JPH11323761A - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JPH11323761A
JPH11323761A JP11108127A JP10812799A JPH11323761A JP H11323761 A JPH11323761 A JP H11323761A JP 11108127 A JP11108127 A JP 11108127A JP 10812799 A JP10812799 A JP 10812799A JP H11323761 A JPH11323761 A JP H11323761A
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JP
Japan
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press
roller
extended
support
gap
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JP11108127A
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English (en)
Inventor
Andreas Meschenmoser
メッシェンモーザー アンドレアス
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Voith Patent GmbH
Original Assignee
Voith Sulzer Papiertechnik Patent GmbH
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Priority claimed from DE19816673A external-priority patent/DE19816673A1/de
Priority claimed from DE1998127483 external-priority patent/DE19827483A1/de
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/04Arrangements thereof
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
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    • D21F3/02Wet presses
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    • D21F3/045Arrangements thereof including at least one extended press nip

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は繊維材料ウエブを処理するた
めのプレス装置であって、構造が簡単でかつコンパクト
でかつ所要真空並びに駆動出力ができるだけ小さいプレ
ス装置を提供すること。 【解決手段】 繊維材料ウエブを処理するプレス装置
は、下に位置する1つのシュープレスローラを有し、こ
のシュープレスローラに2つの上に位置するプレスロー
ラが配属されており、このプレスローラとシュープレス
ローラがそれぞれ1つの、ウエブ走行方向に延長された
プレスギャップを形成している。この場合、ウエブ走行
方向で見て第1の、延長されたプレスギャップは複式の
フェルトを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繊維材料ウエブ、特
に紙又は厚紙ウエブを処理するためのプレス装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式のプレス装置であって、その構造ができる
だけ簡単でかつコンパクトで、その所要真空並びに駆動
出力ができるだけわずかであるプレス装置を提供するこ
とである。さらにこの場合には閉じられたウエブ案内が
可能であるようにしたい。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、1つの
下方に位置するシュープレスローラに、上方に位置する
2つのプレスローラが配属されており、シュープレスロ
ーラが両方の上方のプレスローラの各々とそれぞれ1つ
の、ウエブ走行方向に延長されたプレスギャップを形成
しており、ウエブ走行方向で見て第1の延長されたプレ
スギャップに複式フェルトが設けられていることによっ
て解決された。
【0004】このような構成に基づき、従来一般的であ
った、大きな、厚い外套を備えたプレスサクションロー
ラは不要になった。これによって所要真空ははっきりと
減少した。全体として駆動出力は著しく少なくなった。
さらに閉じられたウエブ案内が可能になったので、相応
するプレス部は特に白いカバーを有するライナ(White
Top)にも適するようになった。複式に作用するシュー
プレスローラを使用することにより、必要なプレスロー
ラの数は最少に減らされる。つまり最大3つのプレスロ
ーラしか必要でなくなる。相応して必要なプレスフェル
トの数も減少させられる。フェルト消費量が少ないこと
によって全体的に運転コストも低くなる。この運転コス
トはパイプサッカのための所要真空が少なくなること並
びに駆動出力がわずかになることでも低減される。さら
に必要とされる案内ローラ、調整器、緊張装置、パイプ
サッカ、スクレーパ、トラフ等が少なくなりかつ特に簡
単で、レバーのない、コンパクトなフレームが可能であ
ることも投資費用に有利に働く。したがって通常はすで
に3つの片持ち保持体で足りる。1つのCellarフェルト
しか必要でないので、所定の装置、たとえばパルパ(Pu
lper)のためにはより多くのスペースが使用できるよう
になる。さらに整備費用は全体としてはっきりと低減す
る。プレスローラ掻取り器の省略によって投資費用はさ
らに減じられる。刃の摩滅がないことは運転費用並びに
使用性に良い影響を及ぼす。掻取り作業でローラ摩滅の
発生することはなくなる。潤滑跳ねかけ管は省略でき
る。プレス部のあとの紙の引っ張りは無視できる。使用
されたローラとローラタイプの数を最少に減じたこと
で、準備しておく必要のあるリザーブローラの数もわず
かになる。これは同様に投資費用に良い影響を及ぼす。
例えば通常は3つのリザーブローラだけ、すなわち1つ
のプレスローラ、例えば1つの、内側で支えられたたわ
み補償ローラ又は1つの中実ローラ、1つのトランスフ
ァサクションローラ及び1つのフェルト案内ローラだけ
を準備する必要がある。この場合には通常、ピックアッ
プ、トランスファ及び引渡しサクションローラは構造的
に同じであることが考慮されている。さらにその限りに
おいては、投資及び保守費用を低く保つことができる。
利点としてはローラの長い耐用時間も挙げられる。した
がってプレスサクションローラの使用が省かれる。実地
においては硬質被覆しか用いられない。さらにもはやキ
ャンバリングも不要である。したがって結果としては線
力範囲が限定なしで可能である。両方のプレスギャップ
の間には線力依存性はない。コンパクトな構成に基づ
き、当該のプレス部のための所要スペースは最小にな
る。例えば5.5mの幅でプレス装置の長手方向で約1
0m又はそれ以下の所要スペースで十分である。空間容
積がわずかであることで、機械のためにも当該建物のた
めにも投資費用はわずかになる。プレスギャップの間に
