JPH11318769A - ブラインド掃除機 - Google Patents

ブラインド掃除機

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JPH11318769A
JPH11318769A JP13391098A JP13391098A JPH11318769A JP H11318769 A JPH11318769 A JP H11318769A JP 13391098 A JP13391098 A JP 13391098A JP 13391098 A JP13391098 A JP 13391098A JP H11318769 A JPH11318769 A JP H11318769A
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blind
brush
panel
support shaft
cleaning
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JP13391098A
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Takuji Toki
拓二 土岐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラインドを取り外さずに大量のブラインド
を効率よく清掃できる装置を提供する。 【解決手段】 窓ガラス1とブラインド2の羽根2Aの
隙間に縦方向に設置された支持軸5と、該支持軸5によ
り支持され縦方向に移動可能なパネル8と、該パネル8
よりブラインド2の羽根2Aを挟んで設置され横方向に
移動可能な洗浄器14とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓枠に設置された
ブラインドを洗浄するブラインド掃除機に関し、特に窓
枠に設置されたブラインドを取り外すことなく、簡単か
つ迅速にブラインドの表裏を洗浄するブラインド掃除機
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、窓枠に設置され
たブラインドの最も広く行われている清掃方法は、まず
ブラインドを取り外して平らな面に表向きに広げ、洗浄
液をつけてブラシ等でこすり洗い及び水洗いをし、次に
裏面に返して同じ手順で洗浄した後水分などを拭き取
り、最後にこれを窓に取り付ける、というものである。
【0003】このように従来の方法では、設置場所か
らブラインドを外し、洗浄場所まで運搬し、平らな
床面に表向きに開いた状態で並べ、洗剤で洗い、水
ですすぎ、裏面に返して、の操作を再度行い、
余分な水分を拭き取り、設置場所まで運搬し、最後
に取り外した窓に取り付けるなどの作業が必要であり、
実質的な清掃作業である、、及び以外に多くの
工程を伴うという問題点があった。また、ブラインドを
傷めないように腰をかがめて行う作業は重労働であっ
た。さらに、ブラインドを平らに並べた状態では清掃作
業がやりにくく、ブラインドを傷める心配があり、非効
率的である。特に何百枚にもなるオフィスや工場などの
業務用ブラインド清掃には向かない方法であった。
【0004】そこで、このようなブラインドを平らに並
べた状態で行う従来の掃除に対する改良方法として、実
開平7−12047号公報には、窓から取り外したブラ
インドを固定パネルを装備した支持具に吊着し、まずブ
ラインドの表面を洗剤や水洗いで洗浄し、次に裏面に返
して同様に洗浄し、水を拭き取って窓に取り付ける方法
が開示されている。
【0005】この方法によれば、支持具によって本体を
吊着状態で作業できるようにしているので、腰をかがめ
て作業を行う必要がなく、またブラインドを裏返す作業
は軽減されているが、ブラインドの取り外しや取り付
け、及び清掃作業場所までの往復の運搬作業は依然必要
であり、やはり大量のブラインドを処理する業務用ブラ
インドには向かないという問題点があった。また、一般
家庭用のものとしては大掛かりであるという問題点もあ
った。
【0006】また、特開昭63−145620号公報、
