JPH11315965A - 水系媒体輸送ホースの接続構造 - Google Patents

水系媒体輸送ホースの接続構造

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JPH11315965A
JPH11315965A JP10126011A JP12601198A JPH11315965A JP H11315965 A JPH11315965 A JP H11315965A JP 10126011 A JP10126011 A JP 10126011A JP 12601198 A JP12601198 A JP 12601198A JP H11315965 A JPH11315965 A JP H11315965A
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hose
aqueous medium
layer
rubber
medium transport
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JP10126011A
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English (en)
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Koji Senda
弘二 仙田
Ayumi Ikemoto
歩 池本
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプ装着部の如き筒状部材との接続部にお
ける液漏れ等のない、水系媒体輸送ホースの接続構造を
提供すること。 【解決手段】 補強糸層を有しない単層若しくは多層ホ
ース14を、剛性のある筒状部材の開口端部外周に外挿
せしめて接続するようにした構造にして、かかる単層若
しくは多層ホースの、少なくとも、輸送せしめられる水
系媒体に接触する最内層16を、エチレン−プロピレン
系共重合体ゴムを主体として、これにポリオレフィン樹
脂及びポリアミド繊維を配合せしめ、更にカーボンブラ
ックを30重量%未満の割合で配合してなるゴム組成物
を加硫して得られる、50%伸張引張時の応力が3MP
a以上であるゴム材料にて形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、水系媒体輸送ホースの接続構造
に係り、特に、自動車等の各種車両において冷却液とし
て用いられている不凍液(LLC=ロング・ライフ・ク
ーラント)を輸送するためのホースとパイプの如き剛性
のある筒状部材との接続構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、自動車等の各種車両において、
エンジンとラジエータとの間やエンジンとヒーターコア
との間等を接続して、水を主成分とする冷却液、例えば
水にエチレングリコールや防錆剤等を混合した冷却液
(LLC)を流通させる車両用冷却液輸送ホースが、ラ
ジエータホースやヒータホース等として知られている。
そして、この種のホースの形成材料としては、一般に、
EPDM等の耐水性に優れたエチレン−プロピレン系共
重合体ゴムが用いられてきているが、そのようなゴム材
料からなるゴムホースにあっては、一般的に、その使用
中に内部を流れる冷却液等の水系媒体の圧力が変化する
ことによって、径方向に膨張したり、収縮したりする変
化が繰り返されるところから、そうしたホースに使用さ
れる内面ゴムには、その過大な変形を防止するために、
補強糸層を設けたり、カーボンブラックを混合して、ゴ
ムの引張応力を大きくする対策が取られている。更に、
ゴムホースを製造するゴム配合においては、押出加工時
の寸法安定性や押出肌の平滑性を得るために、カーボン
ブラック以外の充填剤やプロセスオイル等の軟化剤、更
には加硫剤、加硫促進剤等を混合せしめて、ゴム組成物
を調製し、そしてそのようなゴム組成物から、目的とす
るホースが成形されているのである。
【0003】また、かかる冷却液輸送ホースを与えるゴ
ム組成物にあっては、カーボンブラック等の充填剤やプ
