JPH11308637A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH11308637A
JPH11308637A JP10113015A JP11301598A JPH11308637A JP H11308637 A JPH11308637 A JP H11308637A JP 10113015 A JP10113015 A JP 10113015A JP 11301598 A JP11301598 A JP 11301598A JP H11308637 A JPH11308637 A JP H11308637A
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signal
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chroma
reproducing
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JP10113015A
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Akifumi Tabata
彰文 田畑
Katsuyuki Watanabe
克行 渡辺
Eiji Moro
栄治 茂呂
Hideo Kashiya
英男 菓子谷
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クロマエンファシス回路は高精度のfscトラッ
プが必要なため、アナログ信号処理で実現するには、高
精度のブロックフィルタが要求される。さらにfscの周
波数が異なるNTSC/PALなどの異なる方式に対応
するマルチ方式VTRでは、周波数に応じた別のブロッ
クフィルタを切り替えて使うことになり、性能確保、コ
スト、実装面積の面で問題が多く実現が困難である。 【解決手段】映像信号処理をデジタル信号処理回路を含
んで構成し、記録時のクロマエンファシス回路を色信号
を低域変換した後で、且つ、輝度信号と加算する前に配
置し、再生時のクロマディエンファシス回路を再生され
た低域変換色信号を搬送色信号に変換した後に配置して
構成した。また、クロマエンファシス回路とディエンフ
ァシス回路およびこれに用いるトラップ回路を、記録再
生で兼用し、さらに信号方式の異なるNTSC方式とP
AL方式に対応して設定する手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号を記録再生
できる記録再生装置に係り、特にカメラ一体型VTRの
映像信号処理をデジタル信号処理で実現した記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用ビデオテープレコーダ(以下VT
Rと略記)では、入力された映像信号を輝度信号と色信
号に分離し、輝度信号はFM変調してFM輝度信号と
し、色信号はFM輝度信号より低い周波数に周波数変換
して低域変換色信号として先のFM輝度信号と周波数多
重して磁気テープ上に記録再生している。また、8ミリ
方式のVTRでは図6に示すように、トラッキング性能
を向上させるためにパイロット信号103を低域変換色
信号102の更に低周波側に、音声信号を周波数変調し
たFM音声信号104を低域変換色信号102とFM輝
度信号101の間に周波数多重して高密度記録を実現し
ている。周波数多重した場合、FM音声信号104およ
びパイロット信号103が低域変換色信号102に干渉
して色信号の画質を劣化させてしまう。この干渉による
色信号の画質劣化を低減するために、特開昭59−49
089号公報に示されるように、記録時に色信号のサイ
ドバンドを非線形的に低レベルの時ほど強調して記録
し、再生時にその逆特性の非線形を通して再生し、色信
号のS/Nを改善している。記録時にサイドバンドを強
調(エンファシス)し、再生時に抑圧(ディエンファシ
ス)する方式はクロマエンファシスといい、8ミリ方式
のVTRに規格として採用されている。その特性例は図
7に示すようになっており、従来はこの処理をfsc帯
(色副搬送波周波数であり、NTSCで約3.58MH
z、PALで約4.43MHz)のアナログ信号処理で
行っており、fscに共振周波数を持つトラップ回路とリ
ミッタ回路で構成されていた。
【0003】一方、現在までVTRにおける映像信号処
理は、ほとんどがアナログ信号処理で実現されてきた
が、「テレビジョン学会技術報告VOL.15, NO.36(P1〜P
6), June,1991」に記載されているように、最近になっ
て民生用VTRへの適用を前提に、映像信号処理のデジ
タル信号処理化の検討、更にはIC化が進められてい
