JPH11321770A - 電動アシスト車輌の点灯制御装置 - Google Patents
電動アシスト車輌の点灯制御装置Info
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- JPH11321770A JPH11321770A JP15387098A JP15387098A JPH11321770A JP H11321770 A JPH11321770 A JP H11321770A JP 15387098 A JP15387098 A JP 15387098A JP 15387098 A JP15387098 A JP 15387098A JP H11321770 A JPH11321770 A JP H11321770A
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- Japan
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- battery
- reference voltage
- lamp
- terminal voltage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 見かけの過放電によってランプを消灯してし
まうことなく、バッテリを過放電から保護する。 【解決手段】 本発明の点灯制御装置10は、一定の基
準電圧Vthを出力する基準電圧出力手段12と、バッテ
リ54の端子電圧Vbを検出する端子電圧検出手段14
と、端子電圧Vbと基準電圧Vthとを比較するととも
に、端子電圧Vbが基準電圧Vthよりも高い場合に正常
信号Sonを出力し低い場合に異常信号Soffを出力する
比較手段16と、異常信号Soff が一定時間t1以上出
力され続けた場合に、バッテリ54からランプ58への
給電を停止させるランプ駆動手段18とを備えたもので
ある。点灯制御装置10によれば、真の過放電ではない
端子電圧Vbの一時的な低下によるランプ58の消灯を
防止できる。
まうことなく、バッテリを過放電から保護する。 【解決手段】 本発明の点灯制御装置10は、一定の基
準電圧Vthを出力する基準電圧出力手段12と、バッテ
リ54の端子電圧Vbを検出する端子電圧検出手段14
と、端子電圧Vbと基準電圧Vthとを比較するととも
に、端子電圧Vbが基準電圧Vthよりも高い場合に正常
信号Sonを出力し低い場合に異常信号Soffを出力する
比較手段16と、異常信号Soff が一定時間t1以上出
力され続けた場合に、バッテリ54からランプ58への
給電を停止させるランプ駆動手段18とを備えたもので
ある。点灯制御装置10によれば、真の過放電ではない
端子電圧Vbの一時的な低下によるランプ58の消灯を
防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動アシスト自転
車、電動アシスト車椅子等の電動アシスト車輌に用いら
れる点灯制御装置に関する。
車、電動アシスト車椅子等の電動アシスト車輌に用いら
れる点灯制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、電動アシスト車輌の一例として電
動アシスト自転車について説明する。
動アシスト自転車について説明する。
【0003】図8は、電動アシスト自転車を示す外観図
である。以下、この図面に基づき説明する。
である。以下、この図面に基づき説明する。
【0004】電動アシスト自転車50は、自転車本体4
8、モータ(図示せず)を内蔵した駆動ユニット52、
モータ駆動用のバッテリ54、ペダル60に加えられる
踏力に基づきモータの駆動力を制御するコントローラ5
6、バッテリ54の電力によって点灯されるランプ5
8、ランプスイッチ(図示せず)を内蔵したメインスイ
ッチ62等を備えている。電動アシスト自転車50によ
れば、モータの駆動力を踏力に付け足すことにより、踏
力のみによって走行する場合よりも、少ない踏力で走行
できる。
8、モータ(図示せず)を内蔵した駆動ユニット52、
モータ駆動用のバッテリ54、ペダル60に加えられる
踏力に基づきモータの駆動力を制御するコントローラ5
6、バッテリ54の電力によって点灯されるランプ5
8、ランプスイッチ(図示せず)を内蔵したメインスイ
ッチ62等を備えている。電動アシスト自転車50によ
れば、モータの駆動力を踏力に付け足すことにより、踏
力のみによって走行する場合よりも、少ない踏力で走行
できる。
