JPH11323774A - 中性紙及びその製造方法 - Google Patents

中性紙及びその製造方法

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JPH11323774A JP13419098A JP13419098A JPH11323774A JP H11323774 A JPH11323774 A JP H11323774A JP 13419098 A JP13419098 A JP 13419098A JP 13419098 A JP13419098 A JP 13419098A JP H11323774 A JPH11323774 A JP H11323774A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面サイジングした場合にサイズ効果が優れ
た中性紙及びその製造方法を提供すること。 【構成】 カチオン化澱粉と、カチオン基を有する疎水
性ポリマーを含有する中性紙。カチオン基を有するポリ
マーとしてスチレン90〜60モル%、3級アミノ基を
有するモノマー10〜30モル%、その他のモノマー0
〜10モル%からなる共重合体に4級化剤を反応させた
疎水性ポリマーを使用する。このポリマーを含有する表
面サイズ剤と、カチオン化澱粉を含有する塗工液を塗工
して表面処理する中性紙の製造方法。 【効果】 上記目的を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面処理物質としてカ
チオン化澱粉と、カチオン基を有する疎水性ポリマーを
含有する中性紙及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙や板紙のサイズ度を向上させる
ために、アニオン性のポリマーを含有する表面サイズ
剤、カチオン性のポリマーを含有する表面サイズ剤ある
いはアルキルケテンダイマーを含有する表面サイズ剤に
関する数多くの提案がなされている。例えば、アニオン
性のポリマーを含有する表面サイズ剤としては、特開昭
56−63098号公報にスチレン−メタクリル酸系共
重合体を使用したサイズ剤が記載され、また、カチオン
性のポリマーを含有する表面サイズ剤としては、特開平
2−26997号公報にスチレン−N,N-ジアルキルアミ
ノアルキルメタアクリルアミド−エピハロヒドリン系共
重合体を使用したサイズ剤が記載され、特開昭56−1
18994号公報にスチレン−アクリロニトリル−N,N-
ジメチルアミノエチル(メタ)クリレート−エピクロロ
ヒドリン系重合体を使用したサイズ剤が記載されてい
る。また、特表平9−505005号公報には、カチオ
ン性のポリマーを含有する表面サイズ剤と澱粉を併用し
て塗工したインキジェット用紙の製造方法が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報に記載されているいずれのサイズ剤も、紙のサイ
ズ度の向上を目指してはいるものの、澱粉を併用しない
場合は勿論のこと、澱粉を併用した場合でも、単に表面
サイズ剤に使用するポリマーの種類のみを検討している
に過ぎず、そのポリマーの改質のみでは、特に中性紙に
おいては十分なサイズ効果が得られないという問題があ
り、サイズ度の優れた中性紙の出現が強く望まれてい
る。本発明の第1の目的は、サイズ効果の優れる中性紙
及びその製造方法を提供することにある。本発明の第2
の目的は、サイズ効果を表面サイズ剤に使用のポリマー
と澱粉の種類を選択することにより実現することができ
る中性紙及びその製造方法を提供することにある。本発
明の第3の目的は、従来の表面サイジングにおける塗工
法をそのまま使用できる中性紙及びその製造方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、その要望
に応えるべく、澱粉と表面サイズ剤の組み合わせを含め
た検討を行った結果、カチオン化澱粉と、カチオン基を
有する疎水性ポリマーを含有する表面サイズ剤をを併用
することにより、優れたサイズ性を有する中性紙が得ら
れることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、(1)、表面処理物質としてカチオン化
澱粉と、カチオン基を有する疎水性ポリマーを含有する
中性紙を提供するものである。また、本発明は、
(2)、カチオン基を有する疎水性ポリマーがビニル系
共重合体であって、(a)スチレン及び/又はスチレン
誘導体90〜60モル%、(b)3級のアミノ基を有す
