JPH11316629A - 電子機械装置 - Google Patents

電子機械装置

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JPH11316629A
JPH11316629A JP10124388A JP12438898A JPH11316629A JP H11316629 A JPH11316629 A JP H11316629A JP 10124388 A JP10124388 A JP 10124388A JP 12438898 A JP12438898 A JP 12438898A JP H11316629 A JPH11316629 A JP H11316629A
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JP
Japan
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optical
control
signal
control module
data
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Withdrawn
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JP10124388A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tabata
努 田畑
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各制御モジュールの制御情報の転送負荷を軽
減するとともに、転送遅延のない電子機械装置を提供す
る。 【解決手段】 制御モジュール10から光ファイバ31
0,1 を介して制御モジュール40に転送された直列デー
タは、O/E44で電気信号に変換されてバス接続部4
3のOR43a,43cに与えられる。OR43cの出
力側の直列データは、UART42で並列の制御情報に
変換されてMPU41に与えられる。一方、MPU41
から出力された制御情報は、UART42で直列データ
に変換され、論理和ゲート43aにおいて制御モジュー
ル10からの直列データと重畳され、E/O46で光信
号に変換されて光ファイバ311、2 を介して制御モジュ
ール50に転送される。制御情報タはMPU41での蓄
積や転送処理が行われないので、MPU41の負荷が軽
減され、かつ転送遅延が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のマイクロプ
ロセッサが組込まれて電子的に制御される電子機械装
置、特に、それぞれマイクロプロセッサを有する複数の
制御モジュール間が光伝送路で接続された電子機械装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機械装置はメカトロ装置とも呼ば
れ、コピー装置や紙幣読取装置等のように、複数のアク
チュエータ等の機械をマイクロプロセッサを用いて電子
的に制御するように構成した装置である。大規模な電子
機械装置では、それぞれマイクロプロセッサを有する複
数の制御モジュールに制御機能を分散し、これらの制御
モジュール間を伝送路で接続して制御情報を転送するこ
とにより、一連の動作を行うようになっている。このよ
うな電子機械装置は、モータ等の電気的な雑音発生源を
有しているので、伝送路での雑音によるデータ誤りを防
止するために、光伝送路が用いられることが多い。
【0003】図2は、従来の電子機械装置の一例を示す
概略の構成図である。この電子機械装置は、複数の機能
別にブロック分けされたセンサやアクチュエータ等を有
する機構部1,1,1を有してる。機構部1
は、それぞれセンサからのデータを読み取って、ア
クチュエータ等を制御するための制御モジュール10,
20,10に接続されている。また、制御モジュール
10,20は光ファイバ310,1 ,311,0 で、制御モ
ジュール20,10は光ファイバ311、2 ,312,1
で、それぞれ接続されており、これらの光ファイバ31
0,1 等を介して制御情報を転送することによって、各制
御モジュール10,20,10がそれぞれの機構部1
〜1をシステム的に制御することができるようにな
っている。
【0004】両端の制御モジュール10,10は、そ
れらの制御内容は異なるが、その構成は同様である。例
えば制御モジュール10は、機構部1を制御するマイ
クロプロセッサ(以下、「MPU」という)11を有し
ている。MPU11には、他の制御モジュール20,1
との間で、直列データ転送を行うための非同期送受
信器(以下、「UART」という)12が接続されてい
る。UART12の送信側には、発光ダイオード(以
下、「LED」という)等で構成される電気/光変換器
(以下、「E/O」という)13が、受信側にはフォト
ダイオード(以下、「PD」という)等で構成される光
/電気変換器(以下、「O/E」という)14が、それ
ぞれ接続されている。E/O13の光出力側及びO/E
14の光入力側には、それぞれ光ファイバ310,1 ,3
1,0 を介して中間の制御モジュール20が接続されて
いる。
【0005】制御モジュール20は、機構部1を制御
するMPU21を有している。MPU21には、制御モ
ジュール10との間で、直列データ転送を行うためのU
ART22が接続されている。UART22には、O/
E23及びE/O24が接続されている。そして、光フ
ァイバ310,1 を介して制御モジュール10から転送さ
