JPH11321224A - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPH11321224A JPH11321224A JP11062685A JP6268599A JPH11321224A JP H11321224 A JPH11321224 A JP H11321224A JP 11062685 A JP11062685 A JP 11062685A JP 6268599 A JP6268599 A JP 6268599A JP H11321224 A JPH11321224 A JP H11321224A
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Abstract
重用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。 【解決手段】 主交差ベルト1を形成するゴム被覆コー
ド層11〜14の層間のうち、少なくとも2つの層間11‐12
及び13−14の両端部に、左右一対のベルト端クッション
ゴム21,22が配置され、同一端部側に位置するクッショ
ンゴムのうち、少なくとも2個のクッションゴム同士
が、互いにタイヤ幅方向に一部オーバーラップして配置
され、前記オーバーラップ配置したクッションゴム21及
び22のタイヤ赤道面側端縁間21e−22eのタイヤ幅方向の
ずれ幅dがいずれも主交差ベルト1の最大断面幅Wの
1.5%以上であることを特徴とする重荷重用空気入り
ラジアルタイヤ。
Description
イヤに関するものであり、特に、左右一対のビード部に
設けられたビードコアと、クラウン部から両サイドウォ
ール部を経て両ビード部に延び、該ビードコアに巻回さ
れてビード部に係留された、ラジアルコード層よりなる
カーカスプライと、該カーカスプライのクラウン部ラジ
アル方向外側に配置された主交差ベルトとトレッドとを
備え、該主交差ベルトは、実質的に非伸長性の複数本の
金属コードを被覆ゴム中に埋設して成る少なくとも3層
のゴム被覆コード層が、層内ではコードが互いに平行に
延び、隣接する層間ではコードが互いに交差しタイヤ赤
道面を挟んで逆方向に延びるように積層されて形成され
た重荷重用空気入りラジアルタイヤに関するものであ
る。
備えた建設車両用空気入りタイヤなどに代表される重荷
重用空気入りタイヤは、ベルト端セパレーション故障が
発生しやすい。このベルト端セパレーション故障は、タ
イヤの空気圧による層間せん断歪みのほかに、タイヤに
加わる荷重、駆動力、制動力および横向きの力などによ
って加わる動的な層間せん断歪みによる、ベルト端ゴム
の疲労によって生じるものである。
パレーション故障を防止するために、従来の主交差ベル
トを備えた重荷重用空気入りラジアルタイヤでは、主交
差ベルトを形成する隣接するゴム被覆コード層間の両端
部を覆うように、左右一対のベルト端クッションゴムが
配置されているが、同一のベルト端部に位置するクッシ
ョンゴムの相互位置関係については格別の配慮がなされ
ずにいた。その結果、主交差ベルトを形成するゴム被覆
コード層とベルト端クッションゴムとの間のせん断歪み
が却って大きくなって、ベルト端セパレーション故障が
発生しやすくなるという不具合が発生することがあっ
た。
ヤの不具合を除去し、同一のベルト端部に位置するクッ
ションゴムの相互位置関係を最適に設定することによっ
て、ベルト端セパレーション故障の発生を防止または抑
制した、耐ベルト端セパレーション特性に優れた重荷重
用空気入りラジアルタイヤを提供することである。
左右一対のビード部に設けられたビードコアと、クラウ
ン部から両サイドウォール部を経て両ビード部に延び、
該ビードコアに巻回されてビード部に係留されたラジア
ルコード層よりなるカーカスプライと、該カーカスプラ
イのクラウン部ラジアル方向外側に配置された主交差ベ
ルトとトレッドとを備え、該主交差ベルトは、実質的に
非伸長性の複数本の金属コードを被覆ゴム中に埋設して
成る少なくとも3層のゴム被覆コード層が、層内ではコ
ードが互いに平行に延び、隣接する層間ではコードが互
いに交差しタイヤ赤道面を挟んで逆方向に延びるように
積層されて形成された空気入りタイヤにおいて、(1)
該主交差ベルトを形成するゴム被覆コード層の層間のう
ち、少なくとも2つの層間の両端部に、左右一対のベル
ト端クッションゴムが配置され、(2)同一端部側に位
置する該クッションゴムのうち、少なくとも2個のクッ
ションゴム同士が、互いにタイヤ幅方向に一部オーバー
ラップして配置され、(3)前記オーバーラップ配置し
