光学的測定装置と同様に、炉体が傾
動しても溶融金属を直接的に測定することができる。ま
た、炉を交換する場合、固定伝送管とトラニオンとは回
転継手で切り離すことができるので、放射温度計および
固定伝送管は、常設の設備とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、第1の発明について、炉が
転炉であり、溶融金属が溶鋼である場合について説明す
る。
【0011】上記のように、溶鋼の連続的な成分分析を
行うには、サンプリングをせずに溶鋼を直接的にレーザ
発光分析する常設の分析手段が必要である。それには、
転炉の炉壁に観測羽口、あるいは炉壁を貫通する直管を
設け、それを介してレーザ光を溶鋼上に照射することが
考えられる。
【0012】レーザ発振器の設置場所としては、炉体に
固定するか、または炉体とは別に設置するかである。炉
体およびレーザ発振器の寸法だけについていえば、前者
の方法はなんとか可能であるが、1炉体に1台のレーザ
発振器が必要となり、工業的には必ずしも得策でない。
また、レーザ発振器が、溶鋼やスラグの飛散により被害
を受けやすい。したがって、後者の炉体とレーザ発振器
とを別に設置する方法を取る必要がある。しかし、この
場合、炉体の交換を考慮して、レーザ発振器を炉体から
完全に切り離せる構造にしておかねばならない。同時に
連結時には、炉体の傾動時の位置の相対変位を考慮して
不動点において連結する必要がある。このために、たと
えば図5に示すように、レーザ発振器11と転炉1の炉
体2を炉壁上の一点、たとえば入出力部65で連結する
と、伝送光路を保護するための伸縮可能な伝送管66
や、少なくとも2箇所に関節機構67、68が必要とな
る。したがって、コスト、作業性、保守性、耐久性など
の点で必ずしも工業的に有利な方法とはいえない。な
お、レーザ光の伝送に光ファイバを用いれば、光ファイ
バのたるみで位置の相対変化を吸収できるが、レーザ発
光分析に用いるピークパワーの高いパルスレーザ光は光
ファイバで伝送することができない。以上の検討に基づ
き、発明者等は転炉のトラニオンにレーザ光の伝送光路
を内蔵する方法を着想した。トラニオンの中心軸線は傾
動時にも不変であり、伝送光路長の変化を生じない。し
たがって、レーザ発振器からトラニオンの部分までの伝
送管は常設、固定でよく、また炉体の交換は切放しと連
結のみの作業となる。
【0013】以下、この発明を図面に基づき詳細に説明
する。図1〜図3は、この発明の実施の1形態を示てい
る。
【0014】転炉1は炉体2にトラニオン4が固定され
ており、トラニオン4は軸受8で支持されている。モー
タ、減速機などからなる傾動装置(いずれも図示しな
い)が、トラニオン4に接続されており、炉体2は傾動
装置により傾動される。
【0015】傾動装置とは反対側のフロア10に、レー
ザ発振器11が設置されている。レーザ発振器11は、
QスイッチYAGレーザやCO2 ガスレーザなどが用い
られる。レーザ発振器11の出力は、たとえば1.7〜
4kW程度である。
【0016】内部がレーザ光LBの伝送光路となった固定
伝送管13が、レーザ発振器11からトラニオン4まで
延びている。固定伝送管13は、伝送光路内へのダスト
やヒュームの侵入を防ぎ、レーザ光LBの散乱を防止す
る。固定伝送管13の内径は、レーザ光LBのビーム径よ
り大きく、レーザ光LBが管内面に触れることはない。伝
送光路の下端のコーナーに第1伝送ミラー15が、また
上端のコーナーに第2伝送ミラー16がそれぞれ配置さ
れている。
【0017】回転継手21が、固定伝送管13の先端に
連結ボルト28で着脱可能に接続されている。回転継手
21の前半部は、トラニオン4の端面から突出する円筒
状の突起部5に挿入されている。回転継手4の挿入部に
玉軸受23およびダストシール25が設けられている。
玉軸受23は突起部5の内周面および回転継手21の外
周面にボール溝が形成されており、ここに多数のボール
24が挿入されている。ダストシール25は、突起部5
の内周面に切られたOリング溝にOリング26が挿入さ
れている。トラニオン4は、固定された回転継手21に
対して回転可能である。トラニオン4の内部には、トラ
ニオン4の軸心と同心の入側伝送光路6およびこれに直
角な出側伝送光路7が形成されている。トラニオン4内
の入側伝送光路6と出側伝送光路7とのコーナーに第3
伝送ミラー29が配置されている。
【0018】上記出側伝送光路7に通じる炉体側伝送管
31が、突起部5に接続されている。炉体側伝送管31
は炉体2に沿って下方に延び、炉体2に固定されてい
る。炉体側伝送管31の下端寄りに、集光レンズ35が
取り付けられている。集光レンズ35は、炉1内の溶鋼
M面に焦点を合わすように調整されている。
【0019】外気に対し密封された不活性ガス室41
が、炉体2の下方に取り付けられている。Arなどの不
活性を供給するガス不活性ガス供給管43が、不活性ガ
ス室41に接続されている。不活性ガス室41はレーザ
光LBの入出力部となっており、入力側として炉体側伝送
管31が、出力側として光ファイバ53が接続されてい
る。第4伝送ミラー45およびビームスプリッタ(半透
鏡)46が、不活性ガス室41内に配置されている。炉
体側伝送管31からのレーザ光LBは、第4伝送ミラー4
5で水平方向に曲げられ、ビームスプリッタ46透過す
る。信号光集光レンズ47が、光ファイバ53の下端と
ビームスプリッタ46との間に配置されている。
【0020】ステンレス鋼などの金属製の直管51が、
炉体2の耐火壁3を貫通している。ビームスプリッタ4
6を透過したレーザ光LBは、直管51を通って炉1内の
溶鋼Mに照射される。直管51の直径は、たとえば4〜
6mmである。
【0021】分光・解析装置55が、上記光ファイバ5
3に接続されている。分光・解析装置55は、分光器5
6、スペクトル強度を測定する測光装置57、測光結果
を解析するコンピュータ58などからなっている。
【0022】上記のように構成された転炉内溶鋼分析装
置おいて、レーザ発振器11から出力されたレーザ光LB
は、固定伝送管13内を伝送ミラー15、16で方向を