れてきたデータが、O/E23で電気信号に変換されて
UART22の受信側に入力されるとともに、このUA
RT22の送信側から出力されたデータがE/O24で
光信号に変換されて光ファイバ311,0 を介して制御モ
ジュール10に転送されるようになっている。更に、M
PU21には、制御モジュール10との間で、直列デ
ータ転送を行うためのUART25が接続されている。
UART25には、E/O26及びO/E27が接続さ
れている。そして、UART25の送信側から出力され
た直列データがE/O26で光信号に変換されて光ファ
イバ311,2 を介して制御モジュール10に転送され
るとともに、光ファイバ312,1 を介して制御モジュー
ル10から転送されてきた直列データが、O/E27
で電気信号に変換されてこのUART25の受信側に入
力されるようになっている。
【0006】このような電子機械装置で、例えば制御モ
ジュール10から制御モジュール10に対して制御情
報を転送する場合、次のような転送処理が行われる。ま
ず、制御モジュール10のMPU11から宛先である制
御モジュール10のアドレス情報等が付加された制御
情報がUART12へ出力される。制御情報は、UAR
T12において直列データに変換されてE/O13に与
えられる。直列データは、E/O13のLEDによって
光のオン/オフ信号に変換され、光ファイバ310,1
通って制御モジュール20に転送され、O/E23で電
気信号に変換される。直列データは、UART22で制
御情報として受信され、MPU21に与えられる。次
に、MPU21において、制御情報のアドレス情報等が
チェックされ、自己宛の制御情報であるか否かが判定さ
れる。自己宛ての制御情報であれば、その制御情報はM
PU21によって処理される。この場合、自己宛てでは
なく、制御モジュール10宛の制御情報であるので、
MPU21は、受信した制御情報を制御モジュール10
に転送するために、UART25に出力する。制御情
報は、UART25で直列データに変換されてE/O2
6に与えられ、光のオン/オフ信号に変換されて光ファ
イバ311,2 を通って制御モジュール10に転送され
て、O/E14で電気信号に変換される。直列データ
は、UART12によって制御情報として受信され、
MPU11に与えられる。
【0007】MPU11において、受信された制御情
報のアドレス情報等がチェックされ、自己宛の制御情報
であると判定されて、このMPU11で処理される。
また、中間の制御モジュール20から、制御モジュール
10に対して制御情報を転送する場合には、MPU2
1によって、2つのUART22,25の内のどちらに
出力すれば良いかが判断され、該当するUART22に
対して、その宛先である制御モジュール10のアドレス
情報等が付加されて出力される。そして、制御情報は直
列データに変換されて、E/O24及び光ファイバ31
1,0 を通して制御モジュール10のO/E14へ転送さ
れ、UART12で制御情報として受信されてMPU1
1へ与えられる。このように、この電子機械装置では、
制御モジュール10,20,10間がすべて光ファイ
バ310,1 等の伝送路で接続されているので、モータ等
の電気的な雑音発生源のある環境でも、伝送路上の直列
データに雑音が重畳されることがない。これにより、伝
送誤りが防止でき、誤りの無い制御ができるようになっ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子機械装置では、次のような課題があった。即ち、中
間の制御モジュール20では、自己宛ての制御情報を受
信するだけでなく、自己宛て以外の制御情報も受信して
蓄積し、本来の宛先に対して転送しなければならない。
このため、MPU21の不必要な負荷が大きくなり、本
来の処理に支障を与えるという課題があった。また、図
2の電子機械装置は、中間の制御モジュール20が1個
であるが、多数の制御モジュール20が縦続して接続さ
れた電子機械装置の場合には、各制御モジュール20の
負荷が更に大きくなるとともに、各制御モジュール20
で制御情報を一旦蓄積してから送信するので、転送遅延
が大きくなり、適切な処理のタイミングが確保できなく
なるという課題もあった。本発明は、前記従来技術が持
っていた課題を解決し、各制御モジュールの制御情報の
転送負荷を軽減するとともに、制御モジュール間に転送
遅延のない電子機械装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、機能別に分割された複
数の機械装置と、前記機械装置毎に設けられて該機械装
置を電子的に制御する複数の制御モジュールと、前記複
数の機械装置の一連の動作制御を行うために、該複数の
制御モジュールを縦続接続して制御用の情報を光信号で
転送する光伝送路とを備えた電子機械装置において、前
記各制御モジュールは、次のような手段を有している。
即ち、各制御モジュールは、隣接する制御モジュールか
ら前記光伝送路を通して受光した光信号を電気信号に変
換する光/電気変換手段と、前記光/電気変換手段で変
換された電気信号を分岐して受信するとともに、該電気
信号に前記制御用の情報を挿入して出力する分岐挿入手
段と、前記分岐挿入手段から出力された信号を光信号に
変換して前記光伝送路を通して隣接する制御モジュール
に送信する電気/光変換手段とを有している。
【0010】第1の発明によれば、以上のように電子機
械装置を構成したので、次のような作用が行われる。隣
接する制御モジュールから光伝送路を通して受光された
光信号は、光/電気変換手段で電気信号に変換されて分
