JPH11311114A - エンジンバランサの潤滑装置 - Google Patents
エンジンバランサの潤滑装置Info
- Publication number
- JPH11311114A JPH11311114A JP10118839A JP11883998A JPH11311114A JP H11311114 A JPH11311114 A JP H11311114A JP 10118839 A JP10118839 A JP 10118839A JP 11883998 A JP11883998 A JP 11883998A JP H11311114 A JPH11311114 A JP H11311114A
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- JP
- Japan
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- engine
- oil
- balancer
- lubricating oil
- egr
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/02—EGR systems specially adapted for supercharged engines
- F02M26/03—EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single mechanically or electrically driven intake charge compressor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/13—Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
- F02M26/22—Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories with coolers in the recirculation passage
- F02M26/29—Constructional details of the coolers, e.g. pipes, plates, ribs, insulation or materials
- F02M26/30—Connections of coolers to other devices, e.g. to valves, heaters, compressors or filters; Coolers characterised by their location on the engine
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温時の摩擦損失が著しく増大するのを防止
することができるエンジンバランサの潤滑装置を提供す
ること。 【解決手段】 ＥＧＲ通路７中に介装されるＥＧＲクー
ラー９にて排気ガスと熱交換された潤滑油をエンジン
４、４’の冷間時にエンジンバランサ１７に供給するよ
うにした。
することができるエンジンバランサの潤滑装置を提供す
ること。 【解決手段】 ＥＧＲ通路７中に介装されるＥＧＲクー
ラー９にて排気ガスと熱交換された潤滑油をエンジン
４、４’の冷間時にエンジンバランサ１７に供給するよ
うにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンバランサ
の潤滑装置に関する。
の潤滑装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンにおいては、例えばピストンの
上下方向の往復運動によって発生する二次の慣性力に起
因してクランクシャフトの回転バランスに不均衡が生
じ、これが原因となってエンジンに上下振動が生じる。
このため、従来より、バランスウェイトが偏心して設け
られた２本のバランサシャフトを設け、該バランサシャ
フトをクランクシャフトの回転力により相互に反対方向
に回転させて、エンジンの振動を抑制するエンジンバラ
ンサが種々提案され、実用化されている。
上下方向の往復運動によって発生する二次の慣性力に起
因してクランクシャフトの回転バランスに不均衡が生
じ、これが原因となってエンジンに上下振動が生じる。
