JPH11325602A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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JPH11325602A
JPH11325602A JP13482198A JP13482198A JPH11325602A JP H11325602 A JPH11325602 A JP H11325602A JP 13482198 A JP13482198 A JP 13482198A JP 13482198 A JP13482198 A JP 13482198A JP H11325602 A JPH11325602 A JP H11325602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄熱体を流動させないように固定して、種々
の熱源から容易に熱を入力して蓄熱できるようにし、か
つ、他の種々の媒体に熱を伝達させて出力できるように
し、汎用性の向上を図る。 【解決手段】 保温ケース10内に封入され熱源として
の熱を蓄える蓄熱体Tと、蓄熱体T内に設けられ熱交換
により蓄熱体Tに熱を付与する熱付与部21を有した熱
入力手段20と、蓄熱体T内に設けられ熱交換により蓄
熱体Tから熱を吸収する熱吸収部31を有するとともに
吸収した熱を外部に伝送する熱出力手段30とを備え、
熱入力手段20として、流体からなる熱伝達媒体22を
流す流路管23を備えた第1熱入力部20Aと、熱付与
部21を電気ヒータ25で構成した第2熱入力部20B
とを備え、熱出力手段30を、流体からなる熱伝達媒体
32を流す流路管33を備えて構成し、保温ケース10
を蓄熱体Tを包囲する3種の保温材H及び真空層12を
備えて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱された熱を給
湯、暖房、冷房、隔雪、換気装置等の熱源として活用す
る熱交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換装置としては、例
えば、特開昭59−12291号公報に掲載されたもの
が知られている。この熱交換装置は、図5に示すよう
に、ケース1内に蓄熱体としての水2を貯留するととも
に、このケース1に水2を循環させる循環管路3を設
け、この循環管路3に循環ポンプ4を介装し、更に、こ
の循環管路3に太陽熱を補足して水に付与する補足器5
を介装し、上記ケース1を放熱器として、水2に蓄熱し
た熱を、例えば、室内に放熱して暖房を行なうようにし
ている。ケース1は、真空層6を有し、真空ポンプ7に
よって、その真空度を変化させて、放熱温度を調整でき
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
蓄熱装置にあっては、水2からなる蓄熱体自体が流動す
るので、他の種々の熱源から熱を入力したい場合に、熱
を取り入れにくく、また、熱の出力も直接ケース1から
外気に対して行なうので、他の種々の媒体に熱を出力さ
せたい場合に対応が難しく、汎用性に劣るという問題が
あった。本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、蓄熱体を流動させないように固定して、種々の熱源
から容易に熱を入力して蓄熱できるようにし、かつ、他
の種々の媒体に熱を伝達させて出力できるようにし、汎
用性の向上を図った蓄熱装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る熱交換装置は、熱源としての熱を
蓄える固体の蓄熱体と、上記蓄熱体内に設けられ熱交換
により該蓄熱体に熱を付与する熱付与部を有した熱入力
手段と、上記蓄熱体内に設けられ熱交換により該蓄熱体
から熱を吸収する熱吸収部を有するとともに該吸収した
熱を外部に伝送する熱出力手段とを備えて構成してい
る。また、本発明に係る熱交換装置は、保温ケースに封
入され熱源としての熱を蓄える蓄熱体と、上記蓄熱体内
に設けられ熱交換により蓄熱体内に熱を付与する熱付与
部を有した熱入力手段と、上記蓄熱体内に設けられ熱交