岐挿入手段に与えられる。分岐挿入手段において、電気
信号が分岐して受信されるとともに、制御用の情報が挿
入されて出力される。分岐挿入手段から出力された電気
信号は、電気/光変換手段に与えられて光信号に変換さ
れ、光伝送路を介して隣接する制御モジュールに転送さ
れる。第2の発明は、第1の発明と同様の電子機械装置
において、前記光伝送路、及び各制御モジュールを次の
ように構成している。即ち、光伝送路を、前記複数の制
御モジュールを第1の方向に順次縦続接続して、該制御
モジュール間に前記複数の機械装置の動作制御用の情報
を光信号で転送する第1の伝送路と、前記複数の制御モ
ジュールを前記第1の方向とは逆の第2の方向に順次縦
続接続して、該制御モジュール間に前記第1の伝送路と
同様の制御用の情報を光信号で転送する第2の伝送路と
で構成している。
【0011】また、前記各制御モジュールを、隣接する
制御モジュールから前記第1の伝送路を通して受光した
光信号を電気信号に変換する第1の光/電気変換手段
と、隣接する制御モジュールから前記第2の伝送路を通
して受光した光信号を電気信号に変換する第2の光/電
気変換手段と、前記第1及び第2の光/電気変換手段で
変換された電気信号を分岐して受信するとともに、該電
気信号に前記制御用の情報を挿入して出力する分岐挿入
手段と、前記分岐挿入手段の出力信号を切替制御信号に
基づいて前記第1または第2の方向に切り替えて出力す
る切替手段と、前記切替手段から出力された前記第1の
方向の出力信号を光信号に変換して前記第1の伝送路を
通して隣接する制御モジュールに送信する第1の電気/
光変換手段と、前記切替手段から出力された前記第2の
方向の出力信号を光信号に変換して前記第2の伝送路を
通して隣接する制御モジュールに送信する第2の電気/
光変換手段とを有する構成としている。
【0012】第2の発明によれば、次のような作用が行
われる。隣接する制御モジュールから第1の伝送路を通
して受光された光信号は、第1の光/電気変換手段で電
気信号に変換されて分岐挿入手段に与えられる。また、
隣接する制御モジュールから第2の伝送路を通して受光
された光信号は、第2の光/電気変換手段で電気信号に
変換されて分岐挿入手段に与えられる。分岐挿入手段に
おいて、電気信号が分岐して受信されるとともに、制御
用の情報が挿入されて出力される。分岐挿入手段から出
力された電気信号は、切替手段において、制御信号に基
づいて第1の方向または第2の方向に切り替えて出力さ
れる。第1の方向に出力された出力信号は、第1の電気
/光変換手段によって光信号に変換され、第1の伝送路
を通して隣接する制御モジュールに送信される。また、
第2の方向に出力された出力信号は、第2の電気/光変
換手段によって光信号に変換され、第2の伝送路を通し
て隣接する制御モジュールに送信される。
【0013】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す電子機械装置の
概略の構成図であり、図2の従来の電子機械装置と共通
の要素には共通の符号が付されている。この電子機械装
置は、図2の電子機械装置と同様に、機能別にブロック
分けされたセンサやアクチュエータ等を有する複数の機
械装置(例えば、機構部)1,1,1を有して
る。機構部1〜1は、それぞれセンサからのデータ
を読み取って、アクチュエータ等を制御する制御モジュ
ール10,40,50に接続されている。また、制御モ
ジュール10,40は光伝送路(例えば、光ファイバ)
310,1 ,311,0 で、制御モジュール40,50は光
ファイバ311、2 ,312,1 で、それぞれ接続されてお
り、これらの光ファイバ310,1 等を介して制御情報を
光信号で転送することによって、各制御モジュール1
0,40,50が、それぞれの機構部1〜1をシス
テム的に制御することができるようになっている。ここ
では、制御モジュール10→制御モジュール40→制御
モジュール50の光ファイバ310,1 ,311,2 の伝送
路を下り方向、制御モジュール50→制御モジュール4
0→制御モジュール10の光ファイバ312,1 ,31
1,0 の伝送路を上り方向と呼ぶことにする。
【0014】図1の左端に示された制御モジュール10
は、図2中の制御モジュール10と同様であり、機構部
を制御するMPU11と、他の制御モジュール4
0,50との間で、直列データ転送を行うためのUAR
T12を有している。UART12の送信側には、LE
D等で構成される電気/光変換手段(例えば、E/O)
13が、受信側にはPD等で構成される光/電気変換手
段(例えば、O/E)14が、それぞれ接続されてい
る。E/O13の光出力側及びO/E14の光入力側
には、それぞれ光ファイバ310,1 ,311,0 を介して
中間の制御モジュール40が接続されている。中間の制
御モジュール40は、機構部1を制御するMPU41
を有している。MPU41には、他の制御モジュール1
0,50との間で直列データ転送を行うためのUART
42が接続されている。UART42は、MPU41か
ら並列データで与えられた制御情報を直列の送信データ
T1に変換して送信するとともに、直列の受信データR
1として受信した信号を並列データに変換して制御情報
を生成するものである。
【0015】更に、このUART42は、自己の送信し
ている信号と異なる信号を受信した時には、送信データ
T1の出力を停止する機能を有している。これにより、
イーサネット等のローカルエリアネットワーク(LA
N)で、同時送信による伝送誤りを防止するために使用
されている搬送波検出多元接続/衝突検出(CSMA/