ロセスオイル等の軟化剤の添加量が少ない場合、押出加
工時の寸法安定性が悪くなり、また平滑な押出肌が得難
くなり、更には製品コストが高くなる等の問題を生じる
ところから、従来では、それらの問題を回避するため
に、カーボンブラック等の充填剤を多量に配合、混練せ
しめて、ゴム組成物を調製する高充填配合手法が採用さ
れてきた。
【0004】而して、近年、そのような高充填配合のゴ
ム組成物を用いて得られる車両用冷却液輸送ホースを使
用するうちに、ホースの内面側に多数のスジ(糸状乃至
樹枝状の細かい亀裂)が入り、甚だしい場合には、ホー
スの内面側から外面側に到達するような亀裂が入って、
冷却液の液漏れが発生する問題が、指摘されてきてい
る。その原因とするところは、最近の自動車等の車両に
おいては、電気関連部品の装着率が上昇しており、その
ため迷走電流が発生し易い環境となっていることに加え
て、車両の軽量化や防錆性能の向上等を目的として、ア
ルミ材が多用化されてきたことにより、異種金属接触に
よる局部電池の形成が起こり易い環境となっていること
等の他、カーボンブラック等の充填剤を多量に混練した
高充填配合のゴム組成物から冷却液輸送ホースが形成さ
れていることにより、ホース全体としての体積固有抵抗
が低くなり、導電性の高いホースとなっているために、
そのような冷却液輸送ホースに電気が流れることによっ
て、ホースと冷却液中の化合物が電気化学的に反応し
て、次第にホースの劣化を招くことによるものと、考え
られている。
【0005】このため、本願出願人は、先に、特開平6
−262728号公報や特開平9−317956号公報
等において、単層ホース若しくは多層ホースのうちの少
なくとも最内層を、エチレン−プロピレン系共重合体ゴ
ムを主体とする、体積固有抵抗が104 Ωcm以上であ
るゴム材料にて形成してなる車両用冷却液輸送ホースを
明らかにした。このようなホース構成によれば、少なく
とも冷却液が接触するホース内面側の部位について、そ
の体積固有抵抗が104 Ωcm以上に高められているこ
とによって、電流の発生し易い環境下においても、電気
が流れ難く、ホース内面側におけるホースと冷却液との
間の電気化学的な反応が効果的に防止され得ることとな
り、以て、そのような現象に起因するスジや亀裂の発
生、更には液漏れ等の問題を有利に解消することが出
来、電流の流れ易い車両内部においても、長期的に安定
した性能を発揮することが可能となったのである。
【0006】ところで、そのような冷却液輸送ホースの
最内層を構成するゴム材料の体積固有抵抗を104 Ωc
m以上とするためには、全体のゴム配合量中に占めるカ
ーボンブラックの配合量の割合をコントロールすること
が最も効果的であるが、加工性や製品物性を考慮して、
前記したカーボンブラックの高充填配合を行なうと、必
然的に体積固有抵抗が低くなるところから、目的とする
104 Ωcm以上の体積固有抵抗となるようにカーボン
ブラックの配合量を減少せしめると、ポリマー使用量の
増大による材料コストの上昇に加えて、強度等の物性の
低下、更には押出肌や押出加工性の悪化等の問題が新た
に惹起されるようになる。
【0007】しかも、そのような物性の低下に伴い、引
張時に発生する応力が小さくなることにより、特に補強
糸層の存在にて強度の確保が為されていない、換言すれ
ば補強糸層を有しない単層若しくは多層ホースにおいて
は、金属製の筒状接続口金やパイプ等の剛性のある筒状
部材に対する接続部から、ホース内を流通せしめられる
水系媒体の液漏れが発生する問題を内在するものであっ
たのである。
【0008】このように、ゴム材料の電気抵抗を大きく
しようとする場合には、カーボンブラックの配合量は少
ない方が好ましいものであるのに対して、ゴム材料に大
きな破断強度や引張応力等の優れた物性を付与しようと
すれば、カーボンブラックの配合量が多い方が望ましい
のであり、このため、補強糸層を有しない単層若しくは
多層ホースにおいて、ゴム材料の体積固有抵抗を大きく
することと引張時の破断強度や引張時に発生する応力を
大きくすることを、カーボンブラックの配合量にて調整
することは、相反する効果を同時に得ようとすることに
なり、実際上、困難なことであったのである。