換により該蓄熱体から熱を吸収する熱吸収部を有すると
ともに該吸収した熱を外部に伝送する熱出力手段とを備
えて構成している。これにより、蓄熱体が流動しないで
固定され、そのため、種々の熱源から容易に熱を入力し
て蓄熱できるようになり、かつ、他の種々の媒体に熱を
伝達させて出力できるようになる。
【0005】そして、必要に応じ、上記熱入力手段を、
流体からなる熱伝達媒体と、該熱伝達媒体を流す流路管
とを備えて構成し、該熱入力手段の熱付与部を上記流路
管の一部で構成している。この構成により、熱伝達媒体
として種々のものを用いることができ、より一層、汎用
性が向上させられる。また、必要に応じ、上記熱入力手
段の熱付与部を、電気回路を介して通電されて発熱させ
られる電気ヒータで構成している。電気ヒータは、蓄熱
体の温度調整をすることができ、操作性が良く、電気料
金の安い夜間電力を使用できる等、汎用性に富む。そし
てまた、必要に応じ、上記熱出力手段を、流体からなる
熱伝達媒体と、該熱伝達媒体を流す流路管とを備えて構
成し、該熱出力手段の熱吸収部を上記流路管の一部で構
成している。熱伝達媒体として種々のものを用いること
ができ、より一層、汎用性が向上させられる。
【0006】また、必要に応じ、上記保温ケースを、上
記蓄熱体を包囲する保温材を備えて構成している。固定
化した蓄熱体を保温するので、蓄熱効果が向上させられ
る。この場合、蓄熱体を包囲する保温材を2種類以上用
いて層状に設けたことが有効である。より一層、蓄熱効
果が向上させられる。保温材としては、ウレタン,ガラ
スウール,耐火FRPを用いることが有効である。更
に、必要に応じ、上記保温ケースを、上記蓄熱体を包囲
する真空層を備えて構成している。断熱効果が向上させ
られる。更にまた、必要に応じ、上記保温ケースを、外
側を覆う防湿シートを備えて構成している。蓄熱体を外
部の湿気から防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に基づいて本発明の
実施の形態に係る熱交換装置を詳細に説明する。実施の
形態に係る熱交換装置は、図1に示すように、保温ケー
ス10内に封入され熱源としての熱を蓄える蓄熱体T
と、蓄熱体T内に設けられ熱交換により該蓄熱体Tに熱
を付与する熱付与部21を有した熱入力手段20と、蓄
熱体T内に設けられ熱交換により蓄熱体Tから熱を吸収
する熱吸収部31を有するとともに該吸収した熱を外部
に伝送する熱出力手段30とを備えている。蓄熱体T
は、蓄熱媒体として蓄熱に適する材質のものであればど
のような材質のものでも良い。例えば、コンクリート、
炭を混入したコンクリート、オイル、硫酸ナトリウム、
米糠、灰、耐火レンガ、水など適宜の材質のものが用い
られる。
【0008】保温ケース10において、11は蓄熱体T
を封入する封入タンク、12は封入タンク11の外側に
設けられた真空層であって、封入タンク11を囲繞する
真空タンク13と封入タンク11とで形成される空間で
構成されている。真空層12は、図示外の真空ポンプを
用いて真空状態にされる。また、この保温ケース10
は、蓄熱体Tを包囲する保温材Hを備えて構成されてい
る。保温材Hは、2種類以上(実施の形態では3種)用
いられ、これらは真空タンク13の外側に層状に設けら
れている。実施の形態において用いられる保温材Hは、
真空タンク13側から、耐火FRP(H1 )、ガラスウ
ール(H2 )及びウレタン(H3 )で構成されている。
14は保温材Hを覆う外殻、15は外殻14の外側を覆
う防湿シートである。
【0009】熱入力手段20は、実施の形態では、第1
熱入力部20Aと、第2熱入力部20Bとの2種設けら
れている。第1熱入力部20Aは、流体からなる熱伝達
媒体22と、熱伝達媒体22を流す流路管23とを備え
て構成され、この流路管23の一部で熱付与部21が構
成されている。実施の形態では、熱伝達媒体22は、流
路管23を流れる熱を持つ流体であり、太陽熱によって
加熱された温水としている。熱付与部21は蓄熱体T内
に位置させられ、流路管23は、防湿シート15,外殻
14,3種の保温材H,真空タンク13及び封入タンク
11を貫通して設けられ、図示外の太陽熱の供給部と接
続されて、熱伝達媒体22を循環させるように設けられ
