JPH11309259A - パチンコ遊技機における図柄表示制御装置 - Google Patents

パチンコ遊技機における図柄表示制御装置

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JPH11309259A
JPH11309259A JP11095193A JP9519399A JPH11309259A JP H11309259 A JPH11309259 A JP H11309259A JP 11095193 A JP11095193 A JP 11095193A JP 9519399 A JP9519399 A JP 9519399A JP H11309259 A JPH11309259 A JP H11309259A
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JP11095193A
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Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Mitsuboshi Inc
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Mitsuboshi Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤面に設けられる図柄表示装置が「大当
たり」が発生した後も遊技者が興趣を持ち続けることが
できるよう、クイズ画面或いは著作キャラクタ等を切換
表示するとともに、遊技待機中においてはその著作権者
をも表示することにより、より娯楽性が高く遊技者の興
味を惹くパチンコ遊技機における図柄表示制御装置を提
供すること。 【解決手段】 遊技待機中に遊技盤10面に設けられる
特別図柄表示装置2に著作権物と著作権者を表示し、打
球ハンドルの作動を契機に切換制御し遊技画面が表示さ
れる。遊戯中に図柄の変動がない状態が所定時間継続し
た場合、及び第1種特別電動役物による連続作動回数の
最終ラウンドの開放状態が終了し所定の条件が重なった
後にも、著作物と著作権者が表示される。そして、打球
ハンドルの回転と同時に遊技が開始され、著作権表示
は、遊技用の画面に切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、更に詳しくは、パチンコ遊技機の遊技盤面に設け
られる図柄表示装置の表示画面が、遊技状況に応じて切
換え制御される図柄表示制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種のパチンコ遊技機において
は、遊技盤の中央に設けられる図柄表示装置(特別図柄
表示装置や普通図柄表示装置)の表示画面によって遊技
者に特別の利益を発生させるものが既に知られている。
例えば、特別図柄表示装置の複数の図柄(数字や絵模様
等)が変動し、停止した時の図柄の組合せによって「大
当り」と称される場合の条件装置が働き、遊技盤面の下
方に設けられる大入賞口が連続して開放され、その間に
多数の入賞が得られ遊技者に大量の賞品球が払出される
というものである。
【0003】従って遊技者は、一度「大当たり」の状態
を得ると大量の賞品球を得ることができ、その「大当た
り」状態が何回か続くと大勝できる可能性があることか
ら、「大当たり」状態を創り出す特別図柄表示装置の停
止図柄の組み合わせには関心度が高く、その表示される
図柄、或いは図柄の停止及び変動方法によっては遊技者
の遊興心を煽るものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技者
の遊技待機中において表示される図柄が遊技者にとって
慣れ親しみのないものであると、遊技者の遊技に対する
期待感を損なうものとなってしまう。そのような場合、
いったん「大当たり」の状態を得て、大量の賞品球が遊
技者に払出される状況が得られるまで、遊技者は、なか
なか遊技に熱中すうことができない。更に、一旦「大当
たり」が発生してしまえばそれ迄の期待感はなくなって
しまう。従って、遊技者は、一旦「大当たり」状態を得
れば満足のいく遊技ができるが、遊技待機中や「大当た
り」発生後においては、その図柄の変動パターンは比較
的単純なものであることから気が削がれてしまうことが
あった。換言すれば、遊技そのものは、遊興性に欠け、
また遊技者の興味を惹くのに欠けるといった傾向にあっ
た。
【0005】本発明の解決しようとする課題は、遊技盤
面に設けられる図柄表示装置が「大当たり」が発生した
後も遊技者が興趣を持ち続けることができるよう、クイ
ズ画面或いは著作キャラクタ等を切換表示するととも
に、遊技待機中においてはその著作権者をも表示するこ
とにより、より娯楽性が高く遊技者の興味を惹くパチン
コ遊技機における図柄表示制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係るパチンコ遊技機の図柄表示制御装置は、
遊技盤面に設けられる図柄表示装置の停止図柄によって
遊技者に特別の利益が発生するパチンコ遊技機におい
て、前記図柄表示装置の表示画面上に表示される表示パ
ターンに係るキャラクタ若しくは図柄変動のストーリー
展開に関する著作者を該図柄表示装置の表示画面上に設
定表示する著作権表示制御手段と、「大当たり」図柄が
確定した後、前記図柄表示装置の表示画面上に遊技者に
対してクイズの解答を要求する表示パターンを設定表示
するクイズ画面表示制御手段とを備えることを要旨とす
るものである。
【0007】上記構成を有する図柄表示制御装置によれ
ば、遊技待機中においては、前記図柄表示装置の表示画
面上に表示される表示パターンに係るキャラクタ若しく
は図柄変動のストーリー展開に関する著作者が該図柄表
