JPH1132373A - 通信チャネル予約機能を備えた移動体通信システム - Google Patents

通信チャネル予約機能を備えた移動体通信システム

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JPH1132373A
JPH1132373A JP9183688A JP18368897A JPH1132373A JP H1132373 A JPH1132373 A JP H1132373A JP 9183688 A JP9183688 A JP 9183688A JP 18368897 A JP18368897 A JP 18368897A JP H1132373 A JPH1132373 A JP H1132373A
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JP
Japan
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reservation
mobile station
base station
communication channel
message
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JP9183688A
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English (en)
Inventor
Shinya Kimura
真也 木村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネル飽和状態で移動局がチャネル予約を
基地局に行い、チャネル空き時即、相手先へ接続を始め
る機能を備え既存システムのソフトウェアの変更で実行
し得る移動体通信システムの提供。 【解決手段】 基地局は下りチャネルで予約可能を放送
し…P21〜23、これを受信した待受状態の移動局は
ユーザの指示で相手先を含む予約を上りチャネルで基地
局へ送信し…P24、基地局は移動局と相手先とを対応
させ予約登録手段に記憶させ同時に予約,登録の抹消用
タイマを始動下りチャネルで登録済を送信…P25、受
信した移動局で前記タイマと同じタイムアウトのタイマ
を始動させる。基地局は通信チャネルが空くと予約登録
に従い網接続を始め移動局に開始を送信…P26、受信
した移動局は予約接続応答時確保したチャネルで基地局
へ通信…P27、相手先の呼応答で基地局は通信開始を
送信…P28、これを受信した段階で移動局と相手先の
通信が始まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムに関し、より詳細には、通信チャネルに空きがない場
合に行う通信チャネル予約機能を備えた当該システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナル通信において、セルラ
ー方式による移動体通信システムの発展により、携帯電
話の普及はめざましく、通話だけではなく情報端末を接
続したデータ通信を行う利用方法も増加している。この
ような移動局端末の増加状況の中で、特定の地域、或い
は、場所においては、基地局のカバーするセル内で、全
ての移動局端末の通信を収容しきれない、つまり、通信
チャネルが飽和してしまい、セル内にいても通話できな
いと言った状況が多く発生している。これに対して、サ
ービス提供者は、さらに多くの移動局を収容できるシス
テムの導入を計画しており、また、現状では、移動局の
端末が自動的に一定間隔で発呼し続ける方法等が用いら
れている。また、チャネルが空いていない状況における
通信チャネルの予約方法が、特開昭60−94550号
公報「データ・チャネルを呼び出す方法」に開示されて
いる。
【0003】しかしながら、前述のさらに多くの移動局
を収容できるシステムにおいても、収容数には限界があ
り、また、前述した一定間隔で発呼し続ける従来の方法
も、発呼の度に上りチャネルのトラフィックが増大する
とともに、電力も消費することとなる。そして、上記特
開昭60−94550号公報「データ・チャネルを呼び
出す方法」においては、通信チャネルが空いた段階で、
移動局ユーザが自発的に発呼の作業を行わなければなら
ないと言う煩わしさがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、移
動体通信システムにおいて、通信チャネルの飽和状態に
際し、移動局が通信チャネルの予約を基地局に対して行
い、通信チャネルが空いた時点で、自動的に相手先への
接続が開始される機能を備えたシステムで、既存のシス
テムに対し一部のソフトウェアの変更によっても実行し
得るものを提供することをその解決すべき課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】移動体通信システムにお
いて、通信チャネルが飽和しているセルに存在する移動
局は、常に、通信チャネルが予約可能であるか知ること
ができ、また、予約可能である場合に、ユーザが予約指
示すれば、前記基地局は、予約されたことを前記移動局
に通知し、通信チャネルが空いた時点で、前記予約時
に、同時に指示した相手先電話番号に従い、自動的に接
続を開始し、それを移動局に通知し、前記移動局は、そ
の通知に応答した段階で、相手先が応答するのを待って
通信を開始することができる。また、前記移動局の応答
が相手先の着呼に対する応答よりも遅かった場合にも、
相手先を待たせて通信を開始することができる。更に、
前記予約は、途中でキャンセルすることもでき、前記基
地局では、複数の予約を受け付けることができ、予約さ
れた順序又はそれ以外の要因により、接続するための優
先順位をつけることができる。また、予約した移動局
は、タイムアウト時間を設定することで、自動的に一定
時間後に予約が抹消される。更に、隣接する複数の基地
局を制御する制御局により、ハンドオフを伴う場合に
も、前記予約をした移動局は、ハンドオフ後の基地局で
予約が有効であり、この場合、前記ハンドオフ後の基地
局が、既に通信チャネルが空いていれば、即座に接続が
実行される。また、これらの手順は既存の移動体通信シ
ステムにおいては、ソウトウェアの変更のみも実行する
ことができるシステムを提供するものである。そして、
各請求項の発明は、次のとおりの手段よりなる。
【0006】請求項1の発明は、公衆電話網に接続され
る複数の基地局と、前記基地局のセルに収容される移動
局と、前記複数の基地局を制御し、前記移動局を前記公
衆電話網及び前記移動局間同士を網接続する制御局から
なる移動体通信システムにおいて、前記移動局からの発
呼時に、通信チャネルが全て使用中で割り当てる通信チ
ャネルが存在しない場合に、発呼する前記移動局及び通
信チャネルを確保しようとする前記基地局において、下
記の手順、 (手順1)基地局は通信チャネルが全て使用されている
場合に、下りチャネル上で通信チャネルの予約が可能な
状態にあることを意味するメッセージをブロードキャス
