JPH11307936A - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

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JPH11307936A
JPH11307936A JP12294298A JP12294298A JPH11307936A JP H11307936 A JPH11307936 A JP H11307936A JP 12294298 A JP12294298 A JP 12294298A JP 12294298 A JP12294298 A JP 12294298A JP H11307936 A JPH11307936 A JP H11307936A
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filler
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博史 瀬川
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宏太 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コア基板に形成されるスルーホールを高密度
化することで、ビルドアップ層の層数を減らし得る多層
プリント配線板を提供する。 【解決手段】 表側のビルトアップ層90Aと裏側のビ
ルトアップ層90Bとが、コア基板30に形成されたス
ルーホール16を介して接続されている。該スルーホー
ル16には充填剤22が充填され、該充填剤22のスル
ーホール16からの露出面を覆うように導体層26aが
形成されている。そして、該導体層26aに上層側のバ
イアホール60が接続されている。ここで、導体層26
aを円形に形成することにより、スルーホール16のラ
ンド形状を円形とし、コア基板に形成されるスルーホー
ルを高密度化することで、ビルドアップ層の層数を減ら
すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多層プリント配
線板に関し、とくに、層間樹脂絶縁層と導体層とが交互
に積層されたビルドアップ配線層が、コア基板の両面に
形成されてなる多層プリント配線板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ICチップを実装するパッケージ
基板は、電子工業の進歩に伴う電子機器の小型化あるい
は高速化に対応し、ファインパターンによる高密度化お
よび信頼性の高いものが求められている。このようなパ
ッケージ基板として、1997年.1月号の「表面実装
技術」やPCT/JP96/02608号には、多層コ
ア基板の両面にビルドアップ多層配線層が形成されたも
のが開示されている。
【0003】上掲の従来技術に係るパッケージ基板で
は、多層コア基板内の導体層とビルドアップ配線層との
接続は、多層コア基板の表面にスルーホールから配線し
た内層パッドを設け、この内層パッドにバイアホールを
接続させて行っていた。即ち、図8(A)に示すように
スルーホール216のランド226aに上層へのバイア
ホール接続用の内層パッド226bを付加するか、或い
は、図8(B)に示すようにスルーホール216のラン
ド226aに配線226cを介してバイアホール接続用
の内層パッド226bを連結していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8
(A)又は図8(B)に示す従来技術のランド形状で
は、内層パッド相互の絶縁を保つためにスルーホール間
隔が750μmを超えてしまい、これが、多層コア基板
へのスルーホールの形成数を制限していた。
【0005】一方、パッケージ基板は、表面側の中央に
配設されたバンプにICチップを載置し、裏側の全面に
形成されたバンプをマザーボードへ接続している。即
ち、パッケージ基板のビルドアップ配線層内では、各層
間樹脂絶縁層に形成される導体回路が基板の外周方向へ
引き回され、上記表面側の中央に配設されたバンプから
外周方向へ広がりながら裏面のバンプへ接続してる。
【0006】また、パッケージ基板では、表面側のバン
プの数よりも裏面のバンプが多く形成されている。これ
は、裏面の複数のバンプからの配線が統合されながら表
面側のバンプへ接続されるためである。ここで、コア基
板の表側に形成されるビルドアップ配線層と、裏側に形
成されるビルドアップ配線層とで、同じペースで配線を
統合できることが、上層のビルドアップ配線層と下層の
ビルドアップ配線層との層数を等しく、即ち、層数を最
小にする上で望ましい。しかしながら、上述したように
多層コア基板に形成し得るスルーホールの数は制限され
る。このため、従来技術のパッケージ基板においては、
裏側のビルドアップ配線層において或る程度配線を統合
してから、多層コア基板のスルーホールを通して、表側
のビルドアップ配線層へ接続していた。即ち、表側のビ
ルドアップ配線層では、配線の密度が下がっているた
め、本来的に裏側のビルドアップ配線層と同じだけの層
数を必要としていない。しかし、表裏のビルドアップ配
線層の層数を異ならしめると、非対称性から反りが発生
するため、表裏の層数を同じにしていた。即ち、多層コ
ア基板に形成されるスルーホールの数が制限されるた
め、裏側のビルドアップ配線層の層数を増やさなければ
ならないのに加えて、該層数の増えた裏側と等しい層数
に表側のビルドアップ配線層を形成せねばならなかっ
た。
【0007】即ち、従来技術の多層プリント配線板(パ
ッケージ基板)においては、ビルドアップ層の層数を増
やしている為、上下層の接続の信頼性が低下すると共
に、パッケージ基板のコストが上昇し、また、パッケー
ジ基板の厚みや重さが必要以上に大きくなってしまうと
いう問題があった。
【0008】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、コア基
板に形成されるスルーホールを高密度化することで、ビ
ルドアップ層の層数を減らし得る多層プリント配線板を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記目的の
実現に向け鋭意研究した結果、内層パッドを介してバイ
アホールとスルーホールを接続するのではなく、スルー
ホールを覆うように形成した導体層の上に直接バイアホ
ールを接続することを知見した。これにより、スルーホ