示装置の表示画面上に設定表示される。したがって、遊
技者は、期待感に駆られながら遊技に臨むことができ
る。
【0008】そして、遊技者により遊技が開始された
後、遊技盤面に設けられる図柄表示装置の変動図柄の停
止により、「大当たり」図柄が表示確定されると、その
後その図柄表示装置の表示画面上に遊技者に対してクイ
ズを出題してその解答を要求する表示パターンが設定表
示される。これにより遊技者は「大当たり」が発生した
後も一層遊興性をもって遊技を楽しむことができる。
【0009】この場合に、請求項2に記載の発明のよう
に、前記著作権表示制御手段は、パチンコ遊技機の電源
投入後、図柄表示装置における表示画面で「当たり」
「外れ」の判定対象とされる図柄の可変表示を開始させ
る変動動作起動入賞口における落入球の検出が行われる
以前の時機において著作権者を該図柄表示装置の表示画
面上に表示するか、或いは、請求項3に記載の発明のよ
うに、図柄表示装置における表示画面で「当たり」「外
れ」の判定対象とされる図柄の可変表示を開始させる変
動動作起動入賞口における落入球の検出が行われた後、
著作権者を該図柄表示装置の表示画面上に表示するとよ
い。これにより、著作者の表示時機を可変制御すること
ができ、遊技者の遊技に対するアクセントとすることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳しく説明する。図1は、本実施例の
パチンコ遊技機の遊技盤正面図を示し、図2はその遊技
盤の中央位置に備えられる特別図柄表示装置の拡大図を
示している。このパチンコ遊技機では、遊技盤10に構
成された遊技領域の中央部に設けられる特別図柄表示装
置2における上方部分には各々個別に変動可能な左図柄
2a、右図柄2b、中図柄2cが設けられると共に、下
方部分は各種キャラクタ図柄等が表示される図柄表示領
域が設けられる。
【0011】そして、この特別図柄表示装置2の直下位
置には、普通電動役物である可変翼タイプの第1種始動
口4が設けられ、更にその下方位置には、通常は閉じて
いる大入賞口6と、該大入賞口6が開口された時に入賞
可能となる特定領域入賞口7とからなる特別電動役物を
備える。
【0012】また、前記大入賞口6の左右には、普通入
賞口である左落し入賞口8、右落し入賞口9が設けられ
ると共に、その上部には左袖入賞口11、右袖入賞口1
2が各々備えられる。これらの入賞口に遊技球が入賞す
ると、第1種始動入賞口4及び左右落し入賞口8,9、
左袖入賞口11においては6個、大入賞口6は15個、
右袖入賞口12においては8個の賞品球が各々払出され
る。
【0013】また、前記特別図柄表示装置2の周囲を囲
むように装飾枠体14の上部に形成された半円弧形状の
装飾枠部には、7セグデジタル表示の普通図柄表示装置
34が備えられる他、遊技球が入球可能な通過口15,
16,17が各々備えられ、これらの通過口15,1
6,17に入った遊技球は装飾枠体14の左右側部の下
隅部分に設けられる左ゲート出口20、或いは右ゲート
出口21より装飾枠体14の下側枠縁上に誘導され、或
いは枠体の左右側枠部に設けられる通過口左前出口24
或いは、通過口右前出口25より、又はその奥側に設け
られる通過口左奥出口26或いは通過口右奥出口27よ
り装飾枠体14の下側枠縁上に誘導される。
【0014】そして、この装飾枠体14の内側下枠縁部
はすり鉢形状に構成され、その中央には奥側が固定され
手前側が上下に変動可能な誘導部材30が設けられ、こ
の誘導部材30の手前側は、通常は装飾枠体14よりも
低い位置にあり、一定時間経過毎に装飾枠体14の高さ
までせり上がるように上下動作が繰り返されるため、前
記各出口から排出された遊技球は、誘導部材30が装飾
枠体14よりも低い位置にある間、誘導部材30と装飾
枠体14との段差によって誘導部材30上に貯留され、
誘導部材30の上昇動作に伴って押し出されて遊技盤1
0面を再び落下されることになる。
【0015】更に遊技盤10面には、前記特別図柄表示
装置2の左右両側に、左右ゲート32,33が設けら
れ、この左右ゲート32,33は前記特別図柄表示装置
2の装飾枠体14の左右両側枠部下端に設けられる左右
ゲート出口20,21と遊技盤10の裏面で接続されて
おり、左ゲート32に入った遊技球は装飾枠体14の左
ゲート出口20から装飾枠体14の下側枠縁上に誘導さ
れ、右ゲート33に入った遊技球は、右ゲート出口21
から同じく装飾枠体14の下側枠縁上に誘導される。な
お、この左右ゲート32,33は遊技球の入賞口として
設け、遊技球が通過した際に賞球(例えば6個)が払い
出されるようにしてもよい。
【0016】そして、この左右ゲート32,33には、
遊技球の検知スイッチ(図示せず)が設けられ、これら
の左右ゲート32,33への遊技球の通過に伴って普通
図柄表示装置34が変動を開始する。普通図柄表示装置
34の7セグデジタルで表示される図柄(数字、アルフ
ァベット、記号等)は、左右ゲート32,33への遊技
球の通過球数分の変動を繰り返す。なお、前記左右ゲー
ト32,33を通過した遊技球数はカウントされ、普通
図柄表示装置34の側部に備えられた図示しない普通図
柄用記憶表示LEDにおいて最大4個まで記憶され、記
憶個数はランプの点灯によって表示される。
【0017】この遊技盤10面には、前記各装置及び入
賞口等の他に、遊技者によって弾発発射された遊技球の
落下方向を無作為に変更させたり、その流下速度を変化
させる風車36,36及びランプ風車37,37等が設
けられている。これにより、弾発発射された遊技球は遊
技盤10の遊技域内で転動しつつ下方へ落下して行き、
上記した各装置及び入賞口に入賞するか、何処にも入賞
しなければ遊技域最下部に開口された排出口39より遊
技盤10の裏側へ排出される。
【0018】図3は、遊技盤10の裏面における入賞球