はウエブスタビライザは必要ではない。二重の働きを有
するシュープレスローラのためには唯一のプレス外套で
十分である。プレス外套交換の計画は容易になる。シュ
ープレスローラが下に位置していることで、このプレス
外套交換は特に著しく容易に実施可能である。両側から
の良好な接近性が得られる。プレス外套の交換に際して
当該フェルトに油が達することはない。さらにフェルト
は外套交換時に損なわれることはない。二重に作用する
シュープレスローラはサービス作業のために容易に取出
し可能である。このためには片持ち保持体の上の走出台
車を用いることができる。各走出にはフェルト取出しは
必要ではない。フェルト及びローラの交換は全体として
きわめて簡単である。フェルトあたり1つの片持装置で
十分である。クレーンを用いたローラ交換のためにはロ
ーラに対する良好な接近性が得られる。紙判幅の変化は
問題なく可能である。原則的にはシーブ部から乾燥部の
終わりまでウエブの閉じた案内が可能である。
【0005】本発明によるプレス装置の有利な実際的な
実施例においては、ウエブ走行方向で見て第2の延長さ
れたプレスギャップは単式フェルトを備えている。した
がってこのプレスギャップにおいては、逆湿潤の少ない
脱水が保証される。この場合、繊維材料ウエブは有利に
は当該フェルトと後方の上方のプレスローラとの間で、
第2の延長されたプレスギャップを通って案内される。
したがって第2の延長されたプレスギャップは下側にフ
ェルトを有している。上方の後方のプレスローラはこの
場合には、少なくともほぼ閉じられた表面を有している
こと、つまり滑らかであることができる。これにより特
に引渡し性の良いローラ被覆、例えばいわゆるピーラが
可能である。
【0006】本発明によるプレス装置の選択的な有利な
実施例においては、ウエブ走行方向で見て第2の延長さ
れたプレスギャップは複式のフェルトを備えている。こ
れによって全体的に、容積を保護した、対称的な脱水が
得られる。製紙に際しては特に紙の二面性が改善され
る。これは滑らかさと印刷可能性とに関し有利である。
【0007】本発明によるプレス装置の有利な実際的な
実施例においては、全部で最高3つのフェルトが設けら
れている。この場合には、1つのフェルトは両方の延長
されたプレスギャップを通して案内されていることがで
きる。第2の延長されたプレスギャップが単式のフェル
トを備えている場合には、すでに2つのフェルトで十分
である。第2の延長されたプレスギャップも複式のフェ
ルトを備えていると原則的には3つのフェルトで足り
る。
【0008】シーブから乾燥部までの閉じられたウエブ
案内で、高い運転性が保証される。プレス装置における
裂断は実質的に排除される。さらに繊維材料ウエブを人
の手で案内することは不要になる。これは高い運転の確
実性と高い機械の使用性とをもたらす。開いた走行区分
がないために実地において紙の伸びはなく、ウエブに亀
裂が入ることはなくなる。又、プレス間においては紙に
作用する引っ張り力の変動は発生しない。この場合には
プレス外套とフェルトとを介した引っ張り力結合により
等速走行が得られる。
【0009】シュープレスローラで形成された両方の延
長されたプレスギャップの間で、繊維材料ウエブは有利
にはフェルトと一緒に、有利にはサクションローラとし
て構成された変向ローラを巡って案内されていることが
できる。
【0010】有利な実質的な実施例では第1の延長され
たプレスギャップを通って案内されたフェルトは同時に
ピックアップフェルトとして設けられている。この場
合、ピックアップフェルトは有利には繊維材料ウエブと
一緒に上向きに傾斜した走入軌道に沿って第1の延長さ
れたプレスギャップに案内されることができる。これに
よって特に理想的なウエブ案内が茶色と白い紙のために
与えられる。この場合には原則的に閉じられた走行形式
と開かれた走行形式とが可能である。第2の延長された
プレスギャップに続いて繊維材料ウエブは有利にはサク
ションローラとして構成された変向ローラを介して有利
には後続の乾燥部へ案内されていることができる。
【0011】繊維材料ウエブは第2の延長されたプレス
ギャップに続いて、下フェルトに沿って案内されている
ことができ、次いで有利にはサクションローラとして構
成された変向ローラによってこの下フェルトから受取ら
れることができる。この場合、下フェルトは有利には下
向きに傾斜した走出軌道に沿って第2の延長されたプレ
スギャップから外へ案内されることができる。これによ
って特にプレスパウダへの良好なウエブ案内が、ひいて
は全体として乾燥部への良好なウエブ搬送が得られる。
【0012】本発明のプレス装置の選択的な有利な実施
例においては繊維材料ウエブはサクションローラとして
構成された変向ローラによって自由な引っ張りで第2の
延長されたプレスギャップから引出されて戻し湿潤がわ
ずかに保たれる。
【0013】有利な形式でシュープレスローラのフレキ
シブルなプレス外套及び/又はシュープレスローラと第
1の延長されたプレスギャップを形成する前方の上方の
プレスローラには、盲孔があけられかつ/又は溝が付け
られる。第2の延長されたプレスギャップも複式フェル
トを備えていると、有利には後方の上方のプレスローラ
にも相応に盲孔があけられかつ/又は溝が付けられてい
る。これによって少なくとも1つの延長されたプレスギ
ャップの脱水は少なくとも部分的に、場合によっては少
なくとも1つの統合された水掻取り器又はそれに類似し
たものを備えた溝へ水を遠心力で跳ね飛ばすことで行な
うことができる。これにより各プレスギャップの良好な
脱水が行なわれるだけではなく、より軽量なプレスフェ
ルトを使用できるようになる。さらにパイプサッカとス
プレパイプとを介する改善されたフェルトコンディショ
ニングが得られる。
【0014】有利な実際的な実施例では少なくとも1つ
の上方のプレスローラは内側で支えられた中空ローラに
より、有利にはたわみ補償ローラにより形成されてい
る。原則的には少なくとも1つの上方のプレスローラは
内実のローラにより形成されていることができる。
【0015】ウエブを上で案内するためには特に後方の
上方のプレスローラの範囲に、有利には少なくともほぼ
全ウエブ幅に亘って延びるブローパイプが設けられてい
ることができる。
【0016】第2の延長されたプレスギャップに続いて
形成された楔形ローラ空間の範囲には、遠心力で跳ね飛
ばされた水を受け止めるためかつ/又は繊維材料ウエブ
をプレスギャップから引出された下フェルトに吸着する
ためにサッカが配置されていることができる。したがっ
て下フェルトにおけるウエブ案内に際して分離個所は有
利な形式で吸着される。分離個所においてはサッカの代
わりに例えばトランスファローラが設けられていてもよ
い。すでに述べたように繊維材料ウエブは自由な引っ張
りで第2の延長されたプレスギャップから引出されるこ
ともできる。これはわずかな戻し湿潤を結果としてもた
らす。
【0017】本発明のプレス装置の有利な実施例におい
てはシューローラは位置の安定したプレス外套案内を備
えている。
【0018】このためには有利な変化実施例ではシュー
プレスローラは、端部にて回動を防止された外側の中空
保持体と、該中空保持体を巡って回転する、該中空保持
体によって案内されたフレキシブルなプレス外套と、プ
レス外套を両方の延長されたプレスギャップの範囲で内
側で支える2つの支持装置と、プレス外套を前記両支持
装置によって中空保持体を貫いて直接支持する内側保持
体とを有している。この場合、各支持装置は有利には少
なくとも1つの、中空保持体に案内されたプレスシュー
と、少なくとも1つの、プレスシューを直接内側保持体
に支える支持部材とを有している。
