JPH11313949A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11313949A
JPH11313949A JP11086427A JP8642799A JPH11313949A JP H11313949 A JPH11313949 A JP H11313949A JP 11086427 A JP11086427 A JP 11086427A JP 8642799 A JP8642799 A JP 8642799A JP H11313949 A JPH11313949 A JP H11313949A
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JP
Japan
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winning
probability
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symbol
display device
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JP11086427A
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Inventor
Gen Okamura
鉉 岡村
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 図柄表示装置が高確率で表示制御される遊技
状態をも大当り遊技状態と見做してその旨を報知したり
管理したりすることができるパチンコ機を提供する。 【構成】 大当り遊技状態が発生していることを示す特
別装置のON状態時と、高確率(1/8)で表示制御さ
れている間、大当り信号が継続してONしており、この
ON信号を管理コンピュータや報知装置に伝送すること
により、本来の大当り遊技状態だけでなく、高確率時の
遊技状態を報知したり管理したりすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機等の遊技機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図柄表示装置の表示結果が大当り
図柄を表示したことに基づいて大当り遊技状態を出現さ
せ、短期間に多量の入賞玉を獲得できるようにしたパチ
ンコ機が多数市場に提供されていた。このようなパチン
コ機は、前記大当り図柄の出現確率が一定(例えば1/
200)とされているため、大当り図柄の出現がほぼ一
定周期となる傾向にあり、遊技に抑揚がなく遊技者に飽
きられ易いという問題があった。このような問題を解決
するために、本出願人は、先に特願平3−13768号
において、所定回数目の権利発生状態(大当り遊技状態
に相当)の終了時に大当り図柄の出現確率を低確率から
高確率に変更する確率変更手段を設けたパチンコ機を提
案し、これによって遊技に抑揚感を与えることができる
ようにした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したパ
チンコ機においては、大当り遊技状態が比較的短い間隔
で出現するものであるため、1つ1つの大当り遊技状態
とその間の高確率表示遊技状態とを含めて1つ大きな大
当り遊技状態を構成するものと見做すことができるが、
従来、図柄表示装置が高確率で表示される遊技状態は、
通常の遊技状態と見做して特にその旨を報知したり、あ
るいは、管理したりしていなかった。本発明は、上記し
た事情に鑑みなされたものでその目的とするところは、
図柄表示手段にて高確率で表示制御される遊技状態を管
理側等に知らせることができる遊技機を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、複数の図柄を変動表示する
図柄表示手段と、その図柄表示手段において各図柄のう
ち特定図柄が出現する確率を低確率とそれよりも増大さ
れた高確率とに変更制御する図柄制御手段とを備えた遊
技機であって、前記図柄制御手段によって前記特定図柄
の出現確率が高確率とされた場合にその旨の信号を外部
に導出する信号導出手段を備えた。また、この場合、前
記図柄制御手段は、マイクロコンピュータによって構成
