JPH11325843A - 形状測定方法 - Google Patents

形状測定方法

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JPH11325843A
JPH11325843A JP12743698A JP12743698A JPH11325843A JP H11325843 A JPH11325843 A JP H11325843A JP 12743698 A JP12743698 A JP 12743698A JP 12743698 A JP12743698 A JP 12743698A JP H11325843 A JPH11325843 A JP H11325843A
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JP12743698A
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English (en)
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Tatsuhiko Ema
達彦 江間
Junichiro Iba
淳一郎 井場
Shinichi Ito
信一 伊藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層膜からなる被測定試料に対して正確な形
状評価を行う。 【解決手段】 被測定試料11,12に光学系を介して
照射した光の被測定試料での反射光に基づく光の高さ方
向の強度分布を取得する工程と、取得された光の強度が
所定の値よりも大きいときのピーク値に対応した高さ方
向の位置情報を抽出する工程と、抽出された高さ方向の
位置情報を被測定試料の構成物質の光学定数を用いた補
正情報によって補正する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状測定方法、特
に多層膜における界面を正確に認識することのできる測
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学顕微鏡におけるコンフォーカ
ル(共焦点)モードでの3次元画像解析では、図12に
示すように、z方向のセクショニングで反射強度が最も
高い値(フォーカスが合ったところ)を示したz座標を
被測定試料の表面或いは界面とみなしていた。この方法
は、高い反射率を有する単一の物質より成る表面状態の
3次元形状の再生には適しているが、反射強度が最も高
い界面しか認識することができないため、半導体デバイ
スのように透光性多層膜より成るパタンに対しては、反
射率の低い界面を認識することができないという問題が
あった。
【0003】また、図13に示すように、多層膜を構成
する各物質の屈折率の違いにより、測定される膜厚が実
際の膜厚と異なって認識されるという問題もあった。す
なわち、基板上に形成された膜の屈折率n3がその上の
膜の屈折率n1よりも大きい場合には屈折率n3の膜が
実際の膜厚よりも薄く認識され(同図b)、反対に基板
上に形成された膜の屈折率n2がその上の膜の屈折率n
1よりも小さい場合には屈折率n2の膜が実際の膜厚よ
りも厚く認識されてしまうという問題があった(同図
c)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の方
法で多層膜の形状評価を行おうとすると、反射率の低い
界面を認識できないといった問題や、屈折率の変化によ
り膜厚を実際とは異なって認識してしまうといった問題
があった。
【0005】本発明は上記従来の課題に対してなされた
ものであり、半導体デバイスのように多層膜からなるパ
タンに対しても正確な形状評価を行うことが可能な測定
方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る形状測定方
法は、被測定試料に光学系を介して照射した光の被測定
試料での反射光に基づく光の高さ方向の強度分布を取得
する工程と、取得された光の強度が所定の値よりも大き
いときのピーク値に対応した高さ方向の位置情報を抽出
する工程と、抽出された高さ方向の位置情報を被測定試
料の構成物質の光学定数を用いた補正情報によって補正
する工程とを含むことを特徴とする(請求項1)。
【0007】本発明によれば、光の強度が所定の値より
も大きいときのピーク値がすべて抽出され、そのピーク
値に対応した高さ方向の位置情報が得られるので、例え
ば半導体デバイスのように多層膜の形状評価を行う場合
に、反射率の最も高い界面のみならず、反射率の低い界
面も認識することができる。また、抽出された高さ方向
の位置情報を被測定試料の構成物質の光学定数(屈折率
等)を用いて補正するので、構成物質の屈折率が変化す
