JPH11317040A - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
- Publication number
- JPH11317040A JPH11317040A JP12043098A JP12043098A JPH11317040A JP H11317040 A JPH11317040 A JP H11317040A JP 12043098 A JP12043098 A JP 12043098A JP 12043098 A JP12043098 A JP 12043098A JP H11317040 A JPH11317040 A JP H11317040A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- cartridge case
- cartridge
- wall
- upper wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャッター機構の部品点数を少なくするとと
もに、カートリッジの組み立て作業が複雑になるのを防
止する。さらに、シャッター付勢手段としてのコイルバ
ネの線径を太くするとともにそのコイル径を大きくす
る。 【解決手段】 カートリッジケースの上壁及び底壁の間
にシャッター開閉方向沿いにガイド溝60を形成し、ヘ
ッドアクセス用開口を閉じる中立位置への付勢力を左右
両側から与えたシャッター30に、このガイド溝60に
スライド可能に係合する突片34を形成する。シャッタ
ー30は、上壁シャッタープレート31と底壁側シャッ
タープレート32との連接部において分割し、かつ両シ
ャッタープレート31,32をカートリッジケースへの
組み付け後に一体化する。カートリッジケースの上壁及
び底壁には、コイルバネ50が侵入可能な開口10a,
10bを形成する。
もに、カートリッジの組み立て作業が複雑になるのを防
止する。さらに、シャッター付勢手段としてのコイルバ
ネの線径を太くするとともにそのコイル径を大きくす
る。 【解決手段】 カートリッジケースの上壁及び底壁の間
にシャッター開閉方向沿いにガイド溝60を形成し、ヘ
ッドアクセス用開口を閉じる中立位置への付勢力を左右
両側から与えたシャッター30に、このガイド溝60に
スライド可能に係合する突片34を形成する。シャッタ
ー30は、上壁シャッタープレート31と底壁側シャッ
タープレート32との連接部において分割し、かつ両シ
ャッタープレート31,32をカートリッジケースへの
組み付け後に一体化する。カートリッジケースの上壁及
び底壁には、コイルバネ50が侵入可能な開口10a,
10bを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや磁気
ディスクなどのディスク状記録媒体を回転可能に収納し
たディスクカートリッジに関し、詳しくは、シャッター
を、ヘッドアクセス用開口を閉じる中立位置から左右両
方向へスライドさせることができるタイプのディスクカ
ートリッジに関する。
ディスクなどのディスク状記録媒体を回転可能に収納し
たディスクカートリッジに関し、詳しくは、シャッター
を、ヘッドアクセス用開口を閉じる中立位置から左右両
方向へスライドさせることができるタイプのディスクカ
ートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク等の記録媒体
を収納したディスクカートリッジのカートリッジケース
にはヘッドアクセス用の開口が形成されており、その開
口は、カートリッジケースの表面にスライド可能に装着
されたシャッターで開閉できるように構成されている。
そして、カートリッジをディスクドライブ装置に装填し
たときに、ディスクドライブ装置のシャッター駆動ピン
でカートリッジのシャッターをスライドさせることによ
りヘッドアクセス用開口を開いて、ディスクへの読み書
きを行うようになっている。
を収納したディスクカートリッジのカートリッジケース
にはヘッドアクセス用の開口が形成されており、その開
口は、カートリッジケースの表面にスライド可能に装着
されたシャッターで開閉できるように構成されている。
そして、カートリッジをディスクドライブ装置に装填し
たときに、ディスクドライブ装置のシャッター駆動ピン
でカートリッジのシャッターをスライドさせることによ
りヘッドアクセス用開口を開いて、ディスクへの読み書
きを行うようになっている。
【0003】一方、両面に読み書きできるタイプのディ
スクを収納し、ディスクドライブ装置に表面と裏面のど
ちらを上にしても装填できるディスクカートリッジの場
合、ディスクドライブ装置側のシャッター駆動メカニズ
ムが複雑化するのを防止するため、ディスクカートリッ
ジのシャッターを、ヘッドアクセス用開口を閉じた中立
位置から左右二方向へスライド可能に構成して、ディス
クドライブ装置のシャッター駆動ピンの駆動方向を一方
向にするようにしている。
スクを収納し、ディスクドライブ装置に表面と裏面のど
ちらを上にしても装填できるディスクカートリッジの場
合、ディスクドライブ装置側のシャッター駆動メカニズ
ムが複雑化するのを防止するため、ディスクカートリッ
ジのシャッターを、ヘッドアクセス用開口を閉じた中立
位置から左右二方向へスライド可能に構成して、ディス
クドライブ装置のシャッター駆動ピンの駆動方向を一方
向にするようにしている。
【0004】このタイプのシャッター機構として、例え
ば、特公平5−6758号公報には、中立位置にあるシ
ャッターの左右両側にねじりコイルバネを配置し、シャ
ッターを、カートリッジケースに対してスライド可能な
摺動ブロックを介して左右両側から中立位置へ付勢した
ものが記載されている。カートリッジケースには、シャ
ッターが中立位置にあるときに各摺動ブロックに内側か