【0009】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、補強糸層を有しない単層若しくは多層ホースに
おいて、ホースの基本性能であるパイプ装着部の如き筒
状部材との接続部における液漏れ等のない、水系媒体輸
送ホースの接続構造を提供することにあり、また、その
ような接続構造に有利に用いられるホースであって、電
流の流れ易い車両内部においても、ホースの電気化学的
劣化が効果的に防止され、長期的に安定した性能を有す
る車両用冷却液輸送ホースの如き水系媒体輸送ホース
を、強度を代表とする諸物性の低下や加工性等の悪化を
伴うことなく、提供することにある。
【0010】
【解決手段】そして、そのような課題を解決するため
に、本発明は、補強糸層を有しない単層若しくは多層ホ
ースを、剛性のある筒状部材の開口端部外周に外挿せし
めて接続するようにした構造にして、かかる単層若しく
は多層ホースの、少なくとも、輸送せしめられる水系媒
体に接触する最内層を、エチレン−プロピレン系共重合
体ゴムを主体として、これにポリオレフィン樹脂及びポ
リアミド繊維を配合せしめ、更に、カーボンブラックを
30重量%未満の割合で配合してなるゴム組成物を加硫
して得られる、50%伸張引張時の応力が3MPa以上
であるゴム材料にて形成したことを特徴とする水系媒体
輸送ホースの接続構造を、その要旨とするものである。
【0011】要するに、本発明は、金属製乃至は樹脂製
の筒状口金やパイプ等の、剛性のある筒状部材に対し
て、補強糸層を有しない水系媒体輸送ホースを接続せし
めるに際して、そのようなホースの少なくとも最内層を
構成するゴム材料を与えるゴム組成物におけるカーボン
ブラックの配合量を30重量%未満とすると共に、かか
るゴム組成物に、更に、ポリオレフィン樹脂とポリアミ
ド繊維を配合せしめるようにしたものであって、これに
より、50%伸張引張時の応力(50%モジュラス)を
3MPa以上に効果的に高め得て、口金やパイプ等への
装着時の緊迫力を発生せしめ、内部流体の圧力変化によ
って生じる流体のホース装着部よりの液体漏洩を効果的
に阻止せしめ得たのであり、また強度を代表とする諸物
性の低下や加工性等の悪化を伴うことのない、水系媒体
輸送ホースを有利に実現せしめ得たのである。
【0012】なお、かくの如き本発明に従う水系媒体輸
送ホースの接続構造の好ましい態様の一つによれば、前
記ゴム組成物は、前記エチレン−プロピレン系共重合体
ゴムの100重量部に対して、前記ポリオレフィン樹脂
が1〜6重量部の割合において、また前記ポリアミド繊
維が3〜13重量部の割合において、それぞれ含有せし
められ、以て本発明の目的がより一層有利に達成され得
ることとなる。
【0013】そして、本発明にあっては、ポリオレフィ
ン樹脂として、低密度ポリエチレンが有利に用いられ、
また、ポリアミド繊維としては、ナイロン6の微細繊維
が有利に用いられることとなるのである。
【0014】また、本発明に従う水系媒体輸送ホースの
接続構造の好ましい態様の他の一つによれば、前記ゴム
材料は、105 Ωcm以上の体積固有抵抗を有するもの
とされ、そして、そのような体積固有抵抗のゴム材料に
て、少なくともホース最内層を構成することによって、
ホースの電気劣化性をより効果的に抑制乃至は阻止せし
め得るのである。
【0015】
【発明の実施の形態】ここにおいて、本発明に従う水系
媒体輸送ホースの接続構造に用いられるホースとして
は、単層、多層の何れの構成であってもよいが、補強糸
層を有しないホースであると共に、少なくとも、輸送せ
しめられる水系媒体に接触せしめられるホースの内面側
の部位が、カーボンブラックの配合量を30重量%未満
と抑制しつつ、ポリオレフィン樹脂とポリアミド繊維と
を配合せしめて、50%伸張引張時の応力が3MPa以
上とされたゴム材料にて、形成されている必要があるの
である。なお、かくの如きゴム材料は、耐水性の良いエ
チレン−プロピレン系共重合体ゴムを主体とするゴム組
成物を加硫して得られるものであるが、そのようなエチ
レン−プロピレン系共重合体ゴムとしては、公知のEP
DMやEPM等が用いられる。
【0016】ところで、この本発明において用いられる
エチレン−プロピレン系共重合体ゴムにあっては、それ
