JPH11318903A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JPH11318903A
JPH11318903A JP13364198A JP13364198A JPH11318903A JP H11318903 A JPH11318903 A JP H11318903A JP 13364198 A JP13364198 A JP 13364198A JP 13364198 A JP13364198 A JP 13364198A JP H11318903 A JPH11318903 A JP H11318903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
ultrasonic
memory
stored
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13364198A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Komuro
雅彦 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP13364198A priority Critical patent/JPH11318903A/ja
Publication of JPH11318903A publication Critical patent/JPH11318903A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シネメモリに記憶されている複数枚の画像
のうち、指定した所望の画像が他の新に画像によって上
書きされないよう一時的に保持する。 【解決手段】シネメモリ8に記憶された複数の画像デー
タの中、所望の画像を操作卓3を用いて指定すると、C
PU9が所望画像が記憶されているアドレスを探して、
アドレス用メモリ15に所望画像の先頭アドレスを記憶
させる。この状態で超音波をしたときは、条件付きアド
レスカウンタ14がアドレス用メモリ15に記憶された
アドレス以外のアドレスを発生しているので、前記所望
の画像を保持した状態で新しい画像が上書きされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野における
超音波診断装置に係り、特に複数フレーム分の画像を記
憶可能なシネメモリを備えた超音波診断装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の医療分野においては、生体に超音
波を送信したときの反射波から身体の断層像を得る超音
波診断装置が広く用いられている。超音波診断装置の断
層像は、リアルタイムにモニタ上に表示され、必要に応
じて静止画像としてモニタ上に表示することもできる。
しかしながら、従来の超音波診断装置では、画像を静止
するためのフリーズスイッチを押して、画像が静止する
までに若干のタイムラグが生じてしまうため、フリーズ
スイッチを押したときの画像と実際の静止画像とは異な
る場合があった。そのため、複数の画像のフレームを記
憶するシネメモリを設けることが、提案されている。シ
ネメモリに記憶された複数の画像フレームは、動画或い
は静止画として自由に再生できるので、所望の画像を探
し出すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】医療分野における診断
においては、最初の走査で得た静止画像と次に走査した
ときに得られる画像とを比較したいときがある。しかし
ながら、前記シネメモリは、その記憶容量に限りがあ
り、シネメモリに記憶されている画像は次に走査した画
像によって上書きされてしまう。そのため、前記したよ
うに画像を比較するためにプリンタやカメラを用いて静
止画像を保存する方法があるが、モニタ上に表示される
画像に比べてその画像が劣化してしまうという問題があ
る。また、他の方法としては、装置本体内部或いは外部
に画像保存用の記録装置を設け、この記録装置によって
記録媒体にデジタルデータとして保存する方法もある
が、この方法ではシステムが大きくなってしまうという
問題がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、複数フレーム分の超音波画像を記憶可能な画像信号
メモリ手段を有する超音波診断装置において、上書きを
制御することによって、比較のために必要な所望画像を
一時的に前記画像信号メモリに保持できるようにして、
システムを拡張することなく、また比較のために画像を
劣化させることなく、超音波画像の比較を容易に行える