ト・メッセージとして送信する (手順2)前記ブロードキャスト・メッセージを受信し
た待ち受け状態にある移動局は、通信チャネルの予約が
可能な状態にあることを、その場でユーザに通知する (手順3)通信チャネルの予約が可能な状態にあること
を知った前記移動局は、上り制御チャネル上で通信した
い相手先の電話番号を含んだ、通信チャネルの予約を要
求する予約メッセージを、前記ブロードキャスト・メッ
セージを送信した基地局へ送信する (手順4)前記予約メッセージを受信した基地局は、通
信チャネルが空いた時点で、前記予約メッセージを発信
した移動局の識別データと前記相手先電話番号からなる
予約データセットを予約登録記憶手段に記憶する (手順5)前記予約登録記憶手段に記憶データを有する
基地局は、他の通信中の移動局が通信を終了し、通信チ
ャネルに空きが生じた場合に、前記予約登録記憶手段に
記憶された前記移動局に対して、下り制御チャネル上で
前記空いた通信チャネルの識別番号と共に、該移動局が
予約した相手先への発呼が開始されたことを意味するメ
ッセージを送信すると同時に、前記相手先に対しての網
接続を開始する (手順6)予約した相手先への発呼が開始されたことを
意味する前記メッセージを受信した前記移動局は、前記
予約した相手先に対しての発呼が開始されたことをその
場でユーザに通知し、前記空いた通信チャネルの識別番
号によって対応する通信チャネルを確保する (手順7)前記予約した相手先に対する発呼が開始され
たことを知った前記移動局は、ユーザがそれに応答した
場合、確保した前記通信チャネル上で予約した相手先へ
の接続に応答することを意味するメッセージを前記基地
局へ送信する (手順8)前記基地局は、前記予約した相手先への発呼
に対する相手先よりの応答が、前記移動局からの予約し
た相手先への接続に応答することを意味するメッセージ
の受信よりも早かった場合、発呼者が予約通信を要求
し、応答待ちの状態にあることを意味するメッセージを
前記相手先へ送信する (手順9)前記移動局からの予約した相手先への接続に
応答することを意味するメッセージの受信より遅く予約
した相手先への発呼に対する相手先からの応答を受信し
た場合に、前記相手先からの応答があった時点で、前記
基地局は前記通信チャネル上で前記移動局へ、通信が開
始されることを意味するメッセージを送信する (手順10)前記手順7〜9において、前記接続に応答
することを意味するメッセージを前記基地局が受信した
時点、もしくは、前記通信が開始されることを意味する
メッセージを前記移動局が受信した時点で、前記移動局
と前記相手先の通信が開始され、前記移動局において、
接続に応答することを意味するメッセージを送信した段
階で通信が開始されない時は、前記通信が開始されるこ
とを意味するメッセージを受信するまでの間、移動局に
おいて、相手先が応答待ちであることをユーザに通知す
る を実行する機能を備えることにより、確保すべき通信チ
ャネルの予約を行い、通信チャネルが空いた時点で即時
に通信チャネルを割り当てることができる通信チャネル
予約機能を備えた移動体通信システムを構成するもので
ある。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記移動局は、前記基地局から予め決められた一定
間隔で送信される、通信チャネルの予約が可能な状態に
あることを意味するメッセージを、前記一定間隔で受信
できなくなった段階で、予約ができないことをユーザに
通知する手順を用いるようにするものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記予約登録記憶手段に優先順位を付けて複数の前
記予約データを記憶し、前記基地局の通信チャネルが空
いた段階で、前記優先順位に従って順次通信チャネルを
割り当て、接続するものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1又は3の発明
において、前記予約登録記憶手段に記憶される前記予約
データセットが記憶された時点で、各タイマをスタート
させ、該タイマの計時が予め決められたタイムアウト時
間に達した前記予約データセットを前記予約登録記憶手
段から、削除するものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1又は3の発明
において、前記予約登録手段に前記予約データセットを
記憶した時点において、前記基地局が予約完了を意味す
るメッセージを下り制御チャネル上で前記移動局へ送信
し、前記予約完了を意味するメッセージを受信した前記
移動局は、その場で予約が正常にされたことをユーザに
通知する手順を用いるようにするものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記移動局が前記予約完了を意味するメッセージを
受信した時点において、タイマをスタートさせ、前記基
地局における前記予め決められたタイムアウト時間と同
時間が経過した時点で、予約が取り消されたことをユー
ザに通知する手順を用いるようにするものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、前記予め決められたタイムアウト時間を、前記移動
局が待ち受け状態になるまで及び/又は該移動局が予約
手順を行うまでに行う手順の中で、パラメータとして前
記基地局が、下り制御チャネルで送信するものである。
【0013】請求項8の発明は、請求項1又は3又は5
の発明において、前記基地局は、前記予約した相手先へ
の発呼を開始した時点において、タイマをスタートさ
せ、前記予約した相手先への発呼が開始されたことを意
味するメッセージを受信した前記移動局が前記予約した
相手先への接続にユーザが応答する前に予め決められた
タイムアウト時間に達した時点で、前記基地局は前記移
動局への呼び出しを終了する意味のメッセージを通信チ
ャネル上で、前記移動局へ送信し、前記移動局が前記呼
び出しを終了する意味のメッセージを受信した時に、そ
の場で前記相手先への発呼が強制的に終了したことをユ
ーザに通知する手順を用いるものである。
【0014】請求項9の発明は、請求項1又は3又は4
又は5又は6又は7又は8の発明において、一の基地局
における前記予約登録記憶手段に記憶された移動局が、
他の基地局にハンドオフした場合に、前記制御局がハン
ドオフ先の前記他の基地局の予約登録記憶手段に、前記
移動局の予約データセットを移動し、ハンドオフを伴う
場合でも予約登録以降の予約手順を行うようにするもの
である。
【0015】請求項10の発明は、請求項1又は3又は
5の発明において、前記予約登録記憶手段に記憶されて
いる予約済みの移動局について、ユーザの指示によりそ
の予約の取り消しを意味するメッセージを通信チャネル
上で前記基地局へ送信し該予約の取り消しを意味するメ
ッセージを受信した前記基地局は、前記予約登録記憶手
段に記憶されている前記移動局の予約データセットを削
除する手順を用いるようにするものである。