実開平1−101458号公報、実開平1−10145
9号公報、実開平1−101460号公報、実開平7−
3551号公報等には、ブラインド本体を吊着状態で洗
浄槽に収納したり、あるいは閉着状態で回転ドラムに入
れ反転させて洗浄するなど特殊なブラインド用洗濯機に
入れて洗浄する方法が種々開示されている。
【0007】しかしながら、これらの清掃方法はいずれ
もブラインドの各羽根に向けて洗浄液を噴射する方式で
あるため、汚れが落ちにくいという欠点があった。ま
た、洗浄ブラシが硬い素材であるとブラインドの羽根や
糸等に損傷を与えかねないという問題点があった。さら
に、これらの方法はいずれもブラインドの取り外しや取
り付け作業、及び運搬作業が依然として必要である。
【0008】そこで、ブラインドを取り付けたままの状
態で清掃する方法として、特開昭60−137952号
公報には、建物外壁側よりブラシを水平に移動させて清
掃する方法が開示されている。しかしながら、この方法
ではブラインドの清掃装置を建物の外壁に吊るした状態
で作業が行われることになるため、一般家庭にこの装置
を設置するのは困難である。また、ブラインドは窓ガラ
スの内側に設置されるので、建物の外壁から単にブラシ
を水平に移動させただけではブラインドを十分に清掃す
ることは困難である。
【0009】また、実開平1−101460号公報に
は、羽根を一枚毎又は複数枚を挟む用具を用い、擦って
汚れを落とす方法が開示されている。これはブラインド
を取り付けたまま掃除する方法であり、主に家庭用とし
て使用する手動のものの他に、挟んだ羽根をモータで駆
動する偏心ウェイトの回転振動で汚れを落とす掃除機も
開示されている。しかしながら、ブラインドの羽根を挟
む清掃用具を手作業で、ブラインドの糸から糸までの間
の部分を一枚毎または複数枚毎を拭き取る方式であるの
で非常に手間がかかるという問題点があった。このた
め、工場やオフィス等の大量のブラインドの清掃は困難
であるという問題点があった。
【0010】さらに、実開昭62−4255号公報に
は、対向機枠を近接離反自在に接続し、該対向機枠にそ
れぞれブラインド直立洗浄用高速回転ローラを対設し、
このローラの両側に洗浄水吸収用直立回転スポンジロー
ラをそれぞれ対設させてなるブラインドの洗浄装置が開
示されている。この洗浄装置によれば一枚一枚のブライ
ンドの羽根の表裏両面を一度に自動的に清掃することが
可能であるが、装置の構造が複雑でありかなりの大きさ
とならざるを得ないため、一般的でないという問題点が
あった。
【0011】上述したように従来のオフィスや工場にお
けるブラインド掃除は、ほとんど一旦ブラインドを取り
外して行うものであり、そのために必要となるブライン
ドの取り外しや運搬、さらには取り付ける作業等本来の
清掃には直接関係のない付随する作業が必要であった。
この作業は作業員が手数をかけて取り外したブラインド
を運搬車に載せ、清掃工場まで運び、そこでブラインド
を下ろして清掃現場まで運び、一本一本を洗浄した後、
再度運搬車に載せて、取り外した場所まで運搬し、ブラ
インドを元どおり取り付けるというものであり、非常に
手間がかかり、このことがブラインド清掃のコスト高の
原因となっていた。このような従来の方法ではオフィス
や工場などの大量のブラインド掃除には適しないため、
長期間掃除せずに放置しておき、汚れがひどくなった
ら、新しいブラインドに取り替えることも少なくなかっ
た。
【0012】また、ブラインドを取り外さずに清掃する
従来の方法も種々提案されているが、一般の建物に適用
できなかったり、非常に手間がかかるものであったり、
あるいは装置が複雑で高価なものであったりで大量のブ
ラインドの清掃には適しないばかりか、家庭用のものと
しても適しないものであった。
【0013】本発明は、上記課題に基づいてなされたも
のであり、窓に設置されたブラインドを取り外すことな
く、大量のブラインドを効率よく清掃することの可能な
ブラインド掃除機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は窓ガラスとブラインドとの間に存在
する10センチメート程度の隙間を有効に利用して、こ
