JPH11321921A - 包装体および薬剤包装装置 - Google Patents
包装体および薬剤包装装置Info
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- JPH11321921A JPH11321921A JP10135825A JP13582598A JPH11321921A JP H11321921 A JPH11321921 A JP H11321921A JP 10135825 A JP10135825 A JP 10135825A JP 13582598 A JP13582598 A JP 13582598A JP H11321921 A JPH11321921 A JP H11321921A
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- medicine
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- packaging material
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- Pending
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- Basic Packing Technique (AREA)
Abstract
も服用後のごみ処理を不要にすることのできる包装体を
提供し、併せてその包装体を製造する薬剤包装装置を提
供する。 【解決手段】 薬剤を封入する包装材(分包シート6)
を食材により構成するとともに、この包装材表面に水分
供給部13から水分を供給することによりその包装材の
所要部を接着する。接着手段としては、熱もしくは超音
波によるもの、でん粉質を含む糊を塗布するもの等が使
用できる。
Description
封入してなる包装体および薬剤を分割包装する薬剤包装
装置に関するものである。
に合わせて散剤や錠剤などの調剤した薬剤を、個々にあ
るいは両者を一緒にして分割包装して患者に供与するよ
うにされている。従来、このような薬剤の分包作業を行
う分包装置として、上部に散剤供給部と錠剤供給部とを
備えるとともに、下部にそれら各供給部から落下してく
る薬剤を包装シートにて分包する包装部を備えてなる構
造のものが知られている。ここで、この包装部において
は、ロール体から繰り出される長尺の包装シートが幅方
向に二つ折りにされてその折り部間に所定分量の散剤お
よび/または錠剤が供給され、ヒートシール装置により
包装シートの幅方向および側縁部が熱融着されることに
より、薬剤の分包された包装体が形成されるようになっ
ている。
ては、通常、紙または高分子素材からなる基材の内側表
面にポリエチレン等の熱溶融性樹脂層を設けたものが使
用され、この熱溶融性樹脂同士がヒートシール装置によ
る加圧および加熱によって熱融着されて開口部のシール
が行われるようにされている。
来の包装体では、患者が薬剤を服用する際の開封時に、
包装袋が破断しにくかったり、服用後にその包装袋のご
み処理の問題があるほか、特に散剤の場合に服用時に包
装袋内に薬剤が付着することにより服用ミスが生じると
いう問題点がある。
めになされたもので、服用を容易かつ確実に行うことが
でき、しかも服用後のごみ処理を不要にすることのでき
る包装体を提供し、併せてその包装体を製造するための
薬剤包装装置を提供することを目的とするものである。
的を達成するために、第1発明による包装体は、薬剤を
包装材内に封入してなる包装体であって、前記包装材を
食材により構成するとともに、この包装材の開口部を接
着してなることを特徴とするものである。
成され、かつその包装材の開口部が接着されてシールさ
れているので、服用時には薬剤を包装材ごと服用するこ
とができる。こうして、服用時に包装袋を開封する必要
がなくなって服用が容易に行えるとともに、服用後のご
み処理の問題も解消することができる。また、包装袋内
に薬剤が残って確実に服用できないといった事態の発生
も回避することができ、コンプライアンスの向上にも寄
与するという効果を奏する。
クにて印字を施すのが好ましい。こうすることで、包装
材の表面に所要の情報を直接印字しても、この包装材を
服用したときに人体に害を及ぼすことがない。ここで、
包装材およびインクに用いられる食材としては、でん粉
質、タンパク質または食物繊維のうちのいずれのものを
用いても良い。
により構成される長尺の包装材シートの所要部を接着す
ることにより区画室を形成する接着手段と、この接着手
段により区画室が形成される前にその区画室内に薬剤を
投入する薬剤供給手段とを備えることを特徴とするもの
である。
包装体を製造するための装置に係るものであって、食材
により構成される包装材シートが袋状にされた状態でそ
の区画室となるべき部分に薬剤(散剤もしくは錠剤)が
投入され、この投入後に包装材シートの縁部等の所要部
が接着手段により接着されて包装体が形成される。ここ
で、接着手段としては、包装材シート表面に水分を供給
することによって接着するもの、熱もしくは超音波によ
り食材に含まれている水分を瞬時に蒸発させることによ
り接着するもの、あるいはでん粉よりなる糊状の接着剤
を塗布するものなどいろいろな形態のものを用いること
ができる。いずれの場合も、薬剤の服用時には包装材ご
と服用することができるので、前述と同様の効果を奏す
るものである。
面に食材よりなるインクにて印字を施す印字手段を設け
