JPH11309213A - 色彩による治療法 - Google Patents

色彩による治療法

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JPH11309213A
JPH11309213A JP10134586A JP13458698A JPH11309213A JP H11309213 A JPH11309213 A JP H11309213A JP 10134586 A JP10134586 A JP 10134586A JP 13458698 A JP13458698 A JP 13458698A JP H11309213 A JPH11309213 A JP H11309213A
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JP
Japan
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light
color
state
psychological
music
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JP10134586A
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English (en)
Inventor
Masayuki Komatsu
正幸 小松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 心理的及び生理的な症状を癒す手段として、
薬物投与や手術があり、他に電磁気治療や様々な治療方
法が行われていたが、直接人体に施術することなしに治
療する新しい治療方法が所望されていた。 【解決手段】 本体1の内部に光の三要素である、赤色
光源2a、青色光源2b、緑色光源2cを設け、これら
からの光線2をスクリーン5に投影し、赤色光、青色
光、緑色光の明度と調整して合成することで様々な色彩
光を得て、更にスピーカー6、匂い発生装置7及び振動
発生装置8を設けて色彩光と共に電気的に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色彩が生物とりわ
け人間に対して心理作用及び生理作用を与えることを基
本にした心理的及び生理的な治療法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、精神的障害や疾患に対しては、精
神科医による様々な治療が行われていて、カウンセリン
グ等は有効な治療方法である。精神上の問題点を探るた
めに様々なテストが行われて問題点を浮き彫りにしてき
たが、最近こうした精神上の疾患は、単に精神上の問題
として扱われるのみでなく、脳そのものの障害があると
の研究がなされ、次第に精神と脳との関係が理解され始
めた。一方、生理的な各障害や疾病には、薬物や手術で
解決するのが普通であるが、精神と肉体との係わりも次
第に理解されて来ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうして精神上の障害
及び生理的な症状に対しては上記の対処で解決していた
が、薬物や手術は、即効性には素晴しいものがあるが、
薬物は、効き目が強いほど強い副作用が指摘されている
ので問題が残る。又、手術は即効性はあるが、身体を切
り刻むので嫌がる患者もいることは否めない。そもそも
人間には免疫力が備わっているが、生活環境から来るス
トレスや薬物或いは食物中の有害物質等によって免疫力
が低下しているといわれ、この免疫力を高めることで或
程度の疾病から逃れることが可能である。免疫力を高め
る方法や治療方法は、古くは瞑想、ヨガ、祈りなどがあ
り、近年では、リラクゼーション療法や電気治療、磁気
治療などがある。これらは、心を落ち着かせることで、
ホルモンの分泌を促せて、精神のみならず生理機能上の
安定を達成している。この、瞑想、ヨガ、祈り等は修練
が必要であり、効果が現われるまでには時間が必要であ
る。それで短時間で達成させるために、様々なリラクゼ
ーション機器が開発されているが、同じ様な効果或いは
それ以上の効果を発揮する従来にない療法を提供するこ
とである。従来にない療法の一つとして、フルスペクト
ルの光線を照射して治療する方法が考案された。この方
法は、太陽光線や放電による光源を利用して治療を行う
ものであって、この光線の特徴であるフルスペクトルの
光線を照射する方法は確かに治療効果はみられるが、特
