JPH11309691A - 感光材料切断装置 - Google Patents

感光材料切断装置

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JPH11309691A
JPH11309691A JP11853098A JP11853098A JPH11309691A JP H11309691 A JPH11309691 A JP H11309691A JP 11853098 A JP11853098 A JP 11853098A JP 11853098 A JP11853098 A JP 11853098A JP H11309691 A JPH11309691 A JP H11309691A
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JP
Japan
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paper
unit
roller
roll paper
loop
Prior art date
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JP11853098A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Aizawa
俊彦 相沢
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印画紙を突っ張らせた状態で切断する感光材
料切断装置を安価に提供すること。 【解決手段】 ロール状の印画紙(RP)をシート状のプリ
ント(SP)に切断するカッター(80)と、カッター(80)の搬
送経路上流側に設けられた送り込みローラ(72)と、カッ
ター(80)の搬送経路下流側に設けられた出口ローラ(90)
とを備えた感光材料切断装置において、送り込みローラ
(72)による搬送速度よりも、出口ローラ(90)による搬送
速度のほうが0.5〜1%速くなるように設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状の感光材
料をシート状に切断するカッターと、前記カッターの搬
送経路上流側に設けられた第1の搬送手段と、前記カッ
ターの搬送経路下流側に設けられた第2の搬送手段とを
備えた感光材料切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール状の印画紙( 感光材料の一例とし
て印画紙で説明する。) は、印画紙に画像の焼付け露光
を行なう前あるいは後に、シート状のプリントにカッタ
ーにより切断する。ここで、印画紙はマガジンに巻き付
けられて収納されており、これを順次引き出していく。
従って、印画紙には巻きぐせが付いていることもあり、
印画紙がたるまないようにピンと突っ張らせた状態(テ
ンションをかけた状態) にしてプリントに切断する必要
がある。従来技術では、吸着ファンと吸着ベルトを用い
て、ロール状の印画紙を吸着ベルトに吸着させた状態で
切断位置まで印画紙を搬送して、切断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印画紙
を突っ張らせるために吸着ファンと吸着ベルトからなる
ユニットをわざわざ設ける必要があり、そのためにコス
トアップの要因となっていた。本発明は上記実情に鑑み
て為されたものであって、その目的は、印画紙を突っ張
らせた状態で切断する感光材料切断装置を安価に提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる感光材料切断装置は、ロール状の感
光材料をシート状に切断するカッターと、前記カッター
の搬送経路上流側に設けられた第1の搬送手段と、前記
カッターの搬送経路下流側に設けられた第2の搬送手段
とを備え、前記第1の搬送手段による搬送速度よりも、
前記第2の搬送手段による搬送速度のほうが速くなるよ
うに設定されていることを特徴とするものである。これ
によれば、カッターを挟むようにして第1と第2の搬送
手段が設けられており、前記第1の搬送手段による搬送
速度よりも、前記第2の搬送手段による搬送速度のほう
が速くなるように設定されているので印画紙を突っ張っ
た状態にして搬送することができる。しかも、印画紙を
搬送するための機構を用いるものであるから、従来技術
の吸着ファンや吸着ベルトのように専用のユニットを必
要としないから安価な感光材料切断装置とすることがで
きたのである。
【0005】本発明の好ましい実施形態として、前記第
2の搬送手段の搬送経路下流側に、更に第3の搬送手段
を備えており、前記第2の搬送手段による搬送速度より
も、前記第3の搬送手段による搬送速度のほうが速くな
るように設定されているものがある。切断されるべきプ
リントには所定長さ以上のものがあり、ロール状の印画
紙がカッターの下流側にある第2と第3の搬送手段で搬
送されるようなケースもありうる。このような場合は、
さらに第2の搬送手段による搬送速度よりも、第3の搬
送手段による搬送速度のほうが速くなるように設定され
ておれば、確実に印画紙を突っ張らせた状態とすること
ができる。
【0006】本発明の別の好ましい実施形態として、前
記第2の搬送手段による搬送速度は、前記第1の搬送手
段による搬送速度よりも、0.5〜1%速くなるように
設定されているものがある。搬送手段間の速度差に付い
て言えば、あまり大きくすると印画紙の表面を傷つけた
りする恐れがあるので、必要最小限の速度差に設定する
ことが好ましいのである。
【0007】本発明の更に別の好ましい実施形態とし
て、前記第1の搬送手段は金属製の周面を有する送り込
みローラとゴム製の周面を有する圧着ローラを含んで構
成され、前記第2の搬送手段は、金属製の周面を有する
一対のローラを含んで構成されるものがある。これによ
れば、圧着ローラはゴム製の周面を有しているから強い
搬送力で印画紙をカッターに対して送り込んでいく。一
方、第2の搬送手段を構成するローラはいずれも周面が
金属製であるから、強い搬送力はなく印画紙の表面を滑
るように作用する。あまり強い搬送力を第2の搬送手段
に与えると印画紙を突っ張らせるときに変形をさせてし
まう可能性がある。したがって、上記構成のように、搬
送力を必要最小限に設定するのが好ましいのである。
【0008】本発明のその他の特徴と利点は、以下の図
面を用いた実施形態の説明から明らかにされるだろう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例について
図面に基づいて解説する。 (感光材料処理装置の全体構成)図1および図2に示し
た感光材料処理装置は、デジタルデータに基づく画像を
ロール状ペーパーRP(印画紙)に露光処理するデジタ
ルプリント部1、露光されたペーパーをシート状ペーパ
ーSPに切断した上で搬送するシート搬送部105、露
光されたシート状ペーパーSPを複数のタンク内に受け
入れて現像液で現像処理する現像処理部300、および
現像処理後のシート状ペーパーSPを乾燥してトレー上
に揃える仕上げ処理部400を有する。そして、感光材
料処理装置の正面から見て現像処理部300の左側面に
は、主にデジタル露光部1の操作を制御する制御部20
0、ネガフィルムなどからの透過光として得た画像をロ
ール状ペーパーRPに露光処理する透過光プリント部1
50が配置されており、また、シート搬送部105の上
には、デジタルプリント部1のためのペーパーマガジン
PM1が、デジタルプリント部1の下には、透過光プリ
ント部150のためのペーパーマガジンPM2が着脱可
能に設けられている。デジタルプリント部1には、透過
