JPH11309541A - 内外周に歯形を有する有底筒状部品の製造方法及びその装置 - Google Patents

内外周に歯形を有する有底筒状部品の製造方法及びその装置

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JPH11309541A
JPH11309541A JP11827898A JP11827898A JPH11309541A JP H11309541 A JPH11309541 A JP H11309541A JP 11827898 A JP11827898 A JP 11827898A JP 11827898 A JP11827898 A JP 11827898A JP H11309541 A JPH11309541 A JP H11309541A
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Masatoshi Hagita
雅俊 萩田
Hideaki Sunada
英明 砂田
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Aisin Sinwa Co Ltd
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Sinwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内外スプライン部品の内外両面のスプライン
加工を一度の鍛造加工により精度よく行うことができ
る,内外スプライン部品の製造方法及びその製造装置を
提供すること。 【解決手段】 筒状部90の内面及び外面にそれぞれ内
スプライン81及び外スプライン82を設けた内外スプ
ライン部品9の製造方法。円筒状の粗筒部70を有する
粗形材7を準備する。粗筒部70の内径寸法よりも大径
の山部21と小径の谷部22とよりなる内成形部20を
有する内型2と,粗筒部70の外径寸法よりも小径の山
部31及び谷部32よりなる外成形部30を有する外型
3とを用いる。内型2と外型3の間に粗形材7の粗筒部
70を押圧挿入して形成するに当たり,内成形部20に
よる成形を外成形部30による成形よりも先に開始させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,筒部を有すると共に該筒部の内
面及び外面にそれぞれ歯形形状(スプライン)を設けた
内外周に歯形を有する有底筒状部品の製造を,1回の鍛
造加工によって精度よく行うことができる製造方法及び
製造装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えば,自動車用自動変速機の構成部品で
あるクラッチドラム等としては,後述する図1に示すご
とく,筒部90の内面と外面の両面にそれぞれ内スプラ
イン81と外スプライン82という歯形形状を設けた金
属製の有底筒状部品(以下適宜,内外スプライン部品と
いう)9が用いられている。このような形状の内外スプ
ライン部品9は,高強度が要求されない場合にはプレス
板金成形によって製造することもできる。
【0003】しかし,高強度特性が要求される場合に
は,強度アップに伴う部分的な厚肉形状が必要となるこ
とから,上記プレス板金成形方法を適用することができ
ない。そのため,従来は,鋳造又は鍛造により作製され
た粗形材に切削加工を施して内外周に歯形形状(スプラ
イン)を設けていた。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の内
外スプライン部品の製造方法においては,次の問題があ
る。即ち,上記高強度の内外スプライン部品を従来の方
法により製造する場合には,スプラインの形成を切削加
工により行う必要がある。切削加工は加工効率が低く,
かつ材料歩留まりを大きく低下させる。そのため,従来
の切削加工を用いた方法により製造した内外スプライン
部品は,非常にコスト高なものとなってしまう。
【0005】一方,近年の精密鍛造技術の進歩により,
高強度の内外スプライン部品であっても,その内外周の
歯形形状(スプライン)の加工を鍛造加工により行うこ
とが考えられる。しかしながら,従来の鍛造加工方法に
おいて内外周の歯形形状を同時に成形しようとすると,
特に内周側においてバリ,巻き込み等の品質不良が多発
するという問題があった。
【0006】そのため,内外周の歯形はそれぞれ別々の
工程の鍛造加工によって成形する必要があり,工程増加
による製造コスト増大が生じてしまう。また,2工程に
分けた鍛造作業を行った場合には,内周面の歯形と外周
面の歯形の同軸度が悪化するおそれもあった。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,内外周に歯形を有する有底筒状部品を,
一度の鍛造加工により精度よく製造することができる製
造方法及びその製造装置を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,その内外
周に歯形形状を設けてなる筒部と該筒部の一端側におい
て内径方向に延設された底部とを有する,内外周に歯形
