JPH11319889A - セレン含有排水の処理方法及び装置 - Google Patents

セレン含有排水の処理方法及び装置

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JPH11319889A
JPH11319889A JP14087098A JP14087098A JPH11319889A JP H11319889 A JPH11319889 A JP H11319889A JP 14087098 A JP14087098 A JP 14087098A JP 14087098 A JP14087098 A JP 14087098A JP H11319889 A JPH11319889 A JP H11319889A
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JP14087098A
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Rie Yano
理江 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生物学的処理法を利用してセレン含有排水の
処理を行う場合に、セレン含有排水が溶解性セレンを高
濃度で含むときでも、生物処理反応槽を大型にする必要
が生じたり、溶解性セレンが持つ毒性によって生物反応
が阻害されたりすることを防止しつつ、溶解性セレンを
確実に不溶化して除去できるようにする。 【解決手段】 第1工程として、物理化学的処理手段6
によって、溶解性セレンを含有するセレン含有排水を物
理化学的セレン除去法で処理する。次に、第2工程とし
て、生物学的処理手段22によって、第1工程の処理水
を生物学的セレン除去法で処理する。さらに、第3工程
として、凝集処理手段36によって、第2工程の処理水
を凝集処理する。第1工程では、溶解性セレン濃度が5
00mgSe/lを超えるセレン含有排水を処理して、
第1工程の処理水中の溶解性セレン濃度を500mgS
e/l以下にすることが適当である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属精錬場排水・
ガラス工場排水・火力発電所排水・鉱山排水等のセレン
含有排水中に含まれる溶解性セレンを除去する方法及び
装置に関し、さらに詳述すると、溶解性セレンを高濃度
で含むセレン含有排水を処理する場合に好適に使用され
るセレン含有排水の処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前述したようなセレン含有排水中におい
て、セレンは通常、セレン酸イオン(SeO4 2-:6価
セレン)及び/又は亜セレン酸イオン(SeO3 2-:4
価セレン)の形態で溶存している。なお、これらのイオ
ンが排水中に単独で存在することもあるが、通常は、両
者が共存している場合が多い。
【0003】従来、セレン含有排水中に含まれるセレン
酸イオン及び亜セレン酸イオン(以下これらを溶解性セ
レンということもある)を除去する方法として、下記
〜の物理化学的処理方法や、の生物学的処理方法が
知られている。 セレン含有排水中に含まれる溶解性セレンを樹脂等か
らなる吸着材により吸着して除去する方法。 セレン含有排水にマグネシウム塩、亜鉛塩、第2鉄塩
といった金属塩を添加して、セレンをこれら金属塩との
不溶性セレン化合物として分離除去する方法。 セレン含有排水に溶解性セレンを不溶性の分子状セレ
ン(0価セレン)に還元できる第1鉄塩を添加して、溶
解性セレンを不溶化した後、生成した不溶化物を沈殿等
によって分離除去する方法。 セレン含有排水中に含まれる溶解性セレンを通性嫌気
性条件(溶存酸素が実質的に存在しない条件)下での嫌
気性生物処理によって不溶性の分子状セレンに還元した
後、この分子状セレンを微生物に吸着させて微生物と共
に分離したり、分子状セレン自体を沈降分離等により分
