JPH1131574A - イオン発生装置 - Google Patents

イオン発生装置

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JPH1131574A
JPH1131574A JP19940797A JP19940797A JPH1131574A JP H1131574 A JPH1131574 A JP H1131574A JP 19940797 A JP19940797 A JP 19940797A JP 19940797 A JP19940797 A JP 19940797A JP H1131574 A JPH1131574 A JP H1131574A
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JP
Japan
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air
cartridge
wire
ion generator
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JP19940797A
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Kuniyasu Oshima
邦康 大嶋
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AIBITSUKU KOGYO KK
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AIBITSUKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトな構成でありながら、空気イオンを
被塗物に向けて積極的かつ広域に供給することができ、
また、塗装の際に噴霧された塗料粒子がイオン発生装置
に侵入しないような構造を有するイオン発生装置を提供
する。 【解決手段】中空部を有する長尺状の第1支持部材5
と、第1支持部材5の長さ方向に所定間隔を存して直交
状に複数設けてなる中空部を有する長尺状の第2支持部
材6a、6b、6c、6dと、第2支持部材の下面側に
着脱自在に支持させた長尺状のワイヤ−カ−トリッジ7
と、ワイヤ−カ−トリッジ7に内装してなる放電ワイヤ
−8と、放電ワイヤ−8に高電圧を供給する高電圧発生
部とからなり、前記第1支持部材5、第2支持部材6
a、6b、6c、6d、ワイヤ−カ−トリッジ7を連通
させると共に、カ−トリッジ7の下面側には長尺状のス
リットを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン発生装置に係
り、好適には既存の塗装ブ−ス等に設置されるイオン発
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電電極と接地電極とを有し、放電電極
に高圧電圧を印加することでコロナ放電を発生させ、放
電電極周辺の空気をイオン化するイオン発生装置は様々
な分野で用いられている。例えば、正負のイオンを発生
させるイオン発生装置は好適にはクリ−ンル−ム等にお
ける除電装置として用いられ、また、一方の極性のみの
イオンを発生させるイオン発生装置は帯電装置として用
いられている。
【0003】ところで、イオン発生装置の用途としては
潜在的な未開拓の分野も多いと考えられ、例えば、出願
人の研究によると、被塗物及び塗料粒子に正負の空気イ
オンを供給しながら塗装を行うと良好な塗膜が形成され
ることがわかってきた。この場合、通常の除電作業に比
べて大量の空気イオンを塗装粒子および被塗物に積極的
に供給することが好ましい。
【0004】ところが、従来のイオン発生装置は、ある
空間内全体における静電気を中和することを主目的とし
ており、所定の対象物に空気イオンによるイオンシャワ
−を直接浴びせるような構成を有していない。また、例
えば、イオン発生装置を塗装に用いるとするならば、塗
装の際に噴霧された塗料粒子がイオン発生装置に侵入し
ないような構造にする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる要望
に応えるべく創案されたものであって、コンパクトな構
成でありながら、空気イオンを被塗物に向けて積極的か
つ広域に供給することができ、また、塗装の際に噴霧さ
れた塗料粒子がイオン発生装置に侵入しないような構造
を有するイオン発生装置を提供することを主な目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明が採用した技術手段は、中空部を有する長尺状
の第1支持部材と、該第1支持部材の長さ方向に所定間
隔を存して直交状に複数設けてなる中空部を有する長尺
状の第2支持部材と、該第2支持部材の下面側に着脱自
在に支持させた長尺状のワイヤ−カ−トリッジと、該ワ
イヤ−カ−トリッジに内装してなる放電ワイヤ−と、該
放電ワイヤ−に高電圧を供給する高電圧発生部とからな
