JPH11311224A - マット止めクリップ - Google Patents

マット止めクリップ

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Publication number
JPH11311224A
JPH11311224A JP13104798A JP13104798A JPH11311224A JP H11311224 A JPH11311224 A JP H11311224A JP 13104798 A JP13104798 A JP 13104798A JP 13104798 A JP13104798 A JP 13104798A JP H11311224 A JPH11311224 A JP H11311224A
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JP
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mat
button
adherend
clip
locking
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JP13104798A
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English (en)
Inventor
Shigeo Anzai
成雄 安斎
Hideji Toyoda
秀治 豊田
Kazushi Sunami
和士 角南
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Og Giken Co Ltd
Original Assignee
Og Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被着体へのマットの着脱の作業性がよく取着
時の係止力も安定したマット止めクリップを提供するこ
と。 【構成】 マット(1)を被着体(2)に係止するマッ
ト止めクリップ(16)は、係止ピン(3)と、係止ピ
ン(3)の下方部に構成される係合釦(4)とからな
り、係合釦(4)は被着体(2)の係止穴部(18)に
着脱して係合するものであって、該係合釦(4)には、
係止穴部(18)の内径より外に食み出して鋭角でなる
山形の突起を鍔形状になしたミニ襞部(12)を有する
少なくとも1環の襞部(10)が形成されたマット止め
クリップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、老人や患者を乗せる担
架及び車椅子等身体を受けるリハビリ機器等の、マット
を被着体に止着するためのマット止めクリップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として特開平10−4324
0号公報に、マットと、被着板と、マット係止部材と、
係止ピンと、鉤頭部と、係止釦と、貫通芯穴とからなる
マット係止部材が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、マッ
トの装着固定性は良いが、被着体の着脱に関しては被着
体の係止穴の加工誤差や、係止釦の製作のバラつき等に
より、係止釦の被着板への着脱が硬く取外しが難しかっ
たり、逆に、緩く抜け易い等バラツキも多く、安定性に
欠けるものであった。
【0004】即ち、着脱が硬くマットが破れたりマット
の着脱手作業が不容易であったり、装着しづらいのに抜
け易かったり等不均一となることが多々あった。そし
て、製品の出来等により係止力に斑があり、係止力が緩
い場合は不本意に係止釦が抜け外れ、不都合であった。
【0005】本発明の目的は、上記欠点を解決したもの
であり、被着体へのマットの着脱の作業性がよく取着時
の係止力も安定したマット止めクリップを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、マット
(1)を被着体(2)に係止するマット止めクリップ