光プリント部150に提供されたフィルムの画像をCC
D等の撮像素子で読み取って得たデジタル画像データ、
または、顧客からフロッピーディスク、MOなどのデー
タ記憶媒体やパソコン通信などによって直接提供された
デジタル画像データに基づいて、ロールペーパーRPを
露光するためのCRTエンジン2が搭載されている。
【0010】(デジタルプリント部全体の概略構成)図
3に示されるように、デジタルプリント部1は、ペーパ
ーマガジンPM1からロールペーパーRPを引き出して
はデジタルプリント部1に送り込むことの可能なペーパ
ーローディング部20(供給機構の一例)、デジタルプ
リント部1の中心付近に位置する露光操作部40、およ
び、ペーパー振り分け部70を含む。上端付近のペーパ
ーローディング部20は、第1送り込みローラ22の他
に、CRTエンジン2の上方に形成された第1ループボ
ックスRB1内にペーパーのループ(基本ループ)を形
成するための第1経路切り替えガイド24を有する。露
光操作部40よりも下流部に設けられたペーパー振り分
け部70は、ロールペーパーRPをカッターユニット8
0側に供給可能な第2送り込みローラ72の他に、カッ
ターユニット80と同レベルに配置された第2ループボ
ックスRB2内にペーパーループ(オプショナル・ルー
プ)を必要に応じて形成するための第2経路切り替えガ
イド74を有する。露光操作部40には、CRTエンジ
ン2の先端に設けられた管面42が属し、CRTエンジ
ン2内の電子銃から発射される電子ビームによって管面
42が発光されるので、ロールペーパーRPをこの管面
42に押し付けておくとロールペーパーRPを露光させ
ることができる。そして、露光操作部40には、他に、
露光操作ローラ44と、ロールペーパーRPを露光操作
ローラ44に押し付け挟持可能な圧着ローラ46が含ま
れる。カッターユニット80側または第2ループボック
スRB2側に一旦運ばれたロールペーパーRPは、露光
操作ローラ44によって正確なステップ速度で管面42
の前面を引き上げられながら、露光操作ローラ44の動
きに同期して駆動されるCRTエンジン2によって露光
処理される。また、露光操作部40の直前と直後には、
CRTエンジン2の管面42に対してロールペーパーR
Pを幅方向に関してセンタリングするためのペーパー芯
出し機構100が設けられている。
【0011】尚、デジタルプリント部1は、露光処理の
ためにペーパーマガジンPM1から引き出されたロール
ペーパーRPを暗室状態に保持するための遮光箱3内に
収納されているが、非露光処理時にはデジタルプリント
部1を遮光箱3から容易に引き出して明室内で点検整備
するための引き出し機構を有する。また、デジタルプリ
ント部1の下流に隣接配置されたシート搬送部105
は、シート状に切断されたペーパーSPを、対向配置さ
れた2枚の搬送用ベルトの間に挟持した状態で搬送す
る。
【0012】(ペーパーローディング部の構成)図4に
示されるように、ペーパーローディング部20は主に、
第1送り込みローラ22と第1経路切り替えガイド24
からなる。第1送り込みローラ22は、ペーパーマガジ
ンPM1内のロールペーパーRPの軸芯と平行な軸芯回
りで図示されないモータによって回転駆動される。第1
経路切り替えガイド24は、第1送り込みローラ22と
平行な軸芯X1回りで上下に揺動可能な揺動アーム25
を備え、揺動アーム25には、その上端付近に第1ガイ
ドローラ26が、下端付近にはループローラ28aと補
助ループローラ28bがいずれも回転自在に支持されて
いる。揺動アーム25は、直線状に延びたローディング
ガイド面25aを有すると同時に、回転ソレノイド等と
いったアクチュエータによって、このローディングガイ
ド面25aが略垂直な姿勢をとったローディング姿勢
(図4−aを参照)と、ローディングガイド面25aが
上方に跳ね上げられたループ姿勢(図4−bを参照)の
間で揺動操作される一方、揺動アーム25は、前記アク
チュエータの操作力を下回る弾性復元力を持つコイルば
ね25b(一端は感光材料処理装置の本体に固定され、
他端は揺動アーム25に固定されている)によって前記
ローディング姿勢側に付勢されている。揺動アーム25
が前記ローディング姿勢をとっている時は、ローディン
グガイド面25aは、固定ガイド面30との間に垂直に
延びたペーパーローディング経路を形成し、同時に、第
1ガイドローラ26が第1送り込みローラ22の周面向
きに押し付けられており、しかも、これら両ローラどう
しの接線は略垂直方向(ローディングガイド面25aに
も沿っている)を向いている。したがって、この状態で
第1送り込みローラ22が正転されると、ロールペーパ
ーRPは、第1送り込みローラ22と第1ガイドローラ
26の間に挟持されることによって、ペーパーマガジン
PM1から引き出されながら、ローディングガイド面2
5aが形成した前記ペーパーローディング経路に案内さ
れて、露光操作部40側に装填(ローディング)され
る。
【0013】他方、揺動アーム25が前記ループ姿勢を
とっている時は、図4−bに示されるように、ローディ
ングガイド面25aと第1送り込みローラ22とが上に
跳ね上げられて、第1ループボックスRB1の広い開口
部が開放され、しかも、第1ガイドローラ26も第1送
り込みローラ22から離間するので、ロールペーパーR
Pは、第1送り込みローラ22に押し付けられた状態を
常に保っている残りの押し付けローラ27,27によっ
て第1ループボックスRB1側に向けられ、さらに、前
記ローディング姿勢ではロールペーパーRPと干渉しな
いようにペーパーマガジンPM1側に待避していたルー
プローラ28aが、前記ペーパーローディング経路に割
り込み、第1ループボックスRB1内に進入してくる。
したがって、前述の工程によって露光操作部40側に垂
直にローディングされたロールペーパーRPの一部を、
露光操作ローラ44と圧着ローラ46によって把持させ
た上で、前記ループ姿勢で第1送り込みローラ22が再
び正転されると、ペーパーマガジンPM1から新たに供
給されるロールペーパーRPは、ループローラ28aに
よって第1ループボックスRB1内に案内され、同ボッ
クス内にループ状に格納される。ここでは、この第1ル
ープボックスRB1内にロールペーパーRPをループ状
に格納する操作を、「基本ループを形成する」と称して
おく。また、一旦このように基本ループが形成された
後、揺動アーム25を前記ループ姿勢に維持し、第1送
り込みローラ22は停止しておいて、露光操作ローラ4
4を逆転させた場合も、ロールペーパーRPは揺動アー
ム25の補助ループローラ28bによって第1ループボ
ックスRB1内に案内されて同ボックス内のループを増
大させることになる(詳細は後述する露光操作を参
照)。このように基本ループを形成する目的の一つは、
引き続き露光操作の準備段階として必要な、「露光に必
要な長さ分のロールペーパーRPを露光操作部40より
も先に予め送り込んでおく操作」を、ペーパーマガジン
PM1から受ける巻き戻し抵抗から解放された状態で正
確に行うためである。また、第1ループボックスRB1
を用意してここに基本ループを形成する別の目的は、露
光操作を施されながら露光操作部40から上流側に戻さ
れるロールペーパーRPを受け入れる空間を提供するこ
とによって、露光操作部40におけるペーパー引き上げ
操作を不要な抵抗を与えず円滑に進行させること、およ
び、この時露光を終えたペーパーが損傷しないように保
護することである。尚、ループローラ28aと補助ルー
プローラ28bとは、揺動アーム25自身に対して更に
軸芯X1回りで前後方向に揺動可能に支持されたアーム
部材29に回転自在に支持されており、揺動アーム25
とアーム部材29の間には、アーム部材29を第1ルー
プボックスRB1側に付勢するコイルばね29aが取り