る。上記文献において、色信号処理回路は色差信号(R
−Y、B−Y)に復調し信号処理する方式(以後、ベー
スバンド色信号処理と呼ぶ)を採用している。更には、
撮像素子からの信号をVTRに記録するカメラ一体型V
TR(以下カムコーダーと略記)においては、カメラ部
は従来からデジタル信号処理が採用されている例が多
い。カメラ部の出力信号としては、テレビに接続するた
めに最低限必要なアナログ変換された輝度信号及び搬送
色信号の他に、デジタル信号での接続を考慮した輝度信
号と色差信号からなるデジタル信号出力、もしくはRG
Bからなるデジタル出力が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】記録再生での色信号の
クロマエンファシス回路の特性を確保するためには、記
録再生の切り替え回路で発生するトランジスタの逆バイ
アスによるOFF容量や実装する基板のパターン容量、
環境変化や経時変化を含めて、トラップ回路の共振周波
数をfsc±10KHz以下に抑える必要があり、これを
実現するには高精度のブロックフィルタが必要であり、
コストアップ、実装面積の点で問題となっていた。ま
た、アナログICの場合、素子の絶対値精度の点でIC
内に集積化することは非常に困難であった。更には、N
TSC方式のセットでは共振周波数が約3.58MH
z、PAL方式のセットでは共振周波数が約4.43M
Hzの、それぞれ別のブロックフィルタが必要になり、
NTSC方式とPAL方式の両方の方式に対応するマル
チ方式のVTRの場合、少なくとも2種類のブロックフ
ィルタを必要とし、NTSC/PALの切り替えによる
特性の確保は非常に困難であり、コストアップ、実装面
積の点で非常に大きい問題であった。
【0005】一方、カムコーダーにおいては、カメラ部
は従来からデジタル信号処理が採用されている例が多
く、カメラ部の出力信号としては、デジタル信号での接
続を考慮した輝度信号と色差信号からなるデジタル信号
出力が主流になりつつある。VTRとしては入力された
色差信号をテレビに出力するためのfscエンコーダと、
入力された色差信号をテープに記録するためのflsc(低
域変換色信号の周波数)エンコーダで構成するのが最も
合理的である。このように構成した場合、カメラ部から
の色信号はベースバンドの色差信号であり、この信号を
直接低域変換色信号に変調するため、従来クロマエンフ
ァシスを行っていたfsc帯域の色信号がテープへの記録
経路に存在しなくなってしまうという問題が発生する。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
決し、デジタル信号処理回路でクロマエンファシス回路
を構成することでIC周辺の部品および切り替え回路を
なくし、異なる信号方式(例えばNTSC/PALな
ど)のVTRにおいても対応可能とすることにある。ま
た、カムコーダーのカメラ部からの輝度信号と色差信号
からなるデジタルインターフェースにも対応できる、低
コストで高精度なクロマエンファシス回路を有する磁気
記録再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、映像信号処理回路は、デジタル信号処理
回路を含んで構成され、記録時には、低域変換した後で
かつ輝度信号と加算する前の色信号について、そのサイ
ドバンド信号を強調するサイドバンド強調手段を有し、
再生時には、再生信号を搬送色信号に変換した後の色信
号について、そのサイドバンド信号を抑圧するサイドバ
ンド抑圧手段を有することを特徴とする。これにより、
外部から入力された映像信号はもとより、カムコーダー
のカメラ部からの輝度信号と色差信号からなるデジタル
インターフェースにも対応できる記録再生装置を提供す
る。
【0008】次に本発明では、前記記録時のサイドバン
ド強調手段と、前記再生時のサイドバンド抑圧手段は、
いずれもトラップ回路とリミッタ回路と演算回路とを備
えて構成されたことを特徴とする。
【0009】また、前記記録時のサイドバンド強調手段
と、前記再生時のサイドバンド抑圧手段は、共通のトラ
ップ回路と共通のリミッタ回路と共通の演算回路とを備
えて構成されるとともに、記録時と再生時との動作を切
り替える記録再生切り替え手段を具備したことを特徴と
する。これにより、記録/再生でクロマエンファシス/
ディエンファシス回路を兼用した記録再生装置を提供す
る。
【0010】さらに、映像信号の信号方式に応じて前記
トラップ回路の共振周波数特性を選択し設定する信号方
式設定手段を有したことを特徴とする。これにより、N
TSC、PALなどの複数の異なる信号方式に対応し
た、低コストで、高精度なクロマエンファシス/ディエ
