JPH11325555A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH11325555A
JPH11325555A JP10127248A JP12724898A JPH11325555A JP H11325555 A JPH11325555 A JP H11325555A JP 10127248 A JP10127248 A JP 10127248A JP 12724898 A JP12724898 A JP 12724898A JP H11325555 A JPH11325555 A JP H11325555A
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suction
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博之 高田
Masashi Yamada
真佐志 山田
Manabu Asahina
学 朝比奈
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルターの点検、清掃、交換等のメンテナ
ンスが容易で迅速かつ安全に作業出来ること。 【解決手段】 本体の下部に設けられ、空気の吸込口と
吹出口とを有するパネル本体と、吸込口に嵌合し昇降可
能な吸込グリルとを備えた化粧パネルと、化粧パネルか
ら吸込グリルを吊り下げる吊り下げ体と、化粧パネルに
設けられ、吊り下げ体が巻回されるリールと、昇降駆動
モータにより駆動され、駆動力をリールに伝達する駆動
軸と、この駆動軸に設けられ、吸込グリルの降下開始時
に、駆動軸の回転により吸込グリルを下方に押圧する押
圧部材とを具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機に係
り、フィルター目詰まり状態においても円滑な吸込グリ
ルの降下動作が行なえ、フィルターの点検、清掃、交換
等のメンテナンスが容易で迅速かつ安全に作業できる化
粧パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば実開平3−20668号
公報に示された空気調和機を示す断面図であり、図にお
いて、1は空気調和機本体、2は熱交換器、3はファン
モーター、4はファン、5はドレンパン、6は吊りボル
ト、7は空気吹出口、10は化粧パネル、12は空気吸
込口、13は天井木材、14は天井、8は空気調和機本
体1の両側壁の上部適所に装着されたワイヤー9を内蔵
するリールで、そのワイヤー9の下端は止め金具11に
締結されていて、リール8のワイヤー9で化粧パネル1
0は吊り下げられる構造となっている。
【0003】さて、空気調和機を据え付ける際に、化粧
パネル10を空気調和機本体1に取り付ける時、リール
8のワイヤー9を下方に引出し、その先端を下方に置い
た化粧パネル10の止め金具11に締結する。ここで化
粧パネル10を軽く上方に持ち上げると、ワイヤー9は
リール8に巻取られて化粧パネル10は上方に移動し空
気調和機本体1の位置までいきはめ込まれる。
【0004】また、空気調和機本体1の点検の際、化粧
パネル10を下方に移動し、図6の2点鎖線で示した任
意の位置で停止する。また、化粧パネル10を軽く上方
に持ち上げると、ワイヤー9はリール8に巻取られ、化
粧パネル10は元の位置にはめ込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機は以
上のように構成されているので、運転中にフィルターを
清掃する場合、ほこり等による目詰まり度合いによりユ
ニット内が負圧となりファン4の吸込力により、昇降駆
動装置の駆動軸が回転しても吸込グリルの下降が困難で
あるという問題点があった。また、空気調和機の停止操
作からファン4の停止による吸込力の低下を待ってから
吸込グリルの下降動作をしていては時間がかかるという
問題点があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたもので、フィルターの点検、清掃、交換等の
メンテナンスが容易で迅速かつ安全に作業出来る空気調
和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機は、空気調和機本体と、この本体の下部に設けられ、
空気の吸込口と吹出口とを有するパネル本体と、吸込口
に嵌合し昇降可能な吸込グリルとを備えた化粧パネル
と、化粧パネルから吸込グリルを吊り下げる吊り下げ体
