JPH11311414A - 液体燃料燃焼器具の燃料タンク - Google Patents

液体燃料燃焼器具の燃料タンク

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JPH11311414A
JPH11311414A JP21137298A JP21137298A JPH11311414A JP H11311414 A JPH11311414 A JP H11311414A JP 21137298 A JP21137298 A JP 21137298A JP 21137298 A JP21137298 A JP 21137298A JP H11311414 A JPH11311414 A JP H11311414A
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fuel
batting
combustion
tank according
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Hideo Mifune
英雄 三舩
Nobuyuki Serizawa
宜之 芹澤
Yasuaki Nakamura
保昭 中村
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Tokai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体燃料を含浸保持する繊維材による中綿又
は燃焼芯を良好な状態に装填し得るように燃料タンクを
構成する。 【解決手段】 燃料タンク2に収容した吸液繊維材によ
る中綿3に含浸保持した液体燃料を燃焼芯6の吸上部62
で吸い上げ先端燃焼部61で燃焼させるについて、前記燃
料タンク2の燃料容器部を分割構造とし、分割部品21,2
2の分割部分で合体接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコールを主体
とする液体燃料を用い燃料タンク中に貯蔵した液体燃料
を燃焼芯によって毛管現象を利用して吸い上げ燃焼させ
る喫煙具用ライター、着火器等の液体燃料燃焼器具にお
いて、液体燃料を含浸保持する吸液繊維材による中綿を
収容する燃料容器となる燃料タンクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、喫煙具用ライター、着火器、ト
ーチ、照明具、暖房器具等の燃焼器具における燃料とし
ては、エチルアルコール等のアルコール燃料、ガソリン
を含む石油ベンジン系のベンジン燃料、ブタンガス、プ
ロパンガス等の液化ガス燃料が利用されている。
【0003】そして、使用燃料の種類に応じてそれぞれ
の燃焼器具の性能、使い勝手、設計構造が異なり、それ
ぞれの特徴を有する。
【0004】例えば、石油ベンジン系炭化水素化合物の
混合物によるベンジン燃料の場合は、この燃料がそれぞ
れ沸点の異なる化合物の混合体であり、燃焼器具に着火
した使用初期は沸点の低いベンジン成分が揮発し、順次
沸点の高い炭化水素へと揮発成分が移行するため、燃焼
時間に応じて燃焼器具内に残留する燃料組成が変化し、
このために炎長の変化を生起する、ガソリンでも同様で
ある。また、ベンジン及びガソリンは揮発性が高くこれ
を使用する燃焼器具においては、燃料貯蔵部及び燃焼芯
の部分から揮発を低減する密閉構造が必要であり、この
密閉が不十分であると燃料が揮発して失われ、燃料の補
充頻度が高く煩雑であり、さらに、このベンジン及びガ
ソリンには特有の臭いがあり、好まれない場合がある。
【0005】液化ガス燃料の場合には、燃焼器具の使用
温度範囲でガス圧が高く、燃料を貯蔵する容器は耐圧構
造が必要とされる。また、上記ガス圧の変動に応じて炎
長が変化し、特にそのガス圧は温度に対し対数的に大き
く変化する特性があり、温度に対する炎長の変化が大き
い問題を有する。この炎長変化を少なくするためには燃
焼器具の燃料供給機構に温度補償を行う特別な設計対策
を要し、構造が複雑になると共にコスト面で不利とな
る。
【0006】一方、アルコール燃料の場合には、エチル
アルコール、メチルアルコール、プロピルアルコール等
の低級1価アルコール等のアルコールを主体とする液体
燃料は常温で液体であり、蒸気圧も比較的低く、燃料貯
蔵部の耐圧容器が不要で、燃料タンク及び燃焼芯に対す
る密閉はアルコールが揮発しない程度の密閉構造でよ
く、燃焼器具の構造の簡素化、コスト面で有利となる。
【0007】また、このアルコールを主体とした液体燃
料を用いる燃焼器具では、液体燃料を燃料タンクから燃
焼部への燃料供給を行う手段として、一般には、液体燃
料の表面張力を利用して、連続細孔または細い繊維を束
ねた細隙を毛管現象により吸い上げ、先端部で燃焼させ
る燃焼芯を使用している。
【0008】そして、このような液体燃料燃焼器具で、
ランプ或いは加熱器等の使用時に静置されるものは、燃
料タンクにそのまま液体燃料を注入して使用してもよい
が、喫煙具用ライター、着火器等の携帯を目的とした燃
焼器具においては、燃料タンク中に繊維質の綿材いわゆ