【0016】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、前記予約の取り消しを意味するメッセージの受
信により前記予約登録記憶手段に記憶されている移動局
の予約データセットを削除した前記基地局は、予約が取
り消されたことを意味するメッセージを、通信チャネル
上で前記移動局へ送信し、そのメッセージを受信した前
記移動局は、前記予約が取り消されたことを、その場で
ユーザに通知する手順を用いるようにするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面を参照して説明する。図1は、本発明による通
信チャネル予約機能を備えた移動体通信システムの一つ
の実施形態で一般的な移動体通信システムへ適用したも
のとしてその概略構成を示す図である。図1において、
基地局(A)3,基地局(B)5,基地局(C)7及び基地局
(D)9はそれぞれセル(A)4,セル(B)6,セル(C)8
及びセル(D)10を構成し、対応した各セル内に収容さ
れる移動局とは、制御チャネルによりアクセスを制御
し、限られた通信チャネルの数だけが同時に通信をする
ことができる。また、各基地局(A)〜(D)は、位置登録
時のシステム管理をする制御局2に制御され、公衆電話
網1に接続され、各セル(A)〜(D)内の複数の移動局
は、公衆電話網1に接続された端末と通信することがで
きる。また、図1に示される例では、移動局11は、セ
ル(A)4に存在し、基地局(A)3と通信することを示し
ている。なお、基地局の数,セルの配置は任意であって
良い。
【0018】図1において、基地局(A)3はカバーする
セル(A)4に存在する複数の移動局(図示せず)は既に
通信しており、通信チャネルは既に飽和している状態で
あり、この状態から移動局11が通信チャネルを予約し
て、呼が確立,中断、又は、ハンドオフされるまでの手
順を図2から図7までに、各場合に分けて示している。
【0019】図2は、図1に示す移動局11が通信チャ
ネルの予約をし、自動的に接続が開始されたのに対し
て、移動局11が先にその呼に対応する場合の手順を示
した図である(なお、図2中、移動局と基地局との間で
行われる通信手順それぞれをP21〜P28として示
す)。まず、基地局(A)3は、予約を受け付けたとした
時に、その移動局を複数登録しておく予約登録記憶手段
に、まだ登録ができるという状況にある場合に限り、下
り制御チャネル上に、予約可能メッセージをブロードキ
ャスト・メッセージとして送信する(P21)。これ
は、登録ができる限り、予め決められた通知時間インタ
ーバルをもって間欠的に送信し続ける(P21〜P2
3)。一方、すでに下り制御チャネルにより、基地局
(A)3からシステム情報を入手し、待ち受けの状態にあ
り、ブロードキャスト・メッセージとして送信された予
約可能メッセージを受信した移動局11は、現在、通信
チャネルの予約ができることを、ユーザに対して、LC
D等の表示手段を使い通知する。ここで、この通知時間
インターバルの間隔で予約可能メッセージを受信できな
くなった段階で、移動局11は、ユーザに対してLCD
等の表示手段を使い、予約ができないことを通知する。
予約ができる状態の移動局11において、ユーザより予
約をする指示を受けたなら、ユーザがその時に通信した
い相手先の電話番号を入力することで、予約メッセージ
を相手先電話番号を含めて、上り制御チャネル上に、基
地局(A)3へ送信し(P24)、同時に、予約可能であ
ることを示した表示を終了する。なお、図2では、P2
1の予約可能メッセージからP23の予約可能メッセー
ジまでを受信し、予約指示をしている。
【0020】図2におけるP24の予約メッセージを受
信した基地局(A)3は、そのメッセージより移動局11
の端末識別番号と相手先電話番号を対応させ、予約登録
記憶手段に記憶させると同時に、それに対応する登録タ
イマをスタートさせる。この時、予約登録記憶手段に記
憶される移動局が複数の場合に、それぞれ接続のための
優先順位が付加され、その後の空きチャネル発生時の接
続順序がこれにより管理される。基地局(A)3は、予約
登録記憶手段に移動局11を記憶すると直ぐに、この移
動局11に対して、下り制御チャネル上で登録済みメッ
セージを送信する(P25)。移動局11において、図
2におけるP25で送信した登録済みメッセージを受信
すれば、基地局(A)3中の登録タイマと同じタイムアウ
ト時間を持った予約タイマをスタートさせると同時に、
ユーザに対して、LCD等の表示装置、又は、スピーカ
等の通知手段を使用し、予約が完了したことを通知す
る。
【0021】−方、前記基地局(A)3において、通信チ
ャネルが空いた状態で、前記予約登録記憶手段に登録さ
れている優先順位が一番高い移動局に対する接続を開始
する(この場合は、移動局11が一番高い)。この接続
開始時に、基地局(A)3は、まず、対応する相手先電話
番号への網接続を開始し、同時に、移動局11に対し
て、下り制御チャネル上で、接続開始メッセージを送信
する(P26)。なお、このメッセージには、空いた通
信チャネルのチャネル識別番号を含めて送信する。ま
た、同時に、基地局(A)3は、呼び出しタイマをスター
トさせる。次に、移動局11では、図2におけるP26
で送信した接続開始メッセージを受信すると、ユーザに
対してスピーカ等の通知手段を使って相手先への接続が
開始されたことを通知し、同時に、割り当てられた通信
チャネルを確保する。この段階では、相手先においても
呼び出しがかかっており、ある時間経過後に、先に移動
局11において、ユーザにより応答がされると、移動局
11は予約接続応答メッセージを上り通信チャネル上
に、基地局(A)3へ通信する(P27)と同時に、相手
先が応答待ちであることを、スピーカ等の通知手段を使
用してユーザに通知する。
【0022】次に、相手先が呼に対して応答すると、基
地局(A)3は下り通信チャネル上に、移動局11へ通信
開始メッセージを送信し(P28)、移動局11でその
メッセージを受信した段階で、相手先が応答待ちである
ことの通知を終了し、相手先との通信が開始される。な
お、移動局11においては、予約タイマで使用されるタ
イムアウト時間は、待ち受け状態になり、本手順が開始
される前の手順における下り制御チャネル上で、基地局
(A)3より入手するか、P21で送信する予約可能メッ
セージ(それ以降P22,P23の予約可能メッセージ
も含む)に含ませることで入手するものとする。
【0023】図3は、図1に示されるシステムにおける
移動局11が通信チャネルの予約をし、自動的に接続が
開始されたのに対して、移動局11よりも早く相手先が
呼に応答する場合の手順を示した図である(なお、図3
中、P31〜P37として移動局と基地局との間で行わ
れる通信手順それぞれを示す)。まず、基地局(A)3
は、予約を受け付けたとした時に、その移動局を複数登
録しておく予約登録記憶手段に、まだ登録ができるとい
う状況を判断し、その場合、下り制御チャネル上に、予
約可能メッセージをブロードキャスト・メッセージとし