と、化粧パネルに設けられ、吊り下げ体が巻回されるリ
ールと、昇降駆動モータにより駆動され、駆動力をリー
ルに伝達する駆動軸と、この駆動軸に設けられ、吸込グ
リルの降下開始時に、駆動軸の回転により吸込グリルを
下方に押圧する押圧部材とを具備したものである。
【0008】また、吸込口に設けたプーリーを介して、
吸込グリルとリールとを吊り下げ体にて連結したもので
ある。
【0009】また、吸込グリルとリールとを直接吊り下
げ体にて連結したものである。
【0010】また、空気調和機本体と、この本体の下部
に設けられ、空気の吸込口と吹出口とを有するパネル本
体と、吸込口に嵌合し昇降可能な吸込グリルとを備えた
化粧パネルと、化粧パネルから吸込グリルを吊り下げる
吊り下げ体と、化粧パネルに設けられ、吊り下げ体が巻
回されるリールと、昇降駆動モータにより駆動され、駆
動力をリールに伝達する駆動軸と、吹出口を覆うように
配設された回転可能な風向ベーンと、この風向ベーンを
駆動するための風向ベーン駆動モーターと、吸込グリル
の降下動作を行う場合、風向ベーン駆動モーターと昇降
駆動モータとを連動させて駆動し、前記風向ベーンを前
記吹出口を覆う位置で停止させる手段とを備えたもので
ある。
【0011】また、空気調和機本体と、この本体の下部
に設けられ、空気の吸込口と吹出口とを有するパネル本
体と、吸込口に嵌合し昇降可能な吸込グリルとを備えた
化粧パネルと、化粧パネルから吸込グリルを吊り下げる
吊り下げ体と、化粧パネルに設けられ、吊り下げ体が巻
回されるリールと、昇降駆動モータにより駆動され、駆
動力をリールに伝達する駆動軸と、本体に設けられ、フ
ァンを駆動するファンモーターと、吸込グリルの降下動
作を行う場合、昇降駆動モータと連動してファンモータ
ーを停止又は逆回転させる手段とを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。なお、以下に説明する発明の実
施の形態において上述の従来の技術と同一又は相当部分
は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0013】実施の形態1.図1は実施形態1による空
気調和機を示す全体断面図である。図において、1は内
部に熱交換器2,ファンモーター3,ファン4,ドレン
パン5などを有する空気調和機本体、10は空気の吸込
口12と吹出口7とを有するパネル本体10aと吸込グ
リル10bから構成する化粧パネルである。
【0014】そして、図2は実施形態1による化粧パネ
ル10の斜視図であり、昇降駆動装置30の円筒状の駆
動軸31は、回転するよう両端をパネル本体10aに保
持されると共に、吸込グリル10bと対向してある一定
間隔で吸込口12に配設されている。
【0015】駆動軸31には、ワイヤー37を巻付け収
納するリール32と、吸込グリル10bと接触可能位置
に押圧部材である押圧凸部材33を取り付けると共に、
昇降駆動モータであるモーター35で駆動するための駆
動ローラー34を備えている。
【0016】また、吸込グリル10bは昇降駆動装置3
0と吸込口12の各コーナーに配設したプーリー36を
介してワイヤー37の止め具38にて連結されるととも
に、フィルター39を収納している。
【0017】以上のように構成することにより、空気調
和機本体1の運転状況に応じて昇降駆動装置30の動作
が異なることになる。まず通常状態で吸込グリル10b
の降下動作を行なう場合、モーター35により駆動軸3
1を回転させリール32を巻き戻し吸込グリル38の自
重により降下させる。
【0018】また、図3は実施形態1による化粧パネル
断面図であり、フィルター39が空気中のゴミなどによ
り目詰まりしている状態で降下動作を行なう場合、ある
一定条件になるとファン4の回転中は空気調和機本体1
の風路内部が負圧となり、フィルター39が吸引保持さ
れる。
【0019】この吸引保持力はファン4の回転による風
量、フィルター39の目詰まり度合、吸込グリル10b
の重量の3要素により決定されるものである。
【0020】フィルター39が空気中のゴミなどにより
目詰まりしている状態で降下動作を行なう場合は、駆動
軸31の回転とともに押圧凸部材33の凸部33aが吸
込グリル10bのある一端に設けたリブ40に接触し下
降方向に押し出すことにより、吸込口12を確保し吸引
力を低下させると同時にリール32が巻き戻されるた
め、吸込グリル10bが降下することになる。
【0021】また上昇動作については、駆動軸31の回
転とともにリール32がワイヤー37を巻き取り、吸込