るのが好ましい。こうすることで、人体に害を及ぼさな
いインクにて包装材の表面に所要情報を直接印字するこ
とができる。ここで、包装材およびインクに用いられる
食材としては、でん粉質、タンパク質または食物繊維の
うちのいずれのものを用いても良い。
薬剤包装装置の具体的な実施の形態について、図面を参
照しつつ説明する。
装置のシステム構成図が示されている。
剤を所定分量ずつ落下供給する錠剤供給部2と、散剤を
所定分量ずつ落下供給する散剤供給部3とが設けられ、
これら各供給部2,3の下方に、供給された錠剤もしく
は散剤を受け取るホッパ4が配されている。ここで、錠
剤供給部2および散剤供給部3の具体的構造は図示され
ていないが、これら各供給部2,3としては従来公知の
構造のものを採用することができる。その一例として、
錠剤供給部2は、手分割により多数の開閉シャッタ付き
の錠剤用分割升内に収容された錠剤を、下方に配された
複数個の錠剤収容体内に落下供給した後、各錠剤収容体
の底部を所定の落下位置にて開放することで、内部に収
容されている錠剤を順次ホッパ4に供給するように構成
したものが採用される。一方、散剤供給部3は、開閉板
付きのV形升内に収容された散剤を、下方に配された複
数個の散剤収容体内に落下供給した後、各散剤収容体の
底部を所定の落下位置にて開放することで、内部に収容
されている散剤をホッパ4に順次供給するように構成し
たものが採用される。
介して供給された錠剤および/または散剤を分割包装す
るための包装部5が設けられている。この包装部5にお
いては、前記ホッパ4の上流側に、分包シート6をロー
ル状に巻回してなるロール体7と、このロール体7から
繰り出される分包シート6の表面に所要の印字を施す印
字装置(印字手段)8と、前記分包シート7を搬送方向
に沿って2つ折りする折り目形成体9が設けられてお
り、前記ホッパ4の下流側に、後述するシール装置(接
着手段)10と、このシール装置10によりシールされ
た分包シート6を左右から挟み付けて前方へ送り出す一
対の送りローラ11とが設けられている。
成する包装材としてはオブラート(でん粉等で作られた
薄膜状の物質)が用いられる。そして、このオブラート
よりなる分包シート6をシールするためのシール装置1
0は、その分包シート6の表面を圧接する一対の加圧ロ
ーラ12(図1では一側の加圧ローラのみを示す)と、
この加圧ローラ12に対し水分を供給する水分供給部1
3とを備え、一方の加圧ローラ12がモータ14にて回
転されることにより互いに噛合する連動用ギヤ(図示せ
ず)を介して一対の加圧ローラ12が互いに逆方向に回
転され、同時にそれら加圧ローラ12の軸方向圧接面
(縦シール部)12aおよび周方向圧接面(横シール
部)12bに水分供給部13から水分が供給されるよう
に構成されている。
りのでん粉もしくは小麦粉等の食材よりなるインクによ
って包装シート6の表面に薬剤情報、服用情報、患者情
報等の所要の印字がなされるようになっている。
1においては、制御信号に基づき、錠剤供給部2および
/または散剤供給部3が作動されて所定量の錠剤および
/または散剤がホッパ4内に順次供給され、この供給後
に加圧ローラ12の軸方向圧接面12aで分包シート6
の幅方向が接着されるとともに、周方向圧接面12bで
分包シート6の側縁部が接着されて、薬剤の投入された
区画室15が形成されることにより分包が行われてい
く。ここで、前記加圧ローラ12による分包シート6の
接着は、前記圧接面12a,12bに水分供給部13か
ら水分が供給されることにより、それら圧接面12a,
12bの接当される分包シート6が部分的に溶かされる
とともに、この分包シート6の溶かされた部分がそれら
圧接面12a,12bにて加圧されて行われる。なお、
この接着時に排出された不要な水分は図示されないドレ
ンボックスに回収されるようにされている。
装体によれば、包装材(分包シート6)が食材により構
成され、かつそのシール部が包装材表面に水分が供給さ
れて接着されて形成され、さらに表面の印字が食材を用
いてなされているので、服用時には薬剤を包装材ごと服
用することができる。したがって、服用時に包装袋を開
封する必要がなく、服用自体が容易に行えるようになる
とともに、服用後に包装袋をごみ処理する必要もない。
また、従来の包装袋のように袋内に薬剤が残ってしまう
ということもなく、コンプライアンスを向上させること
ができるという効果を奏するものである。さらに、薬剤
包装装置1が従来のようなヒートシール装置を有してい
ないので、作業者が例えば分包シートの装填時等におい
てそのヒートシール装置で火傷を負うといった事故の発
生を未然に防ぐことができる。
加圧ローラ12の圧接面に水分を供給するように構成し
たものを使用したが、この加圧ローラの上流側にその加
圧ローラとは別個に水分供給装置を設ける実施例も可能
である。この場合、この水分供給装置としては、水分を
霧化して分包シートの表面に吹きかける形態のもの、あ
るいはノズルから噴射させる形態のもの、刷毛状のもの
で塗布する形態のもの等、いろいろなものを使用するこ
とができる。なお、シール部に供給される水分として
は、予めでん粉質を含有した糊状のものであっても良
い。
とにより所要部を接着するシール装置以外に、熱もしく
は超音波により食材に含まれている水分を瞬時に蒸発さ
せることにより接着するようにしたシール装置を用いて
も良い。なお、熱を用いて接着する場合には、その温度
調整を行うことにより従来と同様のヒートシール用のロ
ーラを用いることができる。
