JPH11317262A - ブッシュ付きプラグ - Google Patents

ブッシュ付きプラグ

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JPH11317262A
JPH11317262A JP10122115A JP12211598A JPH11317262A JP H11317262 A JPH11317262 A JP H11317262A JP 10122115 A JP10122115 A JP 10122115A JP 12211598 A JP12211598 A JP 12211598A JP H11317262 A JPH11317262 A JP H11317262A
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bush
case
plug
electrode
shaft
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Keisuke Ichikawa
敬祐 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シガーライター用車載ソケットに挿入して使
用されるブッシュ付きプラグにおいて、ブッシュを傾動
可能にし、しかも、ブッシュを所定の傾動位置で位置決
めできるようにする。 【解決手段】 プラグ電極を備えたケースの後端内部の
円形の軸受孔にブッシュ40の軸部42を回転可能に支
持させる。軸部42に設けた凸部81と、その凸部81
が嵌脱可能なケース側の凹部82,83とによって位置
決め機構80を構成する。凸部81をボールで形成する
ことも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブッシュ付きプラ
グ、たとえばシガーライター用の車載ソケット、パーソ
ナルコンピュータやその付帯設備でなるプリンタに備わ
っているソケット(多極コネクタ)などを相手方ソケッ
トとして用いるブッシュ付きプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車にナビゲーション機器や音
響・映像機器などの様々な電気機器を装備させることが
多くなっており、これらの機器は車載発電機を電源とす
る仕様になっているものが多い。このような電気機器に
おいて、その電源の取出しをシガーライター用の車載ソ
ケットに求める場合に、その車載ソケットを相手方ソケ
ットとして利用することのできる機能を備えた電源プラ
グが必要になる。
【0003】このような電源プラグとしてのブッシュ付
きプラグとして、従来、相手方ソケットに挿入される筒
状ケースの後端部からブッシュが後方に突出したもの
や、筒状ケースの後端部からその筒状ケースの軸線に対
する垂直方向にブッシュを突出したもの、さらには、筒
状ケースに対して斜め後方にブッシュが突出したものな
どがあり、いずれのものにおいても、電源コードはブッ
シュを通して引き出されている。一方、上記ブッシュの
前端部を電源プラグの筒状ケースに固定する手段には、
たとえば図18に示したように、筒状ケースを2つのケ
ース1,2に分割し、これらのケース1,2に別々に具
備させた判割り状のボス部3,4でブッシュ5の首部6
を挟み込んで保持するという手段を採用することができ
る。これらのブッシュ付きプラグにあっては、そのブッ
シュが適度の柔軟性と腰の強さを持った合成樹脂成形体
で形成されている場合には、そのブッシュの作用によっ
て電気コードが引出口のところで屈曲したり捩じれたり
することをある程度防止できるようになっている。
【0004】しかしながら、上記した従来のブッシュ付
きプラグは、シガーライター用の車載ソケットに挿入し
たときに、筒状ケースがブッシュと共に車載ソケットか
ら長く突き出すようになるため、その突出し部分が自動
車のシフトレバーに干渉してその操作性を損なったり、
車載ソケット周りの狭い車内スペースでの電気コードの
引廻し自由度が低下するという問題があった。
【0005】このような車載ソケットを相手方ソケット
として使用するブッシュ付きプラグに対し、一般家庭で
使われているコンセント用プラグには、図19や図20
に説明的に示したように、プラグ電極7a,7bに面電
極8a,8bを一体に具備させ、それらの面電極8a,
8bに、電気コードの導体に半田付けなどで接続した接
触片9a,9bを摺動自在に弾接させたものがある。こ
れらのコンセント用プラグにおいて、たとえば図19に
示したものは、電気コード側の接触片9aを固定した状
態でプラグ電極7aを矢符aのように回転させることに
よりその向きを変えることができ、図20に示したもの
は、プラグ電極7bを固定した状態で電気コード側の接
触片9bを矢符bのように回転させることによりその引
出し方向を変えることができるようになっている。
【0006】そこで、図19や図20で説明したコンセ
ント用プラグの構造を、上記した車載ソケットを相手方
ソケットとして用いるブッシュ付きプラグに転用すれ
ば、ケースとブッシュとの相対的な傾動が可能になるの
で、上記した電気コードの屈曲や捩れに係わる問題や、
シフトレバーとの干渉や電気コードの引廻しに係わる問
題がある程度解消されるようにも考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車載ソ