ている。第2熱入力部20Bは、熱付与部21を電気回
路24を介して通電されて発熱させられる電気ヒータ2
5で構成されている。この電力は、深夜電力が用いられ
る。
【0010】熱出力手段30は、流体からなる熱伝達媒
体32と、熱伝達媒体32を流す流路管33とを備えて
構成され、この流路管33の一部で熱吸収部31が構成
されている。実施の形態では、熱伝達媒体32は、給湯
用の水で、蓄熱体T内の熱吸収部31を通過することに
より蓄熱体Tの熱を吸収し、温水となって流路管33を
流れ、必要場所で使用される。流路管33は、防湿シー
ト15,外殻14,3種の保温材H,真空タンク13及
び封入タンク11を貫通して設けられ、熱吸収部31は
蓄熱体T内に位置させられている。
【0011】従って、この実施の形態に係る熱交換装置
によれば、先ず、熱入力手段20(第1熱入力部20A
及び第2熱入力部20B)によって蓄熱体Tに熱が蓄熱
される。第1熱入力部20Aにおいては、太陽熱を利用
し熱を有した熱伝達媒体22である温水が流路管23を
循環し、熱付与部21により蓄熱体Tに熱が入力され
る。詳しくは、熱を持つ熱伝達媒体22は、蓄熱体T内
に設けられている熱付与部21を通過することにより、
熱を蓄熱体Tに付与し、再び太陽熱供給部(図示せず)
に流れ、太陽熱を得る。このように、太陽熱を蓄熱する
ことができる。また、第2の熱入力手段20において
は、電気ヒータ25の発熱により、蓄熱体T内に熱が入
力される。電気ヒータ25は、蓄熱体T内に設けられ蓄
熱体Tに多くの熱を付与することができ、また、蓄熱体
Tの蓄熱温度の変化に応じて温度調整も可能であり、更
に、夜間電力を利用することによりコストを低減させる
ことができる。
【0012】このように蓄熱体Tに蓄熱された熱は保温
ケース10により保温される。この場合、保温ケース1
0には、真空層12が設けられているので、真空層12
は高い断熱効果を有することから、蓄熱体Tが良く断熱
され、外部への熱の放出が防止される。また、真空層1
2の外部が保温材Hで覆われているので、この保温材H
によっても保温される。この場合、耐火性の耐火FRP
(H1 )で包囲しているので、防火性が確保され、ガラ
スウール(H2 )やウレタン(H3 )は保温性が高いこ
とからより一層蓄熱体Tの保温効果がを向上させられ
る。また、保温ケース10は防湿シート15で覆われて
いるので、蓄熱体Tを外部の湿気から防ぐことができ、
容易に地下に埋設設置もできる。
【0013】次に、蓄熱体Tに蓄熱された熱を出力する
ときには、熱出力手段30の熱伝達媒体32を流路管3
3に流す。これにより、熱吸収部31において、蓄熱体
Tから熱伝達媒体32に熱交換により熱が移動させられ
る。すなわち、湯が必要となった場合に、流路管33内
を流れる熱伝熱媒体32である水を蓄熱体Tの熱吸収部
31に向かって流し、熱吸収部31を通過させ蓄熱体T
から熱を出力させて、その後、熱を吸収した熱伝達媒体
32の温水を外部の必要箇所で使用する。
【0014】尚、上記実施の形態においては、熱入力手
段20において、熱伝達媒体22として太陽熱によって
加温される水を用い、また、電気ヒータ25を用いた
が、これに限定されず、例えば、図2に示すように、熱
付与部21に接続されている流路管内を流れる熱伝達媒
体を、地下水(40)、地下温水(41)、給湯器の湯
(42)等の種々の液体で構成し、あるいは、地熱(4
3)、焼却炉の燃焼熱(44)、焼却炉の排熱(4
5)、ボイラーの燃焼熱(46)、自家発電の燃焼熱
(47)、発電装置の燃焼熱(48)、エアコンから出
る熱(49)、ヒートポンプ装置から出る熱(50)、
照明器具から出る熱(51)、駆動装置から出る熱(5
2)によって加熱された気体で構成する等、どのような
媒体を用いてもよい。また、熱伝達媒体としては、例え
ば、氷蓄熱装置から出る熱(53)、エアコンから出る
冷気(54)等、低温のものも含み、蓄熱体Tを冷却
し、低温を出力するようにしたものでも良いことは勿論
である。また、熱出力手段30において、熱伝達媒体3
2として給湯用の水としたが、これに限定されず、例え
ば、図2に示すように、暖房用の水(60)、暖房用の
空気(61)、融雪装置用の媒体(62)、床暖房用の
