JPH11318556A - リップスティック容器のリップスティックホルダー - Google Patents
リップスティック容器のリップスティックホルダーInfo
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- JPH11318556A JPH11318556A JP12650698A JP12650698A JPH11318556A JP H11318556 A JPH11318556 A JP H11318556A JP 12650698 A JP12650698 A JP 12650698A JP 12650698 A JP12650698 A JP 12650698A JP H11318556 A JPH11318556 A JP H11318556A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リップスティック容器のリップスティック結
合部分に対するリップスティックの結合力を高め、リッ
プスティックのリップスティック容器からの離脱、断折
・損傷を防止すると共に、リップスティック容器の密閉
性を維持し得るリップスティック容器のリップスティッ
クホルダーを提供する。 【解決手段】 注入孔２が形成された下部ケース１に螺
旋部４を有する回動具３と中間キャップ５とを設置し、
回動具３の内側には昇降溝７を有する内部ケース６を設
置し、突出部９を形成したリップスティックホルダー８
を内部ケース６に設置し、内部ケース６の上端にキャッ
プ１０を設けリップスティック１１を充填し、リップス
ティック１１の充填後にキャップ１０を除去した状態か
ら蓋を設置したリップスティック容器において、リップ
スティックホルダー８の上部に弾力拡開部１２を形成
し、リップスティックホルダー８の上端に溝部１３を少
なくとも１個形成する。
合部分に対するリップスティックの結合力を高め、リッ
プスティックのリップスティック容器からの離脱、断折
・損傷を防止すると共に、リップスティック容器の密閉
性を維持し得るリップスティック容器のリップスティッ
クホルダーを提供する。 【解決手段】 注入孔２が形成された下部ケース１に螺
旋部４を有する回動具３と中間キャップ５とを設置し、
回動具３の内側には昇降溝７を有する内部ケース６を設
置し、突出部９を形成したリップスティックホルダー８
を内部ケース６に設置し、内部ケース６の上端にキャッ
プ１０を設けリップスティック１１を充填し、リップス
ティック１１の充填後にキャップ１０を除去した状態か
ら蓋を設置したリップスティック容器において、リップ
スティックホルダー８の上部に弾力拡開部１２を形成
し、リップスティックホルダー８の上端に溝部１３を少
なくとも１個形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧用リップステ
ィックを一定の容器に収納し、このリップスティックを
回転させることにより、上記リップスティックが回転上
昇又は下降するようにしたリップスティック容器におい
て、上記リップスティックを容器内からの流動や断折を
防止しながら堅固・安定に保持するようにし、リップス
ティックの昇降を円滑にしてリップスティックを安定に
使用することができるようにしたリップスティック容器
のリップスティックホルダーに関するものである。
ィックを一定の容器に収納し、このリップスティックを
回転させることにより、上記リップスティックが回転上
昇又は下降するようにしたリップスティック容器におい
て、上記リップスティックを容器内からの流動や断折を
防止しながら堅固・安定に保持するようにし、リップス
ティックの昇降を円滑にしてリップスティックを安定に
使用することができるようにしたリップスティック容器
のリップスティックホルダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、各種の化粧用品の中でもとりわ
け、口もとを美しく飾るための口紅（リップスティッ
ク）は、他の物に付着するなどにより取れてしまわず、
長時間付着状態が維持される機能などを有するいわゆる
機能リップスティックの需要が多く、精力的な開発が行
われている。また、これらリップスティック自体の開発
のみならず、リップスティックを収納するリップスティ
ック容器の形態に到るまでの多様な研究・開発が成され
ている現状にある。
け、口もとを美しく飾るための口紅（リップスティッ
ク）は、他の物に付着するなどにより取れてしまわず、
長時間付着状態が維持される機能などを有するいわゆる
機能リップスティックの需要が多く、精力的な開発が行
われている。また、これらリップスティック自体の開発
のみならず、リップスティックを収納するリップスティ
ック容器の形態に到るまでの多様な研究・開発が成され
ている現状にある。
【０００３】上記のような化粧用リップスティックは、