る多層膜であっても正確な膜厚等を得ることができる。
したがって、補正によって得られた位置情報に基づいて
3次元画像を構築することにより、非破壊かつ高スルー
プットで正確な形状評価を行うことができる。
【0008】高さ方向の強度分布の取得には単色光或い
は狭帯域化された光を用いることが好ましく、これによ
り色収差や被測定試料の構成物質の光学定数の波長分散
による解析誤差を小さくすることができる。具体的に
は、被測定試料からの反射光を狭帯域化する場合(請求
項2)、被測定試料に照射する光に単色光又は狭帯域化
された光を用いる場合(請求項3)があげられる。
【0009】前記発明において、前記補正情報として、
光学系を構成する対物レンズの開口(NA)を複数に分
割し、被測定試料の構成物質の光学定数を用いて各開口
毎に得られるサブ補正情報を平均化したものを用いるこ
とができる(請求項4)。一般的に、対物レンズを通し
た光は球面収差の影響を受けることになるが、このよう
に開口を複数に分割して各開口毎に得られるサブ補正情
報を平均化することにより、球面収差の影響を低減して
より正確な補正を行うことができる。
【0010】また、前記発明において、被測定試料に照
射される光には、輪帯照明によって開口を制限した光を
用いることができる(請求項5)。このように、輪帯照
明によって開口を制限された光を用いることにより、球
面収差の影響を低減することができ、より正確な形状測
定を行うことができる。
【0011】また、前記発明において、前記位置情報を
抽出する工程では、取得された光の強度が所定の値より
も大きいときのピーク値に対応した高さ方向(z方向)
の位置情報及びこの高さ方向の位置における水平方向
(高さ方向に垂直な平面、xy方向)の位置情報を抽出
するようにしてもよい(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 (実施形態1)まず、本発明の第1の実施形態について
説明する。
【0013】測定装置については特に図示していない
が、主として光学顕微鏡と光学顕微鏡で得られた画像を
処理する画像解析部から構成されている。本実施形態で
は、光学顕微鏡の光源として白色光(キセノンランプ)
を使用している(光源はこれに限るものではなく、例え
ば紫外光であってもよい。)。顕微鏡本体には、通常の
明視野法に加えてコンフォーカル法で測定が行えるよう
に、コンフォーカルモジュールが備えられている。顕微
鏡像の取得は、狭帯域化フィルター(波長500±10
nm)を装着したCCDカメラによって行う(測定波長
はこれに限るものではなく、CCDカメラの検出できる
波長と顕微鏡の収差補正が為されている域に一致してい
れば必要に応じて変更可能である。例えば、紫外光の場
合には紫外用のCCDカメラを用いればよい。)。取得
波長を狭帯域化することにより、観察光の色収差とパタ
ン構成物質の光学定数の波長分散により生じる解析誤差
を小さくしている。
【0014】以下、測定方法について説明する。ここで
は、被測定試料として図1に示すようなものを用いるも
のとする。すなわち、基板11上に複数の被測定膜12
(膜ab及び膜bc)が形成されているものを被測定試
料として用い、膜abの表面(界面a)、膜abと膜b
cとの界面b、基板と膜bcとの界面c、基板と膜ab
との界面dを測定する。
【0015】まず、被測定試料に白色光(これに限るも
のではなく、例えば紫外光でもよい。)を照射し、図2
に示すように、高さz1からz2まで設定されたステッ
プ(例えば0.1μm)で段階的にコンフォーカル像C
(x,y,z)をCCDカメラで取得する。または、連
続的にステージを動かしながら特定のタイミングでコン
フォーカル像C(x,y,z)を取得する。このとき、
図1に示した座標(x1,y1)及び(x2,y2)に
おけるフォーカス位置(z)と像強度C(x,y,z)
との関係は図3(a)に示すようになる。すなわち、図
1に示した界面a,b,c及びdは、図3(a)に示し
たピークZa,Zb,Zc及びZdとして観察される
(ステップ1)。
【0016】次に、各(x,y)について(実線(x
1,y1)、点線(x2,y2))、像強度C(x,
y,z)が予め決められたしきい値I0 (例えば、ベー
スライン強度×1.3)より大きいz領域において極値
(ピーク値)を示すz位置を界面(界面Za,Zb,Z
c,Zd)としてすべて抽出する。また、抽出された各
界面(z位置)におけるxy方向の情報も同時に抽出す
る。図1の例でいえば、例えば界面bを構成する長方形
の四つの頂点の位置情報、或いは長方形の各辺の長さの
情報などを抽出する。このようにして得られた各界面の
z位置情報、xy方向の情報及びそれらの像強度C
(x,y,z)は画像解析部に蓄えられる。この段階で
得られたデータをz方向に積み上げて3次元化した場合