の隙間に洗浄用のパネルを上下動可能に設け、該パネル
によりブラインドの羽根を押さえて清掃するようにすれ
ば、簡単な構造で容易にブラインドの羽根を効率よく清
掃できることを見出した。また、このパネルにブライン
ドを挟んで洗浄器を設置して該洗浄器をブラインドの羽
根と並行する水平方向に移動させてブラインドの羽根を
清掃するようにすれば、さらにブラインドの羽根を効率
よく清掃できることを見出した。これらに基き本発明に
到達した。
【0015】すなわち、本発明の請求項1記載のブライ
ンド掃除機は、窓ガラスとブラインドの隙間に縦方向に
設置される支持軸と、該支持軸により支持される縦方向
に移動可能なパネルとを備えるものである。
【0016】また、請求項2記載のブラインド掃除機
は、請求項1において前記パネルに前記ブラインドを挟
んで横方向に移動可能に洗浄器を備えるものである。
【0017】請求項3記載のブラインド掃除機は、請求
項1又は2において前記支持軸が吸盤を有する棒状体で
あり、該吸盤を窓ガラスに吸着させることにより窓ガラ
スに固定されるものである。
【0018】請求項4記載のブラインド掃除機は、請求
項1乃至3のいずれかにおいて前記支持軸が伸縮自在の
支持杆からなり、窓枠に固定されるものである。
【0019】請求項5記載のブラインド掃除機は、請求
項2乃至4のいずれかにおいて前記洗浄器がブラシを有
し、該ブラシに洗浄液を供給しながらブラインドの羽根
を洗浄するものである。
【0020】請求項6記載のブラインド掃除機は、請求
項2乃至5のいずれかにおいて前記パネルが横方向にガ
イド部材を有し、前記洗浄器が着脱自在なブラシ部と電
動部とを有して前記ガイド部材に掛け止められており、
前記電動部により該ガイド部材に沿って横方向に可動に
取り付けられている。
【0021】請求項7記載のブラインド掃除機は、請求
項6において前記ブラシ部に給液部とブラシカバーとが
付設されているとともに、前記ブラシカバーの内側に飛
沫防止材と集水部とを設けたものである。
【0022】請求項8記載のブラインド掃除機は、請求
項6又は7において前記ブラシガイドまたは電動部に電
動ギアを設け、該電動ギアを前記ガイド部材に形成され
た噛合溝部に噛合させ、これを駆動することにより洗浄
器が横方向に移動可能となっているものである。
【0023】さらに、請求項9記載のブラインド掃除機
は、請求項2乃至8のいずれか1項において、前記支持
軸に該支持軸の軸方向に第2の噛合溝部が形成されてお
り、前記洗浄器には前記第2の噛合溝部と噛合可能な電
動ギアが設けられていて、前記第2の噛合溝部に前記ギ
アを噛合させて該電動ギアを駆動することにより前記洗
浄器が前記支持軸の軸方向に移動可能となっているもの
である。
【0024】
【発明の実施形態】以下、本発明の第1実施例について
図1乃至図10を参照して詳細に説明する。図1は窓にブ
ラインド掃除機を取り付けた状態を示す斜視図であり、
図2及び図3はブラインドを下げた状態を示す斜視図及
び側面図である。同図において窓ガラス1とブラインド
2の隙間には、この窓ガラス1に吸着可能な吸盤3を有
する吸盤軸4が突設された3本の支持軸5、5、5が窓
ガラス1に対して縦方向に3本固定されており、この支
持軸5の上端部及び下端部には図4に示すように滑車6
が取り付けられていて、各滑車6にロープ7を通し、図
3、図5及び図6に示すようにロープ7の両端のフック
7Aを平板状のパネル8のフック8Aに取り付けること
によりパネル8が支持軸5に取り付けられている。な
お、支持軸5としては中空の管が用られており、また、
パネル8の背面側に両端の支持軸5、5と同じ間隔で爪
9が設けられており、支持軸5に縦方向に形成された切
り込み溝により形成されるパネルガイド5Aにこの爪9
を挿入することにより、パネル8の上下動をスムーズか
つ確実に行うことができるようになっている。なお、本
明細書中において縦方向とはブラインド2の昇降方向の
ことであり、横方向とはブラインド2の羽根2Aと並行
する水平方向を意味する。また、パネル8は、ブライン
ド2の羽根2Aと同程度の幅を有する横長で平滑な板状
体であり、木製やプラスチック製の軽量の板が好適に用