ケットの口径に合うブッシュ付きプラグの筒状ケースの
外周径は小さいので、図19や図20に示したような構
造を採用することには無理があり、また、図19や図2
0に示したような構造を採用すると、ブッシュ付きプラ
グの筒状ケースが長くなって車載ソケットからの突出長
さを短く抑えることが困難である。これらのことから、
図19や図20で説明したコンセント用プラグの構造
を、車載ソケットを相手方ソケットとして用いるブッシ
ュ付きプラグにそのまま転用することには無理がある。
【0008】その上、図19や図20で説明したコンセ
ント用プラグの構造では、プラグ電極7a,7bと接触
片9a,9bが接続された電源コードとを任意の角度で
相対的に位置決めするための機能を付与するためには、
プラグ電極7a,7bの面電極8a,8bと接触片9
a,9bとの接触圧を極端に大きくしておかねばならな
いが、そのようにすることは、向きを変えるときの操作
性を極端に低下させてしまうことにつながるので、特に
車載ソケットを相手方ソケットとして用いるブッシュ付
きプラグにおいて好ましくない。すなわち、車載ソケッ
トを相手方ソケットとして用いるブッシュ付きプラグに
おいては、手などが当たったときに、ブッシュが動いて
そのときの衝撃を吸収したり電気コードが無理に引っ張
られることを防いだりすることができるようになってい
ることが望ましいのであるが、プラグ電極7a,7bの
面電極8a,8bと接触片9a,9bとの接触圧が極端
に大きいとそのような作用が発揮されにくくなる。
【0009】本発明は以上の状況のもとでなされたもの
であり、ブッシュをケースに対し傾動させることが可能
なブッシュ付きプラグにおいて、そのブッシュをじゃま
になりにくい所定の傾動位置に位置決めすることのでき
るブッシュ付きプラグを提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、ブッシュを所定の傾動位
置に位置決めすることができるにもかかわらず、ブッシ
ュをある程度容易に傾動させ得るようにすることによっ
て、手などが電気コードやブッシュに当たったときに、
ブッシュが動いてそのときの衝撃を吸収したり電気コー
ドが無理に引っ張られることを防いだりさせることので
きるブッシュ付きプラグを提供することを目的とする。
【0011】さらに、本発明は、車載ソケットを相手方
ソケットとして用いる場合に、その車載ソケットからの
突出長さが長くならない小形化されたブッシュ付きプラ
グを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のブ
ッシュ付きプラグは、相手方ソケットの電極に離接され
るプラグ電極を備えたケースの後端内部に円形の軸受孔
が設けられ、電気コードに具備されたブッシュの前端部
に軸部が設けられ、その軸部が上記軸受孔に回転自在に
嵌合保持されて上記ブッシュが上記ケースから突出して
そのケースの軸線に対して傾動可能となされていると共
に、上記電気コードの導体が上記ケースの内部で上記プ
ラグ電極に電気的に接続されたブッシュ付きプラグにお
いて、上記ブッシュの傾動に伴って回転される上記軸部
をその回転許容範囲内の複数箇所で位置決めするための
位置決め機構を形成する凸部とその凸部の嵌脱を許容す
る凹部とが、上記ケース側と上記軸部側とに振り分けて
設けられている、というものである。
【0013】この発明において、ケースを相手方ソケッ
トに挿入すると、そのプラグ電極が相手方ソケットの電
極に接触して電気的導通が図られる。また、電気コード
に設けられたブッシュがその軸部を中心としてケースに
対し傾動可能であるので、電気コードの屈曲や捩じれが
ブッシュの傾動によって抑制されるという作用や、手な
どが電気コードやブッシュに当たったときには、ブッシ
ュが傾動してそのときの衝撃を吸収したり電気コードが
無理に引っ張られることが防止されたりする。それにも
かかわらず、ブッシュの傾動に伴って回転される軸部を
その回転許容範囲内の複数箇所で位置決めするための位
置決め機構を有しているので、その位置決め機構によっ
て、そのブッシュやそのブッシュから引き出された電気
コードをじゃまになりにくい所定の位置に位置決めして
おくことが可能である。しかも、位置決め機構がケース
側と軸部側とに振り分けて設けられた凸部とその凸部の
嵌脱を許容する凹部とにより形成されているので、その
位置決め機構を簡単に構成することが可能であり、その
ことが、ケースの小形化いひてはブッシュ付きプラグの
小形化に役立つ。
【0014】請求項2に係る発明のブッシュ付きプラグ
は、請求項1に記載したものにおいて、筒状に形成され
た上記ケースの後端部に開口が開設され、その開口を通
して上記ブッシュがそのケースから突出されており、上
記開口の口縁における上記軸部の軸線周りの2箇所に第
1係止面と第2係止面とが具備されていると共に、上記
ブッシュの軸線が上記ケースの軸線に対して平行になる
後方突出し姿勢にそのブッシュが傾動されたときに上記
第1係止面に当たる第1当り面と上記ブッシュの軸線が
上記ケースの軸線に対して直角になる折曲り姿勢にその
ブッシュが傾動されたときに上記第2係止面に当たる第
2当り面とがそのブッシュの2箇所に設けられていて、
上記軸部の上記回転許容範囲が上記第1係止面と上記第
2係止面とによって規制されるようになっている、とい
うものである。
【0015】この発明によれば、ケースの開口の口縁に
