JPH11311172A - トランジスタ式点火装置 - Google Patents
トランジスタ式点火装置Info
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- JPH11311172A JPH11311172A JP13266598A JP13266598A JPH11311172A JP H11311172 A JPH11311172 A JP H11311172A JP 13266598 A JP13266598 A JP 13266598A JP 13266598 A JP13266598 A JP 13266598A JP H11311172 A JPH11311172 A JP H11311172A
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Abstract
テリーがはずれて、発電機出力のみになった場合に点火
エネルギー不足が生じる。これを解決するために発電機
出力波形が発生している間を必要最大の通電時間とし、
通電エネルギーが不足する場合はサブコイルを用いてエ
ネルギー加算をすることで点火エネルギー不足を解消す
ることを課題としている。 【解決手段】 本発明はバッテリオープン時に点火コイ
ルのエネルギー不足を解消するために、バッテリ接続時
に点火コイルに流れる電流を基準として点火コイルへの
通電時間を調整して所要のエネルギーを確保し、又極端
に電流不足が生じた時は、エネルギー加算手段又は電圧
昇圧手段(コンバータ)を付加することによりいずれの
状態でも交流出力のみで点火を可能にする。
Description
テリがはずれた場合にも確実にIGNコイルに必要電流
を通電し、点火エネルギーを確保できる点火構成を有し
たトランジスタ式点火装置に関するものである。
スタ式点火回路、そのバッテリ接続時の各部動作波形図
及びバッテリオープン時の各部動作波形図で、図中1は
発電機、2はREG RECT、3はバッテリー、4は
波形整形回路、5は点火時期制御回路、6は通電時間制
御回路、7はF/F回路、8は制御回路、9はIGNコ
イル、R1は抵抗、Q1はスイッチングトランジスタで
ある。
ーの直流電源であることを前提としている。まず、制御
回路8の機能としては、点火するタイミングを決定する
点火時期制御回路5とIGNコイルの通電時間を決定す
るトランジスタ通電時間制御回路6からなり、5、6回
路からの信号を基にトランジスタQ1に駆動信号を出力
するF/F回路7から構成される。これを基に動作を説
明すると、PCのタイミング信号を基準として、回転数
に対し、トランジスタQ1が一定の通電時間になるよう
に6のトランジスタ通電制御回路で通電開始タイミング
を演算し、トランジスタQ1を駆動して点火時期タイミ
ングの点でトランジスタQ1をOFFすることで、IG
Nコイルを介し、プラグへ点火し、エンジンを動作させ
る。
れ、発電機出力のみになった場合、図10のようにな
り、トランジスタQ1の通電時間中に電源電圧が無くな
ったり、電源不足したりし、点火エネルギー不足とな
り、失火及び着火性が悪化する問題点がある。
ジスタ式点火装置に関しては、電源電圧のバッテリーが
はずれて、発電機出力にのみになった場合に点火エネル
ギー不足が生じる。これを解決するために発電機出力波
形が発生している間を必要最大の通電時間とし、通電エ
ネルギーが不足する場合はサブコイルを用いてエネルギ
ー加算をすることで点火エネルギー不足を解消すること
を課題としている。
ン時に点火コイルのエネルギー不足を解消するために、
バッテリ接続時に点火コイルに流れる電流を基準として
点火コイルへの通電時間を調整して所要のエネルギーを
確保し、又極端に電流不足が生じた時は、エネルギー加
算手段又は電圧昇圧手段(コンバータ)を付加すること
によりいずれの状態でも交流出力のみで点火を可能にす
る。
電コイルの発生電圧を電源供給源として、制御回路の信
号によりトランジスタをオン、オフ制御してイグニッシ
ョンコイル(IGNコイル)にキック電圧を発生させ、
エンジンを点火するトランジスタ式点火装置において、
該制御回路は、バッテリオープン検出手段と、点火時期
制御手段と通電時間制御手段を備え、該IGNコイルを
通電する時間と、点火時期を得られる時間の範囲に発電
コイルの位相を合わせ、発電コイルの出力のみでIGN
コイルにエネルギーを供給可能にしたことを特徴とす
る。
バッテリ接続時の直流レベルと、バッテリオープン時の
脈流を検出する2つの入力の充電時間差を利用して電源
供給源の電源波形の状態を判別するようにしたバッテリ
オープン検出手段を用いたことである。
にエネルギー加算手段を設け、通電電流検出信号が所定
値の時、該エネルギー加算手段を動作せしめるようにし
たことである。
バッテリ又は発電コイルの発生電圧を電源供給源とし
て、制御回路の信号によりトランジスタをオン、オフ制
御してイグニッションコイル(IGNコイル)にキック
電圧を発生させ、エンジンを点火するトランジスタ式点
火装置において、バッテリオープン検出手段と、点火時
期制御手段及び通電時間制御手段を有する制御回路と、
該電源供給源に接続されたDC−DCコンバータを備え
バッテリオープン時、該制御回路を介して該コンバータ
を動作せしめて、IGNコイルへの通電時間を調整する
ようにしたものである。
電機、1aは発電機の交流電圧波形を整流し、直流電圧
にする装置である。1bはバッテリであり、発電機から
の交流電圧出力をREG RECTを通して直流電圧を
充電すると同時に制御回路及び12のイグニションコイ