付けられている。したがって、ループローラ28aを第
1ループボックスRB1内に進入させるために、揺動ア
ーム25が前記ループ姿勢をとっている時でも、ループ
ローラ28aに対して(万が一ジャミングしたペーパー
などから)第1ループボックスRB1側から大きな応力
が掛かれば、ループローラ28aはアーム部材29と共
に固定ガイド面30よりもペーパーマガジンPM1側に
待避することができる。ただし、揺動アーム25が前記
ローディング姿勢にある場合には、ループローラ28a
がコイルばね29aの付勢力に拘わらず前記ペーパーロ
ーディング経路から待避した姿勢を維持するように、揺
動アーム25にはアーム部材29の揺動を所定角度に止
めるための突起25cが形成されている。さらに、揺動
アーム25は、コイルばね25bによって前記ローディ
ング姿勢側に付勢されているので、第1経路切り替えガ
イド24が前記ローディング姿勢にある状態で、ロール
ペーパーが万が一ローディング経路内でジャミングした
場合には、揺動アーム25がコイルばね25bの付勢力
に抗してループ姿勢側に揺動され得る。
【0014】(露光操作部の構成)図5および図6に代
表して示されるように、露光操作部40は、CRTエン
ジン2の管面42、ステップモータM1によって駆動さ
れる金属製(アルミニウム等)の露光操作ローラ44、
芯金の周面をNBR等の合成ゴム層によって被覆して形
成した圧着ローラ46の他に、露光操作時を除いてロー
ルペーパーRPを管面42から引き離しておくためのペ
ーパー迂回機構48(図11に示される)、露光操作に
際してロールペーパーRPを管面42に押し付けるため
の押し付けパッド50aを含む。圧着ローラ46は、露
光操作ローラ44に押し付けられてロールペーパーRP
を挟持する圧着姿勢(図9および図10−a)と、露光
操作ローラ44から離間してロールペーパーRPを解放
する解放姿勢(図10−b)の間で変位可能であり、押
し付けパッド50aも同様に、ロールペーパーRPを管
面42に押し付ける圧着姿勢(図9−b)と解放姿勢
(図9−aおよび図10)に切り換え可能となってい
る。圧着ローラ46と押し付けパッド50aの前記姿勢
は、以下に示すように、露光操作部40に設けられた第
1姿勢制御カム機構52によって一括操作される。
【0015】{第1姿勢制御カム機構について}図5と
図7に示されるように、第1姿勢制御カム機構52は、
露光操作ローラ44を両端で支持している函状の本体5
2a、圧着ローラ46の両端を回転自在に支持しつつ本
体52a上に支持された左右一対の第1揺動小片60,
60、本体52aの下端付近に位置する軸芯X2回りで
揺動可能な一対の揺動板54a,54a' 、および、D
CモータM2の回転軸からクランク状に延びた位置に回
転自在に設けられたベアリング55を有する。第1揺動
小片60は、本体52aに設けられた軸芯X3回りで揺
動可能に支持されており、各揺動板54a,54a' と
各第1揺動小片60とは、個々にリンク機構53を介し
て連動連結されている。また、一対の揺動板54a,5
4a' どうしは一体的に揺動すべく、軸芯X2上で回動
自在な共通の水平ロッド56によって固定されており、
ベアリング55は、一方の揺動板54aに形成された長
孔54b内を摺動可能となっている。尚、長孔54b
は、公転するベアリング55が描く最外周円と同一曲率
を持つ円弧状カム部54c、円弧状カム部54cから上
に延び、ベアリング55自身の外径と略同一幅を備えた
第1直線状カム部54d、円弧状カム部54cから第1
直線状カム部54dとは反対方向に延びた第2直線状カ
ム部54eを有する。また、リンク機構53は、各第1
揺動小片60の他に、軸芯X2と軸芯X3の間に位置す
る軸芯X4回りで揺動可能な第2揺動小片62と、第1
揺動小片60の一端60aと第2揺動小片62の一端6
2aとを連結するリンクアーム64とを含む。
【0016】第1揺動小片60の前記揺動によって、圧
着ローラ46の前記圧着姿勢と前記解放姿勢とが二者択
一的に作り出されるが、各第1揺動小片60の個々に連
結された左右のコイルばね60c,60dによって、圧
着ローラ46は常に前記圧着姿勢に付勢されている。ま
た、図11に示されるように、押し付けパッド50a
も、揺動小片52bおよび揺動板54aとは別に軸芯X
2回りで揺動可能な揺動部材50bに支持されつつ、管
面42から引き離される解放姿勢に捻りばね68で付勢
されており、他方、揺動部材50bの左右両端から押し
付けパッド50aの上方に延びた係合ピン50cが、一
対の揺動板54a,54a' の一部を折り曲げて形成さ
れた被係合部54p,54pの一面と係合可能に構成さ
れている。そこで、ステップモータM2を正転させる
と、ベアリング55の前記公転運動に応じて、第1姿勢
制御カム機構52は、図9−aの第1状態から図10−
bの第4状態まで順に次の動きを示す(図9−aから図
10−bまで4つの図では、便宜的に、揺動板54aと
押し付けパッド50aの間の作用関係が左側の図に示さ
れ、揺動板54aと圧着ローラ46の間の作用関係が右
側の図に示されている)。
【0017】<第1状態>ベアリング55がその公転軌
道のA点にある時、ベアリング55は長孔54bの内で
第2直線状カム部54eの入り口付近に位置し、その結
果、揺動板54aは、略垂直な姿勢を保っている。この
第1状態では、揺動板54aからリンク機構53および
第1揺動小片60に対して作用力が働かないため、圧着
ローラ46は、コイルばね60c,60dによって露光
操作ローラ44に圧着されており、他方、押し付けパッ
ド50aは、係合ピン50cが揺動板54aとの係合状
態から解放されているので、前記捻りばね68の付勢力
によって管面42から引き離されている。(図9−a)
【0018】<第2状態>ベアリング55がA点から少
し正転(反時計回り)して公転軌道のB点にある時、ベ
アリング55は長孔54bの円弧状カム部54c内に進
入し、その結果、揺動板54aは、管面42側に大きく
傾倒した姿勢を保っている。この第2状態では、相変わ
らず揺動板54aからリンク機構53および第1揺動小
片60への作用力はないため、圧着ローラ46は前記圧
着姿勢を保っているが、他方、押し付けパッド50aに
ついては、係合ピン50cが揺動板54aの被係合部5
4cと係合することによって、管面42に押し付けられ
ている。ロールペーパーRPを管面42に押し付けて行
う前記露光操作は、この第2状態で実施される。(図9
−b)
【0019】<第3状態>ベアリング55がB点から更
に正転して公転軌道のC点にある時、ベアリング55は
長孔54bの内で第1直線状カム部54d内に進入し、
その結果、揺動板54aは、管面42側に僅かに傾倒し
た姿勢を保っている。この第3状態では、前記第1状態
と略同様の状況を呈している。すなわち、圧着ローラ4
6は相変わらず圧着姿勢にあるが、押し付けパッド50
aについては、係合ピン50cは被係合部54cと係合
したまま管面42と反対側に引き戻されるので、押し付
けパッド50aは管面42から引き離された状態に回復
される。(図10−a)
【0020】<第4状態>ベアリング55がC点から少
し正転して公転軌道のD点にある時、ベアリング55は
長孔54bの内で円弧状カム部54c内に進入し、その
結果、揺動板54aは、管面42と反対側に僅かに傾倒
した姿勢を保っている。この第4状態では、押し付けパ
ッド50aについては、相変わらず管面42から引き離
された状態を維持するが、圧着ローラ46は露光操作ロ
ーラ44から引き離された姿勢をとる。すなわち、第4
状態では、揺動板54aの被係合部54pの他面(押し
付けパッド50aの係合ピン50cへの作用面とは裏表
の関係にある面)が、第2揺動小片62に形成された作