て送信する(P31)。これは、登録ができる限り、予
め決められた通知時間インターバルをもって間欠的に送
信し続ける(P31〜P33)。一方、すでに下り制御
チャネルにより、基地局(A)3からシステム情報を入手
し、待ち受けの状態にあり、ブロードキャスト・メッセ
ージとして送信された予約可能メッセージを受信した移
動局11は、現在、通信チャネルの予約ができることを
ユーザに対してLCD等の表示手段を使い通知する。こ
こで、この通知時間インターバルの間隔で予約可能メッ
セージを受信できなくなった段階で、移動局11はユー
ザに対して、LCD等の表示手段を使い、予約ができな
いことを通知する。予約ができる状態の移動局11にお
いて、ユーザより予約をする指示を受けたなら、ユーザ
がその時に通信したい相手先の電話番号を入力すること
で、予約メッセージを相手先電話番号を含めて、上り制
御チャネル上に、基地局(A)3へ送信し(P34)、同
時に、予約可能であることを示した表示を終了する。な
お、図3では、P31の予約可能メッセージからP33
の予約可能メッセージまでを受信し、予約指示をしてい
る。
【0024】P34の予約メッセージを受信した基地局
(A)3は、そのメッセージより移動局11の端末識別番
号と、相手先電話番号を対応させ、予約登録記憶手段に
記憶させると同時に、それに対応する登録タイマをスタ
ートさせる。この時、予約登録記憶手段に記憶される移
動局11が複数ある場合に、それぞれ接続のための優先
順位が付加され、その後の空きチャネル発生時の接続順
序がこれにより管理される。基地局(A)3は、予約登録
記憶手段に移動局11を記憶すると直ぐに、この移動局
11に対して、下り制御チャネル上で、登録済みメッセ
ージを送信する(P35)。移動局11において、図3
におけるP35で送信した登録済みメッセージを受信す
れば、基地局(A)3中の登録タイマと同じタイムアウト
時間を持った、予約タイマをスタートさせると同時に、
ユーザに対して、LCD等の表示装置、又は、スピーカ
等の通知手段を使用し、予約が完了したことを通知す
る。
【0025】一方、基地局(A)3において、通信チャネ
ルが空いた段階で、予約登録記憶手段に登録されている
優先順位が一番高い移動局に対する接続を開始する(こ
の場合は、移動局11が一番高い)。この接続開始に、
基地局(A)3は、まず、対応する相手先電話番号への網
接続を開始し、同時に、移動局11に対して、下り制御
チャネル上で、接続開始メッセージを送信する(P3
6)。なお、このメッセージには、空いた通信チャネル
のチャネル識別番号を含めて送信する。また、同時に、
基地局(A)3は、呼び出しタイマをスタートさせる。次
に、移動局11では、図3におけるP36で送信した接
続開始メッセージを受信すると、ユーザに対してスピー
カ等の通知手段を使って相手先への接続が開始されたこ
とを通知し、同時に、割り当てられた通信チャネルを確
保する。この段階(P36)では、相手先においても呼
び出しがかかっており、ある時間経過後に相手先が応答
すると、基地局(A)3は、相手先端末に対して、現在、
通信チャネル予約による接続であり、発呼者の呼び出し
中であることを知らせるメッセージを送信する(図示せ
ず)。
【0026】次に、移動局11において、ユーザにより
応答があれば、移動局11は上り通信チャネル上に、基
地局(A)3へ予約接続応答メッセージを送信し(P3
7)、基地局(A)3において、この予約接続応答メッセ
ージを受信すれば、相手先との通信が開始される。な
お、移動局11においては、図3におけるP35でスタ
ートさせた予約タイマで使用されるタイムアウト時間
は、待ち受け状態になり、本手順が開始される前の手順
における下り制御チャネル上で、基地局(A)3より入手
するか、図3におけるP31の予約可能メッセージ(そ
れ以降P32,P33の予約可能メッセージも含む)に
含ませることで入手するものとする。
【0027】図4は、図1に示されるシステムにおける
移動局11が通信チャネルの予約をしたが、基地局(A)
3内の登録タイマと、移動局11内のタイマがタイムア
ウトし、予約が抹消される場合の手順を示した図である
(なお、図4中、P41〜P45として移動局と基地局
との間で行われる通信手順それぞれを示す)。まず、基
地局(A)3は、予約を受け付けたとした時に、その移動
局を複数登録しておく登録予約記憶手段に、まだ登録が
できるという状況にある場合に限り、下り制御チャネル
上に、予約可能メッセージを、ブロードキャスト・メッ
セージとして送信する(P41)。これは、登録ができ
る限り、予め決められた通知時間インターバルをもっ
て、間欠的に送信し続ける(P41〜P43)。一方、
すでに下り制御チャネルにより、基地局(A)3からシス
テム情報を入手し、待ち受けの状態にあり、ブロードキ
ャスト・メッセージとして送信された予約可能メッセー
ジを受信した移動局11は、現在、通信チャネルの予約
ができることを、ユーザに対してLCD等の表示手段を
使い通知する。ここで、この通知時間インターバルの間
隔で予約可能メッセージを受信できなくなった段階で、
移動局11はユーザに対してLCD等の表示手段を使
い、予約ができないことを通知する。予約ができる状態
の移動局11において、ユーザより予約をする指示を受
けたなら、ユーザがその時に通信したい相手先の電話番
号を入力することで、予約メッセージを相手先電話番号
を含めて、上り制御チャネル上に、基地局(A)3へ送信
し(P44)、同時に、予約可能であることを示した表
示を終了する。なお、図4では、P41の予約可能メッ
セージからP43の予約可能メッセージまでを受信し、
予約指示をしている。
【0028】図4におけるP44の予約メッセージを受
信した基地局(A)3は、そのメッセージより移動局11
の端末識別番号と、相手先電話番号を対応させ、予約登
録記憶手段に記憶させると同時に、それに対応する登録
タイマをスタートさせる。この時、予約登録記憶手段に
記憶される移動局11が複数ある場合に、それぞれ接続
のための優先順位が付加され、その後の空きチャネル発
生時の接続順序がこれにより管理される。基地局(A)3
は、予約登録記憶手段に、移動局11を記憶すると直ぐ
に、移動局11に対して下り制御チャネル上で、登録済
みメッセージを送信する(P45)。移動局11におい
て、P45で送信した登録済みメッセージを受信すれ
ば、基地局(A)3中の登録タイマと同じタイムアウト時
間を持った予約タイマをスタートさせると同時に、ユー
ザに対して、LCD等の表示装置、又は、スピーカ等の
通知手段を使用し、予約が完了したことを通知する。
【0029】次に、基地局(A)3においては、通信チャ
ネルの空きが生じない状態が続いている間に、移動局1
1に対応する登録タイマがタイムアウトすることにな
り、その場合に、移動局11に関し、予約登録記憶手段
において行った登録を抹消する。一方、移動局11で
は、予約タイマがタイムアウト(基地局内の登録タイマ
と同じタイムアウト時間)すると、ユーザに対してLC