り、前記第1支持部材、第2支持部材、ワイヤ−カ−ト
リッジを連通させると共に、カ−トリッジの下面側には
長尺状のスリットを形成し、第1支持部材から供給され
た空気を放電ワイヤ−によってイオン化し、該スリット
から下方に噴出させるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0007】好ましくは、前記カ−トリッジの下面部に
は長尺状の開口部が設けてあり、該開口部には開口部の
全周にわたってガイド片が設けてあり、該ガイド片がス
リットを形成するようにしたことを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記第1支持部材の長さ方向
両端および長さ方向中間部位には開口部が形成されてお
り、該3つの開口部のいずれかを適宜選択して空気パイ
プを開口部に連結するようにしたことを特徴とする。
【0009】好ましくは、前記第1支持部材の中空部の
所定部位には風量調節仕切板が設けてあり、第1支持部
材の中空部に供給された空気を各第2支持部材の夫々の
中空部に略均等に供給するようにしたことを特徴とす
る。さらに好ましくは、前記第2支持部材の中空部の長
さ方向中間部位にも風量調節仕切板を設けたことを特徴
とする。風量調節仕切板は不均等に供給されがちな空気
をなるべく均等になるように分配する役割を有する。
【0010】少なくとも一つ以上の第2支持部材を第1
支持部材に対してスライド可能とすることで、空気イオ
ンを噴出させるスリット間の距離を変更可能としたこと
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。イオン発生装置は別体のチャ−ジ
ングユニット1とパワ−コントロ−ルユニット2とから
構成され、チャ−ジングユニット1とパワ−コントロ−
ルユニット2とは空気ホ−ス3を介して連結してあり、
パワ−コントロ−ルユニット2を構成するブロワ−4に
よってチャ−ジングユニット1に空気を供給するように
なっている。チャ−ジングユニット1は例えば塗装ブ−
ス内の天井あるいは壁面に設置され、一方パワ−コント
ロ−ルユニット2は室外に設置され、作業空間における
設置スペ−スは小さくて済むようになっている。また、
チャ−ジングユニット1とパワ−コントロ−ルユニット
2を別体で構成することで、例えば既存の塗装設備に対
して容易に装着することができる。
【0012】チャ−ジングユニット1は、長尺状の第1
支持部材5と、第1支持部材5の長さ方向に所定間隔を
存して直交状に複数設けてなる長尺状の第2支持部材6
と、第2支持部材6の下面側に着脱自在に支持させた長
尺状のワイヤ−カ−トリッジ7(接地電極)と、ワイヤ
−カ−トリッジ7に内装してなる放電ワイヤ−8とから
構成され、放電ワイヤ−8には図示しない高電圧発生部
から高電圧を供給するようになっている。チャ−ジング
ユニット1の構造に強度を与えるには、第1支持部材5
に対向するように第3支持部材9aを配設して第2支持
部材6の他端側を支持させると共に、第1支持部材5と
第3支持部材9aの長さ方向両端部同士を第4支持部材
10a、10bで連結し、かつ第1支持部材5の上方に
位置して第5支持部材9bが設けてあり、したがって、
第3支持部材9aと第4支持部材10a、10b、第5
支持部材9bとが四周状の補強枠を構成することにな
る。
【0013】第1支持部材5、第2支持部材6、ワイヤ
−カ−トリッジ7は内部において連通しており、ブロワ
−4からエアホ−ス3を介して送られた清浄化空気をこ
れらの内部をダクトとして放電ワイヤ−8に供給するよ
うになっている。カ−トリッジ7の下面側には長尺状の
スリットが形成してあり、放電ワイヤ−8によってイオ
ン化された空気をスリットから下方に噴出させるように
している。図示のものではチャ−ジングユニット1は4
つの放電ワイヤ−8を有し、放電ワイヤ−8を内装する
カ−トリッジ7を支持する4つの第2支持部材6が所定
間隔を存して第1支持部材および第3支持部材に対して
直交して並設されている。
【0014】第1支持部材5は、断面視略正方形状の中
空長尺材であって、長さ方向両端面5a、5bおよび一
の側面5cの長さ方向中間部位には開口部11a、11
b、11cが形成してある。第1支持部材5の開口部1
1a、11b、11cには、一つのホ−ス装着体12と
2枚の蓋体13とが着脱自在に設けてあり、一つの開口
部を適宜選択してホ−ス装着体12を設けてエアホ−ス
3を連結すると共に、他の二つの開口部を蓋体13によ
って閉鎖するようになっている。ホ−ス装着体12は方
形状の装着プレ−ト12aと短筒状の装着部12bとか
ならり、装着プレ−ト12aの四角を螺子で第1支持部
材5に装着し、装着部12bにエアホ−ス3の端部を連
結するようになっている。蓋体13は方形状のプレ−ト
であり、四角を螺子で第1支持部材5に装着することで
開口部を塞ぐようになっている。
【0015】第1支持部材5の他の側面5dには第2支
持部材6の一の端部を連結するようになっており、そう
することで第1支持部材5の中空部と第2支持部材6の