用点62bに作用して第2揺動小片62を軸芯X2回り
に下向きに傾倒させる。第2揺動小片62の前記傾倒に
よって、第2揺動小片62の一端62aは下方に変位す
るので、この一端62aで第2揺動小片62と下端が連
結されたリンクアーム64も、僅かに傾斜しながら下方
に変位する。リンクアーム64のこの下方への変位によ
って、第1揺動小片60の一端60aは、軸芯X3回り
で下方に変位させられるため、結果的に、圧着ローラ4
6は、コイルばね52c,52dの付勢力に抗して露光
操作ローラ44から引き離された姿勢をとる。(図10
−b) 尚、圧着ローラ46の露光操作ローラ44に対して圧着
姿勢にあることはセンサーPS3によって検知可能で、
他方、圧着ローラ46が圧着姿勢から解放されたことは
センサーPS1によって検知可能となっている。露光操
作の準備ロールペーパーRPを露光操作部40に最初に
ローディングする操作は、この第4状態で可能となる。
【0021】また、上記の第2状態と第4状態でベアリ
ング55が接当する円弧状カム部54cは、前述したよ
うに、公転するベアリング55が描く最外周円と同一曲
率を持っているために、DCモータM2およびベアリン
グ55が本来の設定位置から若干量オーバーランした位
置で停止しても、これが揺動板54aの姿勢には影響が
ない。
【0022】{ペーパー迂回機構について}図11に示
されるように、圧着ローラ46および露光操作ローラ4
4の直下には、ロールペーパーRPを管面42の前面に
案内する一対のガイド部材65,66が設けられてい
る。その一方は、動かない固定ガイド65であるが、他
方は、軸芯66a回りで揺動可能な可動ガイド66であ
る。可動ガイド66は、固定ガイド65と協動してロー
ルペーパーRPを管面42と接触可能な経路に案内する
ために、その下端部66bが管面42よりもCRTエン
ジン2本体側に引退した露光姿勢(図11−a)と、ロ
ールペーパーRPを管面42と接触不可能なようにこれ
を迂回させるために、下端部66bが管面42よりも前
面に突出した迂回姿勢(図11−b)の間で揺動可能で
ある。すなわち、迂回姿勢では、ロールペーパーRP
を、圧着ローラ46と露光操作ローラ44の間の隙間か
ら、露光操作部40の下流にあるペーパー振り分け部7
0へ、そして、さらに下流のカッターユニット80側へ
と、(管面42との接触による損傷の懸念のない状態
で)高速供給することができる。可動ガイド66は通常
は捻りばね66cによって前記迂回姿勢に保持されてお
り、必要に応じて露光姿勢に切り換えられる。すなわ
ち、露光操作に際しては先ず、第1姿勢制御カム機構5
2がその第4状態から第1状態に切り替わることによっ
て、圧着ローラ46がロールペーパーRPを露光操作ロ
ーラ44に押し付け、引き続き、第1姿勢制御カム機構
52が第2状態に切り替わると、揺動部材50bが管面
42側に傾倒して、押し付けパッド50aがロールペー
パーRPを管面42に押し付ける(図9−b)が、この
揺動部材50bの傾倒時に、揺動部材50bの上端付近
に設けられた連動ピン51が、可動ガイド66の下端部
66bをCRTエンジン2本体側に押し込むので、可動
ガイド66は捻りばね66cの付勢力に抗して前記露光
姿勢に切り替えられる(図11−a)。
【0023】{付勢力調節機構について}第1姿勢制御
カム機構52が前記第2状態にある露光操作時には、圧
着ローラ46は、前述したように、一対の揺動小片60
の各々に連結された合計2本の(すなわち左右の)コイ
ルばね60c,60dの付勢力に基づいて、ロールペー
パーRPを露光操作ローラ44の周面上に押し付けてい
るが、これら左右のコイルばね60c,60dどうしの
間に付勢力(すなわち弾性復元力)の相違がある場合
に、これを補正して同等にするための付勢力調節機構が
設けられている。本実施形態では、この付勢力調節機構
は、感光材料処理装置の正面に立った時に手前側に位置
するコイルばね60cのみに設けられている。図6に示
されるように、付勢力調節機構は、第1姿勢制御カム機
構52の函状の本体52aに固定可能な固定板57と、
固定板57に対してコイルばね60cの伸張方向に沿っ
て移動可能に支持された可動板58とからなる。可動板
58の固定板57に対する移動方向は、固定板57の二
カ所から固定板57を貫通して本体52a側に突出する
2本のねじ120a,120bと、これらのねじ120
a,120bを受け入れるべく可動板58に形成された
長孔58a,58bとによって、コイルばね60cの伸
張方向に沿った方向に限定されている。また、2本のね
じ120a,120bを締め込むことによって、可動板
58の固定板57に対する相対移動は規制される。ま
た、可動板58からは接当片58cが立設されており、
固定板57には接当片58cと接当可能な調節ねじ12
2が螺着されている。コイルばね60cの一端は可動板
58に連結されていて、可動板58はこのコイルばね6
0cによって常に圧着ローラ46向きに付勢されてお
り、調節ねじ122の先端の接当片58a向きの突出量
によって、可動板58の固定板57に対する相対位置が
決定されている。したがって、2本のねじ120a,1
20bを緩めた後に、調節ねじ122を固定板57上で
螺進させて固定板57からの調節ねじ122の先端の突
出量を増やせば、可動板58は圧着ローラ46から離間
する方向に変位されるので、実質的にコイルばね60c
の弾性復元力を高めることができ、調節ねじ122を逆
向きに螺進させれば、螺進させただけ可動板58はコイ
ルばね60cの付勢力によって圧着ローラ46側に変位
して、実質的にコイルばね60cの弾性復元力を低く設
定し直すことができる。さらに、固定板57自体の函状
の本体52aに対する位置を変更する粗調整手段とし
て、固定ねじ121が固定板57上に設けられている。
【0024】{CRTエンジンの構成について}図2に
示されるように、CRTエンジン2は、管面42から第
1姿勢制御カム機構52の函状本体52aの左側に大き
く水平に突出したエンジン本体2aを有し、管面42
は、ファイバー・オプティック・シートが設けられたF
OW(ファイバー・オプティック・ウインドウ)となっ
ている。FOWは、管面42に対して直角に延びた多数
の光ファイバーを束ねた構成を持つので、管面42の裏
面に塗布された蛍光体から発される光を、管面42に押
し付けられた感光材料に直接(間に距離の無い状態で)
伝達することができる。ここでは、管面42は、感光材
料処理装置の前後方向に水平に延びた形状を備えてお
り、その水平方向の長さは、ロールペーパーRPの幅を
十分にカバーできる。制御部200から送られる画像デ
ータに基づいて、RGB各色に応じた電子ビームが、エ
ンジン本体2aに設けられた図示されない電子銃から、
管面42に形成されたRGBに対応する各蛍光体に向か
ってほぼ水平に発射され、蛍光体を発光させる。管面4
2には各蛍光体から発される光の色特性を補正するため
にRGBの個々に応じた補正フィルターが設けられてい
る。また、ロールペーパーRPは、前記蛍光体からの発
光を距離を空けずに受けて露光されるように、露光操作
時には管面42に密着されている。露光操作では、前記
電子銃から発される電子ビームで管面42の裏面の蛍光
体を水平に掃引する操作が連続して行われるが、この
時、ロールペーパーRPはビームの掃引周期に応じた露
光操作ローラ44の正確な速度の回動によって管面42
前を引き上げられていく。この連続的なライン状の露光
操作によってペーパーには、上下幅が1ドットの水平な
ラインが1本/500マイクロ秒の速度で描かれて(露
光されて)いく。
【0025】本発明による感光材料処理装置のデジタル
プリント部1では、前述したように、一旦管面42より
も先に送り込んでおいたロールペーパーRPを引き上げ