るモノマー及び4級のアミノ基を有するモノマー10〜
30モル%、(c)該(a)及び(b)以外のその他の
ビニル系モノマー0〜10モル%の各モノマーに対応す
る構成単位の結合からなる共重合体である上記(1)の
中性紙、(3)、カチオン基を有する疎水性ポリマーが
(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体90〜60モ
ル%、(b)3級のアミノ基を有するモノマー10〜3
0モル%、(c)該(a)及び(b)以外のその他のビ
ニル系モノマー0〜10モル%からなる共重合体に4級
化剤を反応させた疎水性ポリマーである上記(1)の中
性紙、(4)、カチオン基を有する疎水性ポリマーがビ
ニル系共重合体であって、(a)スチレン及び/又はス
チレン誘導体90〜70モル%、(b)3級のアミノ基
を有するモノマー及び4級のアミノ基を有するモノマー
10〜30モル%の各モノマーに対応する構成単位の結
合からなる共重合体である上記(2)の中性紙、
(5)、カチオン基を有する疎水性ポリマーが(a)ス
チレン及び/又はスチレン誘導体90〜70モル%、
(b)3級のアミノ基を有するモノマー10〜30モル
%からなる共重合体に4級化剤を反応させた疎水性ポリ
マーである上記(3)の中性紙、(6)、3級のアミノ
基を有するモノマーが N、N −ジメチルアミノエチルメ
タクリレート及び/又は N、N −ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミドである上記(1)ないし(5)のいず
れかの中性紙、(7)、カチオン化澱粉の置換度が0.
01〜0.2である上記(1)ないし(6)のいずれか
の中性紙、(8)、カチオン基を有する疎水性ポリマー
を含有する表面サイズ剤と、カチオン化澱粉を含有する
塗工液で表面処理を施す中性紙の製造方法を提供するも
のである。
【0005】次に本発明を詳細に説明する。本発明にお
ける中性紙に使用する表面処理物質は、カチオン化澱粉
と、カチオン基を有する疎水性ポリマーを含有するが、
カチオン化澱粉としては、特に限定されずいずれも使用
可能である。カチオン化澱粉は、澱粉にカチオン化剤を
反応させて得られるが、例えばタピオカ、コーン、ポテ
ト、馬鈴薯、米、小麦等の公知の澱粉種を使用したカチ
オン化澱粉を使用することができ、経済的な見地からは
タピオカ、コーンから得られるカチオン化澱粉が好まし
い。そのカチオン化剤に関しても、特に限定されずいず
れも使用可能である。公知のカチオン化剤としては、例
えば、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルジメチルア
ミン、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロライド等の3級、4級のアミノ基を有するカチオ
ン化剤が好ましい。カチオン化澱粉の置換度(グルコー
ス単位1ユニット当たり、カチオン基が何個導入されて
いるか)に関しては、0.005〜0.3の範囲が好ま
しく、更に0.01〜0.2の範囲が特に好ましい。置
換度が0.005未満の場合は、得られるサイズ効果が
十分ではない場合があり、0.3を越える場合は、カチ
オン化剤の使用量が多くなり経済的には好ましくない。
また、カチオン化澱粉は、糊化後の液粘度が実用上使用
可能な粘度範囲に入るように、予めあるいは使用直前に
酸化剤、酵素等を用いて、低分子量化することが好まし
い。実用上使用可能な粘度範囲は、塗工液濃度、塗工装
置、塗工速度、併用する薬品等によって大きく異なる
が、濃度5重量%液の粘度で5〜100cps(ブルッ
クフィールド粘度計)であることが好ましい。低分子量
化に使用する酸化剤は、過酸化水素、過硫酸アンモニウ
ム、次亜塩素酸ナトリウム、スルファミン酸等の公知の
酸化剤が使用可能である。
【0006】また、カチオン基を有する疎水性ポリマー
としては、(モノ又はジアルキル)アミノアルキル(メ
タ)アクリレート、(モノ又はジアルキル)アミノヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート、(モノ又はジア
ルキル)アミノアルキル(メタ)アクリルアミド、ビニ
ルピリジン、ビニルイミダゾール、ジアリルアミン等や
これらの4級化物等を含有するモノマーから得られる
(メタ)アクリル酸エステル系ポリマー及び/又はスチ
レン系ポリマー等の疎水性ポリマーが挙げられる。これ
らのうち特に、(a)スチレン及び/又はスチレン誘導
体90〜70モル%と、(b)3級及び/又は4級のア