媒体(63)、冷房用の媒体(64)、冷房用の空気
(65)、冷蔵装置用の媒体(66)等どのような用途
の熱伝達媒体であっても差し支えない。
【0015】更に、上記実施の形態において、熱入力手
段20を2種類としたが、必ずしもこれに限定されるも
のではなく、1種類でも良く、また、複数の流路管を蓄
熱体T内に設け上述した種々の熱伝達媒体を用いても構
わない。更にまた、保温材Hをウレタン(H3 )、ガラ
スウール(H2 )、耐火FRP(H1 )としたが必ずし
もこれに限定されず、それぞれ単一で層状に用いてもよ
く、2種類の保温材Hを組み合わせて用いる際にもその
組み合わせは適宜変更して差し支えない。また、材質も
これらに限定されない。例えば、図3に示すように、蓄
熱体Tを水とし、保温ケース10をコンクリートで作成
してもよく、適宜変更して差し支えない。尚また、本熱
交換装置の設置場所は、屋内,屋外(地上,地下,地中
等)どのようなところでも良く、また、車両などの移動
体に搭載する等、適宜に設定して良いことは勿論であ
る。また、実施の形態では、保温ケース10を設けた
が、これに限定されず、例えば、図4に示すように、コ
ンクリートからなる蓄熱体Tのみで構成しても良く、適
宜変更して差し支えない。
【0016】
【発明の効果】 以上説明し
たように、本発明の熱交換装置によれば、熱源としての
熱を蓄える固体の蓄熱体あるいは保温ケースに封入され
熱源としての熱を蓄える蓄熱体と、蓄熱体内に設けられ
熱交換により蓄熱体内に熱を付与する熱付与部を有した
熱入力手段と、蓄熱体内に設けられ熱交換により蓄熱体
から熱を吸収する熱吸収部を有するとともに該吸収した
熱を外部に伝送する熱出力手段とを備えて構成したの
で、蓄熱体が流動しないで固定され、種々の熱源から容
易に熱を入力して蓄熱できるようになり、かつ、他の種
々の媒体に熱を伝達させて出力できるようになり、その
ため、汎用性を大幅に向上させることができる。そし
て、上記熱入力手段を、流体からなる熱伝達媒体と、該
熱伝達媒体を流す流路管とを備えて構成し、該熱入力手
段の熱付与部を上記流路管の一部で構成した場合には、
熱伝達媒体として種々のものを用いることができ、より
一層、汎用性を大幅に向上させることができる。
【0017】また、熱入力手段の熱付与部を、電気回路
を介して通電されて発熱させられる電気ヒータで構成し
た場合には、蓄熱体の温度調整をすることができ、電気
料金の安い夜間電力で熱を蓄熱体に蓄熱させることがで
き、熱交換装置のランニングコストを低減させることが
できる。そして、熱出力手段を、流体からなる熱伝達媒
体と、熱伝達媒体を流す流路管とを備えて構成し、熱出
力手段の熱吸収部を流路管の一部で構成した場合には、
熱伝達媒体として種々のものを用いることができ、より
一層、汎用性を大幅に向上させることができる。
【0018】また、保温ケースを、蓄熱体を包囲する保
温材を備えて構成した場合には、固定化した蓄熱体を保
温するので、蓄熱効果を向上させることができる。そし
てまた、蓄熱体を包囲する保温材を2種類以上用いて層
状に設けた構成とした場合には、より一層、蓄熱効果を
向上させることができる。この場合、保温材をウレタン
としたことが有効である。ウレタンは保温効果があると
ともに、蓄熱体を保護することもできる。また、保温材
をガラスウールとしたことが有効である。ガラスウール
は保温効果が高いので効果的に保温することができる。
そして、保温材を耐火FRPとした場合には、耐火性な
ので防火性が確保される。また、保温ケースを、蓄熱体
を包囲する真空層を備えて構成した場合には、より一層
断熱効果を向上させることができる。更にまた、保温ケ
ースを、外側を覆う防湿シートを備えて構成した場合に
は、蓄熱体を外部の湿気から防ぐことができるため、容
易に地下に埋設設置もできる等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱交換装置を示す断
面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る熱交換装置におい
て、別の熱入力手段及び熱出力手段の例を示す図であ
る。
【図3】本発明の別の実施の形態に係る熱交換装置を示