の流出経路を示した図である。図示されるように、第1
種始動入賞口4、左落し入賞口8、左袖入賞口11に入
賞した入賞球は、傾斜板状の入賞球集合路(入賞球集合
板)40上に落下し、その傾斜下端位置に設けられる同
じ傾斜板状の入賞球誘導路(入賞球誘導板)42を介し
て入賞球排出機構部へと誘導される。また、大入賞口
6、特定領域入賞口7、右落し入賞口9、右袖入賞口1
2に入賞した入賞球は、直接入賞球誘導路42上に落下
し、入賞球排出機構部へ誘導されるように構成されてい
る。
【0019】前記第1種始動入賞口4における入賞球の
流出経路には、その入賞を検知する第1種始動口用検出
スイッチ44が設けられる。また、前記大入賞口6にお
ける入賞球の流出経路には、その入賞球数をカウントす
るカウント用スイッチ46が設けられ、前記特定領域入
賞口7における入賞球の流出経路には、その入賞を検知
する特定領域入賞検出用スイッチ48が設けられてい
る。更に前記左右ゲート32,33における遊技球の通
過経路には、その入球を検知する左ゲート用スイッチ5
0及び右ゲート用スイッチ51が設けられる。
【0020】そして、前記第1種始動口用検出スイッチ
44の検出信号により、前記第1種始動入賞口4への入
賞が検知されると、既述したように特別図柄表示装置2
の角図柄2a、2b、2cが駆動を開始する。また、前
記カウント用スイッチ46の検出信号により前記大入賞
口6の1回毎の開口状態で10個の入賞球が検知される
と、制限時間内であっても大入賞口6は閉じられる。更
に、大入賞口6の開口中に前記特定領域入賞検出用スイ
ッチ48の検出信号により特定領域入賞口7への入賞が
検知されると、これらの作動が繰り返されることにな
る。
【0021】また、左右ゲート用スイッチ50,51か
ら検出信号があれば、前述したように普通図柄表示装置
34が駆動される。更に遊技盤10裏面には、第1種始
動入賞口4を開閉動作させる普通電動役物開放用ソレイ
ノイド54や、大入賞口6を開閉動作させる大入賞口開
放用ソレノイド55、特定領域入賞口7を開閉動作させ
る特定領域開放用ソレノイド56が設けられる。更に、
装飾枠体14の内側下部に設けられた誘導部材30を上
下動作するための誘導部材駆動用モータ57も設けられ
る。
【0022】一方、前記右袖入賞口12における入賞球
の流出経路には入賞検出用スイッチ60が設けられ、こ
の検出スイッチ60の検知信号に基づいて賞球払出機構
から8個の賞球が払出される。また、前記第1種始動入
賞口4或いは、前述の第1種始動口用検出スイッチ44
の検出信号によっても賞球払出機構部から6個の賞球が
払出されるようになっている。更に、前記大入賞口6に
設けられるカウント用スイッチ46、或いは特定領域入
賞口7に設けられる特定領域入賞検出用スイッチ48か
ら検出信号があれば、図示しない賞球払出機構部から1
5個の賞球が払出される。
【0023】なお、前記左落し入賞口8及び左袖入賞口
11における入賞球の流出流路には入賞検出用スイッチ
60は設けられていないが、入賞球払出機構部に設けら
れる入賞球検出スイッチにより入賞球の合計個数がカウ
ントされるので、その個数差分だけ6個ずつの賞球が払
出されるようになっている。即ち、入賞球払出機構部の
セーフ球排出樋62を流下する入賞球は、セーフ球排出
樋62の途中に設置されたセーフ球検出スイッチ63に
よってその通過が検知され、この検知を受けてセーフ球
排出ソレノイド64が作動することによりセーフ球排出
樋62内に貯留されている賞球が1個ずつ通過するが、
その時にカウント用スイッチ46,特定領域入賞検出用
スイッチ48、入賞用検出スイッチ60からの入賞信号
がなければ、6個の賞球が払出される。
【0024】図4は、遊技盤10面における遊技球の入
賞等に伴う制御フローチャートを示したものである。遊
技者によって遊技球が発射され(S10)、遊技盤10
面上に備えられた第1種始動入賞口4、左右落し入賞口
8,9、左右袖入賞口11,12の何れかの入賞口に入
賞すると(S12「YES」)、各入賞口毎に設定され
た所定個数の賞球が払出され(S14)、一連の動作は
終了する(S15)。但し、発射された遊技球が前記各
入賞口へは入賞せずに、ゲート32,33の何れかに入
ると(S12「NO」、S16「YES」)、普通図柄
表示装置34が変動を開始する(S18)。ここでゲー
ト32,33に入った遊技球は、特別図柄表示装置2の
装飾枠体14の側枠縁下端に設けられる左右ゲート出口
20,21の何れかから装飾枠体14の下枠縁の誘導部
材30上に集められる。
【0025】なお、前記普通図柄表示装置34は特別図
柄表示装置2が変動する契機となる「当たり」図柄が表
示される抽選確率を有する。抽選確率は、普通図柄表示
装置34及び、特別図柄表示装置2においても設定さ
れ、普通図柄表示装置34においては「当たり」と称さ
れる図柄「1,3,5,7,9」の何れかが表示される
確率を指し、特別図柄表示装置2においては、左図柄2
a、右図柄2b、中図柄2cが表示する図柄の組み合わ
せが、いわゆる「大当たり」と称される所定の組み合わ
せを表示する確率を指す。
【0026】そして、普通図柄表装置34の有する抽選
確率は5/10である。これに対して、特別図柄表示装
置2は最低確率(低確率)と最高確率(高確率)を有
し、低確率においては1/337、高確率においては5
/337の確率が設定される。但し、特別図柄表示装置
2における抽選確率は、所定の遊技状況の発生を契機に
変動するように設定される。この前記普通図柄表示装置
34における「当たり」図柄を表1(a)に示す。ま
た、特別図柄表示装置2における「大当たり」図柄の組
合わせは二通りあり、そのうち、通常図柄の組合わせを
表1(b)に示し、特別図柄の組合わせを(c)に示
す。
【0027】
【表1】
【0028】また、前記ゲート32,33に遊技球が通