(16)は、係止ピン(3)と、係止ピン(3)の下方
部に構成される係合釦(4)とからなり、係合釦(4)
は被着体(2)の係止穴部(18)に着脱して係合する
ものであって、該係合釦(4)には、係止穴部(18)
の内径より外に食み出して鋭角でなる山形の突起を鍔形
状になしたミニ襞部(12)を有する少なくとも1環の
襞部(10)が形成されたことを特徴とするマット止め
クリップである。
【0007】又、前記マット(1)を被着体(2)に係
止するマット止めクリップ(16)は、係止ピン(3)
と、係止ピン(3)の下方部に構成される係合釦(4)
とからなり、係合釦(4)には、被着体(2)の係止穴
部(18)に係合する少なくとも1環の襞部(10)が
形成され、係合釦(4)における襞部(10)の下方部
及び上方部には、各々下方谷溝部(11a)及び上方谷
溝部(11b)が形成される。
【0008】更に、マット止めクリップ(16)は、マ
ット(1)に固定的に係止された上、係合釦(4)が被
着体(2)の係止穴部(18)に着脱可能に係止される
二重係合構造である。
【0009】更に又、係合釦(4)の上方部に形成され
る把持ガイド部(9)が、その外径が係止穴部内径の8
0%以上でなり、被着体(2)の係止穴部(18)との
遊動防止作用をなし、係合釦(4)の下方部に形成され
る挿入ガイド部(13)が、その外径が係止穴部内径の
80%以上でなり、被着体(2)の係止穴部(18)へ
の挿入時にセンタリング位置合わせのガイド作用をな
す。
【0010】又、係合釦(4)は、ゴム硬度が40乃至
85度の軟質部材でなる。更に、係合釦(4)の襞部
(10)の硬度を、把持ガイド部(9)及び挿入ガイド
部(13)より10度以上軟質の複合構造に形成する。
【0011】
【作用】マット止めクリップ16は、マット1を被着体
2に係止する。係止ピン3は、その下方部に係合釦4を
外嵌固定する。少なくとも1環の襞部10を有する係合
釦4が、被着体2の係止穴部18に係合する。
【0012】係合釦4に形成される少なくとも1環のミ
ニ襞部12は、係合釦4を被着体2の係止穴部18に内
嵌のうえ係合させた際、抜け止め作用をなす。
【0013】係合釦4における襞部10の下方部及び上
方部に形成される下方・上方谷溝部11a・11bは、
襞部10が係止穴部18に係合する時、襞部10の動き
を容易にする。
【0014】係合釦4における下方谷溝部11aの下方
部に襞部10より小径に形成される挿入ガイド部13
は、係合釦4を被着体2の係止穴部18に挿入のガイド
をなし、挿入し易くする。
【0015】マット止めクリップ16をマット1に係止
する。係合釦4を被着体2の係止穴部2に係止する。係
止の作業は、先ずマット止めクリップ16を、マット1
に係止し、次にマット止めクリップ16をマット1と共
に被着体2に係止する、というふうに二重に係合する。
【0016】係合釦4の上方部に形成される把持ガイド
部9は、好ましくはその外径が係止穴部18内径の80
%以上でなり、被着体2の係止穴部18との遊動防止作
用をなす。挿入ガイド部13は、好ましくはその外径が
係止穴部18内径の80%以上でなり、被着体2の係止
穴部18に挿入時に、位置合わせガイド作用をなす。
【0017】係合釦4は、柔軟な素材でなり好ましくは
ゴム硬度が40乃至85度の軟質部材でなり、係合釦4
に係止ピン3を挿入する時、係合釦4は可塑状に変形し
係止ピン3に外嵌止着し、又、係合釦4を被着体2の係
止穴部18に内嵌する時、係合釦4は可塑状に変形し係
止穴部18に外嵌止着する。
【0018】又、係合を更にフレキシブルにする為好ま
しくは、係合釦4の襞部10の硬度を、把持ガイド部9
及び挿入ガイド部13より10度以上軟質の複合構造に
形成し、被着体2の係止穴部18に内嵌する際、襞部1
0は把持ガイド部9及び挿入ガイド部13より多く可塑
状に変形させ、手作業による挿入、抜き取りを容易にす
る。
【0019】
【実施例】図1に示す本発明の第1実施例は、マット1
を被着体2に係止するものであり、係止ピン3と係合釦
4とからなり、図4の実施例等の様に係止ピン3のピン
