JPH11320957A - プリントヘッド - Google Patents
プリントヘッドInfo
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- JPH11320957A JPH11320957A JP13969598A JP13969598A JPH11320957A JP H11320957 A JPH11320957 A JP H11320957A JP 13969598 A JP13969598 A JP 13969598A JP 13969598 A JP13969598 A JP 13969598A JP H11320957 A JPH11320957 A JP H11320957A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrodes
- print head
- finger
- driver circuit
- electrode
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- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】装置本体に対する取付性及び汎用性に優れた低
コストのプリントヘッドを提供する。 【解決手段】プリントヘッド50は、基体52と、この
基体に着脱可能に取り付けることが可能なヘッド基板5
4と、このヘッド基板上に積層された複数本のライン電
極56及びフィンガー電極58と、各フィンガー電極に
所定の画像信号を印加するように、ヘッド基板に接続さ
れたフレキシブルプリント基板60と、このフレキシブ
ルプリント基板を介して所定の画像信号を各フィンガー
電極に選択的に印加するフィンガードライバー回路72
を搭載可能であって且つフレキシブルプリント基板に接
続されたドライバー基板62とを備えている。
コストのプリントヘッドを提供する。 【解決手段】プリントヘッド50は、基体52と、この
基体に着脱可能に取り付けることが可能なヘッド基板5
4と、このヘッド基板上に積層された複数本のライン電
極56及びフィンガー電極58と、各フィンガー電極に
所定の画像信号を印加するように、ヘッド基板に接続さ
れたフレキシブルプリント基板60と、このフレキシブ
ルプリント基板を介して所定の画像信号を各フィンガー
電極に選択的に印加するフィンガードライバー回路72
を搭載可能であって且つフレキシブルプリント基板に接
続されたドライバー基板62とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電記録方式の画
像形成装置に用いられるプリントヘッドに関し、特に、
画像情報に基づいてイオンを放出することによって所定
の静電潜像を形成するイオンフロー方式のプリントヘッ
ドに関する。
像形成装置に用いられるプリントヘッドに関し、特に、
画像情報に基づいてイオンを放出することによって所定
の静電潜像を形成するイオンフロー方式のプリントヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】図5には、この種のイオンフロー方式の
プリントヘッド11が設けられた画像形成装置の構成が
概略的に示されている。このような画像形成装置におい
て、図中矢印方向に回動する誘電体ドラム16には、記
録すべき画像信号に対応して変調されたイオン流がプリ
ントヘッド11を介してドット状に投射され、この誘電
体ドラム16上に所定の静電荷像を形成する。そして、
この静電荷像に現像装置24からのトナーによって現像
処理を施して、誘電体ドラム16上にトナー像を形成す
る。続いて、この誘電体ドラム16の回動運動に従動し
て図中矢印方向に回動する圧力転写ローラ26の圧力に
よって、誘電体ドラム16上のトナー像を記録紙25に
転写して定着させる。このとき、記録紙25に転写され
ずに誘電体ドラム15上に残留したトナーは、クリーニ
ングブレードを有したトナー除去装置27によって除去
される。この後、除電装置28によって静電荷が除去さ
れた誘電体ドラム16は、新たな静電荷像の形成に備え
る。
プリントヘッド11が設けられた画像形成装置の構成が
概略的に示されている。このような画像形成装置におい
て、図中矢印方向に回動する誘電体ドラム16には、記
録すべき画像信号に対応して変調されたイオン流がプリ
ントヘッド11を介してドット状に投射され、この誘電
体ドラム16上に所定の静電荷像を形成する。そして、
この静電荷像に現像装置24からのトナーによって現像
処理を施して、誘電体ドラム16上にトナー像を形成す
る。続いて、この誘電体ドラム16の回動運動に従動し
て図中矢印方向に回動する圧力転写ローラ26の圧力に
よって、誘電体ドラム16上のトナー像を記録紙25に
転写して定着させる。このとき、記録紙25に転写され
ずに誘電体ドラム15上に残留したトナーは、クリーニ
ングブレードを有したトナー除去装置27によって除去
される。この後、除電装置28によって静電荷が除去さ
れた誘電体ドラム16は、新たな静電荷像の形成に備え
る。
【0003】なお、このような画像形成処理中におい
て、記録紙25は、画像形成装置の本体(以下、装置本
体という)23に外付けされた給紙トレイ29から分離
ローラ30によって1枚ずつ分離された後、給紙ローラ
対31によって転写部に搬送される。そして、この転写
部において、トナー像が転写されて定着した記録紙25
は、排紙ローラ対32によって、装置本体23に外付け
された排紙トレイ33上に順次積層される。
て、記録紙25は、画像形成装置の本体(以下、装置本
体という)23に外付けされた給紙トレイ29から分離
ローラ30によって1枚ずつ分離された後、給紙ローラ
対31によって転写部に搬送される。そして、この転写
部において、トナー像が転写されて定着した記録紙25
は、排紙ローラ対32によって、装置本体23に外付け
された排紙トレイ33上に順次積層される。
【0004】次に、上記の画像形成装置に適用したプリ
ントヘッド11の構成並びに動作について、図7及び図
8(a)を参照して説明する。このプリントヘッド11
は、ヘッド支持基板1と、このヘッド支持基板1の中央
部分に長手方向に沿って帯状に且つ平行に延出した複数
本のライン電極2と、これらライン電極2に対して所定
の角度で交差した帯状の複数本のフィンガー電極15と
を備えている。
ントヘッド11の構成並びに動作について、図7及び図
8(a)を参照して説明する。このプリントヘッド11
は、ヘッド支持基板1と、このヘッド支持基板1の中央
部分に長手方向に沿って帯状に且つ平行に延出した複数
本のライン電極2と、これらライン電極2に対して所定
の角度で交差した帯状の複数本のフィンガー電極15と
を備えている。
【0005】各々のライン電極2は、その表面のみが露
出するように絶縁層3に埋設されている。なお、同図で
は、ライン電極2は、その一例として6本構成としてい
るがこれに限定されることはなく、その本数は任意に増
減することができる。
出するように絶縁層3に埋設されている。なお、同図で
は、ライン電極2は、その一例として6本構成としてい
るがこれに限定されることはなく、その本数は任意に増
減することができる。
【0006】また、各々のライン電極2上には、透明な
マイカ板4が配されており、このマイカ板4上には、ラ
イン電極2と所定の角度で交差するように複数本のフィ
ンガー電極15が所定ピッチで配されている。
マイカ板4が配されており、このマイカ板4上には、ラ
イン電極2と所定の角度で交差するように複数本のフィ
ンガー電極15が所定ピッチで配されている。
【0007】そして、プリントヘッド11には、これら
ライン電極2とフィンガー電極15とが交差する領域全
体に亘って、イオン流を放出させるイオン放出領域Wが
形成されており、このイオン放出領域Wにおいて、ライ
ン電極2と交差する部分のフィンガー電極15には、夫
々、所定の径を有するイオン放出孔15hが形成されて
いる。
ライン電極2とフィンガー電極15とが交差する領域全
体に亘って、イオン流を放出させるイオン放出領域Wが
形成されており、このイオン放出領域Wにおいて、ライ
ン電極2と交差する部分のフィンガー電極15には、夫
々、所定の径を有するイオン放出孔15hが形成されて
いる。
【0008】フィンガー電極15上には、イオン放出孔
15hに対向し且つイオン放出孔15hよりも大径の孔
部6hを有する合成樹脂等の絶縁層6が配置されてお
り、この絶縁層6上には、イオン放出孔15hに対向し
且つイオン放出孔15hと略同径の孔部7hを有する帯
状のスクリーン電極7が配されている。なお、スクリー