【0005】バッテリ54は、複数個の単電池を直列及
び並列に接続した二次電池である。また、バッテリ54
は、過放電により転極等の損傷が生じる性質がある。そ
のため、バッテリ54には、この電圧以下に放電させて
はいけないという意味の放電終止電圧が設定されてい
る。この放電終止電圧の値は、バッテリ54の種類、構
造、メーカ等によって異なる。
び並列に接続した二次電池である。また、バッテリ54
は、過放電により転極等の損傷が生じる性質がある。そ
のため、バッテリ54には、この電圧以下に放電させて
はいけないという意味の放電終止電圧が設定されてい
る。この放電終止電圧の値は、バッテリ54の種類、構
造、メーカ等によって異なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、モータ駆
動用のバッテリ54の電力で点灯されるランプ58を備
えた電動アシスト自転車50において、バッテリ54を
過放電から保護するための点灯制御装置(図示せず)を
思いついた(未公開)。この点灯制御装置は、ランプ5
8を点灯しているときに、バッテリ54の端子電圧が一
定以下になると、ランプ58を自動的に消灯するもので
ある。しかしながら、この点灯制御装置では次のような
問題があった。
動用のバッテリ54の電力で点灯されるランプ58を備
えた電動アシスト自転車50において、バッテリ54を
過放電から保護するための点灯制御装置(図示せず)を
思いついた(未公開)。この点灯制御装置は、ランプ5
8を点灯しているときに、バッテリ54の端子電圧が一
定以下になると、ランプ58を自動的に消灯するもので
ある。しかしながら、この点灯制御装置では次のような
問題があった。
【0007】図9は、本発明の点灯制御装置の前提とな
る点灯制御装置における動作を示すタイムチャートであ
る。以下、この図面に基づき説明する。
る点灯制御装置における動作を示すタイムチャートであ
る。以下、この図面に基づき説明する。
【0008】図9〔1〕に示すように、ペダルに加えら
れる踏力は、人体の構造上、ペダルの回転に伴い周期的
に変化する。一方、モータの駆動力は、踏力の変化に応
じて、踏力の大きいときは大きく、踏力の小さいときは
小さく変化する。また、図9〔2〕,〔3〕に示すよう
に、モータの駆動力が大きいときは、バッテリの負荷電
流も大きいので、バッテリの端子電圧が下がり、モータ
の駆動力が小さいときは、バッテリの負荷電流も小さい
ので、バッテリの端子電圧が上がる。その結果、図9
〔4〕に示すように、踏力の変化の周期に合わせて、ラ
ンプの点灯及び消灯が繰り返されることになる。すなわ
ち、この点灯制御装置では、真の過放電ではなく見かけ
の過放電によってランプを消灯してしまうという誤動作
が生じる。
れる踏力は、人体の構造上、ペダルの回転に伴い周期的
に変化する。一方、モータの駆動力は、踏力の変化に応
じて、踏力の大きいときは大きく、踏力の小さいときは
小さく変化する。また、図9〔2〕,〔3〕に示すよう
に、モータの駆動力が大きいときは、バッテリの負荷電
流も大きいので、バッテリの端子電圧が下がり、モータ
の駆動力が小さいときは、バッテリの負荷電流も小さい
ので、バッテリの端子電圧が上がる。その結果、図9
〔4〕に示すように、踏力の変化の周期に合わせて、ラ
ンプの点灯及び消灯が繰り返されることになる。すなわ
ち、この点灯制御装置では、真の過放電ではなく見かけ
の過放電によってランプを消灯してしまうという誤動作
が生じる。
【0009】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、見かけの過放
電によってランプを消灯してしまうことなく、バッテリ
を過放電から保護できる、電動アシスト車輌の点灯制御
装置を提供することにある。
電によってランプを消灯してしまうことなく、バッテリ
を過放電から保護できる、電動アシスト車輌の点灯制御
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る点灯制御装
置は、モータ駆動用のバッテリの電力で点灯されるラン
プを備えた電動アシスト車輌に用いられる点灯制御装置
であって、一定の基準電圧を出力する基準電圧出力手段
と、前記バッテリの端子電圧を検出する端子電圧検出手
段と、この端子電圧検出手段で検出された端子電圧と前
記基準電圧出力手段から出力された基準電圧とを比較す
るとともに、当該端子電圧が当該基準電圧よりも高い場
合に正常信号を出力し低い場合に異常信号を出力する比
