JPH11318742A - シャワー装置 - Google Patents
シャワー装置Info
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- JPH11318742A JPH11318742A JP10148414A JP14841498A JPH11318742A JP H11318742 A JPH11318742 A JP H11318742A JP 10148414 A JP10148414 A JP 10148414A JP 14841498 A JP14841498 A JP 14841498A JP H11318742 A JPH11318742 A JP H11318742A
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- Japan
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- arm
- cam
- support shaft
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Abstract
とともに、アームを上方へ容易に回動させることができ
るようにする。 【解決手段】 支持筒10にカム筒41を外挿する。こ
のカム筒41をブラケット14によって固定する。支持
筒10に可動筒42を摺動自在に、かつ回動不能に外挿
する。この可動筒42には、軸43を介してローラ44
を回動自在に設ける。このローラ44をコイルばね31
によりカム筒41の端面カム45に突き当てる。ローラ
44と端面カム45とにより、コイルばね31の付勢力
を、アーム(図示せず)を上方へ回動させようとする回
動付勢力に変換して支持筒10に伝達する。回動付勢力
は、アームの自重による下方への回動力より小さくす
る。
Description
身にシャワーを浴びることができるシャワー装置に関す
る。
うに、浴室の側壁Wに固定される背板1と、この背板1
の下部に設けられた椅子2と、側板Wに水平にかつ回動
可能に支持された支持軸10と、この支持軸10の両端
部に取り付けられた一対のアーム3,3とを備えてい
る。背板1には、椅子2に腰掛けた入浴者の肩部および
腰部にそれぞれシャワーを浴びるノズル4,5が設けら
れるとともに、シャワーの量および温度を調節する調節
ツマミ6,7がそれぞれ設けられている。一方、アーム
3には、入浴者の胸部および脚部にシャワーを浴びせる
ノズル(図示せず)がそれぞれ設けられている。
長く、かつ重い。しかも、支持軸10に片持ち状態で支
持されているので、仮に支持軸10が自由に回動するこ
とができるものであると、アーム3がその自重によって
下方へ高速回動してしまい、非常に危険である。そこ
で、従来のシャワー装置においては、支持軸10と側壁
Wまたは背板1との間に多板摩擦機構等の摩擦機構を設
け、アーム3が下方へ高速で回動するのを防止してい
る。
は、アーム3が下方へ回動するときのみならず、アーム
3が上方へ回動するときにも作用する。したがって、使
用者がアーム3を上方へ回動させる場合には、アーム3
をその自重および摩擦抵抗に抗して回動させる必要があ
る。特に、アーム3が水平な位置もしくはその近傍に位
置しているときには、アーム3の自重全体がアーム3を
下方へ回動させる力として作用する。このため、使用者
の負担が大きいという問題があった。この問題は、シャ
ワー装置が老人や身体障害者によって利用されることが
多いことから大きなものであった。
を解決するために、装置本体と、この装置本体に水平
に、かつ回動可能に支持された支持軸と、湯水を噴射す
るノズルを有し、上記支持軸の両端部にそれぞれ固定さ
れたアームとを備えたシャワー装置において、上記支持
軸と上記装置本体との間に、弾性手段の付勢力を、上記
アームがほぼ水平になった位置を含む少なくとも所定の
回動範囲では上記一対のアームを上方へ回動させようと
する回動付勢力に変換して上記支持軸に伝達するカム機
構を設け、上記カム機構の回動付勢力を、上記一対のア
ームの自重によって上記支持軸に作用する下方への回動
力より小さく設定したことを特徴としている。
伝達される力が、上記アームがほぼ水平な位置へ接近回
動するのにしたがって大きくなるように、上記カム機構
を構成するのが望ましい。
へ移動したとき、上記カム機構が上記弾性手段の付勢力