鉤部5を係合釦4の貫通芯穴6に、ワンタッチのプッシ
ュ操作で簡易に圧入しマット1に止着する等して通常一
体的に構成され、通常マット1やマット止めクリップ1
6の更新時以外は取外すことなく使用される。
【0020】前記係止ピン3は、通常図4の実施例示等
の様に、茎部7の一方基端に係止ピン頭部8を形成し他
方先端にピン鉤部5を形成した硬質のものであるが、係
止ピン頭部8及びピン鉤部5が茎部7に一体的に構成さ
れるものであれば図示の構成に限定されるものではなく
他の構成でもよい。
【0021】係止ピン3は通常硬質のプラスチック等で
なり、好ましい形状として、先ず、係止ピン3の茎部7
の径は2乃至8ミリであり、2ミリ未満では脆弱であり
折れやすい。8ミリを超えると部材が大きくなり無駄で
あり、又、細かい構造部分に取付ける場合のマット1の
係止が困難である。
【0022】次に、係止ピン頭部8の径は、マット1の
脱落や損傷を生じぬような大きさとし、大き過ぎても無
駄となるので、通常、茎部7の径の2倍以上10倍以下
とし、より好ましくは3倍以上7倍以下である。
【0023】2倍未満ではマット1の固定性が悪く外れ
易い。10倍を超えると大き過ぎて変形し易く壊れ易
い。又、人体の接触感も悪い。係止ピン頭部8の外径を
適度の大きさにし該係止ピン頭部8からマット1が簡単
には外れないようにする。
【0024】係止ピン頭部8のは、通常、鋲頭形状であ
り、該係止ピン頭部8の厚さは、肉厚1乃至5ミリが好
適に用いられる。1ミリ未満では強度不足やエッジで怪
我をする心配がある。5ミリを超えると無駄であり、マ
ット1から大きく膨れ出る突出形状を呈し、着用感も外
観も悪い。
【0025】係合釦4は、把持ガイド部9と、該把持ガ
イド部9の外周に凸状とし、先端にミニ襞部12を形成
した襞部10と、襞部10の下方部及び上方部に形成さ
れる下方・上方谷溝部11a・11bと、係合釦4にお
ける下方谷溝部11aの下方部に、載頭円錘形状等に台
錘形をなし襞部10より小径の挿入ガイド部13が形成
されるものである。
【0026】ミニ襞部12は、係合釦4の係止機能を有
する襞部10の外周端部で係止穴部18の内径より外に
食み出した鍔状の襞部分で、鋭角山形の先端断面で構成
されるものである。前記山形の先方部分における係止穴
部18の内径相当部分で、山裾の厚みは好ましくは2ミ
リ以下である。
【0027】前記把持ガイド部9の上方面は、円板形の
釦台部14等である。通常、図4実施例示の様に、係止
ピン3が嵌入される貫通芯穴6の先方面は、ピン鉤部5
を受ける鉤受部15である。前記釦台部14は、鉤受部
15に比べ大きな径である。係止ピン頭部8と釦台部1
4とでマット1を挟み係止する。
【0028】釦台部14の径は、好ましくは茎部7の径
の2乃至10倍の径とし、通常、前記釦台部14にピン
鉤部5が係止され、釦台部14がマット1に当接しマッ
ト止めクリップ16が固定的に係止される。
【0029】又、係止ピン頭部8と釦台部14は、マッ
ト1が軟質マットの場合、フラット感が得られるよう
に、好ましくは20パーセント乃至80パーセント圧縮
して、係止ピン頭部8と釦台部14の両者はしっかりと
保持されると同時に、係止ピン頭部8と釦台部14は、
マット1にしっかりと係止される。
【0030】係合釦4の硬度を説明すると、通常、係合
釦4は係止ピン3より軟質で、少なくとも襞部10は軟
質で、好ましくは、硬度をゴム硬度表示で25度乃至8
5度とし、差込式係止の場合、係止ピン3の圧入が容易
に可能なものとする。より好ましくは35乃至75度で
あり、ゴム製やプラスチック製が好適である。
【0031】係合釦4が、軟らか過ぎるとピン鉤部5が
係止不良となり鉤受部15から抜け易く、更に、襞部8
を被着体2に係止する作用も不良となり抜け易い。又、
係合釦4が、硬過ぎると、係止ピン3を係合釦4に挿入
しにくく、更に、係合釦の被着体2への反復着脱操作性
や係止穴部18への寸法対応性が悪くなる。
【0032】又、係止穴部18の寸法対応性をより向上
させるため、襞部10の柔軟性を上げる。好ましくは、
襞部10の硬度を、係合釦4の把持ガイド部9及び挿入