グリル10bを所定の位置まで上昇させ、その際、押圧
凸部材33の凸部33aは吸込グリル10bのリブ40
と接触しない所定位置に停止する。これは押圧凸部材3
3の回転位置と吸込グリル10bの収納所定位置からリ
ール32までのワイヤー37の長さを設定することによ
り、両者は一定の関係寸法を保ち回転動作を行なうこと
になる。
【0022】上述の実施形態1によれば、モーター35
の動力をリール32に伝達する駆動軸31にワイヤー3
7を巻き戻して吸込グリル10bの降下方向に押圧する
補助的動作を行なうために、フィルター39目詰まり状
態においても円滑な吸込グリル10bの降下動作が行な
え、フィルター39の点検、清掃、交換等のメンテナン
スが容易で迅速かつ安全に作業できる効果がある。
【0023】実施の形態2.上記実施形態1では、吸込
グリル10bを風路内に配設した昇降駆動装置30と吸
込口12の各コーナーに配設したプーリー36を介して
ワイヤー37にて連結した取付位置構成としたが、図4
に示すように昇降駆動装置30を吸込口12の端部に配
置し昇降駆動装置30と吸込グリル10bを直接ワイヤ
ー37にて連結することにより、構成の簡略化と風路内
の空気の乱流を抑制することによる低騒音化が図れる。
【0024】実施の形態3.図5は実施形態3による空
気調和機を示す断面図であり、昇降駆動装置30である
円筒状の駆動軸31は、回転するよう両端をパネル本体
10aに保持されるとともに、吸込グリル10bと対向
してある一定間隔で吸込口12に配設されており、その
駆動軸31にはワイヤー37を巻付け収納するリール3
2とモーター35で駆動するための駆動ローラー34を
備えている。
【0025】また、吸込側の吸込口12には、昇降駆動
装置30とプーリー31を介してワイヤー37の止め具
38にて連結しフィルター39を収納した吸込グリル1
0bが配設されおり、吹出側は吹出口7を覆うよう回転
可能に配設した風向ベーン41とそれを駆動するための
風向ベーン駆動モーター42を設けている。
【0026】この実施の形態においては、吸込グリル3
8の降下動作を行なう場合、風向ベーン駆動モーター4
2と昇降駆動装置30のモーター35をそれぞれ駆動
し、まず風向ベーン41をある所定位置から化粧パネル
10の吹出口7を覆う位置に停止させ、ファン4が回転
中においても空気の循環を抑制し風路内の負圧を低下さ
せる。
【0027】これにより吸込グリル38の吸引保持力を
低下させることにより、昇降駆動装置30の駆動軸31
を回転させワイヤー37を巻き戻し吸込グリル38の自
重で降下させることになる。また、上昇動作は前記の逆
動作となる。
【0028】上述の実施の形態3によれば、風向ベーン
41で化粧パネル10の吹出口7を覆うことにより、吸
込グリル10bからの空気の循環を抑制し風路内の負圧
を低下させることにより吸込グリル10bの吸引保持力
が低下するため、フィルター39目詰まり状態において
も円滑な吸込グリル10bの降下動作が行なえ、フィル
ター39の点検、清掃、交換等のメンテナンスが容易で
迅速かつ安全に作業できる効果がある。
【0029】実施の形態4.上記実施形態3では、空気
調和機本体1の風路内の負圧を低下させる手段として風
向ベーン41と昇降駆動装置30を連動させるようにし
たが、本実施形態においては吸込グリル10bを下降さ
せる場合、昇降駆動装置の動作に連動してファンモータ
ー3を即停止または逆回転させることにより敏速な下降
動作をさせることができる。
【0030】
【発明の効果】この発明に係る空気調和機は、吸込グリ
ルの降下開始時に、昇降駆動モータの駆動力をリールに
伝達する駆動軸の回転により吸込グリルを下方に押圧す
る押圧部材を具備したことにより、フィルター目詰まり
状態においても円滑な吸込グリルの降下動作が行なえ、
フィルターの点検、清掃、交換等のメンテナンスが容易
で迅速かつ安全に作業できる効果がある。
【0031】また、吸込グリルとリールとを直接吊り下
げ体にて連結したことにより、構成の簡略化と風路内の
空気の乱流を抑制することによる低騒音化が図れる。
【0032】また、吸込グリルの降下動作を行う場合、
風向ベーン駆動モーターと昇降駆動モータとを連動させ
て駆動し、風向ベーンを吹出口を覆う位置で停止させる
手段とを備えたことにより、吸込グリルからの空気の循
環を抑制し風路内の負圧を低下して吸込グリルの吸引保
持力が低下するため、フィルター目詰まり状態において
も円滑な吸込グリルの降下動作が行なえ、フィルターの
点検、清掃、交換等のメンテナンスが容易で迅速かつ安
全に作業できる効果がある。