ン電極7は、イオン放出領域Wの全体を覆うように配置
されている。
15hに対向し且つイオン放出孔15hよりも大径の孔
部6hを有する合成樹脂等の絶縁層6が配置されてお
り、この絶縁層6上には、イオン放出孔15hに対向し
且つイオン放出孔15hと略同径の孔部7hを有する帯
状のスクリーン電極7が配されている。なお、スクリー
ン電極7は、イオン放出領域Wの全体を覆うように配置
されている。
【0009】また、ライン電極2には、夫々、給電ライ
ン2tが接続されており、各々の給電ライン2tは、そ
の表面のみが露出するように絶縁層3に埋設されてい
る。なお、各々の給電ライン2tは、図示しないコネク
タ部を介して装置本体23側のラインドライバ(図示し
ない)に接続されている。そして、装置本体23から出
力された画像信号をラインドライバからコネクタ部及び
各々の給電ライン2tを介して、適宜選択的にライン電
極2に印加することができるように構成されている。
ン2tが接続されており、各々の給電ライン2tは、そ
の表面のみが露出するように絶縁層3に埋設されてい
る。なお、各々の給電ライン2tは、図示しないコネク
タ部を介して装置本体23側のラインドライバ(図示し
ない)に接続されている。そして、装置本体23から出
力された画像信号をラインドライバからコネクタ部及び
各々の給電ライン2tを介して、適宜選択的にライン電
極2に印加することができるように構成されている。
【0010】また、フィンガー電極15には、夫々、給
電ライン15tが接続されており、各々の給電ライン1
5tは、ヘッド支持基板1の短手方向に沿って、コネク
タ部18(図8(a)参照)まで延出している。
電ライン15tが接続されており、各々の給電ライン1
5tは、ヘッド支持基板1の短手方向に沿って、コネク
タ部18(図8(a)参照)まで延出している。
【0011】図8(a)に示すように、コネクタ部18
において、各々の給電ライン15tには、ヘッド側給電
接片40が夫々独立して取り付けられており、一方、装
置本体23には、ヘッド側給電接片40と同数の本体側
給電接片42が設けられている。なお、本体側給電接片
42は、所定の本数毎に、装置本体23内に設けられた
フィンガードライバ44に接続されている。
において、各々の給電ライン15tには、ヘッド側給電
接片40が夫々独立して取り付けられており、一方、装
置本体23には、ヘッド側給電接片40と同数の本体側
給電接片42が設けられている。なお、本体側給電接片
42は、所定の本数毎に、装置本体23内に設けられた
フィンガードライバ44に接続されている。
【0012】このようなコネクタ部18によれば、ヘッ
ド側給電接片40と本体側給電接片42とを互いに接続
させることによって、装置本体23から出力された画像
信号をフィンガードライバ44からコネクタ部18及び
各々の給電ライン15tを介して、適宜選択的にフィン
ガー電極15に印加することができる。
ド側給電接片40と本体側給電接片42とを互いに接続
させることによって、装置本体23から出力された画像
信号をフィンガードライバ44からコネクタ部18及び
各々の給電ライン15tを介して、適宜選択的にフィン
ガー電極15に印加することができる。
【0013】なお、このように構成されたプリントヘッ
ド11のイオン放出領域Wに対向して、所定の微小間隔
をおいて誘電体ドラム16が配置されている。この誘電
体ドラム16は、アルミニウム等から成る円筒状支持体
46上に誘電体層47を積層して構成され、回転軸(図
示しない)を中心に矢印方向に一定速度で回転すること
ができるように構成されている。
ド11のイオン放出領域Wに対向して、所定の微小間隔
をおいて誘電体ドラム16が配置されている。この誘電
体ドラム16は、アルミニウム等から成る円筒状支持体
46上に誘電体層47を積層して構成され、回転軸(図
示しない)を中心に矢印方向に一定速度で回転すること
ができるように構成されている。
【0014】次に、プリントヘッド11の動作(静電潜
像形成動作)について説明する。なお、図7(b)に示
すように、フィンガー電極15には、切換スイッチ12
によって、接地電位又は負電圧(−VA )を選択的に印
加できるようになっており、スクリーン電極7には、フ
ィンガー電極15に印加される負電圧(−VA )より絶
対値の小さい負電圧(−VB )を印加できるようになっ
ている。
像形成動作)について説明する。なお、図7(b)に示
すように、フィンガー電極15には、切換スイッチ12
によって、接地電位又は負電圧(−VA )を選択的に印
加できるようになっており、スクリーン電極7には、フ
ィンガー電極15に印加される負電圧(−VA )より絶
対値の小さい負電圧(−VB )を印加できるようになっ
ている。
【0015】まず、ライン電極2とフィンガー電極15
の間に、高周波の高圧交流電源17から高圧交流電圧
(例えば、1MHzで2500V程度の電圧)を印加す
ると、フィンガー電極15のイオン放出孔15hの部分
において放電が生じ、その近傍の雰囲気がイオン化され
る。
の間に、高周波の高圧交流電源17から高圧交流電圧
(例えば、1MHzで2500V程度の電圧)を印加す
ると、フィンガー電極15のイオン放出孔15hの部分
において放電が生じ、その近傍の雰囲気がイオン化され
る。
【0016】この状態において、切換スイッチ12がa
側に切り換えられている場合、スクリーン電極7には、
負電圧(−VB )が印加され、一方、フィンガー電極1
5は接地電位となっている。このため、電位勾配は、フ
ィンガー電極15側からスクリーン電極7側へ向かう。
従って、フィンガー電極15の近傍に発生したイオンの
うち、負イオンは、フィンガー電極15の近傍に溜まっ
た状態となる。
側に切り換えられている場合、スクリーン電極7には、
負電圧(−VB )が印加され、一方、フィンガー電極1
5は接地電位となっている。このため、電位勾配は、フ
ィンガー電極15側からスクリーン電極7側へ向かう。
従って、フィンガー電極15の近傍に発生したイオンの
うち、負イオンは、フィンガー電極15の近傍に溜まっ
た状態となる。
【0017】これに対して、切換スイッチ12がb側に
切り換えられている場合、フィンガー電極15には、負
電圧(−VA )が印加される。このとき、負電圧(−V
A )と負電圧(−VB )は、その絶対値がVA >VB な
る関係を満足するため、電位勾配は、スクリーン電極7
側からフィンガー電極15側へ向かう。従って、フィン
ガー電極15の近傍に溜まっていた負イオンは、この電
位勾配に従ってスクリーン電極7に向けて加速され、ス
クリーン電極7の孔部7hから誘電体ドラム8に向かっ
て放出される。
切り換えられている場合、フィンガー電極15には、負
電圧(−VA )が印加される。このとき、負電圧(−V
A )と負電圧(−VB )は、その絶対値がVA >VB な
る関係を満足するため、電位勾配は、スクリーン電極7
側からフィンガー電極15側へ向かう。従って、フィン
ガー電極15の近傍に溜まっていた負イオンは、この電
位勾配に従ってスクリーン電極7に向けて加速され、ス
クリーン電極7の孔部7hから誘電体ドラム8に向かっ
て放出される。
【0018】そして、スクリーン電極7の孔部7hから
放出された負イオンが、誘電体ドラム8の誘電体層47
上に保持されることによって、ドット状の静電潜像が形
成されることになる。
放出された負イオンが、誘電体ドラム8の誘電体層47
上に保持されることによって、ドット状の静電潜像が形
成されることになる。
【0019】即ち、このプリントヘッド11によれば、
電圧バイアスを切り換えてスクリーン電極7の孔部7h
からのイオン放出動作をスイッチング制御することによ
り、画像形成のためのドット状の静電潜像を形成するこ
とができる。
電圧バイアスを切り換えてスクリーン電極7の孔部7h
からのイオン放出動作をスイッチング制御することによ
り、画像形成のためのドット状の静電潜像を形成するこ
とができる。
【0020】次に、所定の画像に対応するドット状の静
電潜像を形成する動作について、図7(c)及び図8
(b)〜(e)を参照して説明する。図7(c)には、
スクリーン電極7を取り除いて、ライン電極2及びフィ
ンガー電極15の一部を露出させた状態が示されてい
る。なお、図7(c)では、複数本のライン電極2を区
別するために、添え字を付して2-0、2-1、2-2、…と
示されており、また、複数本のフィンガー電極15も同
様に、15a,15b,15c,…と示されている。こ
のため、イオン放出孔15hについては、各ライン電極
2-0,2-1,2-2,…と、各フィンガー電極15a,1
5b,15c,…との交差点のイオン放出孔を互いに区
別できるように、仮の参照符号として13a0 ,13b