較手段と、この比較手段から前記異常信号が一定時間以
上出力され続けた場合に、前記バッテリから前記ランプ
への給電を停止させるランプ駆動手段とを備えたもので
ある。
置は、モータ駆動用のバッテリの電力で点灯されるラン
プを備えた電動アシスト車輌に用いられる点灯制御装置
であって、一定の基準電圧を出力する基準電圧出力手段
と、前記バッテリの端子電圧を検出する端子電圧検出手
段と、この端子電圧検出手段で検出された端子電圧と前
記基準電圧出力手段から出力された基準電圧とを比較す
るとともに、当該端子電圧が当該基準電圧よりも高い場
合に正常信号を出力し低い場合に異常信号を出力する比
較手段と、この比較手段から前記異常信号が一定時間以
上出力され続けた場合に、前記バッテリから前記ランプ
への給電を停止させるランプ駆動手段とを備えたもので
ある。
【0011】バッテリの端子電圧は、比較手段によって
常に基準電圧と比較されている。バッテリの放電に伴
い、端子電圧が基準電圧よりも低くなると、比較手段か
ら異常信号が出力される。そして、異常信号が正常信号
に戻ることなく一定時間以上出力され続けると、バッテ
リからランプへの給電がランプ駆動手段によって停止さ
れる。これによって、バッテリの過放電が回避される。
このとき、負荷電流の変動によって端子電圧が一時的に
低下しても、ランプが消灯されることはない。
常に基準電圧と比較されている。バッテリの放電に伴
い、端子電圧が基準電圧よりも低くなると、比較手段か
ら異常信号が出力される。そして、異常信号が正常信号
に戻ることなく一定時間以上出力され続けると、バッテ
リからランプへの給電がランプ駆動手段によって停止さ
れる。これによって、バッテリの過放電が回避される。
このとき、負荷電流の変動によって端子電圧が一時的に
低下しても、ランプが消灯されることはない。
【0012】また、上記構成要素に加え、前記バッテリ
の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段に
よって検出された温度に応じて、前記基準電圧出力手段
から出力される基準電圧を変化させる基準電圧可変手段
とを備えたものとしてもよい。
の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段に
よって検出された温度に応じて、前記基準電圧出力手段
から出力される基準電圧を変化させる基準電圧可変手段
とを備えたものとしてもよい。
【0013】バッテリの放電特性は、バッテリの温度に
よって変化する。つまり、バッテリの放電終止電圧もバ
ッテリの温度によって変化する。そのため、バッテリの
温度を検出し、検出された温度に応じて基準電圧を変化
させると、バッテリの過放電がより正確に回避される。
よって変化する。つまり、バッテリの放電終止電圧もバ
ッテリの温度によって変化する。そのため、バッテリの
温度を検出し、検出された温度に応じて基準電圧を変化
させると、バッテリの過放電がより正確に回避される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る点灯制御装
置の第一実施形態を示す機能ブロック図である。以下、
これらの図面に基づき説明する。
置の第一実施形態を示す機能ブロック図である。以下、
これらの図面に基づき説明する。
【0015】本実施形態の点灯制御装置10は、モータ
駆動用のバッテリ54の電力で点灯されるランプ58を
備えた電動アシスト車輌に用いられる点灯制御装置であ
って、一定の基準電圧Vthを出力する基準電圧出力手段
12と、バッテリ54の端子電圧Vbを検出する端子電
圧検出手段14と、端子電圧検出手段14で検出された
端子電圧Vbと基準電圧出力手段12から出力された基
準電圧Vthとを比較するとともに、端子電圧Vbが基準
電圧Vthよりも高い場合に正常信号Sonを出力し低い場
合に異常信号Soff を出力する比較手段16と、比較手
段16から異常信号Soff が一定時間t1以上出力され
続けた場合に、バッテリ54からランプ58への給電を
停止させるランプ駆動手段18とを備えたものである。
駆動用のバッテリ54の電力で点灯されるランプ58を
備えた電動アシスト車輌に用いられる点灯制御装置であ
って、一定の基準電圧Vthを出力する基準電圧出力手段
12と、バッテリ54の端子電圧Vbを検出する端子電
圧検出手段14と、端子電圧検出手段14で検出された
端子電圧Vbと基準電圧出力手段12から出力された基
準電圧Vthとを比較するとともに、端子電圧Vbが基準
電圧Vthよりも高い場合に正常信号Sonを出力し低い場