る中綿を装填して燃料を含浸保有させ、この中綿に燃焼
芯の吸上部を接触させて、燃焼部へ毛管現象を利用して
液体燃料を供給して燃焼させるようにしている。これに
より、携帯用の燃焼器具或いは静置用の燃焼器具におい
ても、携帯時或いは使用時に転倒等によっていずれの方
向に置かれても注入された液体燃料が燃料タンクより漏
洩しないようにできる。
【0009】上記燃料タンクは、一般に深さのある円筒
状のもの或いは携帯性に適する断面が扁平の円筒状或い
は楕円形状のものが用いられ、貯蔵燃料量の増大に伴い
深い容器形状となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記燃料タ
ンクは一般に合成樹脂の押し出し一体成形品或いは金属
板の絞り、金属ビレットよりの押し出し加工による一体
加工品が用いられるが、この燃料タンク内に燃焼芯及び
中綿を内装する場合に、これらを挿入しやすいよう一体
化していても、底の深い燃料タンク中に位置を決めて変
形を阻止しつつ挿入することは困難である。さらにこれ
らを別々に収容することはさらに困難で作業性が低いも
のとなる。
【0011】つまり、前記中綿すなわち液体燃料を含浸
保持する吸液繊維材は、燃料タンクに所定量の液体燃料
を保持するのに必要な一定量を、均一な充填密度で定位
置に収納するのが性能上好適であるが、これは上記のよ
うな燃料タンクに装填する上で困難性を伴う。
【0012】例えば、金属又はプラスチックによる燃料
タンクに中綿として綿状の繊維材をそのまま或いは適当
な寸法形状に裁断したものを押し込んで充填すること
は、綿材の取り扱いが困難で作業性が低く大量生産に適
しないと共に、その詰め込み具合により繊維充填密度が
部分的に変化し、充填密度の管理が煩雑で困難となる。
この、繊維充填密度が不均一となると、全体としての液
体燃料の保持量、燃焼芯の吸上部に対する燃料供給特性
が変化する恐れがある。
【0013】また、前記液体燃料燃焼器具の携帯時、使
用時に、衝撃、振動、液体燃料の消費等に伴って中綿、
燃焼芯が燃料タンク内で移動すると、充填状態及び繊維
充填密度の変化が生起する場合があり、また、その他の
経時変化等が発生すると、同様に燃料保持特性及び供給
特性が変化する問題が生じる可能性があり、これらの移
動はできるだけ少なくしたい。
【0014】一方、燃料タンク中の液体燃料を中綿から
燃焼芯の下端吸上部に供給し燃焼部への燃料補給を行う
際に、その燃料供給が適確に行われるよう燃焼芯の吸上
部と中綿との接触を良好なものとする必要があるが、単
に、容器状の燃料タンクに対して燃焼芯の吸上部を突き
刺すように中綿に差し込むものでは、良好な接触状態を
得るのが困難な場合がある。特に、燃焼芯の吸上部の材
質硬度が低く柔軟な材料では、差し込み自体が困難であ
ると共に、先端の形状如何で適正位置に差し込むことが
困難となる。また、予め容器状の燃料タンク中に燃焼芯
の吸上部を挿入し、その周囲に繊維材を詰め込むように
しても、燃焼芯が変形して繊維材の所定位置に配置する
ことが困難で偏在するようになり、また、この詰め込み
は前述のように作業性が低いと共に繊維充填密度の均一
化が得られ難い問題を有する。
【0015】本発明は上記事情に鑑み、液体燃料を含浸
保持する中綿又は燃焼芯を良好な状態に簡易に装填し得
るようにした液体燃料燃焼器具の燃料タンクを提供せん
とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の液体燃料燃焼器具の燃料タンクは、燃料タンクに収
容した吸液繊維材による中綿に含浸保持した液体燃料を
燃焼芯の吸上部で吸い上げ先端燃焼部で燃焼させるにつ
いて、前記燃料タンクの燃料容器部を分割構造とし、分
割部分で合体接合してなることを特徴とするものであ
る。
【0017】前記燃料容器部は、収納する液体燃料と化
学反応、溶解、膨潤等を起こさない合成樹脂材で形成す
るか、繊維質の紙材の内面に、液体燃料を収納して液体
燃料が漏出又は湿潤しないよう、液体燃料と化学反応、
溶解、膨潤等を起こさないフィルム又は塗膜を溶着、接
合又は塗着してなる液体燃料の浸透を阻止する被膜を設
けた材料で形成する。その際、紙材に金属箔と合成樹脂
被膜をラミネートした材料で形成してもよい。
【0018】前記燃料容器部の分割部分は、超音波溶
着、熱溶着或いは接着剤にて接合することで、密閉性を
得るのが好適である。
【0019】液体燃料としてアルコールを主体とする燃
料を用いる場合に、燃料容器部本体又は内面コーティン
グ或いはフィルム層による上記液体燃料と接触する燃料
容器部の内面部を、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリアセタール、ポリエチレンフタレー
ト、ポリアクリルニトリル、変性ポリフェニレンエーテ
ル、ポリフェニレンサルファイドのいずれかで構成する
のが好適である。
【0020】また、分割構造の燃料タンクの内側に、内
部に収容した中綿及び燃焼芯の少なくとも一方を、係止
又は位置決めのために固定する突起を設けるようにして