【0019】これによって各運転条件とは無関係に常に
高い程度で位置の安定したプレス外套案内、ひいてはで
きるだけ最適なウエブ及び/又はフェルト案内が保証さ
れる。この場合、外側の中空保持体はプレス外套案内だ
けに役立つ。中空保持体によるプレスギャップ支持力の
直接的な伝達は行なわれない。しかしながら中空保持体
は当該プレスギャップにおける摩擦力に相当する側方の
シュー支持力は受け止める。したがって外側の中空保持
体は曲げ負荷を受けることはない。むしろ中空保持体は
運転中にも真直ぐな状態を維持する。支持力は内側保持
体により受け止められる。この内側保持体はシュー、プ
レス外套、フェルト及び/又はウエブ案内に不都合な影
響を及ぼすことなしにあらゆる方向に自由にたわむこと
ができる。各支持装置、ひいては当該プレスギャップは
個別に調節することができる。さらに圧着シューは同じ
幅であることができる。さらに支持部材はローラの内部
に位置するピストンを有していることができる。このよ
うな内部に位置するピストンの熱的な負荷は直接的なシ
ュー圧着に比較してわずかである。
【0020】支持部材はそれぞれ自在継手を介して当該
プレスシューと連結されていることができる。
【0021】各支持装置によって与えられた支持力は調
節して変えることができると有利である。中空保持体と
内側保持体は端部にて有利には等距離で支承されている
と有利である。両方の支持装置によって与えられる支持
力は個別の調節可能であることができる。
【0022】本発明のプレス装置の別の有利な実施例に
よれば、シュープレスローラは位置の安定したプレス外
套案内のために回動不能に支承された1つの保持体と、
該保持体の周囲を回転する1つのフレキシブルなプレス
外套と、保持体とプレス外套との間に配置された2つの
支持装置とを有し、該支持装置を介してプレス外套が両
方の延長されたプレスギャップの範囲で保持体に支えら
れている。この場合には保持体のたわみに影響を及ぼす
手段が設けられている。
【0023】これに基づき保持体は当該手段により、異
なる方向に向けられたプレス力によって生ぜしめられた
合成されたたわみが少なくともほぼ補償されるように調
整されることができる。この場合には当該手段により特
に自動的な補償が可能である。そのつど調節された圧力
レベルとは無関係に常に真直ぐで位置の安定した出発位
置が得られる。これは、特に線力が上昇及び下降した場
合にもプレスローラの幾何学的な変化はほとんど生じな
いことを意味する。さらに各プレス外套緊締装置のサイ
ドシールドも、ビーム曲げが生じないことに基づき傾く
ことはなくなる。したがって結果として、特にプレス外
套、そのつどのプレスフェルト及び繊維材料ウエブの問
題のない走行が保証される。
【0024】保持体のたわみを調整するため手段は種々
異なる形式で実現することができる。例えばバイメタル
保持体を設けておくことができる。この場合にはたわみ
を調整する手段は、保持体を加熱する手段を有してい
る。例えばスリットの切られた保持体を使用することも
できる。この保持体は適当な手段で所望の形式で緊締す
ることができる。
【0025】別の有利な実施例の特徴は、保持体に1つ
の内側の補助保持体及び/又は少なくとも1つの外側の
補助保持体が配属されておりかつたわみを調整する手段
がこれらの保持体を相互に半径方向に緊締する手段を有
していることである。
【0026】各緊締は例えば液圧式、空気力式、機械
式、熱式及び/又は電磁式に行なうことができる。
【0027】保持体のたわみを調整するための手段が少
なくとも1つの、中空保持体と内側保持体との間に配置
された支持装置を有していると、この支持装置は有利に
は少なくとも1つの、ウエブ走行方向に対して横に延び
る列を成して支持部材を有している。1つの中空保持体
と1つの内側保持体とを使用した場合には、これらはそ
の端部にて有利には等距離で支承されている。
【0028】保持体とプレス外套との間に配置された両
方の支持部材は有利にはそれぞれ少なくとも1つのプレ
スシューと、ウエブ走行方向に対して横方向に延びる列
を成して配置された複数の支持部材を有していると有利
である。これらの支持部材は例えばそれぞれシリンダ/
ピストンユニットとして構成されていることができる。
原則的には例えば中空保持体と内側保持体との間に配置
された支持部材もこのようなシリンダ/ピストンユニッ
トを有していることができる。
【0029】本発明によるプレス装置の有利な実際的な
実施例の特徴は、シュープレスローラが互いに周方向に
間隔を有する、中空保持体とプレス外套との間に配置さ
れた2つの外側の支持装置を有し、これらの支持装置を
介し、プレス外套が両方の延長されたプレスギャップの
範囲で中空保持体に支えられておりかつ中空保持体と内
側保持体との間に配置された少なくとも1つの内側の支
持装置を有し、この支持装置で中空保持体のたわみが、
異なる方向に向けられたプレス力によって生ぜしめられ
た中空保持体のたわみが少なくともほぼ補償されるよう
に調整されることである。
【0030】例えば、両方の外側の支持装置によって与
えられた支持力が少なくともほぼ同じ大きさを有し、両
方の外側の支持装置の半径方向の作用方向が約120゜
ずらされていると、すべての3つの、両方の外側の支持
装置と内側の支持装置とによって与えられた力は、少な
くともほぼ同じ大きさであることができるので、等辺の
力の3角形が生じる。特にこのような場合には両方の外
側の支持装置と内側の支持装置との支持部材は同じピッ
チを有しかつその支持部材は同じピストン面を有してい
ることができる。両方の外側の支持装置と内側の支持装
置は例えば同じ有利には可変調節可能な圧力によって負
荷されていることができる。したがって両方の外側の支
持装置と内側の支持装置とによって生ぜしめられた力は
つり合う。この場合、内側の支持装置の作用方向は、両
方の外側の支持装置の半径方向の両作用方向の間の角度
の2分割線上に位置している。
【0031】両方の外側の支持装置によって与えられた
力が少なくともほぼ同じ大きさであると、これらの力は
内側の支持装置により与えられた力と共に、同様に等辺
の力の3角形を形成することができる。この場合にも両
方の外側の支持装置の支持部材列は同じピッチを有し、
その支持部材は同じピストン面を有していることができ
る。両方の外側の支持装置の合力を少なくともほぼ補償
する力を生ぜしめるためには例えば内側の支持装置の総
ピストン面を適当に適合させることができる。これは例
えば支持部材の数を介して行なうことができる。この場
合、内側の支持装置に配属された支持部材の個々のピス
トン面は両方の外側の支持装置の支持部材の個々のピス
トン面と同じ大きさであると有利である。この場合には
両方の外側の支持装置並びに内側の支持装置のピストン
列は同様に、同じ、有利には可変調節可能な圧力で負荷
されることができる。内側の支持装置の作用方向はこの
場合にも、両方の外側の支持装置の半径方向の両作用方
向の間の角度の2分割線上に位置している。内側の支持
装置に配属された支持部材列において選ばれた全ピッチ
に基づく、場合によってはまだ存在する小さいパーセン
トの偏差を除いて、全部の力はこの場合にもつり合った
状態にある。
【0032】このような等辺の力の3角形をもたらす、
両方の外側の支持装置の合成力を補償する力を少なくと
もほぼ補償する力を生ぜしめるために、内側の支持装置
の総ピストン面が適当に適合させられているシュープレ
スローラの構成では、前記総ピストン面、個々のピスト
ン面の大きさを介して適当に適合させることもできる。
この場合、内側の支持装置の支持部材列は同様に、両方
の外側の支持装置の支持部材列と同じピッチを有してい