リップスティックを予め所定の形態に成型してから、こ
れを回転昇降が可能な容器に挿入し、収納するものが主
流をなしている。
リップスティックを予め所定の形態に成型してから、こ
れを回転昇降が可能な容器に挿入し、収納するものが主
流をなしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構造では、リップスティック容器にリップスティックを
単純に挿入させて設置することから、リップスティック
の固定状態が十分でなく、不安定となるという問題点が
ある。また、これに伴い、リップスティックがリップス
ティック容器の昇降口付近において、回転昇降が可能な
容器から離脱し、下降動作が行えなくなるなどの問題も
ある。さらには、リップスティックが容器から溶けて流
動する又は、断折・損傷するなどして初期の形態を維持
できないなどの問題点を有している。
構造では、リップスティック容器にリップスティックを
単純に挿入させて設置することから、リップスティック
の固定状態が十分でなく、不安定となるという問題点が
ある。また、これに伴い、リップスティックがリップス
ティック容器の昇降口付近において、回転昇降が可能な
容器から離脱し、下降動作が行えなくなるなどの問題も
ある。さらには、リップスティックが容器から溶けて流
動する又は、断折・損傷するなどして初期の形態を維持
できないなどの問題点を有している。
【０００５】一方、リップスティック容器の後方から流
動状のリップスティックを注入し、注入されたリップス
ティックを冷却させながらリップスティック容器中の昇
降用リップスティックホルダーに固定させる方法が案出
されている。
動状のリップスティックを注入し、注入されたリップス
ティックを冷却させながらリップスティック容器中の昇
降用リップスティックホルダーに固定させる方法が案出
されている。
【０００６】しかしながら、この方法では、リップステ
ィック容器の構造上の理由から、該容器の各部分からの
熱伝導が異なることからリップスティックの各部分によ
って冷却速度に差異が生じる。このため、リップスティ
ック容器のリップスティックホルダー部分において結合
され、凝固されるリップスティック結合部分の強度が極
めて弱くなる。また、該結合部分においてリップスティ
ックとリップスティックホルダーとの間に角度が形成さ
れ、空隙が生じるため、この結合部分においてリップス
ティックの結合力と強度が特に弱くなるという問題もあ
る。これらのことから、リップスティック使用時に使用
者が僅かな力を加えた場合でも結合部分が容易に断折さ
れるので、リップスティックの使用に相当の注意力が必
要となるという問題点がある。
ィック容器の構造上の理由から、該容器の各部分からの
熱伝導が異なることからリップスティックの各部分によ
って冷却速度に差異が生じる。このため、リップスティ
ック容器のリップスティックホルダー部分において結合
され、凝固されるリップスティック結合部分の強度が極
めて弱くなる。また、該結合部分においてリップスティ
ックとリップスティックホルダーとの間に角度が形成さ
れ、空隙が生じるため、この結合部分においてリップス
ティックの結合力と強度が特に弱くなるという問題もあ
る。これらのことから、リップスティック使用時に使用
者が僅かな力を加えた場合でも結合部分が容易に断折さ
れるので、リップスティックの使用に相当の注意力が必
要となるという問題点がある。
【０００７】さらには、塗布後に長時間の装着が維持さ
れる機能を有するリップスティックや、他の物に付着し
ない機能を有するリップスティックなどの場合には、一
般的に揮発性成分が付与されている。従って、保存中に
おけるリップスティックの蒸発を防止し、該揮発性成分
を保持するため、リップスティック容器には密閉性が要
求される。しかしながら、上記のように結合性に問題の
あるリップスティックでは、リップスティック容器から
リップスティックが離脱、流動することによってリップ
スティック容器が段部において損傷を受け、上記密閉性
が低下する。その結果、上記のリップスティックの機能
が長期間保持されず、リップスティックの使用保証期間
が短縮されるなどの問題もある。
れる機能を有するリップスティックや、他の物に付着し
ない機能を有するリップスティックなどの場合には、一
般的に揮発性成分が付与されている。従って、保存中に
おけるリップスティックの蒸発を防止し、該揮発性成分
を保持するため、リップスティック容器には密閉性が要
求される。しかしながら、上記のように結合性に問題の
あるリップスティックでは、リップスティック容器から
リップスティックが離脱、流動することによってリップ
スティック容器が段部において損傷を受け、上記密閉性
が低下する。その結果、上記のリップスティックの機能
が長期間保持されず、リップスティックの使用保証期間
が短縮されるなどの問題もある。
