JPH11324900A - アキシャルピストン型流体機械 - Google Patents

アキシャルピストン型流体機械

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JPH11324900A
JPH11324900A JP10139194A JP13919498A JPH11324900A JP H11324900 A JPH11324900 A JP H11324900A JP 10139194 A JP10139194 A JP 10139194A JP 13919498 A JP13919498 A JP 13919498A JP H11324900 A JPH11324900 A JP H11324900A
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JP
Japan
Prior art keywords
hole
pressure port
port
cylinder
cylinder chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP10139194A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yushimo
篤 湯下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロック4に穿設された複数のシリ
ンダ5内にそれぞれピストン6を液密摺動自在に嵌装す
ることによってシリンダ室16を形成し、このシリンダブ
ロック4をバルブプレート8に対して摺接しながら相対
回転させることによって上記ピストン6を往復動させる
と同時に上記シリンダ室16をシリンダポート18を介して
上記バルブプレート8に穿設された低圧ポート21及び高
圧ポート20に交互に導通させるアキシァルピストン型流
体機械において、作動液の変更に拘わらず流量変動及び
圧力脈動を容易、かつ、迅速に低減することによって騒
音を防止する。 【解決手段】 バルブプレート8の低圧ポート21と高圧
ポート20との間のシールランド22にこれを貫通してシリ
ンダ室16に導通する導油孔30を穿設し、この導油孔30と
低圧流路10とを連通する通孔31を設けるとともにこの通
孔31に制御弁32を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポンプ又はモータと
して利用されるアキシャルピストン型流体機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のアキシャルピストン型ポンプの1
例が図2に示され、(A) は縦断面図、(B) は(A) のB−
B矢に沿う矢視図、(C) は(A) のC−C矢に沿う矢視図
である。図2(A) に示すように、円筒11とその前後両端
に固着されたフロントプレート16及びエンドプレート12
によってケース17が構成されている。
【0003】回転軸1はフロントプレート16を貫通し、
その前部はフロントプレート16に軸受2を介して軸支さ
れ、後部はエンドプレート12に軸受3を介して軸支され
ている。この回転軸1にはシリンダブロック4がキー又
はスプライン19を介して楔着されている。
【0004】このシリンダブロック4には複数個のシリ
ンダ5が同心円上に等間隔を隔てて穿設され、これらシ
リンダ5内にそれぞれピストン6を液密摺動自在に嵌装
することによってシリンダ室16が限界されている。
【0005】各ピストン6の外端に形成された球状部に
はスリッパパッド13がみそ摺り運動自在に枢着され、こ
れらスリッパパッド13は斜板14に固定されたスラストプ
レート7に摺接している。この斜板14はフロントプレー
ト16に固定された斜板軸受15に傾転自在に支承されてい
る。
【0006】エンドプレート12にはバルブプレート8が
固定され、このバルブプレート8の左端面、即ち、シリ
ンダブロック4と摺接する面には、(B) に示すように、
弓形の高圧ポート20と低圧ポート21が開口している。
【0007】そして、高圧ポート20と低圧ポート21との
間にシールランド22が形成され、かつ、高圧ポート20及
び低圧ポート21の外周側には複数個の外周シールランド
23が形成され、内周側には複数個の内周シールランド24
が形成されている。
【0008】また、バルブプレート8の右端面、即ち、
エンドプレート12に密接する面には(C) に示すように、
高圧ポート20と低圧ポート21が開口している。
【0009】高圧ポート20はエンドプレート12に穿設さ
れた高圧流路9に連通し、低圧ポート21はエンドプレー
ト12に穿設された低圧流路10と連通している。
【0010】回転軸1を図示しない原動機により駆動す
ると、シリンダブロック4が回転し、スリッパパッド13