0 ,13c0 ,…13a5 ,13b5 ,13c5 を付し
ている。
電潜像を形成する動作について、図7(c)及び図8
(b)〜(e)を参照して説明する。図7(c)には、
スクリーン電極7を取り除いて、ライン電極2及びフィ
ンガー電極15の一部を露出させた状態が示されてい
る。なお、図7(c)では、複数本のライン電極2を区
別するために、添え字を付して2-0、2-1、2-2、…と
示されており、また、複数本のフィンガー電極15も同
様に、15a,15b,15c,…と示されている。こ
のため、イオン放出孔15hについては、各ライン電極
2-0,2-1,2-2,…と、各フィンガー電極15a,1
5b,15c,…との交差点のイオン放出孔を互いに区
別できるように、仮の参照符号として13a0 ,13b
0 ,13c0 ,…13a5 ,13b5 ,13c5 を付し
ている。
【0021】また、作像方法を簡単に説明するために、
ヘッド支持基板1上には、3本のフィンガー電極15
a,15b,15cと、6本のライン電極2-0,2-1,
2-2,2-3、2-4、2-5で構成されているものとして説
明することとする。
ヘッド支持基板1上には、3本のフィンガー電極15
a,15b,15cと、6本のライン電極2-0,2-1,
2-2,2-3、2-4、2-5で構成されているものとして説
明することとする。
【0022】このような構成において、例えばイオン放
出孔13b4 のみからイオンを放出させるためには、ラ
イン電極2-4を駆動させ且つフィンガー電極15bに負
電圧(−VA )を印加されるオン状態にし、他のフィン
ガー電極15a,15cは、接地電位が印加されたオフ
状態のままにしておく。
出孔13b4 のみからイオンを放出させるためには、ラ
イン電極2-4を駆動させ且つフィンガー電極15bに負
電圧(−VA )を印加されるオン状態にし、他のフィン
ガー電極15a,15cは、接地電位が印加されたオフ
状態のままにしておく。
【0023】ライン電極2-4を駆動させると、上述した
ように、イオン放出孔13a4 ,13b4 ,13c4 の
部分(内部)にイオンが発生する。しかし、フィンガー
電極15a,15cはオフ状態なので、イオン放出孔1
3a4 ,13c4 の内部に発生したイオンは、その孔内
に溜まった状態となる。
ように、イオン放出孔13a4 ,13b4 ,13c4 の
部分(内部)にイオンが発生する。しかし、フィンガー
電極15a,15cはオフ状態なので、イオン放出孔1
3a4 ,13c4 の内部に発生したイオンは、その孔内
に溜まった状態となる。
【0024】この場合、フィンガー電極15bのみがオ
ン状態になるため、イオン放出孔13b4 の内部に発生
したイオンは、その孔内から外部へ放出され、誘電体ド
ラム16上に到達する。このとき、誘電体ドラム16の
誘電体層47(図7(b)参照)上に1ドットの静電潜
像が形成される。
ン状態になるため、イオン放出孔13b4 の内部に発生
したイオンは、その孔内から外部へ放出され、誘電体ド
ラム16上に到達する。このとき、誘電体ドラム16の
誘電体層47(図7(b)参照)上に1ドットの静電潜
像が形成される。
【0025】イオン放出孔13a0 ,13b0 ,13c
0 ,…13a5 ,13b5 ,13c5 は、マトリックス
状に配列して形成されているため、ライン電極2-0,2
-1,2-2,2-3、2-4、2-5及びフィンガー電極15
a,15b,15cへの給電を夫々切換制御することに
よって、適宜選択的に所望のイオン放出孔13a0 ,1
3b0 ,13c0 ,…13a5 ,13b5 ,13c5 か
らイオンを放出させることができる。この結果、誘電体
ドラム16上に所望のドット状の静電潜像を形成するこ
とができる。
0 ,…13a5 ,13b5 ,13c5 は、マトリックス
状に配列して形成されているため、ライン電極2-0,2
-1,2-2,2-3、2-4、2-5及びフィンガー電極15
a,15b,15cへの給電を夫々切換制御することに
よって、適宜選択的に所望のイオン放出孔13a0 ,1
3b0 ,13c0 ,…13a5 ,13b5 ,13c5 か
らイオンを放出させることができる。この結果、誘電体
ドラム16上に所望のドット状の静電潜像を形成するこ
とができる。
【0026】ここで、誘電体ドラム16上に静電潜像を
形成して行く過程を具体的に説明する。まず、ライン電
極2-0のみを駆動させ、フィンガー電極15a,15
b,15cをオン状態にすると、イオン放出孔13a
0 ,13b0 ,13c0 からイオンが放出され、図8
(b)に示すように、誘電体ドラム16上には、イオン
放出孔13a0 ,13b0 ,13c0 に対応する位置に
ドット状の静電潜像14a0 ,14b0 ,14c0 が横
方向にライン状に形成される。
形成して行く過程を具体的に説明する。まず、ライン電
極2-0のみを駆動させ、フィンガー電極15a,15
b,15cをオン状態にすると、イオン放出孔13a
0 ,13b0 ,13c0 からイオンが放出され、図8
(b)に示すように、誘電体ドラム16上には、イオン
放出孔13a0 ,13b0 ,13c0 に対応する位置に
ドット状の静電潜像14a0 ,14b0 ,14c0 が横
方向にライン状に形成される。
【0027】このような静電潜像14a0 ,14b0 ,
14c0 を形成した後、誘電体ドラム16を図7(b)
中矢印方向に回転させて、当該潜像部分をライン電極2
-1に対応する位置に移動させる。このとき、ライン電極
2-1を駆動させると同様に、フィンガー電極15a,1
5b,15cをオン状態にすると、図8(c)に示すよ
うに、イオン放出孔13a1 ,13b1 ,13c1 から
放出されたイオンによって、静電潜像14a0 ,14b
0 ,14c0 に一部重なった状態で、新たな静電潜像1
4a1 ,14b1 ,14c1 が形成される。
14c0 を形成した後、誘電体ドラム16を図7(b)
中矢印方向に回転させて、当該潜像部分をライン電極2
-1に対応する位置に移動させる。このとき、ライン電極
2-1を駆動させると同様に、フィンガー電極15a,1
5b,15cをオン状態にすると、図8(c)に示すよ
うに、イオン放出孔13a1 ,13b1 ,13c1 から
放出されたイオンによって、静電潜像14a0 ,14b
0 ,14c0 に一部重なった状態で、新たな静電潜像1
4a1 ,14b1 ,14c1 が形成される。
【0028】以下同様に、誘電体ドラム16の回転と同
期してライン電極2-2,2-3,…2-5を順次駆動して、
次々に静電潜像を形成すると、図8(d)に示すような
ライン状の静電潜像を形成することができる。更に、ラ
イン電極2-2,2-3,…2-5とフィンガー電極15a,
15b,15cを選択的に駆動することによって、例え
ば図8(e)に示すような文字“A”もドット状の静電
潜像で形成することができる。
期してライン電極2-2,2-3,…2-5を順次駆動して、
次々に静電潜像を形成すると、図8(d)に示すような
ライン状の静電潜像を形成することができる。更に、ラ
イン電極2-2,2-3,…2-5とフィンガー電極15a,
15b,15cを選択的に駆動することによって、例え
ば図8(e)に示すような文字“A”もドット状の静電
潜像で形成することができる。
【0029】このような作像プロセスで形成された静電
潜像には、上述したように、所定の現像、転写、定着の
各プロセスが実行されることによって、記録紙25(図
5参照)上に所望の画像が形成され、ハードコピーとし
て得ることができる。
潜像には、上述したように、所定の現像、転写、定着の
各プロセスが実行されることによって、記録紙25(図
5参照)上に所望の画像が形成され、ハードコピーとし
て得ることができる。
【0030】このようなプリントヘッド11は、交換部
品(消耗品)であるため、装置本体23(図5参照)に
対して着脱可能に構成されている。また、装置本体23
側のプリントヘッド装着位置には、ライン電極の本数
(6〜12本)分、並びに、フィンガー電極の本数(1
20数本)分の本体側給電接片が設けられている。そし
て、プリントヘッド11を装置本体23に装着した際
に、ヘッド側給電接片を本体側給電接片に接触させた
り、あるいは、プリントヘッド11を装置本体23に装
着した際に、本体側のコンタクトプローブをヘッド側給
電接片に接触させることによって、各ライン電極や各フ
ィンガー電極に対して通電できるように構成されてい
る。
品(消耗品)であるため、装置本体23(図5参照)に
対して着脱可能に構成されている。また、装置本体23
側のプリントヘッド装着位置には、ライン電極の本数
(6〜12本)分、並びに、フィンガー電極の本数(1