を有する有底筒状部品を製造する方法において,上記筒
部よりも大径厚肉の粗筒部と上記底部とを有する粗筒部
を準備し,上記粗筒部の内径寸法よりも大径の山部及び
小径の谷部よりなる歯形形状の内成形部と該内成形部の
加工方向後方に延設されていると共に上記谷部と略同径
の円柱状の導入部とを有する内型と,上記粗筒部の外径
寸法よりもいずれも小径の山部及び谷部よりなる歯形形
状の外成形部を上記内成形部よりも加工方向前方にずら
して設けた外型とを用い,上記内型と上記外型との間に
上記粗形材の上記粗筒部を押圧挿入して該粗筒部の内面
及び外面に歯形形状を形成するに当たり,上記内成形部
による成形を上記外成形部による成形よりも先に開始さ
せ,その後,上記内成形部による成形と上記外成形部に
よる成形とを同時に行うことを特徴とする内外周に歯形
を有する有底筒状部品の製造方法にある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,上
記特定の径寸法を有する内成形部及び外成形部をそれぞ
れ有する内型及び外型を用い,かつ,上記内成形部によ
る成形を上記外成形部による成形よりも先に開始させる
ことである。
【0010】成形に用いる上記内型は,その内成形部を
上記有底筒状部品の筒部の内周面に設ける歯形形状(以
下適宜,内スプラインという)に合わせた歯形形状に構
成する。そして,内成形部の山部と谷部の径寸法と上記
粗筒部の内径寸法との関係は上記特定の関係とする。実
際には,粗筒部の内径寸法が,上記内成形部の山部と谷
部との中間の径寸法となるよう予め調整する。また,上
記内型には上記導入部を設けてある。そのため,粗筒部
を成形する際には,粗筒部は上記導入部を通って上記内
成形部へと導かれる。
【0011】また,上記外型の外成形部は,上記有底筒
状部品の筒部の外周面に設ける歯形形状(以下適宜,外
スプラインという)に合わせた歯形形状に構成する。そ
して,外成形部の山部と谷部の径寸法と上記粗筒部の内
径寸法との関係は上記特定の関係とする。実際には,粗
筒部の外径寸法が,上記外成形部の山部及び谷部よりも
大きな径寸法となるよう予め調整する。また,上記内成
形部と外成形部とは,上記のごとく位置をずらして配置
してあり,その成形タイミングを調整するよう構成して
ある。
【0012】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明においては,上記寸法関係を有する内型及び外型
を用いてこれらの間に上記粗形材の粗筒部を押圧挿入す
る。このとき,上記外成形部は上記内成形部よりも加工
方向前方にずらして配置されている。そのため,内型と
外型との間に押圧挿入された粗筒部は,まず,その内周
面側から成形が開始される。このとき,粗筒部の内径
は,内成形部の山部と谷部との中間の径寸法を有してい
るため,成形時の断面減少率を小さくすることがでる。
それ故,変形抵抗は小さくすることができ,粗筒部の成
形はスムーズに開始される。
【0013】次いで,上記粗形材をさらに押圧すること
により,粗筒部が上記外成形部と接触し,外周面の成形
が開始される。ここで,上記外成形部の山部及び谷部
は,いずれも粗筒部の外径よりも小さい径寸法である。
そのため,粗筒部の外周面においては外スプラインが形
成される一方,粗筒部内部においては材料が内径方向へ
向かうメタルフローが生ずる。そのため,粗筒部は内方
に押されて内成形部に十分に充填され,内スプラインが
精度よく成形される。即ち,内外の歯形形状が同時に精
度よく成形されていく。
【0014】また,この内外の歯形形状を同時に成形し
ている状態においては,粗筒部内部の材料が未成形部の
方へ逆流するというメタルフローも生じる。従来,この
逆流が激しい場合には,バリや巻き込みという品質不良
が生じるおそれがあった。これに対し,本発明において
は,上記内型の入側に上記導入部を設けてある。そのた
め,上記材料の逆流は上記導入部に当接する範囲内に抑
制することができ,従来のような品質不良を防止するこ
とができる。
【0015】そして,所望長さのスプラインが内外に形
成された段階で上記押圧を停止することにより,一連の
鍛造作業が完了する。このように,本発明においては,
上記寸法関係を有する内型と外型を用い,かつ,成形開
始順序も上記のごとく規制する。そのため,粗筒部の成
形を非常にスムーズに,かつ,精度よく行うことがで
き,しかも,これを一度の鍛造加工により実施すること
ができる。それ故,従来コストアップの原因ともなって
いた歯形形成工程を非常に合理化することができる。
【0016】したがって,本発明によれば,内外周に歯
形を有する有底筒状部品を,一度の鍛造加工により精度
よく製造することができる製造方法を提供することがで
きる。
【0017】次に,上記優れた製造方法を実施する装置
としては,次の発明がある。即ち,請求項2に記載の発
明のように,その内外周に歯形形状を設けてなる筒部と
該筒部の一端側において内径方向に延設された底部とを
有する,内外周に歯形を有する有底筒状部品を,上記筒
部よりも大径厚肉の粗筒部と上記底部とを有する粗形材
を鍛造加工することにより製造する装置であって,上記
粗筒部の内径寸法よりも大径の山部及び小径の谷部より