離除去する方法。この方法では、セレン酸イオンはいっ
たん亜セレン酸イオンに還元された後に分子状セレンに
還元され、亜セレン酸イオンは直接分子状セレンに還元
されると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た〜の方法は、それぞれ次のような欠点を有するも
のであった。まず、の吸着法は、処理の良否が共存物
質の影響を受けやすく、また吸着材の再生廃液中に含ま
れる溶解性セレンの処理が問題となるものであった。
【0005】の化学的処理法では、4価の亜セレン酸
イオンからは不溶性セレン化合物が比較的容易に生成す
るが、6価のセレン酸イオンからは不溶性セレン化合物
が生成しにくく、そのため6価のセレン酸イオンが処理
水中に残存し、その結果、全セレン濃度を排水基準値で
ある0.1mgSe/l以下にまで除去することが難し
かった。
【0006】の化学的処理法では、セレン酸イオン及
び亜セレン酸イオンの両方を除去することが可能である
が、この方法は第1鉄塩を多量に必要とするとともに、
固液分離後の不溶化物(汚泥)が多量に発生するため、
ランニングコスト、廃棄物処理コストの点で不利であっ
た。
【0007】また、これら物理化学的処理方法の共通の
問題点としては、対象物質(この場合は溶解性セレンを
指す)が高濃度のときと比較して、低濃度のときには反
応効率が低下するという一般的な化学反応の性質から、
高濃度の溶解性セレンを含むセレン含有排水を処理して
セレン濃度を排水基準値(全セレンとして0.1mgS
e/l)以下にまで低減するためには、吸着材や凝集剤
の量を増やしたり、反応効率を上げるために多段式処理
にしたりする必要があり、コストが非常に高くなるとい
うことがあった。
【0008】の生物学的処理法は、被処理水と生物と
を接触させ、溶解性セレンを生物の働きにより不溶性の
分子状セレンに還元して、排水中から分離除去するもの
である。類似の例としては生物脱窒や生物脱硫があり、
例えば脱窒菌は、通性嫌気条件(溶存酸素が実質的に存
在しない条件)において、水素供与体としての有機物
(例えばメタノール等)存在下で、硝酸性窒素(N
3 -)及び/又は亜硝酸性窒素(NO2 -)の結合酸素
(NO3、NO2のO)を利用して呼吸を行い、硝酸性窒
素及び/又は亜硝酸性窒素を還元して窒素ガス化するこ
とにより、排水中の窒素を除去する。セレン還元菌も、
脱窒菌と同様に、通性嫌気条件・水素供与体存在下にお
いて、セレン酸イオン及び/又は亜セレン酸イオンの結
合酸素(SeO4 2 -、SeO3 2-のO)を利用して呼吸を
行うことにより、セレン酸イオン及び/又は亜セレン酸
イオンを分子状セレンに還元すると考えられる。
【0009】の生物学的処理法は、亜セレン酸イオン
と共にの物理化学的方法では除去できないセレン酸イ
オンを除去することができ、したがって毒性の強い溶解
性セレンの大部分を毒性の弱い分子状セレンにできると
いう利点がある。しかし、この生物学的処理法では、溶
解性セレンの濃度が高いセレン含有排水を処理する場
合、被処理水と生物との接触時間を長くするために、生
物処理反応槽を大型にする必要が生じることがあった。
また、やはり溶解性セレンの濃度が高いセレン含有排水
を処理する場合、溶解性セレン自体が持つ毒性によって
生物反応が阻害され、処理が良好に進行しないことがあ
った。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、前述した生物学的処理法を利用したセレン含有排水
の処理方法及び装置であって、溶解性セレンを高濃度で
含むセレン含有排水を処理する場合でも、生物処理反応
槽を大型にする必要が生じたり、溶解性セレンが持つ毒
性によって生物反応が阻害されたりすることを防止しつ
つ、溶解性セレンを確実に不溶化して除去することがで
きるようにしたセレン含有排水の処理方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために種々検討を行った結果、生物処理反応槽