た該クッションゴムのタイヤ赤道面側端縁間のタイヤ幅
方向のずれ幅dがいずれも主交差ベルトの最大断面幅W
の1.5%以上である。
ムのうち、ラジアル方向最外側および最内側に配置され
た、最外側クッションゴムと最内側クッションゴムとが
タイヤ幅方向に一部オーバーラップして配置され、該最
外側クッションゴムのタイヤ赤道面側端縁と該最内側ク
ッションゴムのタイヤ赤道面側端縁とのタイヤ幅方向の
ずれ幅Dが該主交差ベルトの最大断面幅Wの1.5%以
上であることが好ましい。
の有効ベルト幅がトレッド幅の20乃至75%であるこ
とが好ましい。本発明によるタイヤでは、ベルト端クッ
ションゴムは楔形の断面形状であることが効果的である
が、実効的に厚みが確保されるものであれば、シート状
でもよい。
は、実質的に非伸長性の複数本の金属コードを被覆ゴム
中に埋設して成る複数のゴム被覆コード層を、隣接する
該コード層のコードが互いに交差するように積層して成
る交差ベルトを意味する。主交差ベルトの機能は、タイ
ヤの充填内圧によって生じる周方向の張力を負担し、タ
イヤの断面を所望の形状に維持することであり、そのた
めに実質的に非伸長性の複数本の金属コードを被覆ゴム
中に埋設して成る複数のゴム被覆コード層を、隣接する
層のコードが互いに交差するように積層してある。
イヤのベルトは、上記の主交差ベルトだけで構成しても
よいが、必要に応じて、そのラジアル方向外側に主交差
ベルトを保護するための保護ベルト層を積層してもよ
い。保護ベルト層は、実質的に伸長性の複数本の金属コ
ードを被覆ゴム中に埋設して成る少なくとも1層のゴム
被覆コード層で形成される。保護ベルト層の機能は、主
交差ベルトを保護することであり、そのため通常は、主
交差ベルトよりも広い幅のゴム被覆コード層が採用され
る。
金属コード」とは、破断時の伸び(Eb)が1乃至3%
の金属コードを指し、「実質的に伸長性の金属コード」
とは、破断時の伸び(Eb)が4乃至7%の金属コード
を指し、「主交差ベルトの最大断面幅W」とは、タイヤ
幅方向断面における主交差ベルトの最大断面幅、より具
体的には、主交差ベルトを形成するゴム被覆コード層の
うち、最も幅広のゴム被覆コード層の断面幅を指し、
「有効ベルト幅」とは、主交差ベルトにおいて、隣接コ
ード層間でコード方向がタイヤの赤道面を挟み互いに逆
方向に積層されている部分の最大幅を指し、結果的に
は、交差ベルトを形成するコード層のうち、2番目に幅
広のコード層(但し、2番目に幅広のコード層のコード
が、最も幅広のコード層のコードの配設方向とタイヤ赤
道を挟んで逆方向でない場合は除く。)の幅が有効ベル
ト幅に相当することになる。
発生し、タイヤの周方向およびタイヤの内側に向けて進
展する。ベルト端がセパレーション故障の起点となるの
は、周方向の層間せん断歪みがベルト端に近づくほど大
きくなりベルト端で最大となるからである。
該主交差ベルトを形成するゴム被覆コード層の層間のう
ち、少なくとも2つの層間の両端部に、左右一対のベル
ト端クッションゴムが配置され、(2)同一端部側に位
置する該クッションゴムのうち、少なくとも2個のクッ
ションゴム同士が、互いにタイヤ幅方向に一部オーバー
ラップして配置され、(3)前記オーバーラップ配置し
たクッションゴムのタイヤ赤道面側端縁間のタイヤ幅方
向のずれ幅dがいずれも該主交差ベルトの最大断面幅W
の1.5%以上であるので、特に、ベルト端で発生した
ベルト端セパレーション故障がタイヤの内側に向けて進
展することを効果的に抑制している。
赤道線近傍で最大荷重となるので、中央側からショルダ
ー側へゴムが移動しようとし、特に、ベルト端でのショ
ルダー側へのゴムの移動が大きいので、タイヤ幅方向の
層間せん断歪みが大きくなる。この大きな軸方向の層間
せん断歪みによって、ベルト端で発生したベルト端セパ
レーション故障のタイヤの内側に向けた進展が促進され
る。
イヤ赤道面側端縁間のタイヤ幅方向のずれ幅dが小さす
ぎると、これらのクッションゴムのラジアル方向外側お
よび内側に隣接して配置されたゴム被覆コード層がラジ
アル方向に押し合う力点が一致するので、ゴムの移動量
が大きくなり、結果的に、ベルト端での層間せん断歪み
が大きくなり、ベルト端で発生したベルト端セパレーシ
ョン故障のタイヤの内側に向けた進展が促進されること
になる。
ることで、クッションゴムのタイヤ赤道面側が梃子の作
用を受けて押し上げられ、この歪みによってセパレーシ
ョン故障のタイヤの内側に向けた進展が促進され、状況
によってはこの位置でもセパレーション故障が発生する
ことがある。
うに、同一端部側に位置するクッションゴムのタイヤ赤