もよい。その際に、上記突起は中綿及び燃焼芯の少なく
とも一方に突き刺さって固定する形状に設けことが可能
である。同様に、前記燃料タンクの内部に、収容した中
綿及び燃焼芯の少なくとも一方を、係止又は位置決めの
ために固定する係止部材を配設するようにしてもよい。
【0021】さらに、分割構造の燃料タンクの内部に、
燃料容器部の変形を阻止する補強部材を配設するように
してもよい。この補強部材の配設は、燃料容器部を紙材
で形成したものにおいて好適である。上記補強部材は、
中綿を囲繞する紙材又は中綿を挟持する部品で形成する
ことが可能である。
【0022】なお、前記燃料容器部内に中綿及び燃焼芯
を収容した後に燃料タンクの分割部分を接合するのが好
適である。
【0023】前記中綿の繊維材としては、針葉樹パル
プ、広葉樹パルプ等の天然繊維、ポリプロピレン繊維等
の合成繊維が単独或いは混合使用される。各繊維材にお
ける充填密度としては、液体燃料の含浸保持量が多く、
かつ、液体燃料の消費後の保持残量が少なくなるような
条件が好適であり、例えば、ポリプロピレン繊維での充
填密度は0.05〜0.15g/cm3が好ましく、繊維
太さは6〜18デニールが好ましく、異なる太さの繊維
を混合するようにしてもよい。また、天然パルプ特に針
葉樹パルプでの充填密度は0.02〜0.08g/cm3
が好ましい。さらに、天然パルプと繊維径が35〜60
μmの熱溶着性繊維とを混合してもよい。
【0024】また、前記中綿は繊維材を外被膜で被覆し
て予め燃料タンクの内容形状に合わせて形を整えてもよ
く、その場合に、外被膜としては、紙、布、プラスチッ
クの薄いシート、或いは、合成繊維糸よりなる不織布又
は織布を、筒状又は袋状に設け、これに繊維材を所定の
繊維充填密度で入れるか、熱溶着性シートによる外被膜
内に繊維材を所定の充填密度で収容し、外被膜の周縁部
の必要個所を熱溶着して所定形状に整えるようにしても
よい。上記熱溶着性シートとしては、ポリプロピレン繊
維紙、ポリエチレンメッシュシート、ポリエステル繊維
紙、又は、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィ
ルム、ポリエステルフィルム、或いは、これらと紙のラ
ミネートシートが使用される。
【0025】また、燃焼芯の吸上部を中綿の繊維材中に
挿入して両者を一体化した状態で分割状態の燃料タンク
内に装填し、分割部を接合するのがさらに好ましい。さ
らに、外被膜の外部側面より点又は線状に外被膜間を部
分的に熱溶着し、繊維材の移動を抑制するのが好まし
い。これにより、前記燃料タンク内面の突起又は係止部
材の突起と同様に、燃料タンクの組立て時又は燃料の注
入時或いは燃焼器具として使用時の衝撃等による繊維材
の移動による密度差の発生を抑制している。
【0026】なお、燃焼芯としては、前記繊維材と接触
して液体燃料を吸い上げる吸上部と着火燃焼する先端燃
焼部とが同一材料で一体形成したもの、又は、吸上部と
燃焼部とを別材料で分離形成したものが、液体燃料燃焼
器具の用途等に応じて適宜使用される。
【0027】アルコールを主体とする液体燃料として
は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコールまた
はプロピルアルコールによる低級1価アルコールを主成
分とし、これに炎に着色するためのヘキサンまたはヘプ
タン等の飽和炭化水素を混合したものが使用される。
【0028】
【発明の効果】本発明の液体燃料燃焼器具の燃料タンク
によれば、燃料容器部を分割構造とすることにより、こ
の燃料タンク内に収容する燃焼芯及び燃料を含浸保持す
るための中綿の配置が定位置に安定して簡易に設置する
ことができると共に、中綿の繊維密度の均一化、燃焼芯
と中綿との接触状態の適正化が図れる。
【0029】特に、中綿に関しては、燃料タンク内に押
し込むような装填を不要として、予め所定形状としたも
のを挟み込むように組み込むことが可能となって、その
充填密度分布を均一化することができる。
【0030】これまでの燃料タンクの開口部より燃焼芯
及び中綿を燃料タンクに充填していた作業が容易になる
と同時に、分割部品の少なくとも一方側に中綿及び燃焼
芯の係止と位置決めのための突起を設けることができ、
従来の一体タンクではこの成形が行い難いのと、この突
起を有する状態で中綿及び燃焼芯を挿入することが困難
であったものが容易に改善できる。
【0031】分割構造の燃料タンクの内面に固定用の突
起を設けたものでは、完成品での使用時、携帯時での燃
料タンク中の中綿又は燃焼芯の移動防止が行えて、定位
置への安定度が得られ燃料供給性能が維持できる。
【0032】また、燃料タンク内に別部品として固定用
の係止部材を配置したものでは、燃料タンクとしては内
側への加工成形は行わなくても中綿又は燃焼芯の安定化
が図れる。
【0033】さらに、分割構造の燃料タンクの内部に、
燃料容器部の変形を阻止する補強部材を配設したもので
は、燃料容器部を紙材で形成したものでも、燃料タンク
が潰れるような変形を阻止して、破損又は液体燃料の漏
出を防止することができる。その際、補強部材を中綿を
