JPH11323524A - 溶融めっき金属線およびその製造方法 - Google Patents

溶融めっき金属線およびその製造方法

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JPH11323524A
JPH11323524A JP532499A JP532499A JPH11323524A JP H11323524 A JPH11323524 A JP H11323524A JP 532499 A JP532499 A JP 532499A JP 532499 A JP532499 A JP 532499A JP H11323524 A JPH11323524 A JP H11323524A
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Toru Yaza
徹 矢座
Tomio Kizuwa
富夫 木津和
Yoshiyuki Sasaki
佳行 佐々木
Junichi Kodama
順一 児玉
Yoshihisa Otsu
芳久 大津
Hiromi Aramaki
広美 荒巻
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Kokoku Steel Wire Ltd
Nippon Steel Corp
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Kokoku Steel Wire Ltd
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸線工程および/または焼鈍工程を省略する
ことができて、伸線電力や焼鈍燃料が不要となり、大幅
な省エネルギー効果を可能とし、生産ラインの簡略化や
製造コストの低減を図ることができるとともに、伸線電
力や焼鈍燃料が不要なことによって有害ガスの発生等を
少なくして環境にも優しい画期的な溶融めっき金属線お
よびその製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 芯材の金属線の周囲に溶融めっき層を有
する溶融めっき金属線において、該溶融めっき金属線の
外径の寸法精度が芯材の金属線の寸法精度より高いこと
を特徴とする溶融めっき金属線、および、熱間圧延金属
線を、未伸線状態および/または未焼鈍状態でめっき前
処理して、溶融めっきすることを特徴とする、前記溶融
めっき金属線の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融めっき金属線
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】耐食性を向上させるために、鉄線等の金
属線の表面に亜鉛や亜鉛−アルミニウム合金等を溶融め
っきした溶融めっき金属線が従来から各分野で使用され
ている。この溶融めっき金属線の従来法による製造工程
を、溶融めっき鉄線の場合を例にして、図5、図6を用
いて以下に説明する。まず、図5に示すように、熱間圧
延された軟鋼線材100をバッチ式の酸洗槽101に浸
漬して表面のスケールを除去したのち、一旦伸線機10
2に通し、所定の線径公差となるように伸線する。
【0003】つぎに、図6に示すように、この伸線によ
って得られた伸線加工線材103を焼鈍炉104を通し
たのち、インライン酸洗槽105、水洗槽106、フラ
ックス槽107、乾燥機108を通して前処理する。そ
して、前処理済の加工線材103を溶融めっき槽109
に通して、加工線材103の周囲に溶融亜鉛を付着させ
たのち、搾り部110で余分な溶融金属を絞ったのち、
冷却部111で冷却して溶融金属を固化させて溶融めっ
き鉄線112を製造するようになっている。
【0004】このようにして製造される溶融めっき鉄線
のうち、たとえば、JIS G 3547のφ5.0mm
の亜鉛めっき鉄線SWMGS−G7(付着量400g/
2以上)は、最終製品の線径の規格許容差が±0.1
2mmに規定されている。また、通常このような亜鉛めっ