中空部とを連通させるようになっている。第1支持部材
5と第2支持部材6との連結手段は特には限定されない
が、好ましくは、第2支持部材6が第1支持部材5に対
して第1支持部材5の長さ方向に移動自在に装着される
のがよい。第2支持部材6をスライドさせる構成として
は、例えば、第2支持部材6b、6cの端部側に第1支
持部材5の長さ方向に延出するスライド板14a、14
bを設け、スライド板14a、14bが第1支持部材5
の他の側面5dの一部を構成するようにする。図示のも
のでは、スライド板14a、14bを利用して風量調節
板15a、15bを装着したものを示しており、このも
のでは、第2支持部材同士の間隔の変更に合わせて風量
調節板も移動するようになっている。第2支持部材同士
の間隔を例えば200から300mmの間で任意に選択
することができるようになっている。こうすることで、
空気イオンを供給する対象物27に対応してスリット同
士の間隔を選択することができる。
【0016】第1支持部材5の中空部の所定部位には風
量調節板15a、15b、15cが設けてある。風量調
節板は第2支持部材6a、6bの間に位置して1枚、第
2支持部材6c、6dの間に位置して1枚、第1支持部
材5の一の側面の長さ方向中間部位に設けた開口部に臨
んで1枚の計3枚が配設されている。風量調節板15
a、15b、15cは中空部の高さ寸法と略同じ高さを
有すると共に、中空部の幅の略半分の幅を有している。
風量調節板15a、15bは第1支持部材5の他の側面
5d側に設けてあると共に、風量調節板15cは第1支
持部材5の一の側面5c側に設けてある。これらの風量
調節板の作用について図5(d)に基づいて説明する
と、端部から空気を供給する場合には、風量調節板15
a、15c、15bがそれぞれ第2支持部材6a、6
b、6cに空気を供給し、これらの風量調節板15a、
15b、15cの間を通って流れる残りの空気が第2支
持部材6dに供給される。また、中央部位から空気を導
入する場合については図5(d)に示してあり、風量調
節板15cが空気を左右に分配すると共に、風量調節板
15a、15bがそれぞれ第2支持部材6b、6cへ空
気を供給するようになっており、残りの空気が第2支持
部材6a、6dへ供給される。また、風量調節板15
a、15bは例えばスライド板14の内側に設けること
ができる。このように風量調節板15a、15b、15
cを配設することで、いずれの開口部11a、11b、
11cから空気を導入しても、それぞれの第2支持部材
6a、6b、6c、6dの中空部に略均等に空気を供給
できることとなる。尚、本実施の形態では、四本の第2
支持部材に空気を分配する場合の風量調節板について説
明したが、第2支持部材の本数によって、風量調節板の
個数、配設場所は適宜変更される。また、本実施の形態
による風量調節板は三箇所の空気導入口に対応できるよ
う配設されているが、例えば空気導入口が一つであれ
ば、他の配設も選択され得る。
【0017】第2支持部材6は方形状の断面を有する長
尺材であって、長さ方向一の端部を介して第1支持部材
5の中空部と連通されていると共に、第2支持部材6の
下端面には第2支持部材6の長さ方向に延出する長尺状
の開口部16が形成されている。第2支持部材6の中空
部には長さ方向中間部位に位置して中空部の高さ寸法と
略同じ高さを有すると共に、中空部の幅の略半分の幅を
有する風量調節板17が設けてあり、第1支持部材5か
ら供給される空気を長さ方向に略均等に開口部16から
排出させるようになっている。尚、第2支持部材の中空
部断面積及び容量は第1支持部材の断面積及び中空部の
容量よりも小さく設計されている。
【0018】第2支持部材6の下端面に形成した開口部
16にはワイヤ−カ−トリッジ7の上端部を着脱自在に
装着できるようになっている。したがって、ワイヤ−カ
−トリッジ7と第2支持部材6とは開口部を介して連通
されている。図示のものでは、カ−トリッジ7の上端部
と第2支持部材6の下端部を開口部同士を合わせて重合
させ、図示しない螺子によって取り付けるようになって
いる。もっとも、ワイヤ−カ−トリッジと第2支持部材
の着脱の手段については特には限定されず、例えば、カ
−トリッジあるいは第2支持部材の開口部のいずれかに
弾性装着片を設け、弾性装着片によってワンタッチで互
いに嵌着できるようにするのがよく、このような装着手
段は周知である。
【0019】ワイヤ−カ−トリッジ7は方形状の断面を
有する長尺状の部材であって、第2支持部材の長さより
も若干短い寸法を有している。カ−トリッジ7は開口状
の上端部7aと、下面部7bと、長さ方向の両端面7
c、7dと、放電ワイヤ−8の長さ方向に延出する側面
7e、7fとを有しており、下面部7bには長さ方向に
延出する長尺状の開口部7gが形成されている。開口部
7gの全周(すなわち、長さ方向側縁、両端部の側縁)
には一対の長尺状ガイド片18a、18a、一対の短片
のガイド片18b、18bが設けてあり、対向するガイ
ド片18a、18aがスリットを形成するようになって
いると共に、対向するガイド片18a、18a間には長