囲繞する紙材又は中綿を挟持する部品で形成すると、中
綿及び燃焼芯の一体化による組み付け性の向上も図れ
る。
【0034】一方、一定量の繊維材を予め燃料タンクの
形状に沿わせた形状に成形して中綿としてまとめ、かつ
繊維材の密度の均質化を図っていると、不定形である繊
維材料の製造上の取り扱い性を改善して充填密度の管理
も容易となり、さらに分割構造の燃料タンクへの装填が
簡易な作業で容易に行え大量生産に適するものとなり、
燃焼器具の製造が容易に行える。
【0035】また、予め燃焼芯の吸上部を中綿と一体化
したものを分割構造の燃料タンクに装填するものでは、
燃焼芯の組み付けが簡素化できると共に、燃焼芯の吸上
部の材質硬度が低く柔軟な材料であっても、繊維材に差
し込むことなく適切な位置に配置することが可能とな
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体燃料燃焼器具
における燃料タンクの各実施の形態を図面に沿って説明
する。
【0037】<第1の実施の形態>図1に本例の燃料タ
ンクを備えた液体燃料燃焼器具としての喫煙具用ライタ
ーの概略断面構造を示し、図2には燃料タンクの分解図
を示す。
【0038】ライター1は、有底筒状の燃料タンク2を
有し、この燃料タンク2の内部には液体燃料を含浸保持
する吸液繊維材よりなる中綿3が配置され、燃料タンク
2の上部には上蓋4が固着されている。上記中綿3は燃
料タンク2の底部側に配設され、上部に空間が形成され
ている。
【0039】前記上蓋4を燃料タンク2内に垂直に貫通
して金属製の芯ホルダー7が固定され、この芯ホルダー
7に燃焼芯6が貫通保持されている。燃焼芯6は、上記
芯ホルダー7から上方に突出する先端の燃焼部61と、
下方の前記中綿3に接触する吸上部62とが後述の素材
により一体に形成されている。
【0040】また、前記上蓋4には燃焼芯6の燃焼部6
1の先端と対向して着火部材10が配設される。この着
火部材10は上蓋4と一体に設けられた上下に延びるブ
ラケット41内に上下方向に移動可能に発火石11及び
石押しスプリング12が挿入され、ブラケット41の上
端部両側の支柱42にはヤスリ車13及び横車14が回
転可能に支持され、該ヤスリ車13の周面ヤスリに発火
石11の先端が石押しスプリング12の付勢力によって
押圧される構造に設けられ、横車14の回転操作によっ
て燃焼芯6に向けて火花が飛ぶように設けられている。
【0041】さらに、前記上蓋4の上部には、揮発防止
用の閉塞キャップ16が開閉可能に設けられている。こ
の閉塞キャップ16は上蓋4の上面の一端部にピン17
によって回動可能に枢支され、閉塞キャップ16の内面
には、前記芯ホルダー7の外周部を囲繞し、燃焼部61
を覆って密閉する内キャップ16aが設けられている。
また、上記芯ホルダー7の外周根元部分には水平にOリ
ング19が取り付けられ、内キャップ16aの内周面に
圧接して密閉性を高めている。
【0042】前記芯ホルダー7には、前記閉塞キャップ
16が閉じられた際に、前記内キャップ16aの内側と
なる位置に、燃料タンク2の内部と外部とを連通する通
気孔20が設けられている。
【0043】そして、前記燃料タンク2は、その燃料容
器部が側壁及び底部を縦割りに2分割した分割部品2
1,22による分割構造に設けられ、両分割部品21,
22の分割部分がフランジ状に接合部21a,22aが
広く設けられ、中綿3及び燃焼芯6を収容した後に容器
状に接合されると共に上蓋4と結合されて燃料タンク2
が構成される。上記燃料タンク2における分割部品2
1,22は、ポリエチレンテレフタレートによる合成樹
脂成形品からなり、組立状態での燃料タンク2の内容積
が8cm3となるように設けられている。
【0044】また、上記中綿3の繊維材は、繊維幅50
μm、繊維厚さ15μmの針葉樹パルプを使用してい
る。この中綿3を燃料タンク2内に充填した際、その密
度が0.07g/cm3となるような必要量を2つに分
け、前記燃焼芯6の吸上部62の両側に配置し、これを
前記分割部品21,22で両側から挟み、上蓋4を結合
する開口部分から燃焼芯6の燃焼部61が突出するよう
に配置した状態で分割部品21,22の側面及び底部の
接合部21a,22aを相互に熱溶着して一体化する。
【0045】燃料タンク2内に装填された中綿3の容積
は7cm3となっている。この中綿3にエチルアルコール
95wt%、n−ヘキサン5wt%を混合した液体燃料
が注入含浸されて貯蔵される。また、上記燃料タンク2
の上部開口部と上蓋4との接合は、超音波溶着、熱溶着
或いは接着剤によって行われ、燃料タンク2はこれらの
接合部分から液体燃料が漏出しないように設けられてい
る。
【0046】前記燃焼芯6はセラミック繊維で形成さ
れ、例えば、太さが2.8μmのアルミナとシリカを主
体とした原料を繊維化したセラミック繊維に、微量の有
機質のバインダーを加えて繊維密度が0.16g/cm3
となるよう板状に成形し、これを切断して、断面が3mm
×3mmの角形で、長さが70mmの棒状に設けられたもの
を、内径が4.0mmφ、外径が6.0mmφ、長さが9.
