JPH11322113A - スキュー抑制型送給ロールとセンターレス研削装置 - Google Patents

スキュー抑制型送給ロールとセンターレス研削装置

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JPH11322113A
JPH11322113A JP12770198A JP12770198A JPH11322113A JP H11322113 A JPH11322113 A JP H11322113A JP 12770198 A JP12770198 A JP 12770198A JP 12770198 A JP12770198 A JP 12770198A JP H11322113 A JPH11322113 A JP H11322113A
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
center
roller
skew
centerless grinding
Prior art date
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Pending
Application number
JP12770198A
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English (en)
Inventor
Akira Fukuoka
亮 福岡
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Suncall Corp
Original Assignee
Suncall Corp
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙などのシート状体をできるだけスキュー
させずに送給するスキュー抑制型送給ロールを提供する
こと。 【解決手段】 ロールの中央部を両端部に比べて細径と
なるようにロールの表面を円弧状曲面で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給紙などのシート状
体をロールで送給する場合のスキュー(斜行)を抑制し
たスキュー抑制型送給ロールと該ロールの製造に適した
センターレス研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタやコピー機等にセットされた紙
を送給するために、ゴム製スリーブを外挿した金属製ロ
ールシャフトが一般的に使用されている。しかし、ゴム
製スリーブは柔らかいために紙との当接部で変形しやす
いこと、温度膨張係数が高いので気温の変化で送給量が
変化すること、経時劣化により摩擦係数が変化すること
等のため、紙の送給量を精密制御する必要性がある高精
細プリンタには不向きである。またゴム製スリーブは耐
摩耗性が低く、紙粉が付着しやすいという問題もある。
【0003】そこで、金属製素材軸の表面に粒径10〜
80μmの砥粒を含有するめっき層を形成した給紙ロー
ルが提案されている(特開平9−249326号)。こ
のような給紙ロールは寸法精度が高く、高温高湿雰囲気
下においても紙の巻付きがなく、また経時劣化や紙粉等
の付着の問題もないので良好な紙送り特性を期待でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、前述の砥粒付着
の給紙ロール等による送給量の精密制御が実現されるに
及んで、送給量と共に印刷品質に深く関与するスキュー
防止の要求レベルも格段に厳しくなりつつある。
【0005】しかし、従来の砥粒付着の給紙ロールは、
ゴム製スリーブに比べれば寸法精度はかなり改善されて
いるものの、送給量の精密制御に見合うだけのスキュー
防止性能はまだ達成されていないのが実情である。
【0006】本発明は、給紙などのシート状体をできる
だけスキューさせずに送給するスキュー抑制型送給ロー
ルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明のスキュー抑制型送給ロールは、ロールの中央部
が両端部に比べて細径となるようにロールの表面を円弧
状曲面で構成した。
【0008】これにより、ロールと給紙との間の面圧分
布がロールの両端部で高く中央部では低い左右対称分布
となるから、ロール表面の加工精度や給紙自体の幅方向
の厚みのばらつきに基因するスキュー傾向を抑制するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。図1(A)は一般的なセンターレス
研削装置の概略を示したもので、1は研削砥石車、2は
調整車、3は金属製ロール(ワーク)、4はロール支え
である。本発明で使用する研削装置は、研削砥石車1が
その幅方向中央の直径が幅方向両端の直径に比べてやや
大きくされている点が従来のものと異なる。すなわち、
研削砥石車1の外周面は太鼓の外周面のように中央をや
や膨らませて成形されている。
【0010】このような研削砥石車1を使用して金属製
ロールを研削すると、図1(B)のように中央部が細く
両端が太いいわゆる鼓形のロール3が出来上がる。ロー
ル3の外周面は曲率半径Rの円弧面となり、この鼓形ロ
ール3によって給紙などシート状体を搬送すると、シー
ト状体との面圧分布が図1(B)の斜線部で示すように
幅方向両端で高く中央部で低い左右対称分布となって、
ロール3の表面加工精度やシート状体自体の幅方向の厚
みのばらつきが多少存在していても、シート状体がほと
んどスキューすることなく直線的に送給される。
【0011】本発明の送給ロールは、図1(B)のよう
な形状の他、図1(C)のように支持軸5の外周に支持
軸よりも大径のロール5を所定間隔で複数配設した形に
してもよい。この場合もロール6の表面を連ねた面7が
曲率半径Rとなるような円弧曲面とする。
【0012】次に、本発明のロールの製造に適したセン
ターレス研削装置を図2に基づいて説明する。このセン