には、図4に示すように、本来の界面からずれた位置に
界面が得られることになる(ステップ2)。
【0017】したがって、このようにずれた界面位置を
本来の界面位置に修正する必要がある。そこで、被測定
試料のパタン構成物質の光学定数(屈折率に関する定
数)を用いて界面位置の補正を以下のようにして行う。
【0018】まず、あらかじめ画像処理部にパタン構成
物質の取得波長λにおける光学定数を各レイヤ(lay
er)の各(x,y)位置毎に与えておく。すなわち、
図5に示すように、layer1の(x1,y1)位置
における光学定数n(x1,y1,layer1)をn
bc、layer2の(x1,y1)位置における光学定
数n(x1,y1,layer2)をnab、layer
1の(x2,y2)位置における光学定数n(x2,y
2,layer1)をnabとして、予め画像処理部に与
えておく。このようにして画像処理部に与えられている
値を用いてコンフォーカル像C(x,y,z)のzを補
正する。補正膜厚の計算は、以下の式(1)
【0019】
【数1】 に基づいて行う(図6参照)。ここで、h1 は光学定数
2 膜の見かけ上の厚さ、h2 は光学定数n2 膜の本来
の厚さ、NAは対物レンズの開口(NA)にほぼ相当す
る。
【0020】本例では、観察光のNAは対物レンズのN
A範囲内すべてを含むため、図7に示すように、対物レ
ンズ13のNAをn分割し、それぞれのNAk (k=
1,2,3,・・・,n)における補正膜厚を求め、そ
れらの和をnで割った平均値を補正膜厚としている。具
体的には、以下の式(2)〜(4)
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】 により補正膜厚hab,hbc,hadを求める。なお、Z
a ,Zb ,Zc ,Zd は各界面の位置(補正前の位置)
であり、n0 は空気の光学定数である。このように、N
Aをn分割して平均化することにより、対物レンズの球
面収差による影響を小さくすることができる。図3
(b)に補正後の光の強度分布を示す(ステップ3)。
【0024】このようにして得られたコンフォーカル像
C(x,y,z)を画像処理部に蓄え、これらをz方向
に積み上げることによって3次元化することにより、図
8に示すように、補正された本来の界面が得られること
になる(ステップ4)。
【0025】以上のように、本実施形態では、ステップ
2において透明性の高い膜を無視することなく認識し、
ステップ3において構成物質内の屈折による界面の高さ
の誤認が正しく補正されることにより、透明性多層膜の
3次元画像構築を正確に行うことができる。
【0026】(実施形態2)先に説明した第1の実施形
態は、被測定試料からの反射光をCCDカメラで取得す
る前にフィルターを用いて狭帯化する方法の例である
が、本実施形態はCCDカメラ自体の機能を利用して反
射光をRGBで取得するものである。基本的な構成及び
基本的なステップ(ステップ1〜ステップ4)は先に説
明した第1の実施形態と同様であり、これらについての
詳細な説明は省略する。
【0027】この場合には、第1の実施形態で説明した
ステップ1において、被測定試料からの反射光(顕微鏡
像)をCCDカメラによりRGBで取得し、さらにステ
ップ3において、あらかじめ画像処理部にパタン構成物
質のRGBにおける光学定数を各レイヤ(layer)
の各(x,y)位置毎に与えておき、これを用いてコン
フォーカル像C(x,y,z)のzを補正する。その他
の点については、第1の実施形態と基本的に同様であ
る。
【0028】本実施形態においても、第1の実施形態と
同様、透明性の高い膜を無視することなく認識し、構成
物質内の屈折による界面の高さの誤認が正しく補正され
ることにより、透明性多層膜の3次元画像構築を行うこ
とができる。また、RGBを使用することにより、パタ
ンのサイズ・構造・材質に対する測定守備範囲を広げる
ことができる。また、膜質の光学定数のRGB域での分
散が大きい場合には、RGB像を独立に解析して境界面
を求めてもよい。
【0029】(実施形態3)先に説明した第1の実施形
態では、被測定試料にある任意の波長域の光を照射する
ようにしたが、本実施形態では、光学顕微鏡の光源に限
定された波長、すなわち単色光(He−Cdレーザー:
325nm、Arイオンレーザー:488nm、He−
Neレーザー:632nm等が考えられるが、これらに
限るものではない。)を用いている。顕微鏡像の取得
は、第1の実施形態と同様にCCDカメラで行い、使用
レーザーの波長λを狭帯域化(±10nm)して測定で
きるようなフィルターを用いている。なお、基本的な構
成及び基本的なステップ(ステップ1〜ステップ4)
は、先に説明した第1の実施形態と同様であり、これら
については詳細な説明は省略するものとする。