ら当接するストッパー壁が形成されていて、シャッター
には、各摺動ブロックに対して、摺動ブロックとストッ
パー壁との接触面に接する操作爪が形成されている。し
たがって、シャッターを中立位置から右へスライドさせ
る場合は左側の摺動ブロックが位置固定されたままシャ
ッターが右の摺動ブロックとともに移動して右のねじり
コイルバネがたわみ、左へスライドさせる場合はその逆
の動作となる。
ば、特公平5−6758号公報には、中立位置にあるシ
ャッターの左右両側にねじりコイルバネを配置し、シャ
ッターを、カートリッジケースに対してスライド可能な
摺動ブロックを介して左右両側から中立位置へ付勢した
ものが記載されている。カートリッジケースには、シャ
ッターが中立位置にあるときに各摺動ブロックに内側か
ら当接するストッパー壁が形成されていて、シャッター
には、各摺動ブロックに対して、摺動ブロックとストッ
パー壁との接触面に接する操作爪が形成されている。し
たがって、シャッターを中立位置から右へスライドさせ
る場合は左側の摺動ブロックが位置固定されたままシャ
ッターが右の摺動ブロックとともに移動して右のねじり
コイルバネがたわみ、左へスライドさせる場合はその逆
の動作となる。
【0005】また、他のシャッター機構として、シャッ
ターのスライド方向に沿って配置した金属製のガイド軸
に対して軸方向へスライド可能な2個のスライダーを設
けて両スライダーを引っ張りコイルバネで連結するとと
もに、両スライダーにそれぞれ内側から接するストッパ
を引っ張りコイルバネの自由長よりも広い間隔でカート
リッジケースの中央部に形成し、さらに、シャッター
に、両スライダーに内側から接する突片を設けた機構が
提案されている(第2508449号特許公報参照)。
この構成においても、シャッターは通常はヘッドアクセ
ス用開口を閉じる中立位置で保持され、シャッターをス
ライドさせる場合には、スライダーの一方が位置固定さ
れたままでシャッターと他方のスライダーとが一緒に移
動する。
ターのスライド方向に沿って配置した金属製のガイド軸
に対して軸方向へスライド可能な2個のスライダーを設
けて両スライダーを引っ張りコイルバネで連結するとと
もに、両スライダーにそれぞれ内側から接するストッパ
を引っ張りコイルバネの自由長よりも広い間隔でカート
リッジケースの中央部に形成し、さらに、シャッター
に、両スライダーに内側から接する突片を設けた機構が
提案されている(第2508449号特許公報参照)。
この構成においても、シャッターは通常はヘッドアクセ
ス用開口を閉じる中立位置で保持され、シャッターをス
ライドさせる場合には、スライダーの一方が位置固定さ
れたままでシャッターと他方のスライダーとが一緒に移
動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのシャ
ッター機構は、ねじりコイルバネを2つ用いたり(特公
平5−6758号公報)、金属製のガイド軸を設けたり
(第2508449号特許公報)しているため、部品点
数が多く、コスト高であるという点が問題であった。ま
た、特に後者は、スライダーとシャッターをあらかじめ
ガイド軸に取り付けてサブアセンブリにしてからカート
リッジケースに組み付けなければならないので、組み立
て作業が困難であるという問題もあった。
ッター機構は、ねじりコイルバネを2つ用いたり(特公
平5−6758号公報)、金属製のガイド軸を設けたり
(第2508449号特許公報)しているため、部品点
数が多く、コスト高であるという点が問題であった。ま
た、特に後者は、スライダーとシャッターをあらかじめ
ガイド軸に取り付けてサブアセンブリにしてからカート
リッジケースに組み付けなければならないので、組み立
て作業が困難であるという問題もあった。
【0007】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、シャッターが中立位置から左右両方向へスライド
可能に構成されたディスクカートリッジにおいて、シャ
ッター機構の部品点数を少なくすることによってコスト
アップを防止し、さらに、カートリッジの組み立て作業
が複雑になるのを防止することである。
題は、シャッターが中立位置から左右両方向へスライド
可能に構成されたディスクカートリッジにおいて、シャ
ッター機構の部品点数を少なくすることによってコスト
アップを防止し、さらに、カートリッジの組み立て作業
が複雑になるのを防止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明に
係るディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体を回
転可能に収納すべく一対のハーフシェルより構成される
カートリッジケースと、該カートリッジケースに形成さ
れたヘッドアクセス用開口を閉じる位置を中立位置とし
て左右両方向へスライド可能に構成されたシャッターと
を備えたディスクカートリッジであって、上述の技術的
課題を解決するために以下のように構成したことを特徴
としている。
係るディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体を回
転可能に収納すべく一対のハーフシェルより構成される
カートリッジケースと、該カートリッジケースに形成さ
れたヘッドアクセス用開口を閉じる位置を中立位置とし
て左右両方向へスライド可能に構成されたシャッターと
を備えたディスクカートリッジであって、上述の技術的
課題を解決するために以下のように構成したことを特徴
としている。
【0009】すなわち、カートリッジケースは、それら
の上部に、ヘッドアクセス用開口を横切るブリッジ部を
有し、該各ブリッジ部の上壁及び底壁は、両ハーフシェ
ルの上壁及び底壁よりも内側に変位している。カートリ
