JPH11319556A - アルキレンオキサイド付加触媒 - Google Patents

アルキレンオキサイド付加触媒

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JPH11319556A
JPH11319556A JP10139619A JP13961998A JPH11319556A JP H11319556 A JPH11319556 A JP H11319556A JP 10139619 A JP10139619 A JP 10139619A JP 13961998 A JP13961998 A JP 13961998A JP H11319556 A JPH11319556 A JP H11319556A
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JP
Japan
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catalyst
alkylene oxide
reaction
sol
oxide addition
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JP10139619A
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English (en)
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Isao Ogino
勲 荻野
Yoshikazu Ogura
義和 小倉
Osamu Tabata
修 田端
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Kao Corp
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 Zn2+、Ca2+、Ba2+から選ばれる少なくと
も一種類の2価金属M2+とAl3+からなり、かつM2+ とAl
3+の原子比が、 M2+/Al3+=1.5〜2.8 の範囲である複合
酸化物からなるアルキレンオキサイド付加触媒。この触
媒の存在下、活性水素含有有機化合物とアルキレンオキ
サイドを反応させてアルキレンオキサイド付加物を得
る。 【効果】 反応生成物中に副生物の少ないアルキレンオ
キサイド付加物を製造することができる。また、本発明
の成形触媒を使用することにより、反応後生成物と触媒
との分離操作が省略できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルキレンオキサイ
ド付加触媒、並びにこの触媒を用いたアルキレンオキサ
イド付加物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アルコ
ールやフェノール等の活性水素を有する有機化合物にア
ルキレンオキサイドを付加させる反応に用いられる触媒
としては、例えばMgとAlからなる複合酸化物触媒が知ら
れている(特開平1−164437号、特開平2−71841
号)。また、ポリオール製造用触媒として、下記一般式
(II)で表されるハイドロタルサイトを焼成した複合酸
化物触媒が知られている(米国特許第4962237 号)。
【0003】 [M1 2+ 1-x M2 3+ x(OH)2]x+ [An- z/n・mH2O]x- (II) (式中、M1 2+はMg、Zn、Ni、Co、Cuから選ばれる一種類
以上の混合系から成る金属、M2 3+はAl、Cr、Feから選ば
れる金属である。) しかしながら、MgとAlからなるハイドロタルサイトを焼
成した複合酸化物触媒を用いてアルキレンオキサイド付
加物を製造する場合には、20℃での濾過によっても取り
除くことのできない白濁状の高分子量副生物が生成す
る。更にこの付加物は粘稠性を有する。そのため、この
付加物を用いて硫酸化反応を行い、アニオン界面活性剤
を製造する工程において、原料であるアルキレンオキサ
イド付加物の白濁状の高分子量副生物の析出を抑え、且
つ粘度低下を図るため、反応温度を高く設定せざるを得
なくなり、著しく品質の劣化をもたらす原因となる。ま
た、ZnとAlの金属からなるハイドロタルサイトを焼成し
た複合酸化物を触媒として用いた場合、その原子比によ
って、触媒活性並びに選択性が著しく変化し、場合によ
っては使用に耐えないことがある。
【0004】また、複合酸化物触媒をアルキレンオキサ
イド付加物の製造に用いた従来例は、触媒を粉末状で活
性水素を有する有機化合物と混合し、ここにアルキレン
オキサイドを付加重合させるものである。そのため、反
応後濾過・遠心分離等による煩雑な触媒分離回収操作が
不可欠であり、製造設備が非常にエネルギー多消費型の
ものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、Zn2+、Ca2+
Ba2+から選ばれる少なくとも一種類の2価金属M2+とAl
3+からなり、かつM2+ とAl3+の原子比が、M2+/Al3+=1.
5〜2.8の範囲である複合酸化物からなるアルキレンオキ
サイド付加触媒、及びこの触媒の存在下、活性水素含有
有機化合物とアルキレンオキサイドを反応させることを
特徴とするアルキレンオキサイド付加物の製造方法であ
る。本発明によると、ポリエチレングリコールなどの副
生物が少なく、付加モル数分布が狭いアルキレンオキサ
イド付加物を製造することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の触媒中のM2+ とAl3+の原
子比は、 M2+/Al3+=1.5〜2.8 、好ましくは2〜2.6 で
ある。 M2+/Al3+ が 1.5未満であると、触媒中の酸の影
響で、高分子量の副生物が生成し、得られる付加物は白
濁状であり、粘稠性を有し、場合によってはアルデヒド
臭を発する。また M2+/Al3+ が 2.8を越えると望まれる
反応活性が得られない。
【0007】本発明の触媒としては、式(I) MxAl(OH)y(An-)z/n・mH2O (I) (式中、x, y, zおよびm, nは、それぞれ 1.5≦x≦2.
