JPH11309686A - シリンダ付真空発生用ユニット - Google Patents

シリンダ付真空発生用ユニット

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JPH11309686A
JPH11309686A JP12113298A JP12113298A JPH11309686A JP H11309686 A JPH11309686 A JP H11309686A JP 12113298 A JP12113298 A JP 12113298A JP 12113298 A JP12113298 A JP 12113298A JP H11309686 A JPH11309686 A JP H11309686A
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JP
Japan
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cylinder
passage
compressed air
valve
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Application number
JP12113298A
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Inventor
Shigekazu Nagai
茂和 永井
Kichiji Ito
吉治 伊藤
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SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配管接続作業を不要とするとともに、占有面積
を減少させて空間の有効利用を図り、しかもシリンダ部
の応答速度を向上させることにある。 【解決手段】本体部16と一体的に連結されたシリンダ
部20を備え、前記シリンダ部20は、ピストンロッド
90の一端部に吸着用パッド78が連結されるととも
に、前記本体部16に連結された第1電磁弁48の切換
作用下に、前記圧縮空気供給ポート32から供給された
圧縮空気が該本体部16に形成された第5通路52また
は第6通路56を介して第1シリンダ室54aまたは第
2シリンダ室54bに供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、吸着用パ
ッド等の吸着手段に負圧を供給するとともに、シリンダ
が一体的に組み込まれたシリンダ付真空発生用ユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、吸着用パッドに負圧を供給す
る手段として真空発生用ユニットが利用されている。こ
の種の真空発生用ユニットは、一般的に、負圧を発生さ
せるエゼクタと、チューブを介して吸着用パッド等の吸
着手段に連通接続される真空ポートと、前記エゼクタや
真空ポートに圧縮空気を送給し、あるいは遮断する弁機
構部と、複数の真空発生用ユニットに対して一括して圧
縮空気の供給および排気を行うマニホールドブロック等
から構成される。
【0003】なお、前記吸着用パッドは、例えば、真空
発生用ユニットと別体で構成されたロボットのアーム等
にアダプタを介して連結され、前記アームが吸着用パッ
ドと一体的に、X軸、Y軸並びにZ軸の3軸方向に沿っ
て変位することにより、ワークを吸着し且つ搬送するこ
とができる。また、前記吸着用パッドに対する負圧の供
給は、該吸着用パッドに連結されたアダプタに接続され
るチューブを介して行われ、前記チューブは真空発生用
ユニットの真空ポートに接続されている。
【0004】このような従来技術に係る真空発生用ユニ
ットの概略動作について説明する。
【0005】弁機構部を介してエゼクタに圧縮空気を供
給し負圧を発生させる。前記エゼクタで発生した負圧
は、真空ポートに接続されたチューブを通じて吸着用パ
ッドに送給され、吸着用パッドに発生した負圧作用によ
ってワークが吸着される。このようにして吸着用パッド
に吸着保持されたワークは、ロボットのアームの変位作
用下に所定の位置まで搬送される。
【0006】次に、吸着用パッドに吸着保持されたワー
クを離脱させる場合、圧縮空気を弁機構部から真空ポー
トに連通する通路を介して吸着用パッドに送給すること
により、前記吸着用パッドの負圧状態が解除される。こ
の結果、ワークが吸着用パッドから離間し所望の位置に
搬送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術に係る真空発生用ユニットは、前記真空発生用
ユニット自体を単体で用いることがなく、その周辺機器
に配管接続し流体圧回路を構成して使用するのが通常で
ある。例えば、吸着用パッドをシリンダのピストンロッ
ドの一端部に連結するとともに前記シリンダをリニアア