定波長の光線、つまり図14に示すように、特定色の光
には特有の効果があるので、フルスペクトルの光線では
特定の効果を絞り込むことができなく、特定の症状を集
中的に治療することができない。それどころか、ある色
彩にはその色彩に対応する心理作用及び生理作用があ
り、この効果を打ち消す別の色彩光が存在することか
ら、フルスペクトルの光線を照射しての治療は効果を相
殺させることが考えられる。
【0004】
【課題を解決するための手段】こうして上記の課題か
ら、心理作用及び生理作用に於いて特定の効果を得るた
めには特定の色彩の波長或いは周辺の波長を含む光線を
照射すればよい。この特定の色彩を選択する方法とし
て、フルスペクトルの光源からフィルターを通すことで
色を特定したり、プリズムを使って特定色を選択するこ
とができる。同じく着色した蛍光管等のフルスペクトル
の発光源より一部の波長の色彩を選択して使うこともで
きる。一方、別の方法として、白熱電球等の電球を着色
した色電球を使って希望の色彩光を得ることができる。
又、ナトリウム灯等の特定の波長を発する光源等を利用
することができる。このナトリウム灯からの光は黄色の
光を発するので、この色彩光に対応する心理作用及び生
理作用が現われる。こうして図14に示すように、各色
彩光を発する光源を用いることで各色彩に対応する心理
作用及び生理作用が得られる。
【0005】心理的及び生理的の第一状態から第二状態
に変化させる場合、例えば精神的に落ち込んでいる状態
を脱したい場合には、いきなり元気な状態を表わす明る
い色彩光を見たり浴びたりするよりは、落ち込んでいる
状態を表現する色彩から元気な状態を表現する色彩へ
と、連続的或いは段階的に変化させることが無理がない
と考えることは容易に理解される。
【0006】図14は色彩が及ぼす心理作用及び生理作
用を記述した表である。例えば、紫色は血圧や心拍数を
上げたり想像力を活性化させ、緑色は鎮静効果があり、
赤色は心拍数を上げ新陳代謝を促進し、黄色は消化器系
の働きを高める効果があり、青色は精神を沈静させる効
果等がある。こうして、各色彩の機能を有効に使って心
理的及び生理的に治療しようとするものであり、この治
療方法として、以下の様な方法が考えられる。
【0007】まず第一の方法として心理作用を例にして
説明すると、ここに気分が落ち込んでいる人がいるとす
る。この状態では何をやっても裏目になるマイナスのイ
メージが付きまとう。この人は、このままではいけない
ので元気な元の自分に戻ろうとすると、明るイメージの
音楽を聴いたり鮮やかな色の衣服を着る行動をとること
になる。気分が落ち込んでいる人の気持ちは、世間では
ブルーな気持などと表現するほどであるが、この人の気
分を色彩で表現すればブルー(青)というよりは図1を
参照すれば「紫色」に該当する。この人の気分を明るく
するために、周囲を鮮やかな色彩色で包み、更に軽快な
心が浮き浮きする音楽を奏でると自然と元気が出てくる
ことは当然である。この周囲の鮮やかな色彩色は「黄
色」や赤や橙色系統が良く、音楽は活力が湧いて来るよ
うな曲が好ましく、更に臭覚を刺激するために元気が出
る匂いを発散させると申し分ない。この音楽において
も、ボディーソニック効果を利用すれば効果がますます
増大するので、椅子などに音楽に合わせて振動するボデ
ィーソニック機構を組み込むとよい。
【0008】上記のように或心理状態を表わす特定の色
彩が対応しているので、第一の心理状態から第二の心理
状態に移行させるには、第一の心理状態を表わす色彩か
ら第二の心理状態を表わす色彩へと断続的に切り替え
る。勿論、色彩ばかりではなく音楽や振動や匂いを加味
するとよいが、単に色彩、音楽、振動、匂いを切り替え
るよりは、連続的或いは少しづつ段階的に変化させる方
が無理がない。このことは実社会でも体験されること
で、実例としては環境が急変すると精神的に不安にな
り、悪くすれば身体に異常を来すことがよくある。この
対応として敏感な人であればあるほど環境は徐々に変え
ていく必要があるといわれている。第一の心理状態に
は、その色彩、音楽、振動、匂いが対応することは、別
の表現でいえば「同調」していることであり、電気的に
言えば「同調」、「シンクロ」等の表現が出来、周波数
が同じである状態を示している。この状態で別の周波数
に瞬時に切り替えた場合には、電気分野でも「応答速度
(レスポンス)」があり、次の状態に変化するためには
或程度の時間のずれがあることは周知のことであり、人
体においても「時間のずれ」に類似する現象は起こるも