8、y>z、y+z=2x+3ならびに 0<m<10、n=1、2
もしくは3の条件を満たす数である。M は、Zn2+、C
a2+、Ba2+から選ばれる少なくとも一種類の2価金属、A
n-はNO3 - 、Cl- 、CO3 2- 、SO3 2- 、SO4 2- 、CrO4 2-、C
lO4 - 、PO4 3- 、HPO4 2-、H2PO4 - 、SiO3 2-、OH-から選
ばれる少なくとも一種類のアニオンである。)で表され
る組成を有する合成ハイドロタルサイトを焼成して得ら
れたものが好ましく、M2+ としてZn2+を用いたものが特
に好ましい。
【0008】本発明の触媒は粉末状のままあるいは成形
体として用いられる。触媒の成形方法としては、触媒、
もしくは前記式(I)で表される合成ハイドロタルサイ
ト等の触媒前駆体に、アルミナゾル、シリカゾル、アン
チモンゾル、チタンゾル、ジルコニアゾルから選ばれる
一種以上のバインダーを触媒もしくはその前駆体に対し
て50重量%以下、好ましくは 0.5〜40重量%、より好ま
しくは 0.5〜30重量%添加し、成形・焼成する方法があ
る。バインダーが少なすぎると工業規模での使用に耐え
うる十分な強度をもった成形触媒が得られない。バイン
ダーを加えすぎると触媒を希釈してしまい活性が低下す
るうえ、バインダー自体による触媒作用により好ましく
ない副生成物が生成する。バインダーとの混練は例えば
公知のニーダー等を使用して行い、成形は、例えば公知
の押出し成形法等により行なうことができる。成形した
後、80〜120 ℃で乾燥させ、これを不活性ガス気流中、
空気中又は真空下で 400〜1000℃、好ましくは 500〜80
0 ℃で焼成する。焼成後の触媒は、水又は二酸化炭素の
吸着を防ぐため不活性ガス中もしくは真空中で冷却し、
冷却後、反応に用いる活性水素含有有機化合物又はアル
キレンオキサイド付加物に浸漬することが好ましい。
【0009】本発明に用いられる活性水素含有有機化合
物としては、アルコキシル化されるものならばどのよう
なものでもよいが、アルコール類、フェノール類、ポリ
オール類、カルボン酸類、チオール類、アミン類、アミ
ド類等の1種以上が挙げられる。これらの中でもアルコ
ール類が好ましく、アルコール類としては、炭素数1〜
30の直鎖または側鎖の一級または二級アルコールが好ま
しく、より好ましくは炭素数 6〜24の一級アルコールで
ある。
【0010】本発明に用いられるアルキレンオキサイド
としては、活性水素含有有機化合物と反応して付加物を
生成し得るものならばどのようなものでもよいが、炭素
数2〜8の、隣接する炭素がエポキシ化されたものが好
ましく、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドま
たはこれらの混合物が特に好ましい。
【0011】活性水素含有有機化合物とアルキレンオキ
サイドとの反応に用いられる反応器の形式は攪拌槽型回
分式、攪拌槽型流通式、固定床流通式等いずれの形式で
もよいが、触媒分離回収の煩雑さなどを考慮すれば固定
床流通式が望ましい。
【0012】回分式反応器での使用においては、本発明
の触媒使用量は、通常活性水素含有有機化合物に対して
0.1〜20重量%が好ましく、0.5〜8 重量%がより好まし
い。反応温度は、低すぎると反応速度が遅く、高すぎる
と生成物が分解してしまうので、80〜230 ℃が好まし
く、より好ましくは 120〜180 ℃、最も好ましくは120
〜160 ℃である。反応圧力は、反応温度にもよるが、好
ましくは2MPa 絶対圧以下、より好ましくは 0.2〜1MP
a 絶対圧である。
【0013】アルキレンオキサイド付加物の製造におい
て、触媒を粉末状で使用する場合は、例えば反応器中に
活性水素含有有機化合物と触媒とを仕込み、窒素雰囲気
中で、所定の温度・圧力条件下でアルキレンオキサイド
を導入して反応させた後、冷却し、触媒を濾別すること
により行うことができる。また、触媒を成形体で使用す
る場合は、例えばステンレス製の針金等によって作られ
たバスケットを有する攪拌翼に成形触媒を入れ、これと
活性水素含有有機化合物を反応器に仕込み、窒素雰囲気
中で、所定の温度・圧力条件下でアルキレンオキサイド
を導入して反応させた後、冷却し、生成したアルキレン
オキサイド付加物のみを抜き出すことにより行うことが
できる。本発明の触媒を用いて得た生成物は、本質的に
中性であり、酸やアルカリの添加により生成物を中和す
る必要はない。
【0014】アルキレンオキサイド付加物の製造を固定
床流通式で行なう場合には固定床流通式の反応器に本発
明の触媒を充填し、アルキレンオキサイドと活性水素含
有有機化合物を通液する。アルキレンオキサイド付加物