ールの形状を円形にでき、スルーホールの形成数を増や
すことができる。
【0010】本発明の多層プリント配線板は、導体層を
有する多層コア基板の両面に、層間樹脂絶縁層と導体層
とが交互に積層されて各導体層間がバイアホールにて接
続されたビルドアップ配線層が形成されてなり、前記多
層コア基板には、ピッチ間隔が700μm以下のスルー
ホールが複数形成され、そのスルーホールには充填剤が
充填されるとともに該充填剤のスルーホールからの露出
面を覆う導体層が形成されてなり、その導体層にはバイ
アホールが接続されていることを技術的特徴とする。な
お、本発明に係る上記多層プリント配線板において、ス
ルーホールに充填される充填剤は、金属粒子と、熱硬化
性または熱可塑性の樹脂からなることが好ましい。
【0011】本発明の多層プリント配線板は、コア基板
に設けたスルーホールに充填剤が充填され、さらに、こ
の充填剤のスルーホールからの露出面を覆う導体層が形
成され、この導体層にバイアホールを接続させること
で、ビルドアップ配線層とスルーホールの接続を行う構
造とした点に特徴がある。このような本発明の構成によ
れば、スルーホール直上の領域を内層パッドとして機能
せしめることでデッドスペースが無くなり、しかも、ス
ルーホールからバイアホールに接続するための内層パッ
ドを配線する必要もないので、スルーホールのランド形
状を真円とすることができる。その結果、多層コア基板
中に設けられるスルーホールの配置密度が向上し、スル
ーホール数を増やすことができ、このスルーホールを介
して裏側のビルドアップ配線層の信号線を表面のビルド
アップ層に接続できるのである。
【0012】それゆえ、導体回路の基板の外周への引き
回しを表面、裏面の両方のビルドアップ層で行うことが
できる。また、上述したように多層プリント配線板で
は、裏面の複数のバンプからの配線が統合されながら表
面側のバンプへ接続されるが、スルーホールを必要な密
度で形成することで、表側及び裏側に形成されるビルド
アップ配線層で同じペースで配線の統合を行えるため、
表側及び裏側に形成されるビルドアップ配線層の層数を
減らすことができるのである。前記スルーホールのピッ
チは700μm以下が必要である。700μm以下とす
ることにより、スルーホール数を???(個/基板)以
上にすることができ、信号線を確実に表面から裏面のビ
ルドアップ層へ接続できる。
【0013】このような本発明の多層プリント配線板に
おいて、コア基板は多層化されていてもよい。この多層
コア基板は、導体層とプリプレグとを交互に積層して形
成される。例えば、ガラス繊維やアラミド繊維の布ある
いは不織布に樹脂を含浸させてBステージとしたプリプ
レグを、銅箔や回路基板と交互に積層し、次いで、加熱
プレスして一体化することにより形成される。
【0014】本発明の多層プリント配線板でスルーホー
ルに充填される充填剤は、金属粒子、熱硬化性の樹脂お
よび硬化剤からなるか、あるいは金属粒子および熱可塑
性の樹脂からなることが好ましく、必要に応じて溶剤を
添加してもよい。このような充填剤は、金属粒子が含ま
れていると、その表面を研磨することにより金属粒子が
露出し、この露出した金属粒子を介してその上に形成さ
れる導体層のめっき膜と一体化するため、PCT(pres
sure cooker test)のような過酷な高温多湿条件下でも
導体層との界面で剥離が発生しにくくなる。また、この
充填剤は、壁面に金属膜が形成されたスルーホールに充
填されるので、金属イオンのマイグレーションが発生し
ない。
【0015】金属粒子としては、銅、金、銀、アルミニ
ウム、ニッケル、チタン、クロム、すず/鉛、パラジウ
ム、プラチナなどが使用できる。なお、この金属粒子の
粒子径は、0.1〜50μmがよい。この理由は、0.
1μm未満であると、銅表面が酸化して樹脂に対する濡
れ性が悪くなり、一方、50μmを超えると、印刷性が
悪くなるからである。また、この金属粒子の配合量は、
全体量に対して30〜90wt%がよい。この理由は、
30wt%より少ないと、フタめっきの密着性が悪くな
り、一方、90wt%を超えると、印刷性が悪化するか
らである。
【0016】使用される樹脂としては、ビスフェノール
A型、ビスフェノールF型などのエポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)等のフッ素樹脂、ビスマレイミドトリア
ジン(BT)樹脂、FEP、PFA、PPS、PEN、
PES、ナイロン、アラミド、PEEK、PEKK、P
ETなどを使用できる。硬化剤としては、イミダゾール
系、フェノール系、アミン系などの硬化剤を使用でき
る。
【0017】溶剤としては、NMP(ノルマルメチルピ
ロリドン)、DMDG(ジエチレングリコールジメチル
エーテル)、グリセリン、水、1一又は2−又は3−の
シクロヘキサノール、シクロへキサノン、メチルセロソ
ルブ、メチルセロソルブアセテート、メタノール、エタ
ノール、ブタノール、プロパノールなどが使用できる。
【0018】この充填剤は、非導電性であることが望ま
しい。非導電性の方が硬化収縮が小さく、導体層やバイ
アホールとの剥離が起こりにくいからである。
【0019】本発明の多層プリント配線板では、充填剤
が充填されたスルーホールの内壁導体表面に粗化層が形
成されていることが望ましい。スルーホール内壁の導体
表面に粗化層が形成されるのは、充填剤とスルーホール
とが粗化層を介して密着し隙間が発生しないからであ
る。もし、充填剤とスルーホールとの間に空隙が存在す
ると、その直上に電解めっきで形成される導体層は、平
坦なものとならなかったり、空隙中の空気が熱膨張して
クラックや剥離を引き起こしたりし、また一方で、空隙
に水が溜まってマイグレーションやクラックの原因とな
ったりする。この点、粗化層が形成されているとこのよ
うな不良発生を防止することができる。
【0020】また、本発明において、充填剤のスルーホ
ールからの露出面を覆う導体層の表面には、スルーホー
ル内壁の導体表面に形成した粗化層と同様の粗化層が形
成されていることが有利である。この理由は、粗化層に
より層間樹脂絶縁層やバイアホールとの密着性を改善す
ることができるからである。特に、導体層の側面に粗化
層が形成されていると、導体層側面と層間樹脂絶縁層と
の密着不足によってこれらの界面を起点として層間樹脂
絶縁層に向けて発生するクラックを抑制することができ
る。
【0021】このようなスルーホール内壁や導体層の表
面に形成される粗化層の厚さは、0.1〜10μmがよ