いられる。さらに、ブラインド2の幅に応じて伸縮自在
となるように構成された板状体を用いることもできる。
このパネル8の高さは特に限定されないが、清掃の作業
性等を考慮すると一般に20〜50cm程度のものが望
ましい。このようなパネル8の両端部にはガイド部材た
る枠状のパネルハンドル10が回動自在に突設されてお
り、このパネルハンドル10は図7及び図8に示すように
上側のブラシガイド11と下側の電動部ガイド12とに分岐
していて、それぞれ枢軸などにより回動自在に枢着され
ており、ハンドル調整部13によりパネル8に対して起倒
可能に取り付けられている。そして、このパネルハンド
ル10の電動ガイド部12には噛合溝部12Aが形成されてい
る。
【0025】また、このパネル8には洗浄器14が取り付
けられる。この洗浄器14は、図9及び図10に示すように
斜め上方に向けて植毛されているブラシ15Aを備えたブ
ラシ部15と、このブラシ15Aを回動するための電動部16
とを有し、このブラシ部15及び電動部16はそれぞれパネ
ルハンドル10のブラシガイド11と電動部ガイド12に貫挿
されている。また、ブラシ部15は、ブラシ15Aを収納す
るためのブラシカバー17と、このブラシカバー17の両側
に設けられたスポンジなどからなる飛沫防止材18とこの
ブラシカバー17の上側に形成された給水口(図示せず)
とを有し、こ給水口は給水ホース19に連通しており、こ
の給水ホース19は集水タンク20に設けられた揚水ポンプ
21に接続している。また、ブラシカバー17の下側には集
水部22が設けられており、この集水部22には排水ホース
23が連通していて、この排水ホース23は集水タンク20に
接続している。なお、この集水タンク20内は、濯ぎ水槽
と洗浄液槽とに分割しており、揚水ポンプ21との接続が
図示しない切替弁により切り替え可能となっていて、給
水口から濯ぎ水あるいは洗浄液の吐出を切り替えること
ができるように構成されている。なお、24は、集水タン
ク20を移動するためのキャスターであり、25は、集水樋
であり、26はバケツである。一方、ブラシ15Aは電動部
16の駆動軸(図示せず)に着脱自在に枢着しているとと
もに、この電動部16には、ヘリカルギア(図示せず)及
び減速ギアを介して左右方向に回動する電動ギア(図示
せず)が設けられており、この電動ギアが電動ガイド部
12の噛合溝部12Aに噛合している。また、パネル8内に
は洗浄器14の電動部16に接続した制御装置(図示せず)
と、遠隔制御信号を受信する受信部27と手動/自動切替
機能スイッチ28とを有する操作パネル29が設けられてお
り、電動部16の図示しない駆動軸の駆動・停止及び反転
をリモートコントロールにより操作することができるよ
うになっている。
【0026】前記構成につきその作用について説明す
る。まず、図1に示すように支持軸5に設けた複数個の
吸盤3を窓ガラス1に吸着させることにより支持軸5を
窓ガラス1とブラインド2との隙間に固定する。そし
て、支持軸5のパネルガイド5Aに爪9を入れて所望の
高さにパネル8を固定する。
【0027】そして、ブラインド2を掃除する際には、
パネル8により窓ガラス1側すなわち裏側からブライン
ド2の羽根2Aを支えながら、洗浄器14とパネル8とに
より羽根2Aを軽く挟んだ状態として、集水タンク20に
貯蔵された洗浄液を揚水ポンプ21により水を汲み上げて
ブラシカバー17の上側の給水口からブラシ15Aに向けて
洗浄液を吐出すとともに、リモートコントロールにより
電動部16の駆動軸を回動させて洗浄器14のブラシ15Aを
回動させることにより羽根2Aの表側面を洗浄すること
ができる。この際ブラシ15Aが斜め上方に向けて植毛さ
れているので、羽根2Aの表面の重なり部分も良好に洗
浄することができる。また、ブラシ15Aの回動に伴う洗
浄液などの飛沫は、飛沫防止材18により吸い取られるた
め、周囲を汚すことがないようになっている。一方、こ
のブラシ15Aによる洗浄とともに電動ギアが回動するた
め噛合溝部12Aとの噛み合いにより洗浄器14はブラシガ
イド11及び電動部ガイド12に沿ってゆっくりと左側に移
動する。そして、洗浄器14がブラインド2の左端まで移