変えながら回転継手21、トラニオン4、固定伝送管3
1および不活性ガス室41を経て炉1内の溶鋼Mに照射
される。レーザ光LBの集光・照射により、溶鋼Mが加熱
され、プラズマPLを発生する。プラズマ発光は直管51
を通ってビームスプリッタ46で直角方向に曲げられ、
光ファイバ53を経て分光・解析装置55に伝送され
る。分光・解析装置55でプラズマの光は分光され、ス
ペクトルの強度が測定される。コンピュータ58は測定
結果に基づき、溶鋼Mの成分とその濃度を求める。
【0023】固定伝送管13とトラニオン4とは回転継
手21を介して連結されているので、固定伝送管13に
対し炉体1は自由に傾動することができる。また、トラ
ニオン4および回転継手21内の伝送光路、6、27は
トラニオン4の軸心と同心であり、第2伝送ミラー16
と第3伝送ミラー29は相対しており、また炉体側伝送
管31は炉体2と一体となって傾動する。したがって、
炉体2が傾動しても、レーザ光LBを炉1内の溶鋼Mに集
光・照射することができる。また、転炉1を交換する場
合、トラニオン4と固定伝送管13とは回転継手21で
切り離すことができる。したがって、レーザ発振器11
および固定伝送管13は、常設の設備とすることができ
る。
【0024】上記実施の形態では、回転継手がトラニオ
ンの円筒突起部に入り込んでいたが、逆に回転継手に円
筒突起部が入り込むようにしてもよい。また、回転継手
の出口側に玉軸受を設けていたが、入口側に玉軸受を設
けてもよい。レーザ発振器をフロアに設置したが、設置
場所は特に限定されるものではない。
【0025】つぎに、第2の発明の光学的測定装置につ
いて説明する。第2の発明の装置は測定対象が溶融金属
の温度であり、第1の発明の装置とはレーザ光照射の作
用と光学的測定装置とが異なっている。図4に示す装
置、部材が図1〜図3に示す装置、部材と同様のものに
は同一の参照符号を付け、その説明は省略する。
【0026】レーザ発振器11から出力されたレーザ光
LBは、固定伝送管13内を伝送ミラー15、16で方向
を変えながら回転継手21、トラニオン4、固定伝送管
31および不活性ガス室41を経て炉1内に照射され
る。観測口つまり直管先端の開口部の界面には、固体状
マッシュルームが形成されている。レーザ光LBの集光・
照射により、マッシュルームは加熱され、溶融して、観
測口が開口する。この開口を通して溶鋼の熱放射が観測
される。溶鋼からの放射は、直管51を通ってビームス
プリッタ46で直角方向に曲げられ、集光レンズ47で
集光され、光ファイバ53を通って放射温度測定装置6
1に入射する。放射温度測定装置61の検出素子(光電
管、光伝導セルなど)62で放射輝度は電気信号に変換
され、コンピュータ63で演算により温度が求められ
る。
【0027】以上、炉が転炉である場合について説明し
たが、この発明は傾動可能な電気炉やAOD炉にも応用
される。また、溶融金属は溶鋼の他に、たとえば溶融し
たアルミニウム、銅合金などであってもよい。
【0028】
【実施例】レーザはピーク出力20MWのQスイツチYA
Gレーザであり、ビーム径は最大で30mmである。伝送
管の内径は、100mmである。転炉の耐火壁に埋め込ま
れた直管はステンレス製であり、内径5mm、肉厚1mm、
長さ1m である。炉体側伝送管内の集光レンズの焦点距
離は、1500mmである。不活性ガス室に供給するガス
は、アルゴンである。
【0029】上記のよう装置の構成で、溶鋼上でのレー
ザ光のパワー密度は0.4 GW/cm2あった。溶鋼からの
プラズマ発光を信号光としてビームスプリッタで直角方
向に反射し、集光レンズで集光して光ファイバに取り込
む。信号光は光ファイバを介して分光器に送り、スペク
トル解析して溶鋼中の組成を分析した。1回の分析は、
10秒以内に完了することができた。これは、連続分析
に十分対応できる速さである。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の装置によれ
ば、測定装置と炉との相対位置が変化しても、またサン
プリングをせずに溶融金属の組成や温度などを直接的に
測定することができる。この結果、測定結果をただちに
精練工程などにフィードバックすることが可能で、製品
品質の向上を図ることができる。また、測定作業の能率
を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による炉内溶鋼の分析装置を模式的に
示す全体構成図である。
【図2】図1に示す装置の回転継手を示す断面図であ
る。
【図3】図1に示す装置の入出力部を示す模式図であ
る。
【図4】この発明による炉内溶鋼の温度測定装置を模式
的に示す全体構成図である。
【図5】この発明に対する比較として示す装置全体の構
成図である。
【符号の説明】
1 転炉 2 炉体 4 トラニオン 5 トラニオンの突起部 8 トラニオン軸受 11 レーザ発振器 12 放射温度計 13 固定伝送管 15 第1伝送ミラー 16 第2伝送ミラー 21 回転継手 23 玉軸受 25 ダストシール 29 第3伝送ミラー 31 炉体側伝送管 35 集光レンズ 41 不活性ガス室 42 中継箱 43 不活性ガス供給管 45 第4伝送ミラー 46 ビームスプリッタ 47 信号光集光レンズ 51 直管 53 光ファイバ 55 分光・解析装置 61 放射温度測定装置 65 入出力部 66 伸縮管 67、68 関節機構 LB レーザビーム PL プラズマ M 溶鋼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27D 21/00 F27D 21/00 G G01J 5/02 G01J 5/02 K G01N 33/20 G01N 33/20 E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属にレーザ光を照射してプラズマ
    光を発生するためのレーザ発振器と、レーザ発振器から
    炉壁を貫通する直管を経て炉内に至る伝送光路と、前記
    プラズマ光を炉外に伝送する光ファイバと、光ファイバ
