JPH11315595A - 耐火性複合建築材料および耐火性複合床材 - Google Patents

耐火性複合建築材料および耐火性複合床材

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JPH11315595A
JPH11315595A JP3880999A JP3880999A JPH11315595A JP H11315595 A JPH11315595 A JP H11315595A JP 3880999 A JP3880999 A JP 3880999A JP 3880999 A JP3880999 A JP 3880999A JP H11315595 A JPH11315595 A JP H11315595A
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JP
Japan
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fire
building material
resistant composite
composite building
porous inorganic
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Application number
JP3880999A
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English (en)
Inventor
Kichiya Matsuno
吉弥 松野
Tetsuji Ogawa
哲司 小川
Kenji Sato
健司 佐藤
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多孔質無機芯材を床材に用いて,強度が高
く,軽量で,耐火性及び加工性に優れ,多目的使用が可
能な耐火性複合建築材料および耐火性複合床材を提供す
る。 【解決手段】 石膏ボード3等の多孔質無機芯材の表側
面71又は裏側面72の少なくとも一方に,熱硬化性樹
脂及び無機質繊維からなる補強層4を接着している。耐
火性複合建築材料7は,貫通穴11を有する。また,耐
火性複合建築材料7は,段部,切欠き部を有していても
よい。多孔質無機芯材は,有機質成分を含んでいること
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,建築材料等に用いられる耐火性
複合建築材料および耐火性複合床材に関するものであっ
て,耐火性および床材としての強度を有し,フリーアク
セスフロアー(以下,「FAフロアー」という。)など
に使用される複合建築材料に関する。
【0002】
【従来技術】コンピュータ等を設置するFAフロアーの
基材は,コンピュータの重量に耐え,地震時にコンピュ
ータ等が転倒した場合でもその衝撃で破損しないことが
要求され,また,配線を床下面に配設することになるた
め,ケーブル火災等でも耐えられるように耐火性にも優
れていることが必要とされている。このようなFAフロ
アーの基材としては,スチール,アルミニウム等の金
属を使用したもの,ポリ塩化ビニル,ABS樹脂,ポ
リプロピレン等の樹脂製のもの,繊維で補強したコン
クリート製のもの,ケイ酸カルシウム板に金属板を貼
付したもの,パーティクルボード等の木質系のものが
ある。
【0003】
【解決しようとする課題】ところが,の金属を使用し
たもの,のコンクリート製のもの,のケイ酸カルシ
ウム板に金属を貼付したものは,重く,加工性も悪い。
の樹脂製のものやのパーティクルボードは,耐火性
に劣る。このため,強度が高く,軽くて耐火性に優れ,
加工性にも優れた実用的な床材はこれまで開発されてい
なかった。ところで,建築材料としては,石膏ボード等
の多孔質無機芯材がコストの観点で優れており,壁材等
に使用されている。例えば,熱可塑性樹脂製のプリプレ
グを石膏ボード等の多孔質無機芯材に貼付した壁,間仕
切り用の建築材料が特開平7−329236号に提案さ
れている。
【0004】しかしながら,多孔質無機芯材は強度が低
いため床材に使用することはできないというのが建築業
界の常識であった。また,室内には,多種類の電気機
器,空調機器等があり,これらを載置する床には,多機
能が要求されている。
【0005】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,多孔
質無機芯材を用いて,強度が高く,軽量で,耐火性及び
加工性に優れ,多目的使用が可能な耐火性複合建築材料
および耐火性複合床材を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】第1の発明は,多孔質無機芯材の表
側面又は裏側面の少なくとも一方に,熱硬化性樹脂及び
無機質繊維からなる補強層を設けてなる耐火性複合建築
材料であって,該耐火性複合建築材料は,貫通穴を有す
ることを特徴とする耐火性複合建築材料である。