のである。例えば、いきなり今日から喫煙は全面禁止を
言い渡されたとする。ヘビースモーカーは当惑するだろ
うし、止むなしと従っても精神的にイライラして情緒不
安に陥り、この状態が続くと身体的に障害を起こす場合
もある。通常この対応としては、喫煙量を徐々に減らす
手段を採って無理なく禁煙に導くことにすれば問題なく
目的を達成することが可能となる。一方、急激な禁煙に
なんなく対応できる人もいることは周知のことである。
【0009】上記のように、人は急激な環境の変化に対
して多かれ少なかれ心理的及び生理的に混乱を来すこと
があるので、環境は少しづつ変えていくことで無理なく
目的を達し得る。以上から、第一の心理状態から第二の
心理状態に移行させるには、第一の心理状態に対応する
色彩、音楽(音を含む)、振動、匂いの状況から、第二
の心理状態に対応する色彩、音楽(音を含む)、振動、
匂いの状況に徐々に変化させれば無理がないと結論でき
る。この色彩等を徐々に変化させる方法に於いては、完
全に連続的に変化させる方法が最もよいが、変化量を小
さくして段階的に変化させる方法でもよい。こうすれば
色彩、音楽、振動や匂いを徐々に変化させていくので無
理なく心理的及び生理的に変化をもたらすことができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例を図1で説明
する。本第1実施例は、本体(1)が数色の光源(2)
とスイッチ(3)より構成される装置であり、スイッチ
(3)を入れるとスイッチ(3)に対応する光源(2)
が発光するという最も簡単な構造である。この光源
(2)は色彩が各々違っていて、スイッチ(3)を入れ
るとその色彩に対応する光源(2)が点灯する仕組であ
る。この光源(2)に、例えば「紫」、「緑」、
「赤」、「黄」、「青」等を割り当てておくと、スイッ
チ(3)を入れるとその色彩の光源(2)が点灯する。
本体(1)はスタンド(4)で支持される。各色彩の心
理作用と生理作用は図14に示す通りであり、使用方法
の一例としては、精神的に落ち込んでいる状態を脱して
元気になりたいと思うならば、「赤」や「黄」等の光源
(2)を点灯させ、逆に気分を静めたいと思うならば
「緑」や「青」の光源(2)を点灯すればよい。こうし
て希望する心理的或いは生理的状態に導くことができる
もので、この方式を手動切替方式と呼ぶことにする。一
方、心理的及び生理的第一状態から第二状態に移行させ
るために、第一状態の色彩から第二状態の色彩に連続的
或いは約連続的に変化させる方式があり、これは、光源
(2)からの色彩を電気的或いは電子的にプログラミン
グして変化を自動制御するものである。これは本第1実
施例の別方式として、光源(2)は各色彩に振り分けて
いてプログラムに従って切り替わっていくものであり、
プログラムでどの色彩の光源(2)をどの順番でどの程
度の明るさで、そしてどの時間だけ点灯させを決めてい
るもので、このプログラムはそのモードに対応させてス
イッチ(3)でモードの選択ができるようになってい
る。このスイッチ(3)はモードのセレクターの働きを
する。このモードは、例えば気分が落ち込んで憂鬱な人
が元気を取り戻そうとする時には、光源(2)を「紫」
→「青」→「緑」→「黄」→「赤」の様に切り替えてい
けばよく、この切り替え順序及び明度、時間が一つのモ
ードになっている。又、逆に興奮状態から鎮静状態にす
るには、「赤」→「黄」→「緑」→「青」→「紫」等と
して別のモードとすることができ、これらの方式を自動
切替方式と呼ぶことにする。このように、プログラムで
色彩、明度、時間を自動的に切り替える多くのモードが
考えられ、使用者は好みのモードを選択することができ
る。尚、光源(2)の色彩は上記の5色に限定するもの
ではなく、自由に選択することができる。例えば、数色
の個別の発光灯を個別に用意したり、光源(2)は一個
或いは少数個として光を各色フィルターで分色したり、
プリズム等を通過させての希望色を選択する方法等があ
る。フィルターで分色する方法は、一個或いは少数個の
光源(2)より発する光を各色のフィルターを通過させ
て希望の色彩光を得る方法で、フィルターを切り替え或
いは組み合わせることで達成することができる。又、プ
リズムを使う方法は、周知の通り白色光或いは約白色光
をプリズムでスペクトルに分解し、各色彩を利用するも
のである。更に、ネオンランプやナトリウムランプ等の
単色ランプを使用することができ、LED光やレーザー
光を利用することができ、これらと単色光源であり、こ