自体の体積固有抵抗は、1014〜1016Ωcm程度であ
り、それ自体電気を通し難いものであるが、それに充填
されるカーボンブラックは、その体積固有抵抗が10-1
〜101 Ωcm程度と極めて小さいところから、両者を
混練りして得られるゴム配合(組成物)の体積固有抵抗
は、カーボンブラックの配合量の増加と共に減少して、
大体、10〜1014Ωcmの範囲内で変化することとな
る。
【0017】一方、カーボンブラックは、それのエチレ
ン−プロピレン系共重合体ゴムに対する充填量を増加さ
せると、得られるゴム材料の物理(力学)的強度が増加
するようになるのであり、その結果、所謂ゴムの性質が
顕著となり、伸長が加わった場合に、収縮しようとする
応力が発現し、ホースの場合には、パイプ装着部に内部
流体をシールしようとする作用が顕著となるのである。
具体的には、引張時の破断強度は大略5〜20MPaの
範囲で変化し、また伸長時の引張応力も、破断強度を越
えない範囲で変化するようになる。
【0018】このように、ゴム材料の電気抵抗値を大き
くしようとする場合には、カーボンブラックの配合量は
少ない方が好ましく、一方、大きな引張応力を得ようと
すれば、カーボンブラックの配合量は多い方が望ましい
のであり、従って、ゴム配合物の体積固有抵抗を大きく
することと、引張時に発生する応力を大きくすること
を、カーボンブラックの配合量で調整することは、相反
する効果を同時に得ようとすることになり、実際上は、
極めて困難となるのである。
【0019】このため、本発明にあっては、エチレン−
プロピレン系共重合体ゴムを主体とするゴム組成物にお
いて、カーボンブラックの配合量が30重量%よりも少
なくなるように低減せしめると共に、ポリオレフィン樹
脂とポリアミド繊維とを更に配合、混練せしめるように
したものであり、これによって、高い体積固有抵抗と高
い引張応力といった相反する性能を工業的に妥当性のあ
るコストで得ることを可能ならしめたことに加えて、ホ
ース押出加工時に必要とされる寸法安定性や押出肌の平
滑性を有利に確保し得たのである。
【0020】なお、かかる本発明において、カーボンブ
ラックの配合量が30重量%以上となるような割合を採
用すると、体積固有抵抗が著しく低下し、それが高い、
特に105 Ωcm以上となるようなゴム材料を得ること
が困難となるところから、そのようなカーボンブラック
の配合量の上限は30重量%とされ、かかる数値未満の
割合において、適宜に選定されることとなる。
【0021】また、このように、カーボンブラックの配
合量を30重量%未満とすると、先述せるように、強度
等の物性の低下や加工性の悪化等の問題を惹起し、ひい
てはパイプ等の剛性筒状部材への装着時の緊迫力が不充
分となって、液漏れ等が発生することとなるのである
が、本発明にあっては、そのような問題を、ポリオレフ
ィン樹脂とポリアミド繊維の配合によって、解消するよ
うにしたのである。
【0022】すなわち、それらポリオレフィン樹脂やポ
リアミド繊維が、エチレン−プロピレン系共重合体ゴム
を主体とするゴム組成物に配合せしめられることによっ
て、エチレン−プロピレン系共重合体ゴムとポリオレフ
ィン樹脂とがマトリックスを構成し、そのマトリックス
中にポリアミド繊維が均一に分散せしめられ、且つそれ
ら二成分と結合するようになるのである。また、ポリア
ミド繊維と結合したポリオレフィン樹脂は、アンカー効
果の役割を果たす一方、エチレン−プロピレン系共重合
体ゴムと結合したポリオレフィン樹脂は、微細な粒子と
して、かかる共重合体ゴム中に均一に分散し、補強充填
剤としての効果をも発現して、カーボンブラックの配合
量が少ないことによる、強度等の物性の低下や加工性の
悪化等を効果的に抑制乃至は阻止しているのである。
【0023】ここにおいて、かかるエチレン−プロピレ
ン系共重合体ゴムに配合せしめられるポリオレフィン樹
脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
−プロピレンブロック若しくはランダム共重合体、ポリ
(4−メチルペンテン−1)、ポリブテン−1、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−スチレン共重合体、塩素化ポリエチレン