道面側端縁のタイヤ幅方向のずれ幅dを、主交差ベルト
の最大断面幅Wの1.5%以上と大きく設定して、これ
らのクッションゴムの位置をずらして配置してあるの
で、クッションゴムのラジアル方向外側および内側に隣
接して配置されたゴム被覆コード層がラジアル方向に互
いに押し合うようなことはない。したがって、ベルト端
でのゴムの移動が抑制され、ベルト端セパレーション故
障のタイヤの内側に向けた進展も抑制される。また、上
記のような、ベルト端がラジアル方向に圧縮される、ク
ッションゴムのタイヤ赤道面側が梃子の作用を受けて押
し上げられるような現象も発生しにくくなる。
交差ベルトの有効ベルト幅がトレッド幅の20乃至75
%であることが好ましい。これは、有効ベルト幅がトレ
ッド幅の20乃至75%のタイヤにおいて、ベルト端ク
ッションゴムが大きな力を受けやすいからである。
ヤについて図面を参照して説明する。図1乃至図4は本
発明に従う実施例1乃至4の建設車両用空気入りラジア
ルタイヤの主交差ベルトの配置を示す左半分の断面略図
で、図7は従来例の建設車両用空気入りラジアルタイヤ
の主交差ベルトの配置を示す左半分の断面略図である。
タイヤサイズは、いずれも、37.00R57である。
は、左右一対のビード部に設けられたビードコア(図示
省略)と、クラウン部から両サイドウォール部を経て両
ビード部に延び、ビードコアに巻回されてビード部に係
留されたラジアルコード層よりなるカーカスプライ(図
示省略)と、カーカスプライのクラウン部ラジアル方向
外側に配置された主交差ベルト1とトレッド(図示省
略)とを備えている。主交差ベルト1は、破断時の伸び
が2%の実質的に非伸長性の複数本のスチールコードを
被覆ゴム中に埋設して成る4層のゴム被覆コード層1
1、12、13、14が、層内ではコードが互いに平行
に延び、隣接する層間ではコードが互いに交差しタイヤ
赤道面15を挟んで逆方向に延びるように、コード方向
が周方向に対して、それぞれ、左上がり25度、右上が
り25度、左上がり19度、右上がり19度の角度で積
層されて形成されている。主交差ベルト1を形成する4
層のゴム被覆コード層11、12、13および14の断
面幅は、それぞれ、470mm、690mm、600m
mおよび550mmである。実施例1のタイヤは、4層
のゴム被覆コード層11、12、13、14よりなる主
交差ベルト1のラジアル方向外側に、破断時の伸びが5
%の実質的に伸長性の複数本のスチールコードを被覆ゴ
ム中に埋設して成る1層のゴム被覆コード層(図示省
略)よりなる保護ベルト層を備えている。保護ベルト層
の断面幅は710mmである。主交差ベルト1を形成し
ている隣接するゴム被覆コード層間11−12の両端部
および隣接するゴム被覆コード層間13−14の両端部
に、左右一対のベルト端クッションゴム21、22が配
置されている。同一ベルト端部側に位置するクッション
ゴム21、22同士が互いにタイヤ幅方向に一部オーバ
ーラップして配置されている。前記クッションゴム2
1、22のタイヤ赤道面側端縁21eと22e間のタイ
ヤ幅方向のずれ幅dは30mmであり、これは主交差ベ
ルト1の最大断面幅W=690mmの4.3%である。
実施例1のタイヤでは、ラジアル方向最外側および最内
側に配置された、最外側クッションゴムと最内側クッシ
ョンゴムは、それぞれ、前記クッションゴム22と前記
クッションゴム21に相当している。したがって、最外
側クッションゴム22のタイヤ赤道面側端縁22eと最
内側クッションゴム21のタイヤ赤道面側端縁21eと
のタイヤ幅方向のずれ幅Dは上記のずれ幅dと同じであ
る。主交差ベルト1の有効ベルト幅は600mmで、こ
れはトレッド幅852mmの70%である。
は、主交差ベルト1を形成する4層のゴム被覆コード層
11、12、13、14のコード方向が周方向に対し
て、それぞれ、左上がり25度、右上がり25度、左上
がり15度、右上がり15度の角度で積層されて形成さ
れていること、主交差ベルト1を形成する4層のゴム被
覆コード層11、12、13および14の断面幅は、そ
れぞれ、350mm、690mm、580mmおよび4
40mmであること、クッションゴム21、22のタイ
ヤ赤道面側端縁21eと22e間のタイヤ幅方向のずれ
幅dが50mmであり、これは主交差ベルト1の最大断
面幅W=690mmの7.2%であること、主交差ベル
ト1の有効ベルト幅は580mmで、これはトレッド幅
852mmの68%であること以外は実施例1のタイヤ
とほぼ同じタイヤである。
は、主交差ベルト1を形成する4層のゴム被覆コード層
11、12、13、14のコード方向が周方向に対し
て、それぞれ、右上がり66度、左上がり18度、右上
