JPH11325795A - 復水器の配管清掃方法および清掃用装置 - Google Patents

復水器の配管清掃方法および清掃用装置

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JPH11325795A
JPH11325795A JP15521098A JP15521098A JPH11325795A JP H11325795 A JPH11325795 A JP H11325795A JP 15521098 A JP15521098 A JP 15521098A JP 15521098 A JP15521098 A JP 15521098A JP H11325795 A JPH11325795 A JP H11325795A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復水器における配管の清掃効率を向上させ
る。 【解決手段】 清掃用ブラシ22を配管12に挿入した
後、配管12の開口から高圧水58を導入すると、清掃
用ブラシ22は配管12の末端に向かって清掃を行いつ
つ移動し始める。そしてこの高圧水58の導入の後、所
定の時間をもって圧縮空気60を配管12の開口に導入
する。ここで圧縮空気60は、高圧水58と異なりばね
性(圧縮性)を有していることから、圧縮空気60の膨
張により清掃用ブラシ22の移動速度を速くすることが
できる。そして高圧水58の導入の後、所定の時間をも
って圧縮空気60を導入させれば(時間差を持たせれ
ば)、当該圧縮空気60が清掃用ブラシ22に達するの
を防止することができ、配管12の末端から清掃用ブラ
シ22が勢いよく飛び出すのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、復水器の配管清掃
方法および清掃用装置に係り、特に火力および原子力発
電所における復水器の配管清掃に好適な復水器の配管清
掃方法および清掃用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力および原子力発電所等に用いられて
いる復水器は、タービンを駆動した蒸気を水に戻す熱交
換設備である。この復水器は1万〜1万数千本の配管を
有しており、この配管に熱交換用の媒体(主に海水)を
通すことで配管外側の蒸気との熱交換を図るようにして
いる。
【0003】しかし冷却用の媒体として海水を使用して
いるため配管内に海生物(フジツボ等)が発生しやす
く、このため配管内の海水の流れが悪くなり熱交換の効
率を悪化させる可能性があった。これを防止するために
一定の期間をおいて配管内の清掃を行うようにしてい
る。
【0004】図9は、従来の配管の清掃方法を示す作業
説明図である。同図(1)に示すように、従来の配管の
清掃方法では、清掃対象となる配管1の開口に清掃用ブ
ラシ2を挿入する。そして当該清掃用ブラシ2を挿入し
た側に人手を用いて高圧水4を導入可能とするブローガ
ン3を押しあて、配管1内に高圧水4を導入させる。
【0005】このように配管内に高圧水4を導入してい
くと清掃用ブラシ2が移動し配管内の清掃を行ってい
く。そして前記清掃用ブラシ2が配管1の末端まで移動
すると、同図(2)に示すように配管1の末端の開口よ
り清掃用ブラシ2が脱落し、配管1の清掃作業が終了す
る。そしてこの清掃作業を配管1の本数分だけ繰り返し
行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし清掃用ブラシの
移動用に用いられている海水は、ばね性(圧縮性)が無
く清掃用ブラシを送り出すには、配管の体積に相当する
水量が必要である。このため清掃用ブラシの通過時間が
長くなり清掃効率が低下するという問題点があった。
【0007】ところで清掃用ブラシの送り出しとして海
水(液体)の代わりに圧縮空気(気体)を用いた方法も
知られている。しかし空気自体はばね性(圧縮性)があ
るので配管内で膨張し、清掃用ブラシの送り出し速度が
上がりすぎ、当該清掃用ブラシが配管の末端から飛び出
し、水室の壁面等に損傷を与えるおそれがあった。
【0008】さらに復水器における配管本数は前述のと
おり1万〜1万数千本に達することから、ブローガンを
用いて一本ずつ清掃を行うと多大な時間がかかる。この
ため清掃作業自体の効率は悪いものになっていた。そし
て復水器では冷却媒体として海水を用いていることか
ら、水室に臭気が発生し長時間の清掃作業は好ましいも
のではなかった。
【0009】本発明は上記従来の問題点に着目し、清掃
用ブラシの通過時間を短縮させ一本あたりの清掃時間の