【0007】多孔質無機質芯材は,低コストで耐火性及
び圧縮強度に優れている。しかし,その反面,多孔質無
機芯材は,力が加わると,力が加わった側とは反対側に
引っ張りの力が発生して,この力の発生点を起点として
破壊が生じる。
【0008】そこで,第1の発明においては,多孔質無
機芯材の表側面又は裏側面に補強層を接着することによ
り,多孔質無機芯材の引張り力に対する強度を改善して
いる。即ち,多孔質無機芯材の表側面又は裏側面には,
熱硬化性樹脂および無機質繊維からなる補強層が形成さ
れているため,引張り力が加わった場合でも破壊が起き
ない。また,補強層は,熱硬化性樹脂および無機質繊維
からなるため,加工性にも優れている。
【0009】また,熱硬化性樹脂は熱可塑性樹脂と異な
り,耐火性に優れ,高温化でも軟化しないため,補強層
としての機能が失われない。さらに,第1の発明の耐火
性複合建築材料は,多孔質無機芯材,熱硬化性樹脂,お
よび無機質繊維を主要構成としているため,軽量で加工
性に優れ,かつ低コストである。
【0010】また,第1の発明の耐火性複合建築材料
は,貫通穴を有している。貫通穴は,例えば,施工用金
具取付け穴,電気配線取出し口,空調吹出し口等として
利用することができる。従って,第1の発明の耐火性複
合建築材料は,多目的使用を実現できる。
【0011】次に,第1の発明の詳細について説明す
る。施工用の貫通穴は,どのような形状,大きさでもよ
い。例えば,その形状は,円形,多角形等がある。ま
た,その大きさは,一般に10〜25mmであるが,こ
れは用途により異なる。貫通穴を空調吹出し口としてい
る場合には,50〜200mmであることが好ましい。
【0012】上記補強層は,熱硬化性樹脂と無機質繊維
とからなる。上記熱硬化性樹脂は,フェノール樹脂,メ
ラミン樹脂,エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂,尿素樹脂
等がよい。
【0013】上記無機質繊維としては,ガラス繊維,ロ
ックウール,セラミックファイバー,カーボンファイバ
ーが望ましい。低価格で耐熱性,強度が高いからであ
る。上記無機質繊維は,非連続の繊維がマット状に成形
されていてもよく,また,連続長繊維を3〜7cmに切
断してマット状にしたもの(チョップドストランドマッ
ト),あるいは連続長繊維を渦巻き状に積層しマット状
にしたもの,さらには連続長繊維を織りあげたものでも
よい。
【0014】上記補強層に含まれる熱硬化性樹脂の含有
量は,無機質繊維100重量部に対して20〜200重
量部であることが望ましい。この理由は,この範囲で
は,充分な剛性,耐衝撃性等が得られ,かつ高い耐火性
を維持できるからである。
【0015】上記補強層の厚さは,0.3mm〜3.5
mmが望ましい。この理由は,この範囲では,充分な剛
性,耐衝撃性等が得られ,かつ高い加工性を維持できる
からである。上記補強層には,水酸化アルミニウム,水
酸化マグネシウム等の難燃化剤,ならびにシリカゾル,
アルミナゾル,水ガラス等,一般に使用される無機質の
結合剤を添加してもよい。シリカゾル,アルミナゾル
は,大きさ10〜100nmのSiO2やAl23の粒
子を水中に分散させたものであり,その濃度は20〜4
0重量%であることが好ましい。
【0016】上記補強層は,少なくとも多孔質無機芯材
の裏面側(室内側の反対側)に形成されていることが好
ましい。これにより,耐火性複合建築材料に,上方から
下方への引張り力に対する耐性を付与できる。また,補
強層は,多孔質無機芯材の片面のみ,あるいはその両面
に形成されていてもよい。
【0017】上記補強層は,例えば,接着剤により上記
多孔質無機芯材の表側面又は裏側面の少なくとも一方に
接着されている。上記接着剤は,フェノール樹脂,エポ
キシ樹脂,レゾルシノール樹脂及びメラミン樹脂のグル
ープから選ばれる1種又は2種以上からなることが好ま
しい。これらの接着剤は,接着後に撓みが少ないため,
耐火性複合建築材料全体の撓みを抑制できる。また,接
着剤としては,上記のほかに,ウレタン樹脂,酢酸ビニ
ル樹脂等を用いることもできる。
【0018】多孔質無機芯材は,例えば,石膏ボード,
ケイ酸カルシウム板,スラグ石膏板等であることが好ま
しい。これらは耐火性に優れ,軽量で,低コストだから
である。この中でも特にコストの点から石膏ボードが好
ましい。
【0019】なお,石膏ボードとは,石膏板の表面にボ
ード原紙を貼着した板をいう。石膏板とは,石膏からな
る板状体をいい,スラグ石膏板とは高炉スラグと二水石
膏とを特殊触媒処理により結晶生成(エトライト,3C
aO,Al23,3CaSO 4・31〜32H2O)させ
た不燃材をいう。また,石綿セメント板とは,石綿をセ
メントに混ぜ,水練りして板状に強圧して水分を取り養
生したセメント製品をいう。パーライト板とは,一般に
石綿セメントパーライト板をいい,セメント石綿,パー
ライトを主原料として水を加えて混合し抄造成形し養生
した板をいう。
【0020】多孔質無機芯材の厚みは,9.5〜30.