がスラストプレート7上を滑動する。
【0011】そして、回転軸1が一回転する間にピスト
ン6が一往復し、ピストン6が上死点から下死点に移動
する間に低圧の作動液を低圧流路10、バルブプレート8
の低圧ポート21、シリンダポート18を経てシリンダ室16
内へ吸入し、ピストン6が下死点から上死点に移動する
間にこの作動液をシリンダ室16内で加圧してシリンダポ
ート18、バルブプレート8の高圧ポート20、高圧流路9
を経て吐出する。吐出量を変更する場合には斜板14が駆
動されてその傾斜角が変更される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記アキシァルピスト
ン型ポンプにおいては、圧力脈動の大きさと騒音レベル
との間に相関関係があり、圧力脈動は作動液の流量変動
に起因するため、流動変動を小さくすることができれ
ば、騒音も小さくすることができる。
【0013】図3に回転軸1の回転角と流量変動との関
係が示されている。図3中実線は幾何学的形状で決まる
理論的流量変動を示しているが、実際には作動液の圧縮
性によってシリンダ室16が高圧ポート20と導通した瞬間
に逆流が生じるため、波線で示す流量変動ΔQ が生じ
る。
【0014】そこで、図4に示すように、バルブプレー
ト8のシリンダブロック4との摺接面に閉じ込み区間α
を設け、この閉じ込み区間αに溝26を設けることによっ
て逆流による流量変動を小さくすることが提案されてい
る。
【0015】しかしながら、実際に用いられる作動液は
種々ありその圧縮性も作動液の種類に応じて異なるの
で、圧力脈動を防ぐためには作動液に適したバルブプレ
ート8を各種製作する必要がある。
【0016】そして、作動液を変更する都度バルブプレ
ート8を交換する必要が生じるため、多大の労力を要す
る。また、回転軸1の回転数によって高圧ポート20及び
低圧ポート21がシリンダポート18とつながる開口面積量
が決まるため、目標とする開口面積特性を得難いという
問題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、シリンダブロックに穿設された複数のシリンダ
内にそれぞれピストンを液密摺動自在に嵌装することに
よってシリンダ室を形成し、上記シリンダブロックをバ
ルブプレートに対して摺接しながら相対回転させること
によって上記ピストンを往復動させると同時に上記シリ
ンダ室をシリンダポートを介して上記バルブプレートに
穿設された低圧ポート及び高圧ポートに交互に導通させ
るアキシャルピストン型流体機械において、上記バルブ
プレートの低圧ポートと高圧ポートとの間のシールラン
ドにこれを貫通して上記シリンダ室に導通する導油孔を
穿設し、この導油孔と低圧流路とを連通する通孔を設け
るとともにこの通孔に制御弁を介装したことを特徴とす
るアキシャルピストン型流体機械にある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1に示さ
れ、(A) は縦断面図、(B) は(A) のB−B矢に沿う矢視
図、(C) は(A) のC−C矢に沿う矢視図である。バルブ
プレート8の高圧ポート20と低圧ポート21との間のシー
ルランド22にこれを貫通する導油孔30が設けられてい
る。
【0019】そして、エンドプレート12にはこの導油孔
30と低圧流路10とを連通する通孔31が設けられ、この通
孔31には電気信号その他の信号によって駆動される制御
弁32が介装されている。他の構成は図2に示す従来のも
のと同様であり、対応する部材には同じ符号を付してそ
の説明を省略する。
【0020】しかして、回転軸1の回転に伴ってピスト
ン6が往復動し、ピストン6が下死点を越えてそのシリ
ンダポート18が導油孔30に整合すると、シリンダ室16内
の作動液はシリンダポート18、導油孔30、通孔31を経て
低圧流路10に流出し、通孔31を流過する過程で制御弁32
によって絞られる。
【0021】かくして、シリンダ室16が高圧ポート20に
導通した瞬間に高圧ポート20から高圧の作動液がシリン
ダ室16に逆流するのを抑制しうるので、逆流に基づく流
量変動及び圧力脈動を低減することができる。
【0022】また、作動液の変更に応じて制御弁32の開
度を変更すれば良いので、従来のように、バルブプレー
ト8を交換する必要もなくなる。
【0023】以上、本発明を斜板式アキシァルピストン
型ポンプに適用した例について説明したが、本発明はア
キシァルピストン型モータに適用しうることは勿論であ
り、斜軸式、回転斜板式アキシァルピストン型ポンプ又
はモータにも適用できる。
【0024】
【発明の効果】本発明においては、バルブプレートの低
圧ポートと高圧ポートとの間のシールランドにこれを貫
通する導油孔を穿設し、この導油孔と低圧流路とを連通
する通孔を設けたため、シリンダ室がシリンダポートを