【0030】本実施形態においても、第1の実施形態と
同様、透明性の高い膜を無視することなく認識し、構成
物質内の屈折による界面の高さの誤認が正しく補正され
ることにより、透明性多層膜の3次元画像構築を行うこ
とができる。また、本例はレーザーコンフォーカルであ
るため、白色光コンフォーカルに比べて高輝度で高品質
な画像を得ることができる。
【0031】(実施形態4)先に説明した第1の実施形
態等では、NAをn分割して平均化することにより対物
レンズの球面収差による影響を小さくするようにした
が、本実施形態では、輪帯照明によって開口を制限した
光を用いることにより対物レンズの球面収差による影響
を小さくするようにしている。基本的な構成及び基本的
なステップ(ステップ1〜ステップ4)は先に説明した
第1の実施形態と同様であるため、以下主として第1の
実施形態と異なる点について説明する。
【0032】本実施形態では、光学顕微鏡の光源に単色
光(He−Cdレーザー:325nm、Arイオンレー
ザー:488nm、He−Neレーザー:632nm等
が考えられるが、これらに限るものではない。)を用い
ている。顕微鏡には、通常の明視野法に加えてコンフォ
ーカル法で測定が行えるようにコンフォーカルモジュー
ルが備えられている。また、観察光のNAを制限するた
め、瞳面上に輪帯アパチャーを挿入して輪帯照明として
いる。その概念構成を図9に示す。21が輪帯アパチャ
ーであり、22はピンホール板、23は対物レンズ、2
4は被測定試料である。顕微鏡像の取得はCCDカメラ
で行い、使用レーザーの波長λを狭帯域化(±10n
m)して測定できるようなフィルターを用いている。
【0033】以下、第1の実施形態において説明した図
1に示すサンプルの測定方法について説明する。ステッ
プ1及びステップ2については、光源としてレーザーを
用いる他は基本的には第1の実施形態と同様である。
【0034】ステップ3については以下の通りである。
第1の実施形態と同様、あらかじめ画像処理部にパタン
構成物質の測定波長λにおける光学定数を各レイヤ(l
ayer)の各(x,y)位置毎に与えておく。このよ
うにして画像処理部に与えられている値を用いてコンフ
ォーカル像C(x,y,z)のzを補正する。補正膜厚
の計算は、先に示した式(1)に基づいて行う。本例で
は、図10に示すように、観察光のNAは輪帯照明によ
るNAただ一つしか存在しないと近似して計算を行う。
具体的には、以下の式(5)〜(7)
【0035】
【数5】
【0036】
【数6】
【0037】
【数7】 により補正膜厚hab,hbc,hadを求める。
【0038】ステップ4については第1の実施形態と同
様であり、得られたコンフォーカル像C(x,y,z)
を画像処理部に蓄え、これらをz方向に積み上げること
によって3次元化することにより、補正された本来の界
面が得られる。
【0039】本実施形態においても、第1の実施形態等
と同様、透明性の高い膜を無視することなく認識し、構
成物質内の屈折による界面の高さの誤認が正しく補正さ
れることにより、透明性多層膜の3次元画像構築を行う
ことができる。また、試料に入射する観察光のNAを制
限することで対物レンズ球面収差の影響が小さくなるた
め、NAが制限されていない場合と比べてより正確な界
面の高さ情報を得ることができる。
【0040】(実施形態5)本実施形態も第4の実施形
態と同様、輪帯照明によって開口を制限した光を用いる
ことにより、対物レンズの球面収差による影響を小さく
するようにしている。したがって、基本的な構成及び基
本的なステップ(ステップ1〜ステップ4)は先に説明
した第4の実施形態と同様である。
【0041】本実施形態では、図11に示すように、対
物レンズ23の下面を(周囲の領域を除いて)測定波長
λに対する光吸収膜或いはCr等の遮光膜25で覆い、
これにより被測定試料を輪帯照明している。顕微鏡像の
取得は、第4の実施形態と同様CCDカメラで行い、使
用レーザーの波長λを狭帯域化(±10nm)して測定
できるようなフィルターを用いている。
【0042】本実施形態においても、第4の実施形態等
と同様、透明性の高い膜を無視することなく認識し、構
成物質内の屈折による界面の高さの誤認が正しく補正さ
れることにより、透明性多層膜の3次元画像構築を行う
ことができる。また、試料に入射する観察光のNAを制
限することで対物レンズ球面収差の影響が小さくなるた
め、NAが制限されていない場合と比べてより正確な界
面の高さ情報を得ることができる。
【0043】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、本発明はこれらの各実施形態に限定されるもので
はなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形
