JPH11322382A - 仮焼設備 - Google Patents

仮焼設備

Info

Publication number
JPH11322382A
JPH11322382A JP13517698A JP13517698A JPH11322382A JP H11322382 A JPH11322382 A JP H11322382A JP 13517698 A JP13517698 A JP 13517698A JP 13517698 A JP13517698 A JP 13517698A JP H11322382 A JPH11322382 A JP H11322382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
burner
granular material
chamber
swirl chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13517698A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Ogawa
恵右 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP13517698A priority Critical patent/JPH11322382A/ja
Publication of JPH11322382A publication Critical patent/JPH11322382A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体原料を仮焼させるための燃料として難
燃性の燃料を使用できるようにする。 【解決手段】 グレートクーラからの二次空気22が渦
巻方向から導入されると共に下方よりロータリキルンか
らの排ガスが導入されるようにした渦巻室5の側壁に、
平面的に見て軸線Lの延長線がダクト14の中心で且つ
渦巻室5の略中心24を通りしかも二次空気22の入口
部25に向うよう、バーナ7を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料として難燃性
の石油コークスや無煙炭粉を使用し得るようにした仮焼
設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉粒体原料を予熱、仮焼、焼成の順に処
理してセメントクリンカ等を製造する場合には、仮焼炉
付予熱装置及びロータリキルン並にグレートクーラを組
合せた設備が広く利用されており、該設備の熱源として
は主として易燃性の炭種の微粉炭が使用されている。
【0003】而して、斯かる設備の一例は図7に示され
ている。
【0004】図7中、1は下部を逆載頭円錐形状に形成
され中間部を円筒状に形成され上部を載頭円錐形状に形
成された仮焼炉本体であり、該仮焼炉本体1の円筒状部
の外周には、予熱装置を形成する多数のサイクロンのう
ち下から2段目のサイクロン2で分離された粉粒体原料
3の一部を仮焼炉本体1内へ供給し得るよう、粉粒体原
料投入シュート4が接続されている。
【0005】5は仮焼炉本体1の下端に接続された平面
形状が渦巻状の渦巻室であり、該渦巻室5外周の最大外
径部には、渦巻室5の外周に対し接線方向へ向けて二次
空気22を送給し得るよう二次空気導入ダクト6が接続
されている。又渦巻室5の天井部5aには渦巻室5内で
燃料として微粉炭を燃焼させるための複数のバーナ7
が、仮焼炉本体1の下端縁部を包囲するよう円周方向へ
一定の間隔で配設されている。
【0006】而して、仮焼炉本体1及び渦巻室5並にバ
ーナ7により仮焼炉8が形成されている。
【0007】9は仮焼炉本体1の頂部に接続されたダク
トであり、該ダクト9の先端は、仮焼炉8と並べて配置
した最下段のサイクロン10の上側部に接続されてい
る。又サイクロン10の頂部には、排ガスを多段のサイ
クロンで形成された予熱装置へ送給するためのダクト1
1が接続され、サイクロン10の下端には、分離された
粉粒体原料12を下方へ案内する粉粒体原料投入シュー
ト13が接続されている。
【0008】14は渦巻室5の下方に略垂直状に配設さ
れたダクトであり、該ダクト14の上端は渦巻室5の底