る。全部の支持部材列はこの場合にも同じ、有利には可
変調節可能な圧力で負荷されていることができる。さら
に内側の支持装置の作用方向はこの場合にも両方の外側
の支持装置の半径方向の間の角度の2分割線上に位置し
ている。内側の支持装置に配属された支持部材列におい
て選ばれた、場合によっては計算された直径に正確に合
致しない基準ピストン直径に基づき場合によってはまだ
存在する小さなパーセンテージの偏差を除いて、全部の
力はこの場合にもつり合う。
【0033】しかしながら原理的には、両方の外側の支
持装置によって与えられる力が異なった大きさを有しか
つ内側の支持装置により与えられた力と共に不等辺の力
の3角形を形成するシュープレスローラの構造も可能で
ある。この場合には両方の外側の支持装置の支持部材列
は不等のピッチを有しかつ/又はその支持部材は異なる
大きさのピストン面を有していることができる。
【0034】この場合にも、両方の外側の支持装置の合
成力を少なくともほぼ補償する力を生ぜしめるためには
同様に内側の支持装置の総ピストン面を適当に適合させ
ることができる。両方の外側の支持装置によって与えら
れた力が異なる大きさを有しているので、この場合に
は、内側の支持装置の作用方向は両方の外側の支持装置
の半径方向の両作用方向の間の角度の2分割線の上には
位置していない。両方の外側の支持装置並びに内側の支
持装置はこの場合にも同じ有利には可変調節可能な圧力
で負荷することができる。結果として、この場合にも全
部の力はつり合うことになる。さらにこの場合には圧着
シューはウエブ走行方向で見て同じ幅であることができ
る。これによって1つのリザーブシューしか必要でない
という利点が得られる。
【0035】原理的には、両方の外側の支持装置と内側
の支持装置とによって与えられた力が、支持部材を負荷
する単個圧力を介してつり合い状態に保たれる構成も考
えられる。この場合には、異なる支持装置の作用方向並
びにピストン面及びピッチもしくは支持部材の間の間隔
は自由に選ぶことが可能である。このような構成ではも
ちろん制御費用はいくらか大きくなる。
【0036】特に等辺又は等脚の力の3角形をもたらす
実施例の場合には種々のプレスギャップに生じる圧力プ
ロフィールは例えばウエブ走行方向で測ったシュー幅を
適当に選ぶことで所望の形式で適合させられ得る。
【0037】圧着シューはプレスギャップにおける圧力
経過を変化させるためにダブルピストン圧着装置を備え
ていることができる。
【0038】有利な1実施例の特徴はシュープレスロー
ラのプレス外套がローラ横断平面で見て中空保持体に対
してずらされて案内されており、これによって特に大き
なシュー幅が可能にされていることである。
【0039】さらに有利であることはシュープレスロー
ラのプレス外套が少なくとも区分的に多角形に案内され
ていることである。このような多角形の外套案内はプレ
ス外套から水を遠心力で跳ね飛ばすことを助ける。した
がって水掻取器はもはや不要になる。これは構成スペー
スが制限されている場合に有利である。実地においては
このような多角形の外套案内は外套走行時間に不都合に
は作用しない。
【0040】全体としてこれによって、閉じたウエブ案
内、プレスサクションローラのない2つのシュープレス
及び特に水遠心分離によるプレスギャップ脱水を用いた
有利なプレス構想が得られる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1においては、純概略的な、部
分的に断面した図で、繊維材料ウエブ10を処理するた
めのプレス装置の第1実施例が示されている。この繊維
材料ウエブ10は特に紙又は厚紙ウエブであることがで
きる。
【0042】繊維材料ウエブ10はサクションローラ1
2の範囲にて上フェルト14によりシーブベルト16か
ら受取られ、次いで下フェルト18と一緒に第1の、ウ
エブ走行方向Lで延長されたプレスギャップS1に供給
される。これに続いて繊維材料ウエブ10は下フェルト
18と一緒に第2の、ウエブ走行方向Lで延長されたプ
レスギャップS2に供給される。
【0043】図1から判るように両方の、ウエブ走行方
向Lで延長されたプレスギャップS1とS2は、下側に
位置するシュープレスローラ20と該シュープレスロー
ラ20に配属された、プレスギャップS1もしくはS2
の範囲で内側で支持された上方に位置する2つのプレス
ローラ22,24との間に形成されている。上方に位置
するプレスローラ22,24はこの実施例の場合にはた
わみ補償ローラである(特に図3も参照)。プレスロー
ラ22がシュープレスローラ20の上側の斜め左に配置
されているのに対し、別のプレスローラ24はシュープ
レスローラ20の上側の斜め右に配置されている。この
プレスローラ24は加熱されていることができる。第2
の、ウエブ方向Lに延長されたプレスギャップS2は、
繊維材料ウエブ10はサクションローラとして構成され
た変向ローラ30の範囲において乾燥シーブ32によっ
て受取られかつ第1の乾燥ドラム34に供給される。
【0044】図1から判るように繊維材料ウエブ10は
第1の延長されたプレスギャップS1に続いて下フェル
ト18と一緒にサクションローラ36を巡って案内され
てからプレスローラ24によって受取られかつ第2の延
長されたプレスギャップS2へ供給される。これによっ
て、同時にピックアップフェルトとして役立つ上フェル
トによってシーブベルト16から繊維材料ウエブ10が
受取られてから乾燥部へ引渡されるまでに、一貫して閉
じられたウエブ案内が得られる。
【0045】特に図3と図4とから判るように、下に位
置するシュープレスローラ20は、端部において回動の
防止された外側の中空保持体80と、該中空保持体80
を取囲むフレキシブルなプレス外套82と、2つの支持
装置84とを有している。前記支持装置84によってプ
レス外套82は両方のプレスギャップS1とS2の範囲
で内側から支えられている。
【0046】プレス外套82を案内する外側の中空保持
体80には同様に回動不能に支承された内側保持体86
が配属されている。この場合にはプレス外套82は両方
の支持装置84で、中空保持体80の外套を貫いて直接
内側保持体86に支えられている。
【0047】両方の支持装置84はそれぞれ少なくとも
1つの、外側の中空保持体80に案内されたプレスシュ
ー88と、複数の、ウエブ走行方向Lに対して横方向の
列を成して配置された支持部材90とを有しており、該
支持部材90によりプレスシュー88は直接、内側保持
体86に支えられる。支持部材90は半径方向内部に位
置する、内側保持体86に案内されたピストン92を有
している。半径方向外側の端部でこの支持部材90はそ
れぞれ1つの球継手を介してプレスシュー88に連結さ
れている。両方の支持装置84によって与えられた支持
力は有利には変化可能でかつ例えばデルタ−P−弁94
によって特に個別にも調節可能である(特に図3参
照)。
【0048】図4からもっとも良く判るように、中空保
持体80と内側保持体86はその端部にて、側方のサポ
ート又はスタンド60に互いに等距離に支承されてい
る。下側に位置するシュープレスローラ20と両方の上
側に位置するプレスローラ22,24との軸受は両側で
それぞれ1つの共通の平面に位置している。
【0049】内側保持体86の両方の端部には軸受ブッ
シュ62が差嵌められている。この軸受ブッシュ62は
球状の外側軸受面を有し、各スタンド60に対応して構
成された受容部に受容されている。これによって形成さ
れた球継手により、内側保持体44の端部はスタンド6
0に不動に支承された中空保持体80に対して相対的に
傾動可能であるので、内側保持体86は自由にたわむこ