20数本)分の本体側給電接片が設けられている。そし
て、プリントヘッド11を装置本体23に装着した際
に、ヘッド側給電接片を本体側給電接片に接触させた
り、あるいは、プリントヘッド11を装置本体23に装
着した際に、本体側のコンタクトプローブをヘッド側給
電接片に接触させることによって、各ライン電極や各フ
ィンガー電極に対して通電できるように構成されてい
る。
【0031】また、上述したようなイオンフロー方式の
プリントヘッド11では、時として画像が安定して得ら
れなかったり、ヘッドの立ち上がり時間(ヘッド起動時
間)が不安定になるといった現象を生じる場合がある。
これは、プリントヘッド11のイオン放出領域W(図8
(a)参照)付近の温度や湿度などが変動することによ
って、イオン発生態様(放電現象の起きる条件)が異な
るために生じると考えられている。このような事態を回
避するため、従来では、図6に示すように、プリントヘ
ッド11のイオン放出領域Wの両側に沿ってヒーター等
の発熱素子34を増設して、イオン放出領域W付近の雰
囲気(温度や湿度など)を安定化制御している。
プリントヘッド11では、時として画像が安定して得ら
れなかったり、ヘッドの立ち上がり時間(ヘッド起動時
間)が不安定になるといった現象を生じる場合がある。
これは、プリントヘッド11のイオン放出領域W(図8
(a)参照)付近の温度や湿度などが変動することによ
って、イオン発生態様(放電現象の起きる条件)が異な
るために生じると考えられている。このような事態を回
避するため、従来では、図6に示すように、プリントヘ
ッド11のイオン放出領域Wの両側に沿ってヒーター等
の発熱素子34を増設して、イオン放出領域W付近の雰
囲気(温度や湿度など)を安定化制御している。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリントヘッド11には、以下のような問題がある。ラ
イン電極及びフィンガー電極と同数の給電接片をプリン
トヘッド11側及び装置本体23側に夫々設けなければ
ならないため、プリントヘッド11及び装置本体23の
製造プロセスが煩雑になると共に、それらの製造コスト
が上昇してしまう。
プリントヘッド11には、以下のような問題がある。ラ
イン電極及びフィンガー電極と同数の給電接片をプリン
トヘッド11側及び装置本体23側に夫々設けなければ
ならないため、プリントヘッド11及び装置本体23の
製造プロセスが煩雑になると共に、それらの製造コスト
が上昇してしまう。
【0033】また、プリントヘッド11の専用機能とは
別に、ヒーター等の発熱素子34を設けなければならな
いため、プリントヘッド11の製造プロセスが煩雑にな
ると共に、その製造コストが上昇してしまう。
別に、ヒーター等の発熱素子34を設けなければならな
いため、プリントヘッド11の製造プロセスが煩雑にな
ると共に、その製造コストが上昇してしまう。
【0034】更に、図8(a)に示すように、従来で
は、プリントヘッド11と装置本体23との間で画像信
号がパラレル転送されており、本体側給電接片42の本
数と同数のヘッド側給電接片40を有するプリントヘッ
ド11しか使用することができないため、使用可能なプ
リントヘッド11の種類が限定されている。即ち、共通
の装置本体23に対して異なる種類やサイズのプリント
ヘッド11を取り付けることができない。このため、例
えば使用目的や解像度或いは記録サイズの異なる静電潜
像を適宜選択的に形成することができない。
は、プリントヘッド11と装置本体23との間で画像信
号がパラレル転送されており、本体側給電接片42の本
数と同数のヘッド側給電接片40を有するプリントヘッ
ド11しか使用することができないため、使用可能なプ
リントヘッド11の種類が限定されている。即ち、共通
の装置本体23に対して異なる種類やサイズのプリント
ヘッド11を取り付けることができない。このため、例
えば使用目的や解像度或いは記録サイズの異なる静電潜
像を適宜選択的に形成することができない。
【0035】解像度を向上させるためには、ライン電極
やフィンガー電極の本数を増やせば良いが、ライン電極
やフィンガー電極を増やすと、これに対応してヘッド側
給電接片40の本数も同様に増やさなければならない。
しかしながら、プリントヘッド11の面積は限られてい
るため、ヘッド側給電接片40の増加可能な本数は、こ
のプリントヘッド11の面積に対応して限定されてしま
う。このため、解像度の向上にも一定の制限が課せられ
ている。この場合、個々のヘッド側給電接片40の寸法
を小さくして互いに密に配置すれば、ある程度の高解像
度化が可能であるが、あまり密にヘッド側給電接片40
を配置すると、接片同士の電気的な干渉によって円滑な
給電が困難になる場合があるだけでなく、本体側給電接
片42とヘッド側給電接片40との位置精度も高めなけ
ればならない。
やフィンガー電極の本数を増やせば良いが、ライン電極
やフィンガー電極を増やすと、これに対応してヘッド側
給電接片40の本数も同様に増やさなければならない。
しかしながら、プリントヘッド11の面積は限られてい
るため、ヘッド側給電接片40の増加可能な本数は、こ
のプリントヘッド11の面積に対応して限定されてしま
う。このため、解像度の向上にも一定の制限が課せられ
ている。この場合、個々のヘッド側給電接片40の寸法
を小さくして互いに密に配置すれば、ある程度の高解像
度化が可能であるが、あまり密にヘッド側給電接片40
を配置すると、接片同士の電気的な干渉によって円滑な
給電が困難になる場合があるだけでなく、本体側給電接
片42とヘッド側給電接片40との位置精度も高めなけ
ればならない。
【0036】更に、プリントヘッド11は、消耗品であ
り、一定の精度を維持させるためには、適宜交換しなけ
ればならない。このとき、新たなプリントヘッド11を
装置本体23に取り付けた際、ヘッド側給電接片40と
本体側給電接片42とを相互に正確に接続させる必要が
ある。この場合、個々の給電接片同士の接触圧は小さな
ものであるが、図8(a)に示すように、従来では、コ
ンタクト部18において、多数(120数本)の給電接
片が配置されている。このため、これら全ての給電接片
の本数を合計した大きな接触圧がプリントヘッド11の
両側に作用することになる。装置本体23に対するプリ
ントヘッド11の取付位置は、高精度な静電潜像を形成
するために、高い位置決め精度を要求される。しかしな
がら、このように大きな接触力がプリントヘッド11の
両側に作用した場合において、両側からの接触圧が多少
でも異なっていると、プリントヘッド11の取付位置が
大きくずれてしまう場合がある。この場合、給電接片同
士の位置合わせや、圧力調整などの処置や作業が別途必
要となり、プリントヘッド11の交換作業が面倒にな
る。
り、一定の精度を維持させるためには、適宜交換しなけ
ればならない。このとき、新たなプリントヘッド11を
装置本体23に取り付けた際、ヘッド側給電接片40と
本体側給電接片42とを相互に正確に接続させる必要が
ある。この場合、個々の給電接片同士の接触圧は小さな
ものであるが、図8(a)に示すように、従来では、コ
ンタクト部18において、多数(120数本)の給電接
片が配置されている。このため、これら全ての給電接片
の本数を合計した大きな接触圧がプリントヘッド11の
両側に作用することになる。装置本体23に対するプリ
ントヘッド11の取付位置は、高精度な静電潜像を形成
するために、高い位置決め精度を要求される。しかしな
がら、このように大きな接触力がプリントヘッド11の
両側に作用した場合において、両側からの接触圧が多少
でも異なっていると、プリントヘッド11の取付位置が
大きくずれてしまう場合がある。この場合、給電接片同
士の位置合わせや、圧力調整などの処置や作業が別途必
要となり、プリントヘッド11の交換作業が面倒にな
る。
【0037】本発明は、このような問題を解決するため
に成されており、その目的は、装置本体に対する取付性
及び汎用性に優れた低コストのプリントヘッドを提供す
ることにある。
に成されており、その目的は、装置本体に対する取付性
及び汎用性に優れた低コストのプリントヘッドを提供す
ることにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のプリントヘッドは、第1の方向に沿
って延設された複数の第1電極と、これら第1電極と共
にマトリクスを構成すべく前記第1の方向とは異なる第
2の方向に沿って延設された複数の第2電極とから成
り、前記マトリクスを構成する第1及び第2電極の各交
点においてイオンを発生すべく設けられた積層電極と、
前記積層電極を支持する基体と、前記基体に対して一体