0mmの前記芯ホルダー7に挿入している。この燃焼芯6
の燃焼部61は、芯ホルダー7の上端面からの突出し長
さが3mmになるように固定され、吸上部62は下端から
45mmの長さが前記中綿3に挿入されている。
【0047】また、前記燃焼芯6の少なくとも燃焼部6
1の外周面には、多孔質でかつ液体燃料の浸透性が内部
素材より低い外皮層63が被覆され、炎の形状が細くな
るように設けられている。この外皮層63は燃焼芯6の
上端から10mmの側面に形成され、燃焼部61の上端面
及び吸上部62の側面には前記セラミック繊維の面が露
出している。
【0048】そして、上記のような燃焼芯6は、吸上部
62によって中綿3に含浸された液体燃料を、毛管現象
を用いて吸い上げるもので、吸い上げた液体燃料を燃焼
部61に供給し、芯ホルダー7より上方に突出した燃焼
部61に着火され炎を生じて燃焼する。
【0049】上記燃料タンク2の分割構造により、その
内部に中綿3を均一な充填密度で容易に装填でき、燃焼
芯6についても中綿3に対して良好な接触状態を確保し
つつ容易に配置できる。
【0050】なお、前記燃焼芯6は、上部の燃焼部61
と下方の吸上部62とを異なる素材で分離形成してもよ
く、燃焼部61の下端部と吸上部62の上端部とを接触
した状態で、両者が芯ホルダー7によって結合保持され
る。この場合、例えば、燃焼部61は前記と同様のセラ
ミック繊維で形成し、吸上部62はアクリル繊維を束ね
て固着させるかアクリル繊維にバインダーを加えて棒状
に押し出し成形して設け、アクリル繊維の太さは3デニ
ールで、空隙率は60%とすればよい。
【0051】<第2の実施の形態>図3に本例の燃料タ
ンクを備えたライターの全体構造を、図4に燃料タンク
部分の分解図を示す。
【0052】中綿3は、繊維材に前例と同様の繊維幅5
0μm、繊維厚さ15μmの針葉樹パルプを使用し、燃
料タンク2内に充填した際その密度が0.07g/cm3
となるような必要量を、第1の実施の形態と同様の燃焼
芯6の燃焼部62と共に、熱溶着性を有するポリプロピ
レン不織布による外被膜31で覆い、袋状に側縁及び下
部縁を熱溶着して燃料タンク2の内部形状に合わせて成
形一体化した後、両側面の外被膜31を4個所の点部3
2で熱溶着して内部の繊維材が衝撃等で移動するのを防
いでいる。中綿3の容積は7cm3である。
【0053】燃料タンク2の分割構造は第1の実施の形
態と同様であり、側壁及び底部を縦割りに分割部品2
1,22に2分割し、材質も同様にポリエチレンテレフ
タレートによる合成樹脂成形品からなる。また、一方の
分割部品22には、内面に燃焼芯6の吸上部62の中綿
3から突出している上端部を貫通するように針状の突起
50が形成され、衝撃等により燃焼芯6が移動するのを
防いでいる。組立後の燃料タンク2の内容積は8cm3
なっている。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0054】そして、この燃料タンク2の各分割部品2
1,22によって、前記燃焼芯6と一体化した中綿3を
両側から挟み込み、突起50を燃焼芯6に突き刺して固
定した後、分割部品21,22の側端面及び底部端面の
フランジ状の接合部21a,22aを超音波溶着して容
器状の燃料タンク2を構成する。
【0055】本例では、中綿3と燃焼芯6が予め一体化
されていることで、燃料タンク2内への配置が容易であ
り、外被膜31で被覆し点部32で溶着して中綿3の繊
維材が移動せず、繊維密度が均一で燃料保持、供給性能
が維持できる。
【0056】<第3の実施の形態>図5に本例の燃料タ
ンクを備えたライターの全体構造を、図6に燃料タンク
部分の分解図を示す。
【0057】中綿3の繊維材は第1の実施の形態と同様
に繊維幅50μm、繊維厚さ15μmの針葉樹パルプを
使用し、燃料タンク2内に充填した際その密度が0.0
7g/cm3となるような必要量を、第1の実施の形態と
同様の燃焼芯6の燃焼部62と共に、第2の実施の形態
と同様の熱溶着性を有するポリプロピレン不織布による
外被膜31で覆い、袋状に側縁及び下部縁を熱溶着して
燃料タンク2の内部形状に合わせて成形一体化する。中
綿3の容積は7cm3である。
【0058】燃料タンク2の分割構造は、側平面を切り
取るように2つの分割部品23,24に2分割し、素材
はポリエチレンテレフタレートによる成形品である。一
方の分割部品23は燃料タンク2の一側面部分を構成す
る平面板状であり、他方の分割部品24は燃料タンク2
の他側面部分、底壁及び湾曲横壁を構成する断面がコの
字形である。
【0059】また、上記他方の分割部品24の内面には
中綿3を係止するための針状の突起51が6個所形成さ
れ、この突起51が中綿3に突き刺さって係止し、中綿
3が衝撃等で移動するのを防いでいる。さらに、上蓋4
との接合部側に燃焼芯6の吸上部62を挟み込んで係止
する爪状の突起26が2個所形成され、衝撃等により燃
焼芯6が移動するのを防いでいる。組立状態の燃料タン