ミノ基を有するモノマー10〜30モル%から得られる
共重合体であって、(b)成分として3級アミノ基を有
するモノマーを使用した場合にはその共重合体の重合過
程及び重合後の少なくとも一方において4級化剤を反応
させることがある疎水性ポリマーがより好ましいが、
(a)スチレン及び/又はスチレン誘導体90〜60モ
ル%と、(b)3級のアミノ基を有するモノマー10〜
30モル%、及び(c)これら(a)及び(b)以外の
その他のモノマーを0〜10モル%(多くても10モル
%(10モル%以下))から得られる共重合体であっ
て、(b)成分として3級アミノ基を有するモノマーを
使用した場合にはその共重合体の重合過程及び重合後の
少なくとも一方において4級化剤を反応させることがあ
る疎水性ポリマーも好ましい。これらにおいて、(b)
成分として3級アミノ基を有するモノマーを使用する場
合には、(b)成分としてそのモノマーのみを使用し
た場合、そのモノマーを比較的多く使用した場合(少
なくとも半分)、その他の場合があるが、の場合は
重合過程及び重合後の少なくとも一方において4級化剤
を反応させ、の場合もそうすることが好ましく、の
場合もそうしてもよいが、これらにより、(b)成分と
して4級アミノ基を有するモノマーを用いて得られる上
記共重合体に相当する共重合体が得られる。
【0007】(a)スチレン及びスチレン誘導体として
は、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
クロロスチレン、クロロメチルスチレン等が挙げられ、
これらは1種又は少なくとも2種併用されるが、その中
でも特にサイズ効果の面でスチレンが好ましい。 (b)3級のアミノ基を有するモノマーとしては、N,N
−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,
N −ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,
N −ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等
のN,N −ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルア
ミド類、N,N −ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、N,N −ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレ
ート、N,N −ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N −ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト等のN,N −ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリ
レート類等が挙げられ、これらは1種又は少なくとも2
種併用されるが、その中でも特にN,N −ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、N,N −ジメチルアミノエチル
メタクリレートが好ましい。(b)4級のアミノ基を有
するモノマーとして挙げられるものは、4級化した以外
は上記の3級のアミノ基を有するモノマーと同様であ
る。また、(c)上記(a)及び(b)以外のその他の
ビニル系モノマーとしては、メチル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレートの如きアクリル酸、メタクリル酸のエステル
類、ジブチルマレート、ジブチルフマレート、ジオクチ
ルフマレートの如きマレイン酸、フマル酸のエステル
類、酢酸ビニル、アクリロニトリル等の疎水性モノマー
や、(メタ)アクリルアミド、N −エチル(メタ)アク
リルアミド、N −メチル(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N −イソプロピル
(メタ)アクリルアミド、N −t−オクチル(メタ)ア
クリルアミド等のアクリルアミド類の親水性モノマー、
および(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、
アコニット酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、アリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸等のアニオン性モノマーおよびそ