れら単色光源を併設することで本実施が可能となる。
又、将来開発されるであろう様々な光源を利用できるこ
とは言うまでもない。
【0011】本発明の第2実施例を図2で説明する。本
第2実施例は、本体(1)が数色の光源(2)とスイッ
チ(3)より構成される第1実施例に、スピーカー
(6)と匂い発生装置(7)と振動発生装置(8)を付
加した装置であり、本体(1)はスタンド(4)で支持
される。心理的及び生理的第一状態から第二状態に移行
させるために、第1実施例では色彩及び色調のみを変化
させていたが、生理的第一状態から第二状態に移行させ
る要因として「音」や「振動」や「匂い」等も重要であ
る。「音」は一般の音楽から環境音楽、効果音等と幅広
くあり、リラクゼーション音楽や自然から集音した音を
収録したものが多く販売されていて、この音楽を聴くと
脳内にα波が出てリラックスできる類のものである。
又、市販の歌謡曲やポピュラーミュージック等でも精神
に影響を与えることは日常体験することであり、気分が
落ち込んでいる時に好みの音楽を聴くと元気になること
は誰もが経験することである。そして最近は、音楽の臨
場感を増すためにボディーソニックと称する音楽に同期
させる振動発生方式があり、身体に直接的に振動を与え
て音楽の効果を上げている。更に、近年は匂いを治療に
用いるアロマテラピーが一般化され、匂いには種類に応
じて特有の効果が認められている。例えば柑橘系の芳香
剤は精神の鎮静効果があること等が研究されていて、使
用目的に応じて芳香剤として使い分けられている。この
様に匂いの精神に与える効果も大きいものである。以上
から、色彩と同期させて色彩効果を増長させる音楽や
音、振動、匂いを加味するとより高い治療効果が期待で
きることが理解される。そこで本発明の第2実施例は上
記の考えから、色彩を基調に音楽(又は音)、振動、匂
いを第一状態から第二状態のそれに変化させる装置であ
り、変化させる方式として手動切替方式と自動切替方式
を採用することができる。ここで本第2実施例は色彩を
基調に音楽、振動、匂いの効果を追加したものである
が、「色彩」、「音楽」、「振動」、「匂い」の四要素
を全てを満たす方式に限定するものではなく、四要素の
中の特定要素の組み合わせた方式にすることができ、こ
れ以外の要素を組み込むこともできる。
【0012】本発明の第3実施例を図3で説明する。本
第3実施例は、本体(1)の内部に光の三要素である、
赤色光源(2a)、青色光源(2b)、緑色光源(2
c)を設け、これらの光線をスクリーン(5)に投影す
る据置型である。可視光線は三要素である赤色光、青色
光、緑色光の明度を調整して合成することで様々な色調
光を得ることができる。又、本体(1)には、スイッチ
(3)、スピーカー(6)、匂い発生装置(7)及び振
動発生装置(8)を設ける。第2実施例のように、スイ
ッチ(3)を設けて幾つかの変化状態を示すモードを設
定して選択できるようにする。スピーカー(6)から出
る各々の音楽(又は音)と匂い発生装置(7)から発散
される各々の匂いは各々の色彩に対応して割り付けられ
ていて、色彩光の変化に同期して各々も変化する。更
に、振動発生装置(8)の各々の振動は各々の音楽(又
は音)に対応して割り付けられて、「色彩」、「音
楽」、「振動」、「匂い」がプログラミングされて第一
状態から第二状態へと変化していく。
【0013】本発明の第4実施例を図4で説明する。本
第4実施例は、第3実施例を元に本体(1)を制御部
(9)と発光部(10)に分割し、振動発生装置(8)
を装備したコンポーネントタイプであり、機能は同じで
ある。この分割の延長として制御部(9)をスピーカー
(6)、匂い発生装置(7)を独立した装置に分割する
こともできる。
【0014】本発明の第5実施例を図5で説明する。本
第5実施例は、発光部(10)を壁面(11)に取り付
けた壁掛式と、天井に取り付けた天吊式の実施例であ
る。この様な使い方をすれば、広い部屋空間に色彩を広
げることができ、広い部屋空間を色彩光で満たすことが
でき、大勢で治療を受けることができる。又、図6に示
す第6実施例のように、制御部(9)を壁面(11)に
取り付けると床面積を占有することなく使用することが
可能となる。
【0015】本発明の第7実施例を図7で説明する。本
第7実施例は、小部屋(12)の内部に制御部(9)と
発光部(10)を組み込んだ方式であり、小部屋(1
2)の内部にいる人が周囲から色彩光を浴びるものであ
る。この方式に於いても、音楽、振動、匂いを付加して
効果をあげることができる。又、この小部屋(12)を