い。この理由は、厚すぎると層間ショートの原因とな
り、薄すぎると被着体との密着力が低くなるからであ
る。この粗化層としては、スルーホール内壁の導体ある
いは導体層の表面を、酸化(黒化)−還元処理して形成
したもの、有機酸と第二銅錯体の混合水溶液で処理して
形成したもの、あるいは銅−ニッケル−リン針状合金の
めっき処理にて形成したものがよい。
【0022】これらの処理のうち、酸化(黒化)−還元
処理による方法では、NaOH(10g/l)、NaC
lO2 (40g/l)、Na3 PO4 (6g/l)を酸
化浴(黒化浴)、NaOH(10g/l)、NaBH4
(6g/l)を還元浴とする。
【0023】また、有機酸−第二銅錯体の混合水溶液を
用いた処理では、スプレーやバブリングなどの酸素共存
条件下で次のように作用し、導体回路である銅などの金
属箔を溶解させる。 Cu+Cu(II)An →2Cu(I)An/2 2Cu(I)An/2十n/4O2 +nAH(エアレーシ
ョン)→2Cu(II)An +n/2H2 O Aは錯化剤(キレート剤として作用)、nは配位数であ
る。
【0024】この処理で用いられる第二銅錯体は、アゾ
ール類の第二銅錯体がよい。このアゾール類の第二銅錯
体は、金属銅などを酸化するための酸化剤として作用す
る。アゾール類としては、ジアゾール、トリアゾール、
テトラゾールがよい。なかでもイミダゾール、2−メチ
ルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル
−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾー
ル、2−ウンデシルイミダゾールなどがよい。このアゾ
ール類の第二銅錯体の含有量は、1〜15重量%がよ
い。この範囲内にあれば、溶解性および安定性に優れる
からである。
【0025】また、有機酸は、酸化銅を溶解させるため
に配合させるものである。具体例としては、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カブロン酸、アクリ
ル酸、クロトン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、マレイン酸、安息香酸、グリコール酸、乳
酸、リンゴ酸、スルファミン酸から選ばれるいずれか少
なくとも1種がよい。この有機酸の含有量は、0.1〜
30重量%がよい。酸化された銅の溶解性を維持し、か
つ溶解安定性を確保するためである。なお、発生した第
一銅錯体は、酸の作用で溶解し、酸素と結合して第二銅
錯体となって、再び銅の酸化に寄与する。また、有機酸
に加えて、ホウフッ酸、塩酸、硫酸などの無機酸を添加
してもよい。
【0026】この有機酸−第二銅錯体からなるエッチン
グ液には、銅の溶解やアゾール類の酸化作用を補助する
ために、ハロゲンイオン、例えば、フッ素イオン、塩素
イオン、臭素イオンなどを加えてもよい。このハロゲン
イオンは、塩酸、塩化ナトリウムなどを添加して供給で
きる。ハロゲンイオン量は、0.01〜20重量%がよ
い。この範囲内にあれば、形成された粗化層は層間樹脂
絶縁層との密着性に優れるからである。
【0027】この有機酸−第二銅錯体からなるエッチン
グ液は、アゾール類の第二銅錯体および有機酸(必要に
応じてハロゲンイオン)を、水に溶解して調製する。
【0028】また、銅−ニッケル−リンからなる針状合
金のめっき処理では、硫酸銅1〜40g/l、硫酸ニッ
ケル0.1〜6.0g/l、クエン酸10〜20g/
l、次亜リン酸塩10〜100g/l、ホウ酸10〜4
0g/l、界面活性剤0.01〜10g/lからなる液
組成のめっき浴を用いることが望ましい。
【0029】本発明において、ビルドアップ配線層で使
用される層間樹脂絶縁層としては、熱硬化性樹脂、熱可
塑性樹脂、あるいは熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の複合
体を用いることができる。熱硬化性樹脂としては、エポ
キシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、熱硬化性
ポリフェニレンエーテル(PPE)などが使用できる。
熟可塑性樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)等のフッ素樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、ポリスルフォン(PSF)、ポリフェ
ニレンスルフィド(PPS)、熱可塑型ポリフェニレン
エーテル(PPE)、ポリエーテルスルフォン(PE
S)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリフェニレン
スルフォン(PPES)、4フッ化エチレン6フッ化プ
ロピレン共重合体(FEP)、4フッ化エチレンパーフ
ロロアルコキシ共重合体(PFA)、ポリエチレンナフ
タレート(PEN)、ポリエーテルエーテルケトン(P
EEK)、ポリオレフィン系樹脂などが使用できる。熱
硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の複合体としては、エポキシ
樹脂−PES、エポキシ樹脂−PSF、エポキシ樹脂一
PPS、エポキシ樹脂−PPESなどが使用できる。
【0030】本発明では、層間樹脂絶縁層としてガラス
クロス含浸樹脂複合体を用いることができる。このガラ
スクロス含浸樹脂複合体としては、ガラスクロス含浸エ
ポキシ、ガラスクロス含浸ビスマレイミドトリアジン、
ガラスクロス含浸PTFE、ガラスクロス含浸PPE、
ガラスクロス含浸ポリイミドなどがある。
【0031】また本発明において、層間樹脂絶縁層とし
ては、無電解めっき用接着剤を用いることができる。こ
の無電解めっき用接着剤としては、硬化処理された酸あ
るいは酸化剤に可溶性の耐熱性樹脂粒子が、硬化処理に
よって酸あるいは酸化剤に難溶性となる未硬化の耐熱性
樹脂中に分散されてなるものが最適である。この理由
は、酸や酸化剤で処理することにより、耐熱性樹脂粒子
が溶解除去されて、表面に蛸つぼ状のアンカーからなる
粗化面が形成できるからである。
【0032】上記無電解めっき用接着剤において、特に
硬化処理された前記耐熱性樹脂粒子としては、平均粒
径が10μm以下の耐熱性樹脂粉末、平均粒径が2μ
m以下の耐熱性樹脂粉末を凝集させた凝集粒子、平均
粒径が2〜10μmの耐熱性樹脂粉末と平均粒径が2μ
m以下の耐熱性樹脂粉末との混合物、平均粒径が2〜