れらの塩類等が挙げられ、これらは1種又は少なくとも
2種併用される。4級化剤としては、塩化メチル、塩化
ベンジル、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、
グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド、3−ク
ロロ−2−ヒドロキシプロピルジメチルアミン等の有機
ハロゲン化物やジメチル硫酸、ジエチル硫酸等が挙げら
れ、これらは1種又は少なくとも2種併用される。その
中でも特にエピクロロヒドリンが好ましい。
【0008】本発明における中性紙を製造するには、例
えばカチオン化澱粉と、カチオン基を有する疎水性ポリ
マーを含有する表面サイズ剤を含有する塗工液を塗工し
て製造することができるが、その塗工液として、カチオ
ン化澱粉と、カチオン基を有する疎水性ポリマーを含有
する表面サイズ剤を使用する際、カチオン化澱粉:表面
サイズ剤の含有比率(ポリマー分)は、得ようとするサ
イズ度の程度により異なるが、100:1〜30である
ことが好ましい。表面サイズ剤が少な過ぎるとサイズ効
果が十分ではない場合があり、逆に多過ぎるとサイズ効
果が頭打ちとなる場合があり、経済的に好ましくない。
また、カチオン化澱粉と上記表面サイズ剤の他に、ポリ
アクリルアミド系の表面紙力剤や、防滑剤、離型剤、防
錆剤、防腐剤、消泡剤、粘度調整剤、染料、撥水剤の少
なくとも1種を併用してもよい。
【0009】本発明における「中性紙」とは、抄紙pH
が6.5〜9.0の条件下で抄造したPPC用紙、イン
クジェット用紙、レーザープリンター用紙、フォーム用
紙、ノート用紙、熱転写紙、感熱記録原紙、感圧記録原
紙等の記録用紙又は原紙、アート紙、キャストコート
紙、上質コート紙等のコート原紙、クラフト紙、純白ロ
ール紙等の包装用紙又は白ボール、缶詰ライナー等の紙
又は板紙に、本発明に係わる上記塗工液を0.05〜5
g/m2 (固形分)塗工することにより得られるもので
ある。また、その塗工液の塗布方法としては、サイズプ
レス、フィルムプレス、ブレードコーター、ゲートロー
ルコーター、エアーナイフコーター等により塗工するこ
とが一般的であるが、噴霧装置による湿紙へのスプレー
塗工も可能である。また、塗工液の固形分の濃度に関し
ては、塗工可能の範囲であれば特に支障はないが、0.
5〜20重量%が好ましい。
【0010】上記の紙又は板紙を製造するに当たって
は、パルプ原料としては、クラフトパルプあるいはサル
ファイトパルプなどの晒あるいは未晒化学パルプ、砕木
パルプ、機械パルプあるいはサーモメカニカルパルプな
どの晒あるいは未晒高収率パルプ、新聞古紙、雑誌古
紙、段ボール古紙あるいは脱墨古紙などの古紙パルプの
いずれも使用することができる。内添抄紙用の填料、染
料、硫酸アルミニウム、乾燥紙力剤、湿潤紙力剤、歩留
り剤、濾水剤、サイズ剤などの添加剤も、各々の紙種に
要求される物性を発現するために、必要に応じて使用し
てもよい。填料としては、主として重質または軽質炭酸
カルシウムが使用されるが、クレー、タルクも使用さ
れ、これらを併用してもよい。紙力剤としては、アニオ
ン性ポリアクリルアミド、カチオン性ポリアクリルアミ
ド、両性ポリアクリルアミド、カチオン化澱粉、両性澱
粉等が挙げられ、これらは単独あるいは併用してもよ
い。湿潤紙力剤としては、ポリアミドエピクロロヒドリ
ン樹脂等が挙げられ、歩留り剤としては、アニオン性又
はカチオン性高分子量ポリアクリルアミド、シリカゾル
とカチオン化澱粉を併用する場合、ベントナイトとカチ
オン性高分子量ポリアクリルアミドを併用する場合等が
挙げられる。また、サイズ剤としては、ロジン、アルキ
ルケテンダイマー、アルケニル琥珀酸無水物、脂肪酸ア
ミド系サイズ剤等が挙げられる。
【0011】
【発明の実施の形態】タピオカ澱粉をカチオン化剤であ
る2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライドによりカチオン化し、酸化剤である次亜塩素酸
ナトリウムにより低分子量化した、置換度0.008〜
0.018のカチオン化澱粉と、カチオン基を有する疎
水性ポリマーを含有する表面サイズ剤を混合した塗工液
を調製し、塗工液温度50℃で中性紙に塗工する。カチ
オン基を有するポリマーとしては、スチレン90〜8
0モル%、3級のアミノ基を有するモノマーとしてN,N-
ジメチルアミノエチルメタクリレート及び/又はN,N-ジ
メチルアミノプロピルアクリルアミド(カチオンモノマ