【0033】また、吸込グリルの降下動作を行う場合、
昇降駆動モータと連動してファンモーターを停止又は逆
回転させる手段とを備えたことにより、吸込グリルから
の空気の循環を抑制し風路内の負圧を低下させて吸込グ
リルの吸引保持力が低下するため、フィルター目詰まり
状態においても円滑な吸込グリルの降下動作が行なえ、
フィルターの点検、清掃、交換等のメンテナンスが容易
で迅速かつ安全に作業できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における空気調和機
全体を示す断面図である。
【図2】 実施の形態1における空気調和機の化粧パネ
ルを示す斜視図である。
【図3】 実施の形態1における空気調和機の化粧パネ
ルを示す断面図である。
【図4】 実施の形態2における空気調和機の化粧パネ
ルを示す断面図である。
【図5】 実施の形態3における空気調和機の化粧パネ
ルを示す断面図である。
【図6】 従来の空気調和機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体、7 吹出口、10 化粧パネル、
10b 吸込グリル、12 吸込口、30 昇降駆動装
置、31 駆動軸、32 リール、33 押圧凸部材、
35 モーター、37 ワイヤー、39 フィルター、
41 風向ベーン、42 風向ベーン駆動モーター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 秀樹 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機本体と、 この本体の下部に設けられ、空気の吸込口と吹出口とを
    有するパネル本体と、前記吸込口に嵌合し昇降可能な吸
    込グリルとを備えた化粧パネルと、 前記化粧パネルから前記吸込グリルを吊り下げる吊り下
    げ体と、 前記化粧パネルに設けられ、前記吊り下げ体が巻回され
    るリールと、 昇降駆動モータにより駆動され、該駆動力を前記リール
    に伝達する駆動軸と、 この駆動軸に設けられ、前記吸込グリルの降下開始時
    に、前記駆動軸の回転により前記吸込グリルを下方に押
    圧する押圧部材と、を具備したことを特徴とする空気調
    和機。
  2. 【請求項2】 前記吸込口に設けたプーリーを介して、
    前記吸込グリルと前記リールとを前記吊り下げ体にて連
    結したことを特徴とする請求項1の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記吸込グリルと前記リールとを直接前
    記吊り下げ体にて連結したことを特徴とする請求項1の
    空気調和機。
  4. 【請求項4】 空気調和機本体と、 この本体の下部に設けられ、空気の吸込口と吹出口とを
    有するパネル本体と、前記吸込口に嵌合し昇降可能な吸
    込グリルとを備えた化粧パネルと、 前記化粧パネルから前記吸込グリルを吊り下げる吊り下
    げ体と、 前記化粧パネルに設けられ、前記吊り下げ体が巻回され
    るリールと、 昇降駆動モータにより駆動され、該駆動力を前記リール
    に伝達する駆動軸と、 前記吹出口を覆うように配設された回転可能な風向ベー
    ンと、 この風向ベーンを駆動するための風向ベーン駆動モータ
    ーと、 前記吸込グリルの降下動作を行う場合、前記風向ベーン
    駆動モーターと前記昇降駆動モータとを連動させて駆動
    し、前記風向ベーンを前記吹出口を覆う位置で停止させ
    る手段と、を備えたことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 空気調和機本体と、 この本体の下部に設けられ、空気の吸込口と吹出口とを
    有するパネル本体と、 前記吸込口に嵌合し昇降可能な吸込グリルとを備えた化
    粧パネルと、 前記化粧パネルから前記吸込グリルを吊り下げる吊り下
    げ体と、 前記化粧パネルに設けられ、前記吊り下げ体が巻回され
    るリールと、 昇降駆動モータにより駆動され、該駆動力を前記リール
    に伝達する駆動軸と、 前記本体に設けられ、ファンを駆動するファンモーター
    と、 前記吸込グリルの降下動作を行う場合、前記昇降駆動モ
    ータと連動して前記ファンモーターを停止又は逆回転さ
    せる手段と、を備えたことを特徴とする空気調和機。
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