    で伝送されたプラズマ光を分光分析する分光・解析装置
    とを備えており、炉体がトラニオンにより傾動可能に保
    持された金属溶融炉の炉内溶融金属の光学的測定装置に
    おいて、前記トラニオン内に伝送光路が形成されてお
    り、前記レーザ発振器の出力側に接続された固定伝送管
    とトラニオンとが回転継手を介して相対的に回転可能に
    連結され、固定伝送管およびトラニオン内の伝送光路に
    通じる伝送光路が回転継手内に形成されており、トラニ
    オン内の伝送光路と前記直管とを連絡する炉体側伝送管
    が炉体に固定されていることを特徴とする炉内溶融金属
    の光学的測定装置。
  2. 【請求項2】 炉体がトラニオンにより傾動可能に保持
    された金属溶融炉の炉内溶融金属の温度を測定する炉内
    溶融金属の光学的測定装置において、炉内観測口の界面
    に発生するマッシュルームをレーザ光の照射により開口
    するためのレーザ発振器と、レーザ発振器から炉壁を貫
    通する直管を経て炉内に至る伝送光路と、炉内溶融金属
    の放射を炉外に伝送する光ファイバと、光ファイバで伝
    送された溶融金属の放射により炉内の溶融温度を測定す
    る放射温度測定装置とを備え、前記トラニオン内に伝送
    光路が形成されており、前記レーザ発振器の出力側に接
    続された固定伝送管とトラニオンとが回転継手を介して
    相対的に回転可能に連結され、固定伝送管およびトラニ
    オン内の伝送光路に通じる伝送光路が回転継手内に形成
    されており、トラニオン内の伝送光路と前記直管とを連
    絡する炉体側伝送管が炉体に固定されていることを特徴
    とする炉内溶融金属の光学的測定装置。
JP10126212A 1998-05-08 1998-05-08 炉内溶融金属の光学的測定装置 Pending JPH11326206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10126212A JPH11326206A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 炉内溶融金属の光学的測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10126212A JPH11326206A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 炉内溶融金属の光学的測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11326206A true JPH11326206A (ja) 1999-11-26

Family

ID=14929513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10126212A Pending JPH11326206A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 炉内溶融金属の光学的測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11326206A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1182425A1 (de) * 2000-08-26 2002-02-27 Robert Bosch Gmbh Materialprüfvorrichtung und deren Verwendung
WO2002027301A1 (de) * 2000-09-28 2002-04-04 Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh & Co Vorrichtung zur chemischen analyse von materialproben sowie metallurgisches gefäss hierfür
JP2003021560A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Nippon Steel Corp 溶鋼の連続測温装置
EP1302760A1 (en) * 2000-06-26 2003-04-16 NEC Corporation Method and apparatus for measuring temperature
JP2007315945A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Nippon Steel Corp 精錬炉内溶融金属の成分分析方法および装置
JP2007322190A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Honda Motor Co Ltd スクラップの元素含有量測定方法
JP2008157559A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ishikawajima Inspection & Instrumentation Co 高温炉壁撮像装置
JP2008266751A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Nippon Steel Corp 溶鋼の精錬方法
CN101806628A (zh) * 2010-04-21 2010-08-18 长春工业大学 基于在线灰体的aod炉红外温度在线检测方法
EP2302080A1 (de) * 2009-09-29 2011-03-30 SMS Siemag Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung der Erzeugung einer Schaumschlacke in einer metallischen Schmelze