サウナに仕上げると発汗を促して循環を促進するので、
更に心理的及び生理的に効果を上げることができる。こ
こで、図面では制御部(9)は小部屋(12)の内部に
設置されているが、小部屋(12)の外部に設置しても
よい。
【0016】本発明の第8実施例を図8で説明する。本
第8実施例は、ベッド(13)に制御部(9)と発光部
(10)を設けた方式であり、ベッド(13)に人は横
たわり、上部の発光部(10)が蓋となって閉じられ
て、上下或いは一方から色彩光が人を包み込み、人が色
彩光、音楽、振動、匂いを体感する方式である。この方
式では、人と発光部(10)の距離が近いので強い色彩
光を浴びることができるので治療時間の短縮が可能とな
る。更に、発光部(10)を数個のブロックに分割して
個々のブロック毎に色彩を制御することで人体の各々の
部分の症状に応じて治療することができる。例えば、消
化器系の疾患と循環器系に疾患が同時にあれば、腹部の
消化器系の治療を腹部の上部に位置する発光部(10)
のブロックを消化器系治療モードとして働かせ、脚部の
循環器系の治療には発光部(10)のブロックを循環器
系治療モードで働かせるとよい。この様に、発光部(1
0)を数ブロックに分割して個々に制御すれは、人体の
各部分を個別に治療することができる。又、図8では制
御部(9)はベッド(13)の外部に設けられている
が、内部に設けると被治療者自身が扱うことができる。
【0017】本発明の第9実施例を図9で説明する。本
第9実施例は、本体(1)を、制御部(9)、発光部
(10)、スタンド(4)から構成し、治療台(14)
の被治療者に色彩光を照射して治療するスタンド方式で
あり、色彩は制御部(9)でプログラムに従って色彩や
色調を変化させる。ここでも治療の内容に応じて様々な
プログラムモードを選択することができる。本実施例の
スタンド方式は、図面では制御部(9)と発光部(1
0)が分割されているが、当然一体式であってもよい。
又、音楽、振動、匂いの機能を付加することもできる。
【0018】本発明の第10実施例を図10で説明す
る。本第10実施例は、浴槽(15)に制御部(9)と
発光部(10)を設けた浴槽方式である。この浴槽(1
5)内で被治療者が入浴しながら治療を行う方式であ
り、色彩光による効果に加えて入浴による鎮静効果や血
液の循環促進効果等があるので更に治療効果の増進を期
待できる。又、音楽、振動、匂いの機能を付加すること
もできる。本実施例は図10では浴槽(15)と制御部
(9)と発光部(10)が一体になっているが、各々を
分割して組立式にしてもよい。
【0019】本発明の第11実施例を図11で説明す
る。本第11実施例は、治療台(14)上の被治療者に
シート状発光体(16)を掛け、制御部(9)で色彩光
を制御する方式である。このシート状発光体(16)
は、光源からの色彩光をファイバー等の導光体でシート
状発光体(16)の面で発光するようにしたり、小さな
LEDを組み込んだシート状の発光体でもよく、総して
電気制御が可能な発光素材であればよい。ここで第8実
施例の様に、発光部(10)を数個のブロックに分割し
て個々のブロック毎に色彩を制御することで人体の各々
の部分の症状に応じて治療することができる。例えば、
消化器系の疾患と循環器系に疾患が同時にあれば、腹部
の消化器系の治療を腹部の上部に位置する発光部(1
0)のブロックを消化器系治療モードとして働かせ、脚
部の循環器系の治療には発光部(10)のブロックを循
環器系治療モードで働かせるとよい。この様に、発光部
(10)を数ブロックに分割して個々に制御すれは、人
体の各部分を個別に治療することができる。
【0020】本発明の第12実施例を図12で説明す
る。本実施例は、発光部(10)に反射部(17)を設
けてあり、小さい発光部(10)からの色彩光を反射部
(17)で反射或いは投影させるので大きい発光部とな
る。
【0021】本発明の第13実施例を図13で説明す
る。本第13実施例は、発光部(10)にスクリーン
(18)を設け、更に鏡面(19)を設けた装置であ
り、スクリーン(18)に色彩が投影され、鏡面(1
9)に人物像を写し出すものである。被治療者の姿が鏡
面(19)に写り、その周辺に於いて色彩が変化するの
で被治療者自身の姿と色彩を重ね合せて視覚することが
できるので治療効果が上がる。スクリーン(18)は内
部からの色彩光を投影するものでもよいし、マジックミ
ラー等の透過式のものでもよい。又、スクリーン(1
8)自体が発光する方式でもよい。色彩は制御部(9)