ンファシス回路を有した記録再生装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明による記録再生装置の
第一の実施例としてカムコーダの例を図1を用いて説明
する。図1において、1はカメラ部、2はCCDセンサ
ー、3、11、26、29はAD変換器、4はカメラ信
号処理回路、5、32は色差信号を搬送色信号に直角二
相平衡変調する変調器、6、7、8、9、40はスイッ
チ回路、10は外部映像信号入力端子、12はY/C分
離回路、13は搬送色信号をベースバンドの色差信号に
復調する復調器、14はVTRの記録輝度信号処理回
路、15、19、34、35はDA変換器、16は記録
色信号処理回路、17は色差信号を低域変換色信号に直
角二相平衡変調する変調器、18はクロマエンファシス
回路、20、36は加算回路、21は記録再生増幅器、
22は回転シリンダ、23、24は磁気ヘッド、25は
ハイパスフィルタ(HPF)、27は再生輝度信号処理
回路、28はローパスフィルタ(LPF)、30は低域
変換色信号をベースバンドの色差信号に復調する復調
器、31は再生色信号処理回路、33はクロマディエン
ファシス回路、37は輝度信号の出力端子、38は色信
号の出力端子、39は映像信号の出力端子である。
【0012】カメラモードのテレビ等に出力する信号の
流れに関しては、カメラ部1のカメラ信号処理回路4か
ら出力された輝度信号は、スイッチ回路8、スイッチ回
路6を介してDA変換器34でアナログ信号に変換さ
れ、加算回路36と輝度信号出力端子37に供給され
る。カメラ信号処理回路4から出力された色差信号は、
変調器5で搬送色信号に変調され、スイッチ回路40、
スイッチ回路7を介してDA変換器35でアナログ信号
に変換され、加算回路36と色信号出力端子38に出力
される。加算回路36では、入力された輝度信号と色信
号を加算して映像信号出力端子39に出力される。
【0013】カメラモードの記録の信号の流れに関して
は、カメラ信号処理回路4から出力された輝度信号はス
イッチ回路8を介して記録輝度信号処理回路14に供給
され、周波数変調されたFM輝度信号がDA変換器15
でアナログ信号に変換され加算回路20に供給される。
一方、カメラ信号処理回路4から出力された色差信号は
スイッチ回路9、記録色信号処理回路16を介して変調
器17で低域変換色信号に変調されクロマエンファシス
回路18に供給される。クロマエンファシス回路18で
は、信号のサイドバンドを非線形的に低レベルの時ほど
強調される。クロマエンファシスされた低域変換色信号
は、DA変換器19でアナログ信号に変換され、加算回
路20で前記したFM輝度信号および図示していないパ
イロット信号とFM音声信号と周波数多重され記録再生
増幅器21を介して回転シリンダ22に取り付けられた
磁気ヘッド23、24を介して磁気テープに記録され
る。記録される信号の周波数スペクトルは図6に示した
ようになっている。
【0014】外部から入力された信号は外部信号入力端
子10から入力され、AD変換器11でデジタル信号に
変換されY/C分離回路12に供給される。Y/C分離
回路12で分離された輝度信号は、スイッチ回路8に供
給され、それ以降は前記したカメラモードと同じであ
る。また、Y/C分離回路12で分離された色信号はス
イッチ回路40および復調器13に供給され、復調器1
3では色信号が色差信号に復調されスイッチ9に供給さ
れる。それ以降は前記したカメラモードと同じである。
【0015】次に再生の信号の流れに関しては、テープ
から磁気ヘッド23、24を介して再生された再生信号
は記録再生増幅器21で増幅され、HPF25とLPF
28に供給される。HPF25で再生信号からFM輝度
信号が分離され、AD変換器26でデジタル信号に変換
された後、再生輝度信号処理回路27で再生処理され、
スイッチ6を介してDA変換器34に供給される。DA
変換器34でアナログ信号に変換された輝度信号は加算
回路36に供給されると共に、輝度信号出力端子37よ
り出力される。一方、LPF28で再生信号から低域変
換色信号が分離され、AD変換器29でデジタル信号に
変換された後、復調器30で色差信号に復調される。そ
の後、再生色信号処理回路31で再生処理され変調器3
2で搬送色信号に変調された色信号は、クロマディエン
ファシス回路33に供給される。クロマディエンファシ
ス回路33では、信号のサイドバンドを非線形的に低レ
ベルの時ほど抑圧される。クロマディエンファシスされ
た色信号はスイッチ回路7を介してDA変換器35でア
ナログ信号に変換され、加算回路36と色信号出力端子
38に出力される。加算回路36では、入力された輝度
信号と色信号を加算して映像信号出力端子39に出力さ
れる。
【0016】上述したように、カメラ部1のカメラ信号