D等の表示装置、または、スピーカ等の通知手段を使用
して、予約が終了したことを通知すると同時に、予約済
みの通知も終了させる。なお、移動局11においては、
P45でスタートする予約タイマで使用されるタイムア
ウト時間は、待ち受け状態になった時、すなわち、本例
では、この手順が開始される前の手順、における下り制
御チャネル上で、基地局(A)3より入手するか、P41
で送信される予約可能メッセージ(それ以降のP42,
P43の予約可能メッセージも含む)に含ませることで
入手するものとする。
【0030】図5は、図1に示されるシステムにおける
移動局11が通信チャネルの予約をし、自動的に接続が
開始されたのに対し、移動局11が呼に応答せずにタイ
ムアウトし、接続が中断される場合の手順を示した図で
ある(なお、図5中、P51〜P57として移動局と基
地局との間で行われる通信手順それぞれを示す)。ま
ず、基地局(A)3は、予約を受け付けたとした時に、そ
の移動局を複数登録しておく予約登録記憶手段に、まだ
登録ができるという状況にある場合に限り、下り制御チ
ャネル上に、予約可能メッセージを、ブロードキャスト
・メッセージとして送信する(P51)。これは、登録
ができる限り、予め決められた通知時間インターバルを
もって間欠的に送信し続ける(P51〜P53)。一
方、すでに下り制御チャネルにより、基地局(A)3から
システム情報を入手し、待ち受けの状態にあり、ブロー
ドキャスト・メッセージされた予約可能メッセージを受
信した移動局11は、現在、通信チャネルの予約ができ
ることをユーザに対して、LCD等の表示装置を使い通
知する。ここで、この通知時間インターバルの間隔で、
予約可能メッセージを受信できなくなった段階で、移動
局11は、ユーザに対してLCD等の表示手段を使い、
予約ができないことを通知する。予約ができる状態の移
動局11において、ユーザより予約をする指示を受けた
なら、ユーザが、その時に通信したい相手先の電話番号
を入力することで、予約メッセージを相手先電話番号を
含めて、上り制御チャネル上に、基地局(A)3へ送信し
(P54)、同時に、予約可能であることを示した表示
を終了する。なお、図5では、P51の予約可能メッセ
ージからP53予約可能メッセージまでを受信し、予約
指示をしている。
【0031】P54で送信された予約メッセージを受信
した基地局(A)3は、そのメッセージにより移動局11
の端末識別番号と相手先電話番号を対応させ、予約登録
記憶手段に記憶させると同時に、それに対応する登録タ
イマをスタートさせる。この時、予約登録記憶手段に記
憶される移動局11が複数ある場合に、それぞれ接続の
ための優先順位が付加され、その後の空きチャネル発生
時の接続順序がこれにより管理される。基地局(A)3
は、予約登録記憶手段に移動局11を記憶すると直ぐ
に、移動局11に対して、下り制御チャネル上で、登録
済みメッセージを送信する(P55)。移動局11にお
いて、P55で送信した登録済みメッセージを受信すれ
ば、基地局(A)3中の登録タイマと同じタイムアウト時
間を持った予約タイマをスタートさせると同時に、ユー
ザに対して、LCD等の表示装置、又は、スピーカ等の
通知手段を使用し、予約が完了したことを通知する。
【0032】一方、基地局(A)3において、通信チャネ
ルが空いた段階で、予約登録記憶手段に登録されている
優先順位が一番高い移動局に対する接続を開始する(こ
の場合は、移動局11が一番高い)。この接続開始時
に、基地局(A)3は、まず、対応する相手先電話番号へ
の網接続を開始し、同時に、移動局11に対して、下り
制御チャネル上で、接続開始メッセージを送信する(P
56)。なお、このメッセージには、空いた通信チャネ
ルのチャネル識別番号を含めて送信する。また、同時
に、基地局(A)3は、呼び出しタイマをスタートさせ
る。次に、移動局11では、接続開始メッセージを受信
すると、ユーザに対してスピーカ等の通知手段を使って
相手先への接続が開始されたことを通知し、同時に割り
当てられた通信チャネルを確保する。この段階(P5
6)では、相手先においても呼び出しがかかるが、移動
局11と、相手先において応答がなかった場合、もしく
は、上述した図3に示される手順においてと同様に相手
先が先に応答したものの、その後、移動局11において
応答がない場合は、呼び出しタイマが予め決められたタ
イムアウト時間に達したところで、基地局(A)3は、下
り通信チャネル上に、移動局11へ接続中止メッセージ
を送信する(P57)と共に、相手先への接続も中止す
る(図示せず)。
【0033】一方、移動局11においては、P57で送
信された接続中止メッセージを受信すると、ユーザに対
してLCD等の表示装置、または、スピーカ等の通知手
段を使用し、予約が抹消されたことを通知すると共に、
予約接続に関する呼び出しを終了する。なお、移動局1
1においては、予約タイマで使用されるタイムアウト時
間は、待ち受け状態となり、本手順が開始される前の手
順における下り制御チャネル上で、基地局(A)3より入
手するか、P51の予約可能メッセージ(それ以降の予
約可能メッセージも含む)に含ませることで入手するも
のとする。
【0034】図6は、移動局11が通信チャネルの予約
をしたが、移動局11において、予約の取り消しの指示
があって、予約が取り消される場合の手順を示した図で
ある(なお、図6中、P61〜P67として移動局と基
地局との間で行われる通信手順それぞれを示す)。ま
ず、基地局(A)3は、予約を受け付けたとした時に、そ
の移動局を複数登録しておく予約登録記憶手段に、まだ
登録ができる状況にある場合に限り、下り制御チャネル
上に、予約可能メッセージを、ブロードキャスト・メッ
セージとして送信する(P61)。これは、登録ができ
る限り、予め決められた通知時間インターバルをもって
間欠的に送信し続ける(P61〜P63)。一方、すで
に下り制御チャネルにより基地局(A)3からシステム情
報を入手し、待ち受けの状態にあり、ブロードキャスト
・メッセージされた予約可能メッセージを受信した移動
局11は、現在、通信チャネルの予約ができることをユ
ーザに対して、LCD等の表示手段置を使い通知する。
ここで、この通知時間インターバルの間隔で、予約可能
メッセージを受信できなくなった段階で、移動局11
は、ユーザに対してLCD等の表示手段を使い、予約が
できないことを通知する。予約ができる状態の移動局1
1において、ユーザより予約をする指示を受けたなら、
ユーザがその時に通信したい相手先の電話番号を入力す
ることで、予約メッセージを相手先電話番号を含めて、
上り制御チャネル上に、基地局(A)3へ送信し(P6
4)、同時に、予約可能であることを示した表示を終了
する。なお、図6では、P61の予約可能メッセージか
らP63の予約可能メッセージまでを受信し、予約指示
をしている。
【0035】P64で送信される予約メッセージを受信
した基地局(A)3は、そのメッセージより移動局11の
端末識別番号と、相手先電話番号を対応させ、予約登録
記憶手段に記憶させると同時に、それに対応する登録タ