等の公知の各種のものが、適宜に用いられることとなる
が、その中でも、特に、低密度ポリエチレンが有利に用
いられ、また、ポリアミド繊維としては、ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合体、ナ
イロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロ
ン12等の短繊維、中でも平均繊維径が1μm以下、好
ましくは0.05〜1.0μm程度であり、且つアスペ
クト比(繊維長/繊維径)が10以上である微細な短繊
維が有利に用いられ、特に、ナイロン6の微細繊維が好
適に用いられることとなる。
【0024】そして、そのようなポリオレフィン樹脂や
ポリアミド繊維の配合量としては、目的とするホース構
成層の要求特性に応じて適宜に決定されることとなる
が、一般に、ポリオレフィン樹脂は、エチレン−プロピ
レン系共重合体ゴムの100重量部に対して、1〜6重
量部の割合において、またポリアミド繊維は、エチレン
−プロピレン系共重合体ゴムの100重量部に対して、
3〜13重量部に割合において配合せしめられることと
なる。なお、それらポリオレフィン樹脂やポリアミド繊
維の配合量が少な過ぎると、それらの添加による前記し
た特徴的な作用・効果を充分に奏し得なくなるからであ
り、また、それらの配合量が多過ぎた場合にあっては、
押出加工性が悪化して、ホースへの成形が困難となる等
という問題を惹起するようになるからである。
【0025】なお、本発明において用いられるゴム組成
物は、前記したエチレン−プロピレン系共重合体ゴムを
主体とし、これに、上記のポリオレフィン樹脂及びポリ
アミド繊維の所定量を配合せしめてなるものであるが、
通常、そのようなゴム組成物には、プロセスオイル等の
軟化剤、加硫剤、加硫促進剤等も、所定割合において添
加、配合せしめられている。しかしながら、それら軟化
剤や加硫剤等は、その配合量の多少により、形成される
ゴム材料の体積固有抵抗値に大きな影響を与えることは
ないのである。
【0026】尤も、体積固有抵抗の高いゴム材料を得る
には、非導電性の白色充填剤、例えばクレー、タルク、
シリカ等を添加することが有効であるが、この白色充填
剤を添加する場合には、得られるゴム材料の力学的強度
等の特性が低下するようになるところから、本発明にあ
っては、50%の伸張引張時の応力が3MPa以上と効
果的に為すために、そのようなそのような白色充填剤を
添加(配合)することは避けることが望ましいのであ
る。
【0027】そして、上述の如くして調製されたエチレ
ン−プロピレン系共重合体ゴムを主体として、これにポ
リオレフィン樹脂及びポリアミド繊維を配合せしめ、更
に所定量のカーボンブラックを配合せしめてなるゴム組
成物を用いて、少なくともホース最内層が形成されるこ
とにより、目的とするホースの成形が行なわれ、その
後、硫黄や過酸化物による通常の加硫操作にて加硫せし
められることによって、補強糸層を有しない、特性に優
れた水系媒体輸送ホースが形成される。即ち、ホースの
最内層を与えるゴム材料の体積固有抵抗が高く、特に1
5 Ωcm以上とされることによって、ホースの電気化
学的劣化が効果的に阻止され得ることとなると共に、引
張強度や引張応力等の物理的特性を改善して、有効なシ
ール性を確保しつつ、更に、寸法安定性や押出肌の平滑
性の向上したホースが、有利に実現され得るのである。
【0028】ところで、図1及び図2には、本発明にお
いて用いられる水系媒体輸送ホースの異なる例がそれぞ
れ示されているが、それら水系媒体輸送ホースにおいて
は、補強糸層を有しない構造が採用されると共に、その
少なくとも最内層が、上記せる如き、本発明に従うゴム
組成物からなるゴム材料にて形成されることとなるので
ある。
【0029】すなわち、先ず、図1は、本発明の適用さ
れる最も基本的な構造である単層ホース10を示してお
り、そこにおいて、ホース全体が、本発明に従うゴム組
成物からなるゴム材料で形成されていると共に、ホース
壁内部には、補強糸層は何等設けられていないのであ
る。一方、多層ホースの具体例の一つが、図2に示され