クチュエータのスライドテーブルに搭載して使用する場
合、シリンダのポートに供給される圧縮空気を切り換え
制御する切換弁が別途必要になるとともに、圧縮空気供
給源と切換弁との間、並びに前記切換弁とシリンダとの
間をチューブによってそれぞれ配管接続しなければなら
ない。
【0008】このように、従来技術に係る真空発生用ユ
ニットでは、それ自体を単体で用いることがなく他の周
辺機器と組み合わせて用いられるため、前記真空発生用
ユニットと他の周辺機器との配管接続作業が煩雑になる
とともに、該真空発生用ユニットを含む他の周辺機器に
よって占有面積が増大するという不具合がある。
【0009】また、従来技術に係る真空発生用ユニット
を用いた場合、圧縮空気供給源と切換弁との間並びに前
記切換弁とシリンダとの間がチューブによって接続され
ているため、チューブ内を圧縮空気が流通する際の流路
抵抗が大きくなって前記シリンダを駆動させるときの応
答速度が遅くなるという不具合がある。
【0010】本発明は、前記の不具合を考慮してなされ
たものであり、配管接続作業を不要とするとともに、占
有面積を減少させて空間の有効利用を図り、しかもシリ
ンダ部の応答速度を向上させることが可能なシリンダ付
真空発生用ユニットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、圧力流体供給源に接続される圧力流体
供給ポート、吸着手段に接続される真空ポートおよび前
記圧力流体供給ポートから供給された圧力流体を外部に
排出する排出ポートが設けられた本体部と、前記圧力流
体供給ポートから供給された圧力流体の作用下に負圧を
発生させるエゼクタ部と、前記本体部と一体的に連結さ
れたシリンダ部と、を備え、前記シリンダ部は、ピスト
ンロッドの一端部に吸着手段が連結されるとともに、前
記本体部に連結された電磁弁の切換作用下に、前記圧力
流体供給ポートから供給された圧力流体が該本体部に形
成された通路を介して第1シリンダ室または第2シリン
ダ室に供給されることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、本体部にシリンダ部を一
体的に組み込むことにより、圧力流体供給源とシリンダ
部との配管接続作業が不要となり流路抵抗を減少させる
ことができる。また、前記シリンダ部を駆動させるため
の電磁弁も本体部に一体的に組み込まれるため、占有面
積を減少させて小型化することができる。
【0013】さらに、シリンダ部を本体部に一体的に組
み込み、シリンダ部に圧力流体を供給する通路の流路抵
抗を減少させることにより応答速度を向上させることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るシリンダ付真空発生
用ユニットについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図
面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0015】図1において、参照数字10は、本発明の
実施の形態に係るシリンダ付真空発生用ユニットを示
す。
【0016】このシリンダ付真空発生用ユニット10
は、第1ブロック体12および第2ブロック体14から
なる本体部16と、前記本体部16の上面部および前記
上面部に直交する一側面部に配設された複数の電磁弁か
らなる電磁弁部18と、前記本体部16の下部側に一体
的に連結されたシリンダ部20と、前記本体部16の内
部に配設され、ノズル22およびディフューザ24を有
するエゼクタ部26と(図2参照)、前記第1ブロック
体12の凹部に装着されワークの吸着状態を確認する検
出部28とから構成される。
【0017】本体部16の上面部には、図2に示される
ように、チューブ(図示せず)を介して圧縮空気供給源
(圧力流体供給源)30に接続されるとともに、前記エ
ゼクタ部26およびシリンダ部20に圧縮空気を供給す
るための圧縮空気供給ポート(圧力流体供給ポート)3
2が形成されている。また、前記上面部に直交する一側
面部にはサイレンサ34が配設され、エゼクタ部26を
通過した圧縮空気は、実質的に排出ポートとして機能す
る通路36を介してサイレンサ34から外部に排気され
る。
【0018】前記圧縮空気供給ポート32は、下方側に
向かって所定長だけ延在する第1通路38に連通し、前
記第1通路38の途中から分岐して第2通路40および
第3通路42が形成されている。前記第2通路40の途
中には、通路内を流通する圧縮空気の流量を制御する第
1可変絞り44が配設され、該第2通路40は屈曲する
第4通路46を経由してシリンダ駆動用の3ポート弁か
らなる第1電磁弁48に接続されている。この場合、シ
リンダ駆動用の第1電磁弁48を3ポート弁で構成する
ことによりポート数を減少させ、余分な通路を設ける必
要がないために本体部16を小型化することができる。