短縮を図るとともに、複数の配管を一度に清掃すること
で配管の清掃効率を向上させる復水器の配管清掃方法お
よび清掃用装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る復水器の配管清掃方法は、復水器の配管
の一方から清掃用ブラシを挿入し、前記清掃用ブラシを
高圧水により配管他端まで移動させることで、前記配管
の付着物を掻き取る復水器の配管清掃方法であって、前
記高圧水の導入の後、前記清掃用ブラシが前記配管の末
端に移動するまで前記清掃用ブラシの後方に液層が残る
よう設定されたおくれ時間差で圧縮気体を導入し、前記
清掃用ブラシを前記配管に沿って送り出す手順とした。
【0011】また本発明に係る復水器の清掃用装置は、
復水器の配管清掃に用いられ、配管にあらかじめ挿入さ
れた清掃用ブラシを前記配管に沿って送出可能とする噴
射ノズルを有した復水器の清掃用装置であって、前記噴
射ノズルを複数設け、壁面における配管領域を越える長
さを有した水平フレームを設けるとともに、この水平フ
レームに当該水平フレームを走行レールとし且つ前記噴
射ノズルを搭載する水平移動手段を設け、前記水平フレ
ームの両端は昇降手段を介して前記水室の天井面と床面
との間に係止可能な突張フレームに連結され、前記水平
移動手段と前記昇降手段との組み合わせにより前記噴射
ノズルを前記壁面の配管領域内で移動可能になるよう構
成した。
【0012】
【作用】上記構成によれば、清掃用ブラシを配管に挿入
した後、配管の開口から圧液を導入すると、清掃用ブラ
シは配管の末端に向かって清掃を行いつつ移動し始め
る。そしてこの圧液導入の後、所定の時間をもって圧縮
気体を配管の開口に導入する。ここで圧縮気体は、液体
と異なりばね性(圧縮性)を有していることから、当該
圧縮気体の膨張により清掃用ブラシの移動速度を(圧液
導入のみより)速くすることができる。
【0013】ところで配管内において清掃用ブラシに圧
縮気体が達すると、当該清掃用ブラシが他方側の水室に
移動するまでこの状態が継続され、清掃用ブラシが配管
の末端から勢いよく飛び出し、水室の壁面を損傷させる
おそれがある。しかし圧液導入の後、所定の時間をもっ
て圧縮気体を導入させれば(時間差を持たせれば)、当
該圧縮気体が清掃用ブラシに達するのを防止することが
でき、配管の末端から清掃用ブラシが勢いよく飛び出す
のを防止することができる。すなわち清掃用ブラシが配
管の末端から飛び出すまで、当該清掃用ブラシの後方に
液層が形成されていれば、清掃用ブラシは圧縮空気から
の力を直接受けることがない。このため清掃用ブラシは
末端の開口端部より落下し、もって水室の壁面が損傷す
るのを防止することができる。
【0014】また復水器の清掃用装置においては、噴射
ノズルを複数設けたことにより複数の配管の清掃を一度
に行うことができる。そして所定の配管の清掃が完了し
た後は、水平移動手段と昇降手段とを組み合わせて、新
規の配管へと噴射ノズルを移動させればよい。このよう
に複数の配管の清掃を一度に行っていけば清掃時間を短
縮させることができる。
【0015】また噴射ノズルの保持は、水室の天井面と
床面との間に係止される突張フレームでなされるので噴
射ノズルと配管開口との間には遮るものが無い。このた
め噴射ノズルは配管領域を覆うように移動することがで
き、全ての配管に対して清掃を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る復水器の配管
清掃方法および清掃用装置について好適な具体的実施の
形態を図面を参照して詳細に説明する。図2は実施の形
態に係る復水器の清掃用装置の構造を示す斜視図であ
り、図3は同装置の正面図を示し、図4は同装置の側面
図を示す。これらの図に示す復水器の清掃用装置は、火
力および原子力発電所に配置される復水器の清掃用に用
いられる。
【0017】当該復水器10は、タービン駆動用の蒸気
を水に交換する設備で、1万〜1万数千本の配管12を
有しているとともに、これら配管12の両端には、当該
配管12に海水を導入するための前水室14と、配管1
2の末端から出される海水を受ける後水室16とが設け
られている。そして前水室14に海水を導入させ、配管
12に前記海水を通過させれば、配管12の外側を通る
蒸気18と、配管12の内側の海水との熱交換がなさ
れ、蒸気を水にするようにしている。
【0018】ところで上述した復水器10においては、
海水を使用しているため配管12の内側にフジツボ等の
海生物が付着する。このため定期的に配管12の内側を
清掃し復水器10の健全性を維持する必要がある。配管
12の清掃を行う装置を以下に説明する。