合に異常信号Soff を出力する比較手段16と、比較手
段16から異常信号Soff が一定時間t1以上出力され
続けた場合に、バッテリ54からランプ58への給電を
停止させるランプ駆動手段18とを備えたものである。
【0016】電動アシスト車輌には、バッテリ54の過
放電を防ぐためにアシスト制御停止電圧が設定されてい
る。基準電圧Vthは、例えば、このアシスト制御停止電
圧よりも低く、アシスト制御停止後30分程度、ランプ
58を点灯し続けられる電圧とする。また、基準電圧V
thは、放電終止電圧に一致させる必要はない。一定時間
t1は、踏力の周期的な変動に伴い端子電圧Vbが一時
的に基準電圧Vthを下回っても、ランプ58を消灯して
しまうことのない十分な時間に設定される。なお、ラン
プ58は、通常はヘッドランプであるが、他のランプで
もよい。
放電を防ぐためにアシスト制御停止電圧が設定されてい
る。基準電圧Vthは、例えば、このアシスト制御停止電
圧よりも低く、アシスト制御停止後30分程度、ランプ
58を点灯し続けられる電圧とする。また、基準電圧V
thは、放電終止電圧に一致させる必要はない。一定時間
t1は、踏力の周期的な変動に伴い端子電圧Vbが一時
的に基準電圧Vthを下回っても、ランプ58を消灯して
しまうことのない十分な時間に設定される。なお、ラン
プ58は、通常はヘッドランプであるが、他のランプで
もよい。
【0017】図2は、点灯制御装置10の動作を示すタ
イムチャートである。以下、図1及び図2に基づき点灯
制御装置10の動作を説明する。
イムチャートである。以下、図1及び図2に基づき点灯
制御装置10の動作を説明する。
【0018】端子電圧Vbは、比較手段16によって常
に基準電圧Vthと比較されている。バッテリ54の放電
に伴い、端子電圧Vbが基準電圧Vthよりも低くなる
と、比較手段16から異常信号Soff が出力される。そ
して、異常信号Soff が正常信号Sonに戻ることなく一
定時間t1以上出力され続けると、バッテリ54からラ
ンプ58への給電がランプ駆動手段18によって停止さ
れる。これによって、バッテリ54の過放電が回避され
る。このとき、踏力の変動に伴う負荷電流の変動によっ
て端子電圧Vbが一時的に低下しても、その状態が一定
時間t1以上続くことはないので、ランプ58が消灯さ
れることはない。
に基準電圧Vthと比較されている。バッテリ54の放電
に伴い、端子電圧Vbが基準電圧Vthよりも低くなる
と、比較手段16から異常信号Soff が出力される。そ
して、異常信号Soff が正常信号Sonに戻ることなく一
定時間t1以上出力され続けると、バッテリ54からラ
ンプ58への給電がランプ駆動手段18によって停止さ
れる。これによって、バッテリ54の過放電が回避され
る。このとき、踏力の変動に伴う負荷電流の変動によっ
て端子電圧Vbが一時的に低下しても、その状態が一定
時間t1以上続くことはないので、ランプ58が消灯さ
れることはない。
【0019】図3は、点灯制御装置10をより具体化し
た一例を示す回路図である。以下、この図面に基づき説
明する。
た一例を示す回路図である。以下、この図面に基づき説
明する。
【0020】基準電圧出力手段12は、端子電圧Vbを
降圧して一定の直流電圧V1を出力する直流安定化電源
IC123と、直流電圧V1を分圧して比較用基準電圧
Vth’を出力する抵抗器121,122とから構成され
ている。端子電圧検出手段14は、バッテリ54の端子
電圧Vbを比較用端子電圧Vb’に分圧する抵抗器14
1,142から構成されている。比較手段16は、比較
用基準電圧Vth’を−端子に入力し、比較用端子電圧V
b’を+端子に入力するコンパレータ161によって構
成されている。コンパレータ161は、正常信号である
ハイレベル信号、又は異常信号であるローレベル信号を
出力する。ランプ駆動手段18は、コンパレータ161
から出力されたローレベル信号の立ち下がりで動作を開
始する再トリガ可能な単安定マルチバイブレータIC1
81(モトローラ社製「MC14538」)と、単安定
マルチバイブレータIC181の外付けの抵抗器182
及びコンデンサ183と、コンパレータ161の出力信
号と単安定マルチバイブレータIC181の出力信号と
を入力するオア回路184と、電流制限用の抵抗器18
5と、バッテリ54の電力をランプ58へ供給するnチ
ャネルのパワーMOSFET186とから構成されてい
る。一定時間t1は、抵抗器182の抵抗値をRx、コ