過せず(S16「NO」)に、装飾枠体14の通過口1
5,16,17の何れかへ入球する(S20「YE
S」)と、この遊技球は装飾枠体14の内部を通過して
通過口左右奥出口26,27、通過口左右前出口24,
25の何れかから排出され、誘導部材30上に集合する
が、この誘導部材30は誘導装置駆動用モータ57の作
動によって1分間に約15.3回上下方向に動作する。
この動作により、集合した遊技球は再度遊技盤10面上
に落下されることになる(S22)。
【0029】そして、前記通過口15,16,17に入
球しなかった(S20「NO」)遊技球及び誘導部材3
0によって再度遊技盤10面上に排出された遊技球が、
左右落し入賞口8,9等の入賞口に入賞する(S24
「YES」)と所定数の賞球が払出され、遊技盤10面
上における遊技球の流れは終了する(S26、S2
8)。ここで、もし遊技球が入賞口に入賞しなければ
(S24「NO」)、そのまま終了する。
【0030】前記普通図柄表示装置34は、変動を開始
してから約6.0秒以上経過すると自動的に停止して図
柄を表示する(S30)。普通図柄表示装置34の変動
記憶個数は最大4個であり、記憶個数がある限り図柄の
変動と停止を繰り返す。この時、表示した図柄が表1
(a)に示すように「当たり」図柄(「1,3,5,
7,9」の何れか)であった場合(S32「YES」)
は、第1種始動入賞口4が低確率時であれば約0.3秒
間の開放を1回、高確率時であれば約1.7秒間の開放
を3回行う(S34)。なお、この開放した第1種始動
入賞口4に遊技球が1個入賞すると、開放動作時間内で
あってもその動作は終了する。
【0031】また、前記普通図柄表示装置34が「当た
り」図柄を表示しなかった場合(S32「NO」)若し
くは開放した第1種始動入賞口4に遊技球が入賞しなか
った(S36「NO」)場合は、前記動作は行わない。
そしてこの場合にも遊技球は、前記誘導部材30上に集
合し、誘導装置駆動用モータ57の駆動によって再度遊
技盤10へ落下された後に入賞口等へ入賞すれば(S2
4「YES」)、所定数の賞球が払出されることになる
(S26)。
【0032】前記第1種始動入賞口4へ遊技球が入賞す
る(S36「YES」)と、特別図柄表示装置2の左図
柄2a、右図柄2b、中図柄2cが順番に変動を開始
し、変動開始後約5.8秒以上経過すると左図柄2a、
右図柄2b、中図柄2cの順に変動を停止する(S3
8)。なお、この変動記憶数は最大4個が設定され、こ
の個数分の変動と停止を繰返し行う。
【0033】但し、前記左図柄2aが変動を開始する際
の特別図柄表示装置2の抽選確率が低確率で且つ4個の
変動記憶数を有している場合、若しくは抽選確率が高確
率の場合は、各図柄の変動開始から停止までの変動時間
は短縮され、約5.0秒以上経過すると前記と同じ順番
で変動は停止するように設定される。
【0034】そして、停止した図柄の組合わせが表1
(b)に示した通常図柄、及び(c)に示した特定図柄
の組合わせの何れかであれば(S40「YES」)「大
当たり」が発生し、条件装置が作動する(S42)。こ
の条件装置の作動に伴って第1種特別電動役物が作動
し、大入賞口6が20.0秒間開放されると共に特定領
域入賞口7が開放される。但し、この大入賞口6の開放
中及び第1種特別電動役物の作動終了から2.0秒以内
に1個の遊技球が特定領域入賞口7を通過すると開放動
作は終了し、その後、役物連続作動装置が作動し再び第
1種特別電動役物が作動して再度大入賞口6が開放され
る。
【0035】なお、この「大当たり」が表1(b)に示
した通常図柄によるものであった場合は、第1種特別電
動役物の連続作動回数は最大16回に設定され、連続作
動回数1回目(ラウンド目)から15回目(ラウンド
目)までに遊技球が大入賞口6内に設けられた特定領域
入賞口7を通過しなかった場合、若しくは第1種特別電
動役物が連続して16回作動すると条件装置の作動は終
了し、一連の動作は終了する(S28)。
【0036】また、表1(c)に示した特定図柄によっ
て「大当たり」が発生した場合は、大入賞口6が開放し
てから約20秒経過するか、若しくは、遊技球が10個
入賞することによって開放動作を終了する。そして、条
件装置の作動が終了してから次の作動開始に至るまでの
間、特別図柄表示装置2に係る抽選確率は高確率へと移
行する。この高確率中に再度前記各図柄2a、2b、2
cが特定図柄の何れかの組み合わせを表示すると、大入
賞口6の開放動作終了後、抽選確率は新たに高確率へと
移行する。
【0037】特定図柄によって「大当たり」が発生した
場合は、第1種特別電動役物の連続作動回数は最大14
回に設定される。そして、連続作動回数が1ラウンド目
から13ラウンド目までの間に、遊技球が特定領域入賞
口7を通過しなかった場合、若しくは、第1種特別電動
役物が連続して14回作動した場合は、その作動を終了
する。更に「大当たり」が特定図柄によって4回連続し
て発生した場合は、次回の「大当たり」の発生は、表1
(b)に示した通常図柄の何れかによって発生するよう
に設定される。
【0038】なお、左図柄2a、右図柄2b、中図柄2
cが変動しつつも「大当たり」となる図柄を表示しなか
った場合(S40「NO」)は、条件装置を作動するこ
となく一連の動作は終了する(S28)。
【0039】図5は、このパチンコ遊技機の電源を投入
した時に特別図柄表示装置2の表示画面上に表示される
著作権表示画面を示している。(a)はその全体図を示
し、(b)及び(c)、(d)は背景に表示される図柄
を示している。図示するように、著作権表示は特別図柄
表示装置2の内側に構成された表示領域200の全面に
表示され、その中央部には、(b)及び(c)に示した
背景図柄201,202によって著作物のタイトル名が
表示され、更に特別図柄表示装置2の画面下には、