的に設けられ、前記積層電極に所定の信号を印加するた
めのドライバー回路とを備えている。
るために、本発明のプリントヘッドは、第1の方向に沿
って延設された複数の第1電極と、これら第1電極と共
にマトリクスを構成すべく前記第1の方向とは異なる第
2の方向に沿って延設された複数の第2電極とから成
り、前記マトリクスを構成する第1及び第2電極の各交
点においてイオンを発生すべく設けられた積層電極と、
前記積層電極を支持する基体と、前記基体に対して一体
的に設けられ、前記積層電極に所定の信号を印加するた
めのドライバー回路とを備えている。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
るプリントヘッドについて、図1及び図2を参照して説
明する。なお、本実施の形態のプリントヘッド50は、
上述した従来のプリントヘッド11(図5〜図8参照)
の改良に係り、このプリントヘッド50を取付可能な画
像形成装置の構成並びに動作は、従来の装置本体23
(図5参照)と同様であるため、その説明を省略する。
従って、以下の説明では、本実施の形態のプリントヘッ
ド50の説明に止める。
るプリントヘッドについて、図1及び図2を参照して説
明する。なお、本実施の形態のプリントヘッド50は、
上述した従来のプリントヘッド11(図5〜図8参照)
の改良に係り、このプリントヘッド50を取付可能な画
像形成装置の構成並びに動作は、従来の装置本体23
(図5参照)と同様であるため、その説明を省略する。
従って、以下の説明では、本実施の形態のプリントヘッ
ド50の説明に止める。
【0040】図1及び図2に示すように、本実施の形態
のプリントヘッド50は、基体52と、この基体52に
着脱可能に取り付けることが可能なヘッド基板54と、
このヘッド基板54上に積層された複数本のライン電極
56及びフィンガー電極58と、これらライン電極56
及びフィンガー電極58に所定の画像信号を印加するよ
うに、ヘッド基板54に接続されたフレキシブルプリン
ト基板60と、このフレキシブルプリント基板60を介
して所定の画像信号をライン電極56及びフィンガー電
極58に選択的に印加するドライバー回路を搭載可能で
あって且つフレキシブルプリント基板60に接続された
ドライバー基板62とを備えている。
のプリントヘッド50は、基体52と、この基体52に
着脱可能に取り付けることが可能なヘッド基板54と、
このヘッド基板54上に積層された複数本のライン電極
56及びフィンガー電極58と、これらライン電極56
及びフィンガー電極58に所定の画像信号を印加するよ
うに、ヘッド基板54に接続されたフレキシブルプリン
ト基板60と、このフレキシブルプリント基板60を介
して所定の画像信号をライン電極56及びフィンガー電
極58に選択的に印加するドライバー回路を搭載可能で
あって且つフレキシブルプリント基板60に接続された
ドライバー基板62とを備えている。
【0041】基体52は、熱伝導性に優れた材料(例え
ば、アルミニウム)で形成されており、その全体に亘っ
て凸状部の無い滑らかな外形を成している。この基体5
2には、ヘッド基板54を着脱可能に取り付けることが
可能な取付溝64と、ドライバー基板62を収容保持可
能な凹部66と、放熱効率を向上させるための放熱用溝
68とが設けられている。
ば、アルミニウム)で形成されており、その全体に亘っ
て凸状部の無い滑らかな外形を成している。この基体5
2には、ヘッド基板54を着脱可能に取り付けることが
可能な取付溝64と、ドライバー基板62を収容保持可
能な凹部66と、放熱効率を向上させるための放熱用溝
68とが設けられている。
【0042】ヘッド基板54は、例えばガラスで形成さ
れており、図示しない取付手段(例えば、着脱可能な接
着剤)によって基体52の取付溝64に着脱可能に取り
付けることができるように構成されている。このガラス
製のヘッド基板54の中央部には、その長手方向に沿っ
て帯状に且つ平行に延出した複数本のライン電極56
と、これらライン電極56に対して所定の角度で交差し
た帯状の複数本のフィンガー電極58とが設けられてい
る。
れており、図示しない取付手段(例えば、着脱可能な接
着剤)によって基体52の取付溝64に着脱可能に取り
付けることができるように構成されている。このガラス
製のヘッド基板54の中央部には、その長手方向に沿っ
て帯状に且つ平行に延出した複数本のライン電極56
と、これらライン電極56に対して所定の角度で交差し
た帯状の複数本のフィンガー電極58とが設けられてい
る。
【0043】そして、このヘッド基板54には、これら
ライン電極56とフィンガー電極58とが交差する領域
全体に亘って、イオン流を放出させるイオン放出領域W
が形成されており、このイオン放出領域Wにおいて、ラ
イン電極56と交差する部分のフィンガー電極58に
は、夫々、上述した従来技術と同様に、所定の径を有す
るイオン放出孔(図7参照)が形成されている。
ライン電極56とフィンガー電極58とが交差する領域
全体に亘って、イオン流を放出させるイオン放出領域W
が形成されており、このイオン放出領域Wにおいて、ラ
イン電極56と交差する部分のフィンガー電極58に
は、夫々、上述した従来技術と同様に、所定の径を有す
るイオン放出孔(図7参照)が形成されている。
【0044】なお、イオン放出領域Wを構成する他の構
成品は、従来のプリントヘッド11(図7及び図8
(a)参照)と同様であるため、その説明は省略する。
フレキシブルプリント基板60には、複数本のライン電
極56及びフィンガー電極58とドライバー回路とを電
気的に接続するための複数本の給電ライン70を印刷す
ることができるように構成されており、給電ライン70
の本数は、ヘッド基板54上に積層するライン電極56
及びフィンガー電極58の本数に対応して任意に増減変
更することができるようになっている。
成品は、従来のプリントヘッド11(図7及び図8
(a)参照)と同様であるため、その説明は省略する。
フレキシブルプリント基板60には、複数本のライン電
極56及びフィンガー電極58とドライバー回路とを電
気的に接続するための複数本の給電ライン70を印刷す
ることができるように構成されており、給電ライン70
の本数は、ヘッド基板54上に積層するライン電極56
及びフィンガー電極58の本数に対応して任意に増減変
更することができるようになっている。
【0045】ドライバー基板62は、その裏面にドライ
バー回路を搭載することができるように構成されてい
る。ドライバー回路は、フレキシブルプリント基板60
を介して所定の画像信号を複数本のライン電極56に選
択的に印加することが可能なラインドライバー回路(図
示しない)と、フレキシブルプリント基板60を介して
所定の画像信号を複数本のフィンガー電極58に選択的
に印加することが可能なフィンガードライバー回路72
とから構成されている。
バー回路を搭載することができるように構成されてい
る。ドライバー回路は、フレキシブルプリント基板60
を介して所定の画像信号を複数本のライン電極56に選
択的に印加することが可能なラインドライバー回路(図
示しない)と、フレキシブルプリント基板60を介して
所定の画像信号を複数本のフィンガー電極58に選択的
に印加することが可能なフィンガードライバー回路72
とから構成されている。
【0046】ドライバー基板62には、ラインドライバ
ー回路及びフィンガードライバー回路72の少なくとも
一方を搭載することが可能であるが、本実施の形態で
は、その一例として、ラインドライバー回路を装置本体
23側に設置し、フィンガードライバー回路72をドラ
イバー基板62の裏面に搭載することとする。
ー回路及びフィンガードライバー回路72の少なくとも
一方を搭載することが可能であるが、本実施の形態で
は、その一例として、ラインドライバー回路を装置本体
23側に設置し、フィンガードライバー回路72をドラ
イバー基板62の裏面に搭載することとする。
【0047】フィンガードライバー回路72は、フィン
ガー電極58の本数(フレキシブルプリント基板60に
印刷可能な給電ライン70の本数)に応じて、必要最小
限の個数を用意して、ドライバー基板62の裏面に搭載
すれば足りる。即ち、1つのフィンガードライバー回路
72に接続させることが可能な給電ライン70の本数
は、任意に設定することが可能であるが、そのフィンガ
ードライバー回路72の出力性能やイオン放出領域Wか
らのイオン放出効率などを考慮して、必要最小個数のフ
ィンガードライバー回路72を用意すれば良い。
ガー電極58の本数(フレキシブルプリント基板60に
印刷可能な給電ライン70の本数)に応じて、必要最小
限の個数を用意して、ドライバー基板62の裏面に搭載