10μmの耐熱性樹脂粉末の表面に平均粒径が2μm以
下の耐熱性樹脂粉末または無機粉末のいずれか少なくと
も1種を付着させてなる疑似粒子、平均粒径が0.1
〜0.8μmの耐熱性樹脂粉末と平均粒径が0.8μm
を超え2μm未満の耐熱性樹脂粉末との混合物、平均
粒径が0.1〜1.0μmの耐熱性樹脂粉末、から選ば
れるいずれか少なくとも1種を用いることが望ましい。
これらは、より複雑なアンカーを形成できるからであ
る。この無電解めっき用接着剤で使用される耐熱性樹脂
は、前述の熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
と熱可塑性樹脂の複合体を使用できる。
【0033】本発明において、多層コア基板上に形成さ
れた導体層(スルーホールに充填された充填剤を覆うも
のを含む)と層間樹脂絶縁層上に形成された導体回路
は、バイアホールで接続することができる。この場合、
バイアホールは、めっき膜や充填剤で充填してもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多層プリント配線
板について図を参照して説明する。図6は、本発明の実
施形態に係る多層プリント配線板の断面を示している。
多層コア基板30の表面及び裏面にビルドアップ配線層
90A、90Bが形成されている。該ビルトアップ層9
0A、90Bは、バイアホール60及び導体回路58の
形成された層間樹脂絶縁層50と、バイアホール160
及び導体回路158の形成された層間樹脂絶縁層150
とからなる。
【0035】表面側には、ICチップのバンプ(図示せ
ず)へ接続するための半田バンプ76Uが形成され、裏
面側には、マザーボードのバンプ(図示せず)へ接続す
るための半田バンプ76Uが形成されている。多層プリ
ント配線板内では、ICチップへ接続する半田バンプ7
6Uからの導体回路が、基板の外周方向へ向けて配線さ
れ、マザーボード側へ接続する半田バンプ76Dへ接続
されている。表側のビルトアップ層90Aと裏側のビル
トアップ層90Bとは、コア基板30に形成されたスル
ーホール16を介して接続されている。
【0036】即ち、該スルーホール16には充填剤22
が充填され、該充填剤22のスルーホール16からの露
出面を覆うように導体層26aが形成されている。そし
て、該導体層26aに、上層側のバイアホール60が接
続され、該バイアホールに接続された導体回路58に、
上層のバイアホール160が接続され、該バイアホール
160、或いは、バイアホール160へ接続された導体
回路158に半田バンプ76U、76Dが形成されてい
る。
【0037】図6に示す多層プリント配線板のコア基板
30の平面図、即ち、図6中のB−B断面を図7に示
す。ここで、スルーホール16内の充填剤の上側に形成
される導体層26aは、円形に形成され、図6を参照し
て上述したように該導体層26aへ直接バイアホール6
0が接続されている。このように接続することで、スル
ーホール16直上の領域を図8(A)及び図8(B)を
参照して上述した内層パッド226bとして機能せしめ
ることでデッドスペースを無くし、しかも、スルーホー
ル16からバイアホール60へ接続するための内層パッ
ド226bを付加しないので、スルーホール16のラン
ド形状を円形とすることができる。その結果、多層コア
基板30中に設けられるスルーホール16の配置密度を
向上させることによりスルーホールの数を増やすことが
できる。
【0038】それゆえ、導体回路の基板の外周への引き
回しを表面、裏面の両方のビルドアップ層90A、90
Bで行うことができる。また、上述したように多層プリ
ント配線板では、裏面の複数のバンプからの配線が統合
されながら表面側のバンプへ接続されるが、スルーホー
ルを必要な密度で形成することで、表側及び裏側に形成
されるビルドアップ配線層90A、90Bで、同じペー
スで配線の統合を行える。これにより、表側及び裏側に
形成されるビルドアップ配線層90A、90Bの層数を
減らすことができる。
【0039】図6中に示すコア基板30では、スルーホ
ールのピッチは600μmであるが、ピッチは700μ
m以下にすることが望ましい。700μm以下とするこ
とにより、スルーホール数を(個/基板)以上にするこ
とができ、信号線を確実に表面から裏面のビルドアップ
層へ接続できる。
【0040】引き続き、図6に示す多層プリント配線板
を製造する方法について一例を挙げて具体的に説明す
る。なお、以下に述べる方法は、セミアディティブ法に
よる多層プリント配線板の製造方法に関するものである
が、本発明における多層プリント配線板の製造方法で
は、フルアディティブ法やマルチラミネーション法、ピ
ンラミネーション法を採用することができる。
【0041】(1)コア基板30の作製 コア基板は、プリプレグを積層して形成される。例え
ば、ガラス繊維やアラミド繊維の布あるいは不織布に、
エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミドトリア
ジン樹脂、フッ素材脂(ポリテトラフルオロエチレン
等)等を含浸させてBステージとしたプリプレグを積層
して、次いで、加熱プレスして一体化することにより形
成される。なお、コア基板上の回路基板としては、例え
ば両面銅張積層板の両面にエッチングレジストを設けて
エッチングすることにより銅パターンを設けたものを用
いることができる。
【0042】(2)スルーホール16の形成 .多層コア基板にドリル等で貫通孔を空け、貫通孔の
壁面および基板表面に無電解めっきを施してスルーホー
ル16を形成する。無電解めっきとしては銅めっきがよ
い。なお、基板表面が、フッ素樹脂のようにめっきのつ
きまわりが悪い樹脂である場合は、有機金属ナトリウム
からなる前処理剤(商品名:潤工社製:テトラエッ
チ)、プラズマ処理などの表面改質を行う。
【0043】.次に、厚付けのために電解めっきを行
う。この電解めっきとしては銅めっきがよい。 .そしてさらに、スルーホール内壁および電解めっき
膜表面を粗化処理して粗化層20を設ける。この粗化層
には、黒化(酸化)−還元処理によるもの、有機酸と第
二銅錯体の混合水溶液をスプレー処理して形成したも
の、あるいは銅−ニッケル−リン針伏合金めっきによる
ものがある。
【0044】(3)充填剤の充填 .前記(2)で形成したスルーホール16に、前述し
た構成の充填剤22を充填する。具体的には、充填剤
は、スルーホール部分に開口を設けたマスクを載置した
基板上に、印刷法にて塗布することによりスルーホール