への流入水中に含まれる溶解性セレンの濃度が500m
gSe/lを超えると、前記のように生物処理反応槽を
大型にする必要が生じたり、溶解性セレンが持つ毒性に
よって生物反応が阻害されたりするといった問題が生じ
るが、上記流入水中の溶解性セレン濃度が500mgS
e/lであればこのような問題を低減できること、した
がって上記問題を解消するためには、生物処理の前段に
おいて被処理水中の溶解性セレン濃度を予め500mg
Se/l以下に低減すればよいことを見出した。
【0012】そして、本発明者はさらに検討を行った結
果、生物処理の前段で被処理水中の溶解性セレン濃度を
500mgSe/l以下に低減する場合に、この処理を
物理化学的方法によって行えば、該物理化学的処理で
は、被処理水中の溶解性セレン濃度をそれほど低くしな
くてもよいので、前記の如く溶解性セレン濃度を大きく
低減させるために吸着材や凝集剤の量を増やしたり、多
段式処理にして反応効率を上げたりすることなく、効率
良く溶解性セレンを除去できることに想到した。
【0013】また、本発明者は、生物処理で生成した不
溶性の分子状セレンの殆どは生物汚泥に吸着されて除去
されるが、一部は生物処理水中に流出するため、生物処
理の後段でさらに仕上げ処理として凝集処理を行い、該
凝集処理によって生物処理水中に流出した分子状セレン
を除去することにより、全セレン濃度が低減した処理水
を得ることができ、またたとえ生物処理水中に溶解性セ
レンが残留している場合でも、この溶解性セレンを上記
凝集処理によって除去できることに想到した。
【0014】本発明は、上述した知見に基づいてなされ
たものであり、溶解性セレンを含有するセレン含有排水
を物理化学的セレン除去法で処理する第1工程と、第1
工程の処理水を生物学的セレン除去法で処理する第2工
程とを具備することを特徴とするセレン含有排水の処理
方法、及び、溶解性セレンを含有するセレン含有排水を
物理化学的セレン除去法で処理する第1工程と、第1工
程の処理水を生物学的セレン除去法で処理する第2工程
と、第2工程の処理水を凝集処理する第3工程とを具備
することを特徴とするセレン含有排水の処理方法を提供
する。
【0015】また、本発明は、溶解性セレンを含有する
セレン含有排水を物理化学的セレン除去法で処理する物
理化学的処理手段と、物理化学的処理手段の処理水を生
物学的セレン除去法で処理する生物学的処理手段とを具
備することを特徴とするセレン含有排水の処理装置、及
び、溶解性セレンを含有するセレン含有排水を物理化学
的セレン除去法で処理する物理化学的処理手段と、物理
化学的処理手段の処理水を生物学的セレン除去法で処理
する生物学的処理手段と、生物学的処理手段の処理水を
凝集処理する凝集処理手段とを具備することを特徴とす
るセレン含有排水の処理装置を提供する。
【0016】以下、本発明につきさらに詳しく説明す
る。本発明の第1工程では、溶解性セレンを含有するセ
レン含有排水を物理化学的セレン除去法で処理する。そ
して、これにより、第2工程の生物処理で生物処理反応
槽を大型にする必要が生じたり、溶解性セレンが持つ毒
性によって生物反応が阻害されたりすることを防止でき
る程度にまで、被処理水中の溶解性セレンを除去する。
したがって、第1工程では、溶解性セレン濃度が500
mgSe/lを超えるセレン含有排水を処理して、その
処理水中の溶解性セレン濃度を500mgSe/l以下
にすることが好ましい。また、第2工程の生物処理反応
槽をできるだけ小型にするために、第1工程でその処理
水中の溶解性セレン濃度を100mgSe/l以下にす
ることがより好ましい。
【0017】第1工程で用いる物理化学的セレン除去法
の種類に必ずしも限定はないが、凝集沈殿法、鉄粉法、
吸着法及び触媒法から選ばれる1種又は2種以上の組み
合わせを好適に採用することができる。
【0018】凝集沈殿法としては、例えば、前述した
又はの方法、すなわちセレン含有排水にマグネシウ