ンデンサ183の容量値をCxとすると、t1=Rx×
Cxで与えられる。また、バッテリ54と点灯制御装置
10との間には、ランプスイッチ20が設けられてい
る。
降圧して一定の直流電圧V1を出力する直流安定化電源
IC123と、直流電圧V1を分圧して比較用基準電圧
Vth’を出力する抵抗器121,122とから構成され
ている。端子電圧検出手段14は、バッテリ54の端子
電圧Vbを比較用端子電圧Vb’に分圧する抵抗器14
1,142から構成されている。比較手段16は、比較
用基準電圧Vth’を−端子に入力し、比較用端子電圧V
b’を+端子に入力するコンパレータ161によって構
成されている。コンパレータ161は、正常信号である
ハイレベル信号、又は異常信号であるローレベル信号を
出力する。ランプ駆動手段18は、コンパレータ161
から出力されたローレベル信号の立ち下がりで動作を開
始する再トリガ可能な単安定マルチバイブレータIC1
81(モトローラ社製「MC14538」)と、単安定
マルチバイブレータIC181の外付けの抵抗器182
及びコンデンサ183と、コンパレータ161の出力信
号と単安定マルチバイブレータIC181の出力信号と
を入力するオア回路184と、電流制限用の抵抗器18
5と、バッテリ54の電力をランプ58へ供給するnチ
ャネルのパワーMOSFET186とから構成されてい
る。一定時間t1は、抵抗器182の抵抗値をRx、コ
ンデンサ183の容量値をCxとすると、t1=Rx×
Cxで与えられる。また、バッテリ54と点灯制御装置
10との間には、ランプスイッチ20が設けられてい
る。
【0021】図4は、図3に示す点灯制御装置10の動
作を示すタイムチャートである。以下、図3及び図4に
基づき点灯制御装置10の動作を説明する。
作を示すタイムチャートである。以下、図3及び図4に
基づき点灯制御装置10の動作を説明する。
【0022】バッテリ54の残存容量が十分にある状態
で、ランプスイッチ20をオンにする。すると、Vb’
>Vth’であるから、コンパレータ161、単安定マル
チバイブレータ181及びオア回路184の出力信号は
すべてハイレベルになる。これにより、パワーMOSF
ET186がオンとなるので、バッテリ54の電力でラ
ンプ54が点灯される。しばらくして、バッテリ54の
放電によって端子電圧Vbが低下し、踏力の周期的な変
動に伴い一時的にVb’<Vth’になったとする。する
と、単安定マルチバイブレータIC181の入力端子1
Bに、ハイレベル信号からローレベル信号となる立ち下
がり信号が印加される。これにより、単安定マルチバイ
ブレータIC181は、動作を開始するとともに、出力
端子1Qからローレベル信号に代わりハイレベル信号を
出力する。ただし、単安定マルチバイブレータIC18
1は、動作開始後一定時間t1内に再び入力端子1Bか
ら立ち下がり信号を入力すると、もう一度始めから動作
し直す。そして、単安定マルチバイブレータIC181
は、動作開始後一定時間t1内に立ち下がり信号を入力
しなければ、出力端子1Qからハイレベル信号に代わり
ローレベル信号を出力する。すると、オア回路184
は、コンパレータ161から入力端子1Bと同じローレ
ベル信号を入力するとともに、出力端子1Qからローレ
ベル信号を入力することにより、出力端子Dからハイレ
ベル信号に代わりローレベル信号を出力する。これによ
り、パワーMOSFET186がオフとなって、バッテ
リ54からランプ54への給電が停止されるので、ラン
プ58が消灯される。
で、ランプスイッチ20をオンにする。すると、Vb’
>Vth’であるから、コンパレータ161、単安定マル
チバイブレータ181及びオア回路184の出力信号は
すべてハイレベルになる。これにより、パワーMOSF
ET186がオンとなるので、バッテリ54の電力でラ
ンプ54が点灯される。しばらくして、バッテリ54の
放電によって端子電圧Vbが低下し、踏力の周期的な変
動に伴い一時的にVb’<Vth’になったとする。する
と、単安定マルチバイブレータIC181の入力端子1
Bに、ハイレベル信号からローレベル信号となる立ち下
がり信号が印加される。これにより、単安定マルチバイ
ブレータIC181は、動作を開始するとともに、出力
端子1Qからローレベル信号に代わりハイレベル信号を
出力する。ただし、単安定マルチバイブレータIC18
1は、動作開始後一定時間t1内に再び入力端子1Bか
ら立ち下がり信号を入力すると、もう一度始めから動作
し直す。そして、単安定マルチバイブレータIC181
は、動作開始後一定時間t1内に立ち下がり信号を入力