【0019】また、第3通路42の途中には、通路内を
流通する圧縮空気の流量を制御する第2可変絞り50が
配設され、前記第3通路42は、第5通路52を経由し
てシリンダ部20の第1シリンダ室54aに連通してい
る。なお、前記第1電磁弁48には、シリンダ部20の
第2シリンダ室54bに連通する第6通路56が接続さ
れている。
【0020】さらに、第2通路40の途中から分岐して
上方に延在する第7通路58が形成され、前記第7通路
58は本体部16の上面部に搭載されたオン/オフ弁駆
動用の第2電磁弁60に接続される。前記第2電磁弁6
0の出力側には後述する室62に連通する第8通路64
が接続され、前記第8通路64を介してオン/オフ弁6
6にパイロット圧が供給されることにより該オン/オフ
弁66がオン状態となる。
【0021】本体部16の内部には前記第1通路38に
連通する室62が形成され、前記室62内には略水平方
向に所定長だけ変位自在な弁体68を有するオン/オフ
弁66が配設される。
【0022】このオン/オフ弁66は、図4A並びに図
4Bに示されるように、前記弁体68を囲繞するように
円筒状に形成され、前記室62内に固定されたリテーナ
69を有する。前記弁体68の一端側の外周面には、前
記リテーナ69の着座部71に着座して室62を閉塞す
る第1リング体73が装着され、該弁体68の他端側の
外周面には、リテーナ69の内壁面に沿って摺動する第
2リング体75が装着されている。前記第1および第2
リング体73、75は、天然ゴムまたは合成ゴム等の弾
性材料によって形成されている。
【0023】また、前記弁体68には、該弁体68の略
中央部から第1リング体73まで延在する段付環状溝7
7が形成され、さらに、リテーナ69の段部に当接する
ことにより弁体68の左方向への変位量を規制するスト
ッパ部79が形成されている。前記リテーナ69には、
段付環状溝77に連通する孔部81が形成されている。
なお、参照数字83はパッキンを示し、参照数字85
は、Oリングを示している。
【0024】前記第1通路38を介して供給される圧縮
空気の作用下に、弁体68が図4Aに示されるように右
方向に変位し、第1リング体73がリテーナ69の着座
部71に着座することにより室62が閉塞され、オン/
オフ弁66がオフ状態となる。一方、第2電磁弁60の
付勢作用下に第8通路64を介して供給されるパイロッ
ト圧によって、弁体68が図4Bに示されるように左方
向に変位し、第1リング体73が着座部71から離間す
ることによりオン/オフ弁66がオン状態となる。この
場合、第1通路38を介して供給された圧縮空気は、矢
印Aで示すように、段付環状溝77並びに第1リング体
73と着座部71との間の空間を経由してエゼクタ部2
6に導出される。
【0025】従って、オン/オフ弁66がオフ状態にあ
る場合、エゼクタ部26に対する圧縮空気の供給が停止
され、前記オン/オフ弁66がオン状態となることによ
り、第1通路38を介して圧縮空気がエゼクタ部26に
供給される。
【0026】エゼクタ部26を構成するノズル22とデ
ィフューザ24との間には、真空ポート70に連通する
第9通路72が接続され、エゼクタ部26において発生
する負圧は、前記真空ポート70に連結された管継手7
4および前記管継手74に接続されたチューブ76を介
して後述する吸着用パッド(吸着手段)78に導入され
る。
【0027】また、第1通路38は、途中から分岐する
図示しない通路を介して真空破壊用の第3電磁弁80に
接続され、前記第3電磁弁80の出力側には第9通路7
2に連通する第10通路82が形成されている。前記第
10通路82の途中には、通路を流通する圧縮空気の流
量を制御する第3可変絞り84が配設されている。
【0028】シリンダ部20は、本体部16と一体的に
連結されるシリンダボデイ86と、前記シリンダボデイ
86の内部に形成された第1および第2シリンダ室54
a、54bに収装され前記第1および第2シリンダ室5
4a、54bに沿って摺動するピストン88と、一端部
が前記ピストン88に係着され他端部が吸着用パッド7
8に連結されたピストンロッド90とを含む。
【0029】一般的に、ピストンの直径とピストンロッ
ドとの直径の比は、約2:1に設定されているのが通常
であるが、本実施の形態では、ピストン88を矢印X方
向により一層高速で変位させるためにピストン88の直
径とピストンロッド90との直径の比を約3:2に設定
している。
【0030】また、シリンダボデイ86の一端部には、
ピストンロッド90を摺動自在に支持する軸受ブロック
92が連結され、前記軸受ブロック92のねじ部94に
はリング部材96が嵌合される。この場合、図示しない
ナット部材を前記ねじ部94に螺合させることにより、
例えば、ハンドラ等の吸着搬送装置のZ軸にシリンダ付
真空発生用ユニット10を連結させることが可能であ
る。
【0031】検出部28は半導体圧力センサ98を有