がり18度、左上がり38度の角度で積層されて形成さ
れていること、主交差ベルト1を形成する4層のゴム被
覆コード層11、12、13および14の断面幅は、そ
れぞれ、450mm、660mm、640mmおよび5
80mmであること、クッションゴム21、22のタイ
ヤ赤道面側端縁21eと22e間のタイヤ幅方向のずれ
幅dが38mmであり、これは主交差ベルト1の最大断
面幅W=660mmの5.8%であること、主交差ベル
ト1の有効ベルト幅は640mmで、これはトレッド幅
852mmの75%であること以外は実施例1のタイヤ
とほぼ同じタイヤである。
は、主交差ベルト1を形成する4層のゴム被覆コード層
11、12、13、14のコード方向が周方向に対し
て、それぞれ、右上がり15度、左上がり15度、右上
がり37度、左上がり22度の角度で積層されて形成さ
れていること、主交差ベルト1を形成する4層のゴム被
覆コード層11、12、13および14の断面幅は、そ
れぞれ、350mm、300mm、600mmおよび4
60mmであること、クッションゴム21、22のタイ
ヤ赤道面側端縁21eと22e間のタイヤ幅方向のずれ
幅dが40mmであり、これは主交差ベルト1の最大断
面幅W=600mmの6.7%であること、主交差ベル
ト1の有効ベルト幅は460mmで、これはトレッド幅
852mmの54%であること以外は実施例1のタイヤ
とほぼ同じタイヤである。
ションゴム21、22のタイヤ赤道面側端縁21eと2
2e間のタイヤ幅方向のずれ幅dが4mmであり、これ
は主交差ベルト1の最大断面幅W=690mmの0.6
%であること以外は実施例1のタイヤとほぼ同じタイヤ
である。
イヤについて、耐セパレーション性能の比較試験を実施
した。試験条件は、それぞれの供試タイヤに7.00k
gf/cm2 の内圧を充填し、51,500kgfの
荷重を負荷して、15km/hの速度で、室内ドラム試
験機によって一定時間走行した後のセパレーションの長
さを測定し比較するものである。試験結果を、従来例の
タイヤの結果を100として指数表示で表1に示す。数
字が小さいほどセパレーションの長さが短く、耐セパレ
ーション性能に優れていることを示す。
ヤはいずれも、従来例のタイヤと比べて耐セパレーショ
ン特性に優れていることが分かる。
態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の
変更を加えることができる。例えば、図1〜図4は、いず
れも主交差ベルト1を4層のゴム被覆コード層11〜14で
形成し、クッションゴム21,22をコード層間11−12
及びコード層間13−14にのみ配設した場合の構成を
示してあるが、図5に示すように、コード層間12−1
3にもクッションゴム23を配設してもよく、また、図6
に示すように、主交差ベルト1を3層のゴム被覆コード
層11〜13で形成してもよい。尚、前者(図5)の構成を採
る場合には、クッションゴム間21−23の前記ずれ幅
d1と、クッションゴム間23−22の前記ずれ幅d2
の双方を主交差ベルト1の最大断面幅Wの1.5%以上
にすることが必要である。
性に優れた重荷重用空気入りラジアルタイヤを提供する
ことが可能になった。
アルタイヤの主交差ベルトとクッションゴムの配置関係
を示す左半分の断面略図である。
ゴムの配置関係を示す左半分の断面略図である。
ゴムの配置関係を示す左半分の断面略図である。
ゴムの配置関係を示す左半分の断面略図である。
ッションゴムの配置関係を示す左半分の断面略図であ
る。
ッションゴムの配置関係を示す左半分の断面略図であ
る。
ムの配置関係を示す左半分の断面略図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 左右一対のビード部に設けられたビード
コアと、クラウン部から両サイドウォール部を経て両ビ
ード部に延び、該ビードコアに巻回されてビード部に係
留されたラジアルコード層よりなるカーカスプライと、
該カーカスプライのクラウン部ラジアル方向外側に配置
された主交差ベルトとトレッドとを備え、該主交差ベル
トは、実質的に非伸長性の複数本の金属コードを被覆ゴ
ム中に埋設して成る少なくとも3層のゴム被覆コード層
が、層内ではコードが互いに平行に延び、隣接する層間
ではコードが互いに交差しタイヤ赤道面を挟んで逆方向
に延びるように積層されて形成された空気入りタイヤに
おいて、(1)該主交差ベルトを形成するゴム被覆コー
ド層の層間のうち、少なくとも2つの層間の両端部に、
左右一対のベルト端クッションゴムが配置され、(2)
同一端部側に位置する該クッションゴムのうち、少なく
