JPH11318618A - 安楽椅子 - Google Patents

安楽椅子

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JPH11318618A
JPH11318618A JP13369998A JP13369998A JPH11318618A JP H11318618 A JPH11318618 A JP H11318618A JP 13369998 A JP13369998 A JP 13369998A JP 13369998 A JP13369998 A JP 13369998A JP H11318618 A JPH11318618 A JP H11318618A
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JP
Japan
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respect
angle
distance
reference surface
height
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13369998A
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English (en)
Inventor
Nobutoshi Yamazaki
信寿 山崎
Suehisa Kishimoto
季久 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP13369998A priority Critical patent/JPH11318618A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座者の個体差に関係なく誰もが不快を感じ
ることがない休息姿勢を得ることができる上に製造も容
易である。 【解決手段】 共に硬質材料で形成された背もたれ面1
と座面2とを備える。背もたれ面1はその基準面Aが水
平面Lに対して10〜50°の角度αをなしており、上
記基準面に対して最大高さが0.3〜1.3cmで且つ
最大高さの部分が座面の基準面と背もたれ面の基準面の
交点である基準点Oから0〜20cmの範囲の距離のと
ころにある凸面11と、上記基準面に対して最大深さが
0.3〜1.3cmで且つ最大深さの部分が基準点Oか
ら35〜55cmの範囲の距離のところにある凹面12
とを備える。上記座面2はその基準面Bが水平面Lに対
して5〜25°の角度βをなしており、座面の基準面に
対して最大深さが0.3〜2.0cmで且つ最大深さの
部分が基準点Oから前方側0〜15cmの範囲の距離の
ところにある凹面21を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、休息に際して使用
する安楽椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】安楽椅子として各種のものが提供されて
いるが、従来の安楽椅子は着座者の個体差(特に身長
差)をできるだけ吸収するために、背もたれ面及び座面
に発泡ウレタン樹脂や金属製S字ばね等からなる厚手の
クッションを配したものが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】厚手のクッションを配
した上記安楽椅子は、クッションのために製造がたいへ
ん手間のかかるものと成っていた。
【0004】もちろん、硬質な材料のみで背もたれ面及
び座面を構成した安楽椅子も提供されてはいるが、この
場合は、着座者の個体差に応じきれず、誰もが不快を感
じることがない休息姿勢を得られるものとはなっていな
かった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは着座者の個体差に関
係なく誰もが不快を感じることがない休息姿勢を得るこ
とができる上に製造も容易である安楽椅子を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る安
楽椅子は、共に硬質材料で形成された背もたれ面と座面
とを備え、背もたれ面はその基準面が水平面に対して1
0〜50°の角度をなしているとともに上記基準面に対
して最大高さが0.3〜1.3cmで且つ最大高さの部
分が座面の基準面と背もたれ面の基準面の交点である基
準点から0〜20cmの範囲の距離のところにある凸面
と、背もたれ面の基準面に対して最大深さが0.3〜
1.3cmで且つ最大深さの部分が上記基準点から35
〜55cmの範囲の距離のところにある凹面とを備えて
おり、座面はその基準面が水平面に対して5〜25°の
角度をなしているとともに、座面の基準面に対して最大
深さが0.3〜2.0cmで且つ最大深さの部分が上記
基準点から前方側0〜15cmの範囲の距離のところに
ある凹面を備えていることに特徴を有している。
【0007】座面の前方側に足載せ台を備えたものとす
るのも好ましく、この場合の足載せ台は、座面の基準面
に対して135〜180°の範囲内の角度をなしている
こと、座面の基準面に対する角度が可変のものであるこ
とが好ましい。
【0008】背もたれの上端側にヘッドレストを備えた
ものとするのも好ましく、この場合のヘッドレストは、
上記基準点から55〜80cmの範囲の距離のところに
位置するとともに背もたれ面の基準面から0〜6.5c
mの高さのものとなっていることや、背もたれ面の基準