し、前記半導体圧力センサ98によって吸着用パッド7
8に供給される負圧を検出することにより、ワークの吸
着状態を確認することができる。
【0032】本発明の実施の形態に係るシリンダ付真空
発生用ユニット10は、基本的には以上のように構成さ
れるものであり、次にその動作並びに作用効果について
図3に示す回路構成図に基づいて説明する。
【0033】圧縮空気供給源30から供給された圧縮空
気は、圧縮空気供給ポート32を介して第1通路38に
導入される。前記第1通路38に導入された圧縮空気
は、第1通路38から分岐する第3通路42を介して第
2可変絞り50によって所定の流量に絞られた後、シリ
ンダ部20の第1シリンダ室54a内に供給される。従
って、シリンダ部20の第1シリンダ室54aには、常
時、圧縮空気が供給されている。また、圧縮空気供給ポ
ート32から導入された圧縮空気は第1通路38に連通
するオン/オフ弁66の室62内に供給され、前記圧縮
空気の作用下に、弁体68が図4Aに示されるように右
方向に変位して、オン/オフ弁66がオフ状態になって
いる。
【0034】このような状態において、図示しないコン
トローラから出力されたオン信号によってシリンダ駆動
用の第1電磁弁48をオン状態とする。前記第1電磁弁
48がオン状態となることにより、相互に連通する第2
通路40、第4通路46および第6通路56を介して第
2シリンダ室54bに圧縮空気が供給される。
【0035】この場合、一方の第1シリンダ室54aお
よび他方の第2シリンダ室54bにそれぞれ圧縮空気が
供給されるため、第1および第2シリンダ室54a、5
4bの圧力はそれぞれ略同圧に保持された状態にある。
このため、ピストン88は、第1シリンダ室54a側の
受圧面積と第2シリンダ室54b側の受圧面積との差に
よって移動する。
【0036】本実施の形態では、ピストン88の直径と
ピストンロッド90の直径の比が約3:2に設定され、
第2シリンダ室54b側の受圧面積に対して第1シリン
ダ室54a側の受圧面積を大きく設定することにより、
前記ピストン88が高速で矢印X方向に変位する。この
結果、前記ピストン88に係着されたピストンロッド9
0が吸着用パッド78と一体的に矢印X方向に高速で変
位する。
【0037】一方、図示しないコントローラは、オン/
オフ弁駆動用の第2電磁弁60にオン信号を入力し、前
記第2電磁弁60をオン状態とする。前記第2電磁弁6
0がオン状態となることにより、相互に連通する第7通
路58および第8通路64を介してパイロット圧が室6
2内に供給され、図4Bに示されるようにオン/オフ弁
66がオン状態となる。これにより、第1通路38から
導入された圧縮空気はオン/オフ弁66を通過してエゼ
クタ部26に供給される。
【0038】エゼクタ部26では、ノズル22のノズル
孔からディフューザ24に向かって圧縮空気が噴出する
ことにより負圧が発生し、この負圧は、第9通路72お
よび真空ポート70に接続されたチューブ76を介して
吸着用パッド78に供給される。
【0039】従って、シリンダ部20のピストンロッド
90と一体的に吸着用パッド78がワークに接触し、負
圧作用下に吸着用パッド78がワークを吸着すると発生
する負圧がさらに上昇し、その負圧が半導体圧力センサ
98によって検出される。前記半導体圧力センサ98に
よって検出された吸着確認信号は、図示しないコントロ
ーラに送られ、前記コントローラは、吸着確認信号を受
け取ることにより、吸着用パッド78によってワークが
確実に吸着されたことを確認する。
【0040】次に、吸着用パッド78によってワークが
吸着保持された状態において、図示しないコントローラ
から第1電磁弁48にオフ信号を導出し、前記第1電磁
弁48をオフ状態にする。この結果、第1電磁弁48が
オフ状態となることにより、シリンダ部20の第2シリ
ンダ室54bは、大気に連通した開放状態となり、シリ
ンダ部20の第1シリンダ室54aに供給される圧縮空
気の作用下に、ピストン88が矢印Y方向に変位する。
そして、ピストン88に係着されたピストンロッド90
と一体的にワークを吸着保持する吸着用パッド78が、
矢印Y方向に変位する。
【0041】このようにしてワークが所定距離だけ移動
した後、前記吸着用パッド78の負圧を解除してワーク
を所定位置に離脱させる場合について説明する。
【0042】図示しないコントローラは、オン/オフ弁
駆動用の第2電磁弁60にオフ信号を導出する。この結
果、第2電磁弁60がオフ状態となることによりオン/
オフ弁66がオフ状態となり、エゼクタ部26に対する
圧縮空気の供給が停止し、真空ポート70から吸着用パ
ッド78に対する負圧の供給が停止する。
【0043】一方、図示しないコントローラは、真空破
壊用の第3電磁弁80にオン信号を導出し、前記第3電
磁弁80をオン状態にする。この結果、圧縮空気供給ポ
ート32から供給された圧縮空気は、相互に連通する第