ー)10〜20モル%から得られる共重合体、スチレ
ン85〜75モル%、カチオンモノマー10〜15モル
%、その他のビニル系モノマーとして疎水性モノマー
((メタ)アクリル酸の低級アルキルエステル)5〜1
0モル%から得られる共重合体、スチレン95〜90
モル%、カチオンモノマー5〜10モル%から得られる
共重合体、スチレン60〜50モル%、カチオンモノ
マー35〜40モル%、その他のビニル系モノマーとし
て疎水性モノマー5〜10モル%から得られる共重合体
を4級化したものを使用する。このようにして、中性紙
を得ると、表面処理物質としてカチオン化澱粉と、カチ
オン基を有する疎水性ポリマーが含有され、サイズ度を
顕著に向上させることができるが、その理由は、両者の
カチオン基が示す相互作用やセルロースに対する作用、
その作用下において疎水性ポリマーの疎水性基が有する
作用により、これら各成分が相乗的に働くためと考えら
れるが、この考え方に限られるものではない。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、特に断りのない限り、以下の部および%は重量基準
である。 合成例1(表面サイズ剤A) 攪拌機、温度計および還流冷却器を備えた4つ口フラス
コに、スチレン69部とN,N −ジメチルアミノプロピル
アクリルアミド18部とトルエン38部を仕込み、つい
で重合開始剤としてジメチル−2、2’−アゾビスブテ
レート2.2部を加え、反応温度90℃にて4時間重合
反応を行った。次いで酢酸8部と水222部を加え、9
0〜100℃に加温してトルエンを水との共沸作用によ
り留去した。その後、得られた共重合体にエピクロロヒ
ドリン11部を加え、50℃、2時間加熱して4級化反
応を行い、濃度を調節して不揮発分20重量%のカチオ
ン基を有するポリマーを含有する表面サイズ剤Aを得
た。
【0013】合成例2(表面サイズ剤B) 攪拌機、温度計および還流式冷却器を備えた4つ口フラ
スコに、スチレン73部とN,N −ジメチルアミノエチル
メタクリレート15部とトルエン39部とを仕込み、つ
いで重合開始剤としてジメチル−2,2’−アゾビスブ
テレート2.2部を加えて反応温度90℃にて4時間重
合反応を行った。次いで、酢酸7部と水227部を加
え、90〜100℃に加温して、トルエンを水との共沸
作用により留去した。その後、得られた共重合体にエピ
クロロヒドリン9.2部を加え、50℃、2時間加熱し
て4級化反応を行い、濃度を調節して不揮発分20重量
%のカチオン基を有するポリマーを含有する表面サイズ
剤Bを得た。
【0014】合成例3(表面サイズ剤C) 攪拌機、温度計および還流冷却器を備えた4つ口フラス
コに、スチレン68部、N,N −ジメチルアミノエチルメ
タクリレート15部及びブチルアクリレート5部と、ト
ルエン39部を仕込み、ついで重合開始剤としてジメチ
ル−2、2’−アゾビスブテレート2.2部を加え、反
応温度90℃にて4時間重合反応を行った。次いで酢酸
6部と水228部を加え、90〜100℃に加温してト
ルエンを水との共沸作用により留去した。 その後、得
られた共重合体にエピクロロヒドリン9.2部を加え、
50℃、2時間加熱して4級化反応を行い、濃度を調節
して不揮発分20重量%のカチオン基を有するポリマー
を含有する表面サイズ剤Cを得た。
【0015】合成例4(表面サイズ剤D) 攪拌機、温度計および還流冷却器を備えた4つ口フラス
コに、スチレン87部とN,N −ジメチルアミノプロピル
アクリルアミド7部とトルエン41部を仕込み、ついで
重合開始剤としてジメチル−2、2’−アゾビスブテレ
ート2.4部を加え、反応温度90℃にて4時間重合反
応を行った。次いで酢酸3部と水244部を加え、90
〜100℃に加温してトルエンを水との共沸作用により
留去した。その後、得られた共重合体にエピクロロヒド
リン4.1部を加え、50℃、2時間加熱して4級化反
応を行い、濃度を調節して不揮発分20重量%のカチオ
ン基を有するポリマーを含有する表面サイズ剤Dを得
た。
【0016】合成例5(表面サイズ剤E) 攪拌機、温度計および還流式冷却器を備えた4つ口フラ
スコに、スチレン32部とN,N −ジメチルアミノエチル
メタクリレート39部とメチルメタアクリレート6部と
トルエン33部とを仕込み、ついで重合開始剤としてジ
メチル−2,2’−アゾビスブテレート1.7部を加え
て反応温度90℃にて4時間重合反応を行った。次い
で、酢酸16部と水183部を加え、90〜100℃に
加温して、トルエンを水との共沸作用により留去した。
その後、得られた共重合体にエピクロロヒドリン22.
