JPH11309961A - 送付用包装体 - Google Patents

送付用包装体

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JPH11309961A
JPH11309961A JP13761998A JP13761998A JPH11309961A JP H11309961 A JPH11309961 A JP H11309961A JP 13761998 A JP13761998 A JP 13761998A JP 13761998 A JP13761998 A JP 13761998A JP H11309961 A JPH11309961 A JP H11309961A
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訓英 増田
Akio Hashimoto
明夫 橋本
Hideki Sugimoto
秀樹 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受領確認用紙を分離可能に送付用台紙上に設
け、配送情報を送付用台紙中の宛名掲載部分と受領確認
用としての宛名掲載部分とに一括的に出力させ、受領確
認用紙を台紙から分離できるようにし、帳票類の発行の
手間を軽減する。 【解決手段】上位シート5の一つの隅領域に、該シート
5の切取りミシン目により区画された受領印部12を備
えて下位シート6に非接着の受領確認用紙2を分離可能
に設け、上位シート5の受領確認用紙2以外の領域に宛
名用紙3を配し、該宛名用紙3を下位シート6に剥離困
難に貼り合わせ、受領確認用紙2と宛名用紙3との領域
以外の領域に、上位シート5から下位のシート6に達す
る深さの切取りミシン目10により区画形成して分離可
能とした返信葉書片4を設け、透視できる袋に台紙1と
配送物を収め、受領確認用紙2と宛名用紙3とを目視確
認できるようにし、受領確認用紙2を取り出す取り出し
口開口予定部19を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配送物とその配送物
の配送情報が設けられる送付用台紙を袋に入れた包装体
に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に通信販売を行う
業者などにおいては、顧客側に予め商品を知らせるため
にカタログを送付するようにしており、顧客側にあって
は掲載されている商品を注文する場合には、添付されて
いる葉書を利用して注文を行っている。そして、カタロ
グを用いた商品販売では、衣類などに代表されるように
取り扱い商品が季節などに応じて変えるため、定期的に
顧客へカタログを送付する作業が多く行われている。こ
のようなカタログの送付に際しては、配送物(即ち、カ
タログ)の配送先情報を設けた送付用台紙を透明な袋に
貼ったり、或いは袋に入れたりして発送しており、配送
者にあってはその送付用台紙の宛名項目部分に掲載され
てされている配送情報、及び別途に用意された受領確認
用紙に掲載された配送情報に基づいて配送を行い、受取
人との受け渡しの際には前記受領確認用紙に受領印を受
け、この受領確認用紙を配送者側で管理するようにして
いる。しかしながら、上述したように配送物を配送する
上でその配送物に関わる配送情報を設けた送付用台紙と
配送者用としての受領確認用紙とを別々に作製している
ため、送付用台紙と受領確認用紙の発行作業が煩雑にな
り、また、マッチングミスを生じさせないようにするた
め突き合わせ確認を行う必要も生じていた。そこで、本
発明は前記受領確認用紙を分離可能な状態にして送付用
台紙上に設け、プリンタ機器を用いながら配送物に関す
る配送情報を送付用台紙中の宛名掲載部分と受領確認用
としての宛名掲載部分とに一括的に出力させるように
し、配送物の受け渡しなどの際に宛名掲載部分を備える
受領確認用紙を台紙から分離できるようにすることを課
題とし、配送物の配送業務に使用する帳票類の発行の手
間を軽減することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、二枚のシートを重ね合わせて配送
物に関する配送先情報を有する台紙と、該台紙を配送物
とともに収める袋とからなり、前記台紙において上位の
シートにおける一つの隅領域に、該上位のシートに入れ
た切取りミシン目により区画され、下位のシートに対し
て非接着とした受領確認用紙が分離可能に設けられてい
るとともに、前記上位のシートにおける前記受領確認用
紙が設けられている領域以外の領域に、配送先情報が設
けられる宛名用紙が、下位のシートに対して剥離困難に
貼り合わされて固定され、前記受領確認用紙と宛名用紙
との以外の領域に、上位のシートから下位のシートに達
する深さの切取りミシン目により分離可能に設けられた