ルに電圧を供給する。2は点火タイミングコイルより発
生した出力を波形整形する波形整形回路である。3は波
形整形のタイミングを基準に必要な点火時期を演算する
ための点火時期演算回路である。4はイグニションコイ
ルにエネルギーを供給するために必要な通電時間の開始
を制御する通電時間制御回路である。5は4の通電時間
制御回路の出力でトランジスタQ1を導通開始(ON)
し、3の点火時期回路の出力で導通停止(OFF)させ
るためのF/F回路である。6はイグニションコイルに
通電している時の電流値を検出する電流検出回路であ
る。7はバッテリが電源として接続されているか、開放
状態かを検出するバッテリオープン検出回路である。8
はイグニションコイルの一次側コイルと並列にバックア
ップコイルL1を接続するかどうかを決めるバックアッ
プコイル追加回路である。9は8のバックアップコイル
追加回路の出力によ (5) り、イグニッションコイル一次側コイルと並列にバック
アップコイルL1を接続する切り替え回路である。
検出回路、図3、図4及び図5は本発明の実施例を説明
する各部動作波形図で、図3はバッテリオープン検出動
作波形図、図4はバッテリオープン各部動作波形図、図
5は通電制御動作波形図である。
ッテリーが接続されている通常の使用状態では電源電圧
が回転数に対してほぼ一定の電圧を有するので点火タイ
ミングコイルより、検出された信号を2の波形整形した
波形を基に4で回転数に対応した時間を算出し、トラン
ジスタQ1の通電開始する時間を決定して5のF/F回
路をセットし、トランジスタQ1を通電させる。次に、
2の波形整形した波形を基に一回転の回転数または回転
時間を算出し、回転数に応じた点火時期を決定し、5の
F/F回路をリセットして、トランジスタQ1を通電を
解除させる。これにより、IGNコイルを通してエンジ
ンに着火する。このように、安定した電源電圧では回転
数に対して通電時間制御のみでIGNコイルの一次側に
常に一定のエネルギーを蓄積できる。
ときを7のバッテリーオープン検出回路でバッテリーは
ずれが検出されると、図3の様にトランジスタQ1を導
通する最大通電時間は発電機出力の波形が発生している
Tduty値となる。この状態から4の通電時間制御は
この範囲で動作させることになる。この方法を図3のバ
ッテリーオープン時の通電制御を基に説明する。
れている状態からバッテリーがはずれて発電機の交流出
力のみになった電源電圧波形を図3に示す。また、この
状態を検出するバッテリーオープン検出回路例を示す。
図2の回路においてU1によ (6) り電源電圧レベルを検出する。U1の各入力はa入力で
(a)電圧を検出し、∂b入力で(b)電圧を検出す
る。このとき、回路の定数は(a)電圧>(b)電圧に
なるような抵抗R1、R2、R3、R4とし、また、コ
ンデンサC1、C2の定数はC1 C2とし、a入力時
定数>b入力時定数とする。このことにより、バッテリ
ー接続時、U1の出力波形は“L”となり、バッテリー
オープン時、U1の出力波形は“H”となり、バッテリ
ーオープンの状態が検出できる。次に、バッテリーオー
プン状態を検出した場合トランジスタQ1を通電するタ
イミングをU1出力の立ち上がり点dを最大時間とする
ことができる。これにより、トランジスタQ1を通電で
きる入力電源が有る区間(バッテリーオープンデューテ
ィ)で動作ができる。
区間に対して通電時間制御するためには図4(c)の立
ち上がりタイミングαと点火タイミングコイルの負波形
の立ち下がりを固定点火位置βとすると5のF/F回路
におけるトランジスタQ1を駆動する区間がα〜β区間
となる。この区間でIGNコイルに通電し、点火させ
る。まず、通電時間は6の電流検出回路で抵抗R3に発
生した電圧を検出し、これに比例した通電時間を決定す
る。つまり、図5に示すように、トランジスタQ1通電
電流I0値が大きいときI1は通電時間t1とし通電電流
I0値が、小さい時I2は通電時間t2とすることで常に
トランジスタQ1通電電流I0値が一定になるように通
電時間をα〜β区間で調整される。
間の最大値αになったときはこのままでIGNコイルを
蓄えるにエネルギー不足になる。そこで、これ以上通電
電流I0値を大きくする必要になったとき、8のバック
アップコイル追加回路を介してバックアップコイルL1
をIGNコイルの一次側と並列に接続することでトラン
ジスタQ1通電電流I0値が大きくなると同時にトラン
ジスタQ1がOFF時IGNコイルの一次側のインダク
タンス分と、バックアップコイルL1のインダクタンス
分が加算されるのでIGNコイルの二次側に発生される
エネルギーも増 (7) 加する。このことにより、前記同様の通電電流と通電時
間の関係が同時に成り立つので再び、トランジスタQ1
通電電流I0値が一定になるように通電時間をα〜β区
間で調整が可能となる。
0は昇圧用のDC−DCコンバータ、又図7は該コンバ
ータ10の一回路例で1は発振器、2は充電電圧検出回
路、T1は昇圧トランス、D1は整流ダイオード、C1
は電源平滑コンデンサである。即ちこの回路では電源が
バッテリーオープン状態になって発電機の交流出力のみ
になった場合でもDC−DCコンバータを介して、昇圧
し、直流高電圧にすることで常に必要電源電圧が確保で
きる。さらにこれを電源としてIGNコイルに供給する
ことで通電時間を短くすることができ、発電機の交流出
力発生区間の通電時間でエンジン動作に必要な点火エネ
ルギーを確保できる。
ン状態になって発電機の交流出力のみになり、通電区間
が狭くなっても点火必要エネルギー不足が発生すること
を防止できる。
出回路
ン時)
Claims (5)