(d)に示した背景図柄204によってその著作物の著
作権者名等が表示され、これら背景図柄の前面にその著
作物のキャラクタ図柄等が表示される。
【0040】前記著作権表示制御が作動すると、前記
(b)及び(c)に示した背景図柄201,202は共
に表示領域200の上部から出現し、画面中央まで降下
して停止する。そして、次の変動が開始されるまでの
間、各々(1)及び(2)に表示した図柄を繰り返し表
示する。また(d)に示した背景図柄204は、著作権
表示制御の作動と共に定位置にて表示され、変動しな
い。
【0041】図6は、前記図5にて表示される著作物の
キャラクタ図柄の変動動作を示している。前記著作権表
示制御が作動すると、表示領域200の右側方向からキ
ャラクタ図柄が出現し、(a)〜(f)の変動を繰り返
しながら表示領域200の左側方向へ一旦消失する。そ
の後、再び表示領域200の左側方向から出現し、
(g)〜(l)の変動を繰り返しながら、今度は表示領
域200の右側方向へと消失していく。これらの変動は
著作権表示制御の作動中は継続して行われる。
【0042】図7は、特別図柄表示装置2に表示される
表示図柄の表示方法を示したものである。表示図柄は、
大別して、キャラクタ図柄等が表示されたキャラクタ図
柄と、セリフ等の文字が表示された「吹き出し」図柄、
背景図柄に分けられる。これらの図柄の各々は、縦方向
にX軸、横方向にY軸をとったテーブルによって制御さ
れ、このテーブルを重ね合わせることによって1つの表
示画面を構成し、表示するように設定される。
【0043】そして前記テーブルの各々は、各々の図柄
データを蓄えるレジスタを有し、そのレジスタに対応し
たbitがたつ毎に信号の入出力が行われ、設定に応じ
て呼び出される。これらの動作は特別図柄表示装置2を
制御する特別図柄表示制御装置(図示せず)にて行わ
れ、更に図示しない水平同期信号、垂直同期信号、色彩
信号(RGB)を調整制御し画面走査を行うことによっ
て1つの図柄を表示する。
【0044】図8は、特別図柄表示装置2の詳細図であ
る。特別図柄表示装置2は、その内部に各々変動する左
図柄2a、右図柄2b、中図柄2c及び、キャラクタ図
柄等が表示される表示領域200が設けられ、前記左図
柄2a、右図柄2b、中図柄2cはこの表示領域200
の上方部分に位置して設けられる。これらの下部分に
は、図柄表示領域210が設けられ、各種のキャラクタ
図柄212a、212b等が表示されると共に、その背
後には背景図柄214が表示される。
【0045】前記各図柄2a、2b、2cの変動は、普
通図柄表示装置34が「当たり」図柄を表示し、これに
伴って開口した第1種始動入賞口4に遊技球が入賞する
ことによって開始される。各図柄2a、2b、2cに用
いられる図柄の種類は「1」〜「9」までの数字と3種
類のキャラクタ図柄の合計12種類の図柄が設定され、
各々図柄2a、2b、2cにおいて表示される。
【0046】また、図柄表示領域210に表示されるキ
ャラクタ図柄212a、212bについては82種類が
設定され、更に背景図柄214においては、24種類が
設定される。この背景図柄214にはセリフ等が表示さ
れた背景、いわゆる「吹き出し」(背景図柄214a
等)が表示され、その種類は50種類が設定される。こ
れらの背景図柄は複数の背景図柄や「吹き出し」等が重
ね合わされて1つの背景図柄が構成される。そして、遊
技状況に応じて異なった背景図柄や前記キャラクタ図柄
等が重ねて表示されるように設定される。
【0047】図9は「リーチ」が発生した場合の中図柄
2cにおける変動を示し、図10はその拡大図を示して
いる。特別図柄表示装置2に表示される左右図柄2a、
2bが同一図柄で停止・確定すると「リーチ」状態が発
生する。この発生に伴って、背景図柄214は「リー
チ」発生時の図柄に変動される。そして、「リーチ」状
態が開始されてから8.958秒が経過すると、中図柄
2cは拡大表示され、図10に示す矢印方向に向かって
図柄表示領域210を移動する。
【0048】この間にも中図柄2cでは上方向から継続
して図柄が降下してくるが、中図柄2cが拡大表示され
てから7.865秒間に降下してきた中図柄2cは順次
図10に示す矢印方向へと移動し、「リーチ」状態が継
続されることになる。
【0049】そして、前記中図柄2cが移動を開始して
から7.865秒が経過すると、中図柄2cは変動を停
止し、左図柄2a、右図柄2b、中図柄2cの全図柄が
確定する。この時、各図柄2a、2b、2cに表示され
た図柄が表1に示した図柄の組み合わせであれば「大当
たり」が発生することになる。なお、このように中図柄
2cが図柄表示領域214の左方向へ移動する変動を行
う際に、図柄表示領域210に表示されるキャラクタ図
柄は5種類が設定される。
【0050】図11は、第1種特別電動役物の連続作動
回数が6ラウンド目に表示される表示画面を示してい
る。前述したように、特別図柄表示装置2の表示画面に
おいて「大当たり」図柄が確定すると、第1種特別電動
役物である大入賞口6が所定のインターバルで開放動作
を繰り返し、この動作によって大入賞口6が開放状態に
ある間は多量な遊技球が大入賞口6に落下し、遊技者は
多量の賞品球を獲得することができるが、その間、前記
連続作動回数の6ラウンド目には、クイズ画面表示制御
によってクイズが出題される。図示するようにクイズ画
面表示は、表示領域200の右側上部に設けられたラウ
ンド表示部300に大入賞口6の開放回数(ラウンド
数)が表示され、その下に設けられた大当たり図柄表示
部302には「大当たり」が発生した図柄が表示され
る。そして、これらの各表示部300,302の左側に
は、クイズの問題等が表示される背景図柄304とキャ
ラクタ図柄306が表示される図柄表示領域308が設
けられる。
【0051】前記図柄表示領域308の背景図柄304