このため、従来より、バランスウェイトが偏心して設け
られた２本のバランサシャフトを設け、該バランサシャ
フトをクランクシャフトの回転力により相互に反対方向
に回転させて、エンジンの振動を抑制するエンジンバラ
ンサが種々提案され、実用化されている。
【０００３】この種のエンジンバランサとしては、例え
ば、実開昭６１−１８４１４５号公報に開示されるもの
がある。このエンジンバランサにおいては、２本のバラ
ンサシャフトをオイルパン内に回転可能に設け、バラン
スウェイトによるオイルパン内の潤滑油攪拌抵抗を低減
するために、バランスウェイトの外形形状が円柱形とな
るようにバランスウェイトの外周を軽量部材からなるカ
バーで覆っている。
ば、実開昭６１−１８４１４５号公報に開示されるもの
がある。このエンジンバランサにおいては、２本のバラ
ンサシャフトをオイルパン内に回転可能に設け、バラン
スウェイトによるオイルパン内の潤滑油攪拌抵抗を低減
するために、バランスウェイトの外形形状が円柱形とな
るようにバランスウェイトの外周を軽量部材からなるカ
バーで覆っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のエンジ
ンバランサにおいては、バランスウェイトによるオイル
パン内の潤滑油攪拌抵抗を低減しつつ、バランサシャフ
トをオイルパン内に設けることによりエンジンバランサ
に対する特別な潤滑装置を省略することが可能である。
ンバランサにおいては、バランスウェイトによるオイル
パン内の潤滑油攪拌抵抗を低減しつつ、バランサシャフ
トをオイルパン内に設けることによりエンジンバランサ
に対する特別な潤滑装置を省略することが可能である。
【０００５】ところで、スペース上の制約等によりバラ
ンサシャフトをオイルパン内に設けることができず、例
えば、シリンダブロックにバランサシャフトを回転可能
に設ける場合がある。この場合にはエンジンバランサに
対する潤滑装置が必要となり、エンジンの各潤滑部へ供
給される潤滑油を同様にバランサシャフトのジャーナル
部等へ供給する必要があるが、潤滑油の供給によりエン
ジンバランサの装着によるエンジンの摩擦損失の増大を
充分に抑制することはできず、特に雰囲気温度０℃以下
の低温時にはエンジンの摩擦損失が著しく増大し、燃費
が悪化してしまう。
ンサシャフトをオイルパン内に設けることができず、例
えば、シリンダブロックにバランサシャフトを回転可能
に設ける場合がある。この場合にはエンジンバランサに
対する潤滑装置が必要となり、エンジンの各潤滑部へ供
給される潤滑油を同様にバランサシャフトのジャーナル
部等へ供給する必要があるが、潤滑油の供給によりエン
ジンバランサの装着によるエンジンの摩擦損失の増大を
充分に抑制することはできず、特に雰囲気温度０℃以下
の低温時にはエンジンの摩擦損失が著しく増大し、燃費
が悪化してしまう。
【０００６】ゆえに、本発明は、低温時の摩擦損失が著
しく増大するのを防止することができるエンジンバラン
サの潤滑装置を提供することを、その課題とする。
しく増大するのを防止することができるエンジンバラン
サの潤滑装置を提供することを、その課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた技術的手段は、オイルポンプからの潤滑油をエ
ンジンバランサへ供給し、該エンジンバランサを潤滑す
る潤滑装置において、ＥＧＲ通路中に介装されるＥＧＲ
クーラーにて排気ガスと熱交換された潤滑油をエンジン
冷間時に前記エンジンバランサに供給するようにしたこ
とである。
に講じた技術的手段は、オイルポンプからの潤滑油をエ
ンジンバランサへ供給し、該エンジンバランサを潤滑す
る潤滑装置において、ＥＧＲ通路中に介装されるＥＧＲ
クーラーにて排気ガスと熱交換された潤滑油をエンジン
冷間時に前記エンジンバランサに供給するようにしたこ
とである。
【０００８】上記した手段によれば、エンジンの冷間時
にはＥＧＲクーラーにて排気ガスと熱交換されて温度上
昇して粘度が低下した潤滑油がエンジンバランサに供給
され、該潤滑油によりエンジンバランサの潤滑が行われ
るので、エンジン冷間時に低温高粘度の潤滑油によるエ
ンジンバランサの潤滑によって摩擦損失が著しく増大す
ることが防止される。
にはＥＧＲクーラーにて排気ガスと熱交換されて温度上
昇して粘度が低下した潤滑油がエンジンバランサに供給
され、該潤滑油によりエンジンバランサの潤滑が行われ