す断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る熱交換装置を示
す断面図である。
【図5】従来の熱交換装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
T 蓄熱体 10 保温ケース 11 封入タンク 12 真空層 13 真空タンク H 保温材 H1 耐火FRP H2 ガラスウール H3 ウレタン 14 外殻 15 防湿シート 20 熱入力手段 20A 第1熱入力部 20B 第2熱入力部 21 熱付与部 22 熱伝達媒体 23 流路管 24 電気回路 25 電気ヒータ 30 熱出力手段 31 熱吸収部 32 熱伝達媒体 33 流路管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】そして、上記熱入力手段を、第1熱入力部
と第2熱入力部とで構成し、上記第1熱入力部を、流体
からなる熱伝達媒体と、該熱伝達媒体を流す流路管とを
備えて構成し、該熱入力手段の熱付与部を上記流路管の
一部で構成している。この構成により、熱伝達媒体とし
て種々のものを用いることができ、より一層、汎用性が
向上させられる。また、上記第2熱入力部を、その熱付
与部として電気回路を介して通電されて発熱させられる
電気ヒータを備えて構成している。電気ヒータは、蓄熱
体の温度調整をすることができ、操作性が良く、電気料
金の安い夜間電力を使用できる等、汎用性に富む。そし
てまた、上記熱出力手段を、流体からなる熱伝達媒体
と、該熱伝達媒体を流す流路管とを備えて構成し、該熱
出力手段の熱吸収部を上記流路管の一部で構成してい
る。熱伝達媒体として種々のものを用いることができ、
より一層、汎用性が向上させられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、上記保温ケースを、上記蓄熱体を包
囲する保温材を備えて構成している。固定化した蓄熱体
を保温するので、蓄熱効果が向上させられる。この場
合、蓄熱体を包囲する保温材を2種類以上用いて層状に
設けている。保温材としては、ウレタン,ガラスウー
ル,耐火FRPを層状に設けている。に、上記保温ケ
ースを、上記蓄熱体を包囲する真空層を備えて構成して
いる。断熱効果が向上させられる。更にまた、上記保温
ケースを、外側を覆う防湿シートを備えて構成してい
る。蓄熱体を外部の湿気から防ぐことができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】尚、上記実施の形態においては、熱入力手
段20において、熱伝達媒体22として太陽熱によって
加温される水を用いたが、これに限定されず、例えば、
図2に示すように、熱付与部21に接続されている流路
管内を流れる熱伝達媒体を、地下水(40)、地下温水
(41)、給湯器の湯(42)等の種々の液体で構成
し、あるいは、地熱(43)、焼却炉の燃焼熱(4
4)、焼却炉の排熱(45)、ボイラーの燃焼熱(4
6)、自家発電の燃焼熱(47)、発電装置の燃焼熱
(48)、エアコンから出る熱(49)、ヒートポンプ
装置から出る熱(50)、照明器具から出る熱(5
1)、駆動装置から出る熱(52)によって加熱された
気体で構成する等、どのような媒体を用いてもよい。ま
た、熱伝達媒体としては、例えば、氷蓄熱装置から出る
熱(53)、エアコンから出る冷気(54)等、低温の
ものも含み、蓄熱体Tを冷却し、低温を出力するように
したものでも良いことは勿論である。また、熱出力手段
30において、熱伝達媒体32として給湯用の水とした
が、これに限定されず、例えば、図2に示すように、暖
房用の水(60)、暖房用の空気(61)、融雪装置用
の媒体(62)、床暖房用の媒体(63)、冷房用の媒
体(64)、冷房用の空気(65)、冷蔵装置用の媒体
(66)等どのような用途の熱伝達媒体であっても差し
支えない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】更に、図3には、本発明の開発過程で考え
られた装置の構造を示し、参考のために開示する。これ
は、蓄熱体Tを水とし、保温ケース10をコンクリート