【0019】復水器の清掃用装置20は、前水室14あ
るいは後水室16のいずれか一方に設置され、配管12
の内部に媒体を噴射し、あらかじめ配管12の内部に挿
入されていた清掃用ブラシ22を他方水室側に送り出す
ことで配管12の内部を清掃するものである。こうした
清掃用装置20は、配管12のピッチに一致する複数の
噴射ノズル24と、当該噴射ノズル24を保持するとと
もに、前水室14の壁面(管板)26に位置する配管1
2の開口領域を覆うように噴射ノズル24を移動させる
フレーム類28とで形成される。
【0020】フレーム類28は、前水室14における天
井板30と床板32とに垂直方向に係止され、清掃用装
置20自体を前水室14に固定する一対の突張フレーム
34と、この突張フレーム34の間に設けられ、当該突
張フレーム34に沿って昇降を可能にするとともに噴射
ノズル24を移動可能に保持する水平フレーム36と、
突張フレーム34にヒンジ結合され他端は床面32に接
地し噴射ノズル24の配管12への押付反力を受けるア
ンカーフレーム38とで構成されている。
【0021】突張フレーム34には伸縮機構を有してお
り、伸張時には前水室14の高さを越えるだけの長さに
設定されるように設定されている。またその端部には自
在継手40が設けられており、天井面30および床面3
2とに傾きおよび窪みがある場合でも係止が確実にでき
るようになっている。またこうした突張フレーム34の
側面には、昇降用レール42が設けられており、後述す
る水平フレーム36を突張フレーム34に沿って案内可
能にしている。
【0022】水平フレーム36には噴射ノズル24が移
動可能に保持されるが、この水平フレーム36の長さ
は、壁面26における配管領域44の幅を越えて噴射ノ
ズル24が移動できるだけの長さに設定される。また水
平フレーム36の両端には昇降手段となる昇降用モータ
46が設けられており、この昇降用モータ46を駆動さ
せることで水平フレーム36および水平フレーム36に
保持された噴射ノズル24を昇降用レール42に沿って
昇降可能としている。なお突張フレーム34が天井面3
0と床面32とを連結するように係止されていることか
ら水平フレーム36の可動範囲は配管領域44の高さ方
向範囲を越える範囲に設定される。
【0023】そして水平フレーム36には走行レール4
8が設けられており、この走行レール48には、複数の
噴射ノズル24を搭載する水平移動手段となる走行台車
50が取り付けられ、前記噴射ノズル24を走行レール
48に沿って移動可能にしている。なお昇降用モータ4
6および走行台車50の移動量の制御、および噴射ノズ
ル24の噴射制御は、清掃用装置20の後方側、すなわ
ちアンカーフレーム38近傍に接地されたヘッダ52か
らの信号によって行われる。
【0024】図5は、図3における矢視図Aを示し、図
6は、図5の側面図を示す。これらの図に示すように、
壁面26における配管12の開口に密着し、配管12の
内部に媒体噴射をなす噴射ノズル24は、配管12と同
一ピッチ(図中A寸法)になるよう複数配置され(本実
施の形態では10本)、個別に媒体の噴射を可能にして
いる。ここで個々の清掃ノズル24には、図示しない圧
液タンクから圧液が開閉バルブを介して導入可能になっ
ているとともに、別系統で図示しない圧縮タンクから圧
縮気体が同じく開閉バルブを介して導入可能になってい
る。また走行台車50にはスライドベース54が備えら
れており、当該スライドベース54を移動させること
で、複数の(10連全ての)噴射ノズル24を配管12
の開口に密着可能にしている(図6の破線部参照)。ま
たスライドベース54の上側にもスライド機構56が設
けられている。これは個々の噴射ノズル24に設けられ
ているもので、例えばある配管12に栓がなされていた
場合、噴射ノズル24をそのまま前進させると栓と衝突
し、噴射ノズル24が損傷するおそれがある。このため
ある一定以上の負荷が加わると噴射ノズル24の損傷を
防ぐためスライド機構56が稼働し、スライドベース5
4の動作をキャンセルするようにしている。また個々の
噴射ノズル24にはスライドベース54に生じる移動量
を検出する図示しないセンサが設けてあり、このセンサ
からの値で噴射ノズル24が配管12の開口に密着して
いるかを判断し、配管12に蓋等が存在し噴射ノズル2
4と密着がなされない場合などは、開閉バルブへの通電
を停止させ噴射ノズル24から高圧水および圧縮気体を
噴射できないようにしている。
【0025】このように構成された清掃用装置20を用
いて復水器10における配管12を清掃する手順を説明
する。図7は、清掃用装置20の動作手順を示したフロ