には、図柄や「吹き出し」と共にクイズの問題が表示さ
れ、6ラウンド目が終了するまで継続して表示される。
なお、このパチンコ遊技機では、クイズの問題が4種類
用意されているが、6ラウンド目に出題されるクイズの
問題はそのうちの1種類が設定表示されるように構成さ
れている。そして、連続作動回数の7ラウンド目には、
前記図11にて出題したクイズの問題に対応する図柄が
表示される。そして、その後解答が表示され、7ラウン
ド目が終了するまで繰り返し表示される。
【0052】本実施例の図柄表示制御装置によれば、こ
の連続作動回数の6ラウンド目と12ラウンド目にはク
イズ画面表示制御によってクイズが出題され、7ラウン
ド目と13ラウンド目には、前ラウンドで出題された問
題に対応する図柄と解答が表示されるが、この出題され
るクイズは6ラウンド目と12ラウンド目では異なった
問題が出題され、更に12ラウンド目においては3種類
の問題が設定される。
【0053】図12は、特別図柄表示装置2における表
示図柄の変動サイクルを実施する制御ブロック図を示し
たものである。前記著作権表示制御及びクイズ画面表示
制御、解答画面表示制御における表示図柄変更の制御指
示は、遊技盤10の裏面に設けられた各種のスイッチや
装置等から送受信された出力データをもとに制御回路1
00で処理制御され、特別図柄表示装置2の各図柄2
a、2b、2cの変動開始や表示する図柄を選択・表示
したり、制御指示を行う。なお、制御回路100及びス
イッチ類には、図示しない装置や回路等が数多く接続さ
れているが、ここでは図示せず、また説明も割愛する。
【0054】前記著作権表示制御によって表示される図
柄は、電源スイッチ102の電源投入によって制御回路
100が作動を開始し、対応する図柄を特別図柄表示装
置2に表示する。ここで表示される図柄は、電源投入後
から遊技者が遊技を開始するまでの遊技待機中に継続し
て表示されているが、遊技者が打球ハンドルを回転させ
ると、その回転は打球ハンドルスイッチ104に検知さ
れ、出力信号が制御回路100に送信される。これによ
り制御回路100から特別図柄表示装置2に制御指示が
行われ、遊技開始に伴う所定の図柄が表示される。
【0055】また、遊技球が遊技盤10の各入賞口やゲ
ート等に入賞すると、セーフ球検出スイッチ63によっ
てその入賞が検出され、賞球の払出しや普通図柄表示装
置34の変動が制御指示される。更に第1種始動入賞口
4への入球が第1種始動口用検出スイッチ44に検出さ
れると、所定の遊技状況に伴う動作が制御指示されるこ
とになる。これらのスイッチの検知に伴う出力データ
は、制御回路100にて制御処理され、特別図柄表示装
置2の各図柄2a、2b、2cの変動及び表示されるキ
ャラクタ図柄等が指示される。
【0056】更に、遊技状況において「大当たり」が発
生し、第1種特別電動役物の連続作動回数が6ラウンド
目と12ラウンド目に設定されるクイズ画面表示制御
と、7ラウンド目と13ラウンド目に設定される解答画
面表示制御の各々によって表示される図柄は、カウント
用スイッチ46によって検知される検出信号と、特定領
域入賞検出用スイッチ48によって検知される1ラウン
ド終了に伴う検出信号とによって制御指示される。これ
らの検出信号は、制御回路100にて処理制御され、対
応するクイズ画面及び、その解答画面を特別図柄表示装
置2に表示するように設定される。
【0057】図13は、特別図柄表示装置2における表
示図柄の変動をサイクルにて示した制御フローチャート
である。遊技機本体に電源を投入してから(S50)遊
技者が遊技を開始するまでの間は、特別図柄表示装置2
には著作権表示制御による遊技待機中の画面として著作
権表示が表示される。この著作権表示は、遊技に使用す
るキャラクタ図柄等の著作物及び作品名(著作権物
名)、そして著作権者名等が特別図柄表示装置2の画面
に表示される(S52)。
【0058】なお、前記著作権表示は、遊技中に図柄の
変動がない状態が58.528秒継続された場合、及
び、第1種特別電動役物による連続作動回数の最終ラウ
ンドの開放状態が終了し、休止時間経過後にも図柄変動
がない状態が37.696秒間継続した場合にも表示さ
れる。そして、遊技者が打球ハンドルを回転させると遊
技開始のスイッチが入り(S54)、著作権表示は、遊
技用の画面に切換えられる。
【0059】既述したように、遊技盤10面上に設けら
れた各種入賞口に入賞した遊技球がセーフ球検出スイッ
チ63によって検知されると(S56「YES」)、賞
球の払出し等の所定動作が開始される。更に、第1種始
動入賞口4に遊技球が入賞し、第1種始動口用検出スイ
ッチ44に検知されると(S58「YES」)、特別図
柄表示装置2の各図柄2a、2b、2cが変動を開始す
る(S60)。ここで各種入賞口及び第1種始動入賞口
4に遊技球が入賞しない場合は、前記セーフ球検出スイ
ッチ63及び第1種始動口用検出スイッチ44も作動し
ない(S56「NO」、S58「NO」)ことから、特
別図柄表示装置2における図柄2a、2b、2c及びキ
ャラクタ図柄等の表示図柄も変動しない(S59)。
【0060】また、第1種始動入賞口4に遊技球が入賞
し、変動を開始した各図柄2a、2b、2cのうち、左
右図柄2a、2bが同図柄を表示して確定しつつ、残る
中図柄2cが停止・確定していない状態、いわゆる「リ
ーチ」状態が発生する(S62)と、特別図柄表示装置
2に表示されるキャラクタ図柄等は「リーチ」用の図柄
へと変動し、最後の中図柄2cが確定するまでの間、継
続して表示される。その後、中図柄2cが確定した結果
「大当たり」が発生すると(S64)、大入賞口6が開
放される(S66)と共に条件装置が作動し、大入賞口
6開放中のみに表示する特別な図柄が表示される。
【0061】前記大入賞口6の開放に伴って、遊技球が