CD)方式の通信が可能となっている。UART42の
直列データの入出力側には、送信側のデータの挿入と受
信側のデータの分岐を行うための分岐挿入手段(例え
ば、バス接続部)43が接続されている。制御モジュー
ル40は、O/E44,45、及びE/O46,47を
有している。O/E44は、光ファイバ310,1 の下り
方向の光信号を電気信号に変換して、バス接続部43に
受信データRA1を与えるものである。O/E45は、
光ファイバ312,1 の上り方向の光信号を電気信号に変
換して、バス接続部43に受信データRB1を与えるも
のである。E/O46は、バス接続部43から下り方向
に出力された送信データTA1を光信号に変換して、光
ファイバ311,2 に出力するものである。更に、E/O
47は、バス接続部43から上り方向に出力された送信
データTB1を光信号に変換して、光ファイバ311,0
に出力するものである。
【0016】バス接続部43は、O/E44から入力さ
れた受信データRA1及びUART42から出力された
送信データT1の論理和を送信データTA1として出力
する論理和ゲート(以下、「OR」という)43aと、
O/E45から入力された受信データRB1及びUAR
T42から出力された送信データT1の論理和を送信デ
ータTB1として出力するOR43bと、受信データR
A1,RB1の論理和を受信データR1としてUART
42に与えるOR43cとで構成されている。終端の制
御モジュール50は、機構部1を制御するMPU51
を有しており、このMPU51に、他の制御モジュール
10,40との間で直列データ転送を行うためのUAR
T52が接続されている。このUART52も、UAR
T42と同様に、同時送信による伝送誤りを防止するた
めの衝突検出機能を有している。UART52の直列デ
ータ送受信側には、上り方向と下り方向の伝送路を終端
するとともに直列データの挿入及び分岐を行うためのバ
ス終端部53、O/E54、及びE/O55が接続され
ている。O/E54は、光ファイバ311,2 の下り方向
の光信号を電気信号に変換して、受信データRA2とし
てバス終端部53に与えるものである。E/O55は、
バス終端部53から下り方向に出力される送信データT
B2を光信号に変換して光ファイバ312,1 に出力する
ものである。
【0017】バス終端部53は、O/E54から与えら
れた受信データRA2及びUART52から出力された
送信データT2の論理和を、送信データTB2として出
力するOR53aで構成されており、このOR53aの
出力側から、UART52へ受信データR2が与えられ
るようになっている。次に、図1の電子機械装置におけ
る制御モジュール間の制御情報の転送動作を説明する。
【0018】例えば制御モジュール10から制御モジュ
ール50に対して制御情報を転送する場合、まず、制御
モジュール10のMPU11から宛先である制御モジュ
ール50のアドレス情報等が付加された制御情報がUA
RT12へ出力される。制御情報は、UART12にお
いて直列データに変換され、送信データT0としてE/
O13に与えられる。送信データT0は、E/O13の
LEDによって光のオン/オフ信号に変換され、下り方
向の伝送路によって終端の制御モジュール50まで転送
され、更に上り方向の伝送路によって制御モジュール1
0に戻される。即ち、送信データT0は、光ファイバ3
0,1 を通って制御モジュール40に転送され、O/E
44で電気信号の受信データRA1に変換される。更
に、受信データRA1は、バス接続部43のOR43a
を通り、送信データTA1としてE/O46に与えられ
る。送信データTA1は、E/O46で再び光信号に変
換され、光ファイバ311,2 を通って制御モジュール5
0へ転送される。制御モジュール50のO/E54にお
いて、光信号は電気信号に変換されて受信データRA2
としてバス終端部53に与えられる。バス終端部53の
OR53aを通った受信データRA2は、受信データR
2としてUART52に与えられるとともに、今度は、
送信データTB1として上り方向の伝送路に送信され
る。そして、上り方向の伝送路を介して、先端の制御モ
ジュール10に戻される。
【0019】制御モジュール50のUART52によっ
て受信された制御情報は、MPU51に与えられてアド
レス情報等がチェックされ、自己宛の制御情報であると
判定されて、このMPU51で処理される。一方、中間
の制御モジュール40のバス接続部43で受信データR
1として分岐され、UART42で受信された制御情報
は、MPU41に与えられてアドレス情報等がチェック
される。そして、自己宛の制御情報ではないと判定さ
れ、この制御情報は無視される。また、例えば制御モジ
ュール40から制御モジュール50に転送される制御情
報は、バス接続部43のOR43a,43bを通って、
下り方向の伝送路と上り方向の伝送路とに送信される。
そして、下り方向の伝送路に送信された制御情報が制御
モジュール50によって受信される。
【0020】この時、制御モジュール50のバス終端部
53aによって、上り方向の伝送路に折り返された直列
データは、制御モジュール40のバス接続部43で分岐
されてUART42で受信されるが、自己の送信した直
列データと一致しているので、衝突とは見なされず、こ
の制御モジュール40のデータ送信は続行される。以上
のように、この第1の実施形態の電子機械装置は、中間
の制御モジュール40において、電気信号に変換された
受信データRA1,RB1に対して挿入及び分岐を行っ
て中継するバス接続部43と、終端の制御モジュール5