面5bに接続されており、ダクト14の下端には粉粒体
原料投入シュート13から滑落して来た粉粒体原料12
が案内されるようにした傾斜案内面14aが形成されて
いる。
【0009】ダクト14下端の傾斜案内面14aの前方
には、傾斜案内面14aに案内されて供給された粉粒体
原料12を粉粒体原料移送方向D1下流側へ向け若干下
り傾斜に配置したロータリキルン15へ投入し得るよ
う、開口14bが形成されており、ダクト14の高さ方
向中途部には、サイクロン2からの粉粒体原料3の一部
をダクト14内へ投入し得るよう粉粒体原料投入シュー
ト16が接続されている。
【0010】粉粒体原料投入シュート4,16は上端で
合流し、略垂直状に配置した粉粒体原料案内シュート1
7を介して下から2段目のサイクロン2に接続されてい
る。而して、粉粒体原料投入シュート4と16の合流部
には、粉粒体原料投入シュート4,16へ夫々分配され
る粉粒体原料3の流量を調整するために、図8に示すご
とく、駆動装置18により左右へ回動し、粉粒体原料投
入シュート4,16上端の開口面積を調整し得るように
したダンパ19が配設されている。
【0011】20はロータリキルン15の粉粒体原料移
送方向D1下流側端部に配置されたバーナ、21はロー
タリキルン15の出口にバーナ20よりも下方に位置す
るよう設置され且つロータリキルン15で焼成されて生
成された高温クリンカを冷却するためのグレートクーラ
であり、該グレートクーラ21の上面には、前述の二次
空気導入ダクト6が接続され、高温クリンカを冷却する
ことにより生成された高温の空気は二次空気22として
渦巻室5へ供給し得るようになっている。
【0012】而して、仮焼炉8、ダクト14、二次空気
導入ダクト6、合流部にダンパ19を備えた粉粒体原料
投入シュート4,16により仮焼設備が形成されてい
る。
【0013】又、図中、23はロータリキルン15から
ダクト14へ排出される高温(約1100℃)の排ガス
である。
【0014】上述の従来設備においては、予熱装置にお
けるサイクロン2で分離された粉粒体原料3は、粉粒体
原料案内シュート17を落下してダンパ19で粉粒体原
料投入シュート4側と16側に分流され、一部の粉粒体
原料3は粉粒体原料投入シュート16を経てダクト14
へ投入され、残りの粉粒体原料3は粉粒体原料投入シュ
ート4を経て仮焼炉本体1内へ投入され、サイクロン1
0で分離された仮焼後の粉粒体原料12は粉粒体原料投
入シュート13、ダクト14の傾斜案内面14aを経て
開口14bからロータリキルン15内へ投入される。
【0015】一方、ロータリキルン15内で粉粒体原料
12を焼成した後、開口14bからダクト14内へ排出
された約1100℃の排ガス23はダクト14内を上昇
し、粉粒体原料投入シュート16より投入された粉粒体
原料3を同伴して約950℃まで温度が低下した状態で
渦巻室5へ導入され、グレートクーラ21で高温クリン
カを冷却することにより生成されて二次空気導入ダクト
6を通り渦巻室5へ導入された約750℃の二次空気2
2と合流する。なお、排ガス23の温度が約1100℃
から約950℃に下降するのは、排ガス23が粉粒体原
料投入シュート16から投入された粉粒体原料3を加熱
するためである。
【0016】渦巻室5で合流したガスは、粉粒体原料3
を同伴した状態で渦巻室5内を渦流となり上昇し、仮焼
炉本体1内へ導入される。この際、粉粒体原料3は、バ
ーナ7から噴射される燃料が渦巻室5内で燃焼すること
により生じた熱により加熱、仮焼されつつ仮焼炉本体1
内へ導入される。
【0017】又、仮焼炉本体1内では、渦巻室5からの
ガスに同伴された粉粒体原料3と、粉粒体原料投入シュ
ート4から投入された粉粒体原料3とが合流し、而して
合流した粉粒体原料3は、渦巻室5から導入された高温
のガスに同伴されて加熱、仮焼され、仮焼炉本体1から
ダクト9へ送出され、ダクト9を経てサイクロン10へ
導入される。
【0018】サイクロン10では、仮焼された粉粒体原
料はガスから分離され、粉粒体原料12として粉粒体原
料投入シュート13、ダクト14の傾斜案内面14aを
滑落してロータリキルン15へ投入され、又サイクロン
10で粉粒体原料の分離されたガスは頂部に設けたダク
ト11から排出されて予熱装置の多段のサイクロン及び
各サイクロンを接続するダクトへ送給され、各サイクロ