を上記アームを下方へ回動させる回動付勢力に変換して
上記支持軸に伝達するのが望ましい。
一端面に周方向に延びる端面カムが形成されたカム筒
と、上記弾性手段よって上記端面カムに突き当てられ、
上記カム筒と協働して上記弾性手段の付勢力を回動付勢
力に変換する当接部材とを有し、上記弾性手段として、
支持軸に外挿され、かつ上記当接部材を上記端面カムに
押し付けるコイルばねが用いられることが望ましい。
記支持軸の低速回動を許容し、高速回動を阻止するダン
パ機構が設けられていることが望ましい。
の一実施の形態について説明する。なお、この実施の形
態のシャワー装置は、支持軸10に関連する構成以外の
構成は、図8に示す従来のシャワー装置と同様である。
そこで、支持軸10に関連する構成以外の構成は、図8
を援用してその説明を省略し、ここでは支持軸10に関
連する構成についてのみ説明することとする。
施の形態では、支持軸10として断面円形の真っすぐな
直管状をなす支持筒10が用いられている。この支持筒
10の一端側(図1において左端側。以下、左右は図1
における左右を意味するものとする。)の外周には、軸
受11が相対回動可能に嵌合されている。この軸受11
には、図6に示すように、ブラケット12がビス13に
よって固定されている。支持筒10の右端側には、ブラ
ケット14が後述するようにして支持筒10に相対回動
可能に、かつ支持軸10の長手方向へ移動不能に設けら
れている。そして、ブラケット12,14が浴室の側壁
Wにビス(図示せず)等によって固定されることによ
り、支持筒10が側壁Wに水平な状態で回転可能に、か
つ水平方向へ移動不能に支持されている。なお、支持筒
10は、背板1に支持されることもある。この発明で
は、側壁W、背板1等の固定系を装置本体と称してい
る。
ト12との間、および右端とブラケット14との間の各
外周に、円板状をなす連結部材15,15がそれぞれ嵌
合固定されている。図2に示すように、連結部材15に
は、これを貫通する複数のねじ挿通孔15aが形成され
ている。そして、図3に示すように、支持筒10の端部
をアーム3の嵌合孔3aに嵌合させるとともに、連結部
材15を座繰り部3bに嵌合させ、各ねじ挿通孔15a
に挿通したねじ16をねじ孔3cに螺合させて締め付け
ることにより、アーム3が連結部材15を介して支持筒
10に固定されている。
10には、柔軟な樹脂製の送湯管Pが切欠き10aを介
して挿入され、切欠き10bを介して支持筒10から引
き出されている。支持筒10から引き出された送湯管P
は、アーム3内に引き込まれ、アーム3の各ノズルに接
続されている。そして、送湯管Pを介して供給される湯
水が各ノズルから噴出されるようになっている。
周には、アーム3を上方へ回動させるように支持筒10
を回動付勢する回動付勢機構30が設けられている。こ
の回動付勢機構30は、支持筒10に外挿されたコイル
ばね(弾性部材)31と、このコイルばね31の直線的
な付勢力を支持筒10に対する回動付勢力に変換するカ
ム機構40とを有している。
支持筒10の中間部外周には、筒状をなすばね受け32
が嵌合され、ピン33によって固定されている。このば
ね受け32には、調節ナット34が螺合されており、調
節ナット34にはコイルばね31の左端部が突き当たっ
ている。このコイルばね31の右端部は、後述する可動
筒42に突き当たって、これを図1の右方へ付勢してい
る。したがって、コイルばね31の付勢力は、調節ナッ
ト34を移動させることによって適宜調節可能である。
支持筒10に外挿された円筒状のカム筒41を有してい
る。このカム筒41の右端面には、ブラケット14の板
部14aが固定されている。したがって、カム筒41
は、ブラケット14を介して側壁Wに移動不能かつ回動
不能に連結されており、支持筒10に対してその軸線方
向へ移動したり、支持筒10とともに回動したりするこ
とはない。
筒10の外周には、可動筒42が摺動自在に設けられて
いる。この可動筒42は、コイルばね31によってカム
筒41側へ付勢されている。可動筒42の右端部には、
これを軸線と直交するようにして貫通する軸43が設け
られている。この軸43は、支持筒10に形成された軸
線方向に延びる長孔10cに長手方向へ移動可能に挿通
されている。したがって、可動筒42は、支持筒10に
対しその軸線方向へは移動可能であるが、回動不能であ
る。
端部には、ローラ(当接部材)44,44が回転自在に