さ方向に所望間隔を存して複数のボルト19が装着して
あり、ボルト19がスペ−サとなって、スリットの開閉
を防止して所定の均等な幅を有するスリットを形成する
ようにしてある。ガイド片は例えば、ステンレス等の金
属から形成され、表面に樹脂コ−ティングを施すことで
スリット近傍におけるスパ−クを防止するようにしてい
る。
【0020】ワイヤ−カ−トリッジ7の長さ方向には放
電ワイヤ−8が内装されており、放電ワイヤ−8の一端
側は高電圧発生部に繋がる高電圧供給ケ−ブル26が連
結されている。カ−トリッジ7の他端側には他端側の端
面7dと所定間隔を存して樹脂からなる支持体20が内
装されており、支持体20には先端にフック状の係止部
を有するピン21が貫設させてあり、係止部には放電ワ
イヤ−8の他端側を係止するようになっている。ピン2
1の軸部には頭部と樹脂との間に位置してスプリング2
2が設けてあり、スプリング22の弾性力によって常時
は放電ワイヤ−8に所定の緊張を与えて張設するように
なっている。そして、ピン21をスプリング22の弾性
力に対抗して移動させることで、放電ワイヤ−8を弛ま
せることができ、そうすることで放電ワイヤ−8を取外
すこともできる。カ−トリッジ7の他端面には手回しの
押しねじ23が螺挿してあり、押しねじ23を進退させ
ることで、押しねじ23の先端をピン21の頭部に当接
させたり、離隔させたりすることができるようになって
いる。すなわち、放電ワイヤ−8を交換したい場合や、
移動時の振動等に耐え得るようにワイヤ−8に弛みを与
えたい場合には、手で押しねじ23を回すことで、ピン
21をスプリング力に対抗して移動させて放電ワイヤ−
8を弛ませた状態に保持することができる。押しねじ2
3はカ−トリッジ端面7dに対して螺合しているため、
その位置を保持することがでる。尚、押しねじは絶縁体
である樹脂で形成されている。また、カ−トリッジ7の
長さ方向両端部の上面には蓋体24、25が着脱自在に
設けてあり、放電ワイヤ−8の脱着作業等を容易にでき
るようになっている。
【0021】放電ワイヤ−8は線径60μmのタングス
テンからなり、表面にはAuプレ−ティングを施すこと
で酸化損傷を可及的に防止している。もっとも、放電ワ
イヤ−の材質、構成はこれに限定されるものではなく、
例えば公知のものから好適に選択される。放電ワイヤ−
8に高電圧を供給する手段は特には限定されないが、好
適には直流高電圧を印加することで単極の空気イオンを
発生させるのがよい。例えば正負のイオンを同時に発生
させたい場合には、四本の放電ワイヤ−8の内、二本の
放電ワイヤ−8に正の高電圧を印加し、他の二本の放電
ワイヤ−8に負の高電圧を印加すれば、接地電極を構成
するワイヤ−カ−トリッジ7との間でコロナ放電が発生
し、正負のイオンが生成される。また、例えば負のイオ
ンのみを発生させたい場合には、四本の放電ワイヤ−8
に負の高圧電圧を印加すればよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1、請求項2に記載したもので
は、一つの空気供給源から供給された空気をイオン化
し、所定間隔を存して並設した複数のスリットから下方
に向かって空気イオンを供給するようにしたので、広範
囲にわたって空気イオンを直接供給することができる。
空気は空気ダクトを構成する長尺状の第1支持部材、第
2支持部材の内部を通って供給され、かつカ−トリッジ
の下面に形成したスリット状の空気噴出口から良好に噴
出されるので、カ−トリッジ内における空気の滞留によ
って良好に空気をイオン化させ、該空気イオンをある程
度の勢いをもって噴出させることができ、例えば正負に
それぞれ帯電したイオン化空気が噴出口近傍で中和する
ことがないようになっている。また、噴出口を幅狭にす
ることで内圧構造とすることができ、例えばスプレ−塗
装時における塗料が侵入しないようになっている。ま
た、本体は長尺状の第1支持部材と、第1支持部材の長
さ方向に所定間隔を存して直交状に設けた複数の第2支
持部材と、第2支持部材の下面に設けたワイヤ−カ−ト
リッジとから構成されていると共に、これらの内部が空
気ダクトを構成しているので、部品点数が少なく低コス
トなものでありながら、全体として薄型でかつコンパク
トであるのでスペ−スを取らず、既存設備の天井等に良
好に装着することができる。また、全体形状が薄型方形
状であるので、複数のイオン発生装置を天井等に良好に
連設することができる。
【0023】請求項3に記載したものでは、空気を供給
する空気パイプの装着部位を選択することで、既存の設
備に対してのイオン発生装置取付けの融通性がある。ま
た、複数のイオン発生装置を連設する際にも有利であ
る。請求項4に記載したものでは、一つの供給部から供
給される空気を空気ダクトを構成する複数の第2支持部
材にバランス良く分配することができる。請求項5に記
載したものでは、長さ方向に流れる空気を良好に下方の
カ−トリッジに向かって、長さ方向になるべく均等に供
給することができる。請求項6に記載したものでは、空
気イオンを供給する対象物等に対応してスリット同士の