ンで分離されて落下して来る粉粒体原料を同伴、予熱す
る。而して、予熱装置で予熱された粉粒体原料は、下か
ら2段目のサイクロン2でガスから分離され、上述のご
とくダクト14及び仮焼炉本体1へ投入される。
【0019】サイクロン10からロータリキルン15へ
投入された粉粒体原料12は、ロータリキルン15内で
バーナ20から噴射された燃料が燃焼することにより生
じる熱により加熱、焼成されつつロータリキルン15内
を粉粒体原料移送方向D1下流側へ移動し、出口から高
温クリンカとしてグレートクーラ21へ送出される。
【0020】グレートクーラ21へ送出された高温クリ
ンカはグレートクーラ21へ導入される空気により冷却
され、製品クリンカとして更に下流側へ送られ、高温ク
リンカを冷却することにより加熱された空気は、上述の
ごとく二次空気22として二次空気導入ダクト6へ送出
される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の設備で使用する
燃料は易燃性の微粉炭であるが、近年難燃性の石油コー
クスや無煙炭粉(微粉炭)を燃料として使用したいとい
う要求がある。
【0022】而して、従来の設備では微粉炭は微粉炭搬
送用の空気と一緒にバーナ7から渦巻室5へ約40m/
sec.の速度で噴射される。
【0023】上述の設備では、易燃性(含有揮発分の多
い)微粉炭の噴射時には周囲温度や酸素濃度等の燃焼条
件が満たされていて、何ら支障はないが、難燃性(含有
揮発分の少ない)の無煙炭とかコークス粉を用いる場合
には、着火性や燃焼速度が低下して、燃焼遅れ(不完全
燃焼)が生じるため、現状設備のままでは適用できな
い。
【0024】又、バーナ7から渦巻室5へ斜め下方へ向
けて空気と共に比較的低速で噴射された燃料は、ダクト
14からの排ガス23に同伴され、反転して渦巻室5か
ら仮焼炉本体1へ送られるため(図9参照)、燃料は酸
素リッチ領域にほとんど滞留できず、従って燃焼の進捗
度が低く(燃焼の進捗度すなわち燃焼速度は酸素濃度に
比例する)、難燃性の燃料の場合には、燃焼が十分に行
われない。
【0025】更に、燃料を含む空気流はバーナ7から噴
射されてダクト14からの、粉粒体原料3を含む酸素濃
度3〜4%で温度約950℃の比較的低い温度の排ガス
23中に混じるため、燃焼速度が遅く、難燃性の燃料を
使用した場合は燃焼が十分に行われない。
【0026】本発明は上述の実情に鑑み、粉粒体原料仮
焼用の燃料として難燃性のものを使用した場合にも、燃
料の燃焼が円滑に行われるようにした仮焼設備を提供す
ることを目的としてなしたものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロータリキル
ンからの排ガスが上昇し得るようにしたダクトの上端
に、該ダクトからの排ガスが導入されるよう、平面的に
見て渦巻状に形成した渦巻室を接続し、該渦巻室の上部
に、渦巻室から導入されたガスにより粉粒体原料の仮焼
を行う仮焼炉本体を接続し、前記渦巻室に、前記ロータ
リキルンで焼成された粉粒体原料を冷却した後の空気を
前記渦巻室の渦巻に沿って導入し得るよう、空気導入ダ
クトを接続し、前記ダクト及び仮焼炉本体に、サイクロ
ンで分離した粉粒体を導入し得るよう、第1、第2の粉
粒体原料投入シュートを接続し、前記渦巻室の側壁に、
渦巻室内に燃料を噴射するバーナを設けた仮焼設備であ
って、前記バーナを、平面的に見てその軸線の延長線が
ダクト及び渦巻室の略中心を通りしかも前記空気ダクト
から渦巻室内へ空気を導入する入口部に向うよう、設置
したものである。
【0028】又、本発明においては、バーナの軸線の延
長線をバーナ側面から見て渦巻室の中心へ向い下り勾配
に配置している。
【0029】更に、本発明においては、渦巻室の側壁に
該側壁を貫通して上下へ傾動可能に設けたスリーブに、
軸線と平行な方向へ進退動し得るようバーナを挿通させ
ている。
【0030】更に又、本発明においては、第1、第2の
粉粒体原料投入シュートの上端合流部に、サイクロンで
分離されて第1、第2の粉粒体原料投入シュートへ分配
される粉粒体原料の単位時間当りの量を調整し得るよ
う、流量調整手段を設けている。
【0031】本発明では、燃料として難燃性のものを使