き鉄線の原料線材として使用されているJISG 35
05(1996)の軟鋼線材は、線径公差が±0.4mm
で偏径差が0.64mm以下と規定されている。また、J
IS G 3532では、JIS G 3505に適合
した軟鋼線材を伸線または冷間圧延して製造する鉄線に
対して、寸法精度を製品径3.20mmを越え6.00mm
以下の場合±0.08mm以内、製品径6.00mmを越え
る場合±0.10mm以内と規定されている。
【0005】したがって、JIS G 3505の軟鋼
線材をそのまま使用して亜鉛めっきしたのでは、最終の
亜鉛めっき鉄線の線径公差を規格線径公差の±0.12
mmにすることが難しく、めっき金属線の製造工程には、
熱間圧延金属線の伸線等の冷間加工および/またはそれ
に伴う加工硬化を元に戻すための焼鈍処理が不可欠なも
のと考えられてきた。上述の例では、軟鋼線材を製品規
格の線径公差近辺になるように伸線するとともに、この
伸線によって得られた伸線加工線材103を焼鈍炉10
4を通して焼鈍し伸線加工による加工硬化を元に戻した
のち、インライン酸洗槽101、水洗槽106、フラッ
クス槽107、乾燥機108を通して前処理するように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、亜鉛めっき金
属線の用途によっては、熱間圧延された金属線材にめっ
き前処理のみを施してそのままめっきを行っても、引っ
張り強さ、伸び率%、ねじり特性等の機械的性質が十分
に満足なものを得ることができる場合も多い。したがっ
て、このような場合は、伸線および焼鈍の実施は、めっ
き設備以外に、伸線装置や焼鈍炉が必要であるととも
に、伸線工程における線材の処理速度が大きく、焼鈍工
程での線材の処理速度とが大きく違うため、焼鈍工程
と、めっき工程とを1ラインにしたとしても、伸線工程
は、別のラインに分けなければならないため、設備コス
トがかかりすぎるとともに、製造工程が煩雑であり、伸
線電力、焼鈍燃料と多くのエネルギーを使用すると言う
問題がある。
【0007】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
て、伸線工程および/または焼鈍工程を省略することが
できて、伸線電力や焼鈍燃料が不要となり、大幅な省エ
ネルギー効果を可能とし、生産ラインの簡略化や製造コ
ストの低減を図ることができるとともに、伸線電力や焼
鈍燃料が不要なことによって有害ガスの発生等を少なく
して環境にも優しい画期的な溶融めっき金属線およびそ
の製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決するために、鋭意検討した結果、溶融めっき金属
線の使用性能に及ぼす寸法精度としては、溶融めっき金
属線の外径の寸法精度が重要であり、芯材の金属線の寸
法精度は必ずしも高い必要はないことを新たに知見し
た。さらに、芯材の金属線の寸法精度にかかわらず、溶
融めっき槽直後に特殊な強制冷却法を実施すれば、溶融
めっき層による真円度の改善効果があることも新たに知
見した。本発明は、上記の新知見に基づいて完成したも
のであり、その要旨は、下記の通りである。 (1)芯材の金属線の周囲に溶融めっき層を有する溶融
めっき金属線において、該溶融めっき金属線の外径の寸
法精度が芯材の金属線の寸法精度より高いことを特徴と
する溶融めっき金属線。 (2)前記芯材の金属線の寸法精度が、±0.2mm以内
であることを特徴とする上記(1)に記載の溶融めっき
金属線。 (3)前記溶融めっき金属線の外径の寸法精度が、±
0.12mm以内であることを特徴とする上記(1)また
は(2)に記載の溶融めっき金属線。 (4)熱間圧延金属線を、未伸線状態および未焼鈍状
態、または、それらのうちのいずれか一方の状態でめっ
き前処理して、溶融めっきすることを特徴とする上記
(1)ないし(3)のいずれか1項に記載の溶融めっき
金属線の製造方法。 (5)前記熱間圧延金属線の寸法精度が、±0.2mm以
内であることを特徴とする上記(4)に記載の溶融めっ
き金属線の製造方法。 (6)溶融めっき槽出口に設けられた無酸化性ガスが供