でプログラムに従って色調を変化させる。ここでも治療
の内容に応じて様々なプログラムモードを選択すること
ができる。又、音楽、振動、匂いの機能を付加すること
もできる。ちょっとした小物入れ(20)を設けると便
利である。
【0022】本発明の上記の各実施例は、色彩を変化さ
せるばかりでなく、色彩や色調の模様を変化させること
も含み、光源については、既存の光源に限定するするも
のではなく、将来開発されるであろう光源を利用するこ
とは否定しない。更に、音楽に於いては、旋律を有する
音楽のみならず効果音等でもよい。振動や匂いの要素の
他に、温度や風等の効果を付加することができ、マイナ
スイオンを発生させてもよい。又、上記実施例は何れも
手動切替方式と自動切替方式を採用することができ、色
彩を基調に音楽、振動、匂いの効果を追加したものであ
るが、「色彩」、「音楽」、「振動」、「匂い」、その
他の要素を全てを満たす方式に限定するものではなく、
各々の要素の中の特定要素の組み合わせた方式にするこ
とができ、これ以外の要素を組み込むこともできる。振
動発生装置(8)は身体に取り付ける類のものでもよ
い。ここで、本各実施例は、主に治療機器として説明し
てきたが、これは決して医療機器に限定するものではな
く、美容機器やホームヘルス機器等として使用すること
ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下の様な効果を奏する。
【0024】近年、色彩が人間に与える心理作用及び生
理作用が研究されていて、徐々に人間の心理作用及び生
理作用に同調する色彩が理解され始めたので次の結論に
導かれる。心理的及び生理的な第一状態から第二状態に
移行させるには、第一状態に同調する第一色彩から第二
状態に同調する第二色彩に断続的或いは連続的に変化さ
せることで心理的及び生理的に変化をもたらすことが可
能となることである。
【0025】又、音楽(音を含む)にも、心理的に様々
な効果があり、心理作用に同調する音楽が理解されて来
て、心理的第一状態から第二状態に移行させるには、第
一状態に同調する第一音楽から第二状態に同調する第二
音楽に変化させることで心理的的に変化をもたらすこと
が可能となる。更に、心理的に変化が現われると、内分
泌から生理作用に変化を誘発することが可能となる。
【0026】又、音楽に同期した振動は、音楽効果を更
に増大させる効果を有する。
【0027】又、匂いでも、心理的に様々な効果があ
り、心理作用に同調する匂いが理解されて来て、心理的
第一状態から第二状態に移行させるには、第一状態に同
調する第一の匂いから第二状態に同調する第二の匂いに
変化させることで心理的的に変化をもたらすことが可能
となる。更に、心理的に変化が現われると、内分泌から
生理作用に変化を誘発することが可能となる。
【0028】温度や風の効果もある。冷たい風、暖かい
風等も、心理的及び生理的に人体に作用することは周知
のことであり、これらの要素を組み込むとより効果の高
い装置を実現できる。この風に於いても、マイナスイオ
ンを含む風にすれば、更に良い心理的及び生理的効果が
期待できる。
【0029】実際の装置では、本体(1)のみの一体型
であれば場所は必要としなく小型化が可能である。
【0030】第4実施例のように、本体(1)を制御部
(9)と発光部(10)に分割すると、自由な配置にす
ることができる。
【0031】第5実施例のように、発光部(10)を壁
掛式や天吊式にすれば、広い空間に色彩光を発散させる
ことができるので、集団での治療が可能となる。
【0032】第6実施例のように、制御部(9)をも壁
掛式にすれば、設置場所が最小限でよい。
【0033】第7実施例のように、小部屋(12)の内
部に設置すれば、周囲から色彩光を浴びることができる
ので、効果的な治療ができる。
【0034】第8実施例のようなベッド(13)方式で
は、ベッド(13)に被治療者が横になり、蓋と床にな
っている発光部(10)より照射される色彩光により集
中的な治療が可能となる。又被治療者と発光部(10)
との距離が近いので、発光部(10)をブロックに分割
して各々のブロックを制御すれば被治療者の異なる箇所
の治療を同時に行うことが可能となって、治療箇所を順
次治療する場合に比べて時間が短縮できる。
【0035】第9実施例のようなスタンド方式であれ
ば、自由な設置で治療することができる。
【0036】第10実施例のような浴槽方式では、被治
療者が浴槽(15)に入ると、湯の温熱で気分が鎮静し
たり血流等の循環が改善され、その状態で色彩光を浴び