用した場合にも、燃料の燃焼が円滑に行われ、従って粉
粒体原料の仮焼が良好に行われる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。
【0033】図1〜図6は本発明の実施の形態の一例で
あり、本実施の形態においては、バーナ7は渦巻室5の
側壁に上下2段に亘り設置されている。而して、バーナ
7の軸線Lの延長線は、図2に示すように、平面的に見
てダクト14の中心で且つ渦巻室5の略中心24となる
位置を通り、渦巻室5の二次空気22が導入される入口
部25のコーナ部5c近傍(渦巻室5の渦巻の終端近
傍)へ向っており、図1に示すように、正面から見て渦
巻室5の中心に向けて下り勾配となるよう、斜め下方に
向いている。
【0034】バーナ7の取付け部の詳細は図3〜6に示
されている。すなわち、渦巻室5の側壁には、側壁を貫
通してスリーブ26が設けられている。而して、スリー
ブ26の径方向左右両側には水平ピン27が突設され、
スリーブ26は水平ピン27を介し、渦巻室5の側壁に
設けたブラケット28に、上下方向へ回動し得るよう枢
支されている。
【0035】スリーブ26には、軸線Lと平行な方向へ
進退動し得るよう、先端側が渦巻室5内へ延在するバー
ナ7が挿通されており、バーナ7の渦巻室5外方の部分
には、空気29をバーナ7内へ旋回流として導入し得る
よう、空気導入管30が接続されている。
【0036】図3中、31は難燃性の無煙炭の微粉炭等
の燃料32をバーナ7へ供給し得るよう、バーナ7の後
端に接続されたフレキシブル管、33は渦巻室5には固
定されないよう、スリーブ26の外周に固設したシール
用円板、図4中7aはバーナ7に設けた空気導入孔であ
る。
【0037】又、本発明の実施の形態で使用される設備
は、バーナ7の配置位置以外は図7に示す設備と略同じ
である。
【0038】次に、本発明の作動について図7、8をも
参照しつつ説明する。
【0039】フレキシブル管31を通り空気に同伴され
て送給されて来た難燃性の微粉炭は、バーナ7内へ送給
され、バーナ7中を、空気導入管30から導入された空
気29により旋回流を与えられつつ更に先端側へ送給さ
れ、空気と共に渦巻室5内へ従来よりも高速の80〜1
20m/sec.の速度で噴射される。この際、微粉炭
と空気の重量(kg)の割合は、空気/微粉炭=0.4
〜0.5程度である。
【0040】このため、燃料を含む空気は、図2に示す
ごとくビームXになり、平面的に見てダクト14の中心
で且つ渦巻室5の略中心24となる位置を通り、渦巻室
5内を径方向へ貫通し、しかも図1に示すごとく、渦巻
室5の中心側へ向けて若干斜め下方に向う。
【0041】微粉炭を含む空気のビームXは、渦巻室5
内を径方向へ貫通するよう高速で流通しつつ、ロータリ
キルン15から排出されてダクト14を通り渦巻室5内
へ導入される温度約1100℃に近い排ガス23により
加熱され、渦巻室5の入口部25に到達する。排ガス2
3の温度が従来の場合よりも高温なのは、粉粒体原料投
入シュート16を通ってダクト14内へ投入される粉粒
体原料3の単位時間当りの投入量が、従来の場合よりも
少いためである。粉粒体原料投入シュート16へ導入さ
れる粉粒体原料3の単位時間当りの量の調整は、図8に
示すダンパ19の開度を調整することにより行う。
【0042】一方、グレートクーラ21で高温のクリン
カを冷却した後の、温度約750℃で酸素リッチの二次
空気22は二次空気導入ダクト6を通って渦巻室5の入
口部25に到達し、微粉炭を含む空気のビームXと衝突
する。
【0043】このため、排ガス23により高温に加熱さ
れたビームX内の微粉炭は、渦巻室5の入口部において
グレートクーラ21からの酸素リッチの空気内で着火・
燃焼し、火炎Yが発生する。又、ビームXの進行方向は
二次空気22の進行方向に対し略反対方向となっている
ため、火炎Yは二次空気22により反転し、図2に示す
ように二次空気22に同伴されて渦巻室5内をバーナ7
側へ流れつつ更に排ガス23に同伴され、渦巻室5から
仮焼炉本体1に導入され、仮焼炉本体1において粉粒体
原料3の仮焼に供される。
【0044】火炎Yは渦巻室5内でビームXの進行方向
に対し反転させられ、バーナ方向へ進行するため、火炎
Yの渦巻室5内における溜留時間が長くなり、微粉炭の