ようにした超音波診断装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による超音波診断装置は、超音波を送受すること
によって得られる受信信号を複数の画像フレーム分記憶
可能な容量を有し、新に入力される前記受信信号によっ
て順次書き換えられる画像信号メモリ手段と、前記画像
信号メモリ手段に記憶された前記複数フレーム分の画像
のうち、所望の超音波画像を指定可能な超音波画像指定
手段と、前記超音波画像指定手段で指定された超音波画
像が前記画像信号メモリ手段に記憶されている領域を表
す記憶領域情報を記憶する記憶領域記憶手段と、前記記
憶領域記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記画像
信号メモリ手段の書込を制御する制御手段と、を備え、
前記画像メモリ手段の出力信号に基づいて超音波画像を
表示手段に表示するよう出力することを特徴とする。
【0006】この構成で、本発明の超音波診断装置よれ
ば、前記画像信号メモリ手段に記憶されている複数枚の
画像のうち、例えば比較のために必要な指定した所望の
画像が、他の新たな画像によって上書きされることを制
限して一時的に保持される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0008】図1ないし図4は本発明の第1の実施の形
態に係り、図1は超音波診断装置の構成を示すブロック
図、図2はシネメモリのマップを示す説明図、図3は新
たな走査後のシネメモリのマップを示す説明図、図4は
アドレスカウンタの構成を示すブロック図である。但
し、本発明の実施の形態に関する説明に直接関係しない
超音波診断装置に必要な基本構成は省略してある。
【0009】図1に示すように本実施の形態の超音波診
断装置1は、外部に超音波を送受する超音波探触子2
と、この超音波探触子2を駆動する駆動部19と、超音
波診断装置1を操作するための操作卓3と、超音波断層
像を表示するモニタ4とが接続されている。ここでにお
いて、前記操作卓3とモニタ4は超音波診断装置1と一
体になった構成であっても構わない。
【0010】前記超音波診断装置1は、超音波探触子2
内の振動子を駆動する駆動部19に対して超音波を送受
信して必要な増幅を行う送受信部5と、この送受信部5
で増幅されたエコー信号をデジタル信号に変換するA/
D変換回路6と、このA/D変換回路6に一方接点を接
続された切換スイッチ7と、この切換スイッチ7に対し
て並列に前記A/D変換回路6に接続され、エコー信号
を入力して複数フレーム分の画像データを記憶する一
方、前記切換スイッチ7の他方接点に接続された画像信
号メモリ手段としてのシネメモリ8と、前記切換スイッ
チ7に接続されたフレームメモリ10と、このフレーム
メモリ10に接続されフレームメモリ10に記憶された
1走査毎の音線データを所望のテレビジョン方式の画像
データに変換するデジタルスキャンコンバータ(DS
C)11と、このDSC11のデジタル画像信号をアナ
ログ信号に変換して前記モニタ4に出力するD/A変換
回路12と、前記シネメモリ8に接続されこのシネメモ
リの書き込みアドレスを条件付きで発生する超音波画像
指定手段としての条件判断付きアドレスカウンタ14
と、このアドレスカウンタ14に接続され前記シネメモ
リ8に記憶された画像データ中の先頭アドレスを記憶さ
せる記憶領域記憶手段としてのアドレス用メモリ15
と、前記各回路部及び前記操作卓3に信号転送バス13
を介して接続され、前記操作卓3からの操作信号等に基
づき前記各回路部を制御すると共に、各回路部間のデー
タ転送を行う制御手段としてのCPU9とを備えて構成
されている。
【0011】ここで前記フレームメモリ10は、一画面
の超音波画像を得るのに一回の送受信で得られる音線が
n本必要であるとすると、n本分の音線のデータを記憶
する容量を備えている。また、前記シネメモリ8は、m
枚の超音波画像を記憶できるとすれば、1画面に必要な
音線数n本×mのデータを記憶する容量を備えている。
このような構成で、前記超音波探触子2が受波したエ
コー信号は、前記送受信部5の受信アンプで増幅され
る。増幅されたエコー信号は、前記A/D変換回路6に
よってアナログ信号からデジタル信号に変換され、切り
替えスイッチ7とシネメモリ8に入力される。前記切り
替えスイッチ7は、操作卓3の操作に基づきCPU9の
からの制御信号により、前記一方接点と他方接点との接
続を切り換え、A/D変換回路6からのデータとシネメ
モリ8からのデータとを選択的に切り換えてフレームメ
モリ10に送る。
【0012】フレームメモリ10に接続されたDSC1
1は、フレームメモリ10内の音線データをモニタ4に
表示できるように座標変換を行い、座標変換された画像