具備された第1係止面及び第2係止面やブッシュに設け
られた第1当り面及び第2当り面によってブッシュの無
制限な傾動が阻止され、その傾動範囲が後方突出し姿勢
と折曲り姿勢との間の90度の範囲に定まる。そのた
め、電気コードの導体がケースの内部でプラグ電極に直
接に半田付けなどで接続されているような場合において
も、その半田付け箇所での断線などが生じにくい。
【0016】請求項3に係る発明のブッシュ付きプラグ
は、請求項1又は請求項2に記載したものにおいて、上
記位置決め機構は、上記ブッシュが上記後方突出し姿勢
になった位置で上記軸部を位置決めする機能と上記ブッ
シュが上記折曲り姿勢になった位置で上記軸部を位置決
めする機能とを備えている、というものである。
【0017】この発明によれば、ブッシュを後方突出し
姿勢に位置決めしたり折曲り姿勢に位置決めしたりする
ことができる。そのため、ブッシュがケースの後方に突
き出すとじゃまになるようなときには、そのブッシュを
じゃまにならない折曲り姿勢で位置決めしておくことが
可能であり、ブッシュがケースの軸線に対して直角にな
っているとじゃまになるようなときには、そのブッシュ
をじゃまにならない後方突出し姿勢で位置決めしておく
ことが可能である。
【0018】請求項4に係る発明のブッシュ付きプラグ
は、請求項3に記載したものにおいて、上記位置決め機
構を形成する上記凸部が上記軸部の外周面の周方向1箇
所に設けられ、上記位置決め機構を形成する上記凹部が
上記ケースの2箇所に設けられている、というものであ
る。凹部をケースの2箇所に設ける手段としては、たと
えば、請求項5に係る発明のように、ケースの内部の2
箇所にそのケースから合成樹脂製の各別のポストを突出
させ、それぞれのポストに凹部を具備させるという手段
を採用することが可能である。
【0019】これらの発明によると、ブッシュが後方突
出し姿勢になっているときには、軸部の凸部が2つの凹
部のうちの一方に嵌合して後方突出し姿勢のブッシュを
その位置で位置決めする。同様に、ブッシュが折曲り姿
勢になっているときには、軸部の凸部が2つの凹部のう
ちの他方に嵌合して折曲り姿勢のブッシュをその位置で
位置決めする。この場合、ポストが合成樹脂製である
と、ブッシュの傾動に伴う軸部の回転によって凸部が凹
部に嵌脱するときに、そのポストが合成樹脂に特有の弾
力性を発揮して嵌脱時の感触が得られるので、それによ
ってブッシュを傾動させるときや位置決めさせるときの
操作性が向上する。
【0020】請求項6に係る発明のブッシュ付きプラグ
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5のいずれかに記載したものにおいて、上記軸部の軸方
向端面に上記電気コードの上記導体に接続された面電極
が配備され、この面電極に、上記プラグ電極に電気的に
接続された接片部材の接点が重なり状に接触されること
によって、上記導体が上記ケースの内部で上記プラグ電
極に電気的に接続されている、というものである。
【0021】この発明によると、軸部の軸方向端面に配
備された面電極に、プラグ電極に電気的に接続された接
片部材の接点が重なり状に接触されているので、ケース
の内部で、ブッシュの傾動に伴う軸部の回転を吸収し得
るような可撓性リード線を引き廻す必要がなく、しか
も、ブッシュの傾動に伴って軸部が回転してもプラグ電
極に電気的に接続されている接片部材は定位置で上記面
電極に接触しているだけであるので、軸部の回転に起因
する断線などの電路遮断が生じる余地がなくなり、それ
だけブッシュ付きプラグに要求される電気性能について
の信頼性が高まる。
【0022】請求項7に係る発明のブッシュ付きプラグ
は、請求項6に記載したものにおいて、上記軸部の軸方
向端面が、上記面電極の配備されている導電域とその面
電極が配備されていない非導電域とに分かれており、上
記位置決め機構を形成する上記凸部が、上記非導電域に
具備されてその非導電域で開口する凹入部に収容されか
つその凹入部の外側へ突出する方向に常時弾発付勢され
たボールでなり、上記凹部が上記ケース側に保持された
上記接片部材に具備されている板片部に形成されてな
る、というものである。
【0023】この発明によると、たとえば、ブッシュが
後方突出し姿勢になっているときには、軸部の軸方向端
面の非導電域に具備された凹入部に収容されてその凹入
部の外側へ突出する方向に常時弾発付勢されたボール
が、接片部材に具備された板片部に設けられている凹部
の1つに嵌合してブッシュがその位置で位置決めされ
る。同様に、ブッシュが折曲り姿勢になっているときに
は、上記ボールが上記板片部に設けられている凹部の他
の1つに嵌合してブッシュがその位置で位置決めされ
る。この場合にも、ボールは、凹入部の外側へ突出する
方向に常時弾発付勢されているので、ブッシュの傾動に
伴う軸部の回転によってボールが凹部に嵌脱するときに
感触が得られ、その感触によってブッシュを傾動させる
ときや位置決めさせるときの操作性が向上する。
【0024】特に、この発明では、凹部を接片部材の板
片部に具備させたことにより、その凹部をケースから突
出させたポストに設けるという構成を採用している請求
項5に係る発明のブッシュ付きプラグに比べてケースの
構造が簡単になるという利点がある。なお、この発明に
おいて、凹部が接片部材に具備された板片部に設けられ
ているとしても、その板片部を具備する上記接片部材が