なる歯形形状の内成形部と該内成形部の加工方向後方に
延設されていると共に上記谷部と略同径の円柱状の導入
部とを有する内型と,上記粗筒部の外径寸法よりもいず
れも小径の山部及び谷部よりなる歯形形状の外成形部を
上記内成形部よりも加工方向前方にずらして設けた外型
と,上記内型と上記外型との間に上記粗形材の上記粗筒
部を押圧挿入するためのパンチとを有してなることを特
徴とする内外周に歯形を有する有底筒状部品の製造装置
がある。
【0018】本製造装置を用いれば,上記パンチにより
上記粗形材を押圧して上記内型と外型の間に粗筒部を挿
入することにより,上記優れた製造方法を容易かつ確実
に実施することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】実施形態例 本発明の実施形態例にかかる内外スプライン部品の製造
方法及びその製造装置につき,図1〜図6を用いて説明
する。まず,図1に示すごとく,本例において製造する
部品は,自動車用自動変速機に用いるクラッチドラムで
あって,その内外周に歯形形状(内スプライン81,外
スプライン82)を設けてなる筒部90と該筒部90の
一端側において内径方向に延設された底部94とを有す
る,内外周に歯形を有する有底筒状部品(内外スプライ
ン部品)9である。また,上記底部94の中央部には内
方に突出した突出部95と貫通穴96とを設けてある。
【0020】この内外スプライン部品9の製造は,図2
に示すごとく,筒部90よりも大径厚肉の粗筒部70と
上記底部94とを有する粗形材7を鍛造加工することに
より行う。この粗形材7は,同図に示すごとく,粗筒部
70以外の形状は得ようとする内外スプライン部品9と
同様にしてある。また,この粗形材7は,Scr420
という材料を用い,予め鍛造加工を行って製造したもの
である。
【0021】次に,本例において用いる製造装置1につ
いて,図3〜図6を用いて説明する。本例の製造装置1
は,図3,図4,図6に示すごとく,内型2,外型3,
パンチ4等を有している。上記内型2は,図3,図4に
示すごとく,上記粗筒部7の粗筒部70の内径寸法より
も大径の山部21及び小径の谷部22よりなる歯形形状
の内成形部20と,該内成形部20の加工方向後方に延
設されていると共に上記谷部22と略同径の円柱状の内
導入部27とを有している。また,内型2の上面中部に
は凹部28を設けてあり,粗形材7を加工する際の突出
部95の逃げ部としてある。
【0022】また,同図に示すごとく,上記外型3は,
上記粗筒部70の外径寸法よりもいずれも小径の山部3
1及び谷部32よりなる歯形形状の外成形部30を上記
内成形部20よりも加工方向前方にずらして設けてあ
る。また,上記外型3は,図3,図6に示すごとく,そ
の入側には外成形部30の谷部32よりも若干の大きい
内径を有する外導入部37を設けてある。この外導入部
37の内径は,粗筒部70の外径寸法に対応させてあ
る。また,この外導入部37は,同図に示すごとく,粗
筒部70の長さよりも長く設けてある。
【0023】また,製造装置1には,図3に示すごと
く,上記内型2と上記外型3との間に上記粗形材7の上
記粗筒部70を押圧挿入するためのポンチ4を設けてあ
る。上記パンチ4は,パンチホルダー49に配設され,
昇降可能に設けてある。また,パンチ4の先端(下端)
外周部には,粗形材7上面の窪み76の形状に対応した
リング状の突起部41を設けてある。
【0024】また,図3に示すごとく,内型2及び外型
3は,ベース11上にバッキングプレート12,13を
介して固定されている。また,内型2及び外型3間に
は,ピン駆動部15に接続されたノックアウトピン14
を昇降可能に配置してある。
【0025】次に,上記製造装置1を用いて内外スプラ
イン部品9を製造するに当たっては,まず,図3に示す
ごとく,内型2と外型3との間の上方に粗筒部70が来
るように粗形材7をセットする。次いで,図5(a)に
示すごとく,パンチホルダー49と共にパンチ4を下降
させる。これにより,同図に示すごとく,粗筒部70が
内型2と外型3との間に押圧進入されて内外の歯形形状
(スプライン)が加工される。
【0026】この過程を図6により説明すると,まず,
図6(a)に示すごとく,粗筒部70の内面側が内型2
の内成形部20の先端25に当接し,その後しばらくの
間は内周面のみが成形される。また,粗筒部70は,図
4に示すごとく,その内周面71の内径が内成形部20
の山部21と谷部22との中間の径である。そのため,
粗筒部70の断面減少率を小さくすることができ,上記
成形はスムーズに開始される。
【0027】次いで,図6(b)に示すごとく,粗筒部
70の外面側が外成形部30の先端部35に当接した後
は,外面と内面の両面が成形されていく。また,粗筒部
70は,図4に示すごとく,その外面72の外径が外成
形部30の山部31及び谷部32よりも大きい径を有し
ている。そのため,粗筒部70が外成形部30内に進入
することによって,材料が内径方向(矢印G)へ流れる
メタルフローが生ずる。そのため,この段階における成
形においては,粗筒部70の外面72に外スプライン8
2が形成される一方,粗筒部70が内方に押されて内成
形部20に十分に充填され内スプライン82が精度よく