データはDSC11に接続されたD/A変換回路12に
送られ、デジタル信号からアナログ信号に変換され、モ
ニタ4に超音波画像として表示される。
【0013】一方、A/D変換回路6からシネメモリ8
に入力されたデータは、図2に示す如く順次シネメモリ
8に記憶されて行く。このシネメモリ8の書き込みアド
レスは、条件判断付きアドレスカウンタ14によって発
生される。
【0014】前記切り替えスイッチ7によってA/D変
換回路6とフレームメモリ10が接続された場合は、走
査中の超音波断層像がリアルタイムでモニタ4に表示さ
れる。また、切り替えスイッチ7によってシネメモリ8
とフレームメモリ10とが接続された場合は、シネメモ
リ8に記憶された複数の画像データがモニタ上に動画の
ように繰り返し再生表示されるか、或いは静止画として
再生表示される。
【0015】ここで、超音波画像を比較する等で前記シ
ネメモリ8に記憶されている複数枚の画像のうち所望の
画像を上書きしないで一時的に保持するには、次のよう
に行われる。即ち、操作者が、前記シネメモリ8に記憶
された画像データの中の所望の画像を操作卓3を用いて
指定することにより、CPU9が所望画像の記憶されて
いるアドレスを探して、アドレス用メモリ15に所望画
像の先頭アドレスを記憶させる。この状態では、超音波
走査をして入力されて来る新たな超音波画像信号は、条
件付きアドレスカウンタ14がアドレス用メモリ15に
記憶されたアドレス以外のアドレスを発生するので、図
3に示すように所望の画像(図3の場合は画像データ
3)を保持した状態で、前記指定されたアドレス以外の
記憶領域の画像のみが新しい画像によって上書きされ
る。従って、シネメモリ8に記憶されている複数枚の超
音波画像のうち、前記指定された画像は上書きされるこ
となく一時的に保持される。
【0016】図4に条件付きアドレスカウンタ14の基
本的な構成の一例を示す。カウンタ16は、シネメモリ
8の記憶容量分の値をカウントするようになっている。
判断回路17は、カウンタ16の値とアドレス用メモリ
15の値を比較し、カウンタ16の値がアドレス用メモ
リ15の値未満なら0、以上になったら1を出力するよ
うになっている。加算部18は、前記カウンタ16の値
に判断回路17の値に一画面に必要な音線数nを掛けた
結果を加算して、シネメモリの8のアドレスとして出力
するようになっている。
【0017】以上の説明では所望する画像が1枚として
いたが、これに限ったことではなく複数の枚数を指定し
てもよい。その場合は、図4に示す判断回路17におい
てカウンタ16の値がk枚目の画像の先頭アドレス値以
上となったとき、加算部18に出力する値をkとすれば
よい。
【0018】前記シネメモリ8に保存した所望の画像
は、操作卓3によって指示することでCPU9の制御に
よってモニタ4上に表示することができる。
【0019】このように、第1の実施の形態によればシ
ステムを拡張しないで、上書きを禁止してシネメモリに
一時的に画像を保存することができる。
【0020】図5ないし図8は本発明の第2の実施の形
態に係り、図5は三次元超音波診断装置の構成を示すブ
ロック図、図6は超音波探触子及び駆動部の構成を示す
断面図、図7は超音波の三次元走査方法を示す説明図、
図8はモニタ表示画面を示す説明図である。
【0021】この第2の実施の形態は、三次元超音波診
断装置に関するものである。
【0022】以下、図1に示す第1の実施の形態との相
違点を主に説明する。
【0023】駆動部19aは、前記第1の実施の形態に
おけると同様図示しない超音波振動子をラジアル走査す
るための例えばステッピングモータ等の他に、例えば別
のステッピングモータ等によって、三次元(リニア)走
査を行うために超音波探触子内の振動子を進退駆動させ
るようになっている。この駆動部19aの一例を超音波
探触子2の構成とともに図6を参照して説明する。
【0024】図6に示すように超音波送受波部となる超
音波振動子2aは、軸状の駆動伝達部23に接続され、
これらは先端部が球面状に閉塞された可撓性を有する外
筒24内に収納されて超音波探触子2を構成している。
前記外筒24の内部の先端側には、シール材25及びオ
ーリング26が設けられ、これらによって前記駆動伝達
部23を保持している。また、外筒24及びシール材2
5,オーリング26によって密閉された外筒24の先端
部内の空間には、音響媒体27が充填されている。
【0025】一方、駆動部19aは、次のように構成さ
れている。即ち、駆動伝達部23は、その後端部を前記
外筒24の後端部から延出させ、接続部28を介してス
テッピングモータからなる回転駆動部(ラジアル走査
用)29に接続されている。この回転駆動部29は、回
転位置を検出するエンコーダからなる位置検出部30と