ム塩、亜鉛塩、第2鉄塩といった金属塩を添加して、セ
レンをこれら金属塩との不溶性セレン化合物として分離
除去する方法、又は、セレン含有排水に溶解性セレン
を不溶性の分子状セレンに還元できる第1鉄塩を添加し
て、溶解性セレンを不溶化した後、生成した不溶化物を
沈殿等によって分離除去する方法を採ることができる。
【0019】鉄粉法は、被処理水中に金属鉄(鉄粉)を
導入し、上記金属鉄の酸化(溶解)によって生じる2価
鉄イオンで溶解性セレンを不溶性の分子状セレンに還元
して、除去する方法である。この方法では、セレン酸イ
オン及び亜セレン酸イオンの両方を除去することが可能
である。なお、反応器としては、充填塔方式あるいは流
動槽方式の反応器を用いることが適当である。
【0020】吸着法としては、例えば、前述したの方
法、すなわちセレン含有排水中に含まれる溶解性セレン
をイオン交換樹脂、ゼオライト等からなる吸着材により
吸着して除去する方法を採ることができる。
【0021】触媒法は、触媒に被処理水を接触させるこ
とにより、触媒によって溶解性セレンを不溶性の分子状
セレンに還元して、除去する方法である。触媒として
は、セレン酸イオン及び/又は亜セレン酸イオンを分子
状セレンに還元できるものであればいずれのものでもよ
い。具体的には、白金、パラジウム、銅及びロジウムか
ら選ばれる1種又は2種以上の組み合わせからなる金属
触媒を好適に用いることができ、例えばパラジウム及び
銅を組み合わせた触媒を用いると、被処理水に水素ガス
を添加することにより、セレン酸イオン及び亜セレン酸
イオンの両方を除去することが可能である。
【0022】なお、物理化学的処理法でセレン含有排水
中に含まれる6価のセレン酸イオンを除去するために
は、高価でかつ取り扱いが面倒な第1鉄塩を用いた凝集
沈殿法や、鉄粉法を使用する必要がある。しかし、本発
明では、セレン酸イオンは第2工程の生物処理で除去さ
れるので、第1工程では単に処理水中の溶解性セレン濃
度を500mgSe/l以下にすればよく、第1工程の
処理水中にセレン酸イオンが残留していても問題はな
い。したがって、本発明の第1工程では、セレン含有水
中にセレン酸イオンが元々500mgSe/lを超える
濃度で含まれている場合以外は、第1工程でセレン酸イ
オンを除去する必要はないので、第1工程では安価でか
つ取り扱いが容易な第2鉄塩を用いた凝集沈殿法を採る
ことが可能である。
【0023】本発明の第2工程では、第1工程の処理水
を生物学的セレン除去法で処理する。すなわち、通性嫌
気性条件下において、水素供与体としての有機物存在下
で生物処理を行うことにより、第1工程の処理水中に残
留している溶解性セレンを分子状セレンに還元して除去
する。
【0024】この場合、有機物としては、例えば、メタ
ノール等のアルコール類、酢酸等の有機酸類、グルコー
ス等の糖類が挙げられる。また、これら有機物を含む排
水を用いてもよい。有機物は、第1工程の前、第1工程
中、第1工程と第2工程との間、及び、第2工程で用い
る生物処理反応槽のいずれで被処理水に添加してもよい
が、第1工程の前又は第1工程中に添加すると、第1工
程での溶解性セレン除去処理に悪影響を与える可能性が
あるため、第1工程と第2工程との間又は生物処理反応
槽で添加することが好ましい。
【0025】被処理水への有機物の添加量は、生物処理
反応槽への流入水中に含まれる溶解性セレン量に対し
て、BODとして6重量倍量以上とすることが好まし
い。なお、被処理水中に元々有機物が含まれている場合
は、溶解性セレンを還元するための必要量に対する不足
分を添加すればよい。
【0026】本発明で使用し得る生物処理法の種類に限
定はなく、例えば、固定床式生物処理法、流動床式生物
処理法、浮遊式生物処理法、スラッジブランケット式生
物処理法等を採用することができる。また、同種又は異
種の方法を2つ以上組み合わせて多段処理を行うことも
可能である。なお、浮遊式生物処理法を採用した場合