ケース側(ケース自体ではない)に保持されているの
で、その凹部はケース側に設けられているものであると
いえる。したがって、請求項1についての「位置決め機
構を形成する凸部とその凸部の嵌脱を許容する凹部と
が、上記ケース側と上記軸部側とに振り分けて設けられ
ている」という記載と矛盾することはない。
【0025】さらに、この発明では、軸部をブッシュと
一体の合成樹脂成形体とした場合に、面電極が軸部を補
強する補強部材としても役立つ。そのため、ケースの外
側へ向けてブッシュが強く引っ張られたようなときで
も、合成樹脂でなる軸部が軸受孔やケースに強く押し付
けられて押しつぶされるという事態が起こらず、そのこ
とが、ブッシュ付きプラグの耐用性を高めることに役立
つ。
【0026】請求項8に係る発明のブッシュ付きプラグ
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5のいずれかに記載したものにおいて、上記電気コード
の導体が、上記軸部を径方向に貫通して上記ケースの内
部に延出されていると共に、その導体が上記ケースに具
備された上記電極に接続されることによって、上記導体
が上記ケースの内部で上記ケースに具備された上記電極
に電気的に接続されている、というものである。
【0027】この発明によると、請求項6や請求項7に
係る発明のように軸部の軸方向端面に面電極を設けた
り、ケースに接片部材を保持させておく必要がないの
で、それだけ部品点数が減少する。
【0028】請求項9に係る発明のブッシュ付きプラグ
は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8のいずれかに記載し
たものにおいて、上記ケースがシガーライター用の車載
ソケットでなる上記相手方ソケットに対してその全体が
挿抜される差込み部とこの差込み部の後部に連設されて
この差込み部の全体を上記相手方ソケットに挿入したと
きにその相手方ソケットから突出される把手部とを備え
ている、というものである。
【0029】この発明によると、ケースをシガーライタ
ー用の車載ソケットでなる相手方ソケットに対して挿入
したときに、ケースの差込み部の全体がその相手方ソケ
ットに挿入され、その相手方ソケットからケースの把手
部だけが突出されるので、ケースがブッシュと共に相手
方ソケットから長く突き出してシフトレバーに干渉して
その操作性を損なったり、相手方ソケット周りの狭い車
内スペースでの電気コードの引廻し自由度が低下すると
いう事態を回避することが可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るブッシュ付き
プラグの第1実施形態において、ブッシュ40が後方突
出し姿勢になっているときの側面図、図2はブッシュ4
0が折曲り姿勢になっているときの一部破断側面図、図
3は上記プラグの後面図、図4は図2のIV−IV線に
沿う部分から見た一部破断平面図、図5は図4の要部を
拡大した一部破断平面図、図6は図5のVI矢視方向か
ら見た部分矢視図、図7は接片部材60の斜視図、図8
及び図9は作用説明図、図10は2つの凹部82,83
の開き角度を示した説明図である。
【0031】このブッシュ付きプラグはシガーライター
用の車載ソケットを相手方ソケット100として使用す
る仕様になっている。このプラグのケース10は筒状
で、図2〜図4に見られるように、合成樹脂成形体で作
られた略対称形をなす半円筒状の左右一対のケース部材
11,12を合わせて結合することによって形成されて
いる。左右のケース部材11,12の結合は、図示して
いないけれども、一方のケース部材11に設けた係合爪
を他方のケース部材に設けた係合部14に係合させるこ
とによっている。また、左右のケース部材11,12を
合わせることによってその前端部に形成されるねじ付き
ボス部13(図2参照)に、ヘッドキャップ14をねじ
込んで装着することによっても左右のケース部材11,
12が結合されている。
【0032】図2のように、筒状ケース10には2つの
電極20,30が取り付けられている。一方の電極20
はヘッドキャップ14から前方へ突出されたチップ状の
プラグ電極であり、同図のように筒状ケース10に保持
されたヒューズ21の一端電極面22に被着されてその
一端電極面22a電気的に導通している。なお、筒状ケ
ース10に内蔵されたばね24(図4参照)の作用によ
って電極20が常時前方へ付勢されていると共に、その
電極20が一定の範囲で前後に変位し得るようになって
いる。他方の電極30は中空鞍形に形成されていて、筒
状ケース10の胴体部分である差込み部10aに具備さ
れた開口15を通してその側方に突き出ている。この電
極30は、筒状ケース10に内蔵されたばね17の作用
によって常時筒状ケース10の側方へ付勢されていると
共に、筒状ケース10に対し一定の範囲で図2の上下方
向に出退し得るようになっている。このため、筒状ケー
ス10を図1や図2のように相手方ソケット100に挿
入することによって、上記した2つの電極20,30の
それぞれが、相手方ソケット100に備わっている2つ
の電極(不図示)に各別に弾接する。なお、筒状ケース
1の他の箇所に具備された開口16には上記した電極3
0と同じ形状の押圧部材31が側方へ弾発付勢された状
態で配備されており、筒状ケース10の差込み部10a
の全体を図1や図2のように相手方ソケット100に挿