ガイド部13等より10度以上軟質に形成することで得
られる。
【0033】マット1には、係止ピン3のピン鉤部5が
貫通するマット穴17が設けられる。マット1には、係
止ピン頭部8と釦台部14の間に挾み込んでマット止め
クリップ16が係止固定される。
【0034】マット1は、通常、スポンジシート、各種
マット、その他複合・複数組み合わせマット等の柔軟な
シート状物で作られが、本実施例のマット止めクリップ
16はプラスチック板等硬目のものでも同様の効果が得
られる。
【0035】マット1の厚さを説明すると、通常、軟質
の場合、マット1は好ましくは4乃至40ミリ以下であ
り、マット止めクリップ16にて好適に止着される。マ
ット1の肉厚が、4ミリ未満では着用感が悪いことがあ
り、40ミリを超えると厚過ぎ、邪魔になり、不経済で
ある。
【0036】マット1が入浴機器に用いる軟質スポンジ
等の場合、部厚いと、浮力が大きくなり過ぎ、好ましく
なく、又、軽く冷たくないものが要求され、吸水しない
ものが好ましい。吸水すると、重く冷たくなり好ましく
ない。
【0037】マット1は、軟質の場合、係止ピン頭部8
がマット1に沈み込み、マット1における係止ピン頭部
8の取着部周辺は若干窪み状を呈する。
【0038】一方、被着体2には係合釦4の襞部10よ
り小径の係止穴部18が開設され、マット1に固定した
マット止めクリップ16の係合釦4を係止穴部18に嵌
合・離脱し、比較的軽い力で繰返し着脱可能としてい
る。即ち、マット止めクリップ16の被着体2への着脱
操作は、マット止めクリップ16をマット1に係止固定
する操作に比べ、簡単に行なえるようにする。
【0039】実施例を使用するに際しては、図4の例示
の様なピン構造の場合、先ず、係止ピン3のピン鉤部5
をマット穴17に貫通し、マット1の裏に臨んだピン鉤
部5に係合釦4の釦台部14を当てがい係合釦4にピン
鉤部5を圧入し、マット1にマット止めクリップ16を
装着固定する。
【0040】次に、マットク止めリップ16を止着した
マット1を被着体2に着脱する時は、マット1に止着し
た係合釦4を、担架又は車椅子等(図示省略)である被
着体2に開けた係止穴部18に挿入し・抜き出し、着脱
する。
【0041】詳述すると、係止穴部18に係合釦4を貫
通し、被着体2が把持ガイド部9の位置に接触した嵌合
状態になって、当該係合釦4が被着体2に係止される。
【0042】係合釦4が係止穴部18を通る時には、係
止穴部18より大径の、先端がミニ襞部12でなる襞部
10は、係止穴部18より径の大きい部分即ちミニ襞部
12の変形対応性が良い為、比較的軽い力で谷溝部11
方向に湾曲変形し、係止穴部18を貫通した後、元の形
に復元し広がるので、係合釦4の係止穴部18への挿入
手作業は容易である。
【0043】係合釦4の係止穴部18から抜き取りは、
同じ様に、ミニ襞部12を有する襞部10がストッパ−
となり、手作業で抜かない限り抜けず、自然には抜け外
れない。通常、手作業で好ましい装着と離脱の引抜力は
常温で1乃至10Kgで、より好ましくは2乃至7Kg
である。
【0044】清掃時等にマット1を被着体2から離脱す
る時は、マット止めクリップ16の近くのマット1を引
っ張り等して、係合釦4の襞部10を、湾曲変形させて
係止穴部18から抜き取り、マット止めクリップ16を
被着体2から外し、該クリップ16付きマット1を被着
体2から離脱させる。
【0045】把持ガイド部9は、マット止めクリップ1
6の被着体2での遊動を防止する。即ち、係止穴部18
に嵌まった係合釦4の位置ずれを少なくする。
【0046】マット止めクリップ16を着脱する際、係
止穴部18と襞部10の位置ずれがあるとスム−ズな着
脱が出来ないが、尖頭状の挿入ガイド部13を係止穴部
18に一旦引っ掛けた後マット止めクリップ16を係止
穴部18に押し入れれば、マット止めクリップ16をス
ム−ズに係止穴部18に係止できる。
【0047】図2に示す第2実施例では、第1実施例に
おける襞部10を、2段に設けた下方・上方襞部19・
20としたものである。下方・上方襞部19・20によ