設けられている。各ローラ44は、コイルばね31によ
り、可動筒42および軸43を介して右方へ付勢され、
カム筒41の左端面に突き当たっている。したがって、
ローラ44は、アーム3の上下方向への回動に伴って支
持筒10が回動すると、カム筒41の左端面上を転動す
る。
は、周方向に180°離れた一対の凹部41a,41a
が形成されるとともに、周方向に180°離れた他の一
対の凹部41b,41bが形成されている。一対の凹部
41a,41aは、アーム3が収容位置に回動したとき
に、ローラ44,44が入り込むように配置されてい
る。他の一対の凹部41b,41bは、アーム3が上位
置に回動したときに、ローラ44,44が入り込むよう
に配置されている。また、ローラ44が凹部41aまた
は41bに入り込むことにより、支持筒10およびアー
ム3が節度をもって位置固定される。つまり、アーム3
に所定の大きさ以上の回動力を作用させない限り、ロー
ラ44が凹部41a,41bから脱出することができな
い程度に位置固定される。
部41bとの間のカム筒41の左端面には、端面カム4
5が形成されている。この端面カム45は、凹部41a
側から凹部41b側へ向かって順次形成された、第1の
カム面45a、係止面45bおよび第2のカム面45c
を有している。
置との間のほぼ50°の角度範囲にわたって形成されて
おり、凹部41a側から凹部41b側へ向かって上り勾
配になっている。したがって、ローラ44が第1のカム
面45aに接触しているときは、コイルばね31の付勢
力がアーム3を下方へ回動させるようとする回動付勢力
に変換されて支持筒10に伝達される。したがって、ア
ーム3を自由に回動することができる自由状態にする
と、アーム3は、その自重およびカム機構40の回動付
勢力より、収容位置まで自動的に回動させられる。その
結果、ローラ44が凹部41aに入り込み、アーム3が
収容位置に位置固定される。
aに続き、下端が第2のカム面45cに続く下り傾斜の
傾斜面として形成されており、アーム3が上位置側から
下方へ回動して使用位置に達したときに、ローラ44が
突き当たるように配置されている。しかも、係止面45
bは、ローラ44が使用位置から収容位置側へ向かって
転動するのを節度をもって阻止することができるよう
に、その傾斜角度、形状等が設定されている。
との間のほぼ60°の角度範囲にわたって形成されてお
り、係止面45b側から凹部41b側へ向かって下り勾
配になっている。したがって、ローラ44が第2のカム
面45cに接触しているときには、コイルばね31の付
勢力がアーム3を上方へ回動させようとする回動付勢力
に変換されて支持筒10に伝達される。ただし、支持筒
10に伝達される回動付勢力は、アーム3が使用位置と
上位置との間のいずれの位置に回動している場合であっ
ても、アーム3の自重による下方への回動力より小さく
なるように設定されている。したがって、アーム3は、
カム機構40の回動付勢力によって上方へ回動すること
はなく、自由に回動し得る状態ではその自重により回動
付勢力に抗して下方へ回動する。
45bから符号イで示す部位までの範囲では、部位イへ
向かうにしたがって大きくなり、部位イから凹部41b
までの範囲では部位イから離れるにしたがって小さくな
っている。ここに、部位イは、アーム3がほぼ水平にな
ったときにローラ44が接触する箇所である。したがっ
て、カム機構40による支持筒10に対する回動付勢力
は、アーム3がほぼ水平になっているときに最も大き
く、水平位置から上方および下方へ離れるのにしたがっ
て小さくなる。特に、この実施の形態では、アーム3の
自重による下方への回動力と、カム機構40による上方
への回動付勢力との差がアーム3の回動位置に拘わらず
一定になるように、第2のカム面45cの傾斜角度が設
定されている。
筒10が急速に回動するのを阻止するためのダンパ機構
50が設けられている。すなわち、支持筒10の外周面
には、筒体51および蓋体52がカム筒41の内側に位
置するようにして外挿されている。筒体51の右端面と
蓋体52の左端面とは互いに突き当たっている。
筒10に固定されている。一方、蓋体52は、支持筒1
0に相対回動可能に嵌合され、ブラケット14の板部1
4aに固定されている。筒体51の外周面には、フラン
ジ部51aが形成されている。このフランジ部51aと
蓋体52とが、ブラケット14の板部14aとカム筒4