イマをスタートさせる。この時、予約登録記憶手段に記
憶される移動局11が複数ある場合に、それぞれ接続の
ための優先順位が付加され、その後の空きチャネル発生
時の接続順序がこれにより管理される。基地局(A)3
は、予約登録記憶手段に、移動局11を記憶すると直ぐ
に、移動局11に対して、下り制御チャネル上で、登録
済みメッセージを送信する(P65)。移動局11にお
いて、P65で送信した登録済みメッセージを受信すれ
ば、基地局(A)3中の登録タイマと同じタイムアウト時
間を持った予約タイマをスタートさせると同時に、ユー
ザに対して、LCD等の表示装置、又は、スピーカ等の
通知手段を使用し、予約が完了したことを通知する。
【0036】次に、まだ、基地局(A)3において、通信
チャネルの空きが生じない場合に、移動局11におい
て、ユーザより、予約の取り消しの指示があれば、移動
局11は、上り制御チャネル上に、基地局(A)3へ予約
取り消しメッセージを送信する(P66)。一方、基地
局(A)3おいて、P66で送信される予約取り消しメッ
セージを受信すれば、予約登録記憶手段に登録されてい
る移動局11に関する登録を抹消し、すぐに下り制御チ
ャネル上に、移動局11へ予約取り消し済みメッセージ
を送信する(P67)。移動局11において、P67で
送信される予約取り消し済みメッセージを受信すれば、
ユーザに対して、LCD等の表示装置、または、スピー
カ等を使用し、予約が取り消されたことを通知すると共
に、P65で始めた予約済みであることの通知を終了す
る。なお、移動局11においては、P65でスタートす
る予約タイマで使用されるタイムアウト時間は、待ち受
け状態となり、本手順が開始される前の手順における下
り制御チャネル上で、基地局(A)3より入手するか、P
61で送信される予約可能メッセージ(それ以降のP6
2,P63の予約可能メッセージも含む)に含ませるこ
とで入手するものとする。
【0037】また、図7は、図1に示されたシステムに
おける移動局11が通信チャネルの予約をした後に、隣
接の基地局が構成するセルにハンドオフする場合の手順
を示した図である(なお、図7中、P71〜P76とし
て移動局と基地局との間で行われる通信手順それぞれを
示す)。まず、基地局(A)3は、予約を受け付けたとし
た時に、その移動局を複数登録しておく予約登録記憶手
段に、まだ登録ができる状況にある場合に限り、下り制
御チャネル上に、予約可能メッセージを、ブロードキャ
スト・メッセージとして送信する(P71)。これは登
録ができる限り、予め決められた通知時間インターバル
をもって間欠的に送信し続ける(P71〜P73)。一
方、すでに下り制御チャネルにより、基地局(A)3から
システム情報を入手し、待ち受けの状態にあり、ブロー
ドキャスト・メッセージされた予約可能メッセージを受
信した移動局11は、現在、通信チャネルの予約ができ
ることを、ユーザに対して、LCD等の表示手段を使い
通知する。ここで、この通知時間インターバルの間隔で
予約可能メッセージを受信できなくなった段階で、移動
局はユーザに対してLCD等の表示手段を使い、予約が
できないことを通知する。予約ができる状態の移動局1
1において、ユーザより予約をする指示を受けたなら、
ユーザがその時に通信したい相手先の電話番号を入力す
ることで、予約メッセージを、相手先電話番号を含め
て、上り制御チャネル上に、基地局(A)3へ送信し(P
74)、同時に、予約可能であることを示した表示を終
了する。なお、図7では、P71の予約可能メッセージ
からP73の予約可能メッセージまでを受信し、予約指
示をしている。
【0038】P74のメッセージを受信した基地局(A)
3は、そのメッセージより移動局11の端末識別番号
と、相手先電話番号を対応させ、予約登録記憶手段に記
憶させると同時に、それに対応する登録タイマをスター
トさせる。この時、予約登録記憶手段に記憶される移動
局11が複数ある場合に、それぞれ接続のための優先順
位が付加され、その後の空きチャネル発生時の接続順序
がこれにより管理される。基地局(A)3は、予約登録記
憶手段に、移動局11を記憶すると直ぐに、移動局11
に対して、下り制御チャネル上で、登録済みメッセージ
を送信する(P75)。移動局11において、P75で
送信した登録済みメッセージを受信すれば、基地局(A)
3中の登録タイマと同じタイムアウト時間を持った予約
タイマをスタートさせると同時に、ユーザに対して、L
CD等の表示装置、又は、スピーカ等の通知手段を使用
し、予約が完了したことを通知する。
【0039】移動局11において、この予約が接続を待
っている状態で、隣接のセルに移動した場合に(この場
合、基地局(B)5が構成するセル(B)6)、基地局(A)
3は、下り通信チャネル上に、基地局(B)5にハンドオ
フするように指示するハンドオフ指示メッセージを、移
動局11に送信する(P76)と同時に、制御局2の指
示により、移動局11に関する通信チャネル予約の情報
である予約登録記憶手段に記憶されているデータを基地
局(B)5の予約登録記憶手段に移動させる。この時点
で、基地局(B)5では、移動局11に関する。対応する
登録タイマをスタートさせる。また、移動された登録情
報の中の優先順位に関しては、移動時に変更される。一
方、移動局11において、P76で送信されたハンドオ
フ指示メッセージを受信すれば、直ぐに、指示された基
地局(B)5に同調すると同時に、既にスタートしていた
予約タイマをリセットし、新たに、予約に対しての接続
の待ち受けの状態になる。なお、基地局(B)5におい
て、移動局11がハンドオフを実行した場合に、通信チ
ャネルが既に空いている場合には、P76のハンドオフ
指示メッセージが送信された後は、直ぐに接続開始メッ
セージが、基地局(B)5より下り制御チャネル上に、移
動局11へ送信される。つまり、この状態においての動
作は、上述した図2におけるP21で送信される開始メ
ッセージ、上述した図3におけるP31で送信される接
続開始メッセージ、上述した図5におけるP56で送信
される接続開始メッセージの送信以降の手順と同じ手順
が実行される。
【0040】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:通信チャネル
が飽和した時に、移動局が通信チャネルの予約をするこ
とができ、前記通信チャネルが空き次第、希望する相手
先へ、自動的に接続が開始され、それぞれの端末が応答
することで、即座に通信が開始できる。また、本発明に
よる通信チャネル予約の手順は、既存の移動体通信シス
テムにおいて、ソフトウェアの変更により実行すること
ができる。
【0041】請求項2に対応する効果:請求項1の効果
に加えて、一定間隔でブロードキャストされる予約可能
メッセージを一定間隔で受信できない場合に、動作手順
を行わないようにしているので、通信チャネルの予約を
確実に行うことができる。
【0042】請求項3に対応する効果:請求項1の効果
に加えて、基地局では複数の予約を受付けることがで
き、しかも、優先順位に従って接続することにより、利