ーチャートである。同図に示すように、復水器10にお
ける配管12を清掃する場合は、まず壁面26の配管1
2の開口全てに清掃用ブラシ22を挿入しておく。そし
て昇降用モータ46および走行台車50を稼働させ噴射
ノズル24を配管領域44の最も上の配管12の行と一
致させるようにする。この状態から走行台車50を稼働
させ、噴射ノズル24の先端を配管12の開口に一致さ
せる(ステップ100〜120)。次いでスライドベー
ス54を稼働させ、複数の噴射ノズル24を一斉に前進
させる(ステップ130)。
【0026】ここで清掃対象の配管12に栓などが有り
噴射ノズル24の前進が拒まれると、スライド機構56
が作動し、スライドベース54の移動量を吸収する。そ
してこのスライド機構56の移動量から配管12の開口
に噴射ノズル24が密着しているかを判断し、当該噴射
ノズル24より噴射を行うか決定する(ステップ14
0)。そして噴射を行うことが決定された噴射ノズル2
4から高圧水および圧縮空気の噴射を同時に行い、あら
かじめ配管12に挿入された清掃用ブラシ22を配管1
2の末端まで送り出す(ステップ150)。
【0027】図8は、高圧水用と圧縮空気用の開閉バル
ブの開度タイミングを示したタイムチャート図を示し、
図1は、図8に示すタイムチャートを適用し、噴射ノズ
ル24から配管12の開口に高圧水を圧縮空気を送り出
す状態を示した断面図である。これらの図に示すよう
に、配管12の開口に高圧水および圧縮空気を導入する
際には、高圧水の導入に対し、圧縮空気の導入を所定の
時間(図中t秒)だけ遅らせるようにする。
【0028】この高圧水の導入時と圧縮空気の導入時と
の時間差をある一定以上に設定すると、図1(1)に示
すような清掃の初期状態では、噴射ノズル24から高圧
水だけが噴射される。そして清掃用ブラシ22は高圧水
58のみによって配管12の内部を移動する。高圧水用
の開閉バルブを解放し、所定の時間(図中t秒)が経過
したら圧縮空気側の開閉バルブを解放する。この状態を
図1(2)に示す。圧縮空気60は配管12の内部に導
入されると、圧縮空気60自体が膨張しようとするの
で、高圧水よりも配管12を通過する速度が速い。この
ため時間経過とともに圧縮空気60が高圧水58を追い
抜き、清掃用ブラシ22側に接近していく。
【0029】ところが図1(3)に示すように清掃用ブ
ラシ22が配管12の末端から飛び出す直前でも高圧水
58と圧縮空気60との噴射タイミングに差を持たせて
いるので、圧縮空気60は清掃用ブラシ22に到達せ
ず、当該清掃用ブラシ22と圧縮空気60との間には液
層が必ず介在するようになっている。このため図1
(4)に示すように清掃用ブラシ22が、配管12の末
端から飛び出す際には、清掃用ブラシ22は圧縮空気6
0に直接触れていないので、当該清掃用ブラシ22は配
管12の末端から落下する。これは清掃用ブラシ22は
圧縮空気60の膨張による力を直接受けず、単なる高圧
水58の押出しによって行われるためである。このよう
に清掃用ブラシ22が管路末端に移動しても、当該清掃
用ブラシ22の末端に液層が必ず残留するように、高圧
水58と圧縮空気60の導入タイミングに、時間差を持
たせれば、配管12の末端から清掃用ブラシ22が勢い
よく飛び出て、後水室16を損傷させることを防止する
ことができる。また清掃用ブラシ22の送り出しに高圧
水だけでなく圧縮空気を用いたことから、当該圧縮空気
の膨張により配管12内で清掃用ブラシが加速され、配
管12の通過時間(配管12の清掃時間)を短縮するこ
とができる。
【0030】上述したような手順で配管12の清掃を行
った後は、噴射ノズル24を後退させる(ステップ16
0)。そして配管10本分のピッチだけ横方向に移動し
て、新たな配管12の清掃を開始する(ステップ170
〜ステップ220)。このような清掃工程を繰り返して
いき最上行の配管12の清掃が終了すると、昇降用モー
タ46を稼働させ、縦方向に配管12の1ピッチ分だけ
下降させる(ステップ240、ステップ250)。そし
て再び走行台車50を稼働させ、一段下側の配管12の
清掃を行っていく。これらの動作を最下段の配管12ま
で繰り返していけば配管領域44における配管12の清
掃を全て終了することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る復水器
の配管清掃方法よれば、復水器の配管の一方から清掃用
ブラシを挿入し、前記清掃用ブラシを高圧水により配管
他端まで移動させることで、前記配管の付着物を掻き取
る復水器の配管清掃方法であって、前記高圧水の導入の
後、前記清掃用ブラシが前記配管の末端に移動するまで