1の段差面41cとの間に挟持されることにより、筒体
51がブラケット14に位置固定され、ひいては支持筒
10がブラケット14に位置固定されている。しかも、
蓋体52がブラケット14に固定されるとともに、支持
筒10に回動可能に嵌合することにより、支持筒10が
蓋体52を介してブラケット14に回動可能に支持され
ている。
0cと対向する箇所に、軸43が挿通される長孔51b
が形成されている。勿論、長孔51bは、その長孔10
cと同一寸法、形状を有しており、その長手方向へ軸4
3が移動可能である。
と蓋体52の左端面との間には、互いに対向する複数
(この実施の形態では2つ)の円板54,55が配置さ
れている。左側の円板54は、カム筒41に回動不能に
連結され、右側の円板55は筒体51に回動不能に連結
されている。これらの円板54,55間、並びにフラン
ジ部51aの右端面と円板54との間、円板55と蓋体
52の左端面との間、およびフランジ部51aとカム筒
41の段差面41cとの間には、粘性流体が充填されて
いる。したがって、アーム3が急速で回動しようとする
と、各間に充填された粘性流体に剪断抵抗が発生し、そ
れによってアーム3の急速回転が阻止される。なお、符
号56は、粘性流体が外部に漏れ出るのを防止するため
のOリングである。
ローラ43が凹部41a,41bに確実に入り込んだこ
とが分かるようにするために、つまりアーム3が下方へ
回動して収容位置に達したこと、および上方へ回動して
上位置に達したことが分かるようにするために、音発生
機構60が設けられている。
には、これを貫通する二つの支持孔61が周方向にほぼ
180°離れて配置形成されている。各支持孔61に
は、鋼球62が回転自在に収容されている。ただし、鋼
球62の一部は支持孔61から右方に突出している。支
持孔61および鋼球62は、1つだけ設けてもよい。
周には、薄い円板状をなす打撃板63が嵌合されてい
る。この打撃板63は、その内周側端部に係止凹部63
aが形成されており、この係止凹部63aに嵌まり込ん
だピン64により、支持筒10に回動不能に連結されて
いる。ただし、係止凹部63aとピン64との間には若
干のガタがあり、打撃板63はその分だけ支持筒10の
周方向へ若干回動可能である。また、打撃板63は、そ
れ自体の弾性により鋼球62に突き当たっている。
5が形成されている。この逃げ孔65は、二つを一組と
して二組形成されている。一方の組の逃げ孔65は、ロ
ーラ44が凹部41aに入り込んだときに、鋼球62の
支持孔61から突出した部分が入り込むように配置され
ている。他方の組の逃げ孔65は、ローラ44が凹部4
1bに入り込んだときに、鋼球62の支持孔61から突
出した部分が入り込むように配置されている。なお、逃
げ孔65の内径は、鋼球62の支持孔61から突出した
部分が入り込むには十分な大きさであるが、鋼球62が
逃げ孔65を通り抜けるのを阻止することができるよ
う、鋼球62の外径より若干小さく設定されている。
アーム3が下方へ回動したものとする。それに伴って支
持筒10が回動すると、ピン64が係止凹部63aの側
面に突き当たる。これにより、打撃板63が支持筒10
と一体に回動する。アーム3が収容位置まで回動する
と、ローラ44が凹部41aに入り込む。このとき、逃
げ孔65の中心は、鋼球62の中心と一致することな
く、係止凹部63aとピン64との間のガタの分だけ鋼
球62の中心より若干手前側に位置し、逃げ孔65の内
周面のうちの回転方向と逆側を向く内周面だけが鋼球6
2の外周面に接触している。
で鋼球62に接触しているので、その弾性力により逃げ
孔65の内周面が鋼球52の外周面を滑り下りるととも
に、打撃板63が支持筒10の回動方向へ回動させられ
る。そして、逃げ孔65の中心が鋼球62の中心と一致
すると、逃げ孔65内に鋼球62が入り込み、打撃板6
3が板部14aに勢いよく衝突する。これにより、打撃
音が発生するとともに、板部14aおよび打撃板63に
振動が発生する。この打撃音を聞くことにより、あるい
は支持筒10を介してアーム3に伝達される振動を手で
感じることにより、ローラ44が凹部41aに入り込
み、アーム3が収容位置に達したことが分かる。なお、
この点は、アーム3が上位置に達するまで上方へ回動
し、ローラ44が凹部41bに入り込んだときも同様で
ある。
ーム3が収容位置に位置しているものとする。この状態
からアーム3を上方へ回動させる場合には、アーム3に