ク6の内容積は8cm3となっている。
【0060】そして、断面がコの字形の分割部品24内
に前記燃焼芯6と一体化した中綿3を入れ込み、その突
起51,52により中綿3及び燃焼芯6を固定しつつ、
その上に平板状の分割部品23を載置し、両者の接合部
23a,24aを超音波溶着して燃料タンク2を構成す
る。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0061】<第4の実施の形態>図7に本例の燃料タ
ンクを備えたライターの全体構造を、図8に燃料タンク
部分の分解図を示す。
【0062】中綿3の繊維材は、繊維幅50μm、繊維
厚さ15μmの針葉樹パルプ90wt%と、繊維太さが6
デニールのポリプロピレン繊維10wt%を混合し、燃料
タンク2内に充填した際その密度が0.07g/cm3
なるよう、燃料タンク2の形状に相当するキャビティ形
状を有する成形型に充填すると共に、第1の実施の形態
と同様の燃焼芯6の吸上部62を所定位置にインサート
し、溶着温度以上の例えば180℃に加熱して繊維材を
相互に溶着して、燃料タンク2の内面形状に合わせた形
状を保持するように燃焼芯6と一体化しつつ成型してな
る。中綿3の容積は7cm3となっている。
【0063】燃料タンク2の分割構造は第1の実施の形
態と同様で、フランジ状の接合部21a,22aを有す
る分割部品21,22に2分割されている。その素材
は、厚さ1mmの板紙の片面又は両面に低密度ポリエチレ
ンを押し出しコーティングしてそれぞれ分割形状にプレ
スしてなる。この各分割部品21,22は、繊維材によ
る紙材の内面に、熱溶着性を有すると共に液体燃料の浸
透を阻止する被膜が形成されている。また、組立後の燃
料タンク2の内容積は8cm3となっている。
【0064】さらに、上記2分割された燃料タンク2の
内部には、燃焼芯6および中綿3を固定する係止部材8
が配設される。この係止部材8は、例えば幅20mm、長
さ55mm、厚さ0.2mmの鉄板等の金属板の折曲部品で
構成され、全体としては燃料タンク2の内面形状の略半
分に沿う形状であり、両側の側面部の4個所を折り返し
て前記中綿3に突き刺さるように先端が尖った突起81
が形成され、この突起81が中綿3を係止固定する。ま
た、両側の上部2個所を折り返して前記燃焼芯6を挟み
込んで保持する突起82が形成されている。
【0065】そして、上記のような係止部材8に燃焼芯
6と一体成型した中綿3を突起81,82によって固定
保持させたものを、両側から前記分割部品21,22で
挟み、この分割部品21,22の接合部21a,22a
の熱溶着性被膜を相互に超音波溶着又は熱溶着して接合
し、燃料タンク2を構成する。その他は第1の実施の形
態と同様である。
【0066】この例における中綿3は、繊維材が相互に
溶着していることにより取り扱いが容易であると共に、
その繊維材が偏ることが防止できた。
【0067】また、上記のような紙素材で燃料タンク2
を形成する場合に、金属箔をラミネートした材料を使用
してもよい。例えば、厚さ1mmの板紙の片面にアルミ箔
をラミネートし、さらにその表面を低密度ポリエチレン
でコーティングして熱融着性の被膜を設け、これを被膜
が内側となるようにそれぞれ分割形状にプレスして分割
部品を形成する。そして、中綿3を内部に収納した状態
で分割部品の接合部を超音波溶着で接合して燃料タンク
2を構成するものである。紙材に対し金属箔のラミネー
トにより、液体燃料の浸透防止効果が高くなると共に、
強度が向上する。
【0068】<第5の実施の形態>図9に本例の燃料タ
ンク部分の分解図を示す。この例の燃料タンク2は、一
側壁部を切り取るように2分割して2つの分割部品2
5,26とした分割構造であり、一方の分割部品25は
平板状で縁部が接合部25aとなり、他方の分割部品2
6は断面がコの字形で側方及び底部にフランジ状の接合
部26aを有するものである。容器状の主たる分割部品
26は、ポリエチレンテレフタレートによる成形品から
なり、他方の平板状の分割部品25は、内面が熱溶着性
を有するポリエチレンテレフタレートでコーティングさ
れた被膜を有する厚さ1mmの紙板、又は、ポリエチレン
テレフタレートの合成樹脂板からなる。この燃料タンク
の内容積は8cm3となっている。
【0069】また、中綿3は第4の実施の形態と同様に
燃焼芯6と一体成型されたものであり、この中綿3を断
面がコの字形の分割部品26内に配置し、その上に分割
部品21を載置し、両分割部品25,26の接合部25
a,26aを熱溶着によって接合し燃料タンクを構成す
る。その他は第4の実施の形態と同様である。
【0070】<第6の実施の形態>図10に本例の燃料
タンク部分の分解図を示す。燃料タンク2の分割構造及
び素材は、第4の実施の形態と同様の板紙を基材として
形成されている。
【0071】また、中綿3の繊維材についても第4の実
施の形態と同様の、繊維幅50μm、繊維厚さ15μmの