を含有する液体成分の通液速度は液空間速度で 0.1〜10
0 hr-1が好ましく、 0.2〜70hr-1がより好ましく、1〜
50hr-1が特に好ましい。反応管圧力は特に限定されるも
のではなく、通常実施される公知の程度で良い。具体的
には3MPa 絶対圧以下が好ましく、0.2〜2MPa絶対圧が
より好ましく、0.2 〜1.6MPa絶対圧が特に好ましい。反
応温度については、50〜300 ℃が好ましく、80〜250 ℃
がより好ましく、 100〜230 ℃が特に好ましい。アルキ
レンオキサイドとして低級アルキレンオキサイド特にエ
チレンオキサイドを用いる場合には、その爆発の危険性
をさけるため窒素雰囲気下に行なうのが好ましい。
【0015】本発明の触媒として成形体を用いた場合、
得られるアルキレンオキサイド付加物中には、触媒の成
分金属は含まれず、従来の触媒を用いた場合のように反
応後、アルキレンオキサイド付加物と触媒の濾過・遠心
分離等による分離処理が不必要である。また本発明の方
法により得られる生成物は、本質的に中性であり、従来
広く用いられてきたアルカリあるいは酸触媒を用いる場
合のように酸やアルカリの添加により生成物を中和する
必要はない。
【0016】
【実施例】以下の例中の%は特記しない限り重量基準で
ある。
【0017】実施例1 [触媒調製]Zn(NO3)2・6H2Oを1.0 mol/L及びAl(NO3)3
・9H2Oを0.4 mol/Lそれぞれ水に溶解した混合溶液を0.
35mol/L Na2CO3 水溶液および3.2N NaOH 水溶液と共
に、それぞれ20ml/min、10ml/minおよび12ml/minの液量
で10L容の反応器に供給した。反応槽には水1Lをあら
かじめ入れておき、定速攪拌器で攪拌した。反応液はpH
が 9.7〜10.3になるようにNaOH水溶液の添加量を調節し
た。2時間沈殿反応を行なった後、各水溶液の供給を停
止し、懸濁溶液を攪拌したまま1時間熟成させた。得ら
れた懸濁溶液を濾過し、得られた白色固体をイオン交換
水を用いて十分に洗浄した。洗浄後、80℃の温風乾燥器
中で12時間乾燥させた。乾燥後の白色固体を窒素気流中
で 600℃、2時間焼成した。得られた触媒のZn2+/Al3+
(原子比)は2.5 であった。
【0018】[アルキレンオキサイド付加物の製造]3.
5 Lオートクレーブにラウリルアルコール300gと、上記
の触媒をアルコールに対して4%仕込み、系中を窒素で
置換した後、300rpmで定速攪拌しながら 160℃まで昇温
した。同温度でエチレンオキサイド213gを圧力 0.3〜0.
5MPa絶対圧に保ちながら導入し、反応を行った。反応活
性は5.5 mol-EO/(mol-Alc・h)であった。熟成後80℃に
冷却し、触媒を20℃で濾別した。このようにして得られ
たエトキシレートをガスクロマトグラフィー法により分
析したところ、エチレンオキサイド平均付加モル数は
3.0であった。また、濾過後のエトキシレートは無色透
明であり、高分子量の副生物は生成していなかった。
【0019】実施例2 実施例1と同様にして、Zn2+/Al3+(原子比)=1.5 の
触媒を調製した。この触媒を用いて、実施例1と同様に
アルキレンオキサイド付加物の製造を行った。反応活性
は4.3 mol-EO/(mol-Alc・h)であった。触媒を20℃で濾
別して得られたエトキシレートのエチレンオキサイド平
均付加モル数は 3.0であった。また、このエトキシレー
トは無色透明であり、高分子量の副生物は生成していな
かった。
【0020】実施例3、4 実施例1と同様にして、Zn2+/Al3+(原子比)=2.25、
2.8 の触媒を調製した。これらの触媒を用いて、実施例
1と同様にアルキレンオキサイド付加物の製造を行っ
た。反応活性はそれぞれ6.8 mol-EO/(mol-Alc・h)、4.
1 mol-EO/(mol-Alc・h)であった。触媒を20℃で濾別し
て得られたエトキシレートのエチレンオキサイド平均付
加モル数は 3.0であった。また、これらのエトキシレー
トは無色透明であり、高分子量の副生物は生成していな
かった。
【0021】比較例1 特開平1−164437号公報に記載の実施例10に従って、Mg
/Al複合酸化物触媒の調製を行った。即ち、純水500 g
にMg(NO3)2・6H2O 318gとAl(NO3)3・9H2O 21.5 gを加
え、混合して得た水溶液に、28%アンモニア水500 mlを
添加して共沈させた。次いで沈澱物を濾過及び水洗した
後、110 ℃で乾燥し、窒素気流下600 ℃で2時間焼成し
た。
【0022】この触媒を用いて、実施例1と同様にアル
キレンオキサイド付加物の製造を行った。反応活性は5.