面からの高さが可変のものであることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例に
ついて図に基づき詳述する。なお、本発明において重要
なのは人体が安楽椅子に座った時に人体に接することに
なる背もたれ面1と座面2、さらにはヘッドレスト3の
表面と足載せ台(オットマン)4の表面の形状と硬さで
あり、骨組みの構造を問うものではないことから、図に
おいても上記の各面のみを示している。
【0010】本発明に係る安楽椅子においては、背もた
れ面1及び座面2を硬質のもので形成する。材質はどの
ようなものであってもよく、また薄いクッションを表面
に配することを妨げるものではない。そして、図1及び
図2に示すように、背もたれ面1はその基準面Aが水平
面Lに対して10〜50°の角度αをなしているととも
に、背もたれ面1の座面2寄りである下端側に凸面11
を、ヘッドレスト3寄りである上端側に凹面12を備え
ており、上記凸面11は基準面Aに対して最大高さaが
0.3〜1.3cmとなっているとともに最大高さの部
分が背もたれ面1下端の基準点(背もたれ面1の基準面
Aと座面2の基準面Bとの交点)Oから0〜20cmの
範囲の距離イのところにある。さらに上記凹面12は基
準面Aに対して最大深さbが0.3〜1.3cmとなっ
ているとともに最大深さの部分が上記基準点Oから35
〜55cmの範囲の距離ロのところに存在している。
【0011】また座面2についてはその基準面Bが水平
面Lに対して5〜25°の角度βをなしているととも
に、背もたれ面1寄りである後端側に凹面21を備えて
いる。該凹面21は基準面Bに対して最大深さcが0.
3〜2.0cmのもので、最大深さの部分が上記基準点
Oから0〜15cmの範囲の距離ハのところに存在して
いる。なお、座面2の前後長さホは36〜46cmの範
囲内としておくのが好ましい。
【0012】そして、図示例のようにヘッドレスト3及
び着座者の下肢部を支持する足載せ台4を備えて、さら
に安楽な状態で着座することができるようにしたものに
おいては、ヘッドレスト3として、上記基準点Oから5
5〜80cmの範囲の距離ニのところに背もたれ面1の
基準面Aからの最大高さdが0〜6.5cmの凸面30
が存在するものを用いている。なお、ヘッドレスト3の
基準面Aからの高さを調節する高さ調節機構(図示せ
ず)を備えたものとしておくとよい。高さ調節は基準面
Aに対するヘッドレスト3の角度調整で行えるようにし
たものであってもよい。
【0013】座面2の前方側に配される足載せ台4につ
いては、その表面を座面2の基準面Bに対する角度γが
135〜180°の範囲にあるものとしておく。角度γ
を可変とする角度調節機構(図示せず)を備えたものと
しておくのが好ましいのはもちろんである。
【0014】図3は具体例を示しており、背もたれ面1
の角度αを30°、凸面11を基準点Oから7cmのと
ころにある高さ0.8cmのものとし、凹面12を基準
点Oから46cmのところにある深さ0.8cmのもの
としている。また、座面2の角度βを15°、凹面21
を基準点Oから6cmのところにある深さ0.7cmの
ものとしている。ヘッドレスト3については、基準点O
から58cmのところに基準面Aからの高さが1.4c
mの凸面30を有するものを用いており、足載せ台4に
ついては、座面2の基準面Bに対する角度γが157°
となっているものを用いている。
【0015】上記具体例に係る安楽椅子について、身長
153cm〜187cmの63名の被験者によって官能
評価実験を行ったところ、不快と感ずる者がなく、誰も
が安楽な休息状態を得ることができるとの評価を得るこ
とができた。
【0016】また、角度α,βについて前記範囲内で異
なる値とし、さらに凸面11や凹面12,21の基準点
Oからの距離及び凸面11の高さや凹面12,21の深
さを前記範囲内で異なる値としたものを用意して、同様
に官能評価試験を行っても同様の評価を得ることができ
た。さらに、ヘッドレスト3及び足載せ台4を設けるこ
とで、よりリラックスした状態を得られることができる
のはもちろんであるが、ヘッドレスト3として、基準点
Oから55〜80cmの範囲の距離ニのところに基準面
Aから0〜6.5cmの高さのものを用い、足載せ台4
として基準面Bに対する角度γが135〜180°のも
のを用いることで、快適度がさらに高くなる評価を得る
ことができた。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明においては、共に硬
質材料で形成された背もたれ面と座面とを備えたもので
あり、このために製造が容易で安価に提供することがで
きる上に、上記背もたれ面はその基準面が水平面に対し
て10〜50°の角度をなしているとともに上記基準面
に対して最大高さが0.3〜1.3cmで且つ最大高さ
の部分が座面の基準面と背もたれ面の基準面の交点であ
る基準点から0〜20cmの範囲の距離のところにある
凸面と、背もたれ面の基準面に対して最大深さが0.3
〜1.3cmで且つ最大深さの部分が上記基準点から3
5〜55cmの範囲の距離のところにある凹面とを備え
ており、上記座面はその基準面が水平面に対して5〜2
5°の角度をなしているとともに、座面の基準面に対し
て最大深さが0.3〜2.0cmで且つ最大深さの部分
が上記基準点から前方側0〜15cmの範囲の距離のと
ころにある凹面を備えていることから、着座者の身長と
いった個体差を問うことなく、誰もが不快を感じること
がない休息姿勢をとることができるものである。