しなければ、出力端子1Qからハイレベル信号に代わり
ローレベル信号を出力する。すると、オア回路184
は、コンパレータ161から入力端子1Bと同じローレ
ベル信号を入力するとともに、出力端子1Qからローレ
ベル信号を入力することにより、出力端子Dからハイレ
ベル信号に代わりローレベル信号を出力する。これによ
り、パワーMOSFET186がオフとなって、バッテ
リ54からランプ54への給電が停止されるので、ラン
プ58が消灯される。
【0023】なお、単安定マルチバイブレータIC18
1の代わりにタイマICを用いてもよい。また、基準電
圧出力手段12、比較手段16、ランプ駆動手段18等
をマイクロコンピュータによって構成してもよい。
1の代わりにタイマICを用いてもよい。また、基準電
圧出力手段12、比較手段16、ランプ駆動手段18等
をマイクロコンピュータによって構成してもよい。
【0024】図5は、本発明に係る点灯制御装置の第二
実施形態を示す機能ブロック図である。以下、この図面
に基づき説明する。ただし、図1と同一部分は同一符号
を付すことにより重複説明を省略する。
実施形態を示す機能ブロック図である。以下、この図面
に基づき説明する。ただし、図1と同一部分は同一符号
を付すことにより重複説明を省略する。
【0025】本実施形態の点灯制御装置30は、第一実
施形態の点灯制御装置10(図1)に加え、バッテリ8
4の温度Tを検出する温度検出手段32と、温度検出手
段32によって検出された温度Tに応じて、基準電圧出
力手段12から出力される基準電圧Vthを変化させる基
準電圧可変手段34とを備えたものである。
施形態の点灯制御装置10(図1)に加え、バッテリ8
4の温度Tを検出する温度検出手段32と、温度検出手
段32によって検出された温度Tに応じて、基準電圧出
力手段12から出力される基準電圧Vthを変化させる基
準電圧可変手段34とを備えたものである。
【0026】図6は、バッテリ54の放電特性における
温度依存性を示すグラフである。以下、図5及び図6に
基づき点灯制御装置30の動作を説明する。
温度依存性を示すグラフである。以下、図5及び図6に
基づき点灯制御装置30の動作を説明する。
【0027】図6のグラフは、バッテリ54としてニッ
ケル・カドミウム電池を用い、放電電流を5A一定とし
たときのデータに基づき作成したものである。バッテリ
54の放電特性は温度Tによって変化し、放電容量及び
放電終止電圧は温度Tが高いほど大きくなる。そのた
め、バッテリの温度Tに応じて基準電圧Vthを、図6に
示すVth1,Vth2のように変化させると、バッテリ8
4の過放電がより正確に回避される。
ケル・カドミウム電池を用い、放電電流を5A一定とし
たときのデータに基づき作成したものである。バッテリ
54の放電特性は温度Tによって変化し、放電容量及び
放電終止電圧は温度Tが高いほど大きくなる。そのた
め、バッテリの温度Tに応じて基準電圧Vthを、図6に
示すVth1,Vth2のように変化させると、バッテリ8
4の過放電がより正確に回避される。
【0028】図7は、点灯制御装置30をより具体化し
た一例を示す回路図である。以下、この図面に基づき説
明する。ただし、図3と同一部分は同一符号を付すこと
により重複説明を省略する。
た一例を示す回路図である。以下、この図面に基づき説
明する。ただし、図3と同一部分は同一符号を付すこと
により重複説明を省略する。
【0029】温度検出手段32は、バッテリ54に設け
られたサーミスター等の温度検出素子321と、温度検
出素子321に直列に接続された分圧用の抵抗器322
とから構成されている。温度検出素子321は、バッテ
リ54の温度Tに応じて抵抗値が変化する。したがっ
て、温度検出素子321と抵抗器322との分圧電圧
は、温度Tに対応する。基準電圧出力手段12、比較手
段16、ランプ駆動手段18及び基準電圧可変手段34
は、端子電圧Vbを降圧して一定の直流電圧V1を出力
する直流安定化電源IC123と、比較用端子電圧V
b’をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ36
1と、温度検出手段32の出力信号をディジタル信号に
変換するA/Dコンバータ362と、A/Dコンバータ
361,362の出力信号を入力するマイクロコンピュ
ータ363と、マイクロコンピュータ363の出力側の
インピーダンス変換用のバッファ364と、電流制限用
の抵抗器185と、バッテリ54の電力をランプ58へ