【０００８】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、リップスティック容器に
おけるリップスティック結合部分に対するリップスティ
ックの結合力を向上させ、リップスティックのリップス
ティック容器からの離脱、断折・損傷を防止するととも
に、離脱・流動によって引き起こされるリップスティッ
ク容器の密閉性を維持し得るリップスティック容器のリ
ップスティックホルダーを提供することにある。
なされたもので、その目的は、リップスティック容器に
おけるリップスティック結合部分に対するリップスティ
ックの結合力を向上させ、リップスティックのリップス
ティック容器からの離脱、断折・損傷を防止するととも
に、離脱・流動によって引き起こされるリップスティッ
ク容器の密閉性を維持し得るリップスティック容器のリ
ップスティックホルダーを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の諸
問題を解決するために鋭意研究を続けてきた。その結
果、製造されたリップスティック容器の後方から凝固用
リップスティックを注入・充填させてこれを冷却させる
リップスティック容器において、上記リップスティック
を固定・結合するリップスティックホルダーの上部に弾
力拡開部を形成するとともに該リップスティックホルダ
ーの上端部に複数個の溝部を形成することにより、上記
諸問題がことごとく解決できることを見出し、本発明を
完成させるに至った。
問題を解決するために鋭意研究を続けてきた。その結
果、製造されたリップスティック容器の後方から凝固用
リップスティックを注入・充填させてこれを冷却させる
リップスティック容器において、上記リップスティック
を固定・結合するリップスティックホルダーの上部に弾
力拡開部を形成するとともに該リップスティックホルダ
ーの上端部に複数個の溝部を形成することにより、上記
諸問題がことごとく解決できることを見出し、本発明を
完成させるに至った。
【００１０】請求項１に記載のリップスティック容器の
リップスティックホルダーは、上記の課題を解決するた
めに、注入孔（２）が形成された下部ケース（１）に螺
旋部（４）を有する回動具（３）と中間キャップ（５）
とを設置し、上記回動具（３）の内側には昇降溝（７）
を有する内部ケース（６）を設置し、この内部ケース
（６）には、突出部（９）を形成したリップスティック
ホルダー（８）を設置し、内部ケース（６）の上端にキ
ャップ（１０）を設置してリップスティック（１１）を
充填し、このリップスティック（１１）の充填後にキャ
ップ（１０）を除去した状態から蓋を設置したリップス
ティック容器において、上記リップスティックホルダー
（８）の上部に弾力拡開部（１２）を形成し、上記リッ
プスティックホルダー（８）の上端に溝部（１３）を少
なくとも１個形成するように構成されていることを特徴
としている。
リップスティックホルダーは、上記の課題を解決するた
めに、注入孔（２）が形成された下部ケース（１）に螺
旋部（４）を有する回動具（３）と中間キャップ（５）
とを設置し、上記回動具（３）の内側には昇降溝（７）
を有する内部ケース（６）を設置し、この内部ケース
（６）には、突出部（９）を形成したリップスティック
ホルダー（８）を設置し、内部ケース（６）の上端にキ
ャップ（１０）を設置してリップスティック（１１）を
充填し、このリップスティック（１１）の充填後にキャ
ップ（１０）を除去した状態から蓋を設置したリップス
ティック容器において、上記リップスティックホルダー
（８）の上部に弾力拡開部（１２）を形成し、上記リッ
プスティックホルダー（８）の上端に溝部（１３）を少
なくとも１個形成するように構成されていることを特徴
としている。
【００１１】請求項２に記載のリップスティック容器の
リップスティックホルダーは、上記の課題を解決するた
めに、請求項１の構成に加えて、上記リップスティック
ホルダー（８）は、その上端部に傾斜部（１４）を形成
し、該傾斜部（１４）に沿って溝部（１３）を形成する
ように構成されたことを特徴としている。
リップスティックホルダーは、上記の課題を解決するた
めに、請求項１の構成に加えて、上記リップスティック
ホルダー（８）は、その上端部に傾斜部（１４）を形成
し、該傾斜部（１４）に沿って溝部（１３）を形成する
ように構成されたことを特徴としている。
【００１２】請求項３に記載のリップスティック容器の
リップスティックホルダーは、上記の課題を解決するた
めに、請求項１の構成に加えて、上記リップスティック
ホルダー（８）の溝部（１３）とオーバーラップする位
置に通孔（１５）を形成して構成されることを特徴とし
ている。
リップスティックホルダーは、上記の課題を解決するた
めに、請求項１の構成に加えて、上記リップスティック
ホルダー（８）の溝部（１３）とオーバーラップする位
置に通孔（１５）を形成して構成されることを特徴とし