成形される。
【0028】次いで,図6(c)に示すごとく,粗形材
7の底板部分78が内型2の上面に当接した時点で成形
が完了する。また,上記図6(b)に示した成形中にお
いては,上記メタルフルローの影響により,材料が未成
形部分に逆流する現象も生ずる。この逆流現象が激しい
場合には,スムーズなスプライン加工が行えない場合も
ある。しかしながら,本例においては,内型2の入側に
上記内導入部27を設けてあるので,図6(c)に示す
ごとく,材料の逆流現象をわずかな量に抑制することが
でき,正常に成形を完了することができる。
【0029】次いで,図5(b)に示すごとく,上記ノ
ックアウトピン14を上昇させることにより,得られた
内外スプライン部品9を離型して,一連の鍛造作業が完
了する。
【0030】このように,本例においては,上記寸法関
係を有する内型2と外型3を用い,かつ,成形開始順序
も上記のごとく規制し,さらに上記内型2には内導入部
27を設けてある。そのため,粗筒部70の成形を非常
にスムーズに,かつ,精度よく行うことができ,しか
も,これを一度の鍛造加工により実施することができ
る。それ故,従来コストアップの原因ともなっていた歯
形形状の加工工程を非常に合理化することができる。
【0031】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,内外周
に歯形を有する有底筒状部品を,一度の鍛造加工により
精度よく製造することができる製造方法及びその製造装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例における,内外スプライン部品の,
(a)正面図,(b)A−A線矢視断面図,(c)B−
B線矢視断面図。
【図2】実施形態例における,粗形材の,(a)正面
図,(b)C−C線矢視断面図,(c)D−D線矢視断
面図。
【図3】実施形態例における,製造装置の構成を示す説
明図。
【図4】実施形態例における,粗形材の粗筒部と内成形
部及び外成形部との径寸法関係を示す説明図。
【図5】実施形態例における,(a)成形完了時,
(b)製品の離型時,を示す説明図。
【図6】実施形態例における,(a)成形初期,(b)
成形中期,(c)成形完了時,を示す説明図。
【符号の説明】
1...製造装置, 2...内型, 20...内成形部, 21...山部, 22...谷部, 27...内導入部, 3...外型, 30...外成形部, 31...山部, 32...谷部, 37...外導入部, 4...パンチ, 7...粗形材, 70...粗筒部, 81...内スプライン(歯形形状), 82...外スプライン(歯形形状), 9...内外スプライン部品(内外周に歯形を有する有
底筒状部品), 90...筒部,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その内外周に歯形形状を設けてなる筒部
    と該筒部の一端側において内径方向に延設された底部と
    を有する,内外周に歯形を有する有底筒状部品を製造す
    る方法において,上記筒部よりも大径厚肉の粗筒部と上
    記底部とを有する粗筒部を準備し,上記粗筒部の内径寸
    法よりも大径の山部及び小径の谷部よりなる歯形形状の
    内成形部と該内成形部の加工方向後方に延設されている
    と共に上記谷部と略同径の円柱状の導入部とを有する内
    型と,上記粗筒部の外径寸法よりもいずれも小径の山部
    及び谷部よりなる歯形形状の外成形部を上記内成形部よ
    りも加工方向前方にずらして設けた外型とを用い,上記
    内型と上記外型との間に上記粗形材の上記粗筒部を押圧
    挿入して該粗筒部の内面及び外面に歯形形状を形成する
    に当たり,上記内成形部による成形を上記外成形部によ
    る成形よりも先に開始させ,その後,上記内成形部によ
    る成形と上記外成形部による成形とを同時に行うことを
    特徴とする内外周に歯形を有する有底筒状部品の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 その内外周に歯形形状を設けてなる筒部
    と該筒部の一端側において内径方向に延設された底部と
    を有する,内外周に歯形を有する有底筒状部品を,上記
    筒部よりも大径厚肉の粗筒部と上記底部とを有する粗形
    材を鍛造加工することにより製造する装置であって,上
    記粗筒部の内径寸法よりも大径の山部及び小径の谷部よ
    りなる歯形形状の内成形部と該内成形部の加工方向後方
    に延設されていると共に上記谷部と略同径の円柱状の導
    入部とを有する内型と,上記粗筒部の外径寸法よりもい
    ずれも小径の山部及び谷部よりなる歯形形状の外成形部
    を上記内成形部よりも加工方向前方にずらして設けた外
    型と,上記内型と上記外型との間に上記粗形材の上記粗
    筒部を押圧挿入するためのパンチとを有してなることを
    特徴とする内外周に歯形を有する有底筒状部品の製造装
    置。
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