して実施することが可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、反射率の低い界面も認
識することができ、また構成物質間で屈折率が異なって
いても正確な膜厚等を得ることができるので、多層膜か
らなる被測定試料に対しても正確な形状評価を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る被測定試料の構成例に
ついて示した図。
【図2】本発明の実施形態に係るZ方向のセクショニン
グについて示した図。
【図3】本発明の実施形態に係るZ方向のフォーカス位
置と像強度との関係について示した図。
【図4】本発明の実施形態に係る界面抽出後の被測定試
料の3次元形状を示した図。
【図5】本発明の実施形態において画像解析部に蓄えら
れる被測定試料の各領域の光学定数を示した図。
【図6】本発明の実施形態に係る被測定試料の見かけ上
の膜厚と実際の膜厚との関係について示した図。
【図7】本発明の実施形態においてNAが制限されてい
ない通常照明の場合の解析方法について示した図。
【図8】本発明の実施形態に係る補正後の被測定試料の
3次元形状を示した図。
【図9】本発明の実施形態においてNAが制限されてい
る輪帯照明の場合の一例について示した図。
【図10】本発明の実施形態においてNAが制限されて
いる輪帯照明の場合の解析方法について示した図。
【図11】本発明の実施形態においてNAが制限されて
いる輪帯照明の場合の他の例について示した図。
【図12】従来技術の問題点について示した図。
【図13】従来技術の問題点について示した図。
【符号の説明】
11…基板 12…被測定膜 13…対物レンズ 21…輪帯アパチャー 22…ピンホール板 23…対物レンズ 24…被測定試料 25…遮光膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定試料に光学系を介して照射した光の
    被測定試料での反射光に基づく光の高さ方向の強度分布
    を取得する工程と、取得された光の強度が所定の値より
    も大きいときのピーク値に対応した高さ方向の位置情報
    を抽出する工程と、抽出された高さ方向の位置情報を被
    測定試料の構成物質の光学定数を用いた補正情報によっ
    て補正する工程とを含むことを特徴とする形状測定方
    法。
  2. 【請求項2】前記反射光に基づく光は、被測定試料から
    の反射光を狭帯域化したものであることを特徴とする請
    求項1に記載の形状測定方法。
  3. 【請求項3】前記被測定試料に照射される光は、単色光
    又は狭帯域化された光であることを特徴とする請求項1
    に記載の形状測定方法。
  4. 【請求項4】前記補正情報は、前記光学系を構成する対
    物レンズの開口を複数に分割したときに被測定試料の構
    成物質の光学定数を用いて各開口毎に得られるサブ補正
    情報を平均化したものであることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の形状測定方法。
  5. 【請求項5】前記被測定試料に照射される光は、輪帯照
    明によって開口を制限された光であることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の形状測定方法。
  6. 【請求項6】前記位置情報を抽出する工程は、取得され
    た光の強度が所定の値よりも大きいときのピーク値に対
    応した高さ方向の位置及びこの高さ方向の位置における
    水平方向の位置に関する情報を抽出するものであること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の形状測
    定方法。
JP12743698A 1998-05-11 1998-05-11 形状測定方法 Abandoned JPH11325843A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350078A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Lasertec Corp 3次元形状測定装置及び3次元形状測定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006350078A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Lasertec Corp 3次元形状測定装置及び3次元形状測定方法

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