入したときには、この押圧部材31の弾性押圧力と上記
電極30の弾性押圧力とによって当該プラグが相手方ソ
ケット100に保持されるようになっている。また、筒
状ケース10には、上記差込み部10aの後部に把手部
10bが連設されており、差込み部10aの全体が図1
及び図2のように相手方ソケット100に挿入されたと
きには、その把手部10bだけが相手方ソケット100
から突出される。なお、18は把手部10bに設けられ
た把手であり、相手方ソケット100に筒状ケース10
を挿抜するときには、把手部10b又は把手18を手の
指で掴んで操作することができる。
【0033】図5及び図6にブッシュ40を示してあ
る。このブッシュ40は適度の柔軟性と腰の強さを持っ
た合成樹脂成形体でなり、手の指で掴みやすい曲面形状
を持っている。また、このブッシュ40の前端部に細く
短い首部41が前向きに突出されており、その首部41
の前端に左右両側へ突出した軸部42が設けられてい
る。ブッシュ40やそれに連設された首部41、軸部4
2は、電気コード200の合成樹脂製の外皮と一体にイ
ンサートで成形されている。そして、左右のケース部材
11,12を合わせて結合するときに、上記軸部42の
両端部が図4に示した筒状ケース10の後端内部に具備
されている円形の左右の軸受孔19,19に嵌合されて
がたつきを持たないように摺動回転自在に保持され、こ
のような軸受孔19,19と軸部42の両端部との嵌合
構造を介して筒状ケース10とブッシュ40とが連結さ
れている。なお、図5に軸部42の軸線を符号43で示
してあり、この軸線43は、その軸部42を嵌合保持し
ている軸受孔19,19の軸線と一致している。
【0034】次に、図6、図8、図9などに示したよう
に、軸部42の左右両側の軸方向端面の後半周部分には
面電極50が配備されている。これらの面電極50は、
軸部42に埋入されている端子51を有しており、この
端子51に、電気コード200の2つの導体201が各
別に接続されている。なお、面電極50の端子51は軸
部42にインサートされているものである。
【0035】これに対し、ケース10には2つの接片部
材60,70が保持されている。図7に示したように、
一方の接片部材60には、ケース10に固着された取付
片部61から前方に延び出た第1接片62が設けられて
おり、その第1接片62に、図4のようにヒューズ21
の他端電極面23に弾接された第1接点63が備わって
いる。また、図7のように上記取付片部61には支持片
部64が後方に向けて延出されており、この支持片部6
4に連設された後向きの第2接片65の先端部に、上記
した軸部42の軸方向一端面に設けられた一方の面電極
50に重なり状に常時弾接された第2接点66が備わっ
ている。すなわち、図6に仮想線で示したように、この
第2接点66は、軸部42の軸方向一端面の偏心箇所で
面電極50に接触しており、軸部42が回転しても、第
2接点66が定位置で面電極50に弾接するようになっ
ている。これに対し、他方の接片部材70の接点72は
他方の面電極50に重なり状に常時弾接している。ま
た、他方の接片部材70は、図11に示したリード線7
1を介し、図2のように電極30に接続されている。し
たがって、電気コード200の2つの導体201は、ケ
ース10の内部でプラグ電極20と他の電極30とに各
別に電気的に接続されている。このように、軸部42の
左右の軸方向端面に配備した2つの面電極50に一方の
接片部材60の第2接点66や他方の接片部材70の接
点72が弾接していると、ブッシュ40の傾動に伴って
軸部42が回転してもプラグ電極20や電極30に電気
的に接続されている接片部材60,70は定位置で上記
面電極50,50に接触しているだけであるので、軸部
42の回転に起因する断線などの電路遮断が生じる余地
がなくなる。
【0036】図4において、符号80は位置決め機構を
示している。図8及び図9のように、位置決め機構80
は、軸部42の外周面の周方向1箇所に設けられた凸部
81と、軸部42が回転したときにその凸部81の嵌脱
を許容する2つの凹部82,83とを備えており、2つ
の凹部82,83はケース10側の2箇所に設けられて
いる。さらに具体的には、2つの凹部82,83は、ケ
ース10の内部の2箇所にそのケース10から突出され
た合成樹脂製の各別のポスト84,85に各別に具備さ
れている。また、図10に示したように、ポスト84,
85のそれぞれに具備された2つの凹部82,83の開
き角度θが直角になっている。
【0037】この第1実施形態では、面電極50や接片
部材60,70によって形成される電路と位置決め機構
80とを別々に構成してあるので、接片部材60,70
の第2接点66や接点72を電気導通に十分なだけの力
で面電極50に弾接しておいても、位置決め機構80に
よって確実な位置決め機能が発揮される。
【0038】一方、図3のように、筒状ケース10の後
端部に開口91が開設されており、この開口91を通し
て上記ブッシュ40がそのケース10から突出されてい
る。図8及び図9のように、上記開口91の口縁におけ
る上記した軸部42の軸線周りの2箇所には、第1係止
面92と第2係止面93とが具備されている。これに対
し、ブッシュ40には、その首部41に第1当り面45
と第2当り面46とが設けられている。そして、ブッシ
ュ40が傾動されてその軸線がケース10の軸線に対し