組み合わせて構成され、回転駆動部外装31内に収納さ
れている。
【0026】回転駆動部外装31は、進退運動伝達部3
2に取り付けられ、この進退運動伝達部32は、ボール
ねじからなる進退機構部33に螺合している。前記進退
機構部33は、ステッピングモータからなる回転駆動部
(リニア走査用)34の駆動部に接続され、回転駆動部
34により回転されるようになっている。また、回転駆
動部34は、回転位置を検出するエンコーダからなる位
置検出部35と組み合わせて構成されている。
【0027】また、図5に示す移動速度検出部20は、
前記駆動部19aに付随し、超音波探触子2内の超音波
振動子2aが進退する移動速度を検出するようになって
いる。例えば、前記回転駆動部34の回転位置(角度)
を検出する位置検出部35を利用することにより、前記
振動子2aの移動速度を検出するようになっている。
【0028】一方、三次元超音波診断装置32内には、
第1の実施の形態における各回路部の他に、演算用プロ
セッサ21及び距離演算部31が設けられ、また複数フ
レーム分の画像データを記憶するシネメモリ22は、三
次元用のものが用いられている。前記演算プロセッサ2
1は、三次元画像に係る演算を行うためのものである。
前記三次元画像用シネメモリ22は、図1におけるシ
ネメモリ8と機能的には同等であるが、三次元画像構築
に必要な全てのデータを記憶できる容量を備えている。
【0029】このような構成で、超音波探触子2による
3次元走査は次にように行われる。前記回転駆動部29
のステッピングモータは、駆動伝達部23を介して超音
波振動子2aを回転させる。また、回転駆動部34のス
テッピングモータは、進退機構部33であるボールねじ
を回転させる。これにより、前記ボールねじに螺合連結
された進退運動伝達部32が進退運動を行う。この進退
運動伝達部32が進退運動を行うと、これに連結された
回転駆動部外装32が進退運動を行い、この進退運動に
より、駆動伝達部23を介して超音波振動子2aが進退
運動を行うこととなる。
【0030】前記回転駆動部29の回転位置は、位置検
出部30のエンコーダによって読みとられ、このエンコ
ーダのA相出力及びZ相出力が、図示しない制御部に入
力される。また、前記回転駆動部34の回転位置は、位
置検出部35のエンコーダによって読みとられ、このエ
ンコーダのA相出力及びZ相出力が、制御部に入力され
る。
【0031】このような超音波探触子2の駆動制御によ
り、図7に示すように超音波振動子2aは、長手軸方向
に移動しながらラジアル走査する三次元走査を行うこと
となり、この三次元走査により、一定の範囲の複数のラ
ジアル断層画像の音線データが取り込まれる。例えば、
図7においてリニア走査方向にピッチLごとにラジアル
走査を行って音線データの取り込みを行うと図8に示す
超音波断層画像がモニタ4に表示される。前記モニタ4
に表示されるラジアル断層画像43は、超音波探触子2
のラジアル走査に同期して更新される。また、リニア断
層画像44は、複数のラジアル走査の音線データを基に
CPU9により再構築された超音波断層画像である。こ
のリニア断層画像44は、ラジアル断層画像43のエリ
ア上にあるラジアルラインカーソル45で指定された断
面における画像となる。ここで、ラジアルラインカーソ
ル45の位置を変更することにより、任意の位置のリニ
ア断層画像を得ることができる。このリニア断層画像4
4は、超音波探触子2でラジアル走査と同時にリニア走
査を行うことにより、画面左から右方向にリニア走査に
同期して更新される。 図8において、前記したように
リニア断層画像44は、ラジアル断層画像43上のラジ
アルラインカーソル45で指定された断面であり、操作
卓3を用いてラジアルカーソル45を移動することで任
意の位置のリニア画像44を得ることができる。
【0032】また、リニア断層画像44において三次元
操作がなされて更新された画像は、走査済みエリア47
の部分であり、三次元走査が済んでいない画像は未走査
エリア48の部分である。三次元走査中において未走査
エリア48は、走査済みエリア47によって書き換えら
れ、リニアラインカーソル46の示す位置の断面像がラ
ジアル画像43のエリアにリアルタイムで表示される。
【0033】三次元画像用シネメモリ22に記憶された
画像を再生する場合は、操作卓3を用いてリニアライン
カーソル46を任意の位置に動かすと、リニアラインカ
ーソル46がある位置の断層像がラジアル画像43のエ
リアに再生表示される。リニア基準ラインカーソル49
は、三次元走査中または三次元シネメモリ22内の画像
再生中のどちらのモードでも任意の位置に動かすことが
できる。
【0034】基準ラインカーソル49の位置の画像を比
較用に保存したい場合には、操作卓3に設けられた図示