ながら露光操作を行うので、ロールペーパーRPをその
先端付近まで有効に使用することができる。仮に、ロー
ルペーパーRPを管面42に対して送り込みながら露光
操作を行うとすれば、「腰の弱い紙材であるロールペー
パーRPを管面42向きに、正確な速度でしかも管面4
2に密着させながら、押し勝手に送り込むことは困難で
ある」というロールペーパーRPの本質的特性から、管
面42より下流側に配置された露光操作用のローラによ
ってロールペーパーRPを正確な速度で引き下る必要が
ある。したがって、露光操作用のローラのための相当な
長さの掴み代がロールペーパーRPの先端に発生し、こ
の掴み代となったペーパー部分は、画像形成には使用さ
れず廃却しなければならない。
【0026】(ペーパー振り分け部の構成)ペーパー振
り分け部70は、露光操作部40よりも更に下流に送り
込まれるロールペーパーRPの先端が、カッターユニッ
ト80と第2ループボックスRB2のいずれに進入する
かを、第2経路切り替えガイド74によって振り分ける
ことが可能である他に、第2送り込みローラ72によっ
て、ペーパーをカッターユニット80側に送り込む操作
を助ける機能、ペーパーのカット長さを調節する機能な
どを有する。図12に示されるように、ペーパー振り分
け部70とカッターユニット80とは、第2送り込みロ
ーラ72の周面に向かって延びた固定ガイド73によっ
て連結されている。ペーパー振り分け部70と第2ルー
プボックスRB2とは、ループガイド76と固定ガイド
79によって連結されている。また、第2経路切り替え
ガイド74は、固定された軸芯X5回りで上下方向に揺
動可能な制御アーム75と、制御アーム75と一体的に
揺動操作されるカッターガイド75aを有し、第2圧着
ローラ75cは、制御アーム75に固定された軸75b
に対して回転自在に外嵌されている。ここで、ループガ
イド76は、固定ガイド79の可動部と見ることができ
る。ループガイド76には直線状に延びた長孔76aが
形成されており、制御アーム75の軸75bの、ループ
ガイド76に対する相対移動はこの長孔76a内に限定
されているので、制御アーム75の揺動に基づいて軸7
5bが軸芯X5回りで円弧状に移動すると、これに基づ
いて、ループガイド76が軸芯X6回りで強制的に揺動
され、結果的に、ロールペーパーRPの先端の進入経路
を振り分けることとなる。制御アーム75の上記の揺動
操作は、第2姿勢制御カム機構77によって実現され
る。第2姿勢制御カム機構77は、制御アーム75の遊
端に設けられた作用部75eと、軸芯X7回りで90゜
間隔でステップ状に回動操作されるカム体78を有す
る。作用部75eは回転自在な外周部を持つようにボー
ルベアリングを用いて形成されており、制御アーム75
は、軸芯X5回りに設けられた捻りコイルばねによっ
て、作用部75eが常にカム体78の軸芯X7に近接す
るように付勢されている。カム体78は、互いに実質的
に90゜ずつ位相のずれた4つのカム面、すなわち、第
1カム面78a、第2カム面78b、第3カム面78
c、第4カム面78dを有する。第1カム面78aは軸
芯X7から最も遠くに設けられており、第2カム面78
bと第4カム面78dは第1カム面78aに比して軸芯
X7に近接した位置にある。第3カム面78cは、第2
カム面78bと第4カム面78dよりも更に軸芯X7に
近接した位置にある直線状の面を有しており、便宜的に
カム面と称しているが第3カム面78cは作用部75e
と接当することはない。そこで、図示されないDCモー
タによってカム体78を90゜ずつ順に回動させると、
第2経路切り替えガイド74は、作用部75eの上下移
動に応じて、次のような動きを示す(図12−aから図
13−bを参照)。
【0027】<第1状態>カム体78が上方を向き、制
御アーム75の作用部75eが第1カム面78aによっ
て支持されている状態である。この第1状態では、図1
2−aに示されるように、第2圧着ローラ75cが第2
送り込みローラ72から十分に離間すると同時に、ルー
プガイド76が上向きに引き起こされて、ループガイド
76の先端部76bは、カッターユニット80へと続く
固定ガイド73の先端73aよりも高く位置し、結果的
に、第2送り込みローラ72の周面と固定ガイド73を
結ぶ接線を割り込み、第2送り込みローラ72側に近接
している。この状態でロールペーパーRPが露光操作部
40側から送り込まれると、ロールペーパーRPの先端
は、ループガイド76上を滑り降りて、固定ガイド79
から第2ループボックスRB2に進み、ここにループが
形成される。
【0028】<第2状態>カム体78が図面の左横を向
き、制御アーム75の作用部75eが第2カム面78b
によって支持されている状態である。この第2状態で
は、図12−bに示されるように、第2圧着ローラ75
cは未だ第2送り込みローラ72からは離間している
が、ループガイド76が幾分傾倒して、ループガイド7
6の先端部76bは、第2送り込みローラ72の周面と
固定ガイド73を結ぶ接線からは下方に待避している。
この状態でロールペーパーRPが露光操作部40側から
送り込まれると、ロールペーパーRPの先端は、カッタ
ーガイド75aによって固定ガイド73に案内される。
因みに、このように、ループガイド76が一時的に固定
ガイド73に対して交差して相対移動することを許すた
めに、ループガイド76の先端部76bと、固定ガイド
73の先端73aとは、互いに隙間を補うように延びた
櫛の歯状を呈している。このような、一時的な交差を伴
った相対移動のための、互いに隙間を補うように延びた
構造は、第2圧着ローラ75cの周面と固定ガイド73
の先端73aとの間にも採用されている。
【0029】<第3状態>カム体78が図面の下方を向
き、制御アーム75の作用部75eが第3カム面78c
付近まで下げられた状態である。第3カム面78cは、
十分に軸芯X7に近接しているので、この第3状態で
は、図13−aに示されるように、作用部75eは、第
3カム面78cではなく別に設けられた図示されないス
トッパーによって支持され、制御アーム75は最も下方
姿勢まで揺動した位置にあるため、第2圧着ローラ75
cは押し上げられて第2送り込みローラ72に押し付け
られる。しかし、カッターガイド75aおよびループガ
イド76の相対位置関係は前記第2状態と大差がない。
前記第2状態でロールペーパーRPが固定ガイド73に
案内された後で、この第3状態に切り換えられると、ロ
ールペーパーRPは、そのまま第2圧着ローラ75cと
第2送り込みローラ72の間に挟持されるので、引き続
き、第2送り込みローラ72が回転操作することによっ
て、ロールペーパーRPをカッターユニット80まで送
る、或いは、カッターユニット80側から所定量だけ引
き戻す作業が可能となる。
【0030】<第4状態>カム体78が図面の右に振ら
れ、制御アーム75の作用部75eが第4カム面78d
によって支持されている状態である。この第4状態は、
図13−bに示されるようにほぼ第2状態と同様で、第
2圧着ローラ75cは再び第2送り込みローラ72から
離間し、ループガイド76が幾分傾倒して、ループガイ
ド76の先端部76bは、固定ガイド73の先端73a
よりも下方まで待避している。この状態では、一旦カッ
ターユニット80側に送り込まれたロールペーパーRP
を、露光操作部40の露光操作ローラによって容易に露
光操作部40向きに引き戻すことができる。
【0031】尚、カム体78を回動操作するDCモータ
が所定の角度位置よりも若干量オーバーランしても、作
用部75eの位置、ひいては制御アーム75の角度に影
響がないように、第1カム面78a、第2カム面78b
および第4カム面78dの3カ所はいずれも軸芯X7を
中心とする互いに半径の異なる円弧状の面からなってい
る。また、第2経路切り替えガイド74を上記の第1状