針葉樹パルプ90wt%と、繊維太さが6デニールのポリ
プロピレン繊維10wt%を混合し、加熱成形して所定の
厚みのマット状に固形化したものを燃料タンク2の内部
形状に対応した直方体に切断する。また、上記中綿3
は、燃焼芯6の装着位置に対応して縦方向に2分割さ
れ、その分割面に燃焼芯6の吸上部62を挟んで支持す
る。さらに、上記中綿3の一側面の中央部の3カ所には
縦に係合溝3aが形成されている。
【0072】一方、前記燃料タンク2の押圧変形を阻止
する補強部材33が、上記中綿3を囲繞して保持した状
態で挿入される。この補強部材33は、所定形状に打ち
抜き折り目が設けられ両端部に差込片33aが連接され
た厚紙材で構成され、上記中綿3の側面を包み込むよう
に折り曲げ、差込片33aを中綿3の前記係合溝3aに
挿入して中綿3と一体とした状態で、分割状態の分割部
品21,22内に挿入してからフランジ状の接合部21
a,22aを接合し、燃料タンク2を構成する。その他
は第4の実施の形態と同様である。
【0073】なお、上記補強部材33の差込片33a
は、中綿3の係合溝3aに挿入した際に先端が反対側の
厚紙内面に当接するように設けるのが補強効果が高く好
ましい。また、上記中綿3と一体化した補強部材33
は、組立後の燃料タンク2に挿入するようにしてもよ
い。さらに、紙製の燃料タンク3の他、薄肉の樹脂成形
品による燃料タンク3に対しても上記補強部材33を配
設するようにしてもよい。
【0074】この例においては補強部材33の配設によ
り燃料タンク3の側面強度が向上し、紙製燃料タンク3
においてもその強度の低い側面が凹むような変形が防止
でき、中綿3が圧迫されて吸蔵した液体燃料が漏出した
り、変形で商品価値が低下するのを回避できる。また、
中綿3は上記補強部材33で囲繞保持していることによ
り取り扱いが容易である。
【0075】<第7の実施の形態>図11に本例の燃料
タンク部分の分解図を示す。基本構造は第6の実施の形
態と同様である。
【0076】中綿3は厚み方向に2分割され、その分割
面に燃焼芯6の吸上部62を挟んで支持する。さらに、
上記中綿3の一側面の中央部の3カ所には縦に係合溝3
aが前例と同様に形成されている。
【0077】また、燃料タンク3内に挿入する補強部材
33は同様に厚紙材で形成され、差込片33bの形状が
略三角形に設けられ、上記中綿3を包み込むように折り
曲げ、差込片33bを中綿3の前記係合溝3aに挿入す
る。この差込片33bが略三角形であることで、係合溝
3aへの挿入が容易となる。その他は第6の実施の形態
と同様であり、作用も同様である。
【0078】<第8の実施の形態>図12に本例の燃料
タンク部分の分解図を示し、補強部材の他の実施の形態
である。
【0079】中綿3は第6の実施の形態と同様に形成さ
れると共に厚み方向に2分割されて、その分割面に燃焼
芯6の吸上部62を挟んで支持する。
【0080】また、燃料タンク3内に挿入する補強部材
35,36は、上記中綿3を両側から挟持する樹脂成形
品で構成される。一方の補強部材35は板部の片面の3
カ所に針状突起35aが設けられ、他方の補強部材36
は板部の3カ所に上記針状突起35aの先端が嵌合する
穴を有する嵌合部36aが設けられている。
【0081】上記補強部材35,36は前記中綿3を挟
持するものであり、一方の補強部材35の針状突起35
aを中綿3に突き刺してその先端部を反対側の他方の補
強部材36の嵌合部36aに嵌合して固定し、中綿3を
一体的に保持する。
【0082】そして、分割状態の分割部品21,22内
に上記中綿3を補強部材35,36と共に挿入してから
フランジ状の接合部21a,22aを接合し、燃料タン
ク2を構成する。その他は第6の実施の形態と同様であ
る。
【0083】この例においては補強部材35,36の配
設により、その針状突起35aが柱状の補強構造となっ
て燃料タンク3の側面強度が向上し、紙製燃料タンク3
においてもその強度の低い側面が凹むような押圧力に対
する変形が防止でき、中綿3が圧迫されて吸蔵した液体
燃料が漏出したり、変形により商品価値が低下するのを
回避できる。また、中綿3は上記補強部材35,36で
挟持していることにより取り扱いが容易である。
【0084】なお、前記各実施の形態における燃料タン
ク2の分割構造において、その内部に配設する中綿3の
形態としては、各実施の形態のものが互換して適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における燃料タンク
を備えた液体燃料燃焼器具の一例としての喫煙具用ライ
ターの概略断面図
【図2】図1の燃料タンク部分の分解斜視図
【図3】第2の実施の形態における燃料タンクを備えた
液体燃料燃焼器具の一例としての喫煙具用ライターの概
略断面図
【図4】図3の燃料タンク部分の分解斜視図
【図5】第3の実施の形態における燃料タンクを備えた
液体燃料燃焼器具の一例としての喫煙具用ライターの概
略断面図