ている。
【００１３】請求項４に記載のリップスティック容器の
リップスティックホルダーは、上記の課題を解決するた
めに、請求項１の構成に加えて、上記リップスティック
ホルダー（８０１）の上端部を直線形に形成し、該上端
部に少なくとも１個の溝部（１３１）を形成して構成さ
れることを特徴としている。
リップスティックホルダーは、上記の課題を解決するた
めに、請求項１の構成に加えて、上記リップスティック
ホルダー（８０１）の上端部を直線形に形成し、該上端
部に少なくとも１個の溝部（１３１）を形成して構成さ
れることを特徴としている。
【００１４】上記の構成によれば、リップスティックを
固定するとともに、回動具の回転動作によりリップステ
ィックを昇降させるリップスティックホルダーの改善さ
れた構造によって、冷却速度差によって発生するリップ
スティックホルダーと、リップスティックとの結合力の
弱化を防止することが可能となる。また、これと同時に
該結合力を大幅に向上させることができる。
固定するとともに、回動具の回転動作によりリップステ
ィックを昇降させるリップスティックホルダーの改善さ
れた構造によって、冷却速度差によって発生するリップ
スティックホルダーと、リップスティックとの結合力の
弱化を防止することが可能となる。また、これと同時に
該結合力を大幅に向上させることができる。
【００１５】さらには、上記リップスティックホルダー
によってリップスティックを支持することにより、リッ
プスティックが使用中に断折したり、軟化又は溶解して
流動することを防止することが可能となり、リップステ
ィックの昇降時の損傷を防止することができる。またこ
れにより、リップスティックの使用寿命や品質保証期間
を大幅に延長し得る効果を奏する。
によってリップスティックを支持することにより、リッ
プスティックが使用中に断折したり、軟化又は溶解して
流動することを防止することが可能となり、リップステ
ィックの昇降時の損傷を防止することができる。またこ
れにより、リップスティックの使用寿命や品質保証期間
を大幅に延長し得る効果を奏する。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
１ないし図８に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
１ないし図８に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【００１７】本発明に係るリップスティック容器のリッ
プスティックホルダーは、図３に示すように、注入孔２
が形成された下部ケース１に、螺旋部４を内側に形成し
た回動具３を設置し、該下部ケース１の上部には中間キ
ャップ５を設置し、前記回動具３の内側には、昇降溝７
が形成された内部ケース６を設置し、この内部ケース６
には、図１に示すように、下部両側に突出部９を形成し
たリップスティックホルダー８を設置し、前記突出部９
は前記昇降溝７を貫通して前記回動具３の螺旋部４に結
合されるようにし、内部ケース６の上端にキャップ１０
を設置してリップスティック１１を充填し、このリップ
スティック１１の充填後にキャップ１０を除去した状態
から蓋を設置するようにしたリップスティック容器にお
いて、前記リップスティックホルダー８の上部の弾力拡
開部１２を形成し、上端には少なくとも１個以上の溝部
１３を形成し、この溝部１３は望ましくは３個形成する
ように構成される。前記リップスティックホルダー８は
図１に示すように、その上端部に傾斜部１４を形成し、
この傾斜部１４に沿って溝部１３を形成するようにす
る。また、図７に示すように前記溝部１３とオーバーラ
ップする位置に通孔１５を形成した構成とすることもで
きる。あるいは、図８に示すようにリップスティックホ
ルダー８０１の上端に傾斜部を形成せずに溝部１３１の
みを形成した構成であってもよい。
プスティックホルダーは、図３に示すように、注入孔２
が形成された下部ケース１に、螺旋部４を内側に形成し
た回動具３を設置し、該下部ケース１の上部には中間キ
ャップ５を設置し、前記回動具３の内側には、昇降溝７
が形成された内部ケース６を設置し、この内部ケース６
には、図１に示すように、下部両側に突出部９を形成し
たリップスティックホルダー８を設置し、前記突出部９
は前記昇降溝７を貫通して前記回動具３の螺旋部４に結
合されるようにし、内部ケース６の上端にキャップ１０
を設置してリップスティック１１を充填し、このリップ
スティック１１の充填後にキャップ１０を除去した状態
から蓋を設置するようにしたリップスティック容器にお
いて、前記リップスティックホルダー８の上部の弾力拡
開部１２を形成し、上端には少なくとも１個以上の溝部
１３を形成し、この溝部１３は望ましくは３個形成する
ように構成される。前記リップスティックホルダー８は
図１に示すように、その上端部に傾斜部１４を形成し、