ッジケースのブリッジ部を含む上部には、カートリッジ
ケース内部に収納した一対のスライダーをシャッター開
閉方向へ案内する案内スペース及び案内レール面と、各
スライダーがブリッジ部の略両端より中央側に侵入する
のを阻止するストッパーとが形成されている。シャッタ
ーは、カートリッジケースの案内レール面に沿ってスラ
イドして、左右両側に配置される上記一対のスライダー
を移動させる突片を有している。一対のスライダー間に
は、両者を連結して互いに引き付けるコイルバネが配置
されている。コイルバネに対面するブリッジ部の上壁及
び底壁の部位には、コイルバネの一部が侵入するのを許
容する各切り欠き開口を有している。上記シャッター
は、上壁側シャッタープレートと底壁側シャッタープレ
ートとの連接部において分割されるとともに、両シャッ
タープレートがカートリッジケースへの組み付け後に一
体化されるように構成されている。
の上部に、ヘッドアクセス用開口を横切るブリッジ部を
有し、該各ブリッジ部の上壁及び底壁は、両ハーフシェ
ルの上壁及び底壁よりも内側に変位している。カートリ
ッジケースのブリッジ部を含む上部には、カートリッジ
ケース内部に収納した一対のスライダーをシャッター開
閉方向へ案内する案内スペース及び案内レール面と、各
スライダーがブリッジ部の略両端より中央側に侵入する
のを阻止するストッパーとが形成されている。シャッタ
ーは、カートリッジケースの案内レール面に沿ってスラ
イドして、左右両側に配置される上記一対のスライダー
を移動させる突片を有している。一対のスライダー間に
は、両者を連結して互いに引き付けるコイルバネが配置
されている。コイルバネに対面するブリッジ部の上壁及
び底壁の部位には、コイルバネの一部が侵入するのを許
容する各切り欠き開口を有している。上記シャッター
は、上壁側シャッタープレートと底壁側シャッタープレ
ートとの連接部において分割されるとともに、両シャッ
タープレートがカートリッジケースへの組み付け後に一
体化されるように構成されている。
【0010】上記構成においては、通常は、シャッター
に形成された突片にスライダーが外側から接触し、かつ
スライダーがカートリッジケースに形成されたストッパ
ーで位置決めされて、そのときにシャッターはヘッドア
クセス用開口を閉じる(中立位置)。一方、シャッター
をこの中立位置から左右どちらかの方向へスライドさせ
ると、突片が一方のスライダーを押しながら移動し、他
方のスライダーはストッパーに位置保持される。コイル
バネは両スライダーを引き付け合うので、シャッターを
開いた位置に位置保持する力を解除すれば、シャッター
は中立位置に復帰する。
に形成された突片にスライダーが外側から接触し、かつ
スライダーがカートリッジケースに形成されたストッパ
ーで位置決めされて、そのときにシャッターはヘッドア
クセス用開口を閉じる(中立位置)。一方、シャッター
をこの中立位置から左右どちらかの方向へスライドさせ
ると、突片が一方のスライダーを押しながら移動し、他
方のスライダーはストッパーに位置保持される。コイル
バネは両スライダーを引き付け合うので、シャッターを
開いた位置に位置保持する力を解除すれば、シャッター
は中立位置に復帰する。
【0011】上記構成においては、従来のもののガイド
軸の代わりに案内レール面を形成し、しかも、バネ手段
を、スライダーを外側から別々に付勢するのではなく、
内側から引き付け合う一つのコイルバネとしたので、シ
ャッターを中立位置から両方向へスライドできるタイプ
のディスクカートリッジにおいて部品点数を低減でき
る。したがって、従来構造よりもコストダウンが可能で
ある。また、シャッター機構を予めサブアセンブリにす
る必要がなく、各部品をカートリッジケースに組み付け
た後に両シャッター部材を固定すればディスクカートリ
ッジが完成するので、組み立て作業を比較的容易に行う
ことできる。
軸の代わりに案内レール面を形成し、しかも、バネ手段
を、スライダーを外側から別々に付勢するのではなく、
内側から引き付け合う一つのコイルバネとしたので、シ
ャッターを中立位置から両方向へスライドできるタイプ
のディスクカートリッジにおいて部品点数を低減でき
る。したがって、従来構造よりもコストダウンが可能で
ある。また、シャッター機構を予めサブアセンブリにす
る必要がなく、各部品をカートリッジケースに組み付け
た後に両シャッター部材を固定すればディスクカートリ
ッジが完成するので、組み立て作業を比較的容易に行う
ことできる。
【0012】上記構成においては、バネ手段としてコイ
ルバネを使用し、このコイルバネを有効に使うため、ブ
リッジ部の上壁と底壁とに開口を設けて、この開口にコ
イルバネの一部が侵入可能としている。ブリッジ部は、
ディスクドライブ装置との関係で、両ハーフシェルの上
壁及び底壁よりも内側に変位しているため、コイルバネ
やスライダーを収納するスペースは狭くなっている。し
たがって、もしこの開口がなければ、コイルバネのコイ
ル径は大きくできない。この場合には、コイルバネの両
端の連結部の破断と言う問題や、コイルバネのバネ定数
の増大化と言う問題がある。つまり、本ディスクカート
リッジを頻繁に使用すると、コイルバネが伸縮を繰り返
すことになるが、このとき、コイルバネの両端のスライ
ダーに対する係止連結部も伸縮を繰り返すため、その両
端係止連結部が破断し易いという問題がある。この問題
を解決するためには、線径を太くすればよいのである
が、そうすると、バネ定数大きくなりすぎ、その結果、
シャッターを引っ張るときのバネ抵抗が大きくなるの
で、単純に線径を太くすることはできない。ところが、
本発明によれば、上記したようにコイル径も大きくでき
るので、線径を太くしても、バネ定数の増大化を抑える
ことができるのである。
ルバネを使用し、このコイルバネを有効に使うため、ブ
リッジ部の上壁と底壁とに開口を設けて、この開口にコ