0mmであることが好ましい。この理由は,この範囲で
は,充分な剛性及び耐衝撃性が得られ,かつ床下の配線
スペースを充分確保でき,また高い加工性を有するから
である。一方,9.5mm未満の場合には,十分な剛性
及び耐衝撃性が得られないおそれがある。また,30.
0mmを超える場合には,それに見合う効果が得られ難
い。特に,多孔質無機芯材の厚みは,19〜25mmで
あることが好ましい。これにより,更に優れた剛性,耐
衝撃性及び加工性が得られる。
【0021】また,多孔質無機芯材を複数枚積層して上
記の厚みに調整してもよい。なお,上記多孔質無機芯材
の厚みとは,1層のみの多孔質無機芯材を用いている場
合には1層の厚みを,複数層積層されている場合には複
数層の厚みを,後述するボード原紙が貼着されている場
合には該ボード原紙の厚みをも含めた厚みをいう。
【0022】また,多孔質無機芯材の比重は,0.9〜
1.5であることが好ましい。これにより,比較的軽量
で,優れた剛性及び耐衝撃性を発揮できる。一方,0.
9未満の場合には,もろくなるおそれがある。また1.
5を超える場合には,軽量化が妨げられるおそれがあ
る。
【0023】なお,上記多孔質無機芯材の比重とは,1
層のみの多孔質無機芯材が設けられている場合には1層
の比重を,複数層積層されている場合には複数層の比重
を,後述するボード原紙が貼着されている場合には該ボ
ード原紙の厚みをも含めた比重をいう。上記比重とは,
4℃の水の体積密度に対する多孔質無機芯材の体積密度
の比をいう。
【0024】上記多孔質無機芯材は,その表側面又は裏
側面の少なくとも一方にボード原紙を貼着してなり,上
記補強層は上記ボード原紙の上に接着されていることが
好ましい。上記ボード原紙としては,例えば,古紙,パ
ルプ等を主原料とし,これに発水剤等を添加した厚み
0.3〜0.5mm程度の厚紙を用いることができる。
かかるボード原紙貼着により,耐火性複合建築材料の曲
げ強度,耐衝撃性,耐水性等が向上する。
【0025】上記多孔質無機芯材は,複数層積層接着
し,その最表面の少なくとも一方の面には上記補強層が
接着されていることが好ましい。これにより,耐火性複
合建築材料の耐衝撃性及び剛性が更に高くなる。
【0026】各多孔質無機芯材の間は,接着剤により接
着されていることが好ましい。この接着剤は,多孔質無
機芯材と補強層との間を接着する接着剤と同様のものを
用いることが好ましい。即ち,上記接着剤は,フェノー
ル樹脂,エポキシ樹脂,ウレタン樹脂,メラミン樹脂,
レゾルシノール樹脂,及び酢酸ビニル樹脂のグループか
ら選ばれる1種又は2種以上からなることが好ましい。
これにより,耐火性複合建築材料全体の撓みを防止でき
る。
【0027】多孔質無機芯材は,更に有機質成分を含む
ことが望ましい。これにより,耐火性複合建築材料の破
壊靱性値を改善でき,曲げ強度や耐クラック性を向上さ
せることができる。また,破壊靱性値が高いため釘を打
つことができ,建築材料としては最適である。有機質成
分は,有機質結合剤または有機質繊維状物であることが
望ましい。また,有機質結合剤は,熱硬化性樹脂または
熱可塑性樹脂が望ましい。上記有機質成分を多孔質無機
芯材に含浸させてもよく,あるいは無機粒子をこれら熱
硬化性樹脂または熱可塑性樹脂からなる有機質結合剤を
介して成形して多孔質無機芯材としてもよい。さらに,
有機質繊維状物を添加してもよい。
【0028】上記熱硬化性樹脂は,フェノール樹脂,エ
ポキシ樹脂,ウレタン樹脂,メラミン樹脂,レゾルシノ
ール樹脂が望ましく,熱可塑性樹脂は,ポリエーテルス
ルフォン,ポリスルフィド,ポリフェニレンエーテル,
ポリフェニレンスルフィド,ポリフェニレンオキシド,
ポリエーテルイミドから選ばれる少なくとも1種以上が
望ましい。
【0029】有機質繊維状物としては,ビニロン,ポリ
プロピレンおよびポリエチレンなどの化学繊維,そして
多糖類からなる有機質繊維状物から選ばれる少なくとも
1種以上を使用できるが,多糖類からなる有機質繊維状
物であることが望ましい。なぜなら,多糖類にはOH基
が存在し,水素結合により無機物であるAl23,Si
2またはCaOの各種化合物と結合しやすいからであ
る。この多糖類は,アミノ糖,ウロン酸,デンプン,グ
リコーゲン,イヌリン,リケニン,セルロース,キチ
ン,キトサン,ヘミセルロースおよびペクチンから選ば
れる少なくとも1種以上の化合物であることが望まし
い。これら多糖類からなる有機質繊維状物としては,パ
ルプ,パルプかす,針葉樹,広葉樹などの粉砕物である
チップ(繊維の集合物),新聞や雑誌などの故紙の粉砕
物が有利に適合する。なお,パルプは,一般に,セルロ
ースの他にリグニンを10〜30重量%程度含んでい
る。
【0030】また,耐火性複合建築材料の木口面は,被
覆層により被覆されていることが好ましい。これによ
り,耐火性複合建築材料,特に石膏ボードの粉の飛散を
防止でき,取扱性が高くなる。上記被覆層としては,例
えば,珪酸ソーダ溶液,シリカゾル,アルミナゾル等の
無機系材料,ゴム系エマルジョン,アクリルエマルジョ
ン等の各種樹脂エマルジョンからなる有機系材料を用い
ることができる。ゴム系エマルジョンは,ニトリル−ブ
タジエンゴム溶液,エチレン−ブタジエン溶液がよい。
また,各エマルジョン溶液の濃度は,30〜60重量%
であることが好ましい。これにより,被覆層を均一に形
成できる。
【0031】上記被覆層は,上記木口面の表面に含浸さ
れた含浸層を形成していることが好ましい。これによ
り,上記粉の飛散を効果的に防止することができる。上
記被覆層の厚みは,上記含浸層である場合及びそうでな
い場合のいずれも,0.01〜4.5mmであることが
好ましい。これにより,重量,コストの増大を招くこと
なく,多孔質無機芯材の粉の飛散を防止できる。一方,
0.01mm未満の場合には,上記粉が飛散するおそれ
がある。また,4.5mmを超える場合には,それに見
合う効果は期待できない。
【0032】また,第1の発明の耐火性複合建築材料
は,その最表面に表面化粧層を設けることもできる。表
面化粧層としては,例えば,メラミン化粧板,塩化ビニ
ルタイル,布,マット製等のカーペット,畳,天然木,
化粧合板,天然石又は人造石を用いることができる。
【0033】また,第1の発明の耐火性複合建築材料に
は,電磁波シールド層を設けてもよい。これにより,電
気機器等から耐火性複合建築材料の雰囲気中に発せられ
た電磁波を吸収でき,電磁波による人体への影響を抑制
できる。電磁波シールド層は,例えば,導電性フィラー
と樹脂とからなる複合シート,金属箔等を用いることが
できる。
【0034】第1の発明の耐火性複合建築材料の製造方
法としては,まず,多孔質無機芯材の表側面又は裏側面
の少なくとも一方の面に補強層を接着する。この接着方
法としては,例えば,無機,有機バインダ等を含浸さ
せた無機質繊維を予め板状に成形し,ここに熱硬化性樹
脂組成物を含浸,乾燥,硬化させたものを接着剤を介し
て多孔質無機芯材に貼付する方法がある。また,無機
質繊維のマットに樹脂組成物を含浸,乾燥した後,加熱
プレスし,熱硬化性樹脂を硬化せしめて成形し,これを
接着剤を介して多孔質無機芯材に貼付する方法でもよ
い。あるいは,無機質繊維のマットに樹脂組成物を含
浸,乾燥した後,多孔質無機芯材に積層し,加熱プレス
し,熱硬化性樹脂を硬化せしめて成形する方法でもよ
い。また,多孔質無機芯材に熱硬化性樹脂を塗布してお
き,ここに無機質繊維のマットを載置し,加熱プレスす
る方法でもよい。
【0035】さらに,ガラス繊維,ロックウール,セ
ラミックファイバーの繊維表面にフェノール樹脂等の熱
硬化性樹脂をBステージでコーティングしておき,多孔
質無機芯材に積層して加熱プレスする方法も採用でき
る。繊維表面に熱硬化性樹脂をBステージでコーティン
グしておく方法では,含浸した樹脂との密着性が向上
し,また繊維同士を接着しやすく,また樹脂の含浸率を
改善できるため有利である。このようなコーティングの
方法としては,ガラス繊維,ロックウール,セラミック
ファイバーの原料溶融物をノズルから流出させて,ブロ
ーイング法あるいは遠心法により,繊維化し,この繊維
化と同時にフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂の溶液を吹
きつけて集綿するのである。なお,ガラス繊維,ロック
ウール,セラミックファイバーを使用する場合は,シラ
ンカップリング剤をコーティングしておくとよい。
【0036】次に,補強層を接着した多孔質無機芯材
に,パンチング加工,ドリル加工,ルーター加工等によ
り施工用の貫通穴を穿設する。
【0037】第2の発明は,多孔質無機芯材の表側面又
は裏側面の少なくとも一方に,熱硬化性樹脂及び無機質
繊維からなる補強層を設けてなる耐火性複合建築材料で
あって,該耐火性複合建築材料は,段部を有することを
特徴とする耐火性複合建築材料である。
【0038】第2の発明に係る耐火性複合建築材料は,
段部を有する。段部は,耐火性複合建築材料の補強層お
よび多孔質無機芯材の一部を除去して形成されてなる。
段部の形成は,図5の(a)のように,正方形又は長方
形等の方形の耐火性複合建築材料の四隅を扇形に切削し
て,円弧として形成されたものが望ましい。このような
形状の場合は,実施形態例2のように上側支持板812
(図6)を嵌め込むことができるからである。
【0039】多孔質無機芯材として石膏ボードを使用し
た場合は,耐火性複合建築材料の表面に石膏面が露出す
るが,この露出した石膏面に被覆層を設けておくとよ
い。被覆層は,前述のようにケイ酸ソーダ,シリカゾ
ル,アルミナゾル等の無機系材料,ゴム系エマルジョ
ン,アクリルエマルジョン等の各種エマルジョンを使用
できる。段部は,施工用金具取付け穴,電気配線取出し
用金具,空調吹出し用金具取付け等に利用できる。した
がって,第2の発明は,用途範囲が広く,取扱いやす
い。その他,第2の発明は,上記第1の発明と同様の効
果を有する。上記段部は,どのような形状,大きさでも
よく,用途により適宜選択する。段部は,例えば,ルー
ター加工等により形成することができる。第2の発明に
おけるその他の点は,上記第1の発明と同様である。
【0040】第3の発明は,多孔質無機芯材の表側面又
は裏側面の少なくとも一方に,熱硬化性樹脂及び無機質
繊維からなる補強層を設けてなる耐火性複合建築材料で
あって,該耐火性複合建築材料は,切欠き部を有するこ
とを特徴とする耐火性複合建築材料である。
【0041】切欠き部は,後述の実施形態例3にあるよ
うに耐火性複合建築材料の側面の一部を方形に切り欠い
て形成されていることが望ましい。また,図5(a)の
ように正方形又は長方形等の方形の耐火性複合建築材料
の頂角を円弧に切り欠いてもよい。この場合は,切欠き
部は,例えば,支持用ボルト82等の支持具に当接す
る。
【0042】第3の発明に係る耐火性複合建築材料は,
切欠き部を有する。切欠き部は,施工用金具取付け穴,
電気配線取出し用穴,空調吹出し口等に利用できる。し
たがって,第3の発明は,用途範囲が広く,取扱いやす
い。その他,第3の発明は,上記第1の発明と同様の効
果を有する。上記段部は,どのような形状,大きさでも
よく,用途により適宜選択する。段部は,例えば,ルー
ター加工,ドリル加工等により形成することができる。
第3の発明におけるその他の点は,上記第1の発明と同
様である。
【0043】上記第1〜第3の発明における,貫通穴,
段部及び切欠き部の組み合わせは自由である。本発明の
耐火性複合建築材料は,床材,壁材,天井材などに使用
できる。特に強度,耐火性が要求される床材には最適で
あり,耐火性複合床材として使用できる。
【0044】第4の発明は,多孔質無機芯材の表側面又
は裏側面の少なくとも一方に,樹脂及び無機質繊維から
なる補強層を設けてなる耐火性複合建築材料であって,
上記多孔質無機芯材は,有機質成分を含むとともに,上
記耐火性複合建築材料は,貫通孔,段部または切欠き部
のいずれか少なくとも1つを有することを特徴とする耐
火性複合建築材料である。
【0045】第4の発明では,多孔質無機芯材に有機質
成分が含まれている。そのため,耐火性複合建築材料の
破壊靱性値を改善でき,曲げ強度や耐クラック性を向上
させることができる。また,破壊靱性値が高いため釘を
打つことができ,建築材料としては最適である。また,
多孔質無機芯材の表面には,補強層を設けているため,
加工性,耐火性,引張り強度,曲げ強度及び耐衝撃性に
優れている。その他,第4の発明においても,上記第1
〜第3の発明と同様の効果を発揮できる。
【0046】第4の発明で使用される多孔質無機芯材と
しては,無機非晶質体を用いることができる。例えば,
Al23−SiO2−CaO系非晶質体などである。こ
れらは,Al,Si,Caなどの金属元素のアルコキシ
ドや水酸化物を酸やアルカリの存在下で加水分解重合さ
せてゾル化させ,これを乾燥硬化させてゲル化すること
により製造される。ゾル化したものの中に前述の有機質
成分を加えることもできる。
【0047】補強層は,樹脂と無機質繊維とを含有して
いるが,更には,無機質繊維100重量部に対して,4
0〜120重量部の樹脂を含有していることが好まし
い。これにより,補強層の上記特性を更に効果的に発揮
できる。
【0048】樹脂としては,熱硬化性樹脂または熱可塑
性樹脂を使用できる。多孔質無機芯材に有機質成分を含
み強度および靱性値が改善されているため,補強層に熱
可塑性樹脂を使用できる。熱硬化性樹脂としては,フェ
ノール樹脂,メラミン樹脂,エポキシ樹脂,ポリイミド
樹脂,尿素樹脂などがよい。
【0049】熱可塑性樹脂は,ポリエーテルスルフォ
ン,ポリスルフィド,ポリフェニレンエーエル,ポリフ
ェニレンスルフィド,ポリフェニレンオキシド,ポリエ
ーテルイミドから選ばれる少なくとも1種以上が望まし
い。第4発明におけるその他の構成,用途および製造方
法は,上記第1〜第3の発明と同様である。
【0050】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる耐火性複合建築材料につい
て図1〜図4を用いて説明する。本例の耐火性複合建築
材料7は,図1に示すごとく,石膏ボード3の表側面7
1及び裏側面72の両面に,熱硬化性樹脂41及び無機
質繊維42からなる補強層4を接着している。
【0051】石膏ボード3は,1層からなり,その厚み
は,12.5mmであり,その比重は,1.3である。
補強層4は,420重量部の熱硬化性樹脂と,600重
量部の無機質繊維とからなる。熱硬化性樹脂は,フェノ
ール樹脂である。無機質繊維としては,ガラス繊維チョ
ップドストランドマット(重量600g/m2)を用い
る。補強層4の厚さは,0.8mmである。耐火性複合
建築材料7の最表面には,表面化粧層2が設けられてい
る。表面化粧層2は,カーペットである。
【0052】耐火性複合建築材料7は,図1,図2に示
すごとく,貫通穴11,12が設けられている。貫通穴
11は,図3に示すごとく,直径10mmの施工用丸穴
である。貫通穴11には,支持脚8が取り付けられる。
支持脚8は,貫通穴11に挿入するためのパネルナット
81と,パネルナット81の中に上下動可能にネジ切り
された高さ調整用のボルト82と,支持台83とからな
る。
【0053】また,貫通穴12は,直径120mmの丸
穴である。この貫通穴12は,例えば,図4に示すごと
く,空調吹出し用,配線取出し用として用いられる。具
体的には,空調吹出し用として利用する場合には,貫通
穴11を通気孔を有する蓋体66により被覆して,その
下方に床下空調装置を設けて,貫通穴11を通じて室内
の空調を行う。また,貫通穴12は,裏側面72に配置
された配線コード61を表側面71に取出すための配線
取出し口として利用することもできる。なお,図4にお
いて,符号62は,配線中継器である。
【0054】本例の耐火性複合建築材料の製造方法を説
明する。 (1)石膏ボード形成用の成形型に焼石膏と水との混合
物を流し込み,石膏を乾燥,硬化させて,石膏ボード3
を得る。
【0055】(2)次に,石膏ボード3の表面に,硬化
剤を添加したフェノール樹脂溶液(接着剤)を250g
/m2(固形分換算)の割合で塗布し,市販のガラス繊
維チョップドストランドマット(重量600g/m2
厚み0.7mm)を重ね80℃の温度にて20分間プレ
スした。これにより,石膏ボード3の表側面71及び裏
側面72に補強層4が形成される。
【0056】(3)次に,上記石膏ボード3に,パンチ
ング加工により貫通穴11,12をあける。 (4)次いで,表側面71の補強層4の表面にカーペッ
トからなる表面化粧層2を接着する。 (5)次いで,木工用の丸鋸により石膏ボード3,補強
層4及び表面化粧層2を切断して,数十cm平方の大き
さを有する耐火性複合建築材料7を得る。
【0057】得られた耐火性複合建築材料7には,図
3,図4に示すごとく,その裏側面72に支持脚8を取
り付け,これらを複数枚組み合わせて床材として使用す
る。耐火性複合建築材料7を事務室の床9に設置する
と,その表側面71には事務機器を,その裏側面72に
は事務機器の配線機器,空調機器を配設することができ
る。配線機器用の配線コード61及び空調機器から吹出
す冷暖房は,耐火性複合建築材料7の貫通穴12から床
上に取出すことができる。
【0058】次に,本例の作用及び効果について説明す
る。本例の耐火性複合建築材料7は,石膏ボード3を用
いているため,低コストで耐火性及び圧縮強度に優れて
いる。また,耐火性複合建築材料7は,石膏ボード3の
表側面71及び裏側面72に高強度の補強層4を被覆し
ているため,引張り力が加わった場合でも破壊が起き
ず,耐引張り性に優れている。また,補強層4は,熱硬
化性樹脂および無機質繊維からなるため,加工性に優れ
ている。
【0059】また,熱硬化性樹脂は熱可塑性樹脂と異な
り,耐火性に優れ,高温化でも軟化しないため,補強層
4としての機能が失われない。さらに,本例の耐火性複
合建築材料7は,石膏ボード3,熱硬化性樹脂及び無機
質繊維からなる補強層4を主要構成としているため,軽
量で加工性に優れ安価である。
【0060】なお,本例の耐火性複合建築材料7は石膏
ボード3の表側面71及び裏側面72に補強層4を形成
しているが,いずれかに形成されていてもよい。また,
本例においては,石膏ボードの厚みが12.5mmであ
るが,これに限定されず,例えば,12.5mm,1
5.0mmのものも用いることができる。また,本例に
おいては1層の石膏ボードを用いているが,2層以上の
複数層でもよい。
【0061】実施形態例2 本例の耐火性複合建築材料は,図5,図6に示すごと
く,その表側面71のコーナー部に段部13を有してい
る。段部13は,半径4cmの円弧状であり,その深さ
は2.5mmである。この段部13の形状は,図6に示
すごとく,支持脚8の上側支持板812と同形状であ
る。また,図5,図6に示すごとく,耐火性複合建築材
料7のコーナー部には,上記段部13の端部に,円弧状
の切欠き部14が設けられている。
【0062】支持脚8は,切欠き部14に挿入するため
のパネルナット81と,パネルナット81の中に上下動
可能にネジ切りされた高さ調整用のボルト82と,支持
台83とからなる。パネルナット81は,耐火性複合建
築材料7を表側面71から保持するための上側支持板8
12と,耐火性複合建築材料7を裏側面72から保持す
るための下側支持板811とを有する。
【0063】支持脚8は,複数の耐火性複合建築材料7
のコーナー部を支持することにより,組合せパネル床材
として使用する。本例の耐火性複合建築材料は,実施形
態例1と同様に,石膏ボードと補強層と表面化粧層とか
らなる(図1参照)。本例の耐火性複合建築材料7は,
施工用の段部13及び切欠き部14を設けている。その
ため,実施形態例1と同様に,施工が容易である。ま
た,本例においても,実施形態例1と同様の効果を得る
ことができる。
【0064】実施形態例3 本例の耐火性複合建築材料は,図7に示すごとく,その
側面に,切欠き部15を設けている。切欠き部15は,
幅12cm,奥行き2cmである。切欠き部15は,図
8に示すごとく,耐火性複合建築材料7を組み合わせた
ときに,隣合う耐火性複合建築材料7の切欠き部14と
ともに,貫通穴を形成し,配線取出し口として利用され
る。
【0065】また,耐火性複合建築材料7は,実施形態
例1と同様に,裏側面72に支持脚8を取り付けるため
の施工用の貫通穴11を設けている。本例の耐火性複合
建築材料は,実施形態例1と同様に,石膏ボードと補強
層と表面化粧層とからなる(図1参照)。
【0066】本例の耐火性複合建築材料7は,配線取出
し用の切欠き部15と,施工用の貫通穴11を設けてい
る。そのため,実施形態例1と同様に,施工及び配線の
取出しが容易である。また,本例においても,実施形態
例1と同様の効果を得ることができる。
【0067】実施形態例4 本例の耐火性複合建築材料7は,図9に示すごとく,多
孔質無機芯材30の表側面71および裏側面72に,補
強層4を設けている。多孔質無機芯材30は,有機質繊
維状物31としての古紙粉砕物と,無機質体39として
のAl23−SiO2−CaO系非晶質体とからなる。
補強層4は,熱硬化性樹脂41としてのフェノール樹
脂,および無機質繊維42としてのガラス繊維からな
る。耐火性複合建築材料7は,貫通穴11および切欠き
部15を有する。
【0068】本例の耐火性複合建築材料の製造方法につ
いて説明する。まず,エチルアルコールと古紙を混ぜた
ものをボールミルで1時間粉砕する。ついで,Si(O
25440重量部,Al(OC3730重量
部,Ca(OCH3230重量部,C25OH66重量
部,水18重量部,0.1N塩酸を1重量部を加え,攪
拌混合してゾル溶液を得た。上記古紙粉砕物とゾル溶液
を混合したものを型枠に流し込み,100℃で24時間
乾燥させ,板状の多孔質無機芯材とした。この板状の多
孔質無機芯材にフェノール樹脂を含浸させた後,60℃
で乾燥させた。
【0069】さらに,市販のガラス繊維チョップドスト
ランドマット(重量600g/m2,厚み0.7mm)
にフェノール樹脂を含浸させて60℃で乾燥させ,ガラ
ス繊維量600g/m2,樹脂量300g/m2の補強シ
ートを得た。補強シートを上記板状の多孔質無機芯材に
積層して80℃の温度にて20分間プレスし,耐火性複
合建築材料を得た。図9に示すごとく,この耐火性複合
建築材料にドリルで貫通穴11と側面に切欠き部15を
設けた(図1,図7参照)。
【0070】本例においては,多孔質無機芯材30の中
に,有機質成分である有機質繊維状物31が含まれてい
るため,耐火性複合建築材料の破壊靱性が向上し釘打ち
ができ,曲げ強度や耐クラック性が高い。その他,本例
においても実施形態例1と同様の効果を得ることができ
る。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば,多孔質無機芯材を用い
て,強度が高く,軽量で,耐火性及び加工性に優れ,多
目的使用が可能な耐火性複合建築材料および耐火性複合
床材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の耐火性複合建築材料の断面模式
図。
【図2】実施形態例1の耐火性複合建築材料の平面図。
【図3】実施形態例1における,支持脚を取り付けた耐
火性複合建築材料の正面図。
【図4】実施形態例1の耐火性複合建築材料の用途例を
示す説明図。
【図5】実施形態例2の耐火性複合建築材料の平面図
(a),及び正面図(b)。
【図6】実施形態例2における,支持脚により固定され
た耐火性複合建築材料の断面図。
【図7】実施形態例3の耐火性複合建築材料の平面図
(a)及び正面図(b)。
【図8】実施形態例3の耐火性複合建築材料の用途方法
を示す説明図。
【図9】実施形態例4の耐火性複合建築材料の模式図。
【符号の説明】
11,12...貫通穴, 13...段部, 14,15...切欠き部, 2...表面化粧層, 3...石膏ボード, 30...多孔質無機芯材, 31...有機質繊維状物, 39...無機質体, 4...補強層, 41...熱硬化性樹脂, 42...無機質繊維, 61...配線コード, 7...耐火性複合建築材料, 71...表側面, 72...裏側面, 8...支持脚, 9...床,

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質無機芯材の表側面又は裏側面の少
    なくとも一方に,熱硬化性樹脂及び無機質繊維からなる
    補強層を設けてなる耐火性複合建築材料であって,該耐
    火性複合建築材料は,貫通穴を有することを特徴とする
    耐火性複合建築材料。
  2. 【請求項2】 多孔質無機芯材の表側面又は裏側面の少
    なくとも一方に,熱硬化性樹脂及び無機質繊維からなる
    補強層を設けてなる耐火性複合建築材料であって,該耐
    火性複合建築材料は,段部を有することを特徴とする耐
    火性複合建築材料。
  3. 【請求項3】 多孔質無機芯材の表側面又は裏側面の少
    なくとも一方に,熱硬化性樹脂及び無機質繊維からなる
    補強層を設けてなる耐火性複合建築材料であって,該耐
    火性複合建築材料は,切欠き部を有することを特徴とす
    る耐火性複合建築材料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記多孔質無機芯材は,石膏ボードであることを特徴と
    する耐火性複合建築材料。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において,
    上記多孔質無機芯材は,さらに有機質成分を含むことを
    特徴とする耐火性複合建築材料。
  6. 【請求項6】 多孔質無機芯材の表側面又は裏側面の少
    なくとも一方に,樹脂及び無機質繊維からなる補強層を
    設けてなる耐火性複合建築材料であって,上記多孔質無
    機芯材は,有機質成分を含むとともに,上記耐火性複合
    建築材料は,貫通孔,段部または切欠き部のいずれか少
    なくとも1つを有することを特徴とする耐火性複合建築
    材料。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において,上記有機質
    成分は,有機質結合剤または有機質繊維状物であること
    を特徴とする耐火性複合建築材料。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜7のいずれか1項の耐火
    性複合建築材料からなることを特徴とする耐火性複合床
    材。
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Cited By (5)

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