に充填させ、充填後、乾燥、硬化させる。
【0045】この充填剤には、金属粒子と樹脂の密着力
を上げるために、シランカップリング剤などの金属表面
改質剤を添加してもよい。また、その他の添加剤とし
て、アクリル系消泡剤やシリコン系消泡剤などの消泡
剤、シリカやアルミナ、タルクなどの無機充填剤を添加
してもよい。また、金属粒子の表面には、シランカップ
リング剤を付着させてもよい。
【0046】このような充填剤は、例えば、以下の条件
にて印刷される。即ち、テトロン製メッシュ板の印刷マ
スク板と45℃の角スキージを用い、Cuペースト粘
度:120Pa・s、スキージ速度:13mm/se
c、スキージ押込み量:1mmの条件で印刷する。
【0047】.スルーホールからはみ出した充填剤お
よび基板の電解めっき膜表面の粗化層を研磨により除去
して、基板表面を平坦化する。研磨は、ベルトサンダー
やバフ研磨がよい。
【0048】(4)導体層26a(多層コア基板上の導
体回路と充填剤を覆う導体層)の形成 .前記(3)で平坦化した基板の表面に触媒核を付与
した後、無電解めっきを施し、厚さ0.1〜5μm程度
の無電解めっき膜を形成し、さらに必要に応じて電解め
っきを施し、厚さ5〜25μmの電解めっき膜を設け
る。次に、めっき膜の表面に、感光性のドライフィルム
を加熱プレスによりラミネートし、パターンが描画され
たフォトマスクフィルム(ガラス製がよい)を載置し、
露光した後、現像液で現像してエッチングレジストを設
ける。そして、エッチングレジスト非形成部分の導体を
エッチング液で溶解除去することにより、導体回路部分
および充填剤22を覆う導体層26a部分を形成する。
そのエッチング液としては、硫酸−過酸化水素の水溶
液、過硫酸アンモニウムや過硫酸ナトリウム、過硫酸カ
リウムなどの過硫酸塩水溶液、塩化第二鉄や塩化第二銅
の水溶液がよい。
【0049】.そして、エッチングレジストを剥離し
て、独立した導体回路14および導体層26aとした
後、その導体回路14および導体層26aの表面に、粗
化層27を形成する。導体回路14および充填剤を覆う
導体層26aの表面に粗化層27を形成すると、その導
体は、層間樹脂絶縁層との密着性に優れるので、導体回
路および充填剤を覆う導体層の側面と樹脂絶縁層との界
面を起点とするクラックが発生しない。また一方で、充
填剤を覆う導体層は、電気的に接続されるバイアホール
との密着性が改善される。この粗化層の形成方法は、前
述したとおりであり、黒化(酸化)−還元処理、針状合
金めっき、あるいはエッチングして形成する方法などが
ある。
【0050】さらに、粗化後に、基板表面の導体層26
aに起因する凹凸を無くすため、導体回路間に樹脂28
を塗布して充填し、これを硬化し、表面を導体が露出す
るまで研磨して平滑化してもよい。樹脂としては、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂などのビスフェノール型エポキシ樹脂、イミダ
ゾール硬化剤および無機粒子からなる樹脂を使用するこ
とが望ましい。ビスフェノール型エポキシ樹脂は、粘度
が低く、塗布しやすいからである。また、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂は、溶剤を使用しなくてもよいた
め、加熱硬化時に溶剤が揮発することに起因するクラッ
クや剥離を防止でき、有利である。そしてさらに、研磨
後に導体層表面に粗化層を設けることが望ましい。
【0051】なお、導体層の形成方法として、以下の工
程を採用することができる。即ち、前記(1)〜(3)
の工程を終えた基板にめっきレジストを形成し、次いで
レジスト非形成部分に電解めっきを施して導体回路およ
び導体層部分を形成し、これらの導体上に、ホウフッ化
スズ、ホウフッ化鉛、ホウフッ化水素酸、ペプトンから
なる電解半田めっき液を用いて半田めっき膜を形成した
後、めっきレジストを除去し、そのめっきレジスト下の
無電解めっき膜および銅箔をエッチング除去して独立パ
ターンを形成し、さらに、半田めっき膜をホウフッ酸水
溶液で溶解除去して導体層を形成する。
【0052】(5)層間樹脂絶縁層50、導体回路58
及びバイアホール60の形成 .このようにして作製した配線基板の上に、層間樹脂
絶縁層を形成する。層間樹脂絶縁層50としては、熱硬
化性樹脂、熱可塑性樹脂、あるいは熱硬化性樹脂と熱可
塑性樹脂の複合体を使用できる。また、本発明では、層
間樹脂絶縁材として前述した無電解めっき用接着剤を用
いることができる。層間樹脂絶縁層は、これらの樹脂の
未硬化液を塗布したり、フィルム状の樹脂を熱圧着して
ラミネートすることにより形成される。
【0053】.次に、この層間樹脂絶縁層に被覆され
る下層の導体回路(スルーホール)との電気的接続を確
保するために層間樹脂絶縁層50に開口を設ける。この
開口の穿孔は、層間樹脂絶縁層が感光性樹脂からなる場
合は、露光、現像処理にて行い、熱硬化性樹脂や熱可塑
性樹脂からなる場合は、レーザ光にて行う。このとき、
使用されるレーザ光としては、炭酸ガスレーザ、紫外線
レーザ、エキシマレーザなどがある。レーザ光にて孔空
けした場合は、デスミア処理を行ってもよい。このデス
ミア処理は、クロム酸、過マンガン酸塩などの水溶液か
らなる酸化剤を使用して行うことができ、また酸素プラ
ズマなどで処理してもよい。
【0054】.開口を有する層間樹脂絶縁層50を形
成した後、必要に応じてその表面を粗化する。上述した
無電解めっき用接着剤を層間樹脂絶縁層として使用した
場合は、表面を酸化剤で処理して耐熱性樹脂粒子のみを
選択的に除去して粗化する。また、熱硬化性樹脂や熱可
塑性樹脂を使用した場合でも、クロム酸、過マンガン酸
塩などの水溶液から選ばれる酸化剤による表面粗化処理
が有効である。なお、酸化剤では粗化されないフッ素樹
脂(ポリテトラフルオロエチレン等)などの樹脂の場合
は、プラズマ処理やテトラエッチなどにより表面を粗化
する。
【0055】.次に、無電解めっき用の触媒核を付与
する。一般に触媒核は、パラジウム−スズコロイドであ
り、この溶液に基板を浸漬、乾燥、加熱処理して樹脂表
面に触媒核を固定する。また、金属核をCVD、スパッ
タ、プラズマにより樹脂表面に打ち込んで触媒核とする
ことができる。この場合、樹脂表面に金属核が埋め込ま
れることになり、この金属核を中心にめっきが析出して
導体回路が形成されるため、粗化しにくい樹脂やフッ素
樹脂(ポリテトラフルオロエチレン等)のように樹脂と
導体回路との密着が悪い樹脂でも、密着性を確保でき