イルバネの一部が侵入可能としている。ブリッジ部は、
ディスクドライブ装置との関係で、両ハーフシェルの上
壁及び底壁よりも内側に変位しているため、コイルバネ
やスライダーを収納するスペースは狭くなっている。し
たがって、もしこの開口がなければ、コイルバネのコイ
ル径は大きくできない。この場合には、コイルバネの両
端の連結部の破断と言う問題や、コイルバネのバネ定数
の増大化と言う問題がある。つまり、本ディスクカート
リッジを頻繁に使用すると、コイルバネが伸縮を繰り返
すことになるが、このとき、コイルバネの両端のスライ
ダーに対する係止連結部も伸縮を繰り返すため、その両
端係止連結部が破断し易いという問題がある。この問題
を解決するためには、線径を太くすればよいのである
が、そうすると、バネ定数大きくなりすぎ、その結果、
シャッターを引っ張るときのバネ抵抗が大きくなるの
で、単純に線径を太くすることはできない。ところが、
本発明によれば、上記したようにコイル径も大きくでき
るので、線径を太くしても、バネ定数の増大化を抑える
ことができるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の1実施形態につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図示のディスクカートリッジは、方形薄板
状で中空のカートリッジケースにディスク状記録媒体と
してデジタルビデオディスク(DVD)等を回転可能に
収納したものであり、カートリッジケースは、それぞれ
プラスチック成形された互いに同じ厚さの上壁(A面)
側ハーフシェルと底壁(B面)側ハーフシェルとを重ね
た構成になっている。
状で中空のカートリッジケースにディスク状記録媒体と
してデジタルビデオディスク(DVD)等を回転可能に
収納したものであり、カートリッジケースは、それぞれ
プラスチック成形された互いに同じ厚さの上壁(A面)
側ハーフシェルと底壁(B面)側ハーフシェルとを重ね
た構成になっている。
【0015】図1はこのディスクカートリッジの部分分
解斜視図、図2(a)及び(b)は上壁側ハーフシェル
の部分内面図及び部分表面図、図3(a)及び(b)は
底壁側ハーフシェルの部分内面図及び部分表面図、図4
は両シェルとシャッター機構を組み付けた状態での図3
のIV−IV線断面図、図5はV−V線断面図である。
解斜視図、図2(a)及び(b)は上壁側ハーフシェル
の部分内面図及び部分表面図、図3(a)及び(b)は
底壁側ハーフシェルの部分内面図及び部分表面図、図4
は両シェルとシャッター機構を組み付けた状態での図3
のIV−IV線断面図、図5はV−V線断面図である。
【0016】図において、10は上壁側ハーフシェル、
20は底壁側ハーフシェル、30はプラスチック製のシ
ャッター、40はスライダー、50はスプリングであ
る。上壁側ハーフシェル10と底壁側ハーフシェル20
は、以下に説明するシャッタースライド用のガイド溝を
構成する部分を除いて基本的にほぼ同じ形状であり、上
壁11及び底壁21に、それぞれ、ディスクの収納空間
を区画する周壁12,22と、上壁11及び底壁21の
側縁部に沿って延在する側壁13,23とが一体に形成
されている。また、両シェル10,20は、上壁11及
び底壁21の中央から上方へ向かってディスクドライブ
(図示せず)へのカートリッジの装填方向に延在するヘ
ッドアクセス用開口14,24を備えている。この開口
14,24はシャッター30で覆われ、シャッター30
は開口14,24を覆う位置を中立位置としてその左右
両側へスライドするように構成されている。両シェル1
0,20は、ヘッドアクセス用開口14,24の上部を
横切るブリッジ部Bすなわち上壁B1,底壁B2を有して
いる。
20は底壁側ハーフシェル、30はプラスチック製のシ
ャッター、40はスライダー、50はスプリングであ
る。上壁側ハーフシェル10と底壁側ハーフシェル20
は、以下に説明するシャッタースライド用のガイド溝を
構成する部分を除いて基本的にほぼ同じ形状であり、上
壁11及び底壁21に、それぞれ、ディスクの収納空間
を区画する周壁12,22と、上壁11及び底壁21の
側縁部に沿って延在する側壁13,23とが一体に形成
されている。また、両シェル10,20は、上壁11及
び底壁21の中央から上方へ向かってディスクドライブ
(図示せず)へのカートリッジの装填方向に延在するヘ
ッドアクセス用開口14,24を備えている。この開口
14,24はシャッター30で覆われ、シャッター30
は開口14,24を覆う位置を中立位置としてその左右
両側へスライドするように構成されている。両シェル1
0,20は、ヘッドアクセス用開口14,24の上部を
横切るブリッジ部Bすなわち上壁B1,底壁B2を有して
いる。
【0017】両シェル10,20は、上端壁15,25
の位置が異なっており、両シェル10,20を組み合わ
せたとき、両上端壁15,25の間で、シャッター開閉
方向沿いに延在するガイド溝60すなわち室内レール面
が底壁21側に形成されるようになっている(図4,5
参照)。両シェルの中央部分15a,15bすなわちブ
リッジ部Bは、カートリッジケースの厚さ方向寸法が他
の部分15b,25bに比較して小さく、ディスク状記
録媒体の厚みと同じかそれよりも小さくて、ディスクド
ライブ装置にカートリッジを装填してヘッドがディスク
に接近するときに、ヘッドの走行の邪魔にならないよう
になっている。また、これに伴って、上壁11と底壁2
1の表面は、中央部分11a,21aすなわちブリッジ
上壁B1及びブリッジ底壁B2がその左右両側の部分11
b,21bよりもくぼんだ形状になっている。カートリ
ッジケースの内部には、両シェル10,20を組み合わ
せたときにガイド溝60と連通するスライダー/スプリ
ング案内スペース61が形成されるようになっている。