は、生物処理反応槽の後段に沈殿槽を設け、そこから汚
泥の引き抜きを行うのが一般的であるが、その他の処理
法では、汚泥の排出は、空気逆洗、水逆洗等により反応
槽内から行えばよい。
【0027】第2工程において、生物処理反応槽の槽容
量は、第1工程の処理水中に含まれるセレン酸イオンの
全てを不溶性の分子状セレン、あるいは少なくとも亜セ
レン酸イオンにまで還元できる滞留時間を取ることがで
きる槽容量とすることが適当である。セレン酸イオンを
全て分子状セレン又は亜セレン酸イオンにまで還元して
おけば、次の第3工程の凝集処理において、凝集剤とし
て安価で取り扱いが容易な第2鉄塩を用いることが可能
である。さらに、第3工程での凝集剤の添加量を低減す
るためには、第2工程において、亜セレン酸イオンをで
きる限り分子状セレンにまで還元しておくことが望まし
い。
【0028】本発明の第3工程では、第2工程の処理水
を凝集処理する。すなわち、第2工程の生物処理で生成
した分子状セレンの殆どは生物汚泥に吸着されて除去さ
れるが、一部は生物処理水中に流出する。したがって、
第3工程の凝集処理で生物処理水中に流出した分子状セ
レンを除去することにより、全セレン濃度が低減した処
理水を得るものである。また、たとえ生物処理水中に溶
解性セレンが残留している場合でも、この溶解性セレン
を第3工程の凝集処理で除去することが可能である。
【0029】第3工程の凝集処理に用いる凝集剤や処理
法の種類に特に限定はないが、通常、第2工程の生物処
理でセレン酸イオンは除去されているので、凝集剤とし
ては安価で取り扱いが容易な第2鉄塩を用いることが適
当である。この第2鉄塩による凝集処理は、第2工程の
処理水中に亜セレン酸イオンが残留している場合でも、
この亜セレン酸イオンを除去できるので有利である。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るセレン含有
排水処理装置の一実施形態例を示すフロー図である。図
中、2は原水槽、4は原水槽2に連結された原水管、6
はセレン含有排水を物理化学的セレン除去法で処理する
物理化学的処理手段、8は原水槽2と物理化学的処理手
段6との間に設けられた第1連絡管を示す。物理化学的
処理手段6は、反応槽10、凝集槽12及び沈殿槽14
を備えている。なお、図中16は反応槽10に設けられ
た攪拌装置、18は凝集槽12に設けられた攪拌装置、
20は沈殿槽14に連結された汚泥排出管を示す。
【0031】また、図1において、22は物理化学的処
理手段6の処理水を生物学的セレン除去法で処理する生
物学的処理手段、24は物理化学的処理手段6と生物学
的処理手段22との間に設けられた第2連絡管、26は
第2連絡管24に連結された有機物添加手段を示す。生
物学的処理手段22は、上向流スラッジブランケット式
(USB式)生物処理反応槽28を用いたものである。
なお、図中30は反応槽28に連結された処理水排出
管、32は反応槽28に設けられた攪拌装置、34は反
応槽28に連結された汚泥排出管を示す。
【0032】さらに、図1において、36は生物学的処
理手段22の処理水を凝集処理する凝集処理手段を示
す。凝集処理手段36は、反応槽38、凝集槽40及び
沈殿槽42を備えている。なお、図中44は反応槽38
に設けられた攪拌装置、46は凝集槽40に設けられた
攪拌装置、48は沈殿槽42に連結された汚泥排出管、
50は沈殿槽42に連結された処理水排出管を示す。
【0033】本装置による原水(溶解性セレンを含有す
るセレン含有排水)の処理は、例えば下記のように行わ
れる。第1工程 原水槽2から物理化学的処理手段6の反応槽10に原水
を導入し、反応槽10内の水に凝集剤(例えば塩化第2
鉄:FeCl3)を添加して攪拌することにより、凝集
フロックを生成させる。この場合、通常、反応槽10内
の水にpH調整剤を添加してそのpHを8〜10にす
る。次に、反応槽10内の水を凝集槽12に移し、高分
子凝集剤を添加して攪拌することにより、フロックをさ