間隔を選択することで、対象物に対して良好に空気イオ
ンを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チャ−ジングユニットの斜視図である。
【図2】パワ−コントロ−ルユニットの斜視図である。
【図3】(a)はチャ−ジングユニットおよびパワ−コ
ントロ−ルユニットを塗装ブ−スに装着した状態を示す
斜視図、(b)はチャ−ジングユニットを連設した状態
を示す平面図である。
【図4】チャ−ジングユニットを、カ−トリッジを除い
た状態で下方から見た一部省略図である。
【図5】第1支持部材を示す図であって、(a)は斜視
図、(b)および(c)は断面図、(d)および(e)
は空気の流れを示す図である。
【図6】(a)は空気パイプ装着体、(b)は蓋体、
(c)は第2支持部材の断面、(d)はワイヤ−カ−ト
リッジの断面を示す図である。
【図7】(a)は図4の側面図、(b)はワイヤ−カ−
トッジを装着した状態でのチャ−ジングユニットの内観
を示す側面図である。
【図8】ワイヤ−カ−トリッジを示す図であって、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は長尺状のガ
イド片の側面図および断面図、(d)は短片のガイド片
の側面図および断面図、(e)は長さ方向両端部の上壁
部の平面図である。
【符号の説明】
5 第1支持部材 6 第2支持部材 7 ワイヤ−カ−トリッジ 8 放電ワイヤ−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空部を有する長尺状の第1支持部材と、
    該第1支持部材の長さ方向に所定間隔を存して直交状に
    複数設けてなる中空部を有する長尺状の第2支持部材
    と、該第2支持部材の下面側に着脱自在に支持させた長
    尺状のワイヤ−カ−トリッジと、該ワイヤ−カ−トリッ
    ジに内装してなる放電ワイヤ−と、該放電ワイヤ−に高
    電圧を供給する高電圧発生部とからなり、前記第1支持
    部材、第2支持部材、ワイヤ−カ−トリッジを連通させ
    ると共に、カ−トリッジの下面側には長尺状のスリット
    を形成し、第1支持部材の中空部から供給された空気を
    放電ワイヤ−によってイオン化し、該スリットから下方
    に噴出させるようにしたことを特徴とするイオン発生装
    置。
  2. 【請求項2】前記カ−トリッジの下面部には長尺状の開
    口部が設けてあり、該開口部には開口部の全周にわたっ
    てガイド片が設けてあり、該ガイド片がスリットを形成
    するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のイオ
    ン発生装置。
  3. 【請求項3】前記第1支持部材の長さ方向両端および長
    さ方向中間部位には開口部が形成されており、該3つの
    開口部のいずれかを適宜選択して空気パイプを開口部に
    連結するようにしたことを特徴とする請求項1乃至2い
    ずれかに記載のイオン発生装置。
  4. 【請求項4】前記第1支持部材の中空部の所定部位には
    風量調節仕切板が設けてあり、第1支持部材の中空部に
    供給された空気を各第2支持部材の夫々の中空部に略均
    等に供給するようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    3いずれかに記載のイオン発生装置。
  5. 【請求項5】前記第2支持部材の中空部の長さ方向中間
    部位には風量調節仕切板を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至4いずれかに記載のイオン発生装置。
  6. 【請求項6】少なくとも一つ以上の第2支持部材を第1
    支持部材に対してスライド可能とすることで、空気イオ
    ンを噴出させるスリット間の距離を変更可能としたこと
    を特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のイオン発
    生装置。
JP19940797A 1997-07-09 1997-07-09 イオン発生装置 Pending JPH1131574A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0658817A3 (en) * 1993-12-02 1995-09-27 Kao Corp Toner for developing electrostatic latent images.

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0658817A3 (en) * 1993-12-02 1995-09-27 Kao Corp Toner for developing electrostatic latent images.

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