るので、エンジン冷間時に低温高粘度の潤滑油によるエ
ンジンバランサの潤滑によって摩擦損失が著しく増大す
ることが防止される。
【０００９】上記した手段においては、前記オイルポン
プと前記エンジンバランサを接続する第１供給通路と、
該第１供給通路から分岐して前記ＥＧＲクーラーを経て
前記エンジンバランサへ接続される第２供給通路と、エ
ンジンの冷間時に前記エンジンバランサへの前記第１供
給通路を通した潤滑油供給を禁止すると共に前記第２供
給通路を通した潤滑油供給を許容し、エンジンの温間時
に前記エンジンバランサへの前記第１供給通路を通した
潤滑油供給を許容すると共に前記第２供給通路を通した
潤滑油供給を禁止する切換手段とを備えていることが望
ましい。
プと前記エンジンバランサを接続する第１供給通路と、
該第１供給通路から分岐して前記ＥＧＲクーラーを経て
前記エンジンバランサへ接続される第２供給通路と、エ
ンジンの冷間時に前記エンジンバランサへの前記第１供
給通路を通した潤滑油供給を禁止すると共に前記第２供
給通路を通した潤滑油供給を許容し、エンジンの温間時
に前記エンジンバランサへの前記第１供給通路を通した
潤滑油供給を許容すると共に前記第２供給通路を通した
潤滑油供給を禁止する切換手段とを備えていることが望
ましい。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従ったエンジンバ
ランサの潤滑装置の実施形態を図面に基づき、説明す
る。
ランサの潤滑装置の実施形態を図面に基づき、説明す
る。
【００１１】図１は、本発明の第１実施形態の構成図を
示す。図１において、オイルポンプ１４はディーゼルエ
ンジン（以下、単にエンジンと称す）４により駆動さ
れ、オイルパン１９内に貯蔵された潤滑油を吸込み、オ
イルフィルター１５を介してオイルクーラー１６へ潤滑
油を供給する。オイルクーラー１６へ供給された潤滑油
は、互いに並列に配置されるエンジンバランサ１７とエ
ンジン各潤滑部１８へ供給され、夫々を潤滑した後、オ
イルパンへ落下する。尚、エンジンバランサ１７は、バ
ランスウェイトが偏心して設けられる２本のバランサシ
ャフト（図示せず）等からなる周知なものであり、本実
施形態においては、図示しないバランサシャフトはエン
ジン４の図示しないシリンダブロックに回転可能に支承
されている。オイルクーラー１６とエンジンバランサ１
７とを接続する通路中には、第１切換弁２１が介装され
ており、該第１切換弁２１は制御装置２０により後述す
るようにエンジン水温に応じて該通路の連通を開閉する
ように構成されている。
示す。図１において、オイルポンプ１４はディーゼルエ
ンジン（以下、単にエンジンと称す）４により駆動さ
れ、オイルパン１９内に貯蔵された潤滑油を吸込み、オ
イルフィルター１５を介してオイルクーラー１６へ潤滑
油を供給する。オイルクーラー１６へ供給された潤滑油
は、互いに並列に配置されるエンジンバランサ１７とエ
ンジン各潤滑部１８へ供給され、夫々を潤滑した後、オ
イルパンへ落下する。尚、エンジンバランサ１７は、バ
ランスウェイトが偏心して設けられる２本のバランサシ
ャフト（図示せず）等からなる周知なものであり、本実
施形態においては、図示しないバランサシャフトはエン
ジン４の図示しないシリンダブロックに回転可能に支承
されている。オイルクーラー１６とエンジンバランサ１
７とを接続する通路中には、第１切換弁２１が介装され
ており、該第１切換弁２１は制御装置２０により後述す
るようにエンジン水温に応じて該通路の連通を開閉する
ように構成されている。
【００１２】エンジン４の排気ガスを浄化するために、
エンジン４の排気ガスの一部を吸気管３へ導くようにエ
ンジン４の排気管５と吸気管３とを連通するＥＧＲ通路
７が設けられている。ＥＧＲ通路７中には、制御装置２
０によりその駆動モータの回転を後述するようにエンジ
ン水温に応じて制御される電動ウォーターポンプ１１に
よって強制循環されるエンジン４の冷却水通路１０内の
冷却水と排気ガスとを熱交換するＥＧＲクーラー９が介
装されている。また、ＥＧＲクーラー９と吸気管３とを
結ぶＥＧＲ通路７の部位には、後述するようにエンジン
水温に応じてＥＧＲ通路７と吸気管３との連通及びＥＧ
Ｒ通路７とＥＧＲガスバイパス通路２２との連通を制御
する３方弁からなるＥＧＲバルブ８が設けられている。
尚、図１中、１はエアクリーナ、２は過給機、６は排気
マフラーである。