給されるガス搾り部で、金属線の表面に付着した溶融金
属を所定の厚みに搾りつつ金属線を引き上げ、その直後
に、金属線の進行方向に略平行に流れる冷却空気の気流
内で、金属線表面の溶融金属を強制冷却することを特徴
とする上記(4)または(5)に記載の溶融めっき金属
線の製造方法。
【0009】本発明の芯材の金属線に使用できる金属に
は、鉄(軟鋼、特殊鋼)の他、アルミニウム、銅などや
それらの合金などが挙げられる。また、本発明の溶融金
属めっきに使用できる金属としては、亜鉛、アルミニウ
ム、亜鉛−アルミニウム合金などが挙げられる。図1
は、本発明にかかる溶融めっき金属線の断面形状を模式
的に示す図であり、溶融めっき金属線の外径の寸法精度
が芯材の金属線の寸法精度より高い状況を説明してい
る。芯材の金属線の寸法精度と溶融めっき金属線の外径
の寸法精度には相関関係があり、溶融めっき金属線の外
径の寸法精度をより高精度に、例えば±0.12mmにす
るためには、芯材の金属線の寸法精度を、製造にあたっ
ては熱間圧延金属線の寸法精度を±0.2mm以内とする
のが望ましい。また、めっき金属の種類、めっき時の線
速、めっきの付着量、線径等の各種条件によっても異な
るが、強制空冷工程で使用される冷却空気は、線材の周
面に付着した溶融金属を均等な圧力で全周から冷却でき
れば、特に限定されないが、流速10m/s〜60m/
sが一般的である。
【0010】すなわち、流速が、10m/sを下回る
と、付着金属の垂れ落ちを招き、60m/sを上回る
と、付着金属の飛散を招く恐れがある。なお、強制空冷
工程において、冷却効果を高めるため、空気に水を混合
し、ミスト冷却を行うようにしてもよい。さらに、めっ
き金属の種類等の各種条件によっても異なるが、めっき
時の線速、めっきの付着量、線径は、一般的に、めっき
時の線速が20〜80m/分、めっきの付着量が100
〜800g/m2 、線径が2.0〜10.0mmである。
【0011】また、無酸化性ガスとしては、特に限定さ
れないが、窒素ガス、炭化水素系ガス、発熱型雰囲気ガ
ス等が挙げられ、コスト面を考慮すると、発熱型雰囲気
ガスが好ましい。ここで、発熱型雰囲気ガスとは、都市
ガスあるいは天然ガスと、空気とを理論混合比よりも少
ない空気比で混合した混合ガスを燃焼させて得られる雰
囲気ガスであって、特に露点が−40℃以下になるまで
吸湿したものを用いることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図2は、本発明にか
かる溶融めっき金属線の製造方法について、溶融めっき
鉄線の場合を例にして、その実施の形態を説明する図で
ある。
【0013】図2に示すように、この製造方法は、ま
ず、±0.2mm以内の線径公差に予め熱間圧延された精
密圧延線材(以下、「精圧材」と記す)1aをサプライ
11から引き出し、引取り機21によって引き取るとと
もに、サプライ11と引取り機21との間に設けられた
メカニカルデスケーラー22によって表面のスケールを
除去したのち、直線機23で精圧材1aの曲がりを延ば
す。そして、引取り機21の後方に設けられたインライ
ン酸洗槽24で表面酸洗したのち、水洗槽25で酸を洗
浄し、さらに、フラックス槽26および乾燥機27を通
して前処理を行う。
【0014】つぎに、図2および図3に示すように、こ
の前処理済線材1bをガス搾り部4を備えた溶融めっき
槽3に入線させ、ガス搾り部4に供給された無酸化性ガ
スによって溶融金属を搾ったのち、この未固化溶融めっ
き線材1cをガス搾り部4の直上に設けられた強制空冷
装置5および水冷装置6によって冷却して未固化溶融め
っき線材1cの表面の溶融状態の金属を固化させて溶融
めっき鉄線1dを得るようになっている。
【0015】なお、ガス搾り部4は、図3に示すよう
に、都市ガスあるいは天然ガスと、空気とを理論混合比
よりも少ない空気比で混合した混合ガスを燃焼させて得
られる発熱型雰囲気ガスを水冷工程を経て露点が−40
℃以下になるまで冷凍して吸湿したものを無酸化性ガス
としてガス供給管41からガス搾り部4内に供給するよ
うになっている。また、強制空冷装置5は、図4に示す