0において、電気信号に変換された受信データRA2に
対して挿入及び分岐を行って折り返すバス終端部53と
を有するため、データ転送処理の負荷を軽減することが
できるとともに、転送遅延がほとんど生じないという利
点がある。
【0021】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示す電子機械装置の
概略の構成図である。この電子機械装置は、図1の電子
機械装置と同様の機構部1〜1を有しており、これ
らの機構部1〜1が、センサからのデータを読み取
ってアクチュエータ等を制御する制御モジュール60,
70,70に、それぞれ接続されている。制御モジ
ュール60,70は光ファイバ310,1 ,31
1、0 で、制御モジュール70,70は光ファイバ3
1,2 ,312,1 で、制御モジュール70,60は光
ファイバ312,0 ,310,2 で、ループ状に接続されて
いる。各制御モジュール60,70,70は、光フ
ァイバ310,1 ,311,0 等を介して制御情報を転送す
ることによって、それぞれの機構部1〜1をシステ
ム的に制御することができるようになっている。
【0022】ここでは、制御モジュール60→制御モジ
ュール70→制御モジュール702→制御モジュール
60の、第1の伝送路(例えば、光ファイバ)3
0,1 ,311,2 等をA方向、制御モジュール60→制
御モジュール70→制御モジュール70→制御モジ
ュール60の第2の伝送路(例えば、光ファイバ)31
0,2,312,0 等をB方向と呼ぶことにする。制御モジ
ュール60は、機構部1を制御するMPU61と、他
の制御モジュール70,70との間で、直列データ
転送を行うためのUART62を有している。UART
62は、図1中のUART42等と同様に、自己の送信
している信号と異なる信号を受信した時には、その送信
を停止する機能を有している。UART62の送受信側
には、分岐挿入及び切替手段(例えば、バス制御部)6
3が接続されている。バス制御部63は、MPU61か
らの切替制御信号CA,CB,CC,CD,CEに基づ
いて、UART62から与えられた送信データT0に、
受信データRA0またはRB0を挿入するとともに、そ
の挿入されたデータをE/O64またはE/O65へ切
り替えて出力するものである。また、バス制御部63
は、O/E66で受信した受信データRB0及びO/E
67で受信した受信データRA0を分岐して、受信デー
タR0としてUART62へ出力する機能を有してい
る。E/O64,65、及びO/E66,67には、そ
れぞれ光ファイバ310,1 ,310,2 ,311,0 ,31
2,0 が接続されている。
【0023】制御モジュール70,70は、それら
の制御内容は異なるが、その構成は同様である。例えば
制御モジュール70は、機構部1を制御するMPU
71を有している。MPU71には、他の制御モジ
ュール60,70との間で、直列データ転送を行うた
めのUART72が接続されている。UART72
は、UART62と同様に自己の送信している信号と異
なる信号を受信した時には、その送信データT1の出力
を停止する機能を有するものである。UART72
直列データの入出力側には、分岐挿入及び切替手段(例
えば、バス接続部)73が接続されている。バス接続
部73は、MPU71からの切替制御信号CX,C
Yに基づいて、O/E74またはO/E75で受信
した受信データRA1及びRB1を分岐して、受信デー
タR1としてUART72へ出力するとともに、UA
RT72から与えられた送信データT1に、受信デー
タRA1またはRB1を挿入して、E/O76または
E/O77へ切り替えて出力するものである。O/E
74,75、及びE/O76,77には、それ
ぞれ光ファイバ310,1 ,312,1 ,311,2 ,31
1,0 が接続されている。
【0024】図4(a),(b)は、図3中のバス制御
部63及びバス接続部73の構成図であり、同図
(a)はバス制御部63、同図(b)はバス接続部73
の構成を、それぞれ示している。バス制御部63は、
図4(a)に示すように、論理積ゲート(以下、「AN
D」という)63aを有しており、このAND63aの
第1の入力側にUART62からの送信データT0が、
第2の入力側にMPU61からの切替制御信号CAが、
それぞれ与えられるようになっている。AND63aの
出力側は、OR63bの第1の入力側に接続され、この
OR63bの出力側がOR63cの第1の入力側に接続
されている。そして、OR63cの出力側にA方向の送
信データTA0が出力され、E/O64へ与えられるよ
うになっている。
【0025】また、バス制御部63はAND63dを有
しており、このAND63dの第1の入力側にUART
62からの送信データT0が、第2の入力側にMPU6
1からの切替制御信号CBが、それぞれ与えられように
なっている。AND63dの出力側は、OR63eの第
1の入力側に接続され、このOR63eの出力側にB方
向の送信データTB0が出力され、E/O65へ与えら
れるようになっている。更に、バス制御部63はOR6
3fを有しており、このOR63fの第1及び第2の入
力側に、O/E67,66の出力側が接続され、A方向
の受信データRA0、及びB方向の受信データRB0が
与えられている。そして、OR63fの出力側から、U
ART62に受信データR0が与えられるようになって
る。受信データRA0は、MPU61からの切替制御信
号CCで制御されるAND63gを介して、OR63b
の第2の入力側に与えられるようになっている。また、