とができる。
【0050】プレス装置の図2に示された実施例が、図
1の実施例と異なる点はまず、図2の実施例においては
第2の延長されたプレスギャップS2も複式フェルトを
備えていることである。このためには別の上フェルト2
6が設けられている。この上フェルト26は図示の形式
で右上のプレスローラ24を巡って案内されており、第
2の延長されたプレスギャップ92に続いて再び繊維材
料ウエブ10から離反させられる。これによって繊維材
料ウエブ10は下フェルト14と上フェルト16との間
で第2の延長されたプレスギャップS2を通って案内さ
れる。
【0051】しかも繊維材料ウエブ10は上フェルト1
4と下フェルト18との間で上向きに傾斜した走入軌道
に沿って第1の延長されたプレスギャップS1に供給さ
れる。
【0052】いずれの実施例においても、下側に位置す
るシュープレスローラ20もウエブ走行方向Lで見て前
方の上方のプレスローラ22にも盲孔が設けられかつ/
又は溝が設けられている。
【0053】第2のプレスギャップS2が単式フェルト
を備えている、図1に示された実施例においては、後方
の上方のプレスローラ24は少なくともだいたい閉じら
れた表面を備えている。この場合、当該表面は例えばい
わゆるPeeler被覆層を有していることができる。延長さ
れたプレスギャップS1の脱水は水をトラフ72,74
に遠心力で跳ね飛ばすことで行なわれる。これは盲孔も
しくは溝の設けられたローラ20,22で可能である。
図1に基づいて明確であるように、第1の延長されたプ
レスギャップS1に続いて両側で、遠心力で水を跳ね飛
ばす前述の如き脱水が行なわれる。このために両方のト
ラフ72,74は繊維材料ウエブ10の異なる側に配置
されている。これらのトラフ内には付加的に水掻取器が
設けられていることができる。
【0054】第2の延長されたプレスギャップS2に続
いて設けられた楔形ローラ空間の範囲にはサッカ28が
設けられている。このサッカ28は遠心力で跳ね飛ばさ
れた水を受けかつ/又は繊維材料ウエブ10を、プレス
ギャップS2から導出させられた下フェルト18に吸着
させるために役立つ。トラフ74は原則的には組み合わ
されたトラフとウエブ保持ボックスとして設けられてい
ることができる。
【0055】後方の上方のプレスローラ24の範囲に
は、有利には少なくともほぼ全ウエブ幅に亙って延びる
ブローパイプ64が設けられている。このブローパイプ
64はウエブを下フェルトに押し付けるために役立つ。
【0056】図2に示された、第2の延長されたプレス
ギャップS2も複式フェルトを備えている実施例におい
ては、後方の上方に位置するプレスローラ24にも盲孔
及び/又は溝が設けられている。この場合には第2の延
長されたプレスギャップS2も水をトラフ76,78に
遠心力で跳ね飛ばすことで脱水される。図2から判るよ
うに、この場合には、第2の延長されたプレスギャップ
S2に続いて両側で、水を遠心力で跳ね飛ばす前述の如
き脱水が行なわれる。このためには両方のトラフ76,
78はプレスギャップS2から導き出された繊維材料ウ
エブ10の異なる側に設けられている。
【0057】これによりフェルトを介して行なおうとす
る脱水は、相応にわずかになる。シュープレスローラ2
0のプレス外套82から水を遠心力で跳ね飛ばすことを
助けるためには、プレス外套82は少なくとも区分的に
多角形を成して案内されていることができる。
【0058】図2から明らかであるように、第2の延長
されたプレスギャップS2に続いてサッカ66が設けら
れている。このサッカ66により繊維材料ウエブは上フ
ェルト26からの離反個所の範囲で下フェルト18に吸
着される。このサッカの代わりに例えば図2に破線で示
した分離吸着ローラ95を組み込んでおくことができ
る。
【0059】上方のプレスローラ22,24を内側で支
持するために設けられた支持装置54,56はそれぞれ
シュープレスローラ20,20′の向き合った支持装置
84と同じ圧力で負荷可能であることができる。それぞ
れの延長されたプレスギャップS1,S2のための圧力
は個別にもしくは異なって調節可能であることができ
る。
【0060】この場合には、両方の延長されたプレスギ
ャップS1,S2を通して案内されたフェルト18は第
2の延長されたプレスギャップS2に続いて、有利には
旋回可能なフェルト案内ローラ96を介して案内されて
いる。
【0061】上フェルト14は第1の延長されたプレス
ギャップS1に続いて有利には旋回可能なフェルト案内
ローラ97を介して案内されている。
【0062】上方のプレスローラ22,24が駆動され
ている。この場合、後方の上方のプレスローラ24は有
利には、前方の上方のプレスローラ22よりも高い出力
で駆動されるので、シュープレスローラ20,20′の
プレス外套82,40(図3から5も参照)と、この場
合には両方の延長されたプレスギャップS1,S2を通
して案内されたフェルト18はぴんと張られる。
【0063】プレスギャップS1,S2を形成する両方
のロングギャッププレスの間の引張り力はプレス駆動装
置の適当な制御及び/又は調整によって少なくともほぼ
コンスタントに保たれる。
【0064】第1の延長されたプレスギャップS1の前
の走入楔形空間は、当該プレスギャップS1を通して案
内された上フェルト14と前方の上方のプレスローラ2
2との間で吸引されていると合目的的である。
【0065】シュープレスローラ20,20′と両方の
上方のプレスローラ22,24とのローラサポートは有
利には形状接続部分に結合されかつフェルト及びローラ
交換のために迅速に連結解除可能である。
【0066】延長されたプレスギャップS1,S2の間
に設けられた変向又はトランスファサクションローラ3
6の上には少なくとも1つの加熱部材98が設けられて
いる。この加熱部材98は例えば蒸気ブローボックスで
あることができる。
【0067】図3において破線で示したように上方のプ
レスローラ22,24を内側で支持するために設けられ
た支持装置54もしくは56も弁94を介して発生させ
られた圧力p1もしくはp2で負荷されていることがで
きる。
【0068】図5は図1と図2に示したプレス装置にて
使用可能な位置の安定したシュープレスローラ20′の
別の実施形態を拡大して詳細に示した横断面図である。
この場合には下方に位置するシュープレスローラ20′
は回動不能に支承された中空保持体38と、該中空保持
体38の周囲を巡るフレキシブルなプレス外套40と、
周方向に互いに間隔を有する外側の支持装置42とを有
している。外側の支持装置42を介してプレス外套40
は両方の延長されたプレスギャップS1とS2の範囲で
中空保持体38に支えられている。
【0069】外側の中空保持体38には同様に回動不能
に支承された内側保持体44が配属されている。この内
側保持体44に中空保持体38は内側で支持装置46を
介して、両方の延長されたプレスギャップS1とS2と
の範囲における、方向の異なったプレス力により生ぜし
められた、合成されたたわみが少なくともほぼ補償され
るように支持される。
【0070】中空保持体38と内側保持体44との間に
配置された内側の支持装置46は、ウエブを走行方向L
に対して横方向に延びる少なくとも1つの列を成す支持
部材48を有している。両方の外側の支持装置46はそ
れぞれ少なくとも1つのプレスシュー50と、ウエブ走
行方向Lに対して横方向に延びる列を成して配置された
複数の支持部材52とを有している。この実施例では各
支持部材48と52はそれぞれ少なくとも1つのシリン
ダピストンユニットを有している。内側の支持装置46
の作用方向は両方の外側の支持装置42の合成した作用