すれば足りる。即ち、1つのフィンガードライバー回路
72に接続させることが可能な給電ライン70の本数
は、任意に設定することが可能であるが、そのフィンガ
ードライバー回路72の出力性能やイオン放出領域Wか
らのイオン放出効率などを考慮して、必要最小個数のフ
ィンガードライバー回路72を用意すれば良い。
【0048】このような構成によれば、基体52の取付
溝64にヘッド基板54を取り付けた状態において、ド
ライバー基板62を図1(a)中矢印方向に移動させて
基体52の凹部66に収容保持させることによって、こ
のドライバー基板62の裏面に搭載したフィンガードラ
イバー回路72を凹部66内に安定して且つ基体52に
対して一体的に収納させることができる。
溝64にヘッド基板54を取り付けた状態において、ド
ライバー基板62を図1(a)中矢印方向に移動させて
基体52の凹部66に収容保持させることによって、こ
のドライバー基板62の裏面に搭載したフィンガードラ
イバー回路72を凹部66内に安定して且つ基体52に
対して一体的に収納させることができる。
【0049】また、各々のフィンガードライバー回路7
2は、コネクタ部74を介して装置本体23側に設けら
れた画像信号出力回路76に接続させることができるよ
うに構成されており、このコネクタ部74には、各々の
フィンガードライバー回路72に接続したヘッド側給電
接片78と、画像信号出力回路76に接続した本体側給
電接片80とが配置されている。そして、例えばヘッド
交換時にプリントヘッド50を装置本体23に取り付け
る際に、ヘッド側給電接片78と本体側給電接片80と
を接触させることによって、画像信号出力回路76をコ
ネクタ部74を介して各々のフィンガードライバー回路
72に電気的に接続させることができるようになってい
る。
2は、コネクタ部74を介して装置本体23側に設けら
れた画像信号出力回路76に接続させることができるよ
うに構成されており、このコネクタ部74には、各々の
フィンガードライバー回路72に接続したヘッド側給電
接片78と、画像信号出力回路76に接続した本体側給
電接片80とが配置されている。そして、例えばヘッド
交換時にプリントヘッド50を装置本体23に取り付け
る際に、ヘッド側給電接片78と本体側給電接片80と
を接触させることによって、画像信号出力回路76をコ
ネクタ部74を介して各々のフィンガードライバー回路
72に電気的に接続させることができるようになってい
る。
【0050】このような構成を有する本実施の形態のプ
リントヘッド50において、画像信号出力回路76から
コネクタ部74を介して各々のフィンガードライバー回
路72に所定の画像信号が出力されると、各々のフィン
ガードライバー回路72から給電ライン70を介して複
数本のフィンガー電極58に選択的に画像信号が印加さ
れる。
リントヘッド50において、画像信号出力回路76から
コネクタ部74を介して各々のフィンガードライバー回
路72に所定の画像信号が出力されると、各々のフィン
ガードライバー回路72から給電ライン70を介して複
数本のフィンガー電極58に選択的に画像信号が印加さ
れる。
【0051】このとき、ラインドライバー回路によって
複数本のライン電極56を選択的に駆動させることによ
って、上述の従来技術と同様に、イオン放出領域Wのイ
オン放出孔(図7参照)から誘電体ドラム16(図5及
び図7参照)に向けてイオンを放出させ、誘電体ドラム
16上に所望のドット状の静電潜像を形成することがで
きる。
複数本のライン電極56を選択的に駆動させることによ
って、上述の従来技術と同様に、イオン放出領域Wのイ
オン放出孔(図7参照)から誘電体ドラム16(図5及
び図7参照)に向けてイオンを放出させ、誘電体ドラム
16上に所望のドット状の静電潜像を形成することがで
きる。
【0052】なお、その他の詳細な動作については、上
述の従来技術と同様であるため、その説明は省略する。
このように本実施の形態によれば、フィンガードライバ
ー回路72をプリントヘッド50側に一体的に収納保持
させるようにしたことによって、従来技術のようにライ
ン電極及びフィンガー電極と同数の給電接片をプリント
ヘッド側及び装置本体側に夫々設ける必要が無くなり、
フィンガードライバー回路72の個数に対応した給電接
片78,80のみを設ければ足りる。この結果、プリン
トヘッド50及び装置本体23の製造プロセスを簡略化
できると共に、それらの製造コストを低減することがで
きる。
述の従来技術と同様であるため、その説明は省略する。
このように本実施の形態によれば、フィンガードライバ
ー回路72をプリントヘッド50側に一体的に収納保持
させるようにしたことによって、従来技術のようにライ
ン電極及びフィンガー電極と同数の給電接片をプリント
ヘッド側及び装置本体側に夫々設ける必要が無くなり、
フィンガードライバー回路72の個数に対応した給電接
片78,80のみを設ければ足りる。この結果、プリン
トヘッド50及び装置本体23の製造プロセスを簡略化
できると共に、それらの製造コストを低減することがで
きる。
【0053】この場合、各々のフィンガードライバー回
路72に画像信号出力回路76からの画像信号をシリア
ル転送できる最低限の信号線数があれば良いので、給電
接片78,80は、夫々、少なくとも2個有れば足り
る。
路72に画像信号出力回路76からの画像信号をシリア
ル転送できる最低限の信号線数があれば良いので、給電
接片78,80は、夫々、少なくとも2個有れば足り
る。
【0054】また、本実施の形態によれば、フィンガー
ドライバー回路72をプリントヘッド50側に一体的に
収納保持させるようにしたことによって、従来技術のよ
うにヒーター等の発熱素子を別途設けること無く、各々
のフィンガードライバー回路72から発する熱によって
イオン放出領域W付近の温度や湿度を安定化させること
ができる。この結果、ヘッドの立ち上がり時間(ヘッド
起動時間)を安定化させて、常に安定したイオン流を得
ることが可能となる。更に、従来技術のようにヒーター
等の発熱素子を別途設ける必要がないため、プリントヘ
ッド50の製造プロセスを簡略化できると共に、その製
造コストを低減することができる。
ドライバー回路72をプリントヘッド50側に一体的に
収納保持させるようにしたことによって、従来技術のよ
うにヒーター等の発熱素子を別途設けること無く、各々
のフィンガードライバー回路72から発する熱によって
イオン放出領域W付近の温度や湿度を安定化させること
ができる。この結果、ヘッドの立ち上がり時間(ヘッド
起動時間)を安定化させて、常に安定したイオン流を得
ることが可能となる。更に、従来技術のようにヒーター
等の発熱素子を別途設ける必要がないため、プリントヘ
ッド50の製造プロセスを簡略化できると共に、その製
造コストを低減することができる。
【0055】また、本実施の形態によれば、フィンガー
ドライバー回路72をプリントヘッド50側に一体的に
収納保持させるようにしたことによって、プリントヘッ
ド50側において画像信号のパラレル転送が行われ、プ
リントヘッド50と装置本体23との間では、画像信号
をシリアル転送するだけで良くなる。この結果、共通の
装置本体23に対して異なる種類やサイズのプリントヘ
ッド50を取り付けることが可能となり、例えば使用目
的や解像度或いは記録サイズの異なる静電潜像を適宜選
択的に形成することができる。
ドライバー回路72をプリントヘッド50側に一体的に
収納保持させるようにしたことによって、プリントヘッ
ド50側において画像信号のパラレル転送が行われ、プ
リントヘッド50と装置本体23との間では、画像信号
をシリアル転送するだけで良くなる。この結果、共通の
装置本体23に対して異なる種類やサイズのプリントヘ
ッド50を取り付けることが可能となり、例えば使用目
的や解像度或いは記録サイズの異なる静電潜像を適宜選
択的に形成することができる。
【0056】また、本実施の形態によれば、フィンガー
ドライバー回路72をプリントヘッド50側に一体的に
収納保持させるようにしたことによって、給電接片7
8,80の個数を増やすこと無く、フィンガー電極58
の本数に対応して各々のフィンガードライバー回路72
からの給電ライン70の本数を増やすだけで容易に高解
像度化を実現することができる。
ドライバー回路72をプリントヘッド50側に一体的に
収納保持させるようにしたことによって、給電接片7
8,80の個数を増やすこと無く、フィンガー電極58
の本数に対応して各々のフィンガードライバー回路72
からの給電ライン70の本数を増やすだけで容易に高解
像度化を実現することができる。
【0057】また、本実施の形態によれば、フィンガー