の位置が異なっており、両シェル10,20を組み合わ
せたとき、両上端壁15,25の間で、シャッター開閉
方向沿いに延在するガイド溝60すなわち室内レール面
が底壁21側に形成されるようになっている(図4,5
参照)。両シェルの中央部分15a,15bすなわちブ
リッジ部Bは、カートリッジケースの厚さ方向寸法が他
の部分15b,25bに比較して小さく、ディスク状記
録媒体の厚みと同じかそれよりも小さくて、ディスクド
ライブ装置にカートリッジを装填してヘッドがディスク
に接近するときに、ヘッドの走行の邪魔にならないよう
になっている。また、これに伴って、上壁11と底壁2
1の表面は、中央部分11a,21aすなわちブリッジ
上壁B1及びブリッジ底壁B2がその左右両側の部分11
b,21bよりもくぼんだ形状になっている。カートリ
ッジケースの内部には、両シェル10,20を組み合わ
せたときにガイド溝60と連通するスライダー/スプリ
ング案内スペース61が形成されるようになっている。
【0018】シャッター30は、上壁側シャッタープレ
ート31と底壁側シャッタープレート32とを上部連接
板33で接続した構成で断面略コの字形であり、カート
リッジケースの上壁11と底壁21を挟むように装着さ
れている。シャッター30は、図1に示しているように
正面から見たときに凸形状を呈しており、左右の両肩部
に凹部37が形成されている。この凹部37は、ディス
クカートリッジをディスクドライブ装置に装填したとき
には、シャッタードライブ装置側のシャッター駆動ピン
がこの凹部37に引掛けられてシャッター30を開く。
ート31と底壁側シャッタープレート32とを上部連接
板33で接続した構成で断面略コの字形であり、カート
リッジケースの上壁11と底壁21を挟むように装着さ
れている。シャッター30は、図1に示しているように
正面から見たときに凸形状を呈しており、左右の両肩部
に凹部37が形成されている。この凹部37は、ディス
クカートリッジをディスクドライブ装置に装填したとき
には、シャッタードライブ装置側のシャッター駆動ピン
がこの凹部37に引掛けられてシャッター30を開く。
【0019】底壁側シャッタープレート32と連接板3
3はL字形の部材として一体成形されており、上壁側シ
ャッタープレート31が連接板33の先端面に固定され
るようになっている。底壁側シャッタープレート32
は、カートリッジケースのガイド溝60にスライド可能
に嵌合する突片34を有している。なお、図1中仮想線
で示すように、シャッター30の突片34として、シャ
ッター30の両側縁部に、それぞれ幅狭の独立した第
1、第2突片34a,34bを形成してもよい。
3はL字形の部材として一体成形されており、上壁側シ
ャッタープレート31が連接板33の先端面に固定され
るようになっている。底壁側シャッタープレート32
は、カートリッジケースのガイド溝60にスライド可能
に嵌合する突片34を有している。なお、図1中仮想線
で示すように、シャッター30の突片34として、シャ
ッター30の両側縁部に、それぞれ幅狭の独立した第
1、第2突片34a,34bを形成してもよい。
【0020】一方、上壁側シャッタープレート31と連
接板33をカートリッジケースへの組み付け後に一体化
するため、連接板33の先端面に位置決め用突起35が
形成され、上壁側シャッタープレート31に位置決め用
凹部36が形成されている。上壁側シャッタープレート
31と連接板33は、位置決め用凹部36に位置決め用
突起35を挿入した後、例えば超音波溶着によって固定
することができる。
接板33をカートリッジケースへの組み付け後に一体化
するため、連接板33の先端面に位置決め用突起35が
形成され、上壁側シャッタープレート31に位置決め用
凹部36が形成されている。上壁側シャッタープレート
31と連接板33は、位置決め用凹部36に位置決め用
突起35を挿入した後、例えば超音波溶着によって固定
することができる。
【0021】上壁側ハーフシェル10と底壁側ハーフシ
ェル20との間にはスライダー40及びスプリング50
を案内する案内スペース(溝)61が形成されている。
この案内スペース61内に収納された両スライダー40
は、図1に示した状態での上端部に、ガイド溝60にス
ライド可能に係合する係合部41を備え、両係合部41
がシャッターの突片34をはさむようにシャッターの左
右両側に配置される(図7参照)。また、各スライダー
40(左側スライダーは図6に示す右側スライダーと左
右対称である)は、それぞれ、下端部に、スプリング係
止用のL字状係止片42を備えた位置決め部43を有し
ている。スプリング係止片42には、引っ張りコイルバ
ネ50が連結され、両スライダー40が互いに引き付け
られる方向へ付勢されている。尚、スライダーの係合部
41は上壁41aと側壁41bとで構成している。これ
らの上壁1a,側壁41bと位置決め部43との間に
は、底壁側ハーフシェル20の上端壁25が嵌合する溝
41cが形成されている。係止片42は、L字状にして
いるので、スプリング50のC字状端部が外れにくい。
さらに、スライダーの上壁41aの一部には前方に突出
するフック状の爪41dを形成している。この爪41d
は、底壁側ハーフシェル20の上端壁25に形成した突
条25eに摺動自在に係合し、摺動時に、スライダーが
容易に脱落しないようになっている。
ェル20との間にはスライダー40及びスプリング50
を案内する案内スペース(溝)61が形成されている。
この案内スペース61内に収納された両スライダー40
は、図1に示した状態での上端部に、ガイド溝60にス
ライド可能に係合する係合部41を備え、両係合部41
がシャッターの突片34をはさむようにシャッターの左
右両側に配置される(図7参照)。また、各スライダー
40(左側スライダーは図6に示す右側スライダーと左