返信葉書片を備え、前記袋は透視できる素材からなり、
上記台紙を収めた前記受領確認用紙と宛名用紙とが目視
可能に設けられているとともに、前記受領確認用紙に対
応して、この受領確認用紙を取り出すための取り出し口
開口予定部が設けられていることを特徴とする送付用包
装体を提供して、上記課題を解消するものである。そし
て、本発明にあっては、上記受領確認用紙を区画する切
取りミシン目の端部にはコーナーカットが配置されてい
るものとすることができ、また、台紙周辺に亘って上記
シートの貼り合わせによりなる断裁予定部分が設けられ
ているものとすることができるものである。
【0004】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。図中1は送付用台紙であ
り、該送付用台紙1は二枚のシートの重ね合わせにより
なり、分離可能とされた受領確認用紙2、宛名用紙3、
注文葉書としての返信葉書片4が区分構成されている。
図2、図3に示されているようにこの送付用台紙1を構
成する二枚のシート5,6は剥離困難に接着する接着手
段7を介して貼り合わされている。そして、図1に示さ
れた送付用台紙1の形態では、後述するように分離可能
とする前記受領確認用紙2を安定的に下位のシート6に
対して重ね合わせしてプリンタ装置での情報出力が行え
るように、両側辺のカットラインaから外方に、上下シ
ートを貼り合わせてなるマージナルパンチ部8が存在し
ているとともに、上下辺のカットラインaから外方も上
下シートを貼り合わせてなる切り代9が存在している。
即ち、カットラインaの外方において送付用台紙1の周
辺を巡る位置で上下シート5,6が剥離困難に貼り合わ
されている。
【0005】上記受領確認用紙2は、図1に示されてい
るように、上位のシート5における一つの隅領域(図に
おいて左上隅)に、該上位のシート5から下位のシート
6に達しない深さにして穿設された切取りミシン目10
により区画されて表面に配送情報記載部11と受領印部
12を備えている。そして、この受領確認用紙2は、配
送物の受け渡しなどの必要時に分離させることができる
ように、上位のシート5の下位に位置する前記シート6
に対して非接着としており、このように受領確認用紙2
が下位のシート6に対して非接着で、かつ、切取りミシ
ン目10で区画されていることから、上記カットライン
aからの余剰部分(マージナルパンチ部、切り代)の断
裁除去した後には、切取りミシン目10のタイ(ミシン
目の切目と切目との間の繋ぎ部分)でのみシート5に接
続された状態となる。受領確認用紙2が下位のシート6
に対して非接着とする構成は、例えば、図2、図3に示
されているように、シート5,6とが全体的には上記剥
離困難に接着する接着手段7を介して貼り合わせるよう
にして、そして、この受領確認用紙2が位置する箇所に
あっては、この受領確認用紙の裏面に接着力抑制インキ
13が印刷により施されることで接着手段7による接着
作用が受領確認用紙2と下位のシート6との間で働かな
いようにしている。なお、図2、3において14はシー
ト6の表面に施された印刷を示しており、受領確認用紙
2を取り除いた後に印刷14による情報が表示できるよ
うにしている。また、図1において、15は切取りミシ
ン目10がシート上辺にかかる部分に設けられたコーナ
ーカットであり、上記切り代を断裁した後、配送物との
配送過程の所要時、例えば前述した受け渡し時などにこ
の受領確認用紙2を、側辺側(マージナルパンチ部を断
裁した辺側)から引っ張ったときにこのコーナーカット
より容易に切取りミシン目10が切れて分離し易くなる
ようにしているものであり、また、回収されてきた複数
枚の受領確認用紙2を束ねるときに、その天地を揃え易
くするものである。
【0006】上記宛名用紙3は上述したように上位のシ
ート5における受領確認用紙2が設けられている領域以
外の領域に位置していて、図示の例では受領確認用紙2
の側方に配置され、受領確認用紙2と同じ表面側に配送
情報記載部11を有している。この宛名用紙2は接着手
段7によりシート6に対して剥離困難に貼り合わされて
いる。また、図1に示すように、受領確認用紙2と宛名
用紙3との領域以外の領域であって、下辺側に上位のシ
ート5から下位のシート6に達する深さの切取りミシン
目10により区画形成して分離可能とした返信葉書片4
が二つ並設させた状態にして設けられている。この返信
葉書片4は注文の際に利用されるものであり、送り宛名
が予め印刷や印字により形成される。
【0007】上記送付用台紙1に情報出力がなされ、余
剰部分の断裁が行われたのち、図4に示すように、配送
物16とともに、透視できる素材からなる袋17に入れ
られるものであり、受領確認用紙2と宛名用紙3とが目
視できて、互いの配送先情報を袋17を通して確認でき