ドライバー回路72をプリントヘッド50側に一体的に
収納保持させて、プリントヘッド50と装置本体23と
の間で画像信号をシリアル転送するようにしたことによ
って、給電接片78,80の個数を従来技術に比べて飛
躍的に少なくすることができる。この結果、給電接片7
8,80同士の接触圧をある程度低くしても、給電接片
78,80同士の導通の確保がし易くなる。この場合、
プリントヘッド50の両側には、小さな接触力が作用す
ることになるため、従来技術のようにプリントヘッドの
取付位置が大きくずれてしまうことは無く、装置本体2
3に対するプリントヘッド50の位置決め精度を向上さ
せることが可能となる。
ドライバー回路72をプリントヘッド50側に一体的に
収納保持させて、プリントヘッド50と装置本体23と
の間で画像信号をシリアル転送するようにしたことによ
って、給電接片78,80の個数を従来技術に比べて飛
躍的に少なくすることができる。この結果、給電接片7
8,80同士の接触圧をある程度低くしても、給電接片
78,80同士の導通の確保がし易くなる。この場合、
プリントヘッド50の両側には、小さな接触力が作用す
ることになるため、従来技術のようにプリントヘッドの
取付位置が大きくずれてしまうことは無く、装置本体2
3に対するプリントヘッド50の位置決め精度を向上さ
せることが可能となる。
【0058】また、本実施の形態によれば、ヘッド基板
54を基体52に対して着脱可能に構成したことによっ
て、従来技術のようにプリントヘッド全体をそっくり交
換すること無く、交換が必要な部品(例えば、基体5
2)のみを選択して交換することできる。特に、フィン
ガードライバー回路72は、一般に高価であるため、従
来のようにプリントヘッド全体をそっくり交換すると、
まだ使用することができるフィンガードライバー回路も
交換することになり、その交換費用が無駄にかさんでし
まう。これに対して、本実施の形態によれば、高価なフ
ィンガードライバー回路72の再利用が可能となる。
54を基体52に対して着脱可能に構成したことによっ
て、従来技術のようにプリントヘッド全体をそっくり交
換すること無く、交換が必要な部品(例えば、基体5
2)のみを選択して交換することできる。特に、フィン
ガードライバー回路72は、一般に高価であるため、従
来のようにプリントヘッド全体をそっくり交換すると、
まだ使用することができるフィンガードライバー回路も
交換することになり、その交換費用が無駄にかさんでし
まう。これに対して、本実施の形態によれば、高価なフ
ィンガードライバー回路72の再利用が可能となる。
【0059】また、本実施の形態によれば、基体52に
放熱用溝68を形成したことによって、プリントヘッド
50の放熱性を更に向上させることが可能となる。ま
た、本実施の形態によれば、ドライバー基板62を図1
(a)中矢印方向に移動させて基体52の凹部66に収
容保持させることによって、このドライバー基板62の
裏面に搭載したフィンガードライバー回路72を凹部6
6内に安定して且つ基体52に対して一体的に収納させ
ることができる。この結果、プリントヘッド50の表面
を凸状部の無い滑らかな外形とすることができるため、
ヘッド交換時の着脱作業に際し、引っかかり無く、円滑
且つ安定してプリントヘッド50を装置本体23に取り
付けることが可能となる。このとき、高価なフィンガー
ドライバー回路72は、ドライバー基板62によって外
部から保護されつつ凹部66内に収納されているため、
上述のようなヘッド交換作業時、フィンガードライバー
回路72が装置本体23に接触して損傷することも無
い。
放熱用溝68を形成したことによって、プリントヘッド
50の放熱性を更に向上させることが可能となる。ま
た、本実施の形態によれば、ドライバー基板62を図1
(a)中矢印方向に移動させて基体52の凹部66に収
容保持させることによって、このドライバー基板62の
裏面に搭載したフィンガードライバー回路72を凹部6
6内に安定して且つ基体52に対して一体的に収納させ
ることができる。この結果、プリントヘッド50の表面
を凸状部の無い滑らかな外形とすることができるため、
ヘッド交換時の着脱作業に際し、引っかかり無く、円滑
且つ安定してプリントヘッド50を装置本体23に取り
付けることが可能となる。このとき、高価なフィンガー
ドライバー回路72は、ドライバー基板62によって外
部から保護されつつ凹部66内に収納されているため、
上述のようなヘッド交換作業時、フィンガードライバー
回路72が装置本体23に接触して損傷することも無
い。
【0060】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されることは無く、以下のように種々変更することが
可能である。第1の変形例として、例えば図3(a),
(b)に示すように、基体52の表面にヘッド基板54
を一体的に設けると共に、基体52の裏面にコネクタ部
74及びフィンガードライバー回路72を一体的に設け
てプリントヘッド50を構成しても良い。
定されることは無く、以下のように種々変更することが
可能である。第1の変形例として、例えば図3(a),
(b)に示すように、基体52の表面にヘッド基板54
を一体的に設けると共に、基体52の裏面にコネクタ部
74及びフィンガードライバー回路72を一体的に設け
てプリントヘッド50を構成しても良い。
【0061】この第1の変形例のプリントヘッド50
は、全体的に薄型で且つ細長く構成することができると
共に、コネクタ部74を基体52の端部に配置すれば、
プリントヘッド50の取付方向Sから見たプリントヘッ
ド50の占有領域は、薄く且つ幅狭なものとなる。この
場合、装置本体23のヘッド取付領域は、この占有領域
を満足する程度の小さなものとすることができるため、
画像形成装置全体のコンパクト化を実現することができ
る。
は、全体的に薄型で且つ細長く構成することができると
共に、コネクタ部74を基体52の端部に配置すれば、
プリントヘッド50の取付方向Sから見たプリントヘッ
ド50の占有領域は、薄く且つ幅狭なものとなる。この
場合、装置本体23のヘッド取付領域は、この占有領域
を満足する程度の小さなものとすることができるため、
画像形成装置全体のコンパクト化を実現することができ
る。
【0062】また、第2の変形例として、例えば図3
(c)に示すように、基体52の同一平面上に、ヘッド
基板54、コネクタ部74、フィンガードライバー回路
72を一体的に設けてプリントヘッド50を構成しても
良い。
(c)に示すように、基体52の同一平面上に、ヘッド
基板54、コネクタ部74、フィンガードライバー回路
72を一体的に設けてプリントヘッド50を構成しても
良い。
【0063】この第2の変形例のプリントヘッド50に
よれば、基体52の同一平面上に給電ラインを形成すれ
ば良いため、プリントヘッド50の製造プロセスを簡略
化できる。
よれば、基体52の同一平面上に給電ラインを形成すれ
ば良いため、プリントヘッド50の製造プロセスを簡略
化できる。
【0064】また、第3の変形例として、例えば図4
(a)に示すように、その一側が折り曲げられた基体5
2に対して、ヘッド基板54を折曲部52aの外側に設
けると共に、フィンガードライバー回路72及びコネク
タ部74を折曲部52aの内側に延出した平面52b上
に共に設けてプリントヘッド50を構成しても良い。
(a)に示すように、その一側が折り曲げられた基体5
2に対して、ヘッド基板54を折曲部52aの外側に設
けると共に、フィンガードライバー回路72及びコネク
タ部74を折曲部52aの内側に延出した平面52b上
に共に設けてプリントヘッド50を構成しても良い。
【0065】更に、第4の変形例として、例えば図4
(b)に示すように、その一側が折り曲げられた基体5
2に対して、ヘッド基板54を折曲部52aの外側に設
けると共に、フィンガードライバー回路72を折曲部5
2aの内側に延出した平面52b上に設け、この平面5
2bの裏面52c側にコネクタ部74を設けてプリント
ヘッド50を構成しても良い。
(b)に示すように、その一側が折り曲げられた基体5
2に対して、ヘッド基板54を折曲部52aの外側に設
けると共に、フィンガードライバー回路72を折曲部5
2aの内側に延出した平面52b上に設け、この平面5
2bの裏面52c側にコネクタ部74を設けてプリント
ヘッド50を構成しても良い。
【0066】このような第3及び第4の変形例によれ
ば、使用目的やヘッド取付位置の制限等に対応したプリ
ントヘッド50を提供することができる。また、上述し
た実施の形態並びに第1〜第4の変形例では、ラインド
ライバー回路を装置本体23側に設置し、フィンガード
ライバー回路72をドライバー基板62の裏面に搭載し