る。この金属核としては、パラジウム、銀、金、白金、
チタン、銅およびニッケルから選ばれる少なくとも1種
以上がよい。なお、金属核の量は、20μg/cm2
下がよい。この量を超えると金属核を除去しなければな
らないからである。
【0056】.次に、層間樹脂絶縁層の表面に無電解
めっきを施し、全面に無電解めっき膜52を形成する。
無電解めっき膜52の厚みは0.1〜5μm、より望ま
しくは0.5〜3μmである。 .そして、無電解めっき膜上にめっきレジストを形成
する。めっきレジストは、前述のように感光性ドライフ
ィルムをラミネートして露光、現像処理して形成され
る。 .さらに、電解めっきを行う。電解めっき膜56は、
5〜30μmがよい。なお、図中では電解めっきにより
単に、厚付けを行っているが、バイアホールを形成する
凹部を電解めっき膜にて充填することが望ましい。 .そしてさらに、めっきレジストを剥離した後、その
めっきレジスト下の無電解めっき膜をエッチングにて溶
解除去し、独立した導体回路58及びバイアホール60
を形成する。導体回路(バイアホールを含む)を形成す
る。エッチング液としては、硫酸−過酸化水素の水溶
液、過硫酸アンモニウムや過硫酸ナトリウム、過硫酸カ
リウムなどの過硫酸塩水溶液、塩化第二鉄や塩化第二銅
の水溶液がよい。更に、同様にして層間樹脂絶縁層15
0及びバイアホール160をもう1層形成する。
【0057】
【実施例】以下、多層プリント配線板の製造工程の実施
例を、図1〜図5を参照して具体的に説明する。 (1)厚さ0.5mmのガラスエポキシ樹脂またはBT
(ビスマレイミドトリアジン)樹脂からなるコア基板3
0の両面に18μmの銅箔12がラミネートされている
銅張積層板30Aを出発材料とする(図1(A)参
照)。この両面にエッチングレジストを設け、硫酸−過
酸化水素水溶液でエッチング処理し、導体回路14を有
するコア基板30を得た(図1(B))。
【0058】(2)次に、コア基板30にピッチ間隔6
00μmで直径300μmの貫通孔16をドリルで削孔
し(図1(C)参照)、次いで、パラジウム−スズコロ
イドを付着させ、下記組成で無電解めっきを施して、基
板30の全面に2μmの無電解めっき膜18を形成した
(図1(D)参照)。 〔無電解めっき水溶液〕 EDTA 150 g/l 硫酸銅 20 g/l HCHO 30 ml/l NaOH 40 g/l α、α’−ビピリジル 80 mg/l PEG 0.1g/l 〔無電解めっき条件〕70℃の液温度で30分
【0059】(3)前記(2)で無電解銅めっき膜18
からなる導体(スルーホール16を含む)を形成した基
板30を、水洗いし、乾燥した後、NaOH(10g/
l)、NaClO2 (40g/l)、Na3 PO4 (6
g/l)を酸化浴(黒化浴)、NaOH(10g/
l)、NaBH4 (6g/l)を還元浴とする酸化還元
処理に供し、そのスルーホール16を含む導体18の全
表面に粗化層20を設けた(図1(E)参照)。
【0060】(4)次に、平均粒径10μmの銅粒子を
含む充填剤22(タツタ電線製の非導電性穴埋め銅ペー
スト、商品名:DDペースト)を、スルーホール16へ
スクリーン印刷によって充填し、乾燥、硬化させた(図
2(F))。そして、導体18上面の粗化層20および
スルーホール16からはみ出した充填剤22を、#60
0のベルト研磨紙(三共理化学製)を用いたベルトサン
ダー研磨により除去し、さらにこのベルトサンダー研磨
による傷を取り除くためのバフ研磨を行い、基板30の
表面を平坦化した(図2(G)参照)。このようにし
て、スルーホール16の内壁面と樹脂充填剤22とが粗
化層20を介して強固に密着した基板30を得る。
【0061】(5)前記(4)で平坦化した基板30表
面に、パラジウム触媒(アトテック製)を付与し、前記
(2)の条件に従って無電解銅めっきを施すことによ
り、厚さ0.6μmの無電解銅めっき膜23を形成した
(図1(H)参照)。
【0062】(6)ついで、以下の条件で電解銅めっき
を施し、厚さ15μmの電解銅めっき膜24を形成し、
導体回路14となる部分の厚付け、およびスルーホール
16に充填された充填剤22を覆う導体層(円形のスル
ーホールランドとなる)26aとなる部分を形成した
(図2(I))。 〔電解めっき水溶液〕 硫酸 180 g/l 硫酸銅 80 g/l 添加剤(アトテックジャパン製、商品名:カパラシドGL) 1 ml/l 〔電解めっき条件〕 電流密度 1A/dm2 時間 30分 温度 室温
【0063】(7)導体回路14および導体層26aと
なる部分を形成した基板30の両面に、市販の感光性ド
ライフィルムを張り付け、マスクを載置して、100m
J/cm2 で露光、0.8%炭酸ナトリウムで現像処理
し、厚さ15μmのエッチングレジスト25を形成した
(図2(J)参照)。
【0064】(8)そして、エッチングレジスト25を
形成してない部分のめっき膜23,24を、硫酸と過酸
化水素の混合液を用いるエッチングにて溶解除去し、さ
らに、エッチングレジスト8を5%KOHで剥離除去し
て、独立した導体回路14aおよび充填剤22を覆う導
体層26aを形成した(図3(K)参照)。
【0065】(9)次に、導体回路14aおよび充填剤
22を覆う導体層26aの表面にCu−Ni−P合金か
らなる厚さ2.5μmの粗化層(凹凸層)27を形成
し、さらにこの粗化層27の表面に厚さ0.3μmのS
n層を形成した(図3(L)参照、但し、Sn層につい
ては図示しない)。その形成方法は以下のようである。
即ち、基板30を酸性脱脂してソフトエッチングし、次
いで、塩化パラジウムと有機酸からなる触媒溶液で処理
して、Pd触媒を付与し、この触媒を活性化した後、硫
酸銅8g/l、硫酸ニッケル0.6g/l、クエン酸1
5g/l、次亜リン酸ナトリウム29g/l、ホウ酸3
1g/l、界面活性剤0.1g/l、pH=9からなる
無電解めっき浴にてめっきを施し、導体回路14aおよ
び充填剤22を覆う導体層26aの表面にCu−Ni−
P合金の粗化層27を設けた。ついで、ホウフッ化スズ
0.1mol/l、チオ尿素1.0mol/l、温度5
0℃、pH=1.2の条件でCu−Sn置換反応させ、
粗化層10の表面に厚さ0.3μmのSn層を設けた
(Sn層については図示しない)。
【0066】なお、工程(9)に代えて、導体回路14
aおよび充填剤22を覆う導体層26aの表面にいわゆ
る黒化−還元層を形成し、導体回路間にビスフェノール
F型エポキシ樹脂などの樹脂を充填し、表面研磨、さら
に(9)のめっきによりCu−Ni−P合金の粗化層を