【図6】図5の燃料タンク部分の分解斜視図
【図7】第4の実施の形態における燃料タンクを備えた
液体燃料燃焼器具の一例としての喫煙具用ライターの概
略断面図
【図8】図7の燃料タンク部分の分解斜視図
【図9】第5の実施の形態における燃料タンク部分の分
解斜視図
【図10】第6の実施の形態における燃料タンク部分の
分解斜視図
【図11】第7の実施の形態における燃料タンク部分の
分解斜視図
【図12】第8の実施の形態における燃料タンク部分の
分解斜視図
【符号の説明】
1 ライター(液体燃料燃焼器具) 2 燃料タンク 21〜26 分割部品 21a〜26a 接合部 3 中綿 31 外被膜 33,35,36 補強部材 4 上蓋 50〜52 突起 6 燃焼芯 61 燃焼部 62 吸上部 7 芯ホルダー 8 係止部材 81,82 突起

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクに収容した吸液繊維材による
    中綿に含浸保持した液体燃料を燃焼芯の吸上部で吸い上
    げ先端燃焼部で燃焼させる液体燃料燃焼器具において、 前記燃料タンクの燃料容器部を分割構造とし、分割部分
    で合体接合してなることを特徴とする液体燃料燃焼器具
    の燃料タンク。
  2. 【請求項2】 前記燃料容器部が合成樹脂材よりなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 【請求項3】 前記燃料容器部が、繊維質の紙材の内面
    に液体燃料の浸透を阻止する被膜が設けられた材料で形
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の燃料タン
    ク。
  4. 【請求項4】 前記燃料容器部が、繊維質の紙材に金属
    箔と合成樹脂被膜がラミネートされた材料で形成された
    ことを特徴とする請求項3に記載の燃料タンク。
  5. 【請求項5】 前記燃料容器部の分割部分が、超音波溶
    着、熱溶着或いは接着剤にて接合されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の燃料タンク。
  6. 【請求項6】 前記液体燃料がアルコールを主体とする
    燃料であり、前記燃料容器部の内面が、ポリエチレン、
    ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリ
    エチレンフタレート、ポリアクリルニトリル、変性ポリ
    フェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイドのい
    ずれかで形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の燃料タンク。
  7. 【請求項7】 前記燃料容器部の内側に中綿及び燃焼芯
    の少なくとも一方を固定する突起が設けられたことを特
    徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  8. 【請求項8】 前記突起が中綿及び燃焼芯の少なくとも
    一方を突き刺して固定する形状であることを特徴とする
    請求項7に記載の燃料タンク。
  9. 【請求項9】 前記燃料容器部の内部に中綿及び燃焼芯
    の少なくとも一方を固定する係止部材を配設したことを
    特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  10. 【請求項10】 前記燃料容器部の内部に、該燃料容器
    部の変形を阻止する補強部材を配設したことを特徴とす
    る請求項1に記載の燃料タンク。
  11. 【請求項11】 前記補強部材が中綿を囲繞する紙材で
    あることを特徴とする請求項10に記載の燃料タンク。
  12. 【請求項12】 前記補強部材が中綿を挟持する部品で
    あることを特徴とする請求項10に記載の燃料タンク。
  13. 【請求項13】 前記燃料容器部内に中綿及び燃焼芯を
    収容した後に分割部分を接合してなることを特徴とする
    請求項1に記載の燃料タンク。
JP21137298A 1998-02-26 1998-07-27 液体燃料燃焼器具の燃料タンク Withdrawn JPH11311414A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132787A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Tokyo Pipe Kk ライタ
CN105409906A (zh) * 2015-12-10 2016-03-23 宁国市瑞来安有害生物防制有限责任公司 一种灭蚊装置

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