ターレス研削装置は調整車2の外周面の幅方向中央部
に、ロール3の中央部と両端部の半径差に相当する高さ
の凸部8を形成した点が従来のものと異なる。調整車2
の外周面が半径一定で図2(B)のように側方から見て
直線状の場合は、本発明のような鼓形ロール3を研削し
終える段階になって、研削砥石車1の反対側でロール3
を支えている調整車2にロール3の両端部のみ強く当た
って、中央部の支持力が極端に低下するためロール3の
ビビリ振動を誘発し、加工精度が極端に悪くなる可能性
がある。
【0013】そこで本発明のセンターレス研削装置で
は、鼓形になったロール3を安定的に支持するために、
前述のように調整車2の外周面の幅方向中央部に凸部8
を形成したのである。この凸部8の高さは、研削終了時
のロール3の外周面における中央部と両端部の半径差に
相当する高さとする。これにより、研削終了間際のロー
ル3がその両端部を調整車2の両端部外周面で支持さ
れ、またロール3の中央部が凸部8で支持される。この
ようにロール3が左右両端部と中央部で安定的に支持さ
れる結果、ロール3に対する研削砥石車1の押圧力を安
定的に受止めてロール3のビビリ振動の誘発を防止する
ことができ、研削終了間際になっての加工精度の低下を
防止することが出来る。
【0014】なお、調整車2の外周面を研削砥石車1の
外周面と同じような太鼓形状にすると、今度はロール3
の研削開始時からロール3の中央部だけが調整車2で支
持される格好となって、やはりビビリ振動が発生して加
工精度が悪くなる。
【0015】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の
変形が可能である。例えば前記実施形態では金属製ロー
ル3の実施形態について説明したが、金属製ロール以外
のセラミックス等の無機材料製のロールあるいは合成樹
脂等の有機材料製のロールにも適用することが可能であ
る。
【0016】
【発明の効果】前述の如く本発明のスキュー抑制型送給
ロールは、ロールの中央部を両端部に比べて細径となる
ようにロールの表面を円弧状曲面で構成したので、ロー
ルと給紙との間の面圧分布をロールの両端部で高く中央
部では低い左右対称分布とすることができて、ロール表
面の加工精度や給紙自体の幅方向の厚みのばらつきに基
因するスキュー傾向を抑制することができる。
【0017】また本発明のセンターレス研削装置は調整
車の外周面の幅方向中央部に凸部を形成したので、研削
終了間際の鼓形ロールがその両端部だけでなく凸部によ
って中央部も支持されるので、ロールに対する研削砥石
車の押圧力を安定的に受止めてロールのビビリ振動の誘
発を防止することができ、研削終了間際になっての加工
精度の低下を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)はセンターレス研削装置の概略側面
図、(B)は本発明に係る送給ロールの実施形態の側面
図、(C)は本発明に係る送給ロールの変形実施形態の
側面図。
【図2】 (A)は本発明に係るセンターレス研削装置
のの要部平面図、(B)は本発明と対比されるセンター
レス研削装置の要部平面図。
【符合の説明】
1 研削砥石車 2 調整車 3 ロール(ワーク) 4 ロール受け 5 支持軸 6 ロール 8 凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールの中央部が両端部に比べて細径と
    なるようにロールの表面を円弧状曲面で構成したことを
    特徴とするスキュー抑制型送給ロール。
  2. 【請求項2】 研削砥石車と調整車との間で金属製ロー
    ルを回転させつつ研削するようにしたセンターレス研削
    装置において、前記調整車の外周面の幅方向中央部に凸
    部を形成したことを特徴とするセンターレス研削装置。
  3. 【請求項3】 ロールの中央部が両端部に比べて細径と
    なるようにロールの表面を円弧状曲面で構成した金属製
    ロールを、研削砥石車と調整車との間で金属製ロールを
    回転させつつ研削するようにしたセンターレス研削装置
    によって製造するにあたり、前記調整車の外周面の幅方
    向中央部に、前記ロールの中央部と両端部の半径差に相
    当する高さの凸部を形成したことを特徴とするセンター
    レス研削装置。
  4. 【請求項4】 支持軸の外周に該支持軸よりも大径のロ
    ールが所定間隔で複数配設されてなる送給ロールにおい
    て、前記支持軸の中央部の大径ロールが両端部の大径ロ
    ールに比べて細径となるように大径ロールの表面を連ね
    る面を円弧状曲面で構成したことを特徴とするスキュー
    抑制型送給ロール。
JP12770198A 1998-05-11 1998-05-11 スキュー抑制型送給ロールとセンターレス研削装置 Pending JPH11322113A (ja)

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JPH11322113A true JPH11322113A (ja) 1999-11-24

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JP12770198A Pending JPH11322113A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 スキュー抑制型送給ロールとセンターレス研削装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105392596A (zh) * 2013-07-19 2016-03-09 埃尔温容克尔研磨技术股份公司 用于对轴部件、特别是所构造的凸轮轴的管进行无心磨削的方法以及为此设置的由磨削盘与调节盘组成的配对件

Cited By (1)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020903