エンジン４の排気ガスの一部を吸気管３へ導くようにエ
ンジン４の排気管５と吸気管３とを連通するＥＧＲ通路
７が設けられている。ＥＧＲ通路７中には、制御装置２
０によりその駆動モータの回転を後述するようにエンジ
ン水温に応じて制御される電動ウォーターポンプ１１に
よって強制循環されるエンジン４の冷却水通路１０内の
冷却水と排気ガスとを熱交換するＥＧＲクーラー９が介
装されている。また、ＥＧＲクーラー９と吸気管３とを
結ぶＥＧＲ通路７の部位には、後述するようにエンジン
水温に応じてＥＧＲ通路７と吸気管３との連通及びＥＧ
Ｒ通路７とＥＧＲガスバイパス通路２２との連通を制御
する３方弁からなるＥＧＲバルブ８が設けられている。
尚、図１中、１はエアクリーナ、２は過給機、６は排気
マフラーである。
【００１３】また、オイルフィルター１５とエンジンバ
ランサ１７との間には、オイルフィルター１５とオイル
クーラー１６との間の通路から分岐し、オイルクーラー
１６及び第１切換弁２１を経てエンジンバランサ１７へ
接続される通路（第１供給通路）をバイパスして、ＥＧ
Ｒクーラー９を経てエンジンバランサ１７へ接続される
バイパス通路（第２供給通路）１２が設けられており、
該バイパス通路１２を流動する潤滑油はＥＧＲクーラー
９にて排気ガスと熱交換するようになっている。バイパ
ス通路１２には、オイルフィルター１５とオイルクーラ
ー１６との分岐点とＥＧＲクーラー９間に第２切換弁１
３が介装されており、該第２切換弁１３は制御装置２０
により後述するようにエンジン水温に応じて該通路の連
通を開閉するように構成されている。
ランサ１７との間には、オイルフィルター１５とオイル
クーラー１６との間の通路から分岐し、オイルクーラー
１６及び第１切換弁２１を経てエンジンバランサ１７へ
接続される通路（第１供給通路）をバイパスして、ＥＧ
Ｒクーラー９を経てエンジンバランサ１７へ接続される
バイパス通路（第２供給通路）１２が設けられており、
該バイパス通路１２を流動する潤滑油はＥＧＲクーラー
９にて排気ガスと熱交換するようになっている。バイパ
ス通路１２には、オイルフィルター１５とオイルクーラ
ー１６との分岐点とＥＧＲクーラー９間に第２切換弁１
３が介装されており、該第２切換弁１３は制御装置２０
により後述するようにエンジン水温に応じて該通路の連
通を開閉するように構成されている。
【００１４】以上の構成からなる第１実施形態の作用を
説明する。
説明する。
【００１５】エンジン４の冷間時（例えば、エンジン水
温が６０℃未満）には、制御装置２０により表１に示す
ように、ＥＧＲバルブ８が閉状態（ＥＧＲ通路７とＥＧ
Ｒガスバイパス通路２２とを連通）、第１切換弁２１が
閉状態、第２切換弁１３が開状態となると共に、電動ウ
ォーターポンプ１１の作動が停止される。
温が６０℃未満）には、制御装置２０により表１に示す
ように、ＥＧＲバルブ８が閉状態（ＥＧＲ通路７とＥＧ
Ｒガスバイパス通路２２とを連通）、第１切換弁２１が
閉状態、第２切換弁１３が開状態となると共に、電動ウ
ォーターポンプ１１の作動が停止される。
【００１６】これにより、オイルポンプ１４からの潤滑
油の一部は、オイルフィルター１５及び第２切換弁１３
を介してＥＧＲクーラー９へ供給され、 ＥＧＲクーラ
ー９にて排気ガスと熱交換されて温度上昇して粘度が低
下された後、エンジンバランサに供給され、該潤滑油に
よりエンジンバランサの潤滑が行われる。この結果、エ
ンジン冷間時に低温高粘度の潤滑油によるエンジンバラ
ンサ１７の潤滑によってエンジン４の摩擦損失が著しく
増大することが防止される。尚、ＥＧＲガスは、エンジ
ン冷間時には、ＥＧＲバルブ８により吸気管３へ還流さ
れることなく、ＥＧＲガスバイパス通路２２を介して排
気管５に戻される。
油の一部は、オイルフィルター１５及び第２切換弁１３
を介してＥＧＲクーラー９へ供給され、 ＥＧＲクーラ
ー９にて排気ガスと熱交換されて温度上昇して粘度が低
下された後、エンジンバランサに供給され、該潤滑油に
よりエンジンバランサの潤滑が行われる。この結果、エ
ンジン冷間時に低温高粘度の潤滑油によるエンジンバラ
ンサ１７の潤滑によってエンジン４の摩擦損失が著しく
増大することが防止される。尚、ＥＧＲガスは、エンジ
ン冷間時には、ＥＧＲバルブ８により吸気管３へ還流さ
れることなく、ＥＧＲガスバイパス通路２２を介して排
気管５に戻される。
【００１７】エンジン４の温間時（例えば、エンジン水