形成してもよい。(図6に断面を示すパッケージ断面図
は、この工程を使用して製造している)
【0067】(10)基板表面を平滑化するための樹脂
充填剤を調整する。ここでは、ビスフェノールF型エポ
キシモノマー(油化シェル製、分子量310、YL98
3U)100重量部、イミダゾール硬化剤(四国化成
製、2E4MZ−CN)6重量部を混合し、これらの混
合物に対し、表面にシランカップリング剤がコーティン
グされた平均粒径1.6μmのSiO2 球状粒子(アド
マテック製、CRS1101−CE、ここで、最大粒子
の大きさは後述する導体回路14aの厚み以下とする)
170重量部、消泡剤(サンノプコ製、ペレノールS
4)0.5重量部を混合し、3本ロールにて混練するこ
とにより、その混合物の粘度を23±1℃で45,00
0〜49,000cpsに調整して、樹脂充填剤を得
る。この樹脂充填剤は無溶剤である。もし溶剤入りの樹
脂充填剤を用いると、後工程において層間剤を塗布して
加熱・乾燥させる際に、樹脂充填剤の層から溶剤が揮発
して、樹脂充填剤の層と層間材との間で剥離が発生する
からである。
【0068】(11)上記(10)で得た樹脂充填剤2
8を、基板30の両面にロールコータを用いて塗布する
ことにより、上面の導体層26a間に充填し、70℃,
20分間で乾燥させ、下面についても同様にして樹脂充
填剤30を導体層26a間あるいは導体回路14a間に
充填し、70℃,20分間で乾燥させる(図3(M)参
照)。
【0069】(12)上記(11)の処理を終えた基板
30の片面を、♯600のベルト研磨紙(三共理化学
製)を用いたベルトサンダー研磨により、導体層26a
の表面や導体回路14aの表面に樹脂充填剤28が残ら
ないように研磨し、次いで、上記ベルトサンダー研磨に
よる傷を取り除くためのバフ研磨を行う(図3(N)参
照)。次いで、100℃で1時間、120℃で3時間、
150℃で1時間、180℃で7時間の加熱処理を行っ
て樹脂充填剤28を硬化させる。
【0070】このようにして、導体層26a、導体回路
14aの表面の粗化層27を除去して基板両面を平滑化
することで、樹脂充填剤28と導体層26a、導体回路
14aの側面とが粗化層27を介して強固に密着させ
る。
【0071】(13)上記(12)の処理で露出した導
体層26a、導体回路14a上面に、厚さ2.5μmの
Cu−Ni−P合金からなる粗化層(凹凸層)29を形
成し、さらに、その粗化層29の表面に厚さ0.3μm
のSn層を設ける(図3(O)参照、但し、Sn層につ
いては図示しない)。その形成方法は以下のようであ
る。即ち、基板30を酸性脱脂してソフトエッチング
し、次いで、塩化パラジウムと有機酸からなる触媒溶液
で処理して、Pd触媒を付与し、この触媒を活性化した
後、硫酸銅8g/l、硫酸ニッケル0.6g/l、クエ
ン酸15g/l、次亜リン酸ナトリウム29g/l、ホ
ウ酸31g/l、界面活性剤0.1g/l、pH=9か
らなる無電解めっき浴にてめっきを施し、銅導体回路4
およびスルーホール9のランド上面にCu−Ni−P合
金の粗化層29を形成する。ついで、ホウフッ化スズ
0.1mol/l、チオ尿素1.0mol/l、温度5
0℃、pH=1.2の条件でCu−Sn置換反応させ、
粗化層29の表面に厚さ0.3μmのSn層を設ける
(Sn層については図示しない)。
【0072】(14)層間樹脂絶縁層を形成する無電解
めっき用接着剤A、Bを以下の方法で調製した。 A.上層の無電解めっき用接着剤の調製 .クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
製、分子量2500)の25%アクリル化物を35重量
部(固形分80%)、感光性モノマー(東亜合成製、ア
ロニックスM315)3.15重量部、消泡剤(サンノ
プコ製、S−65)0.5重量部、NMPを3.6重量
部を撹拌混合した。 .ポリエーテルスルフォン(PES)12重量部、エ
ポキシ樹脂粒子(三洋化成製、ポリマーポール)の平均
粒径1.0μmのものを7.2重量部、平均粒径0.5
μmのものを3.09重量部、を混合した後、さらにN
MP30重量部を添加し、ビーズミルで撹拌混合した。 .イミダゾール硬化剤(四国化成製、2E4MZ−C
N)2重量部、光開始剤(チバガイギー製、イルガキュ
ア I−907)2重量部、光増感剤(日本化薬製、D
ETX−S)0.2重量部、NMP1.5重量部を撹拌
混合した。これらを混合して無電解めっき用接着剤組成
物Aを調製した。
【0073】B.下層の無電解めっき用接着剤の調製 .クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
製、分子量2500)の25%アクリル化物を35重量
部(固形分80%)、感光性モノマー(東亜合成製、ア
ロニックスM315)4重量部、消泡剤(サンノプコ
製、S−65)0.5重量部、NMPを3.6重量部を
撹拌混合した。 .ポリエーテルスルフォン(PES)12重量部、エ
ポキシ樹脂粒子(三洋化成製、ポリマーポール)の平均
粒径0.5μmのものを14.49重量部、を混合した
後、さらにNMP20重量部を添加し、ビーズミルで撹
拌混合した。
【0074】.イミダゾール硬化剤(四国化成製、2
E4MZ−CN)2重量部、光開始剤(チバガイギー
製、イルガキュア I−907)2重量部、光増感剤
(日本化薬製、DETX−S)0.2重量部、NMP
1.5重量部を撹拌混合した。これらを混合して下層の
無電解めっき用接着剤Bを調製した。
【0075】(15)基板の両面に、まず、前記(1
4)で調製したBの無電解めっき用接着剤(粘度1.5
Pa・s)44をロールコータを用いて塗布し、水平状
態で20分間放置してから、60℃で30分の乾燥を行
い、次いで、Aの無電解めっき用接着剤(粘度1.0P
a・s)46をロールコ一夕を用いて塗布し、水平状態
で20分間放置してから、60℃で30分の乾燥を行
い、厚さ40μmの接着剤層50を形成した(図4
(P)参照)。
【0076】(16)接着剤層50を形成した基板の両
面に、85μmφの黒円が印刷されたフォトマスクフィ
ルムを密着させ、超高圧水銀灯により500mJ/cm
2 で露光した。これをDMDG(ジエチレングリコール
ジメチルエーテル)溶液でスプレー現像することによ
り、接着剤層に85μmφのバイアホールとなる開口を
形成した。さらに、当該基板を超高圧水銀灯により30
00mJ/cm2 で露光し、100℃で1時間、その後
150℃で5時間の加熱処理をすることにより、フォト