で作成したものである。尚また、本熱交換装置の設置場
所は、屋内,屋外(地上,地下,地中等)どのようなと
ころでも良く、また、車両などの移動体に搭載する等、
適宜に設定して良いことは勿論である。また、図4に
は、本発明の開発過程で考えられた装置の構造を示し、
参考のために開示する。これは、保温ケース10を設け
ることなく、コンクリートからなる蓄熱体Tのみで構成
たものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換装
置によれば、熱源としての熱を蓄える固体の蓄熱体ある
いは保温ケースに封入され熱源としての熱を蓄える蓄熱
体と、蓄熱体内に設けられ熱交換により蓄熱体内に熱を
付与する熱付与部を有した熱入力手段と、蓄熱体内に設
けられ熱交換により蓄熱体から熱を吸収する熱吸収部を
有するとともに該吸収した熱を外部に伝送する熱出力手
段とを備えて構成したので、蓄熱体が流動しないで固定
され、種々の熱源から容易に熱を入力して蓄熱できるよ
うになり、かつ、他の種々の媒体に熱を伝達させて出力
できるようになり、そのため、汎用性を大幅に向上させ
ることができる。そして、上記熱入力手段を、第1熱入
力部と第2熱入力部とで構成し、第1熱入力部を、流体
からなる熱伝達媒体と、該熱伝達媒体を流す流路管とを
備えて構成し、該熱入力手段の熱付与部を上記流路管の
一部で構成したので、熱伝達媒体として種々のものを用
いることができ、より一層、汎用性を大幅に向上させる
ことができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、第2熱入力部を、その熱付与部とし
電気回路を介して通電されて発熱させられる電気ヒー
を備えて構成したので、蓄熱体の温度調整をすること
ができ、電気料金の安い夜間電力で熱を蓄熱体に蓄熱さ
せることができ、熱交換装置のランニングコストを低減
させることができる。そして、熱出力手段を、流体から
なる熱伝達媒体と、熱伝達媒体を流す流路管とを備えて
構成し、熱出力手段の熱吸収部を流路管の一部で構成し
ので、熱伝達媒体として種々のものを用いることがで
き、より一層、汎用性を大幅に向上させることができ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、保温ケースを、蓄熱体を包囲する保
温材を備えて構成したことから、固定化した蓄熱体を保
温するので、蓄熱効果を向上させることができる。そし
てまた、蓄熱体を包囲する保温材をウレタン,ガラスウ
ール及び耐火FRPを層状に設けて構成したので、より
一層、蓄熱効果を向上させることができる。この場合、
レタンは保温効果があるとともに、蓄熱体を保護する
こともできる。また、ガラスウールは保温効果が高いの
で効果的に保温することができる。そして、保温材を耐
火FRPは、耐火性なので防火性が確保される。また、
保温ケースを、蓄熱体を包囲する真空層を備えて構成し
たので、より一層断熱効果を向上させることができる。
更にまた、保温ケースを、外側を覆う防湿シートを備え
て構成したので、蓄熱体を外部の湿気から防ぐことがで
きるため、容易に地下に埋設設置もできる等種々の効果
を奏する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱交換装置を示す断
面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る熱交換装置におい
て、別の熱入力手段及び熱出力手段の例を示す図であ
る。
【図3】本発明の開発過程で考えられた熱交換装置を示
す断面図である。
【図4】本発明の開発過程で考えられた他の熱交換装置
を示す断面図である。
【図5】従来の熱交換装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】 T 蓄熱体 10 保温ケース 11 封入タンク 12 真空層 13 真空タンク H 保温材 H1 耐火FRP H2 ガラスウール H3 ウレタン 14 外殻 15 防湿シート 20 熱入力手段 20A 第1熱入力部 20B 第2熱入力部 21 熱付与部 22 熱伝達媒体 23 流路管 24 電気回路 25 電気ヒータ 30 熱出力手段 31 熱吸収部 32 熱伝達媒体 33 流路管