右対称である)は、それぞれ、下端部に、スプリング係
止用のL字状係止片42を備えた位置決め部43を有し
ている。スプリング係止片42には、引っ張りコイルバ
ネ50が連結され、両スライダー40が互いに引き付け
られる方向へ付勢されている。尚、スライダーの係合部
41は上壁41aと側壁41bとで構成している。これ
らの上壁1a,側壁41bと位置決め部43との間に
は、底壁側ハーフシェル20の上端壁25が嵌合する溝
41cが形成されている。係止片42は、L字状にして
いるので、スプリング50のC字状端部が外れにくい。
さらに、スライダーの上壁41aの一部には前方に突出
するフック状の爪41dを形成している。この爪41d
は、底壁側ハーフシェル20の上端壁25に形成した突
条25eに摺動自在に係合し、摺動時に、スライダーが
容易に脱落しないようになっている。
【0022】両スライダー40の位置決め部43には、
スプリング係止片42と反対方向へ突出する凸部44が
形成されている。そして、カートリッジケースの底壁側
ハーフシェル20には、両スライダー40に当接するス
トッパー26が形成され、両スライダー40がカートリ
ッジケースのストッパー26と当接することによってス
ライダー40が位置決めされたときに、シャッター30
が中立位置になってヘッドアクセス用開口14,24が
塞がれるようになっている。このストッパー26は、図
1及び図7(b)によく示されるように、上端壁25と
一体的にかつそれに沿って延在しており、ストッパー機
能を有するその両端が、中央寄り肩部26aと端側肩部
26bを有する二段構成になっている。そして、端側肩
部26bには面取り26dを形成している。そして、ス
ライダー40は、その内側面40aが中央寄り肩部26
aに、また、突部44が端側肩部26b上、それぞれ当
接するようになっている。スライダー40の内側面40
aが端側肩部26bを通過する際、該端側肩部26bに
は面取り26dを形成しているので、内側面40aは肩
部26bに引っ掛かることなくスムースにスライド可能
である。そしてさらに、上壁側ハーフシェル10の突条
16の上方中央部分15aにもストッパー10bを形成
している。スライダー40は、その内側面40aがこの
ストッパー10bの両端の肩部に当接する。また、カー
トリッジケースの上壁側ハーフシェル10には、ガイド
溝60と平行に延在する突条16が形成されており、そ
の下面は、引っ張りコイルバネ50の邪魔にならないよ
うに円弧状に形成されている(図4,5参照)。スライ
ダー40は、突条16の上面と接する摺動溝45を有し
ている。また、スライダー40の凸部44側の裏面に突
起46を形成することにより摺動溝45をより長くし、
安定した摺動を可能とするとともに、凸部44でのケー
スとの当接時の衝撃に対する補強効果を与えている。な
お、図中(図2b,図4,図5)、62は上壁側ハーフ
シェルの表面上部両側に形成したガイド溝、38は上壁
側シャッタープレート31に形成され上記ガイド溝62
内をスライドする第2突片である。
スプリング係止片42と反対方向へ突出する凸部44が
形成されている。そして、カートリッジケースの底壁側
ハーフシェル20には、両スライダー40に当接するス
トッパー26が形成され、両スライダー40がカートリ
ッジケースのストッパー26と当接することによってス
ライダー40が位置決めされたときに、シャッター30
が中立位置になってヘッドアクセス用開口14,24が
塞がれるようになっている。このストッパー26は、図
1及び図7(b)によく示されるように、上端壁25と
一体的にかつそれに沿って延在しており、ストッパー機
能を有するその両端が、中央寄り肩部26aと端側肩部
26bを有する二段構成になっている。そして、端側肩
部26bには面取り26dを形成している。そして、ス
ライダー40は、その内側面40aが中央寄り肩部26
aに、また、突部44が端側肩部26b上、それぞれ当
接するようになっている。スライダー40の内側面40
aが端側肩部26bを通過する際、該端側肩部26bに
は面取り26dを形成しているので、内側面40aは肩
部26bに引っ掛かることなくスムースにスライド可能
である。そしてさらに、上壁側ハーフシェル10の突条
16の上方中央部分15aにもストッパー10bを形成
している。スライダー40は、その内側面40aがこの
ストッパー10bの両端の肩部に当接する。また、カー
トリッジケースの上壁側ハーフシェル10には、ガイド
溝60と平行に延在する突条16が形成されており、そ
の下面は、引っ張りコイルバネ50の邪魔にならないよ
うに円弧状に形成されている(図4,5参照)。スライ
ダー40は、突条16の上面と接する摺動溝45を有し
ている。また、スライダー40の凸部44側の裏面に突
起46を形成することにより摺動溝45をより長くし、
安定した摺動を可能とするとともに、凸部44でのケー
スとの当接時の衝撃に対する補強効果を与えている。な
お、図中(図2b,図4,図5)、62は上壁側ハーフ
シェルの表面上部両側に形成したガイド溝、38は上壁
側シャッタープレート31に形成され上記ガイド溝62
内をスライドする第2突片である。
【0023】上記構成においては、底壁側ハーフシェル
20の表面にシャッター10の底壁側シャッタープレー
ト32側の部材を配置して突片34がガイド溝60と係
合するようにし、このシェル20の内面側にスライダー
40を配置して両スライダー40の係止片42にスプリ
ング50のC字状端部を連結した後、シェル10,20
同士を固定し、さらに上壁側シャッタープレート31を
連接板33に固定することによって、ディスクカートリ
ッジを組み立てることができる。このようにして組み立
てたとき、図7に示されるように、シャッター30の突
片34にスライダー40が左右両側から接触するととも
に(図7a)、スライダー40がカートリッジケースに