- 【請求項1】 バッテリ又は発電コイルの発生電圧を電
源供給源として、制御回路の信号によりトランジスタを
オン、オフ制御してイグニッションコイル(IGNコイ
ル)にキック電圧を発生させ、エンジンを点火するトラ
ンジスタ式点火装置において、制御回路は、バッテリオ
ープン検出手段と、点火時期制御手段と通電時間制御手
段を備え、該IGNコイルを通電する時間と、点火時期
を得られる時間の範囲に発電コイルの位相を合わせ、発
電コイルの出力のみでIGNコイルにエネルギーを供給
可能にしたことを特徴とするトランジスタ式点火装置。 - 【請求項2】 バッテリ接続時の直流レベルと、バッテ
リオープン時の脈流を検出する2つの入力の充電時間差
を利用して電源供給源の電源波形の状態を判別するよう
にしたバッテリオープン検出手段を用いた請求項1のト
ランジスタ式点火装置。 - 【請求項3】 発電コイルの前サイクル時のIGNコイ
ルへの通電電流検出信号を基に、次サイクル時のトラン
ジスタの導通タイミングを制御する通電時間制御手段を
用いた請求項1又は請求項2のトランジスタ式点火装
置。 - 【請求項4】 IGNコイルにエネルギー加算手段を設
け、通電電流検出信号が所定値の時、該エネルギー加算
手段を動作せしめるようにした請求項3のトランジスタ
式点火装置。 - 【請求項5】 バッテリ又は発電コイルの発生電圧を電
源供給源として、制御回路の信号によりトランジスタを
オン、オフ制御してイグニッションコイル(IGNコイ
ル)にキック電圧を発生させ、エンジンを点火するトラ
ンジスタ式点火装置において、バッテリオープン検出手
段と、点火時期制御手段及び通電時間制御手段を有する
制御回路と、該電源供給源に接続されたDC−DCコン
バータを備えバッテリオープン時、該制御回路を介して
該コンバータを動作せしめて、IGNコイルへの通電時
間を調整するようにしたトランジスタ式点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13266598A JP3926476B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | トランジスタ式点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13266598A JP3926476B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | トランジスタ式点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11311172A true JPH11311172A (ja) | 1999-11-09 |
JP3926476B2 JP3926476B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=15086639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13266598A Expired - Fee Related JP3926476B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | トランジスタ式点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3926476B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002106450A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | 内燃機関用点火装置 |
JP2009215953A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の点火制御装置 |
JP2011208522A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 内燃機関点火装置 |
JP2012229654A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 点火装置、及びその点火制御方法 |
JP2015200269A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-12 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP13266598A patent/JP3926476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009215953A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の点火制御装置 |
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JP2012229654A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 点火装置、及びその点火制御方法 |
JP2015200269A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-12 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
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