JP2002349792A - 液化ガスボンベ - Google Patents

液化ガスボンベ

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JP2002349792A
JP2002349792A JP2001156354A JP2001156354A JP2002349792A JP 2002349792 A JP2002349792 A JP 2002349792A JP 2001156354 A JP2001156354 A JP 2001156354A JP 2001156354 A JP2001156354 A JP 2001156354A JP 2002349792 A JP2002349792 A JP 2002349792A
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JP
Japan
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liquefied gas
absorbent
gas cylinder
gas
paper
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Pending
Application number
JP2001156354A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Okuya
好弘 奥谷
Kunio Nakajima
邦夫 中島
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AWI ZORU KK
KANENAKA KK
Asahi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
AWI ZORU KK
KANENAKA KK
Asahi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収材を分離することなく廃棄処理でき、吸
収材の機械による装填が可能で、ガス残留量の減少が期
待できる。 【解決手段】 液化ガスボンベ1は、ボンベ本体2内に
吸収材4を充填し、中心の空隙部3に噴出ノズル5の内
端を挿入する。吸収材4は液化ガスを十分含浸し、かつ
空隙部3にて気化し得るよう、嵩高で軽い紙シート材を
用いる。吸収材4にロール紙を用いると、形状が定形化
されるため機械による装填が可能となり、しかもパルプ
100%の紙を用いるので吸収材を分離することなく使
用済みボンベを廃棄処理することが可能となる。又シー
ト材の両面に気相が存在するので気化するための接触面
積が増大することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トーチやガスバ
ーナー等の燃料を収容する液化ガスボンベに関する。
【0002】
【従来の技術】トーチ等に用いる液化ガスボンベは、ガ
ス源として一般にプロパン、ブタンあるいはその混合ガ
スが用いられ液化状態で収納されているが、倒立等によ
って生ガスが流出しないよう、吸収材をボンベ内部に充
填し液化ガスをこれらに含浸・保持させている。従来の
吸収材には、細かい気泡を有する発泡性合成樹脂や故紙
が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発泡性合成樹
脂の場合には、使用済みボンベを廃棄する際、吸収材を
分離する必要があり、後処理が煩雑となる欠点があっ
た。一方故紙は紙や不織布で包んでボンベ内に装填して
いるが、形状が不定形であるため装填には人力作業が不
可欠となり製造コストが上昇する欠点を有していた。
【0004】又ガスボンベ内の液化ガスは気化された部
分のみが外部に取り出されるが、ガスの使用に従ってガ
スボンベの温度は低下するので、この温度低下によって
ボンベ内におけるガスの気化が抑制され、吸収材に液化
ガスが残留しているにも拘らずガスの吐出が止んでしま
うことになる。残留した液化ガスはガスボンベの廃棄の
際に爆発事故を起こす恐れがあるため、ボンベ内部の液
化ガスをできるだけ使い切って残留ガス量を低減させた
いという要請がある。
【0005】しかし従来の吸収材では、ガスボンベ内部
の温度が低下した場合には、気化効率の低下を妨げられ
ず、結果として残留量の顕著なる減少を実現するには至
らなかった。
【0006】この発明は、上記のような従来の液化ガス
ボンベが有する問題点を解消すべくなされたものであ
り、吸収材を分離することなく廃棄処理することが可能
で、しかも吸収材の機械による装填が可能で、ガス残留
量の減少が期待できる液化ガスボンベを提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の液化ガスボンベは、本体内に液化ガス吸
収材を充填し挿入する噴出ノズル内端周囲に気化部を設
ける液化ガスボンベにおいて、前記吸収材は、中心にノ
ズル内端を収納するための空隙部を形成し、巻き込む紙
製のシート材間に間隙を挟在するロール紙であることを
特徴とするものである。
【0008】ロール紙は、パルプ100%を叩解してフ
ィブリル化した後、特殊な撚りをかけながら抄紙して製
造する嵩高で軽い紙シート材を巻き込む。液化ガスを含
浸する各紙シート材間には間隙が存在するので、気化す