動したら、パネル8を下方に下げると滑車6が回動して
所望の位置まで降下するので、今度は電動部16の駆動軸
を反転させて洗浄器14を右側にゆっくりと移動させなが
ら同様にブラインドの全面を洗浄することができる。こ
の操作を連続してブラインド2の下端側まで洗浄した
ら、ブラインド2を反転させる。そうすると、ブライン
ド2の裏面側が表面に露出するので今度はパネル8を次
第に上側に移動させながら裏面を洗浄する。このように
してブラインド2の表裏面を洗浄液により洗浄したら、
今度は集水タンク20内の濯ぎ水槽に切り替えて、洗浄器
14により水で同様に濯ぎの作業を行い、洗浄液を洗い流
すことによりブラインド2を取り外すことなく、洗浄す
ることができる。また、本実施例においては、給水口か
ら吐出した洗浄液や濯ぎ水は集水部22で回収されて再度
集水タンク20に還流されるように構成されている。この
ため、汚れがひどい場合には集水タンク20内の水や洗浄
液は適宜排水するが、濾過フィルターなどを設けること
により循環利用することが可能となっている。このフィ
ルターは随時取り替えて洗浄すればよい。さらに、集水
樋25からバケツ26に流下した洗浄液や水は、回収し廃棄
すればよいが、オフィスなどでは給排水が不便であるの
で、該回収液を濾過した後、再び集水タンク20に導入し
て循環使用してもよい。なお、ブラインド2を洗浄した
後に乾燥する必要がある場合、洗浄器14にブロワーなど
併設してブラインド2の羽根2Aに圧縮空気や加熱空気
を吹き付けてブラインド2の羽根2Aを乾燥させてもよ
い。
【0028】特に、本実施例においては、パネルハンド
ル10は、図7及び図8に示すようにブラシガイド11と電
動部ガイド12の取り付け基端でパネル8に対して枢着さ
れており、この基端部を支軸として回動可能な構造とな
っているため、ハンドル調整部13によりパネルハンドル
10を持ち上げることにより、パネル8とブラシガイド11
の間隔が一定距離広がる。これによりブラインド2を挟
み込んだ状態でも、該間隔を随時広げることによりブラ
インド2の表裏の向きを替えたりブラインドの上げ下ろ
しが可能となっている。
【0029】次に本発明の第2実施例について図11及び
図12を参照して説明する。前述した第1実施例では、パ
ネル8の上下移動の移動を手動により行うので、背の届
かない部分を洗浄する場合にはどうしても脚立の上がり
下りが必要となる。このため、本実施例においては、洗
浄中は脚立を使用することなく床上で操作することがで
きるようにしたものであり、基本的には前述した第1実
施例と同じ構成を有するものであるので、同一の構成に
は同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。本実
施例においては、中央の支持軸5のロープ7上部先端の
滑車6にブラインド2の下端より50cm程度垂れる長
さのパネル昇降ロープ7Bを通して、このパネル昇降ロ
ープ7Bのフック7Aをパネル2の上下のフック8Aに
掛けてある。このような構成を採用することにより、前
述した第1実施例の場合と同様にしてブラインド2の羽
根2Aの洗浄が可能であり、しかもパネル昇降ロープ7
Bを引くことによりパネル8を上下に移動させることが
できる。
【0030】本実施例によれば支持軸5やパネル8の取
り外し以外に、脚立の必要がなくなるため、ブラインド
掃除機を正しくセットさえすればブラインド2の全面を
半自動的に短時間で洗浄することができる。
【0031】さらに、本発明の第3実施例について図13
乃至図15を参照して説明する。第3実施例はパネル8の
上下動を自動化したものであり、前述した第1実施例と
基本的には同じ構成を有するものであるので、第1実施
例と同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明
を省略する。本実施例においては、支持軸5の前面には
第2の噛合溝部たる平面ギア31が設けられており、また
パネル8の裏側左右にある爪9の近くに、電動ギアとし
てこの平面ギア31と噛み合うギア32及び反転切替機能付
のギア駆動用モータ33が設けられている。また、パネル
8内にはこのギア駆動用モータ33及び洗浄器14の電動部