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源としての熱を蓄える固体の蓄熱体
    と、上記蓄熱体内に設けられ熱交換により該蓄熱体に熱
    を付与する熱付与部を有した熱入力手段と、上記蓄熱体
    内に設けられ熱交換により該蓄熱体から熱を吸収する熱
    吸収部を有するとともに該吸収した熱を外部に伝送する
    熱出力手段とを備えたことを特徴とする熱交換装置。
  2. 【請求項2】 保温ケース内に封入され熱源としての熱
    を蓄える蓄熱体と、上記蓄熱体内に設けられ熱交換によ
    り該蓄熱体に熱を付与する熱付与部を有した熱入力手段
    と、上記蓄熱体内に設けられ熱交換により該蓄熱体から
    熱を吸収する熱吸収部を有するとともに該吸収した熱を
    外部に伝送する熱出力手段とを備えたことを特徴とする
    熱交換装置。
  3. 【請求項3】 上記熱入力手段を、流体からなる熱伝達
    媒体と、該熱伝達媒体を流す流路管とを備えて構成し、
    該熱入力手段の熱付与部を上記流路管の一部で構成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の熱交換装置。
  4. 【請求項4】 上記熱入力手段の熱付与部を、電気回路
    を介して通電されて発熱させられる電気ヒータで構成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の熱交換装
    置。
  5. 【請求項5】 上記熱出力手段を、流体からなる熱伝達
    媒体と、該熱伝達媒体を流す流路管とを備えて構成し、
    該熱出力手段の熱吸収部を上記流路管の一部で構成した
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の熱交
    換装置。
  6. 【請求項6】 上記保温ケースを、上記蓄熱体を包囲す
    る保温材を備えて構成したことを特徴とする請求項2,
    3,4または5記載の熱交換装置。
  7. 【請求項7】 上記蓄熱体を包囲する保温材を2種類以
    上用いて層状に設けたことを特徴とする請求項6記載の
    熱交換装置。
  8. 【請求項8】 上記保温材をウレタンとしたことを特徴
    とする請求項6または7記載の熱交換装置。
  9. 【請求項9】 上記保温材をガラスウールとしたことを
    特徴とする請求項6,7または8記載の熱交換装置。
  10. 【請求項10】 上記保温材を耐火FRPとしたことを
    特徴とする請求項6,7,8または9記載の熱交換装
    置。
  11. 【請求項11】 上記保温ケースを、上記蓄熱体を包囲
    する真空層を備えて構成したことを特徴とする請求項
    2,3,4,5,6,7,8,9または10記載の熱交
    換装置。
  12. 【請求項12】 上記保温ケースを、外側を覆う防湿シ
    ートを備えて構成したことを特徴とする請求項2,3,
    4,5,6,7,8,9,10または11記載の熱交換
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025425A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Panasonic Corp 蓄熱装置及びそれを備えたヒートポンプ給湯機
JP2016529465A (ja) * 2013-07-15 2016-09-23 ホルブ,ヤン エネルギー貯蔵システム
JP2017203579A (ja) * 2016-05-11 2017-11-16 矢崎エナジーシステム株式会社 給湯システム
KR20180065360A (ko) * 2016-12-07 2018-06-18 (주)세아인더스 냉풍 발생장치
KR101877310B1 (ko) * 2016-12-07 2018-07-11 (주)세아인더스 냉풍 및 온풍 발생장치

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