加熱は十分に行われる。このため、燃料が難燃性の微粉
炭の場合でも微粉炭の燃焼は急速に進行し、その結果、
火炎Yと粉粒体原料3の反応は良好に行われる。
【0045】難燃性の微粉炭の燃焼状況によっては、バ
ーナ7の渦巻室5内先端部の位置やバーナ7の傾きを調
整する。これらの調整は、作業員がバーナ7を押引き
し、水平ピン27を中心として上下に回動させることに
より行う。これは運転中に行っても停止時に行っても良
い。
【0046】ロータリキルン15からの排ガス23中へ
の粉粒体原料3の投入すなわちダクト14への粉粒体原
料3の投入は、燃料の難燃度によって加減する。例え
ば、燃料の難燃度が高く燃焼しにくい場合には、ダンパ
19の粉粒体原料投入シュート16上端の開度を絞り、
ダクト14へ投入される粉粒体原料3の単位時間当りの
量を少くなるようにする。
【0047】なお、本発明の実施の形態においては、燃
料として難燃性の微粉炭を用いる場合について説明した
が、微粉炭に限るものではなく、例えば難燃性の燃料と
して石油コークスを採用することも可能なこと、その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え
得ること、等は勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明の仮焼設備によれば、何れの請求
項においても、燃料が難燃性の場合に燃料の燃焼が円滑
に行われ、このため難燃性の燃料を使用した場合でも、
粉粒体原料の仮焼が良好に行われるという優れた効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮焼設備の実施の形態の一例を示す要
部の概要図である。
【図2】図1のII方向矢視図である。
【図3】図1、2に示すバーナの渦巻室への取付け状態
を示す縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV方向拡大矢視図である。
【図5】図3のV−V方向拡大矢視図である。
【図6】図5のVI−VI方向矢視図である。
【図7】従来の仮焼設備の一部を破断して示す正面図で
ある。
【図8】図7のVIII部詳細図である。
【図9】従来の仮焼炉の要部の概要図である。
【符号の説明】
1 仮焼炉本体 2 サイクロン 3 粉粒体原料 4 粉粒体原料投入シュート 5 渦巻室 6 二次空気導入ダクト(空気導入ダクト) 7 バーナ 14 ダクト 15 ロータリキルン 16 粉粒体原料投入シュート 19 ダンパ(流量調整手段) 22 二次空気(空気) 24 ダクトの中心で且つ渦巻室の略中心(ダクト及び
渦巻室の略中心) 25 入口部 26 スリーブ L 軸線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリキルンからの排ガスが上昇し得
    るようにしたダクトの上端に、該ダクトからの排ガスが
    導入されるよう、平面的に見て渦巻状に形成した渦巻室
    を接続し、該渦巻室の上部に、渦巻室から導入されたガ
    スにより粉粒体原料の仮焼を行う仮焼炉本体を接続し、
    前記渦巻室に、前記ロータリキルンで焼成された粉粒体
    原料を冷却した後の空気を前記渦巻室の渦巻に沿って導
    入し得るよう、空気導入ダクトを接続し、前記ダクト及
    び仮焼炉本体に、サイクロンで分離した粉粒体を導入し
    得るよう、第1、第2の粉粒体原料投入シュートを接続
    し、前記渦巻室の側壁に、渦巻室内に燃料を噴射するバ
    ーナを設けた仮焼設備であって、前記バーナを、平面的
    に見てその軸線の延長線がダクト及び渦巻室の略中心を
    通りしかも前記空気ダクトから渦巻室内へ空気を導入す
    る入口部に向うよう、設置したことを特徴とする仮焼設
    備。
  2. 【請求項2】 バーナの軸線の延長線をバーナ側面から
    見て渦巻室の中心へ向い下り勾配に配置した請求項1に
    記載の仮焼設備。
  3. 【請求項3】 渦巻室の側壁に該側壁を貫通して上下へ
    傾動可能に設けたスリーブに、軸線と平行な方向へ進退
    動し得るようバーナを挿通させた請求項1、又は2に記
    載の仮焼設備。
  4. 【請求項4】 第1、第2の粉粒体原料投入シュートの