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1302760A4 (en) * 2000-06-26 2008-12-31 Nec Corp METHOD AND DEVICE FOR MEASURING THE TEMPERATURE
EP1302760A1 (en) * 2000-06-26 2003-04-16 NEC Corporation Method and apparatus for measuring temperature
EP1182425A1 (de) * 2000-08-26 2002-02-27 Robert Bosch Gmbh Materialprüfvorrichtung und deren Verwendung
WO2002027301A1 (de) * 2000-09-28 2002-04-04 Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh & Co Vorrichtung zur chemischen analyse von materialproben sowie metallurgisches gefäss hierfür
US7006216B2 (en) 2000-09-28 2006-02-28 Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh & Co. Device for the chemical analysis of material samples and metallurgical vessel therefor
KR100809563B1 (ko) * 2000-09-28 2008-03-04 지멘스 브이에이아이 메탈스 테크놀로지스 게엠베하 앤드 컴퍼니 재료 샘플의 화학 분석용 장치 및 이를 위한 금속로
JP2003021560A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Nippon Steel Corp 溶鋼の連続測温装置
JP2007315945A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Nippon Steel Corp 精錬炉内溶融金属の成分分析方法および装置
JP4625428B2 (ja) * 2006-05-26 2011-02-02 新日本製鐵株式会社 精錬炉内溶融金属の成分分析方法および装置
JP2007322190A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Honda Motor Co Ltd スクラップの元素含有量測定方法
JP2008157559A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ishikawajima Inspection & Instrumentation Co 高温炉壁撮像装置
JP2008266751A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Nippon Steel Corp 溶鋼の精錬方法
EP2302080A1 (de) * 2009-09-29 2011-03-30 SMS Siemag Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung der Erzeugung einer Schaumschlacke in einer metallischen Schmelze
CN101806628A (zh) * 2010-04-21 2010-08-18 长春工业大学 基于在线灰体的aod炉红外温度在线检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6784429B2 (en) Apparatus and method for in situ, real time measurements of properties of liquids
JP2891722B2 (ja) 溶解容器中の溶解金属の元素を分析する装置および方法
AU2011201560B2 (en) Method for analysis of a fused material device and dipping sensor
JPH11326206A (ja) 炉内溶融金属の光学的測定装置
JPH04507136A (ja) 溶融金属を工程内分析するための過渡的な分光光度法および装置
KR20010032079A (ko) 폐가스 조성 감지용 방법 및 장치
US6169758B1 (en) Laser output detector
KR100809563B1 (ko) 재료 샘플의 화학 분석용 장치 및 이를 위한 금속로
JP2727812B2 (ja) 溶融金属の成分分析装置
JP2008527314A (ja) 冶金用の溶解容器内の溶湯の温度の検出及び溶湯の分析するための装置
CN115046988A (zh) 一种基于libs技术的熔体浸入式探针及在线检测装置及检测方法
JPH11502934A (ja) 遠隔測定装置及びその測定方法
CN1846127B (zh) 检测排出的气态物质的方法
JP5085594B2 (ja) 溶鋼の連続モニタリング方法及び連続モニタリング装置
US7027150B1 (en) Apparatus for measuring the concentration of a species at a distance
JP2011102778A (ja) レーザを用いた元素分析方法及び元素分析装置
JP2727813B2 (ja) 溶融金属の成分分析装置
KR100299451B1 (ko) 레이저플라즈마를이용한합금강성분측정장치및방법
JP5152050B2 (ja) 溶鋼の連続モニタリング方法及び連続モニタリング装置
JPH01126526A (ja) 溶融金属の分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413