るようにした包装体18が形成される。この包装体18
における前記袋17には、図4に示されているように、
受領確認用紙2に対応してこの受領確認用紙2を取り出
すための取り出し口開口予定部19がミシン目やスリッ
トなどにより設けられており、必要時にこの取り出し口
開口予定部19を開くことで、前記受領確認用紙2が取
り出すことができるようにしている。なお、上記実施の
例では返信葉書片を二つ並設したものを示しているが、
これに限定されるものではなく、一つであってもよい。
また、受領確認用紙、宛名用紙を上辺側にし返信葉書片
を下辺側に配置しているが、このレイアウトも限定され
るものではなく、変更可能なものである。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、二
枚のシートを重ね合わせて配送物に関する配送先情報を
有する台紙と、該台紙を配送物とともに収める袋とから
なり、前記台紙において上位のシートにおける一つの隅
領域に、該上位のシートに入れた切取りミシン目により
区画され、下位のシートに対して非接着とした受領確認
用紙が分離可能に設けられているとともに、前記上位の
シートにおける前記受領確認用紙が設けられている領域
以外の領域に、配送先情報が設けられる宛名用紙が、下
位のシートに対して剥離困難に貼り合わされて固定さ
れ、前記受領確認用紙と宛名用紙との以外の領域に、上
位のシートから下位のシートに達する深さの切取りミシ
ン目により分離可能に設けられた返信葉書片を備え、前
記袋は透視できる素材からなり、上記台紙を収めた前記
受領確認用紙と宛名用紙とが目視可能に設けられている
とともに、前記受領確認用紙に対応して、この受領確認
用紙を取り出すための取り出し口開口予定部が設けられ
ていることを特徴とするものである。このように受領確
認用紙が送付用台紙と一体となって作成されるため、受
領確認用紙を別個に作成していた従来の発行業務を軽減
でき、また、同一面上に受領確認用紙と宛名用紙とが並
ぶため、配送先情報をこれらに一括的に出力でき、マッ
チングミスなどを生じさせることなく効率のよい発行作
業が行えるようになる。また、返信用葉書片を一体に備
えるようにしているため、別個に注文葉書などを用意す
る必要がない。そして、袋において予め前記受領確認用
紙を取り出すための開口予定部が設けられているため、
封止した袋内部からの取り出しがその袋を大きく開口す
ることなく、受領確認用紙を簡単に取り出せるなど、実
用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】送付用台紙の一例を示す説明図である。
【図2】図1のX−X線に沿った断面を示す説明図であ
る。
【図3】図1のY−Y線に沿った断面を示す説明図であ
る。
【図4】送付用台紙と配送物を袋に収めた包装体を示す
説明図である。
【符号の説明】
1…送付用台紙 2…受領確認用紙 3…宛名用紙 4…返信葉書片 5,6…シート 7…接着手段 10…切取りミシン目 11…配送情報記載部 12…受領印部 15…コーナーカット 16…配送物 17…袋 18…包装体 19…取り出し口開口予定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚のシートを重ね合わせて配送物に関す
    る配送先情報を有する台紙と、該台紙を配送物とともに
    収める袋とからなり、 前記台紙において上位のシートにおける一つの隅領域
    に、該上位のシートに入れた切取りミシン目により区画
    され、下位のシートに対して非接着とした受領確認用紙
    が分離可能に設けられているとともに、前記上位のシー
    トにおける前記受領確認用紙が設けられている領域以外
    の領域に、配送先情報が設けられる宛名用紙が、下位の
    シートに対して剥離困難に貼り合わされて固定され、 前記受領確認用紙と宛名用紙との以外の領域に、上位の
    シートから下位のシートに達する深さの切取りミシン目
    により分離可能に設けられた返信葉書片を備え、 前記袋は透視できる素材からなり、上記台紙を収めた前
    記受領確認用紙と宛名用紙とが目視可能に設けられてい
    るとともに、前記受領確認用紙に対応して、この受領確
    認用紙を取り出すための取り出し口開口予定部が設けら
    れていることを特徴とする送付用包装体。
  2. 【請求項2】上記受領確認用紙を区画する切取りミシン
    目の端部にはコーナーカットが配置されている請求項1
    に記載の送付用包装体。
  3. 【請求項3】台紙周辺に亘って上記シートの貼り合わせ
    によりなる断裁予定部分が設けられている請求項1また
    は2に記載の送付用包装体。
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