態に切り換えることによって、第2ループボックスRB
2内にペーパーループ(オプショナル・ループ)を形成
するのは、同一画像のプリントを多数枚連続して露光す
る場合や、一枚の長さが6インチ(152.4mm)な
ど長いプリントを露光したい場合などである。すなわ
ち、露光操作ローラ44によって管面42前を引き戻し
ながら一度に連続して露光可能なロールペーパーRPの
長さ、言い換えれば、管面42よりも下流側に予め送り
込んでおくべき長さが、カッターユニット80から10
mm手前の位置から管面42までの距離(152mm)
では十分でない場合には、必要な長さのロールペーパー
RPを第2ループボックスRB2内に送り込んでおく。
因みに、この第2ループボックスRB2内には、約50
0mm長のロールペーパーRPを蓄えておくことができ
る。
【0032】(カッターユニットの位置)図14に示さ
れるように、ペーパー振り分け部70の下流には、ロー
ルペーパーRPをその搬送経路上で切断可能なカッター
ユニット80が設けられている。カッターユニット80
は、固定刃80aと可動刃80bとからなる。カッター
ユニット80はデジタルプリント部1の最下流に位置し
ている。そして、ロールペーパーRPの搬送経路上にお
ける、カッターユニット80の下流には、ロールペーパ
ーRPを把持可能な出口搬送ユニット90が設けられて
いる。図3に示されるように、出口搬送ユニット90は
デジタルプリント部1には属さず、感光材料処理装置の
フレームに固定されている。出口搬送ユニット90に設
けられている一対のローラ90a,90bは、ペーパー
振り分け部70においてロールペーパーRPを把持可能
な、第2圧着ローラ75cおよび第2送り込みローラ7
2と協動して、ペーパーテンション機構を構成してい
る。すなわち、ロールペーパーRPの切断すべき位置
は、第2送り込みローラ72の停止位置によって決定さ
れるが、第2圧着ローラ75cと第2送り込みローラ7
2に挟持されたロールペーパーRPのカッターユニット
80までの真の長さがロールペーパーRPの紙癖に拘わ
らず一定となるように、下流側の出口搬送ユニット90
のローラ90a,90bによって引っ張り力を加えた状
態で、言い換えれば、ペーパーの弛みが取られた状態で
これを切断する。すなわち、第2送り込みローラ72の
周面は金属製であるが、ロールペーパーRPは第2送り
込みローラ72には所定の周長にわたって巻き付けられ
る構成になっており、また、第2圧着ローラ75cがゴ
ム製の周面を持つので、これらのローラ対は、ロールペ
ーパーRPの位置を正確に制御するために十分な高い把
持力を備えている。これに引き換え、出口搬送ユニット
90のローラ90a,90bは、両者ともに摩擦力の小
さな金属製(無電解メッキされたアルミニウム製)の周
面を持つハードローラである上に、ペーパーはローラ9
0a,90bのいずれにも巻き付けられない構成(接線
状に接している)であるため、第2送り込みローラ72
と第2圧着ローラ75cからなるローラ対に比して、ロ
ールペーパーRPに対する把持力が低い。さらに、出口
搬送ユニット90のローラ90a,90bの周速度は、
第2送り込みローラ72の周速度よりも常に0.5〜1
%だけ高めに設定してあるので、第2送り込みローラ7
2から出口搬送ユニット90のローラ90a,90bの
間に位置するロールペーパーRPは任意の瞬間において
常に、上流側でロールペーパーRPを確実に把持する第
2送り込みローラ72と、下流側でロールペーパーRP
上で滑りながらこれを下流側に引っ張るローラ90a,
90bとの作用でまっすぐに伸ばされた状態を維持す
る。したがって、前記切断の際も、第2送り込みローラ
72とローラ90a,90bを同時に停止させることに
よってロールペーパーRPは伸張した状態で切断を受け
ることができる。
【0033】(ペーパー芯出し機構の構成)図3と図1
5に示されるように、デジタルプリント部1には、管面
42の上流側に設けられた一対の第1幅規制ガイド10
1,101と下流側に設けられた一対の第2幅規制ガイ
ド102,102とからなるペーパー芯出し機構100
が設けられている。図15に示されるように、第1幅規
制ガイド101,101は、第1姿勢制御カム機構52
の函状本体52aの直前に隣接設置されており、第2幅
規制ガイド102,102は函状本体52aの直後に隣
接設置されている。結果的に、ペーパー芯出し機構10
0は、露光部40の圧着ローラ46と露光操作ローラ4
4とを上流側と下流側から挟むような位置に設けられて
いる。図15に示されるように、第1幅規制ガイド10
1,101と第2幅規制ガイド102,102の一端
は、ボールネジを備えたガイドロッド103,104上
に螺合外嵌されており、他端にはペーパーを左右すなわ
ち幅方向で案内可能な溝部101a,102aが設けら
れている。ガイドロッド103,104上に形成された
ボールネジは、管面42の水平方向の中心を境に逆ネジ
となっており、同時に、2本のガイドロッド103,1
04どうしはタイミングベルトによって連結されてい
る。したがって、DCモータ等によって一方のガイドロ
ッド104を回転操作すると、上下各一対の幅規制ガイ
ド(101,101および102,102)間の間隔を
同時に変更することができるが、左右の幅規制ガイドの
中心は常に管面42の中心と一致した状態を保つ。尚、
上下各一対の幅規制ガイド(101,101および10
2,102)間の間隔は、下記に示すペーパー芯出し操
作の際を除いて、ペーパーの幅よりも十分に広い待機状
態に維持されている。ペーパー芯出し機構100を用い
た芯出し操作は、実際のロールペーパーRPの幅寸法に
は、(特にメーカーによる)相違乃至ばらつきが存在す
るために必要となる。芯出し操作は、ペーパーマガジン
PM1からロールペーパーRPを引き出してデジタルプ
リント部1に送り込む操作を行った際に実施すればよ
く、凡そ次のような手順で行われる。
【0034】(ペーパー芯出し操作の概略)<1>ペー
パーローディング部20の第1送り込みローラ22を駆
動して、ペーパーマガジンPM1からロールペーパーR
Pを露光操作部40側にローディングし、さらにペーパ
ーマガジンPM1の先端をカッターユニット80部に設
けられたセンサーの10mm手前の位置まで送り込み、
ペーパーマガジンPM1を、静止状態の露光操作ローラ
44と圧着ローラ46の間で圧着する。<2>揺動アー
ム25にループ姿勢をとらせて、第1ループボックスR
B1の開口部を開放する。 <3>再び第1送り込みローラ22を駆動して、ペーパ
ーマガジンPM1からロールペーパーRPを引き出すこ
とで、第1ループボックスRB1に所定長さの基本ルー
プを形成する(基本ループの長さは第1ループボックス
RB1内のセンサーによって把握される)。 <4>再び第1送り込みローラ22を駆動して、第1ル
ープボックスRB1内のループを基本ループよりも50
mmだけ長くする。 <5>ロールペーパーRPを圧着ローラ46の圧着状態
から解除する。 <6>ペーパー芯出し機構100の幅規制ガイド(10
1,101および102,102)の間隔をロールペー
パーRPの幅未満に狭めて、ロールペーパーRPを左右
から押し付ける(この工程を行うと、ロールペーパーR
Pの幅方向の中心が管面42の中心と一致した状態が得
られる)。 <7>ロールペーパーRPを圧着ローラ46で再び圧着
する。 <8>幅規制ガイド(101,101および102,1
02)の間隔を広げて前記待機状態に戻せば、ペーパー
芯出し操作が完了する。
【0035】(搬送ユニット)図2、図3および図14
に示されるように、デジタルプリント部1の下流には、
前述した出口搬送ユニット90を含むシート搬送部10
5が配置されており、カッターユニット80でシート状