とも2個のクッションゴム同士が、互いにタイヤ幅方向
に一部オーバーラップして配置され、(3)前記オーバ
ーラップ配置した該クッションゴムのタイヤ赤道面側端
縁間のタイヤ幅方向のずれ幅dがいずれも主交差ベルト
の最大断面幅Wの1.5%以上であることを特徴とする
重荷重用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 該クッションゴムのうち、ラジアル方向
最外側および最内側に配置された、最外側クッションゴ
ムと最内側クッションゴムとがタイヤ幅方向に一部オー
バーラップして配置され、該最外側クッションゴムのタ
イヤ赤道面側端縁と該最内側クッションゴムのタイヤ赤
道面側端縁とのタイヤ幅方向のずれ幅Dが該主交差ベル
トの最大断面幅Wの1.5%以上であることを特徴とす
る請求項1記載の重荷重用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項3】該主交差ベルトの有効ベルト幅がトレッド
幅の20乃至75%であることを特徴とする請求項1乃
至2記載の重荷重用空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10-61536 | 1998-03-12 | ||
JP6153698 | 1998-03-12 | ||
JP06268599A JP4236324B2 (ja) | 1998-03-12 | 1999-03-10 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11321224A true JPH11321224A (ja) | 1999-11-24 |
JP4236324B2 JP4236324B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=26402577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06268599A Expired - Lifetime JP4236324B2 (ja) | 1998-03-12 | 1999-03-10 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4236324B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010506786A (ja) * | 2006-10-18 | 2010-03-04 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 重量車両用タイヤ |
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WO2016184758A1 (fr) * | 2015-05-18 | 2016-11-24 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Pneumatique comportant des couches de travail constituees de fils unitaires |
WO2017092891A1 (de) * | 2015-12-01 | 2017-06-08 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Nutzfahrzeugreifen |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP06268599A patent/JP4236324B2/ja not_active Expired - Lifetime
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FR3036320A1 (fr) * | 2015-05-18 | 2016-11-25 | Michelin & Cie | Pneumatique comportant des couches de travail constituees de fils unitaires |
WO2017092891A1 (de) * | 2015-12-01 | 2017-06-08 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Nutzfahrzeugreifen |
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