形成されたストッパー26で位置決めされて、突片34
がガイド溝60の中央に位置するので、シャッター30
が中立位置になってヘッドアクセス用開口14,24が
塞がれることになる。
20の表面にシャッター10の底壁側シャッタープレー
ト32側の部材を配置して突片34がガイド溝60と係
合するようにし、このシェル20の内面側にスライダー
40を配置して両スライダー40の係止片42にスプリ
ング50のC字状端部を連結した後、シェル10,20
同士を固定し、さらに上壁側シャッタープレート31を
連接板33に固定することによって、ディスクカートリ
ッジを組み立てることができる。このようにして組み立
てたとき、図7に示されるように、シャッター30の突
片34にスライダー40が左右両側から接触するととも
に(図7a)、スライダー40がカートリッジケースに
形成されたストッパー26で位置決めされて、突片34
がガイド溝60の中央に位置するので、シャッター30
が中立位置になってヘッドアクセス用開口14,24が
塞がれることになる。
【0024】一方、シャッター30を中立位置から左右
どちらかの方向へスライドさせるときは(図7bでは左
方向にスライドさせている)、シャッター30の突片3
4が一方のスライダー40を押しながら移動する。この
とき、他方のスライダー40はストッパー26に位置保
持されるので、引っ張りコイルバネ50が伸びることに
なる。したがって、両スライダー40が引っ張りコイル
バネ50で互いに引き付けられるので、シャッター30
を開いた位置に位置保持する力を解除すれば、シャッタ
ー30は中立位置に復帰する。
どちらかの方向へスライドさせるときは(図7bでは左
方向にスライドさせている)、シャッター30の突片3
4が一方のスライダー40を押しながら移動する。この
とき、他方のスライダー40はストッパー26に位置保
持されるので、引っ張りコイルバネ50が伸びることに
なる。したがって、両スライダー40が引っ張りコイル
バネ50で互いに引き付けられるので、シャッター30
を開いた位置に位置保持する力を解除すれば、シャッタ
ー30は中立位置に復帰する。
【0025】上記構成においては、シャッター機構をサ
ブアセンブリにする必要がなく、各部品をシェルに簡単
に取り付けることができるので、組み立てを容易に行う
ことができる。また、バネをひとつだけしか用いず、他
に金属部品も使用しないので、ディスクカートリッジの
コストダウンや軽量化が可能である。
ブアセンブリにする必要がなく、各部品をシェルに簡単
に取り付けることができるので、組み立てを容易に行う
ことができる。また、バネをひとつだけしか用いず、他
に金属部品も使用しないので、ディスクカートリッジの
コストダウンや軽量化が可能である。
【0026】ところで、両ハーフシェル10,20は、
引っ張りコイルバネ50が張設される部分が切り欠かれ
て開口10a,20aが形成されている。詳述すれば、
スライダー/スプリング案内スペース61を構成する各
ハーフシェルの中央部分15a,25aを完全に切り欠
いているのである。図4に示されるように、この中央部
分における厚み方向の寸法は両側の他の部分15b,2
5bに比較して非常に狭いが、開口10a,20aを形
成することによりコイル径の大きなコイルバネ50を用
いても、図4に示されるように、壁面に接触することが
なく、スライダーの円滑な移動が保証される。したがっ
て、この構成によれば、開口を有しない設計に比較する
と、線径が太くてかつコイル径の大きいコイルバネを使
用することができる。つまり、バネ定数を必要以上に大
きくすることなく、したがってシャッター引っ張るのに
必要な駆動力を必要以上に大きくすることなく、容易に
破断することのない線径の太い丈夫なコイルバネを使用
できるのである。
引っ張りコイルバネ50が張設される部分が切り欠かれ
て開口10a,20aが形成されている。詳述すれば、
スライダー/スプリング案内スペース61を構成する各
ハーフシェルの中央部分15a,25aを完全に切り欠
いているのである。図4に示されるように、この中央部
分における厚み方向の寸法は両側の他の部分15b,2
5bに比較して非常に狭いが、開口10a,20aを形
成することによりコイル径の大きなコイルバネ50を用
いても、図4に示されるように、壁面に接触することが
なく、スライダーの円滑な移動が保証される。したがっ
て、この構成によれば、開口を有しない設計に比較する
と、線径が太くてかつコイル径の大きいコイルバネを使
用することができる。つまり、バネ定数を必要以上に大
きくすることなく、したがってシャッター引っ張るのに
必要な駆動力を必要以上に大きくすることなく、容易に
破断することのない線径の太い丈夫なコイルバネを使用
できるのである。
【0027】なお、本発明は、上記実施形態や変形例に
限定されるものではなく、その他種々の態様で実施する
ことができる。例えば、シャッター30の突片34の幅
をストッパー26の幅よりも少し(例えば1〜2mm程
度)広く形成して、中立位置において、スライダー40
の一方のみがストッパー26と当接するようにしてもよ
い。その場合、中立位置においてシャッター30が左右
へ少し振れることになるが、1〜2mm程度の振れであ
れば、実質的に問題となることはない。
限定されるものではなく、その他種々の態様で実施する
ことができる。例えば、シャッター30の突片34の幅
をストッパー26の幅よりも少し(例えば1〜2mm程
度)広く形成して、中立位置において、スライダー40
の一方のみがストッパー26と当接するようにしてもよ
い。その場合、中立位置においてシャッター30が左右
へ少し振れることになるが、1〜2mm程度の振れであ
れば、実質的に問題となることはない。
【図1】 本発明に係るディスクカートリッジの第1実
施形態の部分分解斜視図である。