介して導油孔に整合すると、そのシリンダ室内の作動液
がシリンダポート、導油孔、通孔を経て低圧流路に流出
し、シリンダ室が高圧ポートに導通した瞬間に高圧ポー
トから高圧の作動液が逆流するのを抑制することができ
るので、流量変動及び圧力脈動を低減することができ、
従って、これに基づく騒音を抑制することができる。
【0025】また、作動液を変更する際には通孔に介装
された制御弁の絞りを変更すれば足りるので、バルブプ
レートを変更する労力を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るアキシァルピストン型
流体機械を示し、(A) は縦断面図、(B) は(A) のB−B
矢に沿う矢視図、(C) は(A) のC−C矢に沿う矢視図で
ある。
【図2】従来のアキシァルピストン型流体機械を示し、
(A) は縦断面図、(B) は(A) のB−B矢に沿う矢視図、
(C) は(A) のC−C矢に沿う矢視図である。
【図3】従来のアキシァルピストン型ポンプの回転位相
角と流量との関係を示す線図である。
【図4】従来のバルブプレートの説明図である。
【符号の説明】
1 回転軸 4 シリンダブロック 5 シリンダ 6 ピストン 16 シリンダ室 14 斜板 8 バルブプレート 9 高圧流路 10 低圧流路 18 シリンダポート 20 高圧ポート 21 低圧ポート 30 導油孔 31 通孔 32 制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックに穿設された複数のシ
    リンダ内にそれぞれピストンを液密摺動自在に嵌装する
    ことによってシリンダ室を形成し、上記シリンダブロッ
    クをバルブプレートに対して摺接しながら相対回転させ
    ることによって上記ピストンを往復動させると同時に上
    記シリンダ室をシリンダポートを介して上記バルブプレ
    ートに穿設された低圧ポート及び高圧ポートに交互に導
    通させるアキシャルピストン型流体機械において、 上記バルブプレートの低圧ポートと高圧ポートとの間の
    シールランドにこれを貫通して上記シリンダ室に導通す
    る導油孔を穿設し、この導油孔と低圧流路とを連通する
    通孔を設けるとともにこの通孔に制御弁を介装したこと
    を特徴とするアキシャルピストン型流体機械。
JP10139194A 1998-05-07 1998-05-07 アキシャルピストン型流体機械 Pending JPH11324900A (ja)

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JP10139194A JPH11324900A (ja) 1998-05-07 1998-05-07 アキシャルピストン型流体機械

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JP10139194A JPH11324900A (ja) 1998-05-07 1998-05-07 アキシャルピストン型流体機械

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JPH11324900A true JPH11324900A (ja) 1999-11-26

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ID=15239755

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JP10139194A Pending JPH11324900A (ja) 1998-05-07 1998-05-07 アキシャルピストン型流体機械

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112692071A (zh) * 2020-12-11 2021-04-23 陕西龙门钢铁有限责任公司 一种用于对带钢四辊轧机更换工作辊的提升装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112692071A (zh) * 2020-12-11 2021-04-23 陕西龙门钢铁有限责任公司 一种用于对带钢四辊轧机更换工作辊的提升装置
CN112692071B (zh) * 2020-12-11 2023-10-24 陕西龙门钢铁有限责任公司 一种用于对带钢四辊轧机更换工作辊的提升装置

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Effective date: 20040121

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