折りにしてその分包シート7の幅方向および側縁部をシ
ールするタイプのシール装置について説明したが、この
シール方式としては、矩形状の分包シート表面に格子状
の接着部(糊塗布部)を形成し、それら接着部に囲まれ
た区画室に薬剤を投入した後、同形状の分包シートを上
から被せて前記接着部の箇所を接着することによりシー
ルを行う方式とすることもできる。
る包装材として、オブラートを例にとって説明したが、
これ以外に、もなかの皮部(糯米の粉をこねて薄くのば
して焼いたもの)をカップ状に形成してその蓋をオブラ
ートにて形成したものや、海苔を素材とするものや、他
のタンパク質、食物繊維など、他の種々の食材を用いる
ことができる。同様に、印字装置8に用いられるインク
としても、でん粉、タンパク質、食物繊維等を使用して
も良い。
のシステム構成図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 薬剤を包装材内に封入してなる包装体で
あって、前記包装材を食材により構成するとともに、こ
の包装材の開口部を接着してなることを特徴とする包装
体。 - 【請求項2】 さらに、表面に食材よりなるインクにて
印字が施されてなる請求項1に記載の包装体。 - 【請求項3】 前記食材が、でん粉質、タンパク質また
は食物繊維のうちの一種よりなるものである請求項1ま
たは2に記載の包装体。 - 【請求項4】 食材により構成される長尺の包装材シー
トの所要部を接着することにより区画室を形成する接着
手段と、この接着手段により区画室が形成される前にそ
の区画室内に薬剤を投入する薬剤供給手段とを備えるこ
とを特徴とする薬剤包装装置。 - 【請求項5】 さらに、前記包装材シートの表面に食材
よりなるインクにて印字を施す印字手段が設けられる請
求項4に記載の薬剤包装装置。 - 【請求項6】 前記食材が、でん粉質、タンパク質また
は食物繊維のうちの一種よりなるものである請求項4ま
たは5に記載の薬剤包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10135825A JPH11321921A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 包装体および薬剤包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10135825A JPH11321921A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 包装体および薬剤包装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11321921A true JPH11321921A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15160682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10135825A Pending JPH11321921A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 包装体および薬剤包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11321921A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007129706A1 (ja) | 2006-05-10 | 2007-11-15 | Kureha Corporation | 経口物を封入した可食性フィルム包装体 |
JP2008239230A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 透湿性包装用袋、及び透湿性包装体 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP10135825A patent/JPH11321921A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007129706A1 (ja) | 2006-05-10 | 2007-11-15 | Kureha Corporation | 経口物を封入した可食性フィルム包装体 |
EP2017191A1 (en) * | 2006-05-10 | 2009-01-21 | Kureha Corporation | Edible film package having product for oral intake enclosed therein |
EP2017191A4 (en) * | 2006-05-10 | 2013-05-08 | Kureha Corp | FILM-READABLE PACKAGING CONTAINING A PRODUCT INTENDED FOR ORAL ADMINISTRATION |
JP2008239230A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 透湿性包装用袋、及び透湿性包装体 |
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Legal Events
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