この傾斜部１４に沿って溝部１３を形成するようにす
る。また、図７に示すように前記溝部１３とオーバーラ
ップする位置に通孔１５を形成した構成とすることもで
きる。あるいは、図８に示すようにリップスティックホ
ルダー８０１の上端に傾斜部を形成せずに溝部１３１の
みを形成した構成であってもよい。
【００１８】このように構成された本発明の作用を以下
に説明する。下部ケース１に回動具３と中間キャップ５
及び内部ケース６をそれぞれ設置する。この内部ケース
６に突出部９を形成したリップスティックホルダー８を
昇降可能に設置した後、内部ケース６の上端にキャップ
１０を設置する。この状態において、前記下部ケース１
の下部に形成された注入孔２を通じて加熱されたリップ
スティック１１を充填する。この場合、充填されるリッ
プスティック１１が内部ケース６と内部ケース６の内側
に設置されたリップスティックホルダー８内に注入され
る。この注入されたリップスティック１１はキャップ１
０の蓋裏面と接する位置まで充填されるように注入す
る。
に説明する。下部ケース１に回動具３と中間キャップ５
及び内部ケース６をそれぞれ設置する。この内部ケース
６に突出部９を形成したリップスティックホルダー８を
昇降可能に設置した後、内部ケース６の上端にキャップ
１０を設置する。この状態において、前記下部ケース１
の下部に形成された注入孔２を通じて加熱されたリップ
スティック１１を充填する。この場合、充填されるリッ
プスティック１１が内部ケース６と内部ケース６の内側
に設置されたリップスティックホルダー８内に注入され
る。この注入されたリップスティック１１はキャップ１
０の蓋裏面と接する位置まで充填されるように注入す
る。
【００１９】上記のように容器内にリップスティック１
１を充填した後、これを冷却システムを利用して冷却さ
せているが、前記図４のように前記リップスティック容
器の結合構造により冷却部位Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの冷却速度
をコントロールしながら冷却するようになり、前記冷却
が完了すると、上記キャップ１０を除去した後に密閉
後、蓋をリップスティック容器の上部に結合させて完成
する。
１を充填した後、これを冷却システムを利用して冷却さ
せているが、前記図４のように前記リップスティック容
器の結合構造により冷却部位Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄの冷却速度
をコントロールしながら冷却するようになり、前記冷却
が完了すると、上記キャップ１０を除去した後に密閉
後、蓋をリップスティック容器の上部に結合させて完成
する。
【００２０】上記のように、リップスティックをこの容
器内に充填させ、これを冷却させる場合において、前記
リップスティックホルダー８の上部に弾力拡開部１２と
溝部１３を形成することによって、リップスティックホ
ルダー８とリップスティック１１とが中間キャップ５か
ら境界部が形成されずに一体形に結合される。また弾力
拡開部１２によって前記リップスティック１１を堅固に
固定し、図７のように上記溝部１３と共にオーバーラッ
プする通孔１５を形成する場合、上記リップスティック
ホルダー８とリップスティック１１とのモールディング
範囲を広範囲にしてその結合力を上昇させることができ
る。また図８に示すように、リップスティックホルダー
８０１の上端を直線形に形成し、これに溝部１３１を形
成した場合も上記と同様の効果を発揮することができ
る。
器内に充填させ、これを冷却させる場合において、前記
リップスティックホルダー８の上部に弾力拡開部１２と
溝部１３を形成することによって、リップスティックホ
ルダー８とリップスティック１１とが中間キャップ５か
ら境界部が形成されずに一体形に結合される。また弾力
拡開部１２によって前記リップスティック１１を堅固に
固定し、図７のように上記溝部１３と共にオーバーラッ
プする通孔１５を形成する場合、上記リップスティック
ホルダー８とリップスティック１１とのモールディング
範囲を広範囲にしてその結合力を上昇させることができ
る。また図８に示すように、リップスティックホルダー
８０１の上端を直線形に形成し、これに溝部１３１を形
成した場合も上記と同様の効果を発揮することができ
る。
【００２１】特に、前記図４に示すように、冷却速度が
速い冷却部位Ｂと冷却部位Ｃとの冷却差によりリップス
ティックの凝固力が相異なるためにこれらの部位からク
ラックが発生したり、断折が発生することを前記溝部１
３、１３１と弾力拡開部１２及び通孔１５を利用して解
消することができる。また、同時に、リップスティック
ホルダー８、８０１とリップスティック１１との結合力
を高めることができる。
速い冷却部位Ｂと冷却部位Ｃとの冷却差によりリップス
ティックの凝固力が相異なるためにこれらの部位からク
ラックが発生したり、断折が発生することを前記溝部１
３、１３１と弾力拡開部１２及び通孔１５を利用して解
消することができる。また、同時に、リップスティック
ホルダー８、８０１とリップスティック１１との結合力
を高めることができる。
【００２２】本発明は唇化粧のために使用されるリップ
スティックを一定の容器に収装し、これを回転させるこ
とにより前記リップスティックが回転上昇または下降す
るようにし、前記リップスティックが上昇された状態か
ら唇を化粧することができるようにしたリップスティッ
ク容器において、前記リップスティックを容器内から流
動や断折されることを防止しながらこれを堅固・安定に
ホールディングするようにし、前記リップスティックの
昇降を円滑にして前記リップスティックを安定的に使用
することができるようにしたリップスティック容器のリ
ップスティックホルダーに関するものである。
スティックを一定の容器に収装し、これを回転させるこ
とにより前記リップスティックが回転上昇または下降す
るようにし、前記リップスティックが上昇された状態か
ら唇を化粧することができるようにしたリップスティッ
ク容器において、前記リップスティックを容器内から流
動や断折されることを防止しながらこれを堅固・安定に
ホールディングするようにし、前記リップスティックの
昇降を円滑にして前記リップスティックを安定的に使用
することができるようにしたリップスティック容器のリ
ップスティックホルダーに関するものである。
【００２３】本発明は注入孔２が形成された下部ケース
１に螺旋部４を有する回動具３と中間キャップ５を設置
し、前記回動具３の内側には昇降溝７を有する内部ケー
ス６を設置し、この内部ケース６には突出部９を形成し
たホルダー８を設置し、内部ケース６の上端にキャップ
１０を設置してリップスティック１１を充填し、このリ
ップスティックの充填後にキャップを除去した状態から
蓋を設置するようにしたことにおいて、前記ホルダー８
の上部に弾力拡開部１２を形成し、上端には溝部１３を
多数個形成するように構成されることを特徴としてい
る。
１に螺旋部４を有する回動具３と中間キャップ５を設置
し、前記回動具３の内側には昇降溝７を有する内部ケー
ス６を設置し、この内部ケース６には突出部９を形成し
たホルダー８を設置し、内部ケース６の上端にキャップ
１０を設置してリップスティック１１を充填し、このリ
ップスティックの充填後にキャップを除去した状態から
蓋を設置するようにしたことにおいて、前記ホルダー８
の上部に弾力拡開部１２を形成し、上端には溝部１３を
多数個形成するように構成されることを特徴としてい
る。
【００２４】
【発明の効果】請求項１の発明に係るリップスティック
容器のリップスティックホルダーは、以上のように、注
入孔（２）が形成された下部ケース（１）に螺旋部
（４）を有する回動具（３）と中間キャップ（５）とを
設置し、上記回動具（３）の内側には昇降溝（７）を有
する内部ケース（６）を設置し、この内部ケース（６）
には、突出部（９）を形成したリップスティックホルダ
ー（８）を設置し、内部ケース（６）の上端にキャップ
（１０）を設置してリップスティック（１１）を充填
し、このリップスティック（１１）の充填後にキャップ
（１０）を除去した状態から蓋を設置したリップスティ
ック容器において、上記リップスティックホルダー
（８）の上部に弾力拡開部（１２）を形成し、上記リッ
プスティックホルダー（８）の上端に溝部（１３）を少
なくとも１個形成した構成である。
容器のリップスティックホルダーは、以上のように、注
入孔（２）が形成された下部ケース（１）に螺旋部
（４）を有する回動具（３）と中間キャップ（５）とを
設置し、上記回動具（３）の内側には昇降溝（７）を有
する内部ケース（６）を設置し、この内部ケース（６）
には、突出部（９）を形成したリップスティックホルダ
ー（８）を設置し、内部ケース（６）の上端にキャップ
（１０）を設置してリップスティック（１１）を充填
し、このリップスティック（１１）の充填後にキャップ
（１０）を除去した状態から蓋を設置したリップスティ
ック容器において、上記リップスティックホルダー
（８）の上部に弾力拡開部（１２）を形成し、上記リッ
プスティックホルダー（８）の上端に溝部（１３）を少
なくとも１個形成した構成である。
【００２５】請求項２に記載のリップスティック容器の
リップスティックホルダーは、以上のように、請求項１
の構成に加えて、上記リップスティックホルダー（８）
が、その上端に傾斜部（１４）を形成し、該傾斜部（１
４）に沿って溝部（１３）を形成した構成である。
リップスティックホルダーは、以上のように、請求項１
の構成に加えて、上記リップスティックホルダー（８）
が、その上端に傾斜部（１４）を形成し、該傾斜部（１
４）に沿って溝部（１３）を形成した構成である。
【００２６】請求項３に記載のリップスティック容器の
リップスティックホルダーは、以上のように請求項１の
構成に加えて、上記リップスティックホルダー（８）の
溝部（１３）とオーバーラップする位置に通孔（１５）
を形成した構成である。
リップスティックホルダーは、以上のように請求項１の
構成に加えて、上記リップスティックホルダー（８）の
溝部（１３）とオーバーラップする位置に通孔（１５）
を形成した構成である。
【００２７】請求項４に記載のリップスティック容器の
リップスティックホルダーは、以上のように、請求項１
の構成に加えて、上記リップスティックホルダー（８０
１）の上端部を直線形に形成し、該上端部に少なくとも
１個の溝部（１３１）を形成した構成である。
リップスティックホルダーは、以上のように、請求項１
の構成に加えて、上記リップスティックホルダー（８０
１）の上端部を直線形に形成し、該上端部に少なくとも
１個の溝部（１３１）を形成した構成である。
【００２８】それゆえ、上記リップスティック１１を固
定するとともに、回動具３の回転動作によりリップステ
ィック１１を昇降させるリップスティックホルダー８の
改善された構造によって、冷却速度差によって発生する
リップスティックホルダー８及びリップスティックホル
ダー８０１と、リップスティック１１との結合力の弱化
を防止することが可能となる。また、これと同時に該結
合力を大幅に向上させることができるという効果を奏す
る。
定するとともに、回動具３の回転動作によりリップステ
ィック１１を昇降させるリップスティックホルダー８の
改善された構造によって、冷却速度差によって発生する
リップスティックホルダー８及びリップスティックホル
ダー８０１と、リップスティック１１との結合力の弱化
を防止することが可能となる。また、これと同時に該結
合力を大幅に向上させることができるという効果を奏す
る。
【００２９】さらには、上記リップスティックホルダー
８によってリップスティック１１を支持することによ
り、リップスティックが使用中に断折したり、軟化又は
溶解して流動することを防止することが可能となり、リ
ップスティックの昇降時の損傷を防止することができ
る。またこれにより、リップスティックの使用寿命や品
質保証期間を大幅に延長しうる効果を奏する。
８によってリップスティック１１を支持することによ
り、リップスティックが使用中に断折したり、軟化又は
溶解して流動することを防止することが可能となり、リ
ップスティックの昇降時の損傷を防止することができ
る。またこれにより、リップスティックの使用寿命や品
質保証期間を大幅に延長しうる効果を奏する。
【図１】本発明に係るリップスティック容器のリップス
ティックホルダーを示す斜視図である。
ティックホルダーを示す斜視図である。
【図２】本発明に係るリップスティック容器のリップス
ティックホルダーの一例を示す分解断面図である。
ティックホルダーの一例を示す分解断面図である。
【図３】本発明に係るリップスティック容器のリップス
ティックホルダーの一例を示す結合状態断面図である。
ティックホルダーの一例を示す結合状態断面図である。
【図４】本発明に係るリップスティック容器のリップス
ティックホルダーの冷却部を示す結合状態断面図であ
る。
ティックホルダーの冷却部を示す結合状態断面図であ
る。
【図５】上記図３における”Ａ”部の拡大図である。
【図６】本発明に係るリップスティック容器のリップス
ティックホルダーの一例を示す要部抜粋正面図である。
ティックホルダーの一例を示す要部抜粋正面図である。
【図７】本発明に係るリップスティック容器のリップス
ティックホルダーの他の一例を示す要部抜粋正面図であ
る。
ティックホルダーの他の一例を示す要部抜粋正面図であ
る。
【図８】本発明に係るリップスティック容器のリップス
ティックホルダーの他の一例を示す要部抜粋正面図であ
る。
ティックホルダーの他の一例を示す要部抜粋正面図であ
る。
１ 下部ケース ２ 注入孔 ３ 回動具 ４ 螺旋部 ５ 中間キャップ ６ 内部ケース ７ 昇降溝 ８ リップスティックホルダー ９ 突出部 １０ キャップ １１ リップスティック １２ 弾力拡開部 １３ 溝部 １４ 傾斜部 １５ 通孔 １３１ 溝部 ８０１ リップスティックホルダー
Claims (4)
- 【請求項１】注入孔（２）が形成された下部ケース
（１）に螺旋部（４）を有する回動具（３）と中間キャ
ップ（５）とを設置し、上記回動具（３）の内側には昇
降溝（７）を有する内部ケース（６）を設置し、この内
部ケース（６）には、突出部（９）を形成したリップス
ティックホルダー（８）を設置し、内部ケース（６）の
上端にキャップ（１０）を設置してリップスティック
（１１）を充填し、このリップスティック（１１）の充
填後にキャップ（１０）を除去した状態から蓋を設置し
たリップスティック容器において、 上記リップスティックホルダー（８）の上部に弾力拡開
部（１２）を形成し、上記リップスティックホルダー
（８）の上端部に溝部（１３）を少なくとも１個形成す
るように構成されていることを特徴とするリップスティ
ック容器のリップスティックホルダー。 - 【請求項２】上記リップスティックホルダー（８）は、
その上端部に傾斜部（１４）を形成し、該傾斜部（１
４）に沿って溝部（１３）を形成するように構成された
ことを特徴とする請求項１記載のリップスティック容器
のリップスティックホルダー。 - 【請求項３】上記リップスティックホルダー（８）の溝
部（１３）とオーバーラップする位置に通孔（１５）を
形成して構成されることを特徴とする請求項１記載のリ
ップスティック容器のリップスティックホルダー。 - 【請求項４】上記リップスティックホルダー（８０１）
の上端部を直線形に形成し、該上端部に少なくとも１個
の溝部（１３１）を形成して構成されることを特徴とす
る請求項１記載のリップスティック容器のリップスティ
ックホルダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12650698A JPH11318556A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | リップスティック容器のリップスティックホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12650698A JPH11318556A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | リップスティック容器のリップスティックホルダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11318556A true JPH11318556A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=14936902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12650698A Pending JPH11318556A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | リップスティック容器のリップスティックホルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11318556A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006051051A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-23 | Takeuchi Kogyo Kk | 口紅等の収納容器 |
| JP2008000371A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Shiseido Co Ltd | 棒状化粧料容器 |
| JP2013180037A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Hidan Co Ltd | 棒状化粧料収納容器 |
| JP2016088522A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | 株式会社吉野工業所 | 繰出容器 |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP12650698A patent/JPH11318556A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006051051A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-23 | Takeuchi Kogyo Kk | 口紅等の収納容器 |
| JP4741211B2 (ja) * | 2004-08-09 | 2011-08-03 | 竹内工業株式会社 | 口紅等の収納容器 |
| JP2008000371A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Shiseido Co Ltd | 棒状化粧料容器 |
| JP2013180037A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Hidan Co Ltd | 棒状化粧料収納容器 |
| JP2016088522A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | 株式会社吉野工業所 | 繰出容器 |
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