16に接続した制御装置(図示せず)と、遠隔制御信号を
受信する受信部27が設けられており、ギア駆動用モータ
33の駆動・停止及び反転と、電動部の駆動・停止及び反
転をリモートコントロールで操作することができるよう
になっている。このような構成を採用することにより、
前述した第1実施例の場合と同様にしてブラインド2の
羽根2Aの洗浄が可能であり、しかも、ギア駆動用モー
タ33を駆動することによりギア32を回動させると平面ギ
ア31との噛み合いにより、パネル8が支持軸を上下に昇
降することが可能となっている。このように洗浄器14ば
かりでなくパネル8の昇降も遠隔操作することができる
ため、掃除中における脚立の必要がなくなりブラインド
掃除機を正しくセットさえすればブラインド2の全面を
自動的に短時間で洗浄することができる。
【0032】以上、本発明のブラインド掃除機の第1乃
至第3実施例について説明してきたが、前記各実施例に
おいては洗浄器14は必ずしも必要ではなく、図16に示す
ように第1実施例において洗浄器14を取り外して用いる
こともできる。この場合、雑きんやモップなどを手で持
って、パネル8が裏面に位置するブラインド2の羽根2
Aに押し付け、雑きんやモップなどを手動で左右に移動
させて汚れを拭き取り、パネル8を上下に移動させて別
の箇所を拭き取る操作を繰り返せばよい。このように洗
浄器14を装着せずに手で羽根2Aを掃除する場合には、
図17に示すようなブラインドストッパ41を用いることが
できる。このブラインドストッパ41は、矩形の板状であ
り、その一側にブラシガイド11及び電動部ガイド12に挿
入可能な切り込み42,42が形成されている。そして、図
18及び図19に示すようにブラシガイド11及び電動部ガイ
ド12に切り込み42,42を挿入すると他端側でブラインド
2の羽根2Aが押さえられるため、羽根2Aが起立する
ことなく、手での拭き取り作業が容易となる。
【0033】以上、本発明のブラインド掃除機について
添付図面を参照して説明してきたが、本発明は前記各実
施例に限定されるものではなく、本発明の思想を逸脱し
ない範囲で種々の変形実施が可能である。例えば、支持
軸5としては前記各実施例においては円形の吸盤3を窓
ガラス1に吸着させるタイプのものを用いたが、窓ガラ
ス1とブラインド2との隙間となる窓枠に固定可能であ
れば、これに限らず図20に示すような伸縮可能ないわゆ
る突っ張り棒51としてもよいし、図21に示すような突っ
張り棒51と吸盤3を組み合わせてもよいし、図22に示す
ように支持軸5に2個の吸盤3、3を並列に装着したも
のであってもよい。さらには、図23に示すように支持軸
5に長円径の吸盤3Aを装備したものであってもよい。
また、ブラシ15Aは、植毛のものに限らず、スポンジ製
のものや布製のものなど用途に応じて適宜付け替えるこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のブラインド掃除
機は、窓ガラスとブラインドの隙間に縦方向に設置され
る支持軸と、該支持軸により支持される縦方向に移動可
能なパネルとを備えているので、洗浄しようとするブラ
インドの羽根の後ろには常にパネルが存在することにな
る。しかもブラインドの裏面側からこれを支持すること
ができるので、ブラインドを取り付けたままでブライン
ドの表裏面を十分に洗浄することができる。また、この
ブラインド掃除機は、支持軸と、パネルのみで構成され
た単純な構造であるので、一般家庭でも手軽に使用する
ことができる。
【0035】以上のとおり請求項1記載のブラインド掃
除機によればブラインドの取り外しや取りつけ、洗浄場
所までの往復の運搬作業が不用となり大幅な省力化が図
られ、一般家庭は勿論のこと、従来は困難であったオフ
ィスや工場の大量の清掃にも十分対応できる。また、そ
の構造が単純であるので、一人で運搬、装着が可能であ
り、しかも装着が容易である。
【0036】また、請求項2記載のブラインド掃除機
は、請求項1において前記パネルに前記ブラインドを挟
んで横方向に移動可能に洗浄器を備えるもので、ブライ
ンドの洗浄を一層効率よく行うことができる。このた
め、特にオフィスや工場など大量のブラインドの清掃に
好適である。
【0037】請求項3記載のブラインド掃除機は、請求
項1又は2において前記支持軸が吸盤を有する棒状体で
あり、該吸盤を窓ガラスに吸着させることにより窓ガラ
スに固定されるものであるので、支持軸を窓ガラスとブ
ラインドとの隙間に容易に固定することができる。
【0038】請求項4記載のブラインド掃除機は、請求
項1乃至3のいずれかにおいて前記支持軸が伸縮自在の
支持杆からなり、窓枠に固定されるものであるので、支
持軸を窓ガラスとブラインドとの隙間に容易に固定する
ことができる。
【0039】請求項5記載のブラインド掃除機は、請求
項2乃至4のいずれかにおいて前記洗浄器がブラシを有
し、該ブラシに洗浄液を供給しながらブラインドの羽根
を洗浄するものであるので、ブラインドを効率よく洗浄
することができる。
【0040】請求項6記載のブラインド掃除機は、請求
項2乃至5のいずれかにおいて前記パネルが横方向にガ
イド部材を有し、前記洗浄器が着脱自在なブラシ部と電
動部とを有して前記ガイド部材に掛け止められており、
前記電動部により該ガイド部材に沿って横方向に可動に
取り付けられているものであるので、このガイド部材に
沿って洗浄器を横方向に動かすことにより一層容易にブ
ラインドを洗浄することができる。
【0041】請求項7記載のブラインド掃除機は、請求
項6において前記ブラシ部に給液部とブラシカバーとが
付設されているとともに、前記ブラシカバーの内側に飛
沫防止材と集水部とを設けたものであるので、ブライン
ド洗浄時に周囲を汚すことがない。
【0042】請求項8記載のブラインド掃除機は、請求
項6又は7において前記ブラシガイドまたは電動部に電
動ギアを設け、該電動ギアを前記ガイド部材に形成され
た噛合溝部に噛合させ、これを駆動することにより洗浄
器が横方向に移動可能となっているものであるので、洗
浄器を横方向に自動で動かすことができ、ブラインドの
掃除をある程度自動化することができる。
【0043】さらに、請求項9記載のブラインド掃除機
は、請求項2乃至8のいずれか1項において、前記支持
軸に該支持軸の軸方向に第2の噛合溝部が形成されてお
り、前記洗浄器には前記第2の噛合溝部と噛合可能な電
動ギアが設けられていて、前記第2の噛合溝部に前記ギ
アを噛合させて該電動ギアを駆動することにより前記洗
浄器が前記支持軸の軸方向に移動可能となっているもの
であるので、洗浄器を支持軸の軸方向に自動で動かすこ
とができ、ブラインドの掃除を自動化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるブラインド掃除機を
示す斜視図である。
【図2】前記ブラインド掃除機の使用状態を示す斜視図
である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】前記第1実施例における支持軸を示す正面図で
ある。
【図5】前記第1実施例におけるパネルを示す平面図で
ある。
【図6】前記第1実施例におけるパネルを示す正面図で
ある。
【図7】前記第1実施例においてパネルハンドルを取り
付けた状態を示す斜視図である。
【図8】前記第1実施例においてパネルハンドルを持ち
上げた状態を示す斜視図である。
【図9】洗浄器の内部構造を示す側面図である。
【図10】洗浄器の取付部を示す斜視図である。
【図11】第2実施例のブラインド掃除機を示す正面図
である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】第3実施例のブラインド掃除機のパネルの駆
動機構を示す正面図である。
【図14】第3実施例のブラインド掃除機を示す側面図
である。
【図15】第3実施例のブラインド掃除機を示す平面図
である。
【図16】第1実施例のブラインド掃除機において、洗
浄器を取り外した状態を示す斜視図である。
【図17】ブラインドストッパを示す斜視図である。
【図18】ブラインドストッパを取り付けた状態を示す
斜視図である。
【図19】ブラインドストッパを取り付けた状態を示す
平面図である。
【図20】支持軸の別の例を示す斜視図である。
【図21】支持軸のさらに別の例を示す斜視図である。