に切断されたペーパーSPを、現像処理部300まで搬
送することができる。シート搬送部105は、出口搬送
ユニット90の他に、これに隣接配置された水平搬送ユ
ニット105aと、水平搬送ユニット105aの出口か
らその垂直方向下向きに位置する現像処理部300の入
り口までペーパーSPを搬送する垂直搬送ユニット10
5cからなる。これらの各搬送ユニットはいずれも、無
端搬送ベルト機構を2基ずつ備えている。これらの無端
搬送ベルト機構のベルトは、ベルトを両端で支持してい
るプーリの回転駆動に基づいて、ペーパーSPの搬送方
向に延びた軌道上を移動する。そして、2基の無端搬送
ベルト機構は、両者のベルトどうしが向き合い、互いに
接触可能なように配置されているので、短いシートペー
パーSPでもこれを同じ方向に移動するベルトの間に挟
持することで、確実に搬送することができる。図16に
示されるように、水平搬送ユニット105aには駆動モ
ータM3が含まれているが、出口搬送ユニット90もこ
の単一の駆動モータM3を駆動源として共有している。
駆動モータM3の回転力は、駆動ベルト106aによっ
て先ず、一方では水平搬送ユニット105aの下流側の
プーリに伝えられるが、こうして得られた水平搬送ユニ
ット105aの駆動力は、駆動ベルト106bによって
出口搬送ユニット90にも伝えられる。また、水平搬送
ユニット105aを現像処理部300のケース体上から
容易に着脱操作できる。すなわち、水平搬送ユニット1
05aの上流側のプーリと駆動ベルト106bの出力プ
ーリ軸の間は、カップリング機構C1で連結されてい
る。カップリング機構C1は、水平搬送ユニット105
aの上流側プーリ軸からベルト装置106b向きに突出
設置された凸状カプラー111a、ベルト装置106b
の下流側プーリ軸に取り付けられた凹状カプラー111
bを備えている。凸状カプラー110aと凹状カプラー
110bとは、軸芯方向の断面形状が異形(ここでは矩
形)の係合を介して駆動力を確実に伝達すると同時に、
オペレータが水平搬送ユニット105aを正面側に引き
出せば、凸状カプラー110aと凹状カプラー110b
の間の係合状態は解除される。水平搬送ユニット105
aの前後の側板には、突起112a,112b(少なく
とも一方は弾性変位可能)が設けられており、水平搬送
ユニット105aはこれらの突起112a,112bを
現像処理部300のケース体上の前後に設置された取付
チャンネル113a,113b内に嵌合させることで固
定されているので、弾性変位可能な側の突起112aを
押し込みながら、水平搬送ユニット105aを取付チャ
ンネル113bを軸に傾斜させた後に、水平搬送ユニッ
ト105aを正面側に引き抜けば、カップリング機構C
1は自動的に係合解除され、水平搬送ユニット105a
の全体が駆動モータM3も含めて現像処理部300のケ
ース体から取り外すことができる。このようにして、水
平搬送ユニット105aとを取り外しても、出口搬送ユ
ニット90は、現像処理部300のケース体上に残る。
【0036】(水平搬送ユニットのペーパーテンション
機能)ロールペーパーRPから切り取るシートペーパー
SPが所定量よりも長い場合、すなわち、第2送り込み
ローラ72からロールペーパーRPの先端までの距離が
200mmを超える場合は、水平搬送ユニット105a
と前述した出口搬送ユニット90のローラ90a,90
bとが協動して前記ペーパーテンション機構の機能を果
たす。このために、水平搬送ユニット105aの搬送ベ
ルトの周速度は、出口搬送ユニット90のローラ90
a,90bの周速度よりも更に0.5〜1%だけ高めに
設定してある。
【0037】(ライン露光式デジタルプリンターの模式
図と作用)以下、上述した構成を備えたライン露光式デ
ジタルプリンターの作用を図17の模式図と図18,1
9,20のフローチャートを用いて説明する。図17の
模式図では、主な機構の選択的な動作状態を記号及び実
線と点線で表現している。例えば、ペーパーローディン
グ部20に関しては、第1ガイドローラ26が第1送り
ローラ22に近接する状態をST- 1、第1ガイドロー
ラ26が第1送りローラ22から離脱した状態をST-
2とし、そしてループローラ28が印画紙搬送ラインを
越えて第1ループボックスRB1領域に入り込んだ状態
をST- 1、ループローラ28が第1ループボックスR
B1領域から離れた状態をST- 2としている。露光操
作部40に関しては、この領域での搬送機構を構成する
圧着ローラ46が露光操作ローラ44に密着する状態を
ST- 1、圧着ローラ46が露光操作ローラ44から離
脱した状態をST- 2とし、そして押し付けパッド50
aがロールペーパーRPを管面に押し付ける状態をST
- 1、押し付けパッド50aがロールペーパーRPから
離れた状態をST- 2としている。ペーパー振り分け部
70に関して、第2圧着ローラ75cが第2送りローラ
72に密着する状態をST- 1、第2圧着ローラ75c
が第2送りローラ72から離脱した状態をST- 2と
し、そしてループガイド76がロールペーパーRPを第
2ループボックスRB2に案内する状態をST- 1と
し、ループガイド76cが印画紙搬送ラインから離れた
状態をST- 2としている。さらに、ロールペーパーR
P先端の停止位置として、カッターユニット80の約1
0mm手前の停止ポイントを1- Pとし、カッターユニ
ットの切断線上となる停止ポイントを2- Pとしてい
る。さらに、露光部の照射ポイントから標準サイズの露
光長さ:L1 だけ印画紙搬送方向下流側に離れた停止ポ
イントを3- Pとしている。このライン露光式デジタル
プリンターがスタートすると、ペーパーマガジンから引
き出したロールペーパーRPの先端をポイント1- Pに
達するまで送り出した状態で、第1ループボックスに1
回の露光長さを十分に満足する長さである所定量のルー
プを形成する起動時処理を行う(#2)。次に、露光領
域のロールペーパーRPを一旦自由状態にしてから幅規
制ガイド101、102で強制的にロールペーパーRP
のセンターリングを行うペーパー芯出し処理を行う(#
4)。ロールペーパーRP先端領域が露光された状態、
つまりカブリが生じているかどうかを判断して(#
6)、カブリがあるなら、カブリ部分をカッターユニッ
ト80によってカットするカブリ処理を行う(#1
0)。カブリがないなら、露光部の照射ポイントとロー
ルペーパーRPの先端がほぼ露光長さとなるようにロー
ルペーパーRPを搬送する露光前処理を行う(#8)。
続いて、露光処理に入るが、その前に通常の露光である
か、特別に大きい(長い露光距離を必要とする)プリン
トや複数枚の焼き増しプリントなどの例外的な露光であ
るかがチェックされ(#12)、通常の露光であれば#
14の標準露光処理を、例外露光のうちの大型プリント
であれば#16の例外長さ露光処理を、複数枚プリント
であれば#18の複数枚露光処理を行う。いずれにして
も、ロールペーパーRPを第1ペーパーボックスの方へ
戻しながら照射ポイントでライン露光されることで、画
像データに基づく画像がロールペーパーRPに焼き付け
られる。ロールペーパーRPの露光領域をカットペーパ
ーとして現像処理部300に送るためにカッターユニッ
トによるペーパーカット処理が行われる(#20)。こ
のペーパーカット処理において、第1ループボックスR
B1における基本ループに対してプリントとして使用さ
れた分の補充も行われる。カットされたカットペーパー
SPに対してボーダカットが必要かどうかチェックされ
(#22)、ボーダカットが必要な場合ボーダカット処
理を行い(#24)、いずれにしてもカットペーパーは
現像処理部300に送られる(#26)。これにより、
一連のプリント作業が終了するので、さらにプリント作