されており、前記信号導出手段は、前記マイクロコンピ
ュータと該マイクロコンピュータに電気的に接続された
外部接続端子とによって構成されていることが好まし
い。
【0005】
【作用】図柄表示手段において特定図柄が出現する確率
が高確率状態であることを外部に信号出力し得るように
構成しているので、遊技機の表示状態等をその場まで行
って確認しなくても、管理側等において遊技機が特定図
柄が出現する確率が高確率状態であることを認識するこ
とができる。また、図柄制御手段や信号導出手段をマイ
クロコンピュータを主体として構成することで、図柄制
御手段によって確率の変更がなされた場合に信号導出手
段側における信号処理が簡単になされるのみならず、従
来の遊技機に対しマイクロコンピュータのソフト的な変
更と外部接続端子の追加のみで本発明の遊技機に変更す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図2を参照して実施例に係るパチ
ンコ機の遊技盤1の構成について説明する。図におい
て、遊技盤1の誘導レール2によって囲まれた遊技領域
3のほぼ中央には、特別人賞装置4が配置されている。
この特別入賞装置4は、特別装置作動領域5を含む複数
の通過領域5、6a,6bを有し、上方から受け入れた
打球を螺旋円盤を利用して旋回させ、その旋回中にいず
れかの通過領域5、6a,6bに落下させるものであ
る。左右の通過領域6a,6bは、打球が落下すること
によって所定個数(例えば、15個)の景品玉を排出す
る入賞通過領域として構成されている。また、中央の特
別装置作動領域5は、打球が落下することによってその
まま下方に導き、特別入賞装置4の下方に配置される特
別入賞口7に入賞させるようになっている。特別入賞口
7に打球が入賞すると、前記と同様に所定個数の景品玉
を排出すると共に、特別入賞口7に内蔵される特別入賞
玉検出スイッチ24(図3参照)をONさせる。特別入
賞玉検出スイッチ24のON信号は、権利発生状態の発
生と消滅とを検出する信号として利用される。なお、図
示の実施例において特別入賞装置4へは、後述する電動
入賞装置16によって導かれた打球だけが誘導されるよ
うになっている。
【0007】上記した特別入賞装置4の下方には、変動
入賞装置8が配置されている。この変動入賞装置8は、
アタッカーソレノイド29(図3参照)によって開閉駆
動されるアタッカー開閉板9を有し、アタッカー開閉板
9を開放した状態で遊技領域3を落下する打球を受け止
めるようになっている。ただし、アタッカー開閉板9の
開放は、権利発生状態が継続されている状態であって後
述する始動入賞口11に打球が入賞したことに基づいて
実行され、1回の開放が所定個数(例えば、10個)の
入賞玉が発生するまで、又は一定時間(例えば、9、7
秒)が経過するまで継続される。そして、上記した所定
個数を計数するために変動入賞装置8は、入賞玉数検出
スイッチ26(図3参照)が付設されていると共に.該
入賞玉数検出スイッチ26で検出された入賞玉数を表示
するために入賞個数表示器10が内蔵されている。
【0008】変動入賞装置8の下方には、始動入賞口1
1が設けられている。この始動入賞口11は、前記した
ように権利発生状態が継続されている状態であって打球
が入賞したことに基づいてアタッカー開閉板9を開放す
るものであるが、始動入賞口11がアタッカー開閉板9
の真下に位置するため、アタッカー開閉板9が開放して
いる状態では、打球が始動入賞口11に入賞し難いよう
になっている。また、始動入賞口11には、打球の入賞
を検出する始動入賞玉検出スイッチ25(図3参照)が
付設されている。更に、権利発生状態中に始動入賞口1
1に入賞した玉数を前記特別入賞装置4の一側(図示右
側)に設けられる始動入賞個数表示器17で表示するよ
うになっている。この始動入賞個数表示器17は、多く
の場合アタッカー開閉板9の開放回数と等しい数を表示
している。また、始動入賞個数表示器17に表示される
数値が16となった時点で権利発生状態が終了する。な
お、始動入賞口11に打球が人賞することによって排出
される景品玉数は、他の人賞口によって排出される景品
玉数よりも少ない数(例えば、7個)に設定されてい
る。
【0009】また、遊技領域3のほぼ中央左右には、ゲ
ート入賞口12a,12bが配置されている。このゲー
ト入賞口12a,12bは、単に遊技領域3を落下する
打球が通過するように構成されるだけで景品玉を排出す
る意味での入賞口ではなく、ゲート入賞口12a,12
bを打球が通過することによって前記特別入賞装置4の
一側(図示左側)に設けられる図柄表示装置13の変動
表示を制御する意味で入賞口と表現しているものであ
る。もちろん、この場合、景品玉が排出される入賞口と
しても良い。しかして、ゲート入賞口12a,12bに
は、ゲート入賞玉検出スイッチ23(図3参照)が設け
られ、その検出信号に基づいて図柄表示装置13の変動
表示が実行される。
【0010】図柄表示装置13は、複数(図示の実施例
では、2つ)の図柄表示器14a,14b(7セグメン
トLEDで構成される)とゲート入賞記憶表示器15と
を含んで構成されている。図柄表示器14a,14b
は、前記ゲート人賞口12a,12bに打球が入賞した
ことに基づいて変動表示を開始すると共に一定時間(例
えば、6秒)が経過すると左側の図柄表示器14aが停
止した後、僅かな時間遅れて右側の図柄表示器14bが
停止制御されるようになっている。また、左側の図柄表
示器14aに表示される図柄は、例えば、0〜9までの
十種類の数字図柄が変動表示され、右側の図柄表示器1
4bに表示される図柄は、例えば、0〜9、A、C、
E、F、H、J、L、P、Uまでの19種類の数字及び
英字図柄が変動表示されるようになっている。そして、
両方の図柄表示器14a,14bの停止時の図柄の組み
合わせが「3、3」又は「7、7」の組み合わせである
ときに、大当りと判断されて後述する電動入賞装置16
が開放駆動されるようになっている。また、図柄表示器
14a,14bは、2色発光のセグメントLEDが使用
され、後述する低確率で変動表示する場合には、例え
ば、赤色で変動表示し、高確率で変動表示する場合に
は、例えば、緑色で変動表示するように表示制御され
る。これによって、遊技者は、図柄表示装置13がどの
ような確率で変動表示しているかを即座に知ることがで
きる。
【0011】また、図柄表示装置13に設けられるゲー
ト入賞記憶表示器15は、前記ゲート入賞口12a,1
2bを通過した打球を最高4個まで記憶した旨を報知す
るもので、ゲート入賞記憶表示器15が4個すべて点灯
している状態で打球がゲート入賞口12a,12bを通
過しても、それは無効として処理される。
【0012】ところで、前記図柄表示器14a,14b
の停止時の組み合わせが当り図柄の組み合わせとなった
ときには、特別入賞装置4の上方に配置される電動入賞
装置16が一定時間(例えば、6秒)開放される。図示
の電動入賞装置16は、いわゆるチューリップ式入賞装
置であって、チューリップソレノイド28(図3参照)
によって開放駆動されるようになっている。しかして、
チューリップソレノイド28が励磁されて電動入賞装置
16が開放されると遊技領域3を落下する打球が受け入
れられ易くなり、電動入賞装置16に受け入れられた打
球は、特別入賞装置4に誘導され、複数の前記した通過
領域5、6a,6bのいずれかに落入する。なお、電動
入賞装置16に打球が1個入賞すると、一定時間の経過
前であってもチューリップソレノイド28がOFFとな
って閉じるようになっている。また、図示の電動入賞装
置16においては、電動入賞装置16が閉じているとき
に打球が全く入賞しないように障害釘が設けられている
ものを示しているが、電動入賞装置16が閉じていると
きでも打球が入賞するようにしてもよい。
【0013】更に、遊技盤1の遊技領域3には、上記し
た構成以外に、複数の入賞口18、19a,19b、2
0a,20bや動作ランプ21a,21bやアウト口2
2が設けられている。このうち動作ランプ21a,21
bは、主として権利発生状態である旨を報知するもので
あるが、図柄表示装置13や変動入賞装置8が駆動中で
ある旨を報知するランプ群(図示しない)がそれぞれの
入賞装置や前記入賞口19a,19b、20a,20b
等に内蔵されている。
【0014】以上説明した図柄表示装置13、特別入賞
装置4、及び変動入賞装置8等の動作を制御する制御装
置の構成について図3を参照して説明する。図3は、制
御装置の電気的な構成を示したブロックダイヤグラムで
ある。制御装置には.マイクロコンピュータ30が使用
されている。そのマイクロコンピュータ30には、外部
ROM31、外部RAM34が接続されている。そし
て、ROM31には、図7に示す外れモードの時に図柄
表示器14a,14bに表示する数値を決定するための
外れ数値テーブル32と、図8に示す当りモードの時に
図柄表示器14a,14bに表示する数値を決定するた
めの当り数値テーブル33とが設定されている。
【0015】RAM34には、モード決定カウンタ35
と、外れ数値テーブル32及び当り数値テーブル33に
よって時々刻々変化する数値が記憶される外れ数値メモ
リ36及び当り数値メモリ37がそれぞれ形成され、そ
の他、当りモードを決定する確定された数値を記憶する
確定メモリ38が形成されている。この確定メモリ38
は、ゲート入賞口12a,12bの保留入賞玉数+1だ
けのメモリを持っている。各保留入賞玉に対するモード
決定用の数値は、入賞時(通過時)に決定され、その数
値が各確定メモリ38に記憶される。なお、モード決定
カウンタ35の最大値を変更して、当りモードの生起確
率が変更されるようになっている。
【0016】一方、ゲート入賞口12a,12bにおけ
る通過玉を検出するゲート入賞玉検出スイッチ23、特
別装置作動領域5を通過した入賞玉を検出する特別入賞
玉検出スイッチ24、始動入賞口11における入賞玉を
検出する始動入賞玉検出スイッチ25、アタッカー開閉
板9における入賞玉を検出する入賞玉数検出スイッチ2
6、及び電動入賞装置16における入賞玉を検出するチ
ューリップ検出スイッチ27は、チャタリングを防止す
るためのフリップフロップからなる波形整形回路39を
介してマイクロコンピュータ30に接続されている。
【0017】クロック発生回路41は、分周器40を介
して外部割込み信号をマイクロコンピュータ30のIN
T端子に出力している。そして、その外部割込み信号に
同期してマイクロコンピュー夕30は、図4乃至図6の
メインプログラムを実行する。また、マイクロコンピュ
ータ30のRST1端子には、タイミング信号発生回路
42の出力するタイミング信号が入力しており、そのタ
イミング信号に同期して図示しない数値発生プログラム
が起動される。また、電源回路44のON動作によって
リセット信号発生回路43から出力されるリセット信号
がマイクロコンピュータ30のRST2端子に入力して
おり、そのリセット信号により、図示しない初期プログ
ラムが起動される。
【0018】マイクロコンピュー夕30の各出力ポート
には、表示器駆動回路45、表示器選択回路46、外部
接続端子47、ドライバ48が接続されている。表示器
駆動回路45、表示器選択回路46には、前記した図柄
表示器14a,14b、ゲート入賞記憶表示器15、入
賞個数表示器10、始動入賞個数表示器17が接続され
ている。それらの表示器は、マイクロコンピュータ30
からの選択データと表示データとを定周期で出力するこ
とにより、ダイナミック駆動される。即ち、表示選択回
路46により各表示単位が選択され、そのときの表示器
駆動回路45の出力信号に応じて表示される。外部接続
端子47には、マイクロコンピュータ30から権利発生
状態中及び高確率での図柄表示装置13の表示制御中に
大当り信号が導出されており、該外部接続端子47と管
理コンピュータ(図示しない)とを接続することによ
り、管理コンピュータに大当り信号を与えている。ドラ
イバ48は、マイクロコンピュータ30からの信号に応
じてチューリップソレノイド28、アタッカーソレノイ
ド29、動作ランプ21a,21b、及び図示しないラ
ンプ表示器、ランプ群を駆動制御する。この実施例で
は、前記マイクロコンピュータ30及び外部接続端子4
7によって、パチンコ機に備えられる信号導出手段が構
成されている。
【0019】次に、上記した制御装置によって制御され
る動作をマイクロコンピュータ30の処理手順を示した
フロー図に基づいて説明する。電源回路44に通電され
ると、マイクロコンピュータ30に給電されると共に、
リセット信号発生回路43は、リセット信号をRST2
端子に出力する。すると、マイクロコンピュータ30
(以下、CPU30という)は、各レジスタやカウンタ
を初期値に設定する。初期セット後、分周器40から出
力される外部割り込み信号が入力される毎に、CPU3
0は、図4乃至図6のメインプログラムを実行する。図
4において、ステップ100でタイマの更新処理が行わ
れ、ステップ102でスイッチ群の状態信号S1,S
2,S3,S4,S5が読み込まれる。これらの状態信
号は、負論理で構成されており、信号が低レベルのとき
にスイッチがON状態にあり、入賞玉を検出したことを
示している。
【0020】しかして、ステップ104でゲート入賞信
号SIの立下りが検出されたときには、ステップ106
で保留入賞玉の数が4より小さいか否かが判定され、小
さい場合にだけステップ108でゲート入賞カウンタC
が1だけ更新され、ステップ110でその時のモード決
定カウンタ35の値が確定メモリM(c)38に記憶さ
れる。即ち、保留入賞玉が無い状態でゲート入賞口12
a,12bへの入賞が検出されると、ゲート入賞カウン
タCは、1となり、その時のモード決定カウンタ35の
値が確定メモリM(1)に記憶される。また、ゲート入
賞カウンタCが1以上のときに、さらにゲート入賞口1
2a,12bに入賞すると、その入賞玉は、保留入賞玉
となり、ゲート入賞カウンタCが1だけ増加される。そ
して、その入賞時のモード決定カウンタ35の値がその
保留入賞玉に対応する確定メモリM(c)に記憶され
る。このようにして、ゲート入賞口12a,12bに入
賞したときに、当りモード決定用の数値が決定される。
【0021】また、ステップ112で特別入賞信号S2
の立下りが検出されたときには、ステップ114で権利
発生フラグがセットされているか否かが判定され、未だ
セットされていないときには、ステップ116で権利発
生フラグがセットされる。これにより権利発生状態とな
る。そして、権利発生状態となったときにステップ11
8で確率増大フラグがセットされていると判定されれ
ば、ステップ120で確率増大フラグをリセットすると
共に図柄表示器14a,14bの変動表示を低確率で行
う旨を表示するために緑色フラグをリセットする。これ
により、図柄表示器14a,14bに表示される図柄の
変動表示が赤色で行われ、それによって当り図柄が表示
される確率が低いことを遊技者に報知している。そし
て、その後、ステップ122で作動回数カウンタLが1
だけ増加される。一方、前記ステップ114で権利発生
フラグが既にセットされていると判定されたときには、
特別入賞信号S2は、権利発生状態を消滅させるべき信
号として扱われ、後述するステップ132に移行する。
【0022】次に、ステップ124で始動入賞信号S3
の立下りが検出されたときには、ステップ126で権利
発生フラグがセットされているか否かが判定され、セッ
トされていないときには、以下のステップ128〜ステ
ップ136の処理が行われない。一方、権利発生フラグ
がセットされているときには、ステップ128で始動入
賞玉カウンタDが1だけ増加され、その後、ステップ1
30で始動入賞玉カウンタDの値が15より大きいか否
かが判定される。15より大きいときには、権利発生状
態を終了させるべくステップ132で権利発生フラグを
リセットし、そのときの作動回数カウンタLの値が奇数
であるか否かがステップ134で判定される。作動回数
カウンタLの値が奇数であるときには、ステップ136
で確率増大フラグがセットされると共に、以後の図柄表
示器14a、14bの変動表示を高確率で行う旨を表示
するために緑色フラグをセットする。これにより、図柄
表示器14a,14bに表示される図柄の変動表示が緑
色で行われ、それによって当り図柄が表示される確率が
高いことを遊技者に報知している。
【0023】上記したステップ112〜ステップ122
及びステップ132〜ステップ136は、権利発生状態
中の特別装置作動領域5への打球の通過及び始動入賞口
11への所定個数の打球の入賞に基づいて権利発生状態
が終了し、その終了が奇数回目の終了であるときに図柄
表示装置13の大当りモードとなる確率が増加し、次の
権利発生状態の開始でその確率増加状態が解消されるこ
とを示しており、このため、連続して権利発生状態とな
り易い遊技状態と連続して権利発生状態となり難い遊技
状態とが交互に生起する傾向となる為、遊技に抑揚がで
き、遊技者の興趣を引きつけることができる。また、当
りモードとなる確率の変化が図柄表示器14a,14b
の変動表示の色によって区別できるので、遊技者は、図
柄表示装置13がどのような確率で変動表示しているか
を即座に知ることができる。
【0024】更に、ステップ138で入賞玉数信号S4
の立下りが検出されたときには、ステップ140で入賞
玉数カウンタEが1だけ増加される。また、ステップ1
42でチューリップ入賞信号S5の立下りが検出された
ときには、ステップ144でチューリップ入賞カウンタ
Bの値を1に設定する。
【0025】次の図5及び図6に示すステップ146〜
174、206〜218までの処理は、図柄表示装置1
3と電動入賞装置16の各状態に応じた処理ステップで
あり、ステップ176〜204、206〜218まで
は、権利発生状態中における変動入賞装置8の各状態に
応じた処理ステップである。そして、図柄表示装置13
と電動入賞装置16の処理ステップは、権利発生状態中
であるか否かに拘らず行われている。
【0026】そこで、まず、図柄表示装置13と電動入
賞装置16の各状態に応じた処理ステップについて説明
する。 (a)ゲート入賞玉が存在しないときの処理 ゲート入賞玉が存在しないとき、即ち、ゲート入賞カウ
ンタCが0のときには、ステップ100〜150、17
6〜218の処理が行われ、それにより、図柄表示器1
4a,14b、ランプ群、各ソレノイドは、所定の表示
又は駆動を行うし、権利発生フラグ又は確率増大フラグ
のいずれか一方がセットされていれば、大当り信号が導
出されている。
【0027】(b)変動表示処理 ステップ150でカウンタCの値が判定され、入賞が検
出されるとカウンタCの値を1減算し、変動表示状態を
示す為、レジスタFを1にセットし、タイマT1を所定
値(例えば、6秒)にセットする(ステップ152、1
54)。そして、ステップ156でゲート入賞カウンタ
Cが減算されたのに伴い、確定メモリM(C)38の内
容が1づつ繰り上げられて更新される。次にステップ1
58でタイマT1がタイムアップとなったか否かが判定
され、タイムアップと判定されると、ステップ160で
確定メモリM(0)に記憶されている数値から当りモー
ドを判別する。例えば、モード決定カウンタの値が
「3」であるときに当りであると判別され、それ以外の
数値であるときに外れであると判別される。そして、ス
テップ162に移行して当りで無いと判定されたときに
は、ステップ164へ移行して外れモード時の表示用数
値を記憶した外れ数値メモリ36の各桁の値が数値表示
レジスタに設定されることにより、図柄表示器14a,
14bには、その外れ数値メモリ36に記憶されている
外れモード時の表示用数値が変動停止時に表示される。
一方、当りであると判定されたときには、ステップ16
6に移行して当りモード時の表示用数値を記憶した当り
数値メモリ37の各桁の値が数値表示レジスタに設定さ
れることにより、図柄表示器14a,14bには、その
当り数値メモリ37に記憶されている当りモード時の表
示用数値が変動停止時に表示される。
【0028】このようにして、図柄表示器14a,14
bには、モードを決定する為の数値発生手段とは別の表
示専用の外れ数値テーブルと当り数値テーブルによって
発生された表示用数値が表示されることになる。また、
モード決定カウンタ35の最大値が例えば、低確率時に
80に設定され、高確率時に8に設定されるので、確定
メモリM(c)に記憶される数値が当り数値である確率
は、確率増大フラグがセットされている場合には、1/
8であり、確率増大フラグがセットされていない場合に
は、1/80となる。なお、タイマT1がタイムアップ
するまでは、ステップ146で変動表示中であると判定
されるので、ステップ100〜146、158、176
〜218の処理を繰り返す。
【0029】(c)当り時の処理 ステップ162の判定結果が当りであるときには、ステ
ップ168でチューリップソレノイドフラグがセットさ
れ、チューリップ開放中を示す為、状態レジスタFを2
に設定し、タイマT2に所定時間(例えば.6秒)をセ
ットする。そして、ステップ170でタイマT2がタイ
ムアップしたと判定されるまで、又はステップ172で
チューリップ入賞カウンタBの値が1になっていると判
定されるまで、チューリップソレノイド28が励磁され
るので、打球が電動入賞装置16に入賞し易い状態を保
持する。しかして、所定時間が経過したとき又はチュー
リップ入賞カウンタBの値に1が設定されたときに、ス
テップ174でチューリップソレノイドフラグをリセッ
トすると共に、状態レジスタF及びチューリップ入賞カ
ウンタBを0に設定する。このように、当りと判定され
たときには、電動入賞装置16が打球を1個受け入れる
か又は一定時間が経過するまで開放するので、打球が特
別入賞装置4に誘導される可能性が高まり、これによっ
て打球が特別装置作動領域5を通過して権利発生状態と
する可能性も高まる。また、タイマT2がタイムアップ
するまで又はチューリップ入賞カウンタBの値が1とな
るまでは、ステップ148で開放中であると判定される
ので、ステップ100〜148、170、172、17
6〜218の処理を繰り返す。なお、電動入賞装置16
の開放状態が終了した後、所定のインターバルをおいて
から図柄表示装置13の次の変動表示を開始してもよ
い。
【0030】次に、変動入賞装置8の処理ステップにつ
いて説明する。 (d)権利発生状態中の処埋 ステップ180及びステップ182で始動入賞玉カウン
タDの値が1以上で17より小さく且つ開放回教カウン
タGの値よりも大きいと判定されたときには、ステップ
184でアタッカーソレノイドフラグがセットされると
共に、アタッカー開閉板9の開放中を示す状態レジスタ
Hを1に設定し、その後、ステップ186で開放回数カ
ウンタGを1だけ増加する。そして、ステップ188で
アタッカー開閉板9の開放時間を規制するタイマT3を
所定値(例えば9.7秒)にセットし、ステップ190
でタイムアップと判定されるまで又はステップ192で
入賞玉数カウンタEが10となるまでアタッカーソレノ
イド29が励磁される。その後、所定時間が経過したと
き又は入賞玉数カウンタEが10となったときに、ステ
ップ194でアタッカーソレノイド29の励磁状態を解
除すべくアタッカーソレノイドフラグがリセットされる
と共に、入賞玉数カウンタEが0に設定される。
【0031】アタッカー開閉板9の1回の開閉状態が終
了すると次の開閉までにインターバル時間を設ける為、
ステップ196、198の処理が行われる。しかして、
インターバル時間が経過したときには、ステップ200
でレジスタHを0に設定し、また、その時点で権利発生
フラグがセットされているか否かを判定する。権利発生
フラグがセットされている場合には、ステップ206に
直ちに移行し、セットされていない場合には、ステップ
204で始動入賞玉カウンタDと開放回数カウンタGの
値を0にしてステップ206に移行する。
【0032】ステップ206〜212では、図柄表示器
14a,14b、図示しないランプ表示器やランプ群、
チューリップソレノイド28、アタッカーソレノイド2
9が前記したフラグ又はレジスタの状態に応じて駆動さ
れる。なお、図柄表示器14a,14bの変動表示中
は、外れ数値テーブル32の内容を順番に識別できない
速度で変動表示している。
【0033】次のステップ214〜218では、権利発
生フラグ又は確率増大フラグのいずれか一方がセットさ
れているときにマイクロコンピュータ30から外部接続
端子47に大当り信号が導出されていることを示す。し
たがって、権利発生状態中及びそれに続く高確率時にお
ける遊技状態中、更に該高確率に基づいて出現した権利
発生状態中、継続して大当り信号が導出される。
【0034】この状態を図1のタイムチャートを参照し
て説明すると、電源投入後、特別装置がON(権利発生
フラグのセット)したa点から特別装置がOFF(権利
発生フラグのリセット)したb点までが1回目の権利発
生状態である。この時の大当り図柄が出現する確率は、
1/80という低確率で表示制御される。そして、権利
発生状態が終了したb点(確率増大フラグのセット)か
ら2回目の権利発生状態の開始点であるc点(確率増大
フラグのリセット)までの間、図柄表示装置13の大当
り図柄が出現する確率は、1/8という高確率で表示制
御される。また、2回日の権利発生状態となるc点にお
いては、低確率となるが特別装置がONし、その状態が
d点まで継続される。そして、d点においては、偶数回
目の権利発生状態の終了であるので、確率の変更は行わ
れない。しかして、上記したa点からd点までの間、権
利発生フラグと確率増大フラグとが交互にセットされて
いるので、a点からd点までの間、大当り信号がONと
なっている。このように導出された大当り信号を、管埋
コンピュータに伝送することにより、連続して発生する
大当り遊技状態の期間中の出玉率を演算したり、あるい
は、連続して発生する大当り遊技状態の出現回数を知る
ことができ、当該パチンコ機の特性や営業データ等の管
理データを得ることができる。また、上記大当り信号を
管理コンピュータ以外のパチンコ機やパチンコ島等に設
けられる報知ランプに伝送することにより、当該パチン
コ機が大当り遊技状態中であるか高確率での遊技状態中
のいずれかである旨を遊技客又は他の遊技客あるいは遊
技場の店員に報知することができる。なお、3回目と4
回目の権利発生状態は、上記した動作を繰り返す。
【0035】以上、実施例について説明してきたが、上
記実施例では、図柄表示器14a,14bとしてセグメ
ントLEDを例示したが、他の表示器であってもよく、
また、高確率と低確率の数値も任意に設定すれば良い。
また、高確率に変更される回数も奇数回の終了時だけで
なく、任意の回数目あるいはランダムな回数目の終了時
としても良いし、高確率に基づく権利発生状態が複数回
継続するものでも良い。また、上記した実施例では、大
当り遊技状態として権利発生状態となるパチンコ機を例
示したが、図柄表示装置が大当り図柄を表示したとき
に、変動入賞装置を所定の態様で繰り返し駆動させる、
いわゆるデジタル式パチンコ機であってもよい。更に、
大当り信号を導出する開始点として最初にアタッカー開
閉板9が開放したときとしてもよい。なお、大当り遊技
状態時と高確率変動表示遊技時とで別々の信号を導出
し、その別々の信号を管理コンピュータで処理して1つ
の全体として大きな大当り遊技状態と判断するようにし
てもよい。このように大当り遊技状態時と、それに付加
的に設けられる高確率変動表示遊技時とで別々の信号を
導出するようにすることで、管理側にとっては大当り遊
技状態と高確率変動表示遊技状態とを明確に区別しつつ
遊技の流れを把握することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、図柄表示手段において特定図柄
が出現する確率が高確率状態であることを外部に信号出
力し得るように構成しているので、遊技機の表示状態等
をその場まで行って確認しなくても、管理側等において
遊技機が特定図柄が出現する確率が高確率状態であるこ
とを認識することができる。また、図柄制御手段や信号
導出手段をマイクロコンピュータを主体として構成する
ことで、図柄制御手段によって確率の変更がなされた場
合に信号導出手段側における信号処理が簡単になされる
のみならず、従来の遊技機に対しマイクロコンピュータ
のソフト的な変更と外部接続端子の追加のみで本発明の
遊技機に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技動作を制御する制御装置の動作のうち要部
を示すタイムチャートである。
【図2】実施例に係るパチンコ機の遊技盤の正面図であ
る。
【図3】制御装置の電気的な構成を示すブロックダイヤ
グラムである。
【図4】遊技動作を制御する制御装置の動作の一部を示
すフロー図である。
【図5】遊技動作を制御する制御装置の動作の一部を示
すフロー図である。
【図6】遊技動作を制御する制御装置の動作の一部を示
すフロー図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 13 図柄表示装置 30 マイクロコンピュータ 47 外部接続端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄を変動表示する図柄表示手段
    と、その図柄表示手段において各図柄のうち特定図柄が
    出現する確率を低確率とそれよりも増大された高確率と
    に変更制御する図柄制御手段とを備えた遊技機であっ
    て、 前記図柄制御手段によって前記特定図柄の出現確率が高
    確率とされた場合にその旨の信号を外部に導出する信号
    導出手段を備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 前記図柄制御手段は、マイクロコンピュ
    ータによって構成されており、前記信号導出手段は、前
    記マイクロコンピュータと該マイクロコンピュータに電
    気的に接続された外部接続端子とによって構成されてい
    る請求項1記載の遊技機。
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