    上端合流部に、サイクロンで分離されて第1、第2の粉
    粒体原料投入シュートへ分配される粉粒体原料の単位時
    間当りの量を調整し得るよう、流量調整手段を設けた請
    求項1、2又は3に記載の仮焼設備。
JP13517698A 1998-05-18 1998-05-18 仮焼設備 Pending JPH11322382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13517698A JPH11322382A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 仮焼設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13517698A JPH11322382A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 仮焼設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11322382A true JPH11322382A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15145621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13517698A Pending JPH11322382A (ja) 1998-05-18 1998-05-18 仮焼設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11322382A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6352933B2 (ja)
US5292247A (en) Apparatus for thermal processing of raw materials in dust form
JPS5935850B2 (ja) 粉状原料のか焼方法およびそのプラント装置
KR100897659B1 (ko) 시멘트 클링커 제조방법 및 이의 제조플랜트
US4310298A (en) Method and device for producing coal dust
JP2015190731A (ja) セメントロータリーキルン用燃料燃焼装置
JP5541406B2 (ja) セメント製造装置
US2530077A (en) Metallurgical furnace
KR0131828B1 (ko) 이중 선회 기류를 형성하는 시멘트 원료의 가소장치
US4690074A (en) Coal combustion system
JPS5839790B2 (ja) セメントクリンカの焼成装置
US4419964A (en) Combustion plant
JPH11322382A (ja) 仮焼設備
JPS60112651A (ja) セメント原料および石灰原料の仮焼炉
US4035193A (en) Method and apparatus for calcining powdered material for cement
CS245768B2 (en) Production method of cement clinker
JPH07206487A (ja) 仮焼炉
US6875267B2 (en) Process and device for feeding dispersible solid fuels into the calcinator of a cement clinker production line
JPS589062B2 (ja) ビフンサイザイリヨウ ノ ネツシヨリホウホウ
JP2000329470A (ja) 仮焼方法及び仮焼設備
KR960001003B1 (ko) 연료의 가스화장치가 부착된 시멘트 원료의 가소장치
JP2000327378A (ja) 難燃性燃料用仮焼炉
JPH08231254A (ja) セメント原料の流動仮焼炉
JP2004091921A (ja) 高炉への固体燃料吹き込み方法及び吹き込みランス
KR101189408B1 (ko) 로타리킬른형 광석소성로 및 조업방법