用者の要求に応えることが可能となる。
【0043】請求項4に対応する効果:請求項1及び3
の効果に加えて、予約データの登録を予め決められたタ
イムアウト時間内で行い、その後、削除することによ
り、無駄なく予約データが保持され、予約機能を有効に
働かせることが可能となる。
【0044】請求項5,6及び7に対応する効果:請求
項1及び3の効果に加えて、ユーザは予約完了を知るこ
とができ、これまでの手順を再度行うための余計な操作
を必要とせず、接続を待つだけでよく、また、予約の登
録のタイムアウトに合わせて予約が取り消されたことを
知ることができ、無駄な時間を費やすこともない。ま
た、上記したタイムアウト時間を基地局がパラメータと
して送信することにより、基地局が把握する通信条件で
予約機能を設定することができ、システムの利用効率を
向上させる。
【0045】請求項8に対応する効果:請求項1,3及
び5の効果に加えて、基地局から相手先への発呼をタイ
マで管理し、タイムアウトで発呼を強制的に終了し、そ
れを移動局の発呼者(ユーザ)に知らせることにより、
ユーザの待ち時間を少なくするとともに、通話チャネル
を無駄に使うことがない。
【0046】請求項9に対応する効果:請求項1,3,
4,5,6,7及び8の効果に加えて、移動局が一の基
地局から他の基地局へハンドオフした場合にも、予約デ
ータセットがハンドオフ先に移動するので、それまで行
った予約が失なわれることもなく引き継がれ、ハンドオ
フを実行した場合にも有効に予約動作が行われるので、
再三の発呼の煩わしさが解消,緊急時の発呼に効果的
で、移動局(ユーザ)の動作が省力化される。
【0047】請求項10及び11に対応する効果:請求
項1,3及び5の効果に加えて、予約済みであっても予
約を取り消すことができ、ユーザの要求を満足し、ま
た、無駄なシステムの動作を行わずに済み、望ましいシ
ステムとなり、また、この場合に、取り消しをユーザが
確認することができるので、より完成度の高いシステム
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信チャネル予約機能を備えた移
動体通信システムの一実施形態の概略構成図である。
【図2】本発明による図1の実施形態において、通信チ
ャネル予約機能として移動局が先に呼に応答する場合の
手順と動作状態の遷移を示した概念図である。
【図3】本発明による図1の実施形態において、通信チ
ャネル予約機能として相手先端末が先に呼に応答する場
合の手順と動作状態の遷移を示した概念図である。
【図4】本発明による図1の実施形態において、通信チ
ャネル予約機能として予約登録後にタイムアウトして、
予約が取り消される場合の手順と動作状態の遷移を示し
た概念図である。
【図5】本発明による図1の実施形態において、通信チ
ャネル予約機能として移動局が呼び出しに応答せず、呼
が終了する場合の手順と動作状態の遷移を示した概念図
である。
【図6】本発明による図1の実施形態において、通信チ
ャネル予約機能として移動局で予約が取り消される指示
があり、予約が取り消される場合の手順と動作状態の遷
移を示した概念図である。
【図7】本発明による図1の実施形態において、通信チ
ャネル予約機能として移動局が予約登録した後にハンド
オフをする場合の手順と動作状態の遷移を示した概念図
である。
【符号の説明】
1…公衆電話網、2…制御局、3…基地局(A)、4…セ
ル(A)、5…基地局(B)、6…セル(B)、7…基地局
(C)、8…セル(C)、9…基地局(D)、10…セル
(D)、11…移動局。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話網に接続される複数の基地局
    と、前記基地局のセルに収容される移動局と、前記複数
    の基地局を制御し、前記移動局を前記公衆電話網及び前
    記移動局間同士を網接続する制御局からなる移動体通信
    システムにおいて、前記移動局からの発呼時に、通信チ
    ャネルが全て使用中で割り当てる通信チャネルが存在し
    ない場合に、発呼する前記移動局及び通信チャネルを確
    保しようとする前記基地局において、下記の手順、 (手順1)基地局は通信チャネルが全て使用されている
    場合に、下りチャネル上で通信チャネルの予約が可能な
    状態にあることを意味するメッセージをブロードキャス
    ト・メッセージとして送信する (手順2)前記ブロードキャスト・メッセージを受信し
    た待ち受け状態にある移動局は、通信チャネルの予約が
    可能な状態にあることを、その場でユーザに通知する (手順3)通信チャネルの予約が可能な状態にあること
    を知った前記移動局は、上り制御チャネル上で通信した
    い相手先の電話番号を含んだ、通信チャネルの予約を要
    求する予約メッセージを、前記ブロードキャスト・メッ
    セージを送信した基地局へ送信する (手順4)前記予約メッセージを受信した基地局は、通
    信チャネルが空いた時点で、前記予約メッセージを発信
    した移動局の識別データと前記相手先電話番号からなる
    予約データセットを予約登録記憶手段に記憶する (手順5)前記予約登録記憶手段に記憶データを有する
    基地局は、他の通信中の移動局が通信を終了し、通信チ
    ャネルに空きが生じた場合に、前記予約登録記憶手段に
    記憶された前記移動局に対して、下り制御チャネル上で
    前記空いた通信チャネルの識別番号と共に、該移動局が
    予約した相手先への発呼が開始されたことを意味するメ
    ッセージを送信すると同時に、前記相手先に対しての網
    接続を開始する (手順6)予約した相手先への発呼が開始されたことを
    意味する前記メッセージを受信した前記移動局は、前記
    予約した相手先に対しての発呼が開始されたことをその
    場でユーザに通知し、前記空いた通信チャネルの識別番
    号によって対応する通信チャネルを確保する (手順7)前記予約した相手先に対する発呼が開始され
    たことを知った前記移動局は、ユーザがそれに応答した
    場合、確保した前記通信チャネル上で予約した相手先へ
    の接続に応答することを意味するメッセージを前記基地
    局へ送信する (手順8)前記基地局は、前記予約した相手先への発呼
    に対する相手先よりの応答が、前記移動局からの予約し
    た相手先への接続に応答することを意味するメッセージ
    の受信よりも早かった場合、発呼者が予約通信を要求
    し、応答待ちの状態にあることを意味するメッセージを
    前記相手先へ送信する (手順9)前記移動局からの予約した相手先への接続に
    応答することを意味するメッセージの受信より遅く予約
    した相手先への発呼に対する相手先からの応答を受信し
    た場合に、前記相手先からの応答があった時点で、前記
    基地局は前記通信チャネル上で前記移動局へ、通信が開
    始されることを意味するメッセージを送信する (手順10)前記手順7〜9において、前記接続に応答