るための接触面積が増大する。
【0009】請求項2記載の液化ガスボンベのロール紙
は、厚さ2.6mm、坪量315g/m2の紙シート材
を巻き込んで作製するロール紙であることを特徴とする
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図1は液化ガスボンベの
一部断面図である。液化ガスボンベ1は、ボンベ本体2
内に中心に空隙部3を形成する吸収材4を充填し、この
空隙部3に噴出ノズル5の内端を挿入する。この空隙部
3で気化したガスは噴出ノズル5を介してトーチ本体6
に供給される。
【0011】トーチ本体6はボンベ本体2に着脱自在に
取り付けられ、後端に設ける作動つまみ7を回動するこ
とによりトーチ本体6内の図示しない弁を開放して加圧
されたガスをバーナー8から噴出する。気化したガスの
燃焼が行われると、空隙部3の圧力が低下し、これに伴
って吸収材4内の液化ガスの気化が連続的に起こる。こ
のように挿入する噴出ノズル5の先端より空隙部3内で
気化したガスを導入する構造であるので、トーチ本体6
を倒立して使用しても、液化ガスがバーナー8部分から
生ガスの状態で滴下する恐れはない。
【0012】吸収材4は充填された液化ガスを十分含浸
し、かつ空隙部3に気化したガスが集まるよう、パルプ
100%を叩解してフィブリル化した後特殊な撚りをか
けながら抄紙して製造する嵩高で軽い紙シート材を用い
る。この紙シート材は、厚さ2.6mm、坪量315g
/m2、密度0.121g/cm3であって、例えば高さ
140mm、長さ1100mmのシート材を直径D=6
3mm、内径φ=16mmに巻き込む。
【0013】このように吸収材4にロール紙を用いる
と、形状が定形化されるため機械による装填が可能とな
り、しかもパルプ100%の紙を用いるので吸収材を分
離することなく使用済みボンベを廃棄処理することが可
能となる。
【0014】又本発明のようにロール紙を用いると、液
化ガスを含浸するシート材の両面に気相が存在するので
気化するための接触面積が増大することになる。従って
ガスの使用によって気化熱が奪われガスボンベ内部の温
度が低下した場合にも、気化効率が低下することはな
く、円滑に気化が行われるため、ガスの使用とともに吐
出量が激減するという従来品の欠点を除去することがで
き、残留量も少なくできる。
【0015】例えば、吸収材として発泡ウレタンを缶型
に成形した後装填したものでは液化ガス170gの内容
量に対して残留ガス量が11.7g(内容量の6.9
%)、発泡ウレタンを缶内に充填した後発泡させたもの
では液化ガス185gの残留ガス量が40g(同21.
6%)、綿状の故紙片を不織布で包み詰め込んだもので
は液化ガス200gの残留ガス量が8.7g(同4.4
%)であるのに対して、本発明のロール紙を充填したも
のでは液化ガス180gの残留ガス量が4.7g(同
2.6%)と激減した。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の液化ガ
スボンベは、吸収材として紙製のシート材間に間隙を挟
在するロール紙を用いるので、吸収材を分離することな
く廃棄処理することが可能で、しかも吸収材の形状が定
形化されるため吸収材の機械による装填が可能となる。
従って廃棄処理コスト及び製造コストが低下する。又気
化するための接触面積が増大するのでガス残留量の減少
も期待できる。
【0017】請求項2記載の液化ガスボンベのロール紙
は、厚さ2.6mm、坪量315g/m2の紙シート材
を巻き込んで作製するので、嵩高となりシート材内部に
多量の液化ガス保持空間を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液化ガスボンベの一部断面図である。
【符号の説明】
1 液化ガスボンベ 2 ボンベ本体 3 空隙部 4 吸収材 5 噴出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥谷 好弘 埼玉県岩槻市掛7915番地 株式会社旭製作 所内 (72)発明者 中島 邦夫 埼玉県さいたま市太田窪2丁目8番12号 有限会社カネナカ内 Fターム(参考) 3E072 AA01 EA04 EA10 4G066 AC02B BA03 BA21 BA38 CA01 DA04 DA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に液化ガス吸収材を充填し挿入す
    る噴出ノズル内端周囲に気化部を設ける液化ガスボンベ
    において、前記吸収材は、中心にノズル内端を収納する
    ための空隙部を形成し、巻き込む紙製のシート材間に間
    隙を挟在するロール紙であることを特徴とする液化ガス
    ボンベ。
  2. 【請求項2】 前記ロール紙は、厚さ2.6mm、坪量
    315g/m2の紙シート材を巻き込んで作製するロー
    ル紙であることを特徴とする請求項1記載の液化ガスボ
    ンベ。
JP2001156354A 2001-05-25 2001-05-25 液化ガスボンベ Pending JP2002349792A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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