方向に位置している。
【0071】この実施例では両方の外側の支持装置42
によって与えられた支持力は少なくともほぼ同じ大きさ
を有している。この場合には両方の外側の支持装置42
の半径方向の作用方向はほぼ120゜ずらされている。
内側の支持装置46の作用方向は両方の外側の支持装置
42の両方の半径方向の作用方向の間の角度2分割線上
に位置している。この実施例の場合には両方の外側の支
持装置42によって生ぜしめされた力と内側の支持装置
46によって生ぜしめられた力とは少なくともほぼ同じ
大きさを有しているので、これらの力は等辺の力の3角
形を有しているこのためには両方の外側の支持装置42
と内側の支持装置46との支持部材列は同じピッチ間隔
を有している。さらに支持装置42,46の支持部材5
2,48は同じピストン面を有している。
【0072】両方の外側の支持装置42と内側の支持装
置46は例えば同じ、有利には可変に調節できる圧力で
負荷することができる。
【0073】したがって3つの支持装置42,46によ
って与えられた力は平衡状態にある。上方のプレスロー
ラ22,24を内側で支持するために設けられた支持装
置(図3をも参照)は、下に位置するシュープレスロー
ラ20′の外側の支持装置42と同じ圧力で負荷されて
いることができる。
【0074】図5に示されているように中空保持体38
とプレス外套40との間には外套案内条片58が設けら
れている。この外套案内条片58によってプレス外套4
0は周方向で見てプレスシュー50の間におかれた範囲
で適当に案内されている。
【0075】このような位置の安定したシュープレスロ
ーラ20′を使用することで、中空保持体38のたわみ
は内側の支持装置46により、両方のプレスギャップS
1とS2における力によって生ぜしめられたたわみが少
なくともほぼ補償されるようにコントロールされる。こ
の結果、中空保持体38は曲げ負荷を受けるのではな
く、シェル変形しかしないように負荷される。
【0076】水を遠心力で跳ね飛ばされることを助ける
ためにはプレス外套40は特に両方の延長されたプレス
ギャップS1とS2との間で、この場合にも多角形を成
して案内されている。
【0077】図2から判るように、繊維材料ウエブ10
は、サクションローラ30の範囲で乾燥シーブに引渡さ
れる前に、上フェルト26から分離される。下フェルト
18は、図1に示された実施例の場合と同様に、下向き
の放出軌道に沿って第2の延長されたプレスギャップS
2から案内されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの延長されたプレスギャップを有し、第1
の延長されたプレスギャップが複式のフェルトを備え、
第2の延長されたプレスギャップが単式のフェルトを備
えているプレス装置の第1実施例を概略的に断面して示
した図。
【図2】第1の延長されたプレスギャップも第2の延長
されたプレスギャップもそれぞれ複式フェルトを備えて
いるプレス装置の実施例を概略的にかつ部分的に断面し
て示した図。
【図3】図1又は2のプレス装置にて使用可能な位置の
安定したシュープレスローラの第1実施形態の拡大して
詳細に示した図。
【図4】図3に示された位置の安定したシュープレスロ
ーラの概略的な断面図。
【図5】図1又は図2のプレス装置に使用可能な位置の
安定したシュープレスローラの別の実施形態を拡大して
詳細に示した横断面図。
【符号の説明】
10 繊維材料ウエブ、 12 サクションローラ、
14 上フェルト、16 シーブベルト、 18 下フ
ェルト、 20,20′ 下方に位置するシュープレス
ローラ、 22,24 上方に位置するプレスローラ、
26 上フェルト、 28 サッカ、 30 変向ロ
ーラ、 32 乾燥シーブ、 34乾燥シリンダ、 3
6 サクションローラ、 38 中空保持体、 40
プレス外套、 42 外側の支持装置、 44 内側保
持体、 46 内側支持装置、 48 支持部材、 5
0 プレスシュー、 52 支持部材、 54,56支
持装置、 58 外套案内条片、 60 スタンド、
62 軸受ブッシュ、 64 ブローパイプ、 66
サッカ、 72,74,76,78 トラフ、 80
中空保持体、 82 プレス外套、 84 支持装置、
86 内側保持体、 88 プレスシュー、 90
支持部材、 92 ピストン、 94弁、 95 分離
サッカローラ、 96,97 フェルト案内ローラ、
98加熱部材、 L ウエブ走行方向、 S1,S2
延長されたプレスギャップ、 p1,p2 圧力

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維材料ウエブ(10)、特に紙または
    厚紙ウエブを処理するためのプレス装置において、下に
    位置する1つのシュープレスローラ(20,20′)
    に、上に位置する2つのプレスローラ(22,24)が
    配属されており、前記シュープレスローラ(20,2
    0′)がそれぞれ両方の上方のプレスローラ(22,2
    4)と共に、ウエブ走行方向(L)に延長されたプレス
    ギャップ(S1,S2)を形成しており、ウエブ走行方
    向(L)で見て第1の延長されたプレスギャップ(S
    1)が複式フェルトを備えていることを特徴とする、プ
    レス装置。
  2. 【請求項2】 ウエブ走行方向(L)で見て第2の延長
    されたプレスギャップ(S2)が単式フェルトを備えて
    いる、請求項1記載のプレス装置。
  3. 【請求項3】 繊維材料ウエブ(10)が当該フェルト
    (18)と後方の上方のプレスローラ(24)との間で
    第2の延長されたプレスギャップ(S2)を通して案内
    されている、請求項2記載のプレス装置。
  4. 【請求項4】 ウエブ走行方向(L)で見て第2の延長
    されたプレスギャップ(S2)が複式フェルトを備えて
    いる、請求項1記載のプレス装置。
  5. 【請求項5】 全部で最高3つのフェルト(14,1
    8,26)が設けられている、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載のプレス装置。
  6. 【請求項6】 ウエブ案内が一貫して閉じている、請求
    項1から5までのいずれか1項記載のプレス装置。
  7. 【請求項7】 1つのフェルト(18)が両方の延長さ
    れたプレスギャップ(S1,S2)を通して案内されて
    いる、請求項1から6までのいずれか1項記載のプレス
    装置。
  8. 【請求項8】 繊維材料ウエブ(10)がシュープレス
    ローラ(20,20′)で形成された延長された両方の
    プレスギャップ(S1,S2)の間で、有利にはフェル
    ト(18)と一緒に有利にはサクションローラとして構
    成された変向ローラ(36)を巡って案内されている、
    請求項1から7までのいずれか1項記載のプレス装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも第1の延長されたプレスギャ
    ップ(S1,S2)、有利には両方のプレスギャップ
    (S1,S2)を通して案内されたフェルト(14)が
    同時にピックアップフェルトとして設けられている、請
    求項1から8までのいずれか1項記載のプレス装置。
  10. 【請求項10】 ピックアップフェルトが繊維材料ウエ
    ブ(10)と一緒に上昇する導入軌道に沿って、第1の
    延長されたプレスギャップ(S1)に案内されている、
    請求項9記載のプレス装置。