て平行になる後方突出し姿勢(図2、図4及び図9に示
した姿勢)になったときに第1当り面45が第1係止面
92に当たって部40の傾動を規制し、ブッシュ40が
逆向きに傾動されてその軸線がケース10の軸線に対し
て直角になる折曲り姿勢(図1、図3及び図8に示した
姿勢)になったときに第2当り面46が第2係止面93
に当たって部40の傾動を規制するようになっている。
したがって、ブッシュ40は、その回転許容範囲が第1
係止面92と第2係止面93とによって規制される。
【0039】また、ブッシュ40の回転許容範囲と上記
位置決め機構80による位置決め位置との関係は、次の
ようになっている。すなわち、ブッシュ40が上記した
後方突出し姿勢になると、図9のように軸部42に設け
られている凸部81が一方の凹部82に嵌合してそのブ
ッシュ40をその位置で位置決めし、ブッシュ40が上
記した折曲り姿勢になると、図8のように軸部42に設
けられている凸部81が他方の凹部83に嵌合してその
ブッシュ40をその位置で位置決めする。また、2つの
凹部82,83に対する凸部81の嵌脱は、ブッシュ4
0をその軸部42を中心に傾動させることによって行わ
れる。この場合、凹部82,83を備えているポスト8
4,85が合成樹脂製であるため、ポスト84,85が
合成樹脂に特有の弾力性を発揮して嵌脱時の感触が得ら
れるようになり、そのことが、ブッシュ40を傾動させ
るときや位置決めさせるときの操作性を高めることに役
立つ。
【0040】上記したブッシュ付きプラグによると、ブ
ッシュ40の傾動を介して電気コード200の屈曲や捩
じれが抑制されるという作用が発揮されるほか、自動車
の運転席などの狭いスペースで手などが電気コード20
0やブッシュ40に当たったときには、ブッシュ40が
傾動してそのときの衝撃を吸収したり電気コード200
が無理に引っ張られることが防止されたりする。それに
もかかわらず、位置決め機構80の作用によって、ブッ
シュ40を後方突出し姿勢と折曲り姿勢とに位置決めす
ることができるので、ブッシュ40や電気コード200
をじゃまになりにくい所定の位置に位置決めしておくこ
とが可能である。また、仮にブッシュ40が強く引っ張
られたとしても、面電極50が合成樹脂製の軸部42を
補強しているので、その軸部42の形が崩れてケース1
0の開口91から無理に引き抜かれてしまうといった事
態が起こらない。
【0041】さらに、筒状ケース10は、その差込み部
10aを相手方ソケット100に挿入したときに、短い
把手部10bだけがその相手方ソケット100からの突
出するだけであるので、自動車の運転席ように狭いスペ
ースであっても、ブッシュ40がそれほど長く突出する
ことがないという利点がある。
【0042】以上説明した実施形態では、ブッシュ40
の位置決め位置を互いに90度の角度を隔てた後方突出
し姿勢と折曲り姿勢との2箇所に定めてあるけれども、
その位置決め位置や位置決め位置の数は、位置決め機構
80の凸部81の嵌脱を許容する凹部の位置や数を変え
ることによって所望の位置や数に変更することが可能で
ある。
【0043】図11は本発明に係るブッシュ付きプラグ
の第2実施形態において、ブッシュ40が後方突出し姿
勢になっているときの図4に相応する一部破断平面図、
図12はこの第2実施形態のプラグに用いられている接
片部材60の斜視図、図13及び図14は作用説明図、
図15は位置決め機構80の拡大断面図である。
【0044】この第2実施形態に係るブッシュ付きプラ
グでは、位置決め機構80の構成が上記した第1実施形
態のものと異なっており、その他の事項は上述したとこ
ろと同様であるので、説明を簡略にするため、同一又は
相応する部分に同一符号を詳細な説明を省略することに
する。
【0045】この第2実施形態においては、図13、図
14及び図15のように、軸部42の軸方向端面が、面
電極50の配備されている導電域とその面電極50が配
備されていない非導電域とに分かれている。そして、位
置決め機構80を形成する凸部81が、上記非導電域に
具備されてその非導電域で開口する凹入部86に収容さ
れかつその凹入部86の外側へ突出する方向にばね87
によって常時弾発付勢されたボールでなる。これに対
し、位置決め機構80の2つの凹部82,83が上記ケ
ース10側に保持された接片部材60に具備されている
板片部67に形成されている。接片部材60については
図12に外観図で示してある。
【0046】この第2実施形態によると、図11及び図
14に示したように、ブッシュ40が後方突出し姿勢に
なっているときには、軸部42のボールでなる凸部81
が、図14や図15に示したように板片部67の1つの
凹部82に嵌合してブッシュ40がその位置で位置決め
される。同様に、ブッシュ40が折曲り姿勢になってい
るときには、ボールでなる凸部81が図13や図15に
示したように板片部67の他の1つの凹部83に嵌合し
てブッシュ40がその位置で位置決めされる。この場合
にも、ボールは、ばね87によって凹入部86の外側へ
突出する方向に常時弾発付勢されているので、ブッシュ
40の傾動に伴う軸部42の回転によってボールが凹部
82,83に嵌脱するときに感触が得られる。
【0047】この第2実施形態では、凹部82,83を
接片部材60の板片部67に具備させたことにより、ケ
ース10にず8、図9、図10で説明したようなポスト
84,85を設ける必要がないので、ケース10の構造
が簡単になる。