所定の大きさを越える上方への力を加えて、ローラ44
を凹部41aから脱出させる。その後、アーム3の自
重、カム機構40による下方への回動付勢力およびダン
パ機構50の抵抗に抗してアーム3を上方へ回動させ
る。この場合、アーム3が収容位置近傍に位置している
ときには、アーム3の自重のほぼ全体が支持筒10によ
って支持されているので、アーム3を上方へ回動させる
のに大きな力を必要としない。したがって、アーム3を
容易に回動させることができる。
による下方への回動力が大きくなる。しかし、そのとき
にはカム機構40による回動付勢力がアーム3を上方へ
回動させるように作用する。したがって、アーム3を上
方へ容易に回動させることができる。しかも、アーム3
が使用位置から上位置に達するまでの間は、アーム3の
自重による下方への回動力と、カム機構40による上方
への回動付勢力との差がほぼ一定であるから、アーム3
をほぼ一定の力で上方へ回動させることができる。
せる場合には、アーム3に所定の大きさ以上の力を加え
てローラ44を凹部41bから脱出させる。すると、ア
ーム3がその自重によりカム機構40の上方への回動付
勢力に抗して下方へ回動する。このとき、カム機構40
がアーム3を上方へ回動付勢しているので、アーム3が
自重によって下方へ急速に回動することはない。特に、
この実施の形態では、ダンパ機構60により、アーム3
の下方への急速回動がより確実に阻止される。そして、
ローラ44が係止面45bに突き当たることにより、ア
ーム3が使用位置で停止する。
回動させる場合には、アーム3に所定の大きさ以上の力
を加える。すると、ローラ44が係止面45bを乗り越
える。ローラ43が係止面45bを乗り越えると、アー
ム3は、その自重およびカム機構40の下方への回動付
勢力により、収容位置に達するまで下方へ回動する。こ
のときも、ダンパ機構60によりアーム3の下方への急
速回動が阻止される。
は、アーム3がその自重によって下方への大きな回動力
を受ける所定の範囲、つまリ使用位置と上位置との間の
範囲ではカム機構40がアーム3に対して上方への回動
付勢力を作用させているので、アーム3が下方へ急速に
回動するのを防止することができるのみならず、アーム
3を上方へ容易に回動させることができる。
あれば、コイルばね31を捩りばねとして用いることに
よってアーム3を上方へ付勢することが可能である。し
かし、その場合には、捩りばねによる付勢力がアーム3
の回動角度に応じて直線的にしか変化しないのに対し、
カム機構40では任意に設定することができる。例え
ば、この実施の形態のように、使用位置と上位置との間
において、アーム3の自重による下方への回動力とカム
機構40による上方への回動付勢力との差をほぼ一定に
することができるのである。
支持筒10に外挿し、カム筒41の端面に端面カムを形
成しているので、コイルばね31、可動筒42、ローラ
44およびカム筒41を支持筒10に沿って一列状に配
置することができる。装置の小型化を図ることができ
る。
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、カム機構の当接部としてローラを用いているが、単
なる突出部としてもよい。
る発明によれば、アームが下方へ急速に回動するのを防
止することができるのみならず、アームを上方へ容易に
回動させることができるという効果が得られる。請求項
2に係る発明によれば、アームの回動位置に拘わらず、
アームをほぼ一定の力で上方へ回動させることができる
という効果が得られる。請求項3に係る発明によれば、
アームを収容位置に確実に回動させることができるとい
う効果が得られる。請求項4に係る発明によれば、装置
全体の小型化を図ることができるという効果が得られ
る。請求項5に係る発明によれば、アーム3が下方へ急
速回動するのをより一層確実に防止することができると
いう効果が得られる。
連構造を示す図であって、図1(A)はその正面図、図
1(B)はその平面図である。
示す分解図である。
る。
示す図であって、図7(A)はその側面図、図7
(B),(C)は図7(A)のB矢視、C矢視図、図7
(D)は図7(B)のD−D線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 装置本体と、この装置本体に水平に、か
つ回動可能に支持された支持軸と、湯水を噴射するノズ