温が６０℃以上）には、制御装置２０により表１に示す
ように、ＥＧＲバルブ８が閉状態（ＥＧＲ通路７とＥＧ
Ｒガスバイパス通路２２とを連通）或いは開状態（ＥＧ
Ｒ通路７と吸気管３とを連通）、第１切換弁２１が開状
態、第２切換弁１３が閉状態となると共に、電動ウォー
ターポンプ１１が作動される。これにより、エンジンバ
ランサ１７へはオイルクーラー１６を経てエンジン各潤
滑部１８へ供給される潤滑油の一部が供給され、潤滑さ
れる。尚、エンジン４の温間時には、オイルパン１９に
貯蔵される潤滑油の温度は上昇し、その粘度が低下して
いる。また、エンジン４の温間時には、ＥＧＲバルブ８
は、エンジン４の運転状態（エンジン回転数）に応じて
制御され、即ち、アイドリング時及び軽負荷時には開状
態、全負荷時には閉状態、またパーシャル時には開状態
或いは閉状態とされる。
温が６０℃以上）には、制御装置２０により表１に示す
ように、ＥＧＲバルブ８が閉状態（ＥＧＲ通路７とＥＧ
Ｒガスバイパス通路２２とを連通）或いは開状態（ＥＧ
Ｒ通路７と吸気管３とを連通）、第１切換弁２１が開状
態、第２切換弁１３が閉状態となると共に、電動ウォー
ターポンプ１１が作動される。これにより、エンジンバ
ランサ１７へはオイルクーラー１６を経てエンジン各潤
滑部１８へ供給される潤滑油の一部が供給され、潤滑さ
れる。尚、エンジン４の温間時には、オイルパン１９に
貯蔵される潤滑油の温度は上昇し、その粘度が低下して
いる。また、エンジン４の温間時には、ＥＧＲバルブ８
は、エンジン４の運転状態（エンジン回転数）に応じて
制御され、即ち、アイドリング時及び軽負荷時には開状
態、全負荷時には閉状態、またパーシャル時には開状態
或いは閉状態とされる。
【００１８】
【表１】
【００１９】図２は、本発明の第２実施形態の構成図を
示す。この第２実施形態は、エンジン冷間時にＥＧＲガ
スを還流するようにしたディーゼルエンジン４’に本発
明を実施したものである。この第２実施形態では、上記
した第１実施形態のＥＧＲガスバイパス通路が省略され
ていると共に、ＥＧＲバルブ８’が３方弁ではなく、２
方弁で構成されていて、その他の構成は上記した第１実
施形態と同様である。
示す。この第２実施形態は、エンジン冷間時にＥＧＲガ
スを還流するようにしたディーゼルエンジン４’に本発
明を実施したものである。この第２実施形態では、上記
した第１実施形態のＥＧＲガスバイパス通路が省略され
ていると共に、ＥＧＲバルブ８’が３方弁ではなく、２
方弁で構成されていて、その他の構成は上記した第１実
施形態と同様である。
【００２０】この第２実施形態では、エンジン冷間時に
ＥＧＲバルブ８’が開状態とされて、ＥＧＲガスが排気
管３に還流される点以外は、上記した第１実施形態と同
様に作用され、同様にエンジン冷間時に低温高粘度の潤
滑油によるエンジンバランサ１７の潤滑によってエンジ
ン４’の摩擦損失が著しく増大することが防止される。
ＥＧＲバルブ８’が開状態とされて、ＥＧＲガスが排気
管３に還流される点以外は、上記した第１実施形態と同
様に作用され、同様にエンジン冷間時に低温高粘度の潤
滑油によるエンジンバランサ１７の潤滑によってエンジ
ン４’の摩擦損失が著しく増大することが防止される。
【００２１】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、エンジン
の冷間時にはＥＧＲクーラーにて排気ガスと熱交換され
て温度上昇して粘度が低下した潤滑油がエンジンバラン
サに供給され、該潤滑油によりエンジンバランサの潤滑
が行われるので、エンジン冷間時に低温高粘度の潤滑油
によるエンジンバランサの潤滑によって摩擦損失が著し
く増大することを防止することができ、燃費を向上する
ことができる。
の冷間時にはＥＧＲクーラーにて排気ガスと熱交換され
て温度上昇して粘度が低下した潤滑油がエンジンバラン
サに供給され、該潤滑油によりエンジンバランサの潤滑
が行われるので、エンジン冷間時に低温高粘度の潤滑油
によるエンジンバランサの潤滑によって摩擦損失が著し
く増大することを防止することができ、燃費を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に従ったエンジンバランサの潤滑装置の
第１実施形態を示す構成図である。
第１実施形態を示す構成図である。
【図２】本発明に従ったエンジンバランサの潤滑装置の
第２実施形態を示す構成図である。
第２実施形態を示す構成図である。
４、４’ ディーゼルエンジン ５ 排気管 ７ ＥＧＲ通路 ８、８’ ＥＧＲバルブ ９ ＥＧＲクーラー １２ バイパス通路（第２供給通路） １３ 第２切換弁（切換手段） １４ オイルポンプ １７ エンジンバランサ １８ エンジン各潤滑部 １９ オイルパン ２０ 制御装置 ２１ 第１切換弁（切換手段）
Claims (2)
- 【請求項１】 オイルポンプからの潤滑油をエンジンバ
ランサへ供給し、該エンジンバランサを潤滑する潤滑装
置において、ＥＧＲ通路中に介装されるＥＧＲクーラー
にて排気ガスと熱交換された潤滑油をエンジン冷間時に
前記エンジンバランサに供給するようにしたことを特徴
とするエンジンバランサの潤滑装置。 - 【請求項２】 前記オイルポンプと前記エンジンバラン
サを接続する第１供給通路と、該第１供給通路から分岐
して前記ＥＧＲクーラーを経て前記エンジンバランサへ
接続される第２供給通路と、エンジンの冷間時に前記エ
ンジンバランサへの前記第１供給通路を通した潤滑油供
給を禁止すると共に前記第２供給通路を通した潤滑油供
給を許容し、エンジンの温間時に前記エンジンバランサ
への前記第１供給通路を通した潤滑油供給を許容すると
共に前記第２供給通路を通した潤滑油供給を禁止する切
換手段とを備えていることを特徴とする請求項１に記載
のエンジンバランサの潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10118839A JPH11311114A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | エンジンバランサの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10118839A JPH11311114A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | エンジンバランサの潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11311114A true JPH11311114A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14746440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10118839A Withdrawn JPH11311114A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | エンジンバランサの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11311114A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009520156A (ja) * | 2005-12-21 | 2009-05-21 | スカニア シーブイ アクチボラグ（パブル） | 内燃機関の排気ガスを再循環する装置及び方法 |
| GB2472228A (en) * | 2009-07-29 | 2011-02-02 | Ford Global Tech Llc | Reducing the fuel consumption of an i.c. engine by using heat from an EGR cooler to heat engine oil after cold-starting |
| EP2194245A3 (de) * | 2008-12-04 | 2011-04-27 | Pierburg GmbH | Öl-Abgas-Kühlmodul für eine Verbrennungskraftmaschine |
| EP1857761A3 (de) * | 2006-05-20 | 2011-12-28 | Pierburg GmbH | Wärmeübertragungseinheit für Verbrennungskraftmaschinen |
| KR101136236B1 (ko) * | 2005-07-06 | 2012-04-20 | 현대자동차주식회사 | 배기가스 재순환장치 |
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