前記清掃用ブラシの後方に液層が残るよう設定されたお
くれ時間差で圧縮気体を導入し、前記清掃用ブラシを前
記配管に沿って送り出すようにしたことから、清掃用ブ
ラシの通過時間を短縮させることができ、もって清掃時
間を短縮させることができる。
【0032】また本発明に係る復水器の清掃用装置によ
れば、復水器の配管清掃に用いられ、配管にあらかじめ
挿入された清掃用ブラシを前記配管に沿って送出可能と
する噴射ノズルを有した復水器の清掃用装置であって、
前記噴射ノズルを複数設け、壁面における配管領域を越
える長さを有した水平フレームを設けるとともに、この
水平フレームに当該水平フレームを走行レールとし且つ
前記噴射ノズルを搭載する水平移動手段を設け、前記水
平フレームの両端は昇降手段を介して前記水室の天井面
と床面との間に係止可能な突張フレームに連結され、前
記水平移動手段と前記昇降手段との組み合わせにより前
記噴射ノズルを前記壁面の配管領域内で移動可能にした
ことから、噴射ノズルが配管領域を覆うように移動でき
るとともに複数の配管を同時に清掃することができるの
で清掃時間を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図8に示すタイムチャートを適用し、噴射ノズ
ル24から配管12の開口に高圧水を圧縮空気を送り出
す状態を示した断面図である。
【図2】実施の形態に係る復水器の清掃用装置の構造を
示す斜視図である。
【図3】実施の形態に係る復水器の清掃用装置の正面図
を示す。
【図4】実施の形態に係る復水器の清掃用装置の側面図
を示す。
【図5】図3における矢視図Aを示す。
【図6】図5の側面図を示す。
【図7】清掃用装置20の動作手順を示したフローチャ
ートである。
【図8】高圧水用と圧縮空気用の開閉バルブの開度タイ
ミングを示したタイムチャート図を示す。
【図9】従来の配管の清掃方法を示す作業説明図であ
る。
【符号の説明】
1 配管 2 清掃用ブラシ 3 ブローガン 4 高圧水 10 復水器 12 配管 14 前水室 16 後水室 18 蒸気 20 復水器の清掃用装置 22 清掃用ブラシ 24 噴射ノズル 26 壁面 28 フレーム類 30 天井板 32 床板 34 突張フレーム 36 水平フレーム 38 アンカーフレーム 40 自在継手 42 昇降用レール 44 配管領域 46 昇降用モータ 48 走行レール 50 走行台車 52 ヘッダ 54 スライドベース 56 スライド機構 58 高圧水 60 圧縮空気

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復水器の配管の一方から清掃用ブラシを
    挿入し、前記清掃用ブラシを高圧水により配管他端まで
    移動させることで、前記配管の付着物を掻き取る復水器
    の配管清掃方法であって、前記高圧水の導入の後、前記
    清掃用ブラシが前記配管の末端に移動するまで前記清掃
    用ブラシの後方に液層が残るよう設定されたおくれ時間
    差で圧縮気体を導入し、前記清掃用ブラシを前記配管に
    沿って送り出すことを特徴とする復水器の配管清掃方
    法。
  2. 【請求項2】 復水器の配管清掃に用いられ、配管にあ
    らかじめ挿入された清掃用ブラシを前記配管に沿って送
    出可能とする噴射ノズルを有した復水器の清掃用装置で
    あって、前記噴射ノズルを複数設け、壁面における配管
    領域を越える長さを有した水平フレームを設けるととも
    に、この水平フレームに当該水平フレームを走行レール
    とし且つ前記噴射ノズルを搭載する水平移動手段を設
    け、前記水平フレームの両端は昇降手段を介して前記水
    室の天井面と床面との間に係止可能な突張フレームに連
    結され、前記水平移動手段と前記昇降手段との組み合わ
    せにより前記噴射ノズルを前記壁面の配管領域内で移動
    可能にしたことを特徴とする復水器の清掃用装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113586194A (zh) * 2021-09-14 2021-11-02 安阳钢铁股份有限公司 一种钢铁厂用环冷余热发电装置及发电方法

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CN113586194A (zh) * 2021-09-14 2021-11-02 安阳钢铁股份有限公司 一种钢铁厂用环冷余热发电装置及发电方法
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