  11. 【請求項11】 繊維材料ウエブ(10)が第2の延長
    されたプレスギャップ(S2)に続いて、有利にはサク
    ションローラとして構成された変向ローラ(30)を介
    して、有利には後続の乾燥部へ導かれている、請求項1
    から10までのいずれか1項記載のプレス装置。
  12. 【請求項12】 繊維材料ウエブ(10)が第2の延長
    されたプレスギャップ(S2)に続いて下フェルト(1
    8)によって案内され、次いで有利にはサクションロー
    ラとして構成された変向ローラ(30)により前記下フ
    ェルト(18)から受取られるようになっており、この
    場合、下フェルト(18)が有利には下向きに傾斜した
    走出軌道に沿って第2の延長されたプレスギャップ(S
    2)から導き出される、請求項1から11までのいずれ
    か1項記載のプレス装置。
  13. 【請求項13】 繊維材料ウエブ(10)が有利にはサ
    クションローラとして構成された変向ローラ(30)に
    よって自由な引張りで第2の延長されたプレスギャップ
    (S2)から引出される、請求項1から11までのいず
    れか1項記載のプレス装置。
  14. 【請求項14】 シュープレスローラ(20,20′)
    のフレキシブルなプレス外套(82,40)及び/又は
    シュープレスローラ(20,20′)と第1の延長され
    たプレスギャップ(S1)を形成する前方の上方のプレ
    スローラ(22)に盲孔が設けられかつ/又は溝が設け
    られている、請求項1から13までのいずれか1項記載
    のプレス装置。
  15. 【請求項15】 第2の延長されたプレスギャップ(S
    2)が複式フェルトを備えていて、シュープレスローラ
    (20,20′)と第2の延長されたプレスギャップ
    (S2)を形成する後方の上方のプレスローラ(24)
    に盲孔があけられておりかつ/又は溝が設けられてい
    る、請求項1から14までのいずれか1項記載のプレス
    装置。
  16. 【請求項16】 第2の延長されたプレスギャップ(S
    2)が単式フェルトを備えており、シュープレスローラ
    (20,20′)と一緒に第2の延長されたプレスギャ
    ップ(S2)を形成する後方の上方のプレスローラ(2
    4)が少なくともほぼ閉じた表面を有している、請求項
    1から14までのいずれか1項記載のプレス装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも1つの延長されたプレスギ
    ャプ(S1,S2)の脱水が少なくとも部分的に少なく
    とも1つのトラフ(72,74,76,78)又はそれ
    に類似したものに水を遠心力で跳ね飛ばすことで行なわ
    れる、請求項1から16までのいずれか1項記載のプレ
    ス装置。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つの上方のプレスローラ
    (22,24)が内側で支えられた中空ローラ、有利に
    はたわみ補償ローラによって形成されている、請求項1
    から17までのいずれか1項記載のプレス装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの上方のプレスローラ
    (22,24)が内実のローラによって形成されてい
    る、請求項1から18までのいずれか1項記載のプレス
    装置。
  20. 【請求項20】 後方の上方のプレスローラ(24)の
    範囲に、有利には少なくともほぼ全ウエブ幅に亘って延
    びるブローパイプ(64)が設けられている、請求項1
    から19までのいずれか1項記載のプレス装置。
  21. 【請求項21】 第2の延長されたプレスギャップ(S
    2)に続いて形成された楔形ローラ空間の範囲にサッカ
    (66)が設けられ、このサッカ(66)が跳ね飛ばさ
    れた水を受け止めかつ/又は繊維材料ウエブ(10)を
    プレスギャップ(S2)から導き出された下フェルト
    (18)に吸着する、請求項1から20までのいずれか
    1項記載のプレス装置。
  22. 【請求項22】 シュープレスローラ(20,20′)
    が位置の安定したプレス外套案内を備えている、請求項
    1から21までのいずれか1項記載のプレス装置。
  23. 【請求項23】 第2の延長されたプレスギャップ(S
    2)に続いて形成された楔形ローラ空間にウエブ分離サ
    クションローラ(95)が設けられている、請求項1か
    ら22までのいずれか1項記載のプレス装置。
  24. 【請求項24】 シュープレスローラ(20)が、端部
    にて回動の防止された外側の中空保持体(80)と、該
    中空保持体(80)の回りを回転する、該中空保持体
    (80)によって案内されたフレキシブルなプレス外套
    (82)と、該プレス外套(82)が両方の延長された
    プレスギャップ(S1,S2)の範囲で内側で支えられ
    る2つの支持装置(84)と、内側保持体(86)とを
    有し、該内側保持体(86)にてプレス外套(82)が
    両方の支持装置(84)を介して中空保持体を貫通して
    直接内側保持体(86)に支えられている、請求項23
    記載のプレス装置。
  25. 【請求項25】 それぞれの支持装置(84)が中空保
    持体(80)に案内された少なくとも1つのプレスシュ
    ー(88)と少なくとも1つの支持部材(90)とを有
    し、該支持部材(90)によってプレスシュー(88)
    が直接内側保持体(86)に支えられている、請求項2
    4記載のプレス装置。
  26. 【請求項26】 支持部材(90)が球継手を介してプ
    レスシュー(88)に連結されている、請求項25記載
    のプレス装置。
  27. 【請求項27】 支持部材(90)によって与えられた
    支持力が調節により変化可能である、請求項24から2
    6までのいずれか1項記載のプレス装置。
  28. 【請求項28】 中空保持体(80)と内側保持体(8
    6)とがその端部にて等距離で支承されている、請求項
    24から27までのいずれか1項記載のプレス装置。
  29. 【請求項29】 両方の支持装置(84)によって与え
    られた支持力が個別に調節可能である、請求項24から
    28までのいずれか1項記載のプレス装置。
  30. 【請求項30】 シュープレスローラ(20′)が、回
    転不能に支承された保持体(38)と該保持体(38)
    の回りを回転するフレキシブルなプレス外套(40)
    と、前記保持体(38)と前記プレス外套(40)との
    間に配置された2つの支持装置(42)とを有し、該支
    持装置(42)を介して前記プレス外套(40)が両方
    の延長されたプレスギャップ(S1,S2)の範囲で、
    前記保持体(38)に支持されており、前記保持体(3
    8)のたわみに影響を及ぼす手段(46)が設けられて
    いる、請求項23記載のプレス装置。
  31. 【請求項31】 両方の延長されたプレスギャップ(S
    1,S2)の範囲における力によって生ぜしめされた合
    成したたわみが少なくともほぼ補償されるように前記保
    持体(38)のたわみに当該手段によって影響が及ぼさ
    れる、請求項30記載のプレス装置。