7通路58、第10通路82および真空ポート70を経
由して吸着用パッド78に圧縮空気が供給され、該吸着
用パッド78のワークに対する吸着状態が解除される。
【0044】ワークが吸着用パッド78から離脱するこ
とにより負圧状態から大気圧状態となり、前記大気圧を
半導体圧力センサ98によって検出し、半導体圧力セン
サ98は、図示しないコントローラにワーク離脱信号を
送る。コントローラは、前記ワーク離脱信号を受け取る
ことにより、吸着用パッド78からワークが離脱したこ
とを確認する。このようにして、吸着用パッド78から
ワークを確実に離脱させることができる。
【0045】本実施の形態では、本体部16内にシリン
ダ部20を一体的に組み込むことにより、圧縮空気供給
源30とシリンダ部20との配管接続作業を不要にする
とともに、占有面積を減少させて小型化することができ
る。
【0046】また、本実施の形態では、本体部16内に
シリンダ部20が一体的に組み込まれるため、チューブ
等の配管通路による流路抵抗が減少し、シリンダ部20
を駆動させる際の応答速度を向上させることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0048】すなわち、本体部にシリンダ部を一体的に
組み込むことにより、圧力流体供給源とシリンダ部との
配管接続作業が不要となり流路抵抗を減少させることが
できる。
【0049】また、前記シリンダ部を駆動させるための
電磁弁が本体部に一体的に組み込まれるため、占有面積
を減少させて小型化することができる。
【0050】さらに、シリンダ部を本体部に一体的に組
み込み、シリンダ部に圧力流体を供給する通路の流路抵
抗を減少させることにより応答速度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシリンダ付真空発生
用ユニットの斜視図である。
【図2】図1に示すシリンダ付真空発生用ユニットの縦
断面図である。
【図3】図1に示すシリンダ付真空発生用ユニットの回
路構成図である。
【図4】図4Aは、オン/オフ弁のオフ状態を示す拡大
断面図であり、図4Bは、オン/オフ弁のオン状態を示
す拡大断面図である。
【符号の説明】
10…シリンダ付真空発生用ユニット 12、14…
ブロック体 16…本体部 18…電磁弁
部 20…シリンダ部 26…エゼク
タ部 28…検出部 30…圧縮空
気供給源 32…圧縮空気供給ポート 34…サイレ
ンサ 36、38、40、42、46、52、56、58、6
4、72、82…通路 44、50、84…可変絞り 48、60、
80…電磁弁 54a、54b…シリンダ室 66…オン/
オフ弁 70…真空ポート 78…吸着用
パッド 86…シリンダボデイ 88…ピスト
ン 90…ピストンロッド 92…軸受ブ
ロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力流体供給源に接続される圧力流体供給
    ポート、吸着手段に接続される真空ポートおよび前記圧
    力流体供給ポートから供給された圧力流体を外部に排出
    する排出ポートが設けられた本体部と、 前記圧力流体供給ポートから供給された圧力流体の作用
    下に負圧を発生させるエゼクタ部と、 前記本体部と一体的に連結されたシリンダ部と、 を備え、前記シリンダ部は、ピストンロッドの一端部に
    吸着手段が連結されるとともに、前記本体部に連結され
    た電磁弁の切換作用下に、前記圧力流体供給ポートから
    供給された圧力流体が該本体部に形成された通路を介し
    て第1シリンダ室または第2シリンダ室に供給されるこ
    とを特徴とするシリンダ付真空発生用ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシリンダ付真空発生用ユニ
    ットにおいて、電磁弁は、3ポート電磁弁からなること
    を特徴とするシリンダ付真空発生用ユニット。
JP12113298A 1998-04-30 1998-04-30 シリンダ付真空発生用ユニット Pending JPH11309686A (ja)

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JP2002079483A (ja) * 2000-09-06 2002-03-19 Koganei Corp 吸着搬送装置
JP2004324500A (ja) * 2003-04-24 2004-11-18 Myotoku Ltd 真空発生機構装置
WO2023248563A1 (ja) * 2022-06-23 2023-12-28 日東工器株式会社 ロボット用吸着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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