しない設定スイッチを押すと、基準ラインカーソルの位
置の画像が記憶されている三次元シネメモリ22の先頭
アドレスがアドレス用メモリ15に記憶される。このア
ドレス用メモリ15に記憶されたアドレスを先頭とする
画像領域は前記第1の実施の形態に示したように新しい
画像によって上書きされることはない。
【0035】前記演算プロセッサ21に付随する距離演
算部31は、リアルタイムでリニア基準ラインカーソル
49とリニアラインカーソル46との間の距離を演算す
ることができるようになっている。その演算方法の一例
を以下に説明する。
【0036】例えば、駆動部19a内のステッピングモ
ータからなる回転駆動部34が1回転すると超音波振動
子2aが距離Lだけ移動するとし、移動速度検出部20
内のエンコーダが回転駆動部34の1回転につきA個の
パルスを発生するとする。
【0037】このときの超音波振動子2aの移動距離Y
はエンコーダから出力されたパルスをX個とすると以下
の式で表すことができる。
【0038】Y=LX/A ここで、リニア基準ラインカーソル49の位置にある画
像が記憶されている三次元シネメモリ22のアドレスを
Pとし、リニアラインカーソル46の位置にある画像が
記憶される三次元シネメモリ22のアドレスをQとす
る。また、一枚のリニア画像44を表示するのに必要な
音線数の値をUとし、最大表示距離をRとする。このと
きのリニア基準ラインカーソル49とリニアラインカー
ソル46との間の距離Sは以下の式で表すことができ
る。
【0039】S=R|(P−Q)|/U 以上の演算により得られたSの値を距離表示エリア50
に表示する。
【0040】このように、第二の実施の形態によれば、
三次元超音波診断装置において前記第1の実施の形態と
同様の効果が得られる他、リアルタイムでリニア基準ラ
インカーソル49とリニアラインカーソル46との間の
距離を演算することができる効果が得られる。
【0041】また、走査中または三次元シネメモリ22
内の画像再生中にリアルタイムで距離を表示することが
できる。
【0042】[付記] (付記項1)表示手段に表示可能な画像信号を複数フレ
ーム分記憶可能な容量を有し、前記画像信号が繰り返し
順次書き換えられる画像信号メモリ手段と、前記画像信
号メモリ手段に記憶された前記複数フレーム分の画像信
号のうち、所望の画像信号を指定可能な画像指定手段
と、前記画像指定手段で指定された画像信号が記憶され
る記憶領域を表す情報を記憶する記憶領域記憶手段と、
前記記憶領域記憶手段に記憶された情報に基づいて、前
記画像信号メモリ手段の書込を制御する制御手段と、を
具備したことを特徴とする画像処理装置。
【0043】[付記項2]超音波を送受することによっ
て得られた受信信号を複数の画像フレーム分記憶可能な
容量を有し、前記受信信号が繰り返し順次書き換えられ
る画像信号メモリ手段と、前記画像信号メモリ手段に記
憶された前記複数フレーム分の画像のうち、所望の超音
波画像を指定可能な超音波画像指定手段と、前記超音波
画像指定手段で指定された超音波画像が前記画像信号メ
モリ手段に記憶されている領域を表す記憶領域情報を記
憶する記憶領域記憶手段と、前記記憶領域記憶手段に記
憶された情報に基づいて、前記画像信号メモリ手段の書
込を制御する制御手段と、前記画像メモリ手段の出力信
号に基づいて、超音波画像を表示する表示手段と、を具
備したことを特徴とする超音波診断装置。
【0044】[付記項3]超音波を送受することによっ
て得られた受信信号を処理する受信手段と、前記受信手
段で処理された受信信号を複数の画像フレーム分記憶可
能な容量を有し、前記受信信号が繰り返し順次書き換え
られる画像信号メモリ手段と、前記画像信号メモリ手段
に記憶された前記複数フレーム分の画像のうち、所望の
超音波画像を指定可能な超音波画像指定手段と、前記超
音波画像指定手段で指定された超音波画像が前記画像信
号メモリ手段に記憶されている領域を表す記憶領域情報
を記憶する記憶領域記憶手段と、前記記憶領域記憶手段
に記憶された情報に基づいて、前記画像信号メモリ手段
の書込を制御する制御手段と、前記画像メモリ手段の出
力信号または前記受信手段の出力信号に基づき、超音波
画像を表示する表示手段とし、を具備したことを特徴と
する超音波診断装置。
【0045】[付記項4]超音波振動子をラジアル走査
しながら進退動させる駆動手段と、三次元領域の画像デ
ータを記憶するメモリ手段と、三次元画像を構築する演
算処理手段と、を備えた前記付記項1から3の何れか一
つに記載の超音波診断装置。
【0046】この付記項4の超音波診断装置によれば、
三次元の超音波診断画像をも得ることができる。
【0047】[付記項5]超音波振動子をラジアル走査