りマット1を被着体2に、よりフレキシブル且つスム−
ズに取着できる。尚、図2中、11cは中谷溝部であ
る。
【0048】図3に示す第3実施例では、第1実施例に
おける襞部10を、係合釦4とは別体に作った環襞部2
1に代えたものである。更に、係合釦4に環凹状の受け
溝22を設け、この受溝22に環襞部21を嵌めてな
り、第3実施例は、当該環襞部21によりマット1を被
着体2に好適に取着できる。
【0049】環襞部21以外の部分はプラスチック等硬
ものとすることもできる。尚、図3中、25は被着体2
の係止穴部18に設けられたカシメリング部材である。
【0050】図4に示す第4実施例では、第1実施例に
おける係合釦4の外面における谷溝部11を設けないも
ので、係合釦4の外周に更に凸条を小寸に環状に形成
し、襞部10の先端にミニ襞部12を設けたものであ
る。
【0051】図5に示す第5実施例では、係合釦4の外
面における襞部10及び谷溝部11を、縦凸条の複数個
の縦襞部23及び縦凹条の複数個の縦溝部24に代えた
もので、同様な着脱性の良いものである。
【0052】即ち、マット1を被着体2に係止するマッ
ト止めクリップ16が、係止ピン3と、係止ピン3の先
部に構成される係合釦4とからなり、係合釦4には、被
着体2の係止穴部18に係合する疣状の縦襞部23が形
成され、係合釦4における下方部に縦襞部23より小径
の挿入ガイド部13が形成されたマット止めクリップで
ある。
【0053】第5実施例の係合釦4に形成される縦襞部
23は、係合釦4を被着体2の係止穴部18に内嵌のう
え係合した際、抜け止め作用をなす。縦襞部23を有す
るマット止めクリップ16にあっても、該クリップ16
をマット1に係止し、次にマット止めクリップ16をマ
ット1と共に被着体2に係止する、というふうに二重に
係合する。
【0054】第5実施例の係合釦4には、被着体2の係
止穴部18に係合する縦襞部23が形成されたものであ
るから、係止穴部18の穴径誤差への対応がよく、穴径
が大きい場合でも、係合釦4が自然に抜け外れるといっ
た不都合はなく、逆に、穴径が小さい場合でも、縦襞部
23は手作業による変形を容易に行なえ、係合釦4の着
脱操作が容易である。図5中、26は縦襞部23の具体
例の疣状突起である。
【0055】
【発明の効果】本発明は、係合釦4には、被着体2の係
止穴部18に係合する少なくとも1環のミニ襞部12が
形成され、係合釦4における下方部にミニ襞部12が形
成されたものであるから、当該係合釦4の構成が簡単
で、着脱の操作性もよく、好都合である。
【0056】本発明は、マット止めクリップ16の係合
釦4には、少なくとも1環の襞部10が形成され、下方
・上方谷溝部11a・11bが形成されたものであるか
ら、先端にミニ襞部12付きの薄肉の襞部10がいずれ
の谷溝部11方向へも湾曲変形し易く、係止穴部18の
穴径誤差への対応がよく、装着性、着脱性に優れたもの
である。
【0057】穴径が製作誤差又は磨滅で大きくなった場
合でも、襞部10の効果で係合釦4が係止穴部18から
自然に抜け外れるといった不都合はなく、逆に、穴径が
小さい場合でも、係止穴部18への挿入・取出の際、襞
部10が手作業による変形が容易である。従って、係合
釦4の着脱操作が容易であり、装着性・離脱性が共によ
く、好都合である。
【0058】又、手作業等簡単な力で襞部10の穴への
挿入が容易であるから、係合釦4の係止穴部18への着
脱の繰り返しについて耐久性がよく、好都合である。
又、係合釦4における襞部10は、構造が簡単で製造コ
ストが安く、好都合である。
【0059】本発明は、マット止めクリップ16はマッ
ト1に係止され、係合釦4が被着体2の係止穴部18に
着脱可能に係止される二重係合構造であるから、マット
1の被着体2への着脱が容易であり、好都合である。
【0060】本発明は、係合釦4の上方部に把持ガイド
部9が形成され、係合釦4の下方部に挿入ガイド部13
が形成されるので、把持ガイド部9は、被着体2の係止
穴部18との遊動防止作用をなし、マットがガタつかず
固定でき、好都合である。又、挿入ガイド部13は、被