  32. 【請求項32】 バイメタル保持体が設けられており、
    たわみに影響を及ぼす前記手段が前記保持体を加熱する
    手段を有している、請求項30または31記載のプレス
    装置。
  33. 【請求項33】 スリットの付けられた保持体が設けら
    れておりかつたわみに影響を及ぼす手段が、スリットの
    付いた保持体を緊締する手段を有している、請求項30
    から32までのいずれか1項記載のプレス装置。
  34. 【請求項34】 前記保持体に少なくとも1つの内側の
    補助保持体及び/又は少なくとも1つの外側の補助保持
    体が配属されており、たわみに影響を及ぼす前記手段が
    これらの保持体を相互に半径方向で緊締する手段を有し
    ている、請求項30から33までのいずれか1項記載の
    プレス装置。
  35. 【請求項35】 前記保持体が外側の中空保持体(3
    8)として設けられており、この中空保持体(38)に
    回動不能に支承された内側保持体(44)が配属されて
    おり、たわみに影響を及ぼす前記手段(46)が中空保
    持体(38)とこれに配属された内側保持体(44)を
    互いに半径方向で緊締する手段を有している、請求項3
    0から34までのいずれか1項記載のプレス装置。
  36. 【請求項36】 各緊締が液圧式、空気力式、機械式、
    熱式及び/又は電磁式に行なわれる、請求項30から3
    5までのいずれか1項記載のプレス装置。
  37. 【請求項37】 たわみに影響を及ぼす前記手段が、中
    空保持体(38)と内側保持体(44)との間に配置さ
    れた少なくとも1つの支持装置(46)を有している、
    請求項35及び36記載のプレス装置。
  38. 【請求項38】 中空保持体(38)と内側保持体(4
    4)との間に配置された支持装置(46)がウエブ走行
    方向に対して横方向に延びる支持部材(48)の列を少
    なくとも1つ有している、請求項37記載のプレス装
    置。
  39. 【請求項39】 中空保持体(38)と内側保持体(4
    4)とがその端部にて等距離支承されている、請求項3
    0から38までのいずれか1項記載のプレス装置。
  40. 【請求項40】 保持体(38)とプレス外套(40)
    との間に配置された両方の支持装置(42)がそれぞれ
    少なくとも1つのプレスシュー(50)並びにウエブ走
    行方向(L)に対して横方向に延びる列を成して配置さ
    れた複数の支持部材(52)を有している、請求項30
    から39までのいずれか1項記載のプレス装置。
  41. 【請求項41】 シュープレスローラ(20′)が周方
    向に互いに間隔を有する、中空保持体(38)とプレス
    外套(40)との間に配置された2つの外側の支持装置
    (42)を有し、これらの支持装置(42)を介してプ
    レス外套(40)が両方の延長されたプレスギャップ
    (S1,S2)の範囲で中空保持体(38)に支えられ
    ており、かつシュープレスローラ(20′)が中空保持
    体(38)と内側保持体(44)との間に配置された少
    なくとも1つの内側の支持装置(46)を有し、該支持
    装置(46)によって中空保持体(38)のたわみに影
    響を及ぼし、異なった方向のプレス力によって生ぜしめ
    られた中空保持体(38)のたわみが少なくともほぼ補
    償される、請求項30から40までのいずれか1項記載
    のプレス装置。
  42. 【請求項42】 プレス外套(40)がローラ横断面で
    見て中空保持体(38)に対してずらされて案内されて
    いる、請求項30から41までのいずれか1項記載のプ
    レス装置。
  43. 【請求項43】 シュープレスローラ(20,20′)
    のプレス外套(82,40)が少なくとも区分的に多角
    形状に案内されている、請求項1から42までのいずれ
    か1項記載のプレス装置。
  44. 【請求項44】 上方のプレスローラ(22,24)を
    内側で支えるために少なくとも1つの支持装置(54,
    56)が設けられており、各上方のプレスローラ(2
    2,24)に配属された支持装置(54,56)がシュ
    ープレスローラ(20,20′)のそれぞれ向き合った
    支持装置(84)と同じ圧力で負荷可能であり、この場
    合、前記圧力がそれぞれ延長されたプレスギャップ(S
    1,S2)のために有利には個別にもしくは異なって調
    節可能である、請求項1から43までのいずれか1項記
    載のプレス装置。
  45. 【請求項45】 第2の延長されたプレスギャップ(S
    2)を通して案内されたフェルト(18)が第2の延長
    されたプレスギャップ(S2)に続いて、有利には旋回
    可能なフェルト案内ローラ(96)を介して案内されて
    いる、請求項1から44までのいずれか1項記載のプレ
    ス装置。
  46. 【請求項46】 第1の延長されたプレスギャップ(S
    1)を通して案内されたフェルト(14)が第1の延長
    されたプレスギャップ(S1)に続いて、有利には旋回
    可能なフェルト案内ローラ(97)で案内されている、
    請求項1から45までのいずれか1項記載のプレス装
    置。
  47. 【請求項47】 上方のプレスローラ(22,24)が
    駆動される、請求項1から46までのいずれか1項記載
    のプレス装置。
  48. 【請求項48】 後方の上方のプレスローラ(24)が
    前方の上方のプレスローラ(22)よりも高い出力で駆
    動され、シュープレスローラ(20,20′)のプレス
    外套(82,40)及び/又は有利には両方の延長され
    たプレスギャップ(S1,S2)を通して案内されたフ
    ェルト(18)がぴんと張られている、請求項47記載
    のプレス装置。
  49. 【請求項49】 両方のロングギャッププレスの間の引
    張り力が、プレス駆動装置の適当な制御及び/又は調整
    によって少なくともほぼ一定に保たれている、請求項1
    から48までのいずれか1項記載のプレス装置。
  50. 【請求項50】 延長されたプレスギャップ(S1)の
    前にある、このプレスギャップ(S1)を通して案内さ
    れた上フェルト(14)と前方の上方のプレスローラ
    (22)との間の走入楔形空間が吸引されている、請求
    項1から49までのいずれか1項記載のプレス装置。
  51. 【請求項51】 シュープレスローラ(20,20′)
    と両方の上方のプレスローラ(22,24)とのローラ
    サポートが形状接続部分と結合されており、かつフェル
    ト及びローラ交換のために連結解除可能である、請求項
    1から50までのいずれか1項記載のプレス装置。
  52. 【請求項52】 延長されたプレスギャップ(S1,S
    2)の間に設けられた変向又はトランスファサクション
    ローラ(36)の範囲に少なくとも1つの加熱部材(9
    8)、有利にはスチームブローボックスが配置されてい
    る、請求項1から51までのいずれか1項記載のプレス
    装置。
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DE19816673.7 1998-06-19
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