ように、フラスコ状の圧力室51と、この上端開口部に
連接された通風筒52とを備え、圧力室51には中心軸
に沿って溶融金属層で被覆された未固化溶融めっき線材
1cが通過する内筒53が貫設されているとともに、側
面に加圧空気供給管54が接続されている。また、圧力
室51の上端開口部には、内筒53と外周壁との間に放
射状に複数の整流板55が設けられている。
【0016】すなわち、強制空冷装置5は、加圧空気供
給管54から圧力室51内に供給された加圧空気が整流
板55で整流されたのち、内筒53から通風筒52を通
って移動する未固化溶融めっき線材1cの進行方向に沿
った気流となって通風筒52内に送り込まれるようにな
っている。
【0017】一方、水冷装置6は、未固化溶融めっき線
材1cの両側から水をかけて強制空冷装置5によって強
制的に空冷されて凝固点近くまで冷却された溶融金属層
をさらに冷却し完全に固化させるようになっている。
【0018】この溶融めっき鉄線の製造方法は、上記の
ように、原料線材として±0.2mm以内の線径公差に予
め精密圧延加工された精圧材1aを用いることによっ
て、伸線工程および焼鈍工程を経ることなく前処理済線
材1bが得られ、この前処理済線材1bに溶融めっきを
施すようにしたので、伸線装置および焼鈍装置が不要に
なり、設備コストが低減できるとともに、伸線電力およ
び焼鈍燃料が不要となり、エネルギーコストが削減でき
る。しかも、伸線電力の発電や焼鈍時の加熱に使用され
る燃料の廃ガスによる環境汚染の問題も無くなる。
【0019】また、ガス搾り部4と水冷装置6との間に
強制空冷装置5が設けられ、溶融めっき槽3で前処理済
線材1bの表面に付着した溶融金属がガス搾り部4で所
定の量に搾られたのち、この所定量の溶融金属が付着し
た未固化溶融めっき線材1cが強制空冷装置5によって
直ちに強制冷却されるので、付着した溶融金属が垂れ落
ちることなく所定の付着量を確保した状態で、水冷装置
6のところまで移動する。
【0020】しかも、強制冷却装置5では、未固化溶融
めっき線材1cの表面に付着した溶融金属が、通風筒5
2で未固化溶融めっき線材1cの進行方向と平行な冷却
空気の気流内を通るため、周囲から均等な圧力が加わり
つつ空冷される。すなわち、溶融金属がその表面張力に
よって略真円状態を保ち外形を乱されることなく、凝固
点付近まで冷却されることによって、製品の偏径差が改
善される。したがって、前処理済線材1bが±0.2mm
以内の線径公差であっても、製品の線径公差が±0.1
2mm以内で規定のめっき量の溶融めっき層で被覆された
溶融めっき鉄線1dを正確に得ることができる。
【0021】本発明にかかる溶融めっき金属線およびそ
の製造方法は、上記の実施の形態に限定されない。たと
えば、上記の実施の形態では、伸線工程および焼鈍工程
をまったく行わなかったが、焼鈍が不要な程度の軽い伸
線や、伸線を行わず、焼鈍のみを必要に応じて行うよう
にしても構わない。
【0022】また、上記の実施の形態では、搾り部にガ
ス搾り装置を使用していたが、本発明が搾り手段をこれ
に限定するものではないことは明らかである。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の実施例をより詳しく説明す
る。
【0024】(実施例)ロットNo.1〜7の精圧材を
用い、上記実施の形態と同様の製造方法で、5.0mm1
0%アルミニウム−亜鉛合金めっき鉄線をそれぞれ製造
した。そして、各精圧材および得られためっき鉄線の上
端部および下端部の最大線径、最小線径および平均線径
と、めっき付着量を測定し、その結果を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】上記表1から原料線材の偏径差Rが0.2
3であったのに対し、製品の偏径差Rが0.093と半
減し、製品規格の線径公差が満足できていることがわか
る。すなわち、本発明の製造方法によれば、厚めっきさ
れた安定した線径のめっき鉄線が伸線や焼鈍を行うこと
なく得られることがよくわかる。
【0027】
【発明の効果】本発明にかかる溶融めっき鉄線およびそ