    することを意味するメッセージを前記基地局が受信した
    時点、もしくは、前記通信が開始されることを意味する
    メッセージを前記移動局が受信した時点で、前記移動局
    と前記相手先の通信が開始され、前記移動局において、
    接続に応答することを意味するメッセージを送信した段
    階で通信が開始されない時は、前記通信が開始されるこ
    とを意味するメッセージを受信するまでの間、移動局に
    おいて、相手先が応答待ちであることをユーザに通知す
    る を実行する機能を備えることにより、確保すべき通信チ
    ャネルの予約を行い、通信チャネルが空いた時点で即時
    に通信チャネルを割り当てることができる通信チャネル
    予約機能を備えた移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記移動局は、前記基地局から予め決め
    られた一定間隔で送信される、通信チャネルの予約が可
    能な状態にあることを意味するメッセージを、前記一定
    間隔で受信できなくなった段階で、予約ができないこと
    をユーザに通知する手順を用いるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の通信チャネル予約機能を備えた移
    動体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記予約登録記憶手段に優先順位を付け
    て複数の前記予約データを記憶し、前記基地局の通信チ
    ャネルが空いた段階で、前記優先順位に従って順次通信
    チャネルを割り当て、接続するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の通信チャネル予約機能を備えた移動
    体通信システム。
  4. 【請求項4】 前記予約登録記憶手段に記憶される前記
    予約データセットが記憶された時点で、各タイマをスタ
    ートさせ、該タイマの計時が予め決められたタイムアウ
    ト時間に達した前記予約データセットを前記予約登録記
    憶手段から、削除することを特徴とする請求項1又は3
    記載の通信チャネル予約機能を備えた移動体通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記予約登録手段に前記予約データセッ
    トを記憶した時点において、前記基地局が予約完了を意
    味するメッセージを下り制御チャネル上で前記移動局へ
    送信し、前記予約完了を意味するメッセージを受信した
    前記移動局は、その場で予約が正常にされたことをユー
    ザに通知する手順を用いるようにしたことを特徴とする
    請求項1又は3記載の通信チャネル予約機能を備えた移
    動体通信システム。
  6. 【請求項6】 前記移動局が前記予約完了を意味するメ
    ッセージを受信した時点において、タイマをスタートさ
    せ、前記基地局における前記予め決められたタイムアウ
    ト時間と同時間が経過した時点で、予約が取り消された
    ことをユーザに通知する手順を用いるようにしたことを
    特徴とする請求項5記載の通信チャネル予約機能を備え
    た移動体通信システム。
  7. 【請求項7】 前記予め決められたタイムアウト時間
    を、前記移動局が待ち受け状態になるまで及び/又は該
    移動局が予約手順を行うまでに行う手順の中で、パラメ
    ータとして前記基地局が、下り制御チャネルで送信する
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の通信チャネ
    ル予約機能を備えた移動体通信システム。
  8. 【請求項8】 前記基地局は、前記予約した相手先への
    発呼を開始した時点において、タイマをスタートさせ、
    前記予約した相手先への発呼が開始されたことを意味す
    るメッセージを受信した前記移動局が前記予約した相手
    先への接続にユーザが応答する前に予め決められたタイ
    ムアウト時間に達した時点で、前記基地局は前記移動局
    への呼び出しを終了する意味のメッセージを通信チャネ
    ル上で、前記移動局へ送信し、前記移動局が前記呼び出
    しを終了する意味のメッセージを受信した時に、その場
    で前記相手先への発呼が強制的に終了したことをユーザ
    に通知する手順を用いるようにしたことを特徴とする請
    求項1又は3又は5記載の通信チャネル予約機能を備え
    た移動体通信システム。
  9. 【請求項9】 一の基地局における前記予約登録記憶手
    段に記憶された移動局が、他の基地局にハンドオフした
    場合に、前記制御局がハンドオフ先の前記他の基地局の
    予約登録記憶手段に、前記移動局の予約データセットを
    移動し、ハンドオフを伴う場合でも予約登録以降の予約
    手順を行うようにしたことを特徴とする請求項1又は3
    又は4又は5又は6又は7又は8記載の通信チャネル予
    約機能を備えた移動体通信システム。
  10. 【請求項10】 前記予約登録記憶手段に記憶されてい
    る予約済みの移動局について、ユーザの指示によりその
    予約の取り消しを意味するメッセージを通信チャネル上
    で前記基地局へ送信し該予約の取り消しを意味するメッ
    セージを受信した前記基地局は、前記予約登録記憶手段
    に記憶されている前記移動局の予約データセットを削除
    する手順を用いるようにしたことを特徴とする請求項1
    又は3又は5記載の通信チャネル予約機能を備えた移動
    体通信システム。
  11. 【請求項11】 前記予約の取り消しを意味するメッセ
    ージの受信により前記予約登録記憶手段に記憶されてい
    る移動局の予約データセットを削除した前記基地局は、
    予約が取り消されたことを意味するメッセージを、通信
    チャネル上で前記移動局へ送信し、そのメッセージを受
    信した前記移動局は、前記予約が取り消されたことを、
    その場でユーザに通知する手順を用いるようにしたこと
    を特徴とする請求項10記載の通信チャネル予約機能を
    備えた移動体通信システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6349210B1 (en) 1999-11-12 2002-02-19 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Method and apparatus for broadcasting messages in channel reservation communication systems
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