施形態の部分分解斜視図である。
【図2】 (a)及び(b)は上壁側ハーフシェルの部
分内面図及び部分表面図である。
分内面図及び部分表面図である。
【図3】 (a)及び(b)は底壁側ハーフシェルの部
分内面図及び部分表面図である。
分内面図及び部分表面図である。
【図4】 両シェルとシャッター機構を組み付けた状態
での図3のIV−IV線断面図である。
での図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 両シェルとシャッター機構を組み付けた状態
での図3のV−V線断面図である。
での図3のV−V線断面図である。
【図6】 左側のスライダーの斜視図である。
【図7】 スライダーの動きを説明するための説明図で
ある。(a)はシャッターが中立位置にある状態を示
し、(b)はシャッターを左方向に移動させている状態
を示している。
ある。(a)はシャッターが中立位置にある状態を示
し、(b)はシャッターを左方向に移動させている状態
を示している。
10 上壁側ハーフシェル 10a 開口 10b ストッパー 11 上壁 11a 上端部中央部分 11b 左右両側部分 12 周壁 13 側壁 14 ヘッドアクセス用開口 15 上端壁 15a 中央部分 15b 他の部分 16 突条 20 底壁側ハーフシェル 20a 開口 21 底壁 21a 上端部中央部分 21b 左右両側部分 22 周壁 23 側壁 24 ヘッドアクセス用開口 25 上端壁 25a 中央部分 25b 他の部分 25c 溝 25d 溝の側壁 25e 突条 26 ストッパー 26a 中央寄り肩部 26b 端側肩部 26c 突起 26d 面取り 30 シャッター 31 上壁側シャッタープレート 32 底壁側シャッタープレート 33 上部連接板 34 突片 34a,34b 第1および第2突片 35 位置決め用突起 36 位置決め用凹部 37 凹部 37a,37b 凸部 37c 溶着突起 37d 溶着凹部 38 第2突片 40 スライダー 40a 内側面 41 係合部 41a 上壁 41b 側壁 41c 溝 41d 係止爪 42 スプリング係止片 43 位置決め部 44 凸部 45 摺動溝 46 突起 50 引っ張りコイルバネ 60 ガイド溝 61 スライダー/スプリング案内スペース 62 第2ガイド溝 B ブリッジ部 B1 上壁 B2 底壁
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスク状記録媒体を回転可能に収納す
べく一対のハーフシェル(10,20)より構成されるカート
リッジケースと、該カートリッジケースに形成されたヘ
ッドアクセス用開口(14,24)を閉じる位置を中立位置と
して左右両方向へスライド可能に構成されたシャッター
(30)とを備えたディスクカートリッジにおいて、 カートリッジケースは、それらの上部に、ヘッドアクセ
ス用開口を横切るブリッジ部(B)を有し、該各ブリッジ
部(B)の上壁(B1)及び底壁(B2)は、両ハーフシェルの上
壁及び底壁よりも内側に変位しており、 カートリッジケースのブリッジ部(B)を含む上部には、
カートリッジケース内部に収納した一対のスライダー(4
0)をシャッター開閉方向へ案内する案内スペース(61)及
び案内レール面(25)と、各スライダー(40)がブリッジ部
の略両端より中央側に侵入するのを阻止するストッパー
(10b,26)とが形成され、 シャッター(30)は、カートリッジケースの案内レール面
(25)に沿ってスライドして、左右両側に配置される上記
一対のスライダー(40)を移動させる突片(34)を有し、 一対のスライダー(40)間には、両者を連結して互いに引
き付けるコイルバネ(50)が配置され、 コイルバネ(50)に対面するブリッジ部(B)の上壁及び底
壁の部位には、コイルバネの一部が侵入するのを許容す
る各切り欠き開口(10a, 20a)を有し、 上記シャッター(30)が、上壁側シャッタープレート(31)
と底壁側シャッタープレート(32)との連接部(33)におい
て分割されるとともに、両シャッタープレート(31,32)
がカートリッジケース(10,20)への組み付け後に一体化
されるように構成されたことを特徴とするディスクカー
トリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12043098A JPH11317040A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12043098A JPH11317040A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | ディスクカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11317040A true JPH11317040A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14786029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12043098A Withdrawn JPH11317040A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11317040A (ja) |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP12043098A patent/JPH11317040A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050421 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070327 |