処理回路4から出力される色信号はベースバンドの色差
信号であり、これをテープに記録する低域変換色信号に
変換するには、低域変換キャリア信号(8ミリ方式のN
TSCの場合約730KHz)を用いて変調器17で直
角2相平衡変調するのが最も効率的である。従って、色
信号のサイドバンドを非線形的に低レベルの時ほど強調
するクロマエンファシスは、クロマエンファシス回路1
8を、変調器17で低域変換色信号に変調した後に配置
することで実現することができる。
【0017】一方、再生時にテープから再生された低域
変換色信号は、隣接クロストーク成分を含んでいる。こ
の隣接を含んだ低域変換色信号を非線形回路を有するク
ロマディエンファシス回路で処理した場合、隣接クロス
トーク成分で非線形回路が誤動作してしまうので、クロ
マエンファシス特性を得ることができなくなってしま
う。そこで、再生色信号処理回路31で隣接クロストー
ク成分を除去し、変調器32でfsc帯の搬送色信号に変
調した後にクロマディエンファシス回路33を配置する
ことで、クロマディエンファシス特性を実現することが
できる。
【0018】以上説明したように、VTRの映像信号処
理をデジタル信号処理回路で構成し、記録時のクロマエ
ンファシス回路18を、色信号を低域変換した後で、か
つFM輝度信号と加算する前に配置し、再生時のクロマ
ディエンファシス回路33を、再生された低域変換色信
号を再生色信号処理を行い搬送色信号に変換した後に配
置するように構成することで、外部から入力された映像
信号はもとより、カムコーダーのカメラ部からの輝度信
号と色差信号からなるデジタルインターフェースにも対
応することができる。
【0019】次に、図2はクロマエンファシス回路18
の具体的実施例を、また図3はその特性の一例を示す。
図2において、51はクロマエンファシス回路18の入
力端子、52は遅延回路、53はトラップ回路、54は
リミッタ回路、55は演算回路、56は出力端子であ
る。トラップ回路53において、57、58は遅延回
路、59、60、61は係数回路、62、63、64、
65は演算回路である。遅延回路57、58をZ~1
し、係数回路59をK1、係数回路60をK2、係数回路
61をK3とすると、トラップ回路53の伝達関数は次
式で表される。
【0020】G(Z)=(1−K3Z~1+Z~2)/(1−K1
Z~1+K2Z~2) 遅延回路57、58の遅延時間と、係数回路59、6
0、61の係数を所望の値に設定することで、トラップ
回路の特性を設定することができる。従って、トラップ
回路の共振周波数を、低域変換色信号の中心周波数であ
るflsc(8ミリVTRの場合、NTSCで約743KH
z)に設定することで、入力端子51から入力された低
域変換色信号からトラップ回路53で中心周波数の成分
を除去したサイドバンド信号を得ることができる。この
信号をリミッタ回路54で非線形特性をもたせ遅延回路
52で遅延時間合わせした入力信号に演算回路55で加
算することで、出力端子56には図3に示すように入力
レベルに応じた特性を得ることができる。
【0021】次に、図4は、クロマエンファシス回路1
8とクロマディエンファシス回路33を記録と再生で兼
用化した場合、およびNTSC/PALで兼用化した場
合の具体的実施例を示す。図4において図2と同じ部分
は同一符号を付け説明を省略する。76は記録/再生の
制御信号入力端子であり、75はNTSC/PALの制
御信号入力端子である。記録時は入力端子51から入力
される信号は低域変換色信号であるため、トラップ回路
53の共振周波数はNTSCの場合約743KHz、P
ALの場合732KHzに設定する必要がある。これに
対して、再生時は入力端子51から入力される信号は搬
送色信号であるため、トラップ回路53の共振周波数は
NTSCで約3.58MHZ、PALで約4.43MHz
に設定する必要がある。そこで、まず記録時と再生時で
共振周波数が大きく異なるので遅延回路66と67およ
び遅延回路69と70を設け、これらを制御信号入力端
子76からの記録/再生の制御信号で切り替え、さらに
NTSCとPALで異なる周波数に設定するため、76
からの記録/再生の制御信号と75からのNTSC/P
ALの制御信号を論理回路77で論理をとり、係数回路
59、60、61に設けられたスイッチ回路72、7
3、74を制御することで、各モードに応じた共振周波
数を有するトラップ特性を実現することができる。ま
た、記録時はサイドバンドの強調特性を、再生時はサイ
ドバンドの抑圧特性を行うために、76からの記録/再
生の制御信号によりリミッタ回路54の特性を切り替え
ることで、図5に示した記録時のクロマエンファシス特
性および再生時のクロマディエンファシス特性を実現す
ることができる。