5部を加え、50℃、2時間加熱して4級化反応を行
い、濃度を調節して不揮発分20重量%のカチオン基を
有するポリマーを含有する表面サイズ剤Eを得た。上記
の合成例1〜5の各表面サイズ剤A〜Eに含有されるカ
チオン基を有するポリマーのモノマー組成を表1に示
す。
【0017】塗工液の調製例1 5%濃度に調整したカチオン化澱粉水溶液(粘度6cps
(ブルックフィールド粘度計、以下同様)、置換度0.
018、タピオカベース)100g(固形分で5g)と
合成例1で合成したカチオン基を有する疎水性ポリマー
を含有する表面サイズ剤A 1.5g(ポリマー分約
0.3gはカチオン化澱粉(固形分)100gに対して
約6gに相当する。以下同様)を混合して、塗工液A−
1を調製した。
【0018】塗工液の調製例2〜5 表面サイズ剤Aの代わりに、合成例2〜5で合成したカ
チオン基を有する疎水性ポリマーを含有する表面サイズ
剤B、C、D、Eを用いたこと以外は、塗工液の調製例
1と同様の操作を行い、塗工液B−1、C−1、D−
1、E−1を得た。
【0019】塗工液の調製例6 5%濃度に調整したカチオン化澱粉水溶液(粘度7cps
、置換度0.008、タピオカベース)100gと表
面サイズ剤A 1.5gを混合して、塗工液A−2を調
整した。
【0020】塗工液の調製例7 5%濃度に調整した酸化澱粉王子エースA水溶液(王子
コーンスターチ社製)100gと表面サイズ剤A 1.
5gを混合して、塗工液a−1を調製した。
【0021】塗工液の調製例8 表面サイズ剤Aの代わりに、スチレン系アニオン性表面
サイズ剤SS-315L (日本ピー・エム・シー社製の固形分
15%品)2.0gを用いた以外は、塗工液の調製例1
と同様の操作を行い、塗工液b−1を得た。なお、ポリ
マー分約0.3gはカチオン化澱粉(固形分)100g
に対して約6gに相当する。
【0022】塗工液の調製例9 表面サイズ剤Aの代わりに、スチレン系アニオン性表面
サイズ剤SS-315L 2.0gを用いた以外は、塗工液の調
製例7と同様の操作を行い、塗工液c−1を得た。な
お、ポリマー分約0.3gは酸化澱粉(固形分)100
gに対して約6gに相当する。
【0023】実施例1〜6、比較例1〜3 塗工液の調製例1〜9で得られた塗工液A−1、B−
1、C−1、D−1、E−1、A−2及びa−1、b−
1、c−1を試験用サイズプレス装置(熊谷理機工業社
製)を用いて、未塗工の中性上質紙(坪量80g/
2 、無サイズ紙、紙面pH 6.5)に両面塗工し(ニ
ップ圧 20kg/cm 塗工速度 100m/分、塗工液温度
50℃)、塗工後ドラムドライヤーで80℃、50秒
の条件下で乾燥した。塗工量はいずれも0.95±0.