受信データRB0は、MPU61からの切替制御信号C
Dで制御されるAND63hを介してOR63bの第2
の入力側に与えられるとともに、MPU61からの切替
制御信号CEで制御されるAND63iを介してOR6
3eの第2の入力側に与えられるようになっている。
【0026】一方、バス接続部73は、図4(b)に
示すように、OR73a,73b有しており、これらの
OR73a,73bの第1の入力側に、UART72
からの送信データT1が与えられている。OR73aの
第2の入力側には、O/E74からA方向の受信デー
タRA1が与えられ、このOR73aの出力側にE/O
76が接続されてA方向の送信データTA1が出力さ
れるようになっている。OR73bの出力側には、OR
73cの第1の入力側が接続され、このOR73cの出
力側がE/O77に接続されてB方向の送信データT
B1が出力されるようになっている。バス接続部73
は、受信データRA1または送信データTA1を、MP
U71からの切替制御信号CXに基づいてB方向の送
信データTB1として折り返すための論理スイッチ(以
下、「SW」という)73dを有している。SW73d
の出力側は、OR73bの第2の入力側に接続されてい
る。また、SW73dの出力側とA方向の受信データR
A1は、OR73eの第1及び第2の入力側に接続さ
れ、このOR73eの出力側から、UART72に受
信データR1が与えられるようになっている。更に、受
信データRA1は、MPU71からの切替制御信号C
Yで制御されるAND73fを介してOR73cの第2
の入力側に接続されている。
【0027】次に、(1)通常動作時、(2)制御モジ
ュール60,70間の伝送路障害時、及び(3)その
他の区間の伝送路障害時に分けて、制御モジュール60
における切替制御信号CA,CB,CC,CD,CR、
及び制御モジュール70,70におけるそれぞれの
切替制御信号CX,CYの設定と、その時の制御モジュ
ール間の接続形態を説明する。 (1) 通常動作時 制御モジュール60の切替制御信号CAを論理値
“1”、切替制御信号CBを論理値“0”、切替制御信
号CCを“0”、切替制御信号CDを“1”、及び切替
制御信号CEを“0”に、それぞれ設定する。一方、制
御モジュール70,70の切替制御信号CXを“R
B1”側に、切替制御信号CYを“0”に、それぞれ設
定する。
【0028】これにより、制御モジュール70内のバ
ス接続部73には、図1中のバス接続部43と同様
に、A方向とB方向の双方向の接続経路が構成され、こ
のバス接続部73によって、UART72の送信デ
ータT1が挿入され、受信データR1が分岐される。ま
た、制御モジュール70内のバス接続部73にも同
様に、A方向とB方向の双方向の接続経路が構成され、
このバス接続部73によって、UART72の送信
データT2が挿入され、受信データR2が分岐される。
一方、制御モジュール60内のバス制御部63では、U
ART62の送信データT0が、A方向の送信データT
A0として送信される。また、A方向及びB方向の受信
データRA0,RB0の論理和が、受信データR0とし
てUART62に受信される。更に、B方向の受信デー
タRB0がA方向の送信データTA0として折り返して
送信される。
【0029】(2) 制御モジュール60,70間の
伝送路障害時 光ファイバ310,1 等の伝送路に障害が発生すると、一
部の制御モジュール間のデータ転送ができなくなる。こ
のような伝送路の障害検出は、例えば、制御モジュール
60のMPU61から、他の制御モジュール70,7
に対して周期的に試験コマンドを順次送信し、その
試験コマンドに対する応答が正しく受信できるか否かを
チェックすることによって行うことができる。即ち、正
常応答の有った制御モジュールと、応答の無い制御モジ
ュールとを識別することにより、障害の有無と障害時の
障害区間を特定することができる。そして、制御モジュ
ール60のバス制御部63において、データの転送方向
をA方向またはB方向に変更するとともに、伝送路障害
区間の両端の制御モジュールのバス接続部70等を折
り返し状態に設定するための制御コマンドを与えること
により、伝送路の障害に対処することができる。
【0030】ここで、制御モジュール60,70間の
光ファイバ310,1 ,311,0 に障害が発生した場合、
制御モジュール60のバス制御部63に対する切替制御
信号CAを“0”、切替制御信号CBを“1”に切替え
る。また、制御モジュール70のバス接続部73
対する切替制御信号CYを“1”に切替える。その他の
切替制御信号CC,CD,CE、及び切替制御信号CX
は、通常動作時と同じである。これにより、UART6
1から出力された送信データT0は、B方向の送信デー
タTB0として送信される。B方向の送信データTB0
は、制御モジュール70を介して制御モジュール70
へ転送され、この制御モジュール70によって、第
1方向の送信データTA1として折り返され、再び制御
モジュール70を介して制御モジュール60に戻され
る。
【0031】(3) その他の区間の伝送路障害時 例えば、制御モジュール70,70間の光ファイバ
311,2 ,312,1 に障害が発生した場合、制御モジュ
ール60の切替制御信号CCを“1“、切替制御信号C
Dを“0”、及び切替制御信号CEを“1”に、それぞ
れ設定する。一方、制御モジュール70の切替制御信
号CXを“TA1”側に、切替制御信号CYを“0”
に、それぞれ設定する。また、制御モジュール70
切替制御信号CXを“RB1”側に、切替制御信号CY
を“1”に、それぞれ設定する。これにより、制御モジ