ているが、これに限定されることは無く、フィンガード
ライバー回路72を装置本体23側に設置し、ラインド
ライバー回路をドライバー基板62の裏面に搭載しても
良いし、或いは、ラインドライバー回路及びフィンガー
ドライバー回路72を共にドライバー基板62の裏面に
搭載しても良い。但し、ラインドライバー回路及びフィ
ンガードライバー回路72を共にドライバー基板62の
裏面に搭載する場合には、ラインドライバー回路とフィ
ンガードライバー回路72との間の熱的及び電気的な干
渉を防止するための干渉防止機構をドライバー基板62
に増設することが好ましい。
ば、使用目的やヘッド取付位置の制限等に対応したプリ
ントヘッド50を提供することができる。また、上述し
た実施の形態並びに第1〜第4の変形例では、ラインド
ライバー回路を装置本体23側に設置し、フィンガード
ライバー回路72をドライバー基板62の裏面に搭載し
ているが、これに限定されることは無く、フィンガード
ライバー回路72を装置本体23側に設置し、ラインド
ライバー回路をドライバー基板62の裏面に搭載しても
良いし、或いは、ラインドライバー回路及びフィンガー
ドライバー回路72を共にドライバー基板62の裏面に
搭載しても良い。但し、ラインドライバー回路及びフィ
ンガードライバー回路72を共にドライバー基板62の
裏面に搭載する場合には、ラインドライバー回路とフィ
ンガードライバー回路72との間の熱的及び電気的な干
渉を防止するための干渉防止機構をドライバー基板62
に増設することが好ましい。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、装置本体に対する取付
性及び汎用性に優れた低コストのプリントヘッドを提供
することができる。
性及び汎用性に優れた低コストのプリントヘッドを提供
することができる。
【図1】(a)は、本発明の一実施の形態に係るプリン
トヘッドの斜視図、(b)は、本発明の一実施の形態に
係るプリントヘッドの分解斜視図。
トヘッドの斜視図、(b)は、本発明の一実施の形態に
係るプリントヘッドの分解斜視図。
【図2】本発明のプリントヘッドを装置本体に接続させ
た状態を示す図。
た状態を示す図。
【図3】(a)は、本発明の第1の変形例に係るプリン
トヘッドの斜視図、(b)は、同図(a)のプリントヘ
ッドを裏面側から見た斜視図、(c)は、本発明の第2
の変形例に係るプリントヘッドの斜視図。
トヘッドの斜視図、(b)は、同図(a)のプリントヘ
ッドを裏面側から見た斜視図、(c)は、本発明の第2
の変形例に係るプリントヘッドの斜視図。
【図4】(a)は、本発明の第3の変形例に係るプリン
トヘッドの斜視図、(b)は、本発明の第4の変形例に
係るプリントヘッドの斜視図。
トヘッドの斜視図、(b)は、本発明の第4の変形例に
係るプリントヘッドの斜視図。
【図5】従来のプリントヘッドが取り付けられた画像形
成装置の構成を示す図。
成装置の構成を示す図。
【図6】従来のプリントヘッドに発熱素子を設けた状態
を示す平面図。
を示す平面図。
【図7】(a)は、従来のプリントヘッドのイオン放出
領域の主要な内部構成を示す平面図、(b)は、同図
(a)のb−b線に沿う断面図、(c)は、従来のプリ
ントヘッドのライン電極とフィンガー電極の配置構成を
示す図。
領域の主要な内部構成を示す平面図、(b)は、同図
(a)のb−b線に沿う断面図、(c)は、従来のプリ
ントヘッドのライン電極とフィンガー電極の配置構成を
示す図。
【図8】(a)は、従来のプリントヘッドを装置本体に
接続させた状態を示す図、(b)〜(e)は、夫々、誘
電体ドラム上に静電潜像をドット状に形成した状態を示
す図。
接続させた状態を示す図、(b)〜(e)は、夫々、誘
電体ドラム上に静電潜像をドット状に形成した状態を示
す図。
50 プリントヘッド 52 基体 54 ヘッド基板 56 ライン電極 58 フィンガー電極 60 フレキシブルプリント基板 62 ドライバー基板 72 フィンガードライバー回路
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の方向に沿って延設された複数の第
1電極と、これら第1電極と共にマトリクスを構成すべ
く前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って延設さ
れた複数の第2電極とから成り、前記マトリクスを構成
する第1及び第2電極の各交点においてイオンを発生す
べく設けられた積層電極と、 前記積層電極を支持する基体と、 前記基体に対して一体的に設けられ、前記積層電極に所
定の信号を印加するためのドライバー回路とを備えてい
ることを特徴とするプリントヘッド。 - 【請求項2】 前記ドライバー回路は、画像形成装置側
から送信されるシリアルな信号を前記積層電極の第1及
び第2電極に対して選択的に印加することを特徴とする
請求項1に記載のプリントヘッド。 - 【請求項3】 前記基体には、前記積層電極を支持する
と共に、前記ドライバー回路を収納することが可能な凹
部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に
記載のプリントヘッド。 - 【請求項4】 前記第1電極は、ライン電極であり、前
記第2電極は、フィンガー電極であり、また、前記ドラ
イバー回路は、所定の信号を前記ライン電極に選択的に
印加することが可能なラインドライバー回路と、所定の
信号を前記フィンガー電極に選択的に印加することが可
能なフィンガードライバー回路とから構成されており、
前記基体には、少なくともフィンガードライバー回路が
一体的に設けられていることを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1に記載のプリントヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13969598A JPH11320957A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | プリントヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13969598A JPH11320957A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | プリントヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11320957A true JPH11320957A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15251272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13969598A Withdrawn JPH11320957A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | プリントヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11320957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019240131A1 (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | キヤノン株式会社 | 露光ヘッド及び画像形成装置 |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP13969598A patent/JPH11320957A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019240131A1 (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | キヤノン株式会社 | 露光ヘッド及び画像形成装置 |
JP2019214153A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | キヤノン株式会社 | 露光ヘッド及び画像形成装置 |
US11079699B2 (en) | 2018-06-12 | 2021-08-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Exposure head and image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |