JPH11313784A - 洋式便器の便座と便蓋の開閉用ヒンジ - Google Patents

洋式便器の便座と便蓋の開閉用ヒンジ

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JPH11313784A
JPH11313784A JP12257198A JP12257198A JPH11313784A JP H11313784 A JPH11313784 A JP H11313784A JP 12257198 A JP12257198 A JP 12257198A JP 12257198 A JP12257198 A JP 12257198A JP H11313784 A JPH11313784 A JP H11313784A
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cam
hinge
rotary
hinge case
shaft
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JP12257198A
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English (en)
Inventor
Satonari Fujita
織也 藤田
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Katoh Electrical Machinery Co Ltd
Original Assignee
Katoh Electrical Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転シャフトの回転トルクを制御するカム機
構に作用させた弾性手段の弾力を微調節することのでき
る、構造簡単なとくに洋式便器の便座や便蓋の開閉用ヒ
ンジを提供する。 【解決手段】 ヒンジケース内に回転可能に設けた回転
シャフトと、この回転シャフトを中心部に挿通させつつ
前記ヒンジケース内に設けた仕切壁に固定された固定カ
ムと、前記回転シャフトを中心部に挿通させつつ摺動可
能かつ該回転シャフトと共に回転するように設けられた
回転摺動カムと、この回転摺動カムを前記固定カムの方
向へ押圧する弾性手段とから成るものにおいて、この弾
性手段の弾力を調節する調節手段を設ける。また、回転
シャフトにはダンパー手段を併設できる。弾性手段の弾
力の調節手段は、ヒンジケースに取り付けられる調節ネ
ジやキャップで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、とくに洋式便器
の便座や便蓋等の開閉用として用いて好適な開閉用ヒン
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洋式便器の便座や便蓋の開閉用ヒ
ンジとして、便座や便蓋を支持する回転シャフトにコン
プレッションスプリングを有するカム機構を作用させた
ものや、該回転シャフトの特定の回転の方向の回転トル
クを打ち消す方向に作用するトーションスプリングを用
いたものや、該回転シャフトに流体ダンパーを作用させ
たもの等が公知である。
【0003】従来公知の、コンプレッションスプリング
を有するカム機構のみを回転シャフトに作用させたもの
は、創出トルクを便座や便蓋の回転モーメントに合わせ
易いという利点を有するが、大きな回転トルクを得よう
とすれば、装置を大型にしなくてはならないという欠点
があった。
【0004】また、従来公知のトーションスプリングの
みを回転シャフトに作用させたものは、小型でも大きな
回転トルクを創出できる利点を有するが、直線的に増減
する回転トルクを創出することから、サインカーブを描
く便座や便蓋の回転モーメントに合わせにくく、便座や
便蓋の回転モーメントに対する細部の合わせや、動作の
アクセント等をつけにくいという欠点があった。
【0005】さらに、従来公知の流体ダンパーのみを用
いるものは、これだけでは便座や便蓋を開閉する際の細
かい合わせやアクセント、例えばとくに便座の中間角度
での停止保持、所定の開成角度からのブレーキ作用等を
つけにくいという欠点があった。
【0006】そこで、この発明者等は、便座や便蓋等の
開閉体の回転モーメントを制御し、ソフト閉止を行うこ
とのできるようにするために、ヒンジケース内に回転可
能に設けた回転シャフトと、この回転シャフトを中心部
に挿通させつつ回転シャフト内に固定された固定カム
と、回転シャフトを中心部に挿通させつつ摺動可能か
つ、該回転シャフトと共に、回転するように設けられた
回転摺動カムと、この回転摺動カムを前記固定カムの方
向へ押圧する弾性手段とから成るものにおいて、前記回
転シャフトの回転を制御するために、該回転シャフトに
嵌着させて前記ヒンジケースとの間に介在させたゴムリ
ングと、このゴムリングの外周と前記ヒンジケース内と
の間に塗布させた粘性油脂から成るダンパー手段を回転
シャフトに作用させてなる洋式便器の便座と便蓋の開閉
用ヒンジを提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した先に提案した
ものは、ダンパー手段のゴムリングがヒンジケース内周
へ圧接される圧力を調節することによって、回転シャフ
トの回転トルクを調整することができるように構成した
ものであったが、ゴムリングを用いないものには応用で
きないという欠点があった。
【0008】この発明の目的は、ゴムリングを用いない
ものにも適用できて便座や便蓋の微妙な開閉フィーリン
グの調節を行うことのできる、洋式便器の便座や便蓋の
開閉用ヒンジを提供せんとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、ヒンジケース内に回転可能に設けた
回転シャフトと、この回転シャフトを中心部に挿通させ
つつ前記ヒンジケース内に設けた仕切壁に固定された固
定カムと、前記回転シャフトを中心部に挿通させつつ摺
動可能かつ該回転シャフトと共に回転するように設けら
れた回転摺動カムと、この回転摺動カムを前記固定カム
の方向へ押圧する弾性手段とから成るものにおいて、こ
の弾性手段の弾力を調節する調節手段を設けたことを特
徴とする。
【0010】その際にこの発明は、上記調節手段を、前
記固定カムより突設させ前記仕切壁を摺動可能に貫通し
て反対側へ突出させた複数の足部と、この足部に当接し
て前記ヒンジケースに捻子着させた調節ネジとで構成す
ることができる。
【0011】この発明はまた、その際に上記弾性手段の
一端部に接し、前記ヒンジケースに捻子着させたキャッ
プで調節手段を構成できる。
【0012】この発明はさらに、ヒンジケース内に回転
可能に設けられた回転シャフトと、前記回転シャフトの
外周に前記ヒンジケースの内周に圧接して嵌着されたゴ
ムリングと、その外周に塗布された粘性オイルから成る
ダンパー手段と、前記回転シャフトに設けられた回転カ
ムと、この回転カムと対向してその中心部に設けた軸挿
孔へ前記回転シャフトを挿通させ摺動可能に前記ヒンジ
ケース内に設けられた摺動カムと、この摺動カムの前記
回転カムと対向する側とは反対側に前記ヒンジケースへ
捻子着された軸方向へ移動可能なキャップと、このキャ
ップと前記摺動カムとの間に前記ヒンジケース内に収装
されつつ弾設された弾性手段とで構成したことを特徴と
する。
【0013】そして、この発明は、ヒンジケース内に回
転可能に設けられた回転シャフトと、この回転シャフト
をその中心部に設けた軸挿孔へ挿通させて前記ヒンジケ
ース内に軸方向へ摺動可能に係止された固定摺動カム
と、この固定摺動カムと対向し前記回転シャフトをその
中心部に設けた軸挿係止孔へ係止させて共に回転可能と
なるように前記ヒンジケース内へ収装された回転摺動カ
ムと、前記回転シャフトに環巻きさせて前記ヒンジケー
スと前記固定摺動カムとの間に弾設された弾性手段と、
前記回転摺動カムの前記固定摺動カムと対向する側の反
対側にその回転軸を連結させて前記ヒンジケース内へ摺
動可能に収装された回転ダンパーから成るダンパー手段
と、この回転ダンパーをヒンジケースの軸方向へ摺動さ
せるべく前記ヒンジケースへ捻子着させたキャップとで
構成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を洋式便器の便座
や便蓋のような開閉体に実施した場合について説明する
が、この発明はこの実施例のものに限定されず、その他
のさまざまな開閉体に適用できるものである。
【0015】図1において、洋式便器等の便器本体1の
後部上面の略中央部には、左右の同軸方向に一対の取付
穴2a(一方のみ表示)を設けた取付筒体2が、その両
側部後方に突設した取付部2b,2bを一対の取付ボル
ト2cで固着することによって取り付けられており、各
取付穴2a内に左右一対の開閉用ヒンジA,A’の筒状
を呈したヒンジケース3,3が着脱自在に挿入固定され
るようになっている。このヒンジケース3,3の取付筒
体2に対する固定手段は、とくに図1乃至図5に示した
ように、ヒンジケース3の一側端部には変形鍔部3a
が、またその下側には係止突起3bが設けられており、
この変形鍔部3aを取付筒体2の取付穴2aの入口に設
けた係止凹部2dへ嵌合させると共に、係止突起3bを
取付穴2a内に設けた係止片2eの係止溝2fへ係止さ
せる構造となっている。
【0016】開閉用ヒンジA,A’は図1に示したよう
に左右で一対であり、左側のものが便座用、右側のもの
が便蓋用である。しかし、その内部構造は左右対称とな
るのみで同じであるので、以下には図中左側の便座用の
開閉用ヒンジAについてのみ説明する。
【0017】まず、カム機構14について説明すると、
図2乃至図5に示したように、ヒンジケース3内部には
その軸芯部軸方向へ回転シャフト5が回転自在となるよ
うに収装されている。この回転シャフト5は左端部から
外周にヒンジケース3の内周壁3dに接する例えばOリ
ングのようなシール部材6を嵌着させた溝部5aを有す
る大径部5dと、外周にコンプレッションスプリングか
ら成る弾性手段7を環巻きさせた中径部5bと、回転摺
動カム8を軸方向へ摺動可能に軸挿させた断面楕円形状
を呈した変形小径部5cとから成り、この変形小径部5
cをヒンジケース3の内部半径方向へ突設させた仕切壁
3cに設けた軸受孔3eに軸受けさせている。上述した
弾性手段7は大径部5dと回転摺動カム8との間に弾設
され、該回転摺動カム8を一方向(図中右方向)へ摺動
附勢させている。また、この回転摺動カム8は軸芯部に
断面楕円形状を呈した変形孔8aを有し、この変形孔8
aに変形小径部5cを軸挿係合させることにより回転シ
ャフト5と共に回転する。さらに、この回転摺動カム8
はとくに図2と図7に示したように、その外周部の対向
位置に軸方向へ突出する凸部8b,8bを有している。
仕切壁3cの一側部側には、とくに図2と図8に示した
ように、一側部の外周の対向位置に軸方向へ突出する各
一対ずつの凹部9a,9aと凸部9b,9bを有する固
定カム9が、他側部に突設した複数の足部9cを図2乃
至図5に示したように仕切壁3cに設けた挿通孔3fへ
軸挿することによって取り付けられており、軸芯部に設
けた断面円形状の軸挿孔9dに回転シャフト5の小径部
5cを回転自在に挿通させると共に、凹部9a,9aと
凸部9b,9bを回転摺動カム8の凸部8b,8bと対
向接触させている。この固定カム9の足部9cは、仕切
り壁3cに設けた挿通孔3fを貫通して右側へ突出して
おり、ヒンジケース3の内周に捻子着された蓋部を兼ね
る調節手段15としての調節ネジ10と当接し、調節ネ
ジ10を締めたり弛めたりすることにより、固定カム9
を回転シャフト5の軸方向左右へ摺動せしめて回転摺動
カム8を介して弾性手段7の弾力を調節することができ
るようになっている。尚、11は回転シャフト5と共に
回転するストッパーリング、12はワッシャー、13は
取付ネジであり、ストッパーリング11で回転シャフト
5の回転を所定の範囲に規制すると共に、取付ネジ13
で回転シャフト5がヒンジケース3より抜け出ないよう
に仕切壁3cへ係止させている。
【0018】回転シャフト5のヒンジケース3より露出
した側には、とくに図1と図5と図6に示されたよう
に、端面より中心部軸方向に変形装着穴5eが設けられ
ており、この変形装着穴5eに便蓋や便座の取付部1
6,17を支持する取付ピン20が圧入されている。取
付ピン20は断面を略楕円形状をした変形軸部20aと
なっており、この変形軸部20aと便座の取付部16に
設けた変形孔16aが挿入係合されることにより、取付
部16と共に回転するように構成されている。この変形
軸部20aにはさらに便蓋の取付部17の円形孔17b
が軸着されているが、円形であるために取付ピン20と
共に回転せず、該取付ピン20によって支持されること
により、この取付ピン20の変形軸部20aを支点に回
転自在である。つまり、この左側の開閉用ヒンジ4は便
座を開閉する時には、取付ピン20を介して回転シャフ
ト5が回転して動作するが、便蓋を開閉する際にはこれ
を取付ピン20で支持するのみで、回転シャフト5は回
転しない。
【0019】図1に示したように、右側のもう一方のヒ
ンジケース3の側の回転シャフト5の変形装着穴5eに
対し、上述したようにして装着されたもう一方の取付ピ
ン20の変形軸部20aには、今度は便座の取付部16
に設けた円形孔16bが軸着されるようになっており、
便座の取付部16はこの右側の取付ピン20に対しては
回転自在である。しかし、この取付ピン20の変形軸部
20aは便蓋の取付部17に設けた変形孔17aを挿入
係合されるようになっており、便蓋の取付部17と共に
回転するように構成されている。つまり、右側の開閉装
置A’は便座の開閉操作時にはその取付部16を取付ピ
ン20で支持するのみで第1回転シャフト5は回転しな
いので動作しない。したがって上述したように図1にお
いて右側の開閉用ヒンジA’が便蓋用であり、左側の開
閉用ヒンジAは便座用である。
【0020】次に、動作について説明する。便座の閉成
状態時においては、図4に示されたカム機構14を構成
する回転摺動カム8の凸部8bは、固定カム9の凸部9
bと対向当接しており、弾性手段7は最大に圧縮された
状態にある。この状態より便座を開くと、その取付部1
6を係合させている取付ピン20を介して回転シャフト
5が回転し、共に同一方向へ回転する回転摺動カム8の
凸部8bは、固定カム9の凸部9bから凹部9a側へ落
ち込みつつ、固定カム9の側へ摺動する。
【0021】このようにして、回転シャフト5のスムー
ズな回転が許容され、便座が開かれる。便座の80°の
開成角度からさらにカムトルクを下げ、90°の手前で
0とすることにより便座を開成方向へ附勢し自動的に自
立させることができる。これから110°の全開角度へ
向けてブレーキをかけるように再びカムトルクを上げる
ようにして、バウンドや跳ね返りを吸収する。このよう
に実施することにより便座の開成操作に伴う回転モーメ
ントに合わせて細かいアクセントをつけることができる
ものである。
【0022】開いた便座を閉じる際には、カム機構14
は先ほど説明したのと逆の動作を行うことになるが、約
40°の開成角度から回転摺動カム8の凸部8bが固定
カムの凹部9aより凸部9bへとその当接位置を弾性手
段7の弾力に抗して変える際の抵抗により、便座の回転
モーメントを打ち消す逆方向のトルクが発生し、この便
座の閉成動作が急激となることを防止するものである。
【0023】このようにして、便座の閉成動作時におい
ては、カム機構の逆方向に作用するトルクにより、急激
に落下することなく、静かに閉じられるものである。
【0024】尚、以上は左側の便座用の開閉用ヒンジA
についてのみ説明した。右側の便蓋用の開閉用ヒンジ
A’についても閉成位置から便蓋を開閉することになる
が、この便蓋は便座ほど、開閉操作が頻繁ではないこと
から、便座の場合のように開閉動作に細かいアクセント
をつける必要性が余りない。それ故、固定カムに設ける
カム形状をもっと単純な形状とすることが可能である。
しかし,基本的には便座の場合と同じような回転モーメ
ントとなることから、固定カムのカム形状が相違するの
みで、後の構造は同じであるので、説明を省略する。こ
のことは、後述する他の実施形態のものも同じである。
【0025】図9乃至図15は、他の実施の形態を示
し、図面によれば、21,21はヒンジケースであり、
その取付部21a,21aを介して洋式便器の便器本体
22の後部上端に固定ボルト23,23で取り付けられ
ている。このヒンジケース21,21は左右一対ある
が、右側のものが便座用の開閉用ヒンジBのヒンジケー
スであり、左側のものが便蓋用の開閉用ヒンジB’のヒ
ンジケースである。勿論、この逆であっても良い。この
開閉用ヒンジの内部構造は右側の便座用のものしか図示
してないが、左側の便蓋用のものは左右対象となる以
外、その内部構造は基本的には同じであるので、右側の
便座用の開閉用ヒンジBのみを説明する。
【0026】ヒンジケース21には、回転シャフト24
がその略中央部を該ヒンジケース21に設けた軸受孔2
1bに軸受けさせて回転可能に取り付けられている。2
5はシール用のOリングである。この回転シャフト24
のヒンジケース21より突出した部分はとくに図12に
示したように断面を略十文字形状に変形させた取付部2
4aであり、この取付部24aに便蓋用の一方の取付部
材26の取付部26aが回転自在に枢着され、便座用の
取付部材27の取付部27aが回転シャフト24と共に
回転するように係着されている。この各取付部材26
a,27aの回転シャフト24に対する取付方法は、取
付部26aの方は断面円形の軸挿孔26bであり、取付
部27aの方は断面略十文字形状の回転シャフト24に
合わせた変形孔27bとなっている。
【0027】尚、左側のヒンジケース21より突出させ
た右側の回転シャフト24と同じ形状の回転シャフト2
4には、便蓋用の取付部材26の取付部26aに設けた
断面略十文字形状の回転シャフトに合わせた変形孔が設
けられ、回転シャフトと係合することによって、該回転
シャフトと共に回転するように取り付けられているが、
便座用の取付部材27の取付部27aには図示してない
断面円形の軸挿孔が設けられ、この回転シャフトの回り
で軸回りに回転自在となっている。このように、便座2
8を開閉させると取付部材27と共に右側の回転シャフ
ト24が回転し、左側の回転シャフトは回転しない。他
方便蓋を開閉させると、右側の回転シャフト24は回転
しないが左側の回転シャフト24が回転するようになっ
ている。
【0028】再び右側の開閉用ヒンジに戻って、回転シ
ャフト24のヒンジケース21内に収装されている部分
も、図13に示したように、断面が略十文字形状の変形
軸部24bとなっており、この変形軸部24bにカム機
構34の回転カム29が、その中心部軸方向に設けた変
形軸挿孔29aを挿入係合させて回転シャフト24と共
に回転するように取り付けられている。尚、この回転カ
ム29は回転シャフト24と一体に形成されても良い。
この回転カム29の右側端面には、一対の凸部29bと
凹部29cから成る回転カム部29dが設けられ、この
回転カム部29dに対向して、その中心部軸方向に設け
た断面が円形の軸挿孔を有する同じくカム機構34を構
成する摺動カム30が、該軸挿孔へ回転シャフト24の
変形軸部24bを回転自在に軸挿させつつ設けられてお
り、この摺動カム30はそのが外周軸方向へ突設した凸
条30bをヒンジケース21内に設けた条溝21cに嵌
入させることにより、回転シャフト24と共に回転する
ことなく軸方向へ摺動可能に構成されている。ヒンジケ
ース21の右側の開放端外周には、調節ネジを兼ねる調
節手段36のキャップ31が取り付けられ、このキャッ
プ31と摺動カム30との間にコンプレッションスプリ
ングから成る弾性手段32が弾設されている。この弾性
手段32は、摺動カム30を一方向へ摺動附勢させて、
この摺動カム30に設けた一対の凸部30cと凹部30
dから成る摺動カム部30eを回転カム部29側へ圧接
させている。
【0029】したがって、図15に示した便座28を開
閉させると、回転シャフト24が回転カム29と共に回
転し、その際に回転カム29の回転カム部29dの凸部
29bが、摺動カム30の摺動カム部30eの凸部30
cと凹部30dの間を回転しつつ移動することになる。
このことによって、回転カム部29dの凸部29bが摺
動カム部30の凸部30cより凹部30dへ移動する便
座28の開成時には、軽く開くことができ、図9に示し
たように凸部29bが凹部30dの中へ嵌まり込むこと
によって、開成状態を安定的に維持することができる。
また、便座28を閉じる際には、回転カム部29dの凸
部29bが摺動カム部30eの凹部30dより脱して凸
部30c側へ移動する際の抵抗に遭遇して便座28は急
激に閉じられることがないものである。
【0030】図14と15はこのようにして便座28を
閉じた状態を示している。そして、その際に調節ネジを
兼ねる調節手段36のキャップ31をヒンジケース21
に対して回転させることにより、弾性手段32の弾力に
強弱をつけることができることから、摺動カム30の摺
動カム部30eが回転カム29の回転カム部29dに圧
接する力を加減でき、回転シャフト24の回転トルク,
而して便座28の開閉フィーリングを微調節することが
可能となるものである。尚、図15において指示記号3
3は便蓋である。この便蓋33を開閉する際には左側の
開閉用ヒンジB’が機能して便蓋33の開閉動作を制御
する。
【0031】図16は、他の実施の形態を示し、図面に
よれば、41,41はヒンジケースであり、その取付部
41a,41aを介して洋式便器の便器本体の後部上端
に固定ボルト42,42で取り付けられている。このヒ
ンジケース41,41は左右一対あるが、右側のものが
便座用の開閉用ヒンジCのヒンジケースであり、左側の
ものが便蓋用の開閉用ヒンジC’のヒンジケースであ
る。勿論、この逆であっても良い。この開閉用ヒンジの
内部構造は右側の便座用のものしか図示してないが、左
側の便蓋用のものは左右対象となるのみで、その内部構
造は同じであるので、右側の便座用の開閉用ヒンジCの
みを説明する。
【0032】ヒンジケース41には、回転シャフト43
がその略中央部をヒンジケース41に設けた軸受孔41
bに軸受けさせて回転可能取り付けられている。53は
シール用のOリングである。この回転シャフト43のヒ
ンジケース41より突出した部分は、とくに図12と図
13に示したものと同じように、断面を略十文字形状に
変形させた取付部43aであり、この取付部43aに便
蓋用の一方の取付部材44の取付部44aが回転自在に
枢着され、便座用の取付部材45の取付部45aが回転
シャフト43と共に回転するように係着されている。こ
の各取付部44a,45aの回転シャフト43に対する
取付方法は、取付部44aの方は断面円形の軸挿孔44
bであり、取付部45aの方は断面略十文字形状の回転
シャフト43に合わせた変形孔45bとなっている。
【0033】尚、左側のヒンジケース41より突出させ
た右側の回転シャフト43と同じ形状の回転シャフト4
3には、便蓋用の取付部材44の取付部44aに設けた
断面略十文字形状の回転シャフトに合わせた変形孔が設
けられ、回転シャフトと係合することによって、該回転
シャフトと共に回転するように取り付けられているが、
便座用の取付部材45の取付部45aには図示してない
断面円形の軸挿孔が設けられ、この回転シャフトの回り
で軸回りに回転自在となっている。このように、図示し
てない便座を開閉させると取付部材45と共に右側の回
転シャフト43が回転し、左側の回転シャフトは回転し
ない。他方便蓋を開閉させると、右側の回転シャフト4
3は回転しないが左側の回転シャフト43が回転するよ
うになっている。
【0034】再び右側の開閉用ヒンジCに戻って、回転
シャフト43のヒンジケース41内に収装されている部
分にも断面が略十文字形状の変形軸部43bとなってお
り、この変形軸部43bにカム機構52の回転カム46
がその軸中心方向に設けた図示してない変形軸挿孔を挿
入係合させて回転シャフト43と共に回転するように取
り付けられている。尚、この回転カム46は回転シャフ
ト43と一体に形成されても良い。この回転カム46の
外周には周溝46eが設けられ、この周溝46eにはゴ
ムリング47が嵌め込まれ、ヒンジケース41の内周と
圧接するように構成されている。このゴムリング47と
ヒンジケース41の内周との間には、図示してない粘性
オイルが塗布され、ダンパー手段48を構成している。
回転カム46の右側端面には、一対の凸部46bと凹部
46cから成る回転カム部46dが設けられ、この回転
カム部46dに対向して、その中心部軸方向に設けた断
面が円形の軸挿孔を有するカム機構52の摺動カム49
が、該軸挿孔へ回転シャフト43を回転自在に軸挿させ
つつ設けられており、この摺動カム49はそのが外周軸
方向へ突設した凸条49bをヒンジケース41内に設け
た条溝41cに嵌入させることにより、回転シャフト4
3と共に回転することなく軸方向へ摺動可能に構成され
ている。ヒンジケース41の右側の開放端外周には、調
節ネジを兼ねる調節手段56としてのキャップ50が取
り付けられこのキャップ50と摺動カム49との間にコ
ンプレッションスプリングから成る弾性手段51が弾設
されている。この弾性手段51は、摺動カム49を一方
向へ摺動附勢させて、この摺動カム49に設けた一対の
凸部49cと凹部49dから成る摺動カム部49eを回
転カム部46側へ圧接させている。
【0035】したがって、便座を開閉させると、回転シ
ャフト43が回転カム46と共に回転し、その際に回転
カム46の回転カム部46dの凸部46bが、摺動カム
49の摺動カム部49eの凸部49cと凹部49dの間
を回転しつつ移動することになり、このことによって、
回転カム部46dの凸部46bが摺動カム部49eの凸
部49cより凹部49dへ移動する便座の開成時には、
軽く開くことができ、図16に示したように、凸部46
bが凹部49dの中へ嵌まり込むことによって、開成状
態を安定的に維持することができる。また、便座を閉じ
る際には、回転カム部46の凸部46bが摺動カム部4
9eの凹部49dより脱して凸部49c側へ移動する際
の抵抗に遭遇して便座は急激に閉じられることがないも
のである。その際に、ダンパー手段48により便座の閉
成動作が緩衝される結果、便座のとくに閉成動作をソフ
トなものとすることできるものである。また、調節ネジ
を兼ねる調節手段56としてのキャップ50をヒンジケ
ース41に対して回転させることにより、弾性手段51
の弾力に強弱をつけることができることから、摺動カム
49の摺動カム部49eが回転カム46の回転カム部4
6dに圧接する力を加減でき、回転シャフト43の回転
トルク,而して便座の開閉フィーリングを微調節するこ
とが可能となるものである。
【0036】図17は、さらに他の実施の形態を示し、
図面によれば、61,61はヒンジケースであり、その
取付部61a,61aを介して洋式便器の図示してない
便器本体の後部上端に固定ボルト62,62で取り付け
られている。このヒンジケース61,61は左右一対あ
るが、右側のものが便座用の開閉用ヒンジDのヒンジケ
ースであり、左側のものが便蓋用の開閉用ヒンジD’の
ヒンジケースである。勿論、この逆であっても良い。こ
の開閉用ヒンジの内部構造は右側の便座用のものしか図
示してないが、左側の便蓋用のものは左右対象となるの
みで、その内部構造は同じであるので、右側の便座用の
開閉用ヒンジDのみを説明する。
【0037】ヒンジケース61には、回転シャフト63
がその略中央部をヒンジケース61に設けた軸受孔61
bに軸受けさせて回転可能取り付けられている。70は
シール用のOリングである。この回転シャフト63のヒ
ンジケース61より突出した部分は、とくに図13に示
したものと同じように断面を略十文字形状に変形させた
取付部63aであり、この取付部63aに便蓋用の一方
の取付部材64の取付部64aが回転自在に枢着され、
便座用の取付部材65の取付部65aが回転シャフト6
3と共に回転するように係着されている。この各取付部
64a,65aの回転シャフト63に対する取付方法
は、取付部64aの方は断面円形の軸挿孔64bであ
り、取付部65aの方は断面略十文字形状の回転シャフ
ト63に合わせた変形孔65bとなっている。
【0038】尚、左側のヒンジケース61より突出させ
た右側の回転シャフト63と同じ形状の回転シャフト6
3には、便蓋用の取付部材64の取付部64aに設けた
断面略十文字形状の回転シャフトに合わせた変形孔が設
けられ、回転シャフト63と係合することによって、該
回転シャフトと共に回転するように取り付けられている
が、便座用の取付部材65の取付部65aには図示して
ない断面円形の軸挿孔が設けられ、この回転シャフト6
3の回りで軸回りに回転自在となっている。このよう
に、便座を開閉させると取付部材65と共に右側の回転
シャフト63が回転し、左側の回転シャフトは回転しな
い。他方、便蓋を開閉させると、右側の回転シャフト6
3は回転しないが左側の回転シャフト63が回転するよ
うになっている。
【0039】再び右側の開閉用ヒンジに戻って、回転シ
ャフト63のヒンジケース61内に収装されている部分
にも断面が略十文字形状の変形軸部63bとなってお
り、この変形軸部63bにカム機構73の回転カム66
がその軸中心方向に設けた図示してない変形軸挿孔を挿
入係合させて回転シャフト63と共に回転するように取
り付けられている。尚、この回転カム66は回転シャフ
ト63と一体に形成されても良い。この回転カム66に
は、ヒンジケース61内に軸方向へ摺動可能に取り付け
られた公知構成のダンパー手段72としての回転ダンパ
ー71の回転軸71aが連結され、回転カム66の而し
て回転シャフト63の回転トルクを制御しており、この
回転ダンパー71はヒンジケース61の外周に捻子着さ
せた調節ネジを兼ねる調節手段74としてのキャップ6
8に接している。回転カム66の左側端面には、一対の
凸部66bと凹部66cから成るカム機構73の回転カ
ム部66dが設けられ、この回転カム部66dに対向し
て、その中心部軸方向に設けた断面が円形の軸挿孔を有
するカム機構73の摺動カム67が、該軸挿孔へ回転シ
ャフト63を回転自在に軸挿させつつ設けられており、
この摺動カム67はその外周軸方向へ突設した凸条67
bをヒンジケース61内に設けた条溝61cに嵌入させ
ることにより、回転シャフト63と共に回転することな
く軸方向へ摺動可能に構成されている。摺動カム67と
ヒンジケース61の左側端部との間にコンプレッション
スプリングから成る弾性手段69が回転シャフト63に
環巻させて弾設されている。この弾性手段69は、摺動
カム67を一方向へ摺動附勢させて、この摺動カム67
に設けた一対の凸部67cと凹部67dから成る摺動カ
ム部67eを回転カム部66側へ圧接させている。
【0040】したがって、便座を開閉させると、回転シ
ャフト63が回転カム66と共に回転し、その際に回転
カム66の回転カム部66dの凸部66bが摺動カム6
7の摺動カム部67eの凸部67cと凹部67dの間を
回転しつつ移動することになる。このことによって、回
転カム部66dの凸部66bが摺動カム部67eの凸部
67cより凹部67dへ移動する便座の開成時には、軽
く開くことができ、図17に示したように、凸部66b
が凹部67dの中へ嵌め込むことによって、開成状態を
安定的に維持することができる。また、便座を閉じる際
には、回転カム部66の凸部66bが摺動カム部67e
の凹部67dより脱して凸部67c側へ移動する際の抵
抗に遭遇して便座は急激に閉じられることがないもので
ある。
【0041】その際に便座の閉成動作は、回転ダンパー
71によっても制御されることにより、ソフトなものに
なる。調節ネジを兼ねる調節手段74としてのキャップ
68をヒンジケース61に対して回転させることによ
り、弾性手段69の弾力に強弱をつけることができるこ
とから、摺動カム67の摺動カム部67eが回転カム6
6の回転カム部66dに圧接する力を加減できることか
ら、回転シャフト63の回転トルク而して便座の開閉フ
ィーリングを微調節することが可能となるものである。
【0042】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。
【0043】請求項1のように構成すると、製作コスト
の安い簡単な構成で便座や便蓋のとくに閉成動作時にお
けるソフト閉止を行うことができ、便座や、便蓋等が急
激に落下することを防止することができる上に、回転シ
ャフトの回転トルクを調節ネジによって調節できるの
で、より微妙な開閉フィーリングの調節を行うことがで
きるものである。
【0044】請求項2のように構成すると、調節ネジを
回転させることにより、これと接している足部を介して
固定カムがヒンジケース内を軸方向左右へ摺動し、回転
摺動カムを介して弾性手段の弾力が調整されることによ
り、回転シャフトの回転トルクを微調節させることがで
きるものである。
【0045】請求項3のように構成すると、調節ネジを
兼ねるキャップをヒンジケースに対して回転させること
により、このキャップに一端部を接している弾性手段を
介して摺動カムの摺動カム部が固定カムの固定カム部に
対する圧接力が微調節され、回転シャフトの回転トルク
を微調節することができるものである。
【0046】請求項4のように構成すると、カム機構の
他に、ゴムリングと粘性オイルによるダンパー手段によ
っても回転シャフトの回転トルクを制御できるので、よ
り開閉フィーリングの良い開閉用ヒンジを提供すること
ができるものである。
【0047】請求項5のように構成すると、調節ネジを
兼ねるキャップをヒンジケースに対して回転させること
により、このキャップに一端部を接している回転ダンパ
ーによるダンパー手段を介して回転摺動カムと固定摺動
カムを介して弾性手段の弾力が調節されるので、回転シ
ャフトの回転トルクを微調節することができる上に、回
転ダンパーによるダンパー手段によっても回転」シャフ
トの回転トルクを制御することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る開閉用ヒンジを洋式便器の便器
本体へ取り付ける際の取付部品の一例を示す分解斜視図
である。
【図2】この発明に係る開閉用ヒンジの一部分解正面図
である。
【図3】この発明に係る開閉用ヒンジの部分の断面正面
図である。
【図4】この発明に係る開閉用ヒンジの動作を説明する
ための説明図である。
【図5】図4の状態から便座を90°まで開いた状態に
おける説明図である。
【図6】回転シャフトの斜視図である。
【図7】回転摺動カム8の斜視図である。
【図8】固定カム9の斜視図である。
【図9】この発明に係る開閉用ヒンジの他の実施の形態
を示す一部断面平面図である。
【図10】図9に示した開閉用ヒンジの正面図である。
【図11】図9に示した開閉用ヒンジの一部断面側面図
である。
【図12】図9に示した開閉用ヒンジの回転シャフトの
左側側面図である。
【図13】図9に示した開閉用ヒンジの回転シャフトの
右側側面図である。
【図14】図9に示した開閉用ヒンジの動作を説明する
説明図である。
【図15】図9に示した開閉用ヒンジの取付状態を説明
する説明図である。
【図16】この発明に係る開閉用ヒンジの他の実施の形
態を示す一部断面平面図である。
【図17】この発明に係る開閉用ヒンジのさらに他の実
施の形態を示す一部断面平面図である。
【符号の説明】
A,B,C,D 開閉用ヒンジ A’,B’,C’,D’ 開閉用ヒンジ 1 便器本体 3,21,41,61 ヒンジケース 3c 仕切壁 5,24,43,63 回転シャフト 7,32,51,69 弾性手段(コンプレッションス
プリング) 8 回転摺動カム 9 固定カム 10 調節ネジ 14,34,52,73 カム機構 15,36,56,74 調節手段 29,46,66 回転カム 30,49,67 摺動カム 31,50,68 キャップ 47 ゴムリング 48,72 ダンパー手段 71 回転ダンパー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジケース内に回転可能に設けた回転
    シャフトと、この回転シャフトを中心部に挿通させつつ
    前記ヒンジケース内に設けた仕切壁に固定された固定カ
    ムと、前記回転シャフトを中心部に挿通させつつ摺動可
    能かつ該回転シャフトと共に回転するように設けられた
    回転摺動カムと、この回転摺動カムを前記固定カムの方
    向へ押圧する弾性手段とから成るものにおいて、この弾
    性手段の弾力を調節する調節手段を設けたことを特徴と
    する、洋式便器の便座と便蓋の開閉用ヒンジ。
  2. 【請求項2】 ヒンジケース内に回転可能に設けた回転
    シャフトと、この回転シャフトを中心部に挿通させつつ
    前記ヒンジケース内に設けた仕切壁に固定された固定カ
    ムと、前記回転シャフトを中心部に挿通させつつ摺動可
    能かつ該回転シャフトと共に回転するように設けられた
    回転摺動カムと、この回転摺動カムを前記固定カムの方
    向へ押圧する弾性手段とから成るものにおいて、この弾
    性手段の弾力を調節する調節手段を設け、この調節手段
    を、前記固定カムより突設させ前記仕切壁を摺動可能に
    貫通して反対側へ突出させた複数の足部と、この足部に
    当接して前記ヒンジケースに捻子着させた調節ネジとで
    構成したことを特徴とする、洋式便器の便座と便蓋の開
    閉用ヒンジ。
  3. 【請求項3】 ヒンジケース内に回転可能に設けた回転
    シャフトと、この回転シャフトを中心部に挿通させつつ
    前記ヒンジケース内に設けた仕切壁に固定された固定カ
    ムと、前記回転シャフトを中心部に挿通させつつ摺動可
    能かつ該回転シャフトと共に回転するように設けられた
    回転摺動カムと、この回転摺動カムを前記固定カムの方
    向へ押圧する弾性手段とから成るものにおいて、この弾
    性手段の弾力を調節する調節手段を設け、この調節手段
    を、前記弾性手段の一端部に接して、前記ヒンジケース
    に捻子着させたキャップで構成したことを特徴とする、
    洋式便器の便座と便蓋の開閉用ヒンジ。
  4. 【請求項4】 ヒンジケース内に回転可能に設けられた
    回転シャフトと、前記回転シャフトの外周に前記ヒンジ
    ケースの内周に圧接して嵌着されたゴムリングと粘性オ
    イルから成るダンパーー手段と、前記回転シャフトに設
    けられた回転カムと、この回転カムと対向してその中心
    部に設けた軸挿孔へ前記回転シャフトを挿通させ摺動可
    能に前記ヒンジケース内に設けられた摺動カムと、この
    摺動カムの前記回転カムと対向する側とは反対側に前記
    ヒンジケースへ捻子着された軸方向へ移動可能なキャッ
    プと、このキャップと前記摺動カムとの間に前記ヒンジ
    ケース内に収装されつつ弾設された弾性手段とで構成し
    たことを特徴とする、洋式便器の便座と便蓋の開閉用ヒ
    ンジ。
  5. 【請求項5】 ヒンジケース内に回転可能に設けられた
    回転シャフトと、この回転シャフトをその中心部に設け
    た軸挿孔へ挿通させて前記ヒンジケース内に軸方向へ摺
    動可能に係止された固定摺動カムと、この固定摺動カム
    と対向し前記回転シャフトをその中心部に設けた軸挿係
    止孔へ係止させて共に回転可能となるように前記ヒンジ
    ケース内へ収装された回転摺動カムと、前記回転シャフ
    トに環巻きさせて前記ヒンジケースと前記固定摺動カム
    との間に弾設された弾性手段と、前記回転摺動カムの前
    記固定摺動カムと対向する側の反対側にその回転軸を連
    結させて前記ヒンジケース内へ摺動可能に収装された回
    転ダンパーから成るダンパー手段と、この回転ダンパー
    をヒンジケースの軸方向へ摺動させるべく前記ヒンジケ
    ースへ捻子着させたキャップとで構成したことを特徴と
    する、洋式便器の便座と便蓋の開閉用ヒンジ。
JP12257198A 1998-05-01 1998-05-01 洋式便器の便座と便蓋の開閉用ヒンジ Pending JPH11313784A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12257198A JPH11313784A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 洋式便器の便座と便蓋の開閉用ヒンジ
US09/302,030 US6275999B1 (en) 1998-05-01 1999-04-29 Hinge device for supporting seat and seat lid of toilet bowl openably and closably
TW088206910U TW389088U (en) 1998-05-01 1999-04-30 Hinges between the seat and the lid of the toilet for opening and close
US09/776,398 US6389611B2 (en) 1998-05-01 2001-02-02 Hinge device for supporting seat and seat lid of toilet bowl openably and closably

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008069A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Aruteima:Kk ワイヤ取付け金物
KR20110013149A (ko) * 2009-07-31 2011-02-09 엘지전자 주식회사 세탁물 처리기기
CN108175327A (zh) * 2018-02-01 2018-06-19 厦门瑞尔特卫浴科技股份有限公司 一种马桶盖板的翻转装置

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