ており、そこにおいて、多層ホース14は、本発明に従
うゴム材料にて形成された内層16を有する一方、かか
る内層16上に、通常のEPDM等のゴム材料を用いて
一体的に形成された外層18を有する構造を呈するもの
であって、このような多層ホース14の場合には、それ
ら内、外層16、18内やそれらの層間には、補強糸層
は何等設けられていないのであり、そして、少なくとも
その最内層(16)が、前記本発明に従うゴム材料で形
成されることとなるのである。なお、この多層ホース1
4の内層16と外層18との間には、更に、一若しくは
それ以上の中間層が必要に応じて設けられる場合があ
る。
【0030】このように、本発明に従う接続構造によっ
て接続せしめられる水系媒体輸送ホースとしては、その
趣旨を逸脱しない限りにおいて、各種のホース構造が適
宜に採用され得るものであり、そして、そのような各種
のホース層構成は、その用途に応じて適宜に選択される
ものであって、そのような各種のホースが、それぞれ、
金属製乃至は樹脂製の筒状接続口金やパイプ等の剛性の
ある筒状部材の開口端部外周に外挿せしめられて装着さ
れることにより、それらホースと筒状部材とを、それら
の間における液漏れ等の問題を惹起することなく、効果
的に接続することが出来るのである。
【0031】なお、何れのホース構造の場合にも、ホー
スの通電に対する耐久性を有利に向上させる上におい
て、前記本発明に従うゴム組成物からなるゴム材料で形
成する層(10、16)の厚みを0.3mm以上、好ま
しくは0.5mm以上とすることが、推奨される。
【0032】また、外層18や中間層の形成材料には、
耐候性、耐熱性、耐透水性等に優れる材料を使用するこ
とが好ましく、例えば通常のEPDMやEPM等のゴム
材料等が好適に用いられることとなる。但し、前述した
ように、内層16に対する接着性との関係で、内層16
の加硫形態、加硫条件に応じて、中間層及び外層18の
形成材料には、硫黄加硫物若しくは過酸化物加硫物が適
宜に選択使用されることとなる。
【0033】そして、そのような本発明において用いら
れる水系媒体輸送ホースは、従来より公知の各種手法に
従って製造することが出来、例えば、図2の如き多層ホ
ース14は、以下のようにして、順次、積層形成するこ
とにより製造することが出来る。
【0034】(a) 先ず、内層形成用の本発明に従う
ゴム組成物、即ちエチレン−プロピレン系共重合体ゴム
を主体とし、これにポリオレフィン樹脂及びポリアミド
繊維を配合せしめ、更にカーボンブラックを30重量%
未満の割合で配合してなる、加硫によって50%伸張引
張時の応力が3MPa以上であるゴム材料を与えるゴム
組成物を調製し、それを押出成形機より押し出すことに
より、内層16を与える管状体を成形する。
【0035】(b) その後、かかる形成された内層1
6の外周面に、必要に応じて所定の接着剤(ゴム糊等)
を塗布した後、その上に、外層形成用のゴム組成物を押
し出して、目的とする外層18を所定厚さに形成する。
【0036】(c) そして、このようにして得られた
積層管を加硫(架橋)せしめて、一体化することによ
り、目的とするホースを得るようにするのである。な
お、この際の加硫条件としては、通常、140〜170
℃程度の温度及び20〜90分程度の加硫時間が採用さ
れることとなる。
【0037】尤も、かかる多層ホース14における内層
16は、上述の如く押出成形手法にて形成され得る他、
前記本発明に従うゴム組成物をゴム糊にして、ホース内
面に塗布することによっても、形成することが可能であ
る。また、従来と同様に、加硫に際して、例えば、金属
マンドレルにホースを挿入する等して、その曲り管成形
加工を行なうことも、適宜に採用されるところである。
【0038】
【実施例】以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本
発明を更に具体的に明らかにすることとするが、そのよ
うな実施例の記載によって、本発明が、何等の制約をも
受けるものでないことは、言うまでもないところであ
る。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には