ルを有し、上記支持軸の両端部にそれぞれ固定されたア
ームとを備えたシャワー装置において、上記支持軸と上
記装置本体との間に、弾性手段の付勢力を、上記アーム
がほぼ水平になった位置を含む少なくとも所定の回動範
囲では上記一対のアームを上方へ回動させるようとする
回動付勢力に変換して上記支持軸に伝達するカム機構を
設け、上記カム機構の回動付勢力を、上記一対のアーム
の自重によって上記支持軸に作用する下方への回動力よ
り小さく設定したことを特徴とするシャワー装置。 - 【請求項2】 上記カム機構から上記支持軸に伝達され
る力が、上記アームがほぼ水平な位置へ接近回動するの
にしたがって大きくなるように、上記カム機構を構成し
たことを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置。 - 【請求項3】 上記アームが上記所定の範囲を越えて下
方へ移動したとき、上記カム機構が上記弾性手段の付勢
力を上記アームを下方へ回動させる回動付勢力に変換し
て上記支持軸に伝達することを特徴とする請求項1また
は2に記載のシャワー装置。 - 【請求項4】 上記カム機構が、上記支持軸に外挿さ
れ、一端面に周方向に延びる端面カムが形成されたカム
筒と、上記弾性手段よって上記端面カムに突き当てら
れ、上記カム筒と協働して上記弾性手段の付勢力を回動
付勢力に変換する当接部材とを有しており、上記弾性手
段として、支持軸に外挿され、かつ上記当接部材を上記
端面カムに押し付けるコイルばねが用いられていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシャワー
装置。 - 【請求項5】 上記装置本体と上記支持軸との間には、
上記支持軸の低速回動を許容し、高速回動を阻止するダ
ンパ機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜
4のいずれかに記載のシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14841498A JP4070878B2 (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | シャワー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14841498A JP4070878B2 (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | シャワー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11318742A true JPH11318742A (ja) | 1999-11-24 |
JP4070878B2 JP4070878B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
ID=15452268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14841498A Expired - Fee Related JP4070878B2 (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | シャワー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4070878B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019198586A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 積水ホームテクノ株式会社 | シャワー装置及びシャワーシステム |
JP2021112266A (ja) * | 2020-01-16 | 2021-08-05 | 株式会社Lixil | 吐水装置 |
JP2021112264A (ja) * | 2020-01-16 | 2021-08-05 | 株式会社Lixil | 吐水装置 |
JP2021112265A (ja) * | 2020-01-16 | 2021-08-05 | 株式会社Lixil | 吐水装置 |
-
1998
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