供給するnチャネルのパワーMOSFET186とから
構成されている。マイクロコンピュータ363には、点
灯制御用プログラム、基準電圧Vth及び一定時間t1の
データ、及び、図6に示す温度Tと基準電圧Vthとの関
係を示すデータテーブルが予め記憶されている。
られたサーミスター等の温度検出素子321と、温度検
出素子321に直列に接続された分圧用の抵抗器322
とから構成されている。温度検出素子321は、バッテ
リ54の温度Tに応じて抵抗値が変化する。したがっ
て、温度検出素子321と抵抗器322との分圧電圧
は、温度Tに対応する。基準電圧出力手段12、比較手
段16、ランプ駆動手段18及び基準電圧可変手段34
は、端子電圧Vbを降圧して一定の直流電圧V1を出力
する直流安定化電源IC123と、比較用端子電圧V
b’をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ36
1と、温度検出手段32の出力信号をディジタル信号に
変換するA/Dコンバータ362と、A/Dコンバータ
361,362の出力信号を入力するマイクロコンピュ
ータ363と、マイクロコンピュータ363の出力側の
インピーダンス変換用のバッファ364と、電流制限用
の抵抗器185と、バッテリ54の電力をランプ58へ
供給するnチャネルのパワーMOSFET186とから
構成されている。マイクロコンピュータ363には、点
灯制御用プログラム、基準電圧Vth及び一定時間t1の
データ、及び、図6に示す温度Tと基準電圧Vthとの関
係を示すデータテーブルが予め記憶されている。
【0030】なお、本発明は、言うまでもなく、上記第
一及び第二実施形態に限定されるものではない。例え
ば、点灯制御装置によりランプを一旦消灯したら、バッ
テリが充電されるまで、二度とランプを点灯しないよう
にしてもよい。
一及び第二実施形態に限定されるものではない。例え
ば、点灯制御装置によりランプを一旦消灯したら、バッ
テリが充電されるまで、二度とランプを点灯しないよう
にしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る点灯制御装置によれば、バ
ッテリの端子電圧が基準電圧を下回った状態が一定時間
以上続いたら、バッテリからランプへの給電を停止させ
るようにしたので、バッテリを過放電から保護できると
ともに、真の過放電ではない端子電圧の一時的な低下に
よるランプの消灯を防止できる。
ッテリの端子電圧が基準電圧を下回った状態が一定時間
以上続いたら、バッテリからランプへの給電を停止させ
るようにしたので、バッテリを過放電から保護できると
ともに、真の過放電ではない端子電圧の一時的な低下に
よるランプの消灯を防止できる。
【0032】また、バッテリの温度に応じて基準電圧を
変化させることにより、放電終止電圧の温度依存性に的
確に対応できるので、バッテリの過放電をより正確に回
避できる。
変化させることにより、放電終止電圧の温度依存性に的
確に対応できるので、バッテリの過放電をより正確に回
避できる。
【図1】本発明に係る点灯制御装置の第一実施形態を示
す機能ブロック図である。
す機能ブロック図である。
【図2】図1の点灯制御装置の動作を示すタイムチャー
トであり、図2〔1〕は踏力、図2〔2〕は負荷電流、
図2〔3〕はバッテリの端子電圧、図2〔4〕はランプ
である。
トであり、図2〔1〕は踏力、図2〔2〕は負荷電流、
図2〔3〕はバッテリの端子電圧、図2〔4〕はランプ
である。
【図3】図1の点灯制御装置をより具体化した一例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】図3の点灯制御装置の動作を示すタイムチャー
トであり、図4〔1〕は入力端子1B、図4〔2〕は出
力端子1Q、図4〔3〕は出力端子Dである。
トであり、図4〔1〕は入力端子1B、図4〔2〕は出
力端子1Q、図4〔3〕は出力端子Dである。
【図5】本発明に係る点灯制御装置の第二実施形態を示
す機能ブロック図である。
す機能ブロック図である。
【図6】バッテリの放電特性における温度依存性を示す
グラフである。
グラフである。
【図7】図5の点灯制御装置をより具体化した一例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図8】電動アシスト自転車を示す外観図である。
【図9】本発明の点灯制御装置の前提となる点灯制御装
置における動作を示すタイムチャートであり、図9
〔1〕は踏力、図9〔2〕は負荷電流、図9〔3〕はバ