【図22】支持軸の他の例を示す平面図である。
【図23】支持軸のさらに他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 窓ガラス 2 ブラインド 2A 羽根 3 吸盤 3A 吸盤 5 支持軸 8 パネル 11 ブラシガイド(ガイド部材) 12 電動部ガイド(ガイド部材) 12A 噛合溝部 14 洗浄器 15 ブラシ部 15A ブラシ 16 電動部 17 ブラシカバー 18 飛沫防止材 22 集水部 31 平面ギア(第2の噛合溝部) 32 ギア(電動ギア) 51 突っ張り棒(支持軸)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスとブラインドの隙間に縦方向に
    設置される支持軸と、該支持軸により支持される縦方向
    に移動可能なパネルとを備えることを特徴とするブライ
    ンド掃除機。
  2. 【請求項2】 前記パネルに前記ブラインドを挟んで横
    方向に移動可能に洗浄器を備えることを特徴とする請求
    項1記載のブラインド掃除機。
  3. 【請求項3】 前記支持軸が吸盤を有する棒状体であ
    り、該吸盤を窓ガラスに吸着させることにより窓ガラス
    に固定されることを特徴とする請求項1又は2記載のブ
    ラインド掃除機。
  4. 【請求項4】 前記支持軸が伸縮自在の支持杆からな
    り、この支持杆を伸長して窓枠に固定することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか1項記載のブラインド掃
    除機。
  5. 【請求項5】 前記洗浄器がブラシを有し、該ブラシに
    洗浄液を供給しながらブラインドの羽根を洗浄すること
    を特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項記載のブラ
    インド掃除機。
  6. 【請求項6】 前記パネルが横方向にガイド部材を有
    し、前記洗浄器が着脱自在なブラシ部と電動部とを有し
    て前記ガイド部材に掛け止められており、前記電動部に
    より該ガイド部材に沿って横方向に可動に取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項
    記載のブラインド掃除機。
  7. 【請求項7】 前記ブラシ部に給液部とブラシカバーと
    が付設されているとともに、前記ブラシカバーの内側に
    飛沫防止材と集水部とを設けたことを特徴とする請求項
    6記載のブラインド掃除機。
  8. 【請求項8】 前記ブラシガイドまたは電動部に電動ギ
    アを設け、該電動ギアを前記ガイド部材に形成された噛
    合溝部に噛合させ、これを駆動することにより洗浄器が
    横方向に移動可能となっていることを特徴とする請求項
    6又は7記載のブラインド掃除機。
  9. 【請求項9】 前記支持軸に該支持軸の軸方向に第2の
    噛合溝部が形成されており、前記洗浄器には前記第2の
    噛合溝部と噛合可能な電動ギアが設けられていて、前記
    第2の噛合溝部に前記ギアを噛合させて該電動ギアを駆
    動することにより前記洗浄器が前記支持軸の軸方向に移
    動可能となっていることを特徴とする請求項2乃至8の
    いずれか1項記載のブラインド掃除機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2274673A1 (es) * 2004-12-17 2007-05-16 Rafael Guerra Cabello Maquina limpia-persianas.
CN104382534A (zh) * 2014-10-21 2015-03-04 天津赛金节能科技有限公司 卷廉纱窗清洗装置及方法
CN110344740A (zh) * 2019-08-06 2019-10-18 耿梓越 一种全自动智能家居窗帘

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