着体2の係止穴部18に挿入時に、位置合わせガイド作
用をなし、着脱操作がし易く、好都合である。
【0061】本発明における係合釦4は、硬度が40乃
至80度の軟質部材でなるので、係止ピン3を係合釦4
に圧入する手作業を好適に容易に行なえ、好都合であ
る。
【0062】本発明は、係合釦4の襞部10の硬度を、
把持ガイド部9及び挿入ガイド部13より10度以上軟
質に形成したので、係合釦4を被着体2の係止穴部18
への着脱に係る手作業が容易であり、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の正面図である。
【図2】本発明の第2実施例の正面断面図である。
【図3】本発明の第3実施例の正面断面図である。
【図4】本発明の第4実施例の正面断面図である。
【図5】本発明の第5実施例の正面断面図である。
【符号の説明】
1 マット 2 被着体 3 係止ピン 4 係合釦 9 把持ガイド部 10 襞部 11a 下方谷溝部 11b 上方谷溝部 12 ミニ襞部 13 挿入ガイド部 16 マット止めクリップ 18 係止穴部 23 縦襞部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マット(1)を被着体(2)に係止する
    マット止めクリップ(16)は、係止ピン(3)と、係
    止ピン(3)の下方部に構成される係合釦(4)とから
    なり、 係合釦(4)は被着体(2)の係止穴部(18)に着脱
    して係合するものであって、該係合釦(4)には、係止
    穴部(18)の内径より外に食み出して鋭角でなる山形
    の突起を鍔形状になしたミニ襞部(12)を有する少な
    くとも1環の襞部(10)が形成されたことを特徴とす
    るマット止めクリップ。
  2. 【請求項2】 マット(1)を被着体(2)に係止する
    マット止めクリップ(16)は、係止ピン(3)と、係
    止ピン(3)の下方部に構成される係合釦(4)とから
    なり、 係合釦(4)には、被着体(2)の係止穴部(18)に
    係合する少なくとも1環の襞部(10)が形成され、 係合釦(4)における襞部(10)の下方部及び上方部
    には、各々下方谷溝部(11a)及び上方谷溝部(11
    b)が形成されたことを特徴とする請求項1記載のマッ
    ト止めクリップ。
  3. 【請求項3】 マット止めクリップ(16)は、マット
    (1)に固定的に係止された上、係合釦(4)が被着体
    (2)の係止穴部(18)に着脱可能に係止される二重
    係合構造であることを特徴とする請求項1記載のマット
    止めクリップ。
  4. 【請求項4】 係合釦(4)の上方部に形成される把持
    ガイド部(9)が、その外径が係止穴部内径の80%以
    上でなり、被着体(2)の係止穴部(18)との遊動防
    止作用をなし、 係合釦(4)の下方部に形成される挿入ガイド部(1
    3)が、その外径が係止穴部内径の80%以上でなり、
    被着体(2)の係止穴部(18)への挿入時にセンタリ
    ング位置合わせのガイド作用をなすことを特徴とする請
    求項1記載のマット止めクリップ。
  5. 【請求項5】 係合釦(4)は、ゴム硬度が40乃至8
    5度の軟質部材でなることを特徴とする請求項1記載の
    マット止めクリップ。
  6. 【請求項6】 係合釦(4)の襞部(10)の硬度を、
    把持ガイド部(9)及び挿入ガイド部(13)より10
    度以上軟質の複合構造に形成したことを特徴とする請求
    項1記載のマット止めクリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020012536A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 酒井医療株式会社 マット係止部材

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