特定領域入賞口7へ入賞し、その入賞が特定領域入賞検
出用スイッチ48に検知されると(S67「YE
S」)、1サイクルが終了する(S59)。この大入賞
口6の連続開放回数(ラウンド数)は抽選確率が低確率
時においては16回、高確率時においては14回が設定
される。このラウンド数はカウント用スイッチ46によ
ってカウントされるが、このカウント数が低確率時及び
高確率時共に6回目及び12回目になると(S67「N
O」、S68「YES」)、それまで表示されていた図
柄とは異なった、クイズ画面表示制御によるクイズが表
示される(S70)。このクイズは6ラウンド目及び1
2ラウンド目のみに表示され、他のラウンドでは表示さ
れない(S68「NO」、S59)。
【0062】更に、7ラウンド目及び13ラウンド目に
は、前記6ラウンド目及び12ラウンド目に出題された
クイズの解答が解答画面表示制御によって各々表示され
る(S72「YES」、S74)。このクイズ解答画面
においても7ラウンド目及び13ラウンド目のみ表示さ
れ、他ラウンドでは表示されない(S74「NO」)。
なお、前記著作権表示制御及びクイズ画面表示制御、解
答画面表示制御において表示される各図柄については後
述する。
【0063】図14は、前記図13にて示した特別図柄
表示装置2の表示図柄の変動をタイムチャートにて示し
ている。なお、タイムチャート(1)は著作権表示制御
における著作権表示の時期とタイミングの設定箇所を示
し、タイムチャート(2)はクイズ画面表示制御におけ
るクイズ画面表示の時期とタイミングの設定箇所を示し
ている。前記著作権表示は、タイムチャート(1)に示
すように電源投入によって開始される。この著作権表示
はビット値によって制御され、設定されたbit7及び
bit8に「01」が表示されると著作権表示制御にお
ける著作権表示が指示される。
【0064】パチンコ遊技の進行は、図14に示したよ
うに当該パチンコ機への電源投入、パチンコ球の入賞、
図柄変動の原因となる始動入賞、「当たり」「外れ」を
設定する図柄変動開始、予め定められた「当たり」図柄
が確定し、「当たり」成立、大入賞口6内の特定領域入
賞口7への遊技球の入賞、大入賞口6の開放動作の連続
継続動作の開始、大入賞口6の開放継続動作の終了(図
柄変動動作の停止)、次サイクルの遊技動作の開始、パ
チンコ遊技の終了といった順序でパチンコ遊技機の遊技
動作が制御されるが、この各時期タイミングにおいて著
作権、クイズ画面設定レジスタにおけるビットの内容
を、入賞球検出スイッチや始動球検出スイッチの動作信
号、図柄変動制御の指令信号、「当たり」「外れ」判定
信号、特定領域入賞検出スイッチの検出信号、大入賞口
6の開放の連続動作sにおける指令信号、特定回の連続
継続動作指令信号のパチンコ制御部における入出力や、
判定時に書き換え設定して、この各時期やタイミングに
おいてパチンコ遊技機における表示制御が様々に設定で
きる。
【0065】また、タイムチャート(2)に示すクイズ
画面表示は、「大当たり」の発生に伴う第1種特別電動
役物の連続作動回数が6ラウンド目と12ラウンド目を
検知すると作動する。このクイズ画面表示も前記著作権
表示と同様にビット値によって制御され、設定されたb
it9及びbit10が「10」であった場合に、クイ
ズ画面表示を制御指示するように設定される。
【0066】以上、実施例にて説明したように、「大当
たり」が発生して条件装置が作動すると第1種特別電動
役物が作動すると共に、大入賞口が連続して開口する。
この際に、連続作動回数の6ラウンド目と12ラウンド
目にはクイズ画面表示制御によってクイズが出題され、
7ラウンド目と13ラウンド目には、前ラウンドで出題
された問題に対応する図柄と解答が表示されるが、この
出題されるクイズは6ラウンド目と12ラウンド目では
異なった問題が出題され、更に12ラウンド目において
は3種類の問題が設定されることから、遊技者は今まで
表示されていた図柄とは異なった表示を楽しむことがで
きる。
【0067】そして、遊技機への電源投入以後から遊技
が開始されるまでの間、及び遊技中に一定時間図柄変動
がない場合は、遊技に登場する著作物を表示することか
ら、遊技球が入賞口に入賞しない場合でも飽きることな
く遊技を楽しむことができるように構成される。そし
て、表示する図柄が周知の著作物であるキャラクタ図柄
であることから、遊技者の興味をそそると共に、その遊
技状況毎に表示される図柄及び変動方法等においても一
層の興趣を掻き立てるものである。
【0068】本発明は、上記した実施の形態に何ら限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の改変が可能である。例えば、上記実施例では電源
の投入時にキャラクタ図柄と著作権者が表示されるよう
にしたが、それ以外に特別図柄表示装置2の図柄変動を
開始される第1種始動口4への遊技球の入賞を契機とし
て表示するようにしてもよい。また、上記実施例に用い
た著作物及び登場するキャラクタ図柄等の変更、表示方
法、キャラクタ図柄の種類等の増減、また、出題される
クイズの問題の変更及び増減等は随時変更可能である。
それによって更に遊興性が増し、遊技者の興趣が一層高
められる。
【0069】また、著作権の表示を所定の時期タイミン
グにおいて表示することによって、パチンコ機の図柄表
示装置の表示画面で使用される各種図柄、キャラクタ、
漫画、映像に関するストーリー展開、芸能人、パチンコ
機の拡声装置から報知される音楽等についての著作権の
所有者を表示して、当該パチンコ機に関して使用されて
いる著作物等の権利関係、権利主体と客体等を明確にし
てパチンコ機やパチンコ遊技の実施を円滑にするものと
共に、著名な著作物をパチンコ機に採用してパチンコ遊
技者の遊技感を満足させることを可能とする。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