上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない
限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、
修正、改良等を加え得るものであることが、理解される
べきである。
【0039】先ず、下記表1及び表2に示される各配合
組成に従って、各々の材料を秤り取り、均一に混練せし
めて、各種のゴム組成物を調製した。なお、ここでは、
エチレン−プロピレン系共重合体ゴムとしては、市販の
EPDM(エスプレン:住友化学工業株式会社製)を用
い、またポリオレフィン樹脂及びポリアミド繊維として
は、それらの混合物である市販のLA3080(宇部興
産株式会社製)を用いた。ここで、上記の市販のLA3
080は、ポリオレフィン樹脂として、低密度ポリエチ
レン(LDPE)を用い、またナイロン繊維として、ナ
イロン6の微細繊維(繊維径=約0.2μm)を用い、
それらとEPDMを均一に配合したものであって、ナイ
ロン6微細繊維/EPDM/LDPE=105/100
/40なる重量組成比を有するものである。
【0040】次いで、この得られた各種のゴム組成物を
用いて、公知の手法に従い、性能評価用のテストピース
と共に、図1に示される如き単層構造のホース10(内
径:20mm、外径:28mm)を作製した。なお、こ
の単層ホース10の押出成形に際しては、各ゴム組成物
の押出加工性を評価した。また、それら得られた各種の
テストピース及び単層ホースには、通常の加硫操作を施
した。
【0041】そして、かくして得られた各々のテストピ
ースについて、その体積固有抵抗及び50%モジュラス
(50%伸張引張時の応力)、破断強度、破断伸び、硬
さを測定する一方、各単層ホースについては、それぞ
れ、図3に示される如き評価試験機に取り付け、通電に
対する耐久試験(ブラボライザ試験)を実施した。な
お、試験条件としては、各ホース内に、水/ロング・ラ
イフ・クーラント(LLC)=50/50の割合で調製
した冷却液を内容積の75%になるように充填した後、
試験機の両端間に12Vの直流電圧を印加して、100
℃の雰囲気下で336時間経過させた。しかる後、ホー
スを試験機より取り外して、ホース断面を観察すること
により、耐電気化学劣化特性を評価した。以上の結果を
併せて、下記表3及び表4に示した。
【0042】また、各例において得られたホース(内径
×外径×長さ=20mm×26mm×140mm)につ
いて、それぞれ、その接続部のシール性を、次のように
して評価した。即ち、各ホースの両端に、図4に示すよ
うに、金属製口金をそれぞれ取り付けた後、ホース内に
水/ロング・ライフ・クーラント(LLC)=50/5
0の割合で調製された冷却液を充填せしめて、取り付け
直後(初期)と10℃の恒温層中で120時間保持した
後(老化後)の二つの場合について、ホースの片端より
0.2MPaの圧力をホース内液体に加えて、冷却液の
漏れの状況を調べた。その結果を、下記表3及び表4に
併せ示した。
【0043】
【表1】 *1・・・ゴム組成物中のカーボンブラック含有量 *2・・・EPDM100重量部に対するポリアミド繊維の配合量 *3・・・EPDM100重量部に対するポリオレフィン樹脂の配合量
【0044】
【表2】 *1・・・ゴム組成物中のカーボンブラック含有量 *2・・・EPDM100重量部に対するポリアミド繊維の配合量 *3・・・EPDM100重量部に対するポリオレフィン樹脂の配合量
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】以上の表の結果の対比から明らかなよう
に、実施例1〜6の如く、カーボンブラックの配合量を
30重量%未満とすると共に、所定量のポリオレフィン
樹脂(LDPE)及びポリアミド繊維(ナイロン6微細
繊維)を配合せしめてなるゴム組成物を用いて、50%
伸張引張時の応力が3MPa以上とされたものにあって
は、引張り強度等の物性が高く、従ってシール性に優
れ、また押出加工性においても優れていると共に、ブラ
ボライザ試験においても、何等の異常も認められてはい
ない。
【0048】これに対して、比較例1〜4に示されるも