ッテリの端子電圧、図9〔4〕はランプである。
置における動作を示すタイムチャートであり、図9
〔1〕は踏力、図9〔2〕は負荷電流、図9〔3〕はバ
ッテリの端子電圧、図9〔4〕はランプである。
10,30 点灯制御装置 12 基準電圧出力手段 14 端子電圧検出手段 16 比較手段 18 ランプ駆動手段 32 温度検出手段 34 基準電圧可変手段 54 バッテリ 58 ランプ Son 正常信号 Soff 異常信号 t1 一定時間 Vb 端子電圧 Vth 基準電圧
Claims (2)
- 【請求項1】 モータ駆動用のバッテリの電力で点灯さ
れるランプを備えた電動アシスト車輌に用いられる点灯
制御装置であって、 一定の基準電圧を出力する基準電圧出力手段と、 前記バッテリの端子電圧を検出する端子電圧検出手段
と、 この端子電圧検出手段で検出された端子電圧と前記基準
電圧出力手段から出力された基準電圧とを比較するとと
もに、当該端子電圧が当該基準電圧よりも高い場合に正
常信号を出力し低い場合に異常信号を出力する比較手段
と、 この比較手段から前記異常信号が一定時間以上出力され
続けた場合に、前記バッテリから前記ランプへの給電を
停止させるランプ駆動手段と、 を備えた電動アシスト車輌の点灯制御装置。 - 【請求項2】 前記バッテリの温度を検出する温度検出
手段と、 この温度検出手段によって検出された温度に応じて、前
記基準電圧出力手段から出力される基準電圧を変化させ
る基準電圧可変手段と、 を更に備えた請求項1記載の電動アシスト車輌の点灯制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15387098A JPH11321770A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電動アシスト車輌の点灯制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15387098A JPH11321770A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電動アシスト車輌の点灯制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11321770A true JPH11321770A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15571919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15387098A Pending JPH11321770A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電動アシスト車輌の点灯制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11321770A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010060105A (ko) * | 1999-12-31 | 2001-07-06 | 이계안 | 자동차용 축전지의 방전과 시동을 자동 제어하는 시스템및 그 방법 |
JP2019119247A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社シマノ | 人力駆動車両用制御装置および人力駆動車両用制御システム |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP15387098A patent/JPH11321770A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010060105A (ko) * | 1999-12-31 | 2001-07-06 | 이계안 | 자동차용 축전지의 방전과 시동을 자동 제어하는 시스템및 그 방법 |
JP2019119247A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社シマノ | 人力駆動車両用制御装置および人力駆動車両用制御システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051101 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |