JPH11318159A - 刈り払い機用刃 - Google Patents

刈り払い機用刃

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JPH11318159A
JPH11318159A JP14217898A JP14217898A JPH11318159A JP H11318159 A JPH11318159 A JP H11318159A JP 14217898 A JP14217898 A JP 14217898A JP 14217898 A JP14217898 A JP 14217898A JP H11318159 A JPH11318159 A JP H11318159A
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JP
Japan
Prior art keywords
blade
resin
resin blade
hole
upper plate
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Application number
JP14217898A
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English (en)
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Yoshihiko Fujii
芳彦 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外周部に弾力性を有する樹脂刃を揺動自在の
状態で取り付けた構成の刈り払い機用の刃にあって、樹
脂刃の交換を極めて簡単に行ない得るようにすることを
目的とする。 【構成】 基部側に孔を形成した細長状の樹脂刃と、該
樹脂刃を保持する刃保持体とからなり、刃保持体への樹
脂刃の取り付けに際しては、刃保持体を構成する一方の
円形状の板体である下板に形成した窓部から樹脂刃の先
端を差し入れるとともに、先端側を刃保持体の外側に突
き出させた状態とし、樹脂刃に形成した孔を、上板から
立設させた保持軸上に導き、孔内に保持軸が入り込んだ
状態となるようにして落し込むことによって行ない得る
構成となっているのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、動力式の刈払い機に
使用する回転刃の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】草刈作業等に使用される動力式の刈り払
い機は、図1に示すとおり、動力機12の回転出力を棒
体13の内部に配置させたシャフトを介して先端のフラ
ンジ部に伝える構成となっており、刃の取り付けは、該
フランジ部の下方面部に刃の中心部を圧接させた状態と
なるようにネジ止めすることによって行われる構成とな
っているのであるが、このような刈払い機には、円形状
の金属刃板の外周部に多数の超硬チップを取り付けたチ
ップソーが使用されるほか、外周部に複数個の合成樹脂
刃を揺動自在の状態として取り付け、刃が切れなくなっ
た場合には、それぞれの樹脂刃を新しいものに取り替え
る構成の刃も使用されるのである。
【0003】従来使用されている外周部に樹脂刃を取り
付けた刈り払い機用刃は、上板と下板との間に保持軸を
差渡し状に配置させ、その保持軸に樹脂刃の基部を嵌合
させた構成となっており、樹脂刃の交換に際しては、動
力機から刃全体を取り外した後、上板と下板とを分離し
た状態にして行なう構成となっているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】外周部に樹脂刃を揺動
自在の状態として取り付けた刈り払い機用刃は、刃の使
用条件によっては、樹脂刃をたびたび取り替える必要が
あるのであるが、その取り替えに際して、いちいち動力
機から取り外した後、樹脂刃を保持する上板と下板とを
分離しなければならず、その作業が大変面倒であるとい
う欠点があるのである。この発明は、従来のものにみら
れたこのような欠点を除去しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、樹脂刃を保
持する刃保持体を上板と下板とをもって形成するととも
に、いずれか一方の板体から樹脂刃を保持する保持軸を
立設させるとともに、他方の板体における保持軸の配置
箇所に、樹脂刃の先端を差し入れ可能で、樹脂部の基部
を裏面側に落し込み得る窓部を形成した構成とすること
によって、上板と下板とを分離状態にすることなく、個
々の樹脂刃の取り替えを行ない得るよにうした構成とな
っているのである。
【0006】
【実施例】図面にもとづいて、この発明の一実施例を説
明すると、刈り払い機用刃は、図2乃至図6に示すとお
り、基部側に孔7を形成した細長状の樹脂刃3と、該樹
脂刃3を保持する刃保持体2とからなり、刃保持体2へ
の樹脂刃3の取り付けに際しては、刃保持体2を構成す
る一方の円形状の板体である下板5に形成した窓部9か
ら樹脂刃3の先端を差し入れるとともに、先端側を刃保
持体の外側に突き出させた状態とし、樹脂刃3に形成し
た孔7を、上板4から立設させた保持軸6上に導き、孔
7内に保持軸6が入り込んだ状態となるようにして落し
込むことによって行ない得る構成となっているのであ
る。
【0007】すなわち、刃保持体2は、図2乃至図6に
示すとおり、中心部に動力機への取り付け孔14を有す
る円盤状の上板4と、その取り付け孔14よりも大きい
孔18を形成した下板5とをもって構成されており、上
板4は、等間隔をおいて先端頭部に丸みをもたせた4本
の保持軸6が立設されるとともに、上板4の下方位置に
一定の間隙をもって下板5を固定させるための4本の支
持軸8が立設せられており、また、保持軸6の基部付近
に、樹脂刃3を取り外す際に樹脂刃3の上面部を指で押
圧操作するための操作孔15を形成した構成となってい
るのである。
【0008】刃保持体2を構成する下板5は、図2乃至
図6に示すとおり、上板4に取り付けた場合に、保持軸
6の頭部が位置する箇所に窓部9が形成されており、そ
の窓部9の形態は、樹脂刃3の先端部を差し入れ得ると
ともに、樹脂刃3の先端部を下板5の外側部に押し出
し、樹脂刃3に形成した孔7を保持軸6上に位置させた
場合、樹脂刃3の基部が上板4と下板5間に落込み、樹
脂刃3の孔7内に、保持軸6が入り込むようになってお
り、さらに、上板4に立設させた支持軸8の先端部を差
し入れるための孔16を形成した構成となっているので
ある。従って、上板4と下板5とは、上板4に立設させ
た支持軸8の先端部を下板5に形成した孔16内に差し
入れた後、その頭部にカシメ加工をすることよって一体
的に固定されるのである。
【0009】樹脂刃3は、図3に示すとおり、弾性を有
する細長状の樹脂をもって構成されており、その基部側
に、保持軸6を差し入れ得る大きさの孔7が形成され、
さらに、その側部には、長手方向にそって刃部17が形
成された構成となっているのである。
【0010】図面の実施例は、樹脂刃3の後方側に突起
10を形成する一方、窓部9における樹脂刃3の挿入側
と反対側に、樹脂刃3の後方部に形成した突起10を差
し入れ得る切り込み部11を形成し、刃の回転による遠
心力により樹脂刃3が外周方向を向いた場合、樹脂刃3
の突起10が、上板4と下板5の間隙部内に位置するよ
うに構成されているのである。
【0011】
【発明の効果】この発明にかかる刈り払い機用刃は、上
記のような構成であって、使用により損傷した樹脂刃3
の取り替えを、動力機に刃を装着したままの状態で、し
かも、刃保持体2を分解することなく、極めて短時間の
うちに行ない得るという便利さがあるのである。
【0012】すなわち、樹脂刃3の装着に際しては、上
板4あるいは下板5に形成した窓部9に樹脂刃3の先端
部を挿入し、樹脂刃3の先端側部を上板4と下板5との
間隙部内に入り込ませるとともに、樹脂刃3に形成した
孔7が、保持軸6上に位置した状態となるように導いた
後、孔7内に保持軸6が嵌合した状態となるようして樹
脂刃3全体を上板4と下板5の間隙部内に落し込むこと
によって行なうことができ、また、樹脂刃3を取り外す
に際しては、操作孔15内に指先を挿入した状態で樹脂
刃3の基部を外側方向に押し出すことによって、保持軸
6との嵌合状態を解除した状態にし、その状態で樹脂刃
3の基部を指先で摘んで窓部9から後方側に引き出すこ
とによって行なわれるのである。
【0013】さらに、請求項2に記載したように、樹脂
刃3の後方側に突起10を形成する一方、上板4あるい
は下板5に形成した窓部9における樹脂刃3の挿入側と
反対側に、樹脂刃3の後方部に形成した突起10を差し
入れ得る切り込み部11を形成した構成とした場合、刃
の回転による遠心力により樹脂刃が外周方向を向いた場
合、樹脂刃3の突起10が、上板4と下板5との間に位
置した状態となり、刃の回転中に樹脂刃3が刃保持体2
から不用意に外れるといったことがなくなり、作業時に
おける安全性を確保出来るという利点があるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】動力機に刃を取り付けた状態を示す図である。
【図2】この発明にかかる刈り払い機用刃の全体を示す
正面図である。
【図3】樹脂刃の構成を示す斜視図である。
【図4】刃保持体への樹脂刃の着脱要領を示す裏面斜視
図である。
【図5】刈り払い機用刃の裏面構成を示す斜視図であ
る。
【図6】刃保持体の構成を示す裏面分解斜視図である。
【符号の説明】
1 刈り払い機用刃本体 2 刃保持体 3 樹脂刃 4 上板 5 下板 6 保持軸 7 孔 8 支持軸 9 窓部 10 突起 11 切り込み部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上板4と下板5間に保持軸6を配置させ
    た刃保持体2と、基部側に孔7を形成した弾性状の樹脂
    刃3とからなり、樹脂刃3に形成した孔7に刃保持体2
    に形成した保持軸6を嵌合させることによって樹脂刃3
    を取り付け得るように形成した刈り払い機用の刃にあっ
    て、上板4と下板5を支持軸8をもって一定の間隙を設
    けた状態で固定するとともに、上板4あるいは下板5に
    おける保持軸6の配置箇所で、外周部からやや入り込ん
    だ位置に、樹脂刃3の先端部を押し入れ可能で、しかも
    樹脂刃3における孔7を形成した部分を差し入れ可能な
    窓部9を形成し、刃保持体2に対し、樹脂刃3を装着す
    るに際しては、窓部9から樹脂刃3の先端部を差し入れ
    ることによって、上板4と下板5との間隙部に樹脂刃3
    を導き入れた後、保持軸6の上端部に樹脂刃3の孔7を
    導き、その状態で樹脂刃3の基部を落し入れ得ることに
    よって行ない得るようにしたことを特徴とする刈り払い
    機用刃。
  2. 【請求項2】 樹脂刃3の後方側に突起10を形成する
    一方、上板4あるいは下板5に形成した窓部9における
    樹脂刃3の挿入側と反対側に、樹脂刃3の後方部に形成
    した突起10を差し入れ得る切り込み部11を形成し、
    樹脂刃3が遠心力により外周方向を向いた場合、樹脂刃
    3の突起10が、上板4と下板5との間隙部に位置した
    状態となるように構成した請求項1記載の刈り払い機用
    刃。
JP14217898A 1998-05-08 1998-05-08 刈り払い機用刃 Pending JPH11318159A (ja)

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