【0048】図16は本発明に係るブッシュ付きプラグ
の第3実施形態において、ブッシュ40が後方突出し姿
勢になっているときの図4に相応する概略一部破断平面
図、図17はこの第3実施形態に用いられているブッシ
ュ40を概略で示した斜視図である。
【0049】この第3実施形態では、電気コード200
の2つの導体201が、軸部42を径方向に貫通してケ
ース10の内部に延出されている。そして、その導体2
01の1つがケース10に具備された接片部材75を介
してプラグ電極(不図示)に電気的に接続されていると
共に、他の1つが電極30に接続されている。なお、こ
の第3実施形態に採用されている位置決め機構80は第
1実施形態に採用されているものと同様である。このも
のによると、軸部42の軸方向端面に面電極50を設け
る必要がないので、それだけ部品点数が減少する。しか
しながら、このブッシュ付きプラグでは、ケース10の
内部で電気コード200の導体201を引き廻す必要が
あり、導体201が短すぎるとブッシュ40の傾動に支
障が生じ、導体201が長すぎるとブッシュ40を傾動
させるときに導体201がケース10などに当たって円
滑な傾動が阻害されることになる。したがって、部品点
数が少なくなるという利点を犠牲することが許されるな
らば、そのような欠点のない第1実施形態や第2実施形
態に係るブッシュ付きプラグの方が性能的に優れている
といえる。
【0050】本発明に係るブッシュ付きプラグにおい
て、ブッシュ40の位置決め位置は、上述した後方突出
し姿勢や折曲り姿勢のみに限定されるものではなく、そ
れらの中間の傾斜姿勢にすることも可能であり、また、
その傾斜姿勢を多段階に定めることも可能である。ま
た、位置決め機構80を形成するための凸部と凹部と
は、凹部を軸部42側に振分け、凸部をケース10側に
振り分けて設けてもよいことは勿論であり、さらに、ケ
ース側に設けた1つの共通の凸部に対して軸部42側に
設けた複数の凹部が選択的に嵌脱する構成にすることも
可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、ブッシュがケースに対
して傾動可能であるので、電気コードの屈曲や捩じれが
ブッシュの傾動によって効果的に防止されるようにな
り、電気コードの断線が生じにくくなる。また、ブッシ
ュを所定の傾動位置で位置決めすることが可能であるの
で、そのブッシュをじゃまにならない姿勢にしておくこ
とが可能である。さらに、ブッシュの傾動動作によって
手などが電気コードやブッシュに当たったときの衝撃を
吸収させたり電気コードが無理に引っ張られることを防
いだりさせることができるようになる。さらにまた、車
載ソケットを相手方ソケットとして用いる場合に、その
車載ソケットからの突出長さが長くならない小形化され
たブッシュ付きプラグを提供することが可能になる。な
お、本発明に係るブッシュ付きプラグは、車載ソケット
を相手方ソケットとして用いることにとどまらず、冒頭
に記載したようなパーソナルコンピュータやその付帯設
備でなるプリンタに備わっているソケット(多極コネク
タ)などを相手方ソケットとして用いるブッシュ付きプ
ラグにも適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブッシュ付きプラグの第1実施形
態において、ブッシュが後方突出し姿勢になっていると
きの側面図である。
【図2】ブッシュが折曲り姿勢になっているときの一部
破断側面図である。
【図3】上記プラグの後面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う部分から見た一部破
断平面図である。
【図5】図4の要部を拡大した一部破断平面図である。
【図6】図5のVI矢視方向から見た部分矢視図であ
る。
【図7】接片部材の斜視図である。
【図8】位置決め機構の作用説明図である。
【図9】位置決め機構の他の状態での作用説明図であ
る。
【図10】2つの凹部の開き角度を示した説明図であ
る。
【図11】本発明に係るブッシュ付きプラグの第2実施
形態において、ブッシュが後方突出し姿勢になっている
ときの図4に相応する一部破断平面図である。
【図12】第2実施形態のプラグに用いられている接片
部材の斜視図である。
【図13】位置決め機構の作用説明図である。
【図14】位置決め機構の他の状態での作用説明図であ
る。
【図15】位置決め機構の拡大断面図である。
【図16】本発明に係るブッシュ付きプラグの第3実施
形態において、ブッシュが後方突出し姿勢になっている
ときの図4に相応する概略一部破断平面図である。
【図17】第3実施形態に用いられているブッシュを概
略で示した斜視図である。
【図18】従来のブッシュ付きプラグの要部を概略で示
した分解斜視図である。
【図19】コンセント用プラグの構造を示した説明図で
ある。
【図20】コンセント用プラグの他の構造を示した説明
図である。
【符号の説明】
10 ケース 10a 差込み部 10b 把手部 19 軸受孔 20 プラグ電極 40 ブッシュ 42 軸部 43 ブッシュの軸線 45 第1当り面 46 第2当り面 50 面電極 60 接片部材 66 第2接片(接片部材の接点) 67 板片部 80 位置決め機構 81 凸部 82,83 凹部 84,85 ポスト 86 凹入部 91 開口 92 第1係止面 93 第2係止面 100 相手方ソケット 200 電気コード 201 電気コードの導体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手方ソケットの電極に離接されるプラ