のにあっては、何れも、何等かの問題を有するものであ
った。例えば、充填剤としてカーボンブラックを30重
量%以上配合したゴム組成物を用いた比較例1の場合に
あっては、体積固有抵抗が低くなり、そのために、ブラ
ボライザ試験においてホースにスジ、亀裂が入り、冷却
液の漏出が認められ、また比較例2及び3に示される如
く、ポリアミド繊維を配合しなかったり、或いはその配
合量が少なかったりすると、破断伸び等の物性が悪化
し、そのためにシール性に劣ったものとなるのであり、
更に、比較例4の如く、ポリアミド繊維の配合量が多く
なり過ぎると、成形が困難となる等の問題を生じるよう
になるのである。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う水系媒体輸送ホースの接続構造によれば、ホース
の少なくとも最内層を構成するゴム材料の力学的強度低
下によって発生する液漏れが、効果的に防止され得て、
金属製乃至は樹脂製の口金やパイプ等の剛性のある筒状
部材に対する接続部(装着部)におけるシール性が効果
的に高められ得ると共に、そのようなホースが、電流の
発生し易い環境に置かれても、電気が流れ難く、ホース
内面側におけるホースと冷却液の如き水系媒体との間の
電気化学的な反応が効果的に防止され得るものであり、
従って、そのような現象に基因するところのスジや亀裂
の発生が、効果的に防止乃至は阻止され得て、電流の流
れ易い車両内部等の場所においても、長期的に安定した
性能を発揮することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う水系媒体輸送ホースの一例を示す
横断面図である。
【図2】本発明に従う水系媒体輸送ホースの別の例を示
す横断面図である。
【図3】実施例において用いた耐電気化学劣化性の評価
試験機の構成を示す説明図である。
【図4】実施例におけるシール性の評価試験を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 単層ホース 14 多層ホース 16 内層 18 外層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強糸層を有しない単層若しくは多層ホ
    ースを、剛性のある筒状部材の開口端部外周に外挿せし
    めて接続するようにした構造にして、かかる単層若しく
    は多層ホースの、少なくとも、輸送せしめられる水系媒
    体に接触する最内層を、エチレン−プロピレン系共重合
    体ゴムを主体として、これにポリオレフィン樹脂及びポ
    リアミド繊維を配合せしめ、更に、カーボンブラックを
    30重量%未満の割合で配合してなるゴム組成物を加硫
    して得られる、50%伸張引張時の応力が3MPa以上
    であるゴム材料にて形成したことを特徴とする水系媒体
    輸送ホースの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記ゴム組成物が、前記エチレン−プロ
    ピレン系共重合体ゴムの100重量部に対して、1〜6
    重量部の割合の前記ポリオレフィン樹脂及び3〜13重
    量部の割合の前記ポリアミド繊維を含有している請求項
    1記載の水系媒体輸送ホースの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記ポリオレフィン樹脂が、低密度ポリ
    エチレンである請求項1または請求項2記載の水系媒体
    輸送ホースの接続構造。
  4. 【請求項4】 前記ポリアミド繊維が、ナイロン6の微
    細繊維である請求項1乃至請求項3の何れかに記載の水
    系媒体輸送ホースの接続構造。
  5. 【請求項5】 前記水系媒体が、車両用冷却液である請
    求項1乃至請求項4の何れかに記載の水系媒体輸送ホー
    スの接続構造。
  6. 【請求項6】 前記ゴム材料が、105 Ωcm以上の体
    積固有抵抗を有している請求項1乃至請求項5の何れか
    に記載の水系媒体輸送ホースの接続構造。
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