らに大きくする。その後、凝集槽12内の水を沈殿槽1
4に移してフロックを沈降させ、処理水を第2連絡管2
4に流出させる。なお、沈降フロックは汚泥排出管20
から排出する。
【0034】第2工程 物理化学的処理手段6の処理水を生物学的処理手段22
の反応槽28に導入し、該反応槽28で嫌気性生物処理
を行ってその処理水を処理水排出管30に流出させる。
この場合、必要に応じ、反応槽28への流入水に有機物
添加手段26から有機物を添加する。なお、反応槽28
で生じた余剰汚泥は汚泥排出管34から排出する。
【0035】第3工程 生物学的処理手段22の処理水を凝集処理手段36の反
応槽38に導入し、反応槽38内の水に凝集剤(例えば
塩化第2鉄)を添加して攪拌することにより、凝集フロ
ックを生成させる。この場合、通常、反応槽38内の水
にpH調整剤を添加してそのpHを8〜10にする。次
に、反応槽38内の水を凝集槽40に移し、高分子凝集
剤を添加して攪拌することにより、フロックをさらに大
きくする。その後、凝集槽40内の水を沈殿槽42に移
してフロックを沈降させ、処理水を処理水排出管50に
流出させる。なお、沈降フロックは汚泥排出管48から
排出する。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
下記成分を下記濃度で水道水に溶解して溶解性セレンを
含有する合成排水を調製し、この合成排水を用いて実験
を行った。 亜セレン酸ナトリウム 500mgSe/l セレン酸ナトリウム 500mgSe/l
【0037】(比較例1):生物学的処理単独 前記組成の合成排水に水素供与体としてメタノール10
g/l、栄養塩として塩化アンモニウム10mgN/l
及びリン酸2水素カリウム2mgP/lを添加して、U
SB式生物処理反応槽に通性嫌気条件で連続的に通水し
た。通水を約1ヶ月行ったが、生物処理反応槽における
水の滞留時間48時間で、処理水中には、セレン酸イオ
ンが約100mgSe/l、亜セレン酸イオンが約70
0mgSe/l残留していた。亜セレン酸イオンが増加
したのは、セレン酸イオンが還元されて亜セレン酸イオ
ンが生じたためである。
【0038】本実験により、生物学的処理法単独で高濃
度の溶解性セレンを含むセレン含有排水の処理を行った
場合には、溶解性セレンを良好に除去できないことがわ
かった。その理由としては、被処理水と生物との接触時
間が不十分であること、溶解性セレンが持つ毒性によっ
て生物反応が阻害され、処理が良好に進行しないことな
どが考えられる。
【0039】(比較例2):物理化学的処理単独 前記組成の合成排水を用い、凝集処理を行った。凝集剤
としては塩化第1鉄(FeCl2)を使用し、添加量は
5000mgFe/lから開始し、段階的に増やした。
凝集剤添加量5000mgFe/lにおいて、処理水中
に残留するセレン酸イオン及び亜セレン酸イオンの合計
濃度は、約300mgSe/lであった。凝集剤の添加
量を増やすに従い残留する溶解性セレンは減少したもの
の、凝集剤添加量を20000mgFe/lと著しく多
くしても、約3mgSe/lの溶解性セレンが処理水中
に残留し、溶解性セレンを排水基準値以下にまで除去す
ることはできなかった。
【0040】本実験により、物理化学的処理法単独で
は、高濃度の溶解性セレンを含むセレン含有排水を処理
して、セレン濃度を排水基準値(全セレンとして0.1
mgSe/l)以下にまで低減するのは難しいことがわ
かった。その理由としては、対象物質(溶解性セレン)
が高濃度のときと比較して、低濃度のときには反応効率
が低下するという一般的な化学反応の性質が考えられ
る。
【0041】(実施例1)第1工程 前記組成の合成排水を用い、比較例2と同様の凝集処理
を行った。凝集剤としては塩化第1鉄を使用し、添加量
は5000mgFe/lとした。処理水中に残留するセ
レン酸イオン及び亜セレン酸イオンの合計濃度は約30
0mgSe/lであった。第2工程 上記第1工程の処理水のpH7に調整し、水素供与体と