の製造方法は、以上のように構成されているので、伸線
工程および/または焼鈍工程を省略することができ、生
産ラインの簡略化や製造コストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる溶融めっき金属線の断面形状を
模式的に示す図である。
【図2】本発明にかかる溶融めっき鉄線の製造方法に使
用する製造ラインを模式的にあらわした模式図である。
【図3】図2の溶融めっき槽および冷却装置部分の拡大
図である。
【図4】強制空冷装置の断面図である。
【図5】従来の溶融めっき鉄線の製造方法に使用する製
造ラインであって、その前半部分を模式的にあらわした
模式図である。
【図6】図5の製造ラインの後半部分製造方法の後半部
分を模式的にあらわした模式図である。
【符号の説明】
1a…精密圧延線材 1b…前処理済線材 1c…未固化溶融めっき線材 1d…溶融めっき金属(鉄)線 1e…芯材(金属線) 1f…溶融めっき層 3…溶融めっき槽 4…ガス搾り部 5…強制空冷装置 6…水冷装置 11…サプライ 21…引取り機 22…メカニカルデスケーラー 23…直線機 24…インライン酸洗槽 25…水洗槽 26…フラックス槽 27…乾燥機 41…ガス供給管 51…圧力室 52…通風筒 53…内筒 54…加圧空気供給管 55…整流板 100…熱間圧延(軟鋼)線材 101…バッチ式酸洗槽 102…伸線機 103…伸線加工線材 104…焼鈍炉 105…インライン酸洗槽 106…水洗槽 107…フラックス槽 108…乾燥機 109…溶融めっき槽 110…ガス搾り部 111…冷却部 112…溶融めっき鉄線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 佳行 岩手県釜石市鈴子町23−15 新日本製鐵株 式会社釜石製鐵所内 (72)発明者 児玉 順一 岩手県釜石市鈴子町23−15 新日本製鐵株 式会社釜石製鐵所内 (72)発明者 大津 芳久 岩手県釜石市鈴子町23−15 新日本製鐵株 式会社釜石製鐵所内 (72)発明者 荒巻 広美 岩手県釜石市鈴子町23−15 新日本製鐵株 式会社釜石製鐵所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の金属線の周囲に溶融めっき層を有
    する溶融めっき金属線において、該溶融めっき金属線の
    外径の寸法精度が芯材の金属線の寸法精度より高いこと
    を特徴とする溶融めっき金属線。
  2. 【請求項2】 前記芯材の金属線の寸法精度が、±0.
    2mm以内であることを特徴とする請求項1に記載の溶融
    めっき金属線。
  3. 【請求項3】 前記溶融めっき金属線の外径の寸法精度
    が、±0.12mm以内であることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の溶融めっき金属線。
  4. 【請求項4】 熱間圧延金属線を、未伸線状態および未
    焼鈍状態、または、それらのうちのいずれか一方の状態
    でめっき前処理して、溶融めっきすることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の溶融め
    っき金属線の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱間圧延金属線の寸法精度が、±
    0.2mm以内であることを特徴とする請求項4に記載の
    溶融めっき金属線の製造方法。
  6. 【請求項6】 溶融めっき槽出口に設けられた無酸化性
    ガスが供給されるガス搾り部で、金属線の表面に付着し
    た溶融金属を所定の厚みに搾りつつ金属線を引き上げ、
    その直後に、金属線の進行方向に略平行に流れる冷却空
    気の気流内で、金属線表面の溶融金属を強制冷却するこ
    とを特徴とする請求項4または請求項5に記載の溶融め
    っき金属線の製造方法。
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