0 mol-EO/(mol-Alc・h)であった。反応後、触媒を20℃
で濾別して得られたエトキシレートのエチレンオキサイ
ド平均付加モル数は 3.0であった。このエトキシレート
は白色であり、粘稠性があった。そのためこのエトキシ
レートを用いて、硫酸化反応によってアニオン界面活性
剤を製造する場合、原料のエトキシレート中の白濁状の
高分子量副生物の析出を抑え、且つ粘度を下げるため、
反応温度を高く設定せざるを得なくなり著しい品質の劣
化が生じることとなる。
【0023】比較例2〜6 実施例1と同様にして、Zn2+/Al3+(原子比)=0.25、
1.0 、3.5 、4.0 、4.5の各触媒を調製した。これらの
触媒を用いて実施例1と同様にアルキレンオキサイド付
加物の製造を行った。触媒を20℃で濾別して得られたエ
トキシレートのエチレンオキサイド平均付加モル数は
3.0であった。このエトキシレートの性状及び反応活性
を表1にまとめて示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、Zn2+/Al3+(原
子比)=3.5 、4.0、4.5 の触媒を用いた場合、20℃で
濾過することにより無色透明のエトキシレートが得られ
たものの触媒活性が著しく低かった。またZn2+/Al
3+(原子比)=0.25、1.0の触媒を用いた場合、触媒中
の酸の影響で好ましくない副生成物が生成し、20℃で濾
過しても粘稠性を有し、白濁しており、さらにアルデヒ
ド臭を発していた。この白色状物質は比較例1の場合と
同様、エトキシレートの硫酸化反応によるアニオン界面
活性剤の製造にあたって著しい品質の劣化をもたらす原
因となる。
【0026】実施例1〜4及び比較例2〜6で用いた触
媒のZn2+/Al3+(原子比)と得られた反応活性との関係
をまとめて図1に示す。
【0027】
【発明の効果】本発明により、反応生成物中に副生物の
少ないアルキレンオキサイド付加物を製造することがで
きる。また、本発明の成形触媒を使用することにより、
反応後生成物と触媒との分離操作を省略した、シンプル
なプロセス開発を行うことができる。よって本発明は、
産業上きわめて価値がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1〜4及び比較例2〜6で用いた触媒
のZn2+/Al3+(原子比)と得られた反応活性との関係を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Zn2+、Ca2+、Ba2+から選ばれる少なくと
    も一種類の2価金属M2+ とAl3+からなり、かつM2+ とAl
    3+の原子比が、 M2+/Al3+=1.5〜2.8 の範囲である複合
    酸化物からなるアルキレンオキサイド付加触媒。
  2. 【請求項2】 式(I) MxAl(OH)y(An-)z/n・mH2O (I) (式中、x, y, zおよびm, nは、それぞれ 1.5≦x≦2.
    8、y>z、y+z=2x+3ならびに 0<m<10、n=1、2
    もしくは3の条件を満たす数である。M は、Zn2+、C
    a2+、Ba2+から選ばれる少なくとも一種類の2価金属、A
    n-はNO3 - 、Cl- 、CO3 2- 、SO3 2- 、SO4 2- 、CrO4 2-、C
    lO4 - 、PO4 3- 、HPO4 2-、H2PO4 - 、SiO3 2-、OH-から選
    ばれる少なくとも一種類のアニオンである。)で表され
    る組成を有する合成ハイドロタルサイトを焼成して得ら
    れたものである請求項1記載の触媒。
  3. 【請求項3】 M2+ がZn2+である請求項1又は2記載の
    触媒。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の触
    媒の存在下、活性水素含有有機化合物とアルキレンオキ
    サイドを反応させることを特徴とするアルキレンオキサ
    イド付加物の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の触
    媒もしくはその前駆体に、アルミナゾル、シリカゾル、
    アンチモンゾル、チタンゾル、ジルコニアゾルから選ば
    れる一種以上のバインダーを触媒もしくはその前駆体に
    対して50重量%以下の割合で添加して成形してなる成形
    体を固定床で使用する請求項4記載の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6541656B2 (en) 2000-02-10 2003-04-01 Nippon Shokubai Company, Ltd. Process for producing α, β-unsaturated carboxylic acid esters and catalyst for use in such process
JP2008081659A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Nippon Shokubai Co Ltd ポリアルキレングリコール類の製造方法

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