業が必要かどうかチェックし(#28)、プリント作業
を終了する場合ロールペーパーRPを再びペーパーマガ
ジンに戻す等の終了処理を行う(#32)。さらにプリ
ント作業が続く場合、第1ループボックスにて基本とな
る量の印画紙ループを形成して(#30)して、#12
に戻る。
【0038】次に、図18のフローチャートの中に示さ
れている処理ルーチンのうち主なものをフローチャート
を用いて詳しく説明する。図19に示すペーパーカット
処理ルーチンでは、まず、露光処理の終了したロールペ
ーパーRPを露光操作ローラ44を作動して送り出す
(#201)。ロールペーパーRPの先端が停止ポイン
ト1−Pに到着したかどうかをチェックし (#20
2)、到着すれば露光操作ローラ44を停止させる(#
203)。つぎに、初回のプリントかどうかをチェック
し(#204)、初回のプリントであれば第2圧着ロー
ラ75cを状態ST−1にし(#205)、露光圧着ロ
ーラ46を状態ST−2にする(#206)。次に、第
2送り込みローラ72を作動させて(#207)ロール
ペーパーRPをカッターユニット80の下流側へと送り
込んでいく。図14にも示されるように、ロールペーパ
ーRPは出口ユニット90の搬送力も受けるからテンシ
ョンのかかった状態で送られる。プリント長さが所定長
さよりも長い場合には、さらに水平搬送ユニット105
aによる搬送力も受ける。カッターユニット80の下流
側へプリント長さ分の送りが完了すれば( #20
8)、第2送り込みローラ72を停止する(#20
9)。停止した状態でもロールペーパーRPにテンショ
ンのかかった状態が保持される。次いで、カッターユニ
ット80の可動刃80bの下げ動作を行い、ロールペー
パーRPをシートペーパーSPに切断する。そして、第
2送り込みローラを所定量逆転させて残りのロールペー
パーRPを若干引き戻し(#211)、可動刃80bの
上げ動作を行なう(#212)。ロールペーパーRPを
引き戻すのは、可動刃80bを上げるときにロールペー
パーRPが一緒にくっついてこないようにするためであ
る。#204に戻り、初回プリントではないときは第1
送り込みローラ22を作動しペーパーマガジンPM1か
らペーパーを所定量引き出すようにする(#213)。
所定量引き出し完了したら(#214)第1送り込みロ
ーラ22を停止する。これらの動作は第1ループボック
スRB1にループを補充するために行なうものである。
【0039】次に図20によりボーダカット処理を説明
する。この処理は縁なしプリントを作成するための処理
である。縁なしプリントを作成するには、白い縁が確実
に出ないようにするため、プリントの大きさよりも少し
多めの領域を焼付け露光する。その領域はロールペーパ
ーRPを切断しても残ってしまうので、その部分( 幅3
mm程度) をさらに切断して廃棄するのである。まず、
屑ガイドを開く(#241)。屑ガイドは図示はしてい
ないが、カッターユニット80の下方に設けられ屑回収
ボックスへと接続されている。次に第2送り込みローラ
72を作動させ、ロールペーパーRPを所定量送り込む
(#242)。所定量の送り込みが完了すると(#24
3)、第2送り込みローラ72を停止する(#24
4)。次に可動刃80bの下げ動作(#245)、第2
送り込みローラ72の所定量逆転(#246)、可動刃
80bの上げ動作(#247)を行なう。なお、#24
5〜#247は前述した#210〜#212と同じ意味
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術を採用した写真処理装置の外観斜
視図
【図2】図1による写真処理装置の断面模式図
【図3】デジタルプリント部の断面模式図
【図4】ペーパーローディング部の動きを説明する模式
【図5】露光操作部の正面図
【図6】露光操作部の左側面
【図7】露光操作部の右側面
【図8】露光操作部の一部を示す斜視図
【図9】第1姿勢制御カム機構の動きを説明する模式図
【図10】第1姿勢制御カム機構の動きを説明する模式
【図11】ペーパー迂回機構の動きを説明する模式図
【図12】ペーパー振り分け部の動きを説明する模式図
【図13】ペーパー振り分け部の動きを説明する模式図
【図14】カッターユニットの配置を示す模式図
【図15】ペーパー芯出し機構の斜視図
【図16】出口搬送ユニットの一部と水平搬送ユニット
を示す平面図
【図17】印画紙搬送ラインにおける各機構の動きを説
明する模式図
【図18】デジタルプリント部の作用を説明するフロー
チャート
【図19】ペーパーカット処理ルーチンを示すフローチ
ャート
【図20】ボーダカット処理ルーチンを示すフローチャ
ート
【符号の説明】
RP ロールペーパー(印画紙) SP シートペーパー 20 ペーパーローディング部 22 第1送り込みローラ 24 第1経路切り替えガイド 26 第1ガイドローラ 28a ループローラ 40 露光操作部 44 露光操作ローラ 46 圧着ローラ 52 第1姿勢制御カム機構 70 ペーパー振り分け部 72 第2送り込みローラ( 第1の搬送手段) 74 第2経路切り替えガイド 75c 第2圧着ローラ( 第1の搬送手段) 76 ループガイド 77 第2姿勢制御カム機構 80 カッターユニット 80a 固定刃 80b 可動刃 90 出口搬送ユニット( 第2の搬送手段) 90a,90b ローラ 105a 水平搬送ユニット( 第3の搬送手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の感光材料をシート状に切断す
    るカッターと、前記カッターの搬送経路上流側に設けら
    れた第1の搬送手段と、前記カッターの搬送経路下流側
    に設けられた第2の搬送手段とを備えた感光材料切断装
    置において、前記第1の搬送手段による搬送速度より
    も、前記第2の搬送手段による搬送速度のほうが速くな
    るように設定されていることを特徴とする感光材料切断
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の搬送手段の搬送経路下流側
    に、更に第3の搬送手段を備えており、前記第2の搬送
    手段による搬送速度よりも、前記第3の搬送手段による
    搬送速度のほうが速くなるように設定されていることを
    特徴とする請求項1に記載の感光材料切断装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の搬送手段による搬送速度は、
    前記第1の搬送手段による搬送速度よりも、0.5〜1
    %速くなるように設定されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の感光材料切断装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の搬送手段は金属製の周面を有
    する送り込みローラとゴム製の周面を有する圧着ローラ
    を含んで構成され、前記第2の搬送手段は、金属製の周
    面を有する一対のローラを含んで構成されることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光材料切
    断装置。
JP11853098A 1998-04-28 1998-04-28 感光材料切断装置 Withdrawn JPH11309691A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104589809A (zh) * 2015-02-08 2015-05-06 李丽容 一种用于票据打印机的自动切纸部件

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