ュール60からA方向に送信された送信データTA0
は、制御モジュール70において、送信データT1が
挿入され、かつ受信データR1が分岐された後、送信デ
ータTB1としてB方向に折り返されて制御モジュール
60に戻される。制御モジュール60にB方向の受信デ
ータRB0として受信された信号は、AND63iを介
して今度はB方向の送信データTB0として制御モジュ
ール70へ送信される。そして、制御モジュール70
において、送信データT2が挿入され、かつ受信デー
タR2が分岐された後、送信データTA1としてA方向
に折り返され、制御モジュール60に戻される。
【0032】以上のように、この第2の実施形態の電子
機械装置は、制御モジュール60のバス制御部63を、
直列データの送信方向をA方向またはB方向に自由に制
御し、かつA方向からB方向へ、またはB方向からA方
向へ自由に折り返し制御を行うことができるように、A
ND63a等とOR63b等を組み合わせて構成してい
る。更に、中間の制御モジュール70,70におい
て、電気信号に変換された受信データRA1,RB1等
に対して挿入及び分岐を行って中継するバス接続部73
,73を有している。また、これらのバス接続部7
,73は、切替制御信号CX,CYに基づいて直
列データの転送方向を切り替えるためのSW73d、及
びデータの折り返し制御のためのAND73fを有して
いる。これにより、伝送路の障害箇所を探索することが
可能になり、伝送路障害時にも、折り返し制御によって
データ転送を継続することができるという利点を有す
る。
【0033】第3の実施形態 図5は、本発明の第3の実施形態を示す電子機械装置の
概略の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。この電子機械装置は、図1の
電子機械装置における光ファイバ310,1 ,311,0
代えて1本の光ファイバ320,1 を、光ファイバ31
1,2 ,312,1 に代えて1本の光ファイバ321,2 を用
いている。このために、制御モジュール10側に光結合
器80を、制御モジュール40側に光結合器80
80を、制御モジュール50側に光結合器80を、
それぞれ設けている。その他の構成は図1と同様であ
る。各光結合器80〜80は、すべて同様の構成で
あり、例えば光結合器80は、E/O13から出力さ
れた光を光ファイバ320,1 へ出力するとともに、この
光ファイバ320,1 から伝達された光をO/E14へ導
くものである。
【0034】図6は、図5中の光結合器80の構成と
動作を示すイメージ図である。以下、図6に従って光結
合器80の構成と動作を説明する。E/013のLE
Dから発せられた光は、入射角θ1で反射面81に入射
し、この反射面81で全反射される。全反射された光
は、レンズ部82において屈折及び集光されて結合部8
3に導かれる。結合部83には光ファイバ320,1 が接
続されており、E/013から出力された光は、この結
合部83から光ファイバ320,1 へ伝送される。一方、
光ファイバ320,1 を通して伝送されてきた光は、レン
ズ部82で屈折されて入射角θ2で反射面84へ入射す
る。そして、反射面84で全反射されて、O/E14の
PDへ入射する。
【0035】ここで、例えば光結合器80の材質とし
てアクリル樹脂を用いると、このアクリル樹脂の全反射
の臨界角は約42゜であるので、入射角θ1,θ2を4
5゜になるように形成すれば全反射が得られる。また、
これ以外の方向の光は、散乱や屈折により減衰される。
このような電子機械装置における光結合器80等及び
光ファイバ320,1 等以外の、制御モジュール10等及
び既後部1等の動作は、図1の電子機械装置と同様で
ある。以上のように、この第3の実施形態の電子機械装
置は、1本の光ファイバ320,1 等で双方向の光を伝送
するための光結合器80〜80を有するので、制御
モジュール間の光ファイバの本数を減らすことができる
という利点が有り、これらの制御モジュール間の距離が
長い場合には特に効果的である。
【0036】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。 (a) 図1の電子機械装置は、3個の制御モジュール
10,40,50を有しているが、4個以上の制御モジ
ュールを有する構成でも良い。その場合、中間の制御モ
ジュール40を複数個設けた構成となる。 (b) 図1中のバス接続部43、及びバス終端部53
の構成は、図示した構成に限定されず、電気信号に変換
された直列データの形式で、受信データR1等を分岐
し、送信データT1等を挿入することができるものであ
れば、どのような構成でも適用可能である。
【0037】(c) 図3の電子機械装置は、3個の制
御モジュール60,70,70を有しているが、4
個以上の制御モジュールを有する構成でも良い。その場
合、制御モジュール70と同形式の制御モジュールを
複数個設けた構成となる。 (d) 図4のバス制御部63及びバス接続部73
構成は、図示した構成に限定されず、電気信号に変換さ
れた直列データの形式で、受信データR1等を分岐し、
送信データT1等を挿入することができるとともに、切
替制御信号CA等に基づいて折り返し出力の切り替えが
できるものであれば、どのような構成でも適用可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、各制御モジュールは、光伝送路を通して受光
した光信号を電気信号に変換する光/電気変換手段と、
電気信号を分岐して受信するとともに送信情報を電気信
号の形で挿入して出力する分岐挿入手段と、分岐挿入手