    グ電極を備えたケースの後端内部に円形の軸受孔が設け
    られ、電気コードに具備されたブッシュの前端部に軸部
    が設けられ、その軸部が上記軸受孔に回転自在に嵌合保
    持されて上記ブッシュが上記ケースから突出してそのケ
    ースの軸線に対して傾動可能となされていると共に、上
    記電気コードの導体が上記ケースの内部で上記プラグ電
    極に電気的に接続されたブッシュ付きプラグにおいて、 上記ブッシュの傾動に伴って回転される上記軸部をその
    回転許容範囲内の複数箇所で位置決めするための位置決
    め機構を形成する凸部とその凸部の嵌脱を許容する凹部
    とが、上記ケース側と上記軸部側とに振り分けて設けら
    れていることを特徴とするブッシュ付きプラグ。
  2. 【請求項2】 筒状に形成された上記ケースの後端部に
    開口が開設され、その開口を通して上記ブッシュがその
    ケースから突出されており、上記開口の口縁における上
    記軸部の軸線周りの2箇所に第1係止面と第2係止面と
    が具備されていると共に、上記ブッシュの軸線が上記ケ
    ースの軸線に対して平行になる後方突出し姿勢にそのブ
    ッシュが傾動されたときに上記第1係止面に当たる第1
    当り面と上記ブッシュの軸線が上記ケースの軸線に対し
    て直角になる折曲り姿勢にそのブッシュが傾動されたと
    きに上記第2係止面に当たる第2当り面とがそのブッシ
    ュの2箇所に設けられていて、上記軸部の上記回転許容
    範囲が上記第1係止面と上記第2係止面とによって規制
    されるようになっている請求項1に記載したブッシュ付
    きプラグ。
  3. 【請求項3】 上記位置決め機構は、上記ブッシュが上
    記後方突出し姿勢になった位置で上記軸部を位置決めす
    る機能と上記ブッシュが上記折曲り姿勢になった位置で
    上記軸部を位置決めする機能とを備えている請求項1又
    は請求項2に記載したブッシュ付きプラグ。
  4. 【請求項4】 上記位置決め機構を形成する上記凸部が
    上記軸部の外周面の周方向1箇所に設けられ、上記位置
    決め機構を形成する上記凹部が上記ケースの2箇所に設
    けられている請求項3に記載したブッシュ付きプラグ。
  5. 【請求項5】 上記位置決め機構を形成する上記凹部
    が、上記ケースの内部の2箇所にそのケースから突出さ
    れた合成樹脂製の各別のポストに具備されている請求項
    4に記載したブッシュ付きプラグ。
  6. 【請求項6】 上記軸部の軸方向端面に上記電気コード
    の上記導体に接続された面電極が配備され、この面電極
    に、上記プラグ電極に電気的に接続された接片部材の接
    点が重なり状に接触されることによって、上記導体が上
    記ケースの内部で上記プラグ電極に電気的に接続されて
    いる請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5のいずれかに記載したブッシュ付きプラグ。
  7. 【請求項7】 上記軸部の軸方向端面が、上記面電極の
    配備されている導電域とその面電極が配備されていない
    非導電域とに分かれており、上記位置決め機構を形成す
    る上記凸部が、上記非導電域に具備されてその非導電域
    で開口する凹入部に収容されかつその凹入部の外側へ突
    出する方向に常時弾発付勢されたボールでなり、上記凹
    部が上記ケース側に保持された上記接片部材に具備され
    ている板片部に形成されてなる請求項6に記載したブッ
    シュ付きプラグ。
  8. 【請求項8】 上記電気コードの導体が、上記軸部を径
    方向に貫通して上記ケースの内部に延出されていると共
    に、その導体が上記ケースに具備された上記電極に接続
    されることによって、上記導体が上記ケースの内部で上
    記ケースに具備された上記電極に電気的に接続されてい
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5
    のいずれかに記載したブッシュ付きプラグ。
  9. 【請求項9】 上記ケースがシガーライター用の車載ソ
    ケットでなる上記相手方ソケットに対してその全体が挿
    抜される差込み部とこの差込み部の後部に連設されてこ
    の差込み部の全体を上記相手方ソケットに挿入したとき
    にその相手方ソケットから突出される把手部とを備えて
    いる請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6、請求項7、請求項8のいずれかに記載し
    たブッシュ付きプラグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011138686A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Fujikura Ltd 給電コネクタ

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