してメタノール2g/l、栄養塩として塩化アンモニウ
ム2mgN/l及びリン酸2水素カリウム0.5mgP
/lを添加したものを用い、比較例1と同様の生物処理
を行った。生物処理反応槽での水の滞留時間24時間
で、処理水中に残留するセレン酸イオン及び亜セレン酸
イオンの合計濃度は0.1mgSe/l以下となった。第3工程 第2工程の処理水の凝集処理を行った。凝集剤としては
塩化第2鉄を使用し、添加量は50mgFe/lとし
た。その結果、第2工程の処理水中には不溶性の分子状
セレンが若干流出していたが、第3工程終了後の処理水
中に残留するセレンは、全セレン濃度としても0.1m
gSe/l以下となった。
【0042】(実施例2)第1工程 前記組成の合成排水の凝集処理を行った。凝集剤として
は塩化第2鉄を使用し、添加量は5000mgFe/l
とした。処理水中に残留する亜セレン酸イオンは0.1
mgSe/l以下となったが、セレン酸イオンは全く除
去されず、処理水中には500mgSe/lのセレン酸
イオンが残留していた。第2工程 上記第1工程の処理水のpH7に調整し、水素供与体と
してメタノール4g/l、栄養塩として塩化アンモニウ
ム5mgN/l及びリン酸2水素カリウム1mgP/l
を添加したものを用い、比較例1と同様の生物処理を行
った。生物処理反応槽での水の滞留時間24時間で、処
理水中に残留するセレン酸イオン及び亜セレン酸イオン
の合計濃度は0.1mgSe/l以下となった。第3工程 第2工程の処理水の凝集処理を行った。凝集剤としては
塩化第2鉄を使用し、添加量は50mgFe/lとし
た。その結果、第2工程の処理水中には不溶性の分子状
セレンが若干流出していたが、第3工程終了後の処理水
中に残留するセレンは、全セレン濃度としても0.1m
gSe/l以下となった。
【0043】実施例1及び2より、第1工程では被処理
水中の溶解性セレン濃度をそれほど低くしなくてもよい
ので、高濃度域の溶解性セレンを物理化学的処理法によ
って効率良く除去できること、第2工程の被処理水中に
含まれる溶解性セレンの濃度が500mgSe/l以下
であれば、生物処理反応槽を大型にする必要が生じた
り、溶解性セレンが持つ毒性によって生物反応が阻害さ
れたりするといった問題が生じないこと、及び、第3工
程の凝集処理によって生物処理水中に流出した分子状セ
レンを除去することにより、全セレン濃度が低減した処
理水を得ることができることが確認された。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生物学的処理法を利用してセレン含有排水の処理を行う
場合に、セレン含有排水が溶解性セレンを高濃度で含む
場合でも、生物処理反応槽を大型にする必要が生じた
り、溶解性セレンが持つ毒性によって生物反応が阻害さ
れたりすることを防止しつつ、溶解性セレンを確実に不
溶化して除去することが可能である。この場合、本発明
には、下記(a)〜(d)の利点がある。
【0045】(a)第1工程の物理化学的処理では、溶
解性セレンを完全に除去しなくてもよいので、反応効率
が悪い低濃度域で溶解性セレンを除去する必要がない。
したがって、第1工程で使用する凝集剤、鉄粉、吸着
剤、触媒等の量を減らすことができる。 (b)物理化学的処理で除去しにくいセレン酸イオンは
第2工程の生物処理で除去できるので、第1工程の物理
化学的処理では、第2工程で生物処理反応槽を大型にす
る必要が生じたり、溶解性セレンが持つ毒性によって生
物反応が阻害されたりすることを防止できる程度にま
で、被処理水中の溶解性セレンを除去すればよい。した
がって、セレン含有水中にセレン酸イオンが元々500
mgSe/lを超える濃度で含まれている場合以外は、
第1工程でセレン酸イオンを除去する必要はないので、
第1工程では安価でかつ取り扱いが容易な第2鉄塩を用
いた凝集沈殿法を採ることが可能である。 (c)第1工程で被処理水中の溶解性セレン濃度を低減
するので、第2工程において生物処理反応槽を大型にす