【0022】以上の実施例は、記録媒体として磁気テー
プを用いる磁気記録再生装置の場合を述べたが、本発明
はこれに限定されることなく、磁気ディスク、光ディス
ク、半導体メモリなど各種の記録媒体を用いる記録再生
装置に適用できることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、映像信号処理をデジタ
ル信号処理回路を含んで構成し、記録時のクロマエンフ
ァシス回路を色信号を低域変換した後で、且つ、輝度信
号と加算する前に配置し、再生時のクロマディエンファ
シス回路を再生された低域変換色信号を搬送色信号に変
換した後に配置して構成した。また、クロマエンファシ
ス回路とディエンファシス回路およびこれに用いるトラ
ップ回路を、記録再生で兼用し、さらに信号方式の異な
るNTSC方式とPAL方式に対応して設定する手段を
設けた。この構成により、全てデジタル化して集積で
き、特性ばらつきのない高精度のクロマエンファシス特
性を有した記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置の一実施例であるカムコ
ーダの信号処理システム構成図である。
【図2】図1の実施例におけるクロマエンファシス回路
の一例を示す図である。
【図3】図2で示したクロマエンファシス回路の特性図
である。
【図4】図1の実施例におけるクロマエンファシス/デ
ィエンファシス回路を記録/再生で兼用化した一例を示
す図である。
【図5】図4で示したクロマエンファシス/ディエンフ
ァシス回路の特性図である。
【図6】従来の8ミリVTR規格における記録信号の周
波数多重を説明する図である。
【図7】従来技術で実現していたクロマエンファシス回
路の特性を説明する図である。
【符号の説明】
1…カメラブロック、 3、26、29…AD変換器、 15、19、34、35…D/A変換器、 18…クロマエンファシス回路、 33…クロマディエンファシス回路、 53…トラップ回路、 54…リミッタ回路、 52、57、58…遅延回路、 59、60、61…係数回路、 55、62、63、64、65…演算回路、 75、76…制御信号入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 克行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 茂呂 栄治 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 菓子谷 英男 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所映像情報メディア事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号処理回路によりFM変調した輝度
    信号と低域変換した色信号とを加算し、記録媒体上に記
    録及び再生する記録再生装置において、 前記映像信号処理回路は、デジタル信号処理回路を含ん
    で構成され、 記録時には、低域変換した後でかつ輝度信号と加算する
    前の色信号について、そのサイドバンド信号を強調する
    サイドバンド強調手段を有し、 再生時には、再生信号を搬送色信号に変換した後の色信
    号について、そのサイドバンド信号を抑圧するサイドバ
    ンド抑圧手段を有することを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記記録時のサイドバンド強調手段と、前
    記再生時のサイドバンド抑圧手段は、いずれもトラップ
    回路とリミッタ回路と演算回路とを備えて構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記記録時のサイドバンド強調手段と、前
    記再生時のサイドバンド抑圧手段は、共通のトラップ回
    路と共通のリミッタ回路と共通の演算回路とを備えて構
    成されるとともに、記録時と再生時との動作を切り替え
    る記録再生切り替え手段を具備したことを特徴とする請
    求項2記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】映像信号の信号方式に応じて、前記トラッ
    プ回路の共振周波数特性を選択し設定する信号方式設定
    手段を有したことを特徴とする請求項2または3記載の
    記録再生装置。
JP10113015A 1998-04-23 1998-04-23 記録再生装置 Pending JPH11308637A (ja)

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