しながら進退動させる駆動手段と、三次元領域の画像デ
ータを記憶するメモリ手段と、三次元画像を構築する演
算処理手段と、前記駆動手段により超音波振動子が進退
動する移動速度を検出する移動速度検出手段と、前記移
動速度検出手段が検出した超音波振動子の移動速度に基
づいて超音波振動子の移動距離を算出する距離演算手段
と、を備えた三次元超音波診断装置。
【0048】ところで、連続した複数の画像のフレーム
を記憶することを発展させた形として、超音波を送受波
する探触子を進退動させながら走査を行い、複数の画像
フレームを記憶して三次元画像を構築する三次元超音波
診断装置が、特開平7−47066号公報で提案されて
いる。三次元画像の表示方法としては、俯瞰図で表示す
るモードと、ラジアル画像及びリニア画像を同時に表示
するモードとがある。俯瞰画像は画像処理に時間がかか
るもののラジアル画像とリニア画像の表示はリアルタイ
ムで行うことができる。
【0049】また、三次元表示ではモニタ上の表示画像
と探触子の走査位置の把握がしづらかった。特願平9−
70064には、リニア走査位置表示バーや走査画像枚
数を示す方法が開示されているが、診断に必要な患部の
位置や大きさが直感的にわからなかった。
【0050】そこで、前記付記項5の構成によれば、三
次元走査において超音波振動子のリニア走査位置を距離
で示すことができ、前記診断に必要な患部の位置や大き
さを直感的に把握することができる。
【0051】[付記項6]超音波振動子をラジアル走査
しながら進退動させる駆動手段と、三次元領域の画像デ
ータを記憶するメモリ手段と、三次元画像を構築する演
算処理手段と、前記駆動手段により超音波振動子が進退
動する移動速度を検出する移動速度検出手段と、前記移
動速度検出手段が検出した超音波振動子の移動速度に基
づいて超音波振動子の移動距離を算出する距離演算手段
と、を備えた前記付記項1ないし4項にの何れか一つに
記載の三次元超音波診断装置。
【0052】この付記項6の構成によれば、前記付記項
1ないし4の効果に加え、付記項5の効果をも併せ得る
ことができる。また、この構成によれば、超音波振動子
の進退移動速度と、前記画像信号メモリ手段のアドレス
のカウント値を用いて超音波振動子の移動距離を算出す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数フレーム分の超音波画像を記憶可能な画像信号メモリ
手段を有する超音波診断装置において、上書きを制御す
ることによって、比較のために必要な所望画像を一時的
に前記画像信号メモリ手段に保持できるようにして、シ
ステムを拡張することなく、また比較のために画像を劣
化させることなく、超音波画像の比較を容易に行えると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は超音波診断装置の構成を示すブロック図
【図2】シネメモリのマップを示す説明図
【図3】新たな走査後のシネメモリのマップを示す説明
【図4】アドレスカウンタの構成を示すブロック図
【図5】図5ないし図8は第2の実施の形態に係り、図
5は三次元超音波診断装置の構成を示すブロック図
【図6】図6は超音波探触子及び駆動部の構成を示す断
面図
【図7】超音波の三次元走査方法を示す説明図
【図8】超音波診断画像の表示画面を示す説明図
【符号の説明】
1:超音波診断装置 2:超音波探触子 3:走査卓 4:モニタ 5:送受信部 7:切り換えスイッチ 8:シネメモリ 9:CPU 10:フレームメモリ 14:アドレスカウンタ 15:アドレス用メモリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波を送受することによって得られる受
    信信号を複数の画像フレーム分記憶可能な容量を有し、
    新に入力される前記受信信号によって順次書き換えられ
    る画像信号メモリ手段と、 前記画像信号メモリ手段に記憶された前記複数フレーム
    分の画像のうち、所望の超音波画像を指定可能な超音波
    画像指定手段と、 前記超音波画像指定手段で指定された超音波画像が前記
    画像信号メモリ手段に記憶されている領域を表す記憶領
    域情報を記憶する記憶領域記憶手段と、 前記記憶領域記憶手段に記憶された情報に基づいて、前
    記画像信号メモリ手段の書込を制御する制御手段と、 を備え、前記画像メモリ手段の出力信号に基づいて超音
    波画像を表示手段に表示するよう出力することを特徴と
    する超音波診断装置。