マスクフィルムに相当する寸法精度に優れた開口(バイ
アホール形成用開口48)を有する厚さ35μmの層間
絶縁材層(接着剤層)50を形成した(図4(Q)参
照)。なお、バイアホールとなる開口には、スズめっき
層を部分的に露出させた。
【0077】(17)バイアホール形成用開口48を形
成した基板を、クロム酸に20分間浸漬し、接着剤層表
面に存在するエポキシ樹脂粒子を溶解除去して、当該接
着剤層50の表面をRmax=1〜5μm程度の深さで
粗化することで粗化面51を形成し、その後、中和溶液
(シプレイ社製)に浸漬してから水洗した(図4
(R))。
【0078】(18)接着剤層表面の粗化(粗化深さ5
μm)を行った基板30に対し、パラジウム触媒(アト
テック製)を付与することにより、接着剤層50および
バイアホール用開口48の表面に触媒核を付与した。
【0079】(19)前記(2)と同じ組成の無電解銅
めっき浴中に基板を浸漬して、粗化面51全体に厚さ
0.6μmの無電解銅めっき膜52を形成した(図4
(S)参照)。このとき、無電解銅めっき膜52は薄い
ために、この無電解めっき膜52の表面には、接着剤層
50の粗化面51に追従した凹凸が観察された。
【0080】(20)市販の感光性ドライフィルムを無
電解銅めっき膜52に張り付け、マスクを載置して、1
00mJ/cm2 で露光、0.8%炭酸ナトリウムで現
像処理し、厚さ15μmのめっきレジスト54を設けた
(図4(T)参照)。
【0081】(21)次いで、前記(6)の条件に従っ
て電解銅めっきを施し、厚さ15μmの電解銅めっき膜
56を形成した(図5(U)参照)。
【0082】(22)めっきレジスト56を5%KOH
で剥離除去した後、そのめっきレジスト56下の無電解
めっき膜52を硫酸と過酸化水素の混合液でエッチング
処理して溶解除去し、無電解銅めっき膜52と電解銅め
っき膜56からなる厚さ16μmの導体回路58及びバ
イアホール60を形成する(図5(V))。引き続き、
該導体回路58及びバイアホール60の表面に粗化層6
2を形成して、片面3層の多層プリント配線板とした
(図5(W)参照)。なお、接着剤層50の粗化面に残
っているPdをクロム酸(800g/l)に1〜10分
浸漬して除去した。
【0083】(23)(15)〜(22)の工程を繰り
返して、バイアホール160を有する層間樹脂絶縁層1
50をさらに1層積層した(図5(X)。
【0084】(24)上記(23)で得た配線板の両面
に、市販のソルダーレジスト組成物を20μmの厚さで
塗布した。次いで、70℃で20分間、70℃で30分
間の乾燥処理を行った後、1000mJ/cm2 の紫外
線で露光し、DMTG現像処理した。そしてさらに、8
0℃で1時間、100℃で1時間、120℃で1時間、
150℃で3時間の条件で加熱処理し、パッド部分71
が開口した(開口径200μm)ソルダーレジスト層
(厚み20μm)70を形成した(図6参照)。
【0085】(25)次に、ソルダーレジスト層70を
形成した基板30を、塩化ニッケル30g/l、次亜リ
ン酸ナトリウム10g/l、クエン酸ナトリウム10g
/lからなるpH=5の無電解ニッケルめっき液に20
分間浸漬して、開口部71に厚さ5μmのニッケルめっ
き層72を形成した。さらに、その基板30を、シアン
化金カリウム2g/l、塩化アンモニウム75g/l、
クエン酸ナトリウム50g/l、次亜リン酸ナトリウム
10g/lからなる無電解金めっき液に93℃の条件で
23秒間浸漬して、ニッケルめっき層72上に厚さ0.
03μmの金めっき層74を形成した。
【0086】(26)そして、ソルダーレジスト層70
の開口部71に、はんだペーストを印刷して、200℃
でリフローすることによりはんだバンプ76U、76D
を形成し、はんだバンプを有するプリント配線板を製造
した。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリント配
線板によれば、スルーホールを高密度化し、層数の少な
い基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る多層プリント配線板の製
造工程を示す図である。
【図2】本発明の実施例に係る多層プリント配線板の製
造工程を示す図である。
【図3】本発明の実施例に係る多層プリント配線板の製
造工程を示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る多層プリント配線板の製
造工程を示す図である。
【図5】本発明の実施例に係る多層プリント配線板の製
造工程を示す図である。
【図6】本発明の実施例に係る多層プリント配線板を示
す断面図である。
【図7】図6に示す多層プリント配線板のB−B断面図
である。
【図8】従来技術に係るパッケージ基板の多層コア基板
の平面図である。
【符号の説明】
14 導体回路(導体層) 16 スルーホール 22 充填剤 26a 導体層 30 コア基板(多層コア基板) 50 層間樹脂絶縁層 58 導体回路(導体層) 60 バイアホール 150 層間樹脂絶縁層 160 バイアホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 苅谷 隆 岐阜県揖斐郡揖斐川町北方1−1 イビデ ン株式会社大垣北工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 層間樹脂絶縁層と導体層とが交互に積層
    され、各導体層間がバイアホールにて接続されたビルド
    アップ配線層が、コア基板の両面に形成されてなる多層
    プリント配線板において、 前記コア基板に形成されたスルーホールには、充填剤が
    充填されるとともに該充填剤のスルーホールからの露出
    面を覆う導体層が形成されてなり、 その導体層にはバイアホールが接続されていることを特
    徴とする多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】 前記コア基板に形成されるスルーホール
    のピッチ間隔が700μm以下であることを特徴とする
    請求項1に記載の多層プリント配線板。
  3. 【請求項3】 前記コア基板の両面の前記ビルドアップ
    配線層において、導体層を構成する導体回路が基板の外
    周方向へ向けて配線されている請求項1又は2に記載の
    多層プリント配線板。
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