図柄表示装置によれば、遊技待機中においては、表示画
面上に表示されるキャラクタ若しくは図柄変動のストー
リー展開に関する著作者が表示される。これによって、
遊技者の興味をそそり、遊技者の興趣を掻き立てること
になる。そして「大当たり」の発生に伴って第一種特別
電動役物である大入賞口が、例えば連続作動回数が6ラ
ウンド目と12ラウンド目になると、その著作権物を用
いてクイズ解答を要求する表示パターンが表示される。
これによって、「大当たり」が発生して興ざめしがちな
遊技状況のアクセントとなると共に、今後の変動に対す
る遊技者の更なる興趣を掻き立てることになり、飽きる
ことなく遊技を継続することが期待できる。したがっ
て、遊技機の稼働率を向上させる効果をも期待できる。
【0071】更に表示画面上に表示されるキャラクタ若
しくは図柄変動のストーリー展開に関する著作者の表示
を、請求項2及び請求項3に記載されるようにパチンコ
遊技機の電源投入後、或いは、変動動作起動入賞口への
落入球検出後に表示することによって、著作物と著作者
の相互における宣伝効果を効果的に高めると共に演出す
ることが可能となる。そして、これらの表示切換は、所
定の遊技状況を契機とすることから、切換制御を効率的
且つ、効果的に行うことが可能となる。
【0072】これらの図柄表示は、遊技者が最も注目す
る遊技盤面の中央に設けられる特別図柄表示装置に関す
るものであることから、多彩に変化するその図柄や複数
の変動によって、遊技者は興趣を増し、遊技産業の発展
に一層寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるパチンコ遊技機
の遊技盤正面図である。
【図2】図1における特別図柄表示装置の詳細図であ
る。
【図3】図1に示した遊技盤裏面における賞球の球流出
経路図である。
【図4】本遊技機における遊技球の入賞に伴う制御フロ
ーチャートである。
【図5(a)〜(d)】著作権表示制御によって表示さ
れる著作権表示画面を示した図である。
【図6(a)〜(l)】図5における著作物のキャラク
タ図柄の変動動作を示した図である。
【図7】特別図柄表示装置に表示される表示図柄の表示
方法を示した図である。
【図8】特別図柄表示装置の図柄表示領域の詳細を示し
た図である。
【図9】「リーチ」発生時における中図柄の変動方法を
示した図である。
【図10】図9における「リーチ」状態の要部の拡大図
である。
【図11】「大当たり」確定時の大入賞口の連続作動回
数が6ラウンド目の場合に表示される特別図柄表示装置
の表示画面を示した図である。
【図12】特別図柄表示装置における表示図柄の変動サ
イクルを示した制御ブロック図である。
【図13】図12にて示した制御ブロックにより実行さ
れる表示図柄の制御フローチャートである。
【図14】図13にて示した特別図柄表示装置の表示図
柄の変動を示したタイムチャートである。
【符号の説明】
2 特別図柄表示装置 4 第1種始動口 6 大入賞口 10 遊技盤 46 カウント用スイッチ 200 表示領域 210 図柄表示領域 212a、212b キャラクタ図柄

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に設けられる図柄表示装置の停
    止図柄によって遊技者に特別の利益が発生するパチンコ
    遊技機において、 前記図柄表示装置の表示画面上に表示される表示パター
    ンに係るキャラクタ若しくは図柄変動のストーリー展開
    に関する著作者を該図柄表示装置の表示画面上に設定表
    示する著作権表示制御手段と、 「大当たり」図柄が確定した後、前記図柄表示装置の表
    示画面上に遊技者に対してクイズの解答を要求する表示
    パターンを設定表示するクイズ画面表示制御手段とを備
    えることを特徴とするパチンコ遊技機における図柄表示
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記著作権表示制御手段には、パチンコ
    遊技機の電源投入後、図柄表示装置における表示画面で
    「当たり」「外れ」の判定対象とされる図柄の可変表示
    を開始させる変動動作起動入賞口における落入球の検出
    が行われる以前の時機において著作権者を該図柄表示装
    置の表示画面上に表示する著作権表示時期設定手段を含
    むことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機に
    おける図柄表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記著作権表示制御手段には、図柄表示
    装置における表示画面で「当たり」「外れ」の判定対象
    とされる図柄の可変表示を開始させる変動動作起動入賞
    口における落入球の検出が行われた後、著作権者を該図
    柄表示装置の表示画面上に表示する著作権表示時期設定
    手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ
    遊技機における図柄表示制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297160A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Daiichikosho Co Ltd 音楽著作権管理者のクレジットを表示するカラオケ装置およびカラオケソフト記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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