04g/m2 の範囲内であった。得られた各中性上質紙
を、20℃、65%RHの恒温恒湿度室中に24時間放置
した後、ステキヒトサイズ度を測定した。各塗工液の組
成及び各実施例、比較例の中性上質紙についてのステキ
ヒトサイズ度の測定結果を表2に示す。なお、組成中、
「表面サイズ剤」はポリマー分を示す。
【0024】本発明のカチオン化澱粉とカチオン基を有
する疎水性ポリマーを含有する表面サイズ剤の組み合わ
せである実施例は、酸化澱粉とカチオン基を有するポリ
マーを含有する表面サイズ剤の組み合わせ(比較例1)
より、カチオン化澱粉と上記〜のポリマーを使用し
たものはサイズ度が向上する。また、カチオン化澱粉と
アニオン性表面サイズ剤の組み合わせ(比較例2)のい
ずれより、カチオン化澱粉と上記〜のポリマーを使
用したものはサイズ度が向上する。また、酸化澱粉とア
ニオン性表面サイズ剤の組み合わせ(比較例3)のいず
れより、カチオン化澱粉と上記〜のポリマーを使用
したものはサイズ度が向上する。これらのサイズ度の向
上は顕著であるということができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、表面処理物質としてカ
チオン化澱粉と、カチオン基を有する疎水性ポリマーを
含有する中性紙を提供することができるので、サイズ効
果の優れる中性紙を提供することができ、これをカチオ
ン基を有する疎水性ポリマーとと澱粉の種類を選択する
ことにより容易に実現することができる。また、これら
のカチオン化澱粉と、カチオン基を有する疎水性ポリマ
ーを含有する表面サイズ剤を混合した塗工液を塗工する
中性紙の製造方法を提供できるので、従来の表面サイジ
ングにおける塗工法をそのまま使用できる。このよう
に、サイズ効果に優れる中性紙を提供することができる
ことは、塗工液の塗布量を少なくしても従来の塗工によ
る表面処理した中性紙と同じサイズ効果を得られること
を示し、経済的であるばかりではなく、コストも低減で
き、製紙業界に与える工業的効果は大きいと言えるが、
それのみならず特にサイズ効果を要求する用途の需要に
応えることができ、日進月歩する紙の種類、印刷方式に
臨機に対応できる、中性紙を提供することができる。
【表1】
【表2】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面処理物質としてカチオン化澱粉と、カ
    チオン基を有する疎水性ポリマーを含有する中性紙。
  2. 【請求項2】カチオン基を有する疎水性ポリマーがビニ
    ル系共重合体であって、(a)スチレン及び/又はスチ
    レン誘導体90〜60モル%、(b)3級のアミノ基を
    有するモノマー及び4級のアミノ基を有するモノマー1
    0〜30モル%、(c)該(a)及び(b)以外のその
    他のビニル系モノマー0〜10モル%の各モノマーに対
    応する構成単位の結合からなる共重合体である請求項1
    記載の中性紙。
  3. 【請求項3】カチオン基を有する疎水性ポリマーが
    (a)スチレン及び/又はスチレン誘導体90〜60モ
    ル%、(b)3級のアミノ基を有するモノマー10〜3
    0モル%、(c)該(a)及び(b)以外のその他のビ
    ニル系モノマー0〜10モル%からなる共重合体に4級
    化剤を反応させた疎水性ポリマーである請求項1記載の
    中性紙。
  4. 【請求項4】カチオン基を有する疎水性ポリマーがビニ
    ル系共重合体であって、(a)スチレン及び/又はスチ
    レン誘導体90〜70モル%、(b)3級のアミノ基を
    有するモノマー及び4級のアミノ基を有するモノマー1
    0〜30モル%の各モノマーに対応する構成単位の結合
    からなる共重合体である請求項2記載の中性紙。
  5. 【請求項5】カチオン基を有する疎水性ポリマーが
    (a)スチレン及び/又はスチレン誘導体90〜70モ
    ル%、(b)3級のアミノ基を有するモノマー10〜3
    0モル%からなる共重合体に4級化剤を反応させた疎水
    性ポリマーである請求項3記載の中性紙。
  6. 【請求項6】3級のアミノ基を有するモノマーが N、N
    −ジメチルアミノエチルメタクリレート及び/又は N、
    N −ジメチルアミノプロピルアクリルアミドである請求
    項1ないし5のいずれかに記載の中性紙。
  7. 【請求項7】カチオン化澱粉の置換度が0.01〜0.
    2である請求項1ないし6のいずれかに記載の中性紙。
  8. 【請求項8】カチオン基を有する疎水性ポリマーを含有
    する表面サイズ剤と、カチオン化澱粉を含有する塗工液
    で表面処理を施す中性紙の製造方法。
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