段から出力された電気信号を光信号に変換する電気/光
変換手段を有している。これにより、各制御モジュール
では、MPUやUARTの制御を介さずにデータ転送を
行うことが可能になり、データ転送のための負荷を軽減
することができるという効果がある。更に、MPUやU
ARTを介さずにデータ転送ができるので、制御モジュ
ール間にデータ転送遅延が生じないという効果がある。
第2の発明では、各制御モジュールは。第1及び第2の
方向の双方向の光伝送路と、それぞれの制御信号に基づ
いて第1または第2の方向に出力信号を切替えて出力す
るための切替手段を有している。これにより、第1の発
明の効果に加えて、伝送路の障害のチェックを行うこと
ができるとともに、障害時には、制御信号に基づいて伝
送経路を切り替えることによって、正常なデータ転送経
路を確保することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電子機械装置の
概略の構成図である。
【図2】従来の電子機械装置の一例を示す概略の構成図
である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す電子機械装置の
概略の構成図である。
【図4】図3中のバス制御部63及びバス接続部73
の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す電子機械装置の
概略の構成図である。
【図6】図5中の光結合器80の構成と動作を示すイ
メージ図である。
【符号の説明】
,1,1 機構部 10,40,50,60,70 制御モジュール 11,41,51,61,71 MPU 12,42,52,62,72 UART 13,46,47,55,64,65,76,77E/
O 14,44,45,54,66,67,74,75O/
E 310,1 ,311,0 ,… 光ファイバ 43,73 バス接続部 53 バス終端部 63 バス制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/04 10/06 H04L 12/28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能別に分割された複数の機械装置と、
    前記機械装置毎に設けられて該機械装置を電子的に制御
    する複数の制御モジュールと、前記複数の機械装置の一
    連の動作制御を行うために、該複数の制御モジュールを
    縦続接続して制御用の情報を光信号で転送する光伝送路
    とを備えた電子機械装置において、 前記各制御モジュールは、 隣接する制御モジュールから前記光伝送路を通して受光
    した光信号を電気信号に変換する光/電気変換手段と、 前記光/電気変換手段で変換された電気信号を分岐して
    受信するとともに、該電気信号に前記制御用の情報を挿
    入して出力する分岐挿入手段と、 前記分岐挿入手段から出力された信号を光信号に変換し
    て前記光伝送路を通して隣接する制御モジュールに送信
    する電気/光変換手段とを、 有することを特徴とする電子機械装置。
  2. 【請求項2】 機能別に分割された複数の機械装置と、
    前記機械装置毎に設けられて該機械装置を電子的に制御
    する複数の制御モジュールと、前記複数の機械装置の一
    連の動作制御を行うために、該複数の制御モジュールを
    縦続接続して制御用の情報を光信号で転送する光伝送路
    とを備えた電子機械装置において、 前記光伝送路は、 前記複数の制御モジュールを第1の方向に順次縦続接続
    して、該制御モジュール間に前記複数の機械装置の動作
    制御用の情報を光信号で転送する第1の伝送路と、 前記複数の制御モジュールを前記第1の方向とは逆の第
    2の方向に順次縦続接続して、該制御モジュール間に前
    記第1の伝送路と同様の制御用の情報を光信号で転送す
    る第2の伝送路とを有し、 前記各制御モジュールは、 隣接する制御モジュールから前記第1の伝送路を通して
    受光した光信号を電気信号に変換する第1の光/電気変
    換手段と、 隣接する制御モジュールから前記第2の伝送路を通して
    受光した光信号を電気信号に変換する第2の光/電気変
    換手段と、 前記第1及び第2の光/電気変換手段で変換された電気
    信号を分岐して受信するとともに、該電気信号に前記制
    御用の情報を挿入して出力する分岐挿入手段と、 前記分岐挿入手段の出力信号を切替制御信号に基づいて
    前記第1または第2の方向に切り替えて出力する切替手
    段と、 前記切替手段から出力された前記第1の方向の出力信号
    を光信号に変換して前記第1の伝送路を通して隣接する
    制御モジュールに送信する第1の電気/光変換手段と、 前記切替手段から出力された前記第2の方向の出力信号
    を光信号に変換して前記第2の伝送路を通して隣接する
    制御モジュールに送信する第2の電気/光変換手段と
    を、 有することを特徴とする電子機械装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005347796A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Fuji Electric Holdings Co Ltd 光伝送装置及び電力変換装置
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