JP13364198A 1998-05-15 1998-05-15 超音波診断装置 Withdrawn JPH11318903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13364198A JPH11318903A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13364198A JPH11318903A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11318903A true JPH11318903A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15109576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13364198A Withdrawn JPH11318903A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11318903A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002026138A3 (en) * 2000-09-26 2003-11-06 Ge Med Sys Global Tech Co Llc Image storing method, image storing apparatus, ultrasonic diagnostics apparatus and contrast agent imaging method
JP2006255023A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波診断装置
JP2010252884A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 医用画像装置およびその制御プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002026138A3 (en) * 2000-09-26 2003-11-06 Ge Med Sys Global Tech Co Llc Image storing method, image storing apparatus, ultrasonic diagnostics apparatus and contrast agent imaging method
JP2006255023A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波診断装置
JP4588499B2 (ja) * 2005-03-15 2010-12-01 パナソニック株式会社 超音波診断装置
JP2010252884A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 医用画像装置およびその制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3354619B2 (ja) 超音波診断装置
JPH10262964A (ja) 超音波診断装置
US20110015523A1 (en) Ultrasound observation apparatus
JPH10248844A (ja) 超音波画像診断装置
JPS6244495B2 (ja)
JPH11318903A (ja) 超音波診断装置
JP3352188B2 (ja) 三次元超音波診断装置
JP3386853B2 (ja) 超音波診断装置
JP2001333902A (ja) 超音波診断装置
US6315731B1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus capable of functional addition
JP3277030B2 (ja) 超音波診断装置
JPH10118070A (ja) 超音波診断装置
JP2005006770A (ja) 超音波診断装置
JPH05269132A (ja) 体腔内超音波診断装置
JPH0838470A (ja) 超音波診断装置
JP3099900B2 (ja) 超音波診断装置
JPH04241849A (ja) 超音波診断装置
JPH04285546A (ja) 超音波診断装置
JP4474608B2 (ja) 超音波診断装置
JP3190724B2 (ja) 超音波診断装置
JP4248933B2 (ja) 超音波診断装置
JP3449499B2 (ja) 超音波画像診断装置
JP2000157541A (ja) 音線データ格納方法および超音波診断装置
JPH07184903A (ja) 超音波診断装置
JP2784799B2 (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802