【0018】そして座面の前方側に足載せ台を備えたも
のではさらに安楽な姿勢をとることができると同時に、
長時間座っても足がむくんだりすることがないものとす
ることができる。また、足載せ台は、座面の基準面に対
して135〜180°の範囲内の角度をなしていると、
さらに安楽な姿勢をとることができ、また座面の基準面
に対する角度が可変のものであると、着座者の好みの角
度に足載せ台をセットすることができるために、着座者
はさらにリラックスした状態を得ることができる。
【0019】背もたれの上端側にヘッドレストを備えた
ものとしても、長時間座った場合に首が疲れたり肩がこ
ったりすることがなくて、不快を感じることがない着座
状態を保つことができる。また、ヘッドレストは、上記
基準点から55〜80cmの範囲の距離のところに位置
するとともに背もたれ面の基準面から0〜6.5cmの
高さのものとなっていると、さらに不快を感じることが
ない状態を得ることができ、背もたれ面の基準面からの
高さが可変のものであると、着座者の好みの高さにヘッ
ドレストをセットすることができるために、着座者はさ
らにリラックスした状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の具体例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 背もたれ面 2 座面 11 凸面 12 凹面 21 凹面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共に硬質材料で形成された背もたれ面と
    座面とを備えた安楽椅子であり、 背もたれ面はその基準面が水平面に対して10〜50°
    の角度をなしているとともに上記基準面に対して最大高
    さが0.3〜1.3cmで且つ最大高さの部分が座面の
    基準面と背もたれ面の基準面の交点である基準点から0
    〜20cmの範囲の距離のところにある凸面と、背もた
    れ面の基準面に対して最大深さが0.3〜1.3cmで
    且つ最大深さの部分が上記基準点から35〜55cmの
    範囲の距離のところにある凹面とを備えており、 座面はその基準面が水平面に対して5〜25°の角度を
    なしているとともに、座面の基準面に対して最大深さが
    0.3〜2.0cmで且つ最大深さの部分が上記基準点
    から前方側0〜15cmの範囲の距離のところにある凹
    面を備えている安楽椅子。
  2. 【請求項2】 座面の前方側に足載せ台を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の安楽椅子。
  3. 【請求項3】 座面の基準面に対して足載せ台は135
    〜180°の範囲内の角度をなしていることを特徴とす
    る請求項2記載の安楽椅子。
  4. 【請求項4】 足載せ台は座面の基準面に対する角度が
    可変のものであることを特徴とする請求項2または3記
    載の安楽椅子。
  5. 【請求項5】 背もたれの上端側にヘッドレストを備え
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に
    記載の安楽椅子。
  6. 【請求項6】 ヘッドレストは上記基準点から55〜8
    0cmの範囲の距離のところに位置するとともに背もた
    れ面の基準面から0〜6.5cmの高さのものとなって
    いることを特徴とする請求項5記載の安楽椅子。
  7. 【請求項7】 ヘッドレストは背もたれ面の基準面から
    の高さが可変のものであることを特徴とする請求項5ま
    たは6記載の安楽椅子。
JP13369998A 1998-05-15 1998-05-15 安楽椅子 Withdrawn JPH11318618A (ja)

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JP13369998A JPH11318618A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 安楽椅子

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ID=15110828

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JP (1) JPH11318618A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001149163A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Fuji Iryoki:Kk 椅子構造
FR2954063A1 (fr) * 2009-12-22 2011-06-24 Francois Stevignon Dispositif ergonomique pour le maintien de lordoses

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001149163A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Fuji Iryoki:Kk 椅子構造
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Effective date: 20050802