る必要が生じたり、溶解性セレンが持つ毒性によって生
物反応が阻害されたりするといった問題が生じない。 (d)溶解性セレンの一部、すなわち低濃度域の溶解性
セレンを生物処理によって除去することにより、物理化
学的処理のみで処理を行う場合に比べ、処理水中の溶解
性セレン濃度を大きく低減させることができる上、物理
化学的処理に使用する凝集剤、鉄粉、吸着剤、触媒等の
使用量、発生汚泥量を低減したり、第2鉄塩のような安
価な薬品を使用したりすることが可能となり、処理のラ
ンニングコストを大幅に下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセレン含有排水処理装置の一実施
形態例を示すフロー図である。
【符号の説明】
2 原水槽 6 物理化学的処理手段 10 反応槽 12 凝集槽 14 沈殿槽 22 生物学的処理手段 26 有機物添加手段 28 生物処理反応槽 36 凝集処理手段 38 反応槽 40 凝集槽 42 沈殿槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 9/00 504 C02F 9/00 504A 1/58 1/58 H 3/28 3/28 Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解性セレンを含有するセレン含有排水
    を物理化学的セレン除去法で処理する第1工程と、第1
    工程の処理水を生物学的セレン除去法で処理する第2工
    程とを具備することを特徴とするセレン含有排水の処理
    方法。
  2. 【請求項2】 溶解性セレンを含有するセレン含有排水
    を物理化学的セレン除去法で処理する第1工程と、第1
    工程の処理水を生物学的セレン除去法で処理する第2工
    程と、第2工程の処理水を凝集処理する第3工程とを具
    備することを特徴とするセレン含有排水の処理方法。
  3. 【請求項3】 第1工程において、溶解性セレン濃度が
    500mgSe/lを超えるセレン含有排水を処理し
    て、第1工程の処理水中の溶解性セレン濃度を500m
    gSe/l以下にする請求項1又は2に記載のセレン含
    有排水の処理方法。
  4. 【請求項4】 第1工程の物理化学的方法が、凝集沈殿
    法、鉄粉法、吸着法及び触媒法から選ばれる1種又は2
    種以上の組み合わせである請求項1、2又は3に記載の
    セレン含有排水の処理方法。
  5. 【請求項5】 第3工程の凝集処理において、凝集剤と
    して第2鉄塩を使用する請求項2、3又は4に記載のセ
    レン含有排水の処理方法。
  6. 【請求項6】 溶解性セレンを含有するセレン含有排水
    を物理化学的セレン除去法で処理する物理化学的処理手
    段と、物理化学的処理手段の処理水を生物学的セレン除
    去法で処理する生物学的処理手段とを具備することを特
    徴とするセレン含有排水の処理装置。
  7. 【請求項7】 溶解性セレンを含有するセレン含有排水
    を物理化学的セレン除去法で処理する物理化学的処理手
    段と、物理化学的処理手段の処理水を生物学的セレン除
    去法で処理する生物学的処理手段と、生物学的処理手段
    の処理水を凝集処理する凝集処理手段とを具備すること
    を特徴とするセレン含有排水の処理装置。
  8. 【請求項8】 物理化学的処理手段が、凝集沈殿法、鉄
    粉法、吸着法及び触媒法から選ばれる1種又は2種以上
    の組み合わせによりセレン含有排水を処理するものであ
    る請求項6又は7に記載のセレン含有排水の処理装置。
  9. 【請求項9】 凝集処理手段において、凝集剤として第
    2鉄塩を使用する請求項7又は8に記載のセレン含有排
    水の処理装置。
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