ると、心理的ばかりでなく生理的にも大きな効果を期待
することができ、入浴と同時に治療もできる効果がで
る。
【0037】第11実施例のように、シート状発光体
(16)では、皮膚に光源が密着するので、強い色彩光
を浴びることができ、大きな効果が現われる。然も、被
治療者と発光部(10)との距離が近いので、発光部
(10)をブロックに分割して各々のブロックを制御す
れば被治療者の異なる箇所の治療を同時に行うことが可
能となって、個々の治療に比べて時間の短縮が期待でき
る。
【0038】第12実施例のように、発光部(10)に
反射部(17)を設けると、発光部(10)が小さくて
も色彩光を反射部(17)で反射拡大或いは投影拡大さ
せるので、大きな光源とみなすことができるので効果が
上がる。
【0039】第13実施例のように、発光部(10)に
スクリーン(18)を設け、更に鏡面(19)を設けた
方式では、被治療者の姿が鏡面(19)に写し出され、
更に鏡面(19)の姿の周囲を色彩光や色彩模様で彩る
ので、被治療者自身の姿と心理状態を表わす色彩から益
々高い効果を期待することができる。
【0040】本治療の基本は色彩を変化させることであ
るが、単色の色彩のみならず様々に変化する色彩模様を
変化させるので視覚的に、高い効果を期待することがで
きる。又、本実施例は、治療目的ではなく、個人使用の
ホームヘルス機器として発売されれば、自宅に於いて心
理的及び生理的な健康管理が可能となる。これは、日々
の仕事疲れやストレスを、病院に行く程ではない場合
に、自宅で健康器具として使用して癒すことで健康管理
をすることができ、忙しい今日の社会では時代に合った
ホームヘルス機器となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第5実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第6実施例を示す斜視図である。
【図7】本発明の第7実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第8実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第9実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明の第10実施例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第11実施例を示す斜視図である。
【図12】本発明の第12実施例を示す斜視図である。
【図13】本発明の第13実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明の色彩が人体に及ぼす効果の一覧表で
ある。
【符号の説明】
1・・・・本体 2・・・・光源 2a・・・・赤色光源 2b・・・・青色光源 2c・・・・緑色光源 3・・・・スイッチ 4・・・・スタンド 5・・・・スクリーン 6・・・・スピーカー 7・・・・匂い発生装置 8・・・・振動発生装置 9・・・・制御部 10・・・・発光部 11・・・・壁面 12・・・・小部屋 13・・・・ベッド 14・・・・治療台 15・・・・浴槽 16・・・・シート状発光体 17・・・・反射部 18・・・・スクリーン 19・・・・鏡面 20・・・・小物入れ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色彩が生物とりわけ人間に対して心理作
    用及び生理作用を与えることを基本に、約特定の波長の
    色彩を視覚による認識或いは浴びることで特定の心理作
    用及び生理作用を誘発して心理的及び生理的治療を行う
    ことを特徴とする色彩による治療法。
  2. 【請求項2】 色彩を段階的或いは連続的に変化させる
    ことで、心理的及び生理的第一状態から第二状態に変化
    させる請求項1の色彩による治療法。
  3. 【請求項3】 音楽或いは振動或いは匂い、若くは各々
    の組み合わせ機能を付加する請求項1、2の色彩による
    治療法。
  4. 【請求項4】 鏡或いは画面を付加する請求項3の色彩
    による治療法。
JP10134